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2009年3月

2009年3月21日 (土)

フォルティス スポーツバック

祖を辿るとガチンコライバル関係の飛行機会社だった三菱自動車と富士重工は、未だキャラがカブるモデルで勝負している。恒例がランサーエボリューションvsインプレッサWRX。戦いが激化した結果、世界レベルで圧倒的な速さを持つに至った。奇しくも両車2007年にフルモデルチェンジするのだけれど、三菱はセダンを踏襲。スバルが5ドアHBを選ぶ。

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アウディのようなグリルです

ただ興味深いことに三菱はヨーロッパ市場向けに5ドアHBボディを。スバルもアメリカ市場向けにセダンのボディバリエーションを開発していたのだった。「日本でも出せば売れるか?」と考えたスバルがアメリカ向けインプレッサである『アネシス』を追加したように、三菱もヨーロッパ市場向けのボディ『スポーツバック』を日本でも販売することにしたんだと思う。

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インプレッサよりリアのボリュームは少なめ

デザインは写真の通り。パリダカ用の競技車両のベースとなっただけあり、なるほどセダンよりスポーティなイメージ。こいつのグループN仕様のラリーカーも見てみたい。でなければ車高を高くしたオフロード仕様なんかもカッコよさそう。三菱にもアウトバックのような乗用車ベースのSUVがあっていいような気がします。

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全域で気持ち良い音と振動を楽しめる

試乗車はCVTと組み合わされる2リッター154馬力のターボ無し仕様。Dレンジをセレクトして走り出すと、意外や意外! 正統派の良いクルマだったりして。三菱主導で開発されたバランスシャフト付きの4気筒は(当時のダイムラークライスラーと現代自動車の3社協力)、トルクフルで滑らか。エンジン音や振動も好ましい。

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平均車速37km。郊外の通勤モード程度

少し大げさに言えばBMWに匹敵するほど。日本車の2リッター4気筒エンジンで最も気持ちいい。もちろんホンダ以上です。このエンジンだけで「走る楽しさ」を感じる。CVTの仕上がりも以前の三菱と比べ圧倒的に良くなった。燃費は平均車速20kmという都内で8km/L。郊外の流れの良い道を走って11,2km/L。最良は80km平均の16、4km/Lという具合。

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クルコン付きなので、ロングドライブで良い燃費を出せる

も一つ感心したのが乗り心地。中程度の入力を受けると突っ張る(動きが渋くなる)というKYBの基本特性こそ持つけれど、良好な路面での乗り心地は積極的にホメられる。ボンネット開けてみたら、タワーバーなんか付いちゃってました。アッパーマウントの補強も乗り心地の質感向上に繋がっていると思う。

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アッパーマウントの補強は乗り心地の良さに直結する

これで価格は216万3千円。HIDや18インチのアルミホイール、運転席ニーエアバッグ、クルコンなど標準装備。インテリアだって2リッタークラス級のクオリティを持つ。値引きは20万円以上期待できるから、内容を考えればお買い得だと思う。三菱のブランドイメージがキッチリしていれば売れるとクルマだと思います。

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「スポーツバック」という車名だけあってパドルシフト付き

その他、同じエンジンを積む16インチタイヤの『ツーリング』(192万1500円)や2リッターターボの『ラリーアート』(301万3500円)というバリエーションがある。

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