2013年10月27日 (日)

新城ラリー2013 DAY2

●DAY2が始まりました。天候はちょっとヒンヤリとしたラリー日和の秋晴れです。

朝のサービスでは充電とタイヤのエア調整(Sタイヤを使用)などを行いました。

国沢は「今日は本来リーフよりも速い人が私より後ろに何人かいてちょっと不安ですが、最後なのでとにかく楽しみたいと思います」とコメントしています。

Img_7296_2

朝のサービスにはベストカーの勝股会長にもお越しいただきました

●競技はSS9まで進行し、このラリー最後となるサービスも終了しました。
国沢リーフはクラス2位を快走中です!

国沢は「バッテリーが予想外に持ってくれて、想像以上に攻めることが出来、リーフもタイムも付いてきてくれました。120点の上出来です! 途中でタイヤを何かに引っかけてしまったのですが、Q電丸に載っているタイヤチェンジャーで組み替えしてもらえて、すごく助かりました」とコメントしています。
SSはあと3つです。

Img_7305

タイヤの状況を確認

Img_7308

Q電丸君にはサービス中のタイヤ組み換えでお世話に


●全SSが終了し、国沢リーフはJN-1クラス優勝! 総合でも21位でフィニッシュしました!

国沢からは「今回のラリーは攻めて走れたことから、いろんな幸運を呼び寄せられたかと思っています。皆さんありがとうございました」と取り急ぎのコメントをしています。

応援いただいた皆さんには重ね重ね感謝申し上げます。

Img_7446

2013年10月26日 (土)

新城ラリー2013 DAY1

●全日本ラリー最終戦新城ラリー始まりました。天候は良い方向に向かう予報ですが、現在サービスパークは激しい雨となっています。

朝のサービスでは充電を行い、タイヤはコースコンディションが悪いことと電費も考慮し、ブルーアースAをチョイスしました。

Img_7160_2

今日はブルーアースAでスタート

国沢は「昨日の日記で書いた通り、10kmと13kmの林道は道が狭い上にスリッピー、かたや6kmのSSは道幅が広くリーフだと最高速が出そうなくらいの高速SSと対照的なコースです。まあ、リーフは最高速を出すと物凄くバッテリーを消費するのが残念ですが(笑)。とにかくバッテリー残量と相談しながらリーフのポテンシャルを引出し、まずはお昼のサービスに戻って来れるよう頑張りたいと思います」とコメントしています。

今回も応援よろしくお願いいたします。

Img_7164

●ラリーはお昼のサービスが終了しました。

午前中のSSではSS1が他クラスの車両がコースアウトし、コースを塞いだため実質的にキャンセルとなりましたが、国沢はSS2(6.96km)でJN-1クラス4番手タイム、SS3のスーパーSSでクラス2番手タイム、SS3までの順位がクラス4位と、順調に走行しています。

お昼のサービス(20分間)では各部の確認に加え、タイヤをSタイヤに交換しました。

国沢は「SS1はヘビーウェットだったので、ウェット性能が高いブルーアースAを選んだので勝負を掛けるつもりだったのですが、キャンセルで残念でした。その分バッテリー管理は楽になり、SS2、SS3はSS3で派手にブレーキロックさせてドタバタしてしましたが、楽しく走れています」とコメントしています。

Img_7170

タイムコントロールでサービスインを待つ国沢リーフ

Img_7179

お客様も多数お集まりいただいてます

●DAY1の日程が終了しました。国沢リーフはクラス3位でDAY1をフィニッシュしました!

国沢は「今日は今までの2戦よりも攻められる区間が多く、同クラスのガソリン車と勝負できていることが何よりも嬉しいです! 同クラスの仲間からも気にしてもらえるようにもなり、初めてラリーを楽しめています。ただ、明日のSS7とSS9は距離が長い上に、SSもリエゾンも登り坂でバッテリー消費が激しいので厳しい戦いを想定していますが、明日も楽しめそうでワクワクしています」

コドラの木原さんは「午前中のループではちょっとペースノートの合っていないところがあったのですが、午後のSSではそこも修正して気持ちよく走れ、タイムも付いてきたので今までよりもラリーらしく攻められて楽しめました。明日は世界屈指なくらい(笑)難しいSSがあるので、午前中は特に気を付けて走りたいと思います」とコメントいただいています。
明日も応援よろしくおねがいいたします。

Img_7278

スーパーSSでの国沢リーフの走り

Img_7284_2

夕方のサービスの模様



2013年8月27日 (火)

タナボタ(8月25日)

2日目も最初のレグは途中で5分しか充電出来ないため、ある程度のペースをキープして走りきるのがやっと。もちろんコーナーについちゃ真剣に攻める! 考えてみたら”対向車が絶対来ない”と解っている林道のブラインドコーナーを攻める機会など皆無! クルマ好きにとっちゃ最高でしょ!

今やスポーツドライビングを安心して楽しめる世の中じゃなくなった。ラリーという競技に出れば、心置きなく運転を堪能出来る。万一コースアウトしたって社会的な制裁無し。速度制限だって無し! そういった意味からすれば、100kmに渡って純粋に運転を楽しめるラリーは素敵です。

8253

ラリーの神様は微笑むか?

飛ばし屋にとっちゃ最後の楽園かもしれません。実際、サーキットを除き、リーフで全開走行したのは前回のラリーが初めてだったし。そんなことを考えながらラリーは最後の2本になった。SSスタート地点まで超エコランし、Q電丸からゴハンを貰う。するとどうよ! 80%以上になってる!

もしかして少し踏めるってこと? 「ひゃっほ~!」でございます! ラス前のSS12は狭くてタイトなコースながら、初めての8割アクセル! こうなるとタイヤが厳しい。なんたって転がり抵抗重視のブルーアースAだ。本来コーナーを思いっきり攻めることなど考えていない。 スタートするや「うおっとぉ~!」。

8252

最後の給電

ただコントロール性がドライ&ウエット共に素晴らしっす! 横方向だけでなく加速でもブレーキングでもずるずる滑りまくりながら、狙ったラインから10cm外れることなく走れてしまう。超狭い林道なので10cm外れたらアカン。初めて大笑いしながらフィニッシュ! するとどうよ! JN-1の2番手だって!

1kmあたり2~3秒速いSタイヤであればJN-1の1位と良い勝負になったろう。しかし! 楽しみ過ぎました。SS13も頑張れるかと思いきや、3分の2くらいの時点で電池厳しくなる。以後、出力自主規制。思わず「パーティは終わりです」とインカムで木原さんに嘆く。まぁ1本だけ走れたことで気が晴れた。

8251

最後も電池は使い切った

しかも! フィニッシュしたら3位だという。マーチの人がコースオフからの復帰に時間掛かって遅れ、タナボタでございます! 今回は電気自動車で初めての「公式戦で記録を残す」ことだった。なのに3位という望外のオマケが付いてきちゃった感じ。10年すればタナボタだったことなど解らなくなります。

ということでチームも最後になって元気出た! 喜多見さんだって小澤さんだって伊藤さんだってQ電丸の三輪さんだって、将来どうなるのか楽しみな赤ちゃんだからこそ育てようとしているのであり、たまに見せてくれるポテンシャルがエネルギー源になる。目標達成ということでにっこり。

8254

なにはともあれ表彰台

さて。ハッピーエンドは映画の世界。10月末の新城ラリーに向け、問題山積といったところ。そもそも電気自動車の車両規定からして明確じゃない。JAFもこんなに早く電気自動車が出てくることなど想定していなかったという。車両規定「助手席はノーマルであること」。入門電気自動車レースと同じなのだ。

今回は「規則が追いついていないため安全面を考慮します」ということでシートやブレーキなどガソリン車と同じ『JN-1』クラスと同じ解釈をしてもらった。次はどうなるのか不明。ただ電気自動車の普及は国の方針でもある。次回も安全面を考慮して頂き、JN-1と同じ内容にしてくれれば嬉しい。

観戦した方からの御評価

ヨコハマタイヤも取り上げてくれました

GAZOOでも評価して頂く

8255

リーフが見えない。しくしく

| コメント (8) | トラックバック (0)

2013年8月25日 (日)

丹後半島ラリー2013 DAY2

●DAY2が始まりました。

現在の天候は小雨で、路面は完全なウェットです。
朝のサービスで行った主な内容は充電です。
今日も応援よろしくお願いします。

Img_5144

Img_5146_2

写真は朝のサービスとスタートの模様

●このラリー最後のサービスが終了しました。

国沢リーフはSS11終了時点でJN-1クラス3位を走行しています!

国沢は「このループは最高出力の半分(40KW)で走ったのですが、現状だとこのくらいのパワーの使い方が速さとバッテリー残量管理のベストバランスに感じました。このまま3位をキープできれば最高ですね」とコメントしています。

残りのSSはあと2つです。

●競技がすべて終了し、国沢リーフはJN-1クラス3位でフィニッシュしました!

国沢は「タナボタ的な部分もありますが、大変嬉しいです」と、取り急ぎのコメントをしています。

応援、ご支援いただいた皆さん、ありがとうございました。

| コメント (2) | トラックバック (0)

2013年8月24日 (土)

丹後半島ラリー2013 DAY1

●丹後半島ラリーが始まりました。

天候は現在曇り空ですが、良い方向に向かいそうな雰囲気です。路面もウェットからドライに向かうと思われますが、それだけにドライビングには最新の注意が必要となりそうです。国沢リーフは朝のサービスで徹底的にバッテリーの冷却を行いました。

Img_5111

冷たい風と冷たい水をガンガンかけて冷却

国沢は「今回はコースの配置の関係で、充電が前回より少ないのが悩みの種になっています。今日はバッテリーに温度管理をメインにしながら頑張りたいと思っています。2日間でSSを3本くらい全開に出来たらいいのですが。とにかくバッテリーの冷却など、新たな試みの効果がとにかく楽しみです」とコメントしています。

応援よろしくお願いします。

Img_5114

サービスパークからのスタートの様子

●競技はSS3までが終了し、先ほどお昼のサービスを受けました。

国沢は「大変厳しい戦いです。SS1は90%くらいのアタックをしたのですが、スタートからゴールまで凄い登り坂で、圧倒的にパワー不足でした。SS2はバッテリーが不足してきたので、50%くらい攻めた感じで、アタック出来れば30秒くらい軽くタイムを縮められる雰囲気がありました。SS3は30kmという航続可能距離が出てしまい、SSなのにエコランを余儀なくされ、サービスパークに戻れないかもしれないというくらい、厳しいバッテリー残量でした。お昼のサービスでバッテリーが満充電まで充電できなかったこともあり、午後は電費を稼ぐ意味も含んで、エコタイヤのブルーアースAで走ります」とコメントしています。

Img_5120

サービスインの模様

Img_5119_2

リーフtoホームに注目する人も多い。国沢チームのサービスで使う電気も供給してくれてます。

●競技はSS4からSS6のセクション2と午後のサービスが終了しました。

国沢は「このセクションは3つのSSを70%くらいの力で走り、電気を平均的に使うよう考えて走りました。その方が3つのSSのトータルタイムは速いだろうという目論見だったのですが、結果的には正解だったように感じました。タイヤをブルーアースAにしたことも、電費が良くなって、アクセルを深く踏める時間が増えて、トータルではSタイヤよりも速かったと思います。性能的にもまったく問題や不安はないです」とコメントしています。

Img_5128

写真は伊藤さんの迫力溢れるサービスでの作業

●DAY1の日程がすべて終了しました。
夕方のサービスではリアのダンパーを交換を行いました。やはりリーフはコーナリングスピードが猛烈に速いだけに、足回りへの負担も予想外に大きいようです。

国沢は「午後のサービスのすぐ後のSS7のスタート地点に行くまでがきつい登り坂で、それだけでかなりバッテリーが減ってしまい、SS7とSS8は 40KW(最高出力の50%)にセーブしながら走ることになりました。それでもコーナーはすごく速いですし、S字の切り替えしなんかでは”こんな動きをす るクルマはリーフしかないんじゃないか”と思うくらい気持ちよく走ってくれます。なので、ヤキモキしながらも楽しんではいます(笑)。それだけに"もっと 充電が出来れば"と余計に思ってしまいます。明日はとにかく完走して、世界初の電気自動車のラリー完走という記録を残してたいですね。私が楽しみ過ぎて電 欠しないかが、一番心配ごとです」とコメントしています。

木原さんからは「丹後半島ラリーは初めてなんですが、コースは道幅の広い攻めがいのあるところが数多くある楽しいラリーだと思いました。それと区間によってスピードが極端に違う部分もあるので、その辺の攻め分けが必要なことも印象的でした。こんな楽しいラリーを攻め切れないのはちょっと残念でした。今日は昨日の雨の影響で危ないコンディションのところもあったのですが、そのあたりは国沢さんがうまくこなしてくれました。明日は"いい天気だといいな"と願っています」とコメントいただきました。

明日も応援よろしくお願いします。

Img_5136

リアのダンパーの交換を行っている小沢さん

| コメント (2) | トラックバック (0)

2013年8月 1日 (木)

伊藤だけど(7月31日)

人でも機械でも素質があれば最初から光るモノを見せる。そんなモンです。ラリー終わって様々なデータをチェックしてみて驚いたのは、比較的フラットで180度のターンが3つあったSS12(群サイのギャラリーステージ)での成績。48台中29位なのだけれど、上位の車種(クラス)を見ると、皆さん格上。

SS12

上のリザルトを見て解る通り上位は『JN4』と『JN3』ばかり。ちなみにJN4はインプレッサやランエボのクラスで、JN3が86やインテR、S2000といった2リッターの高性能車。2つのクラスを除くと、3番手のタイムを出している。このタイム、リーフの潜在能力だと思っていいんじゃなかろうか。

7313

これでアンダー出てない!   写真/北森氏

一方、現在の実力といえば、登り坂でフルアタックした最後のSSの順位です。本来リーフが属するJN1クラスの中位といったイメージ。ガソリン車と同じく、全てのSSをアクセル全開で走れる状況になれば、JN1クラスで競争できるだけの速さを持っていると考えていいだろう。リーフは伸びると思います。

そうそう。今回途中からもう一人の「スーパーオヤヂ」が仲間になってくれました。私は10年以上前から面識あります。新井選手のチーフメカニックとして睨みを利かせてましたから。当時の印象はハッキリ言ってよくない。というか、いつも怒っている感じで「取り付く島もない」という表現が適切でございます。

7312_2

「伊藤だけど何か?」

というイメージが強かったので、なんでリーフのラリー車作りを手伝ってくれているんだろう、と思った次第。というか、普通に頼んだら絶対やってくれないです。実際に怖いのだ。リーフのラリー車を作っているという話を小澤さんから聞いて、伊藤さんが「面白そうだ」と思ってくれたらしい。

何度か会って、一緒にご飯食べて飲んでいるウチ、純粋なラリー好きのオヤヂなんだということがよ~く解ってきた。当然の如くラリーにメチャクチャ詳しい。そらそうだ。世界で戦い、何度も優勝してますから。レギュレーションも熟知している。明日にでもどこかに引っ張られちゃうかもしれません。

7311

なぜか手を握り合うオヤヂ2人

今回のラリーも伊藤さんのチカラをたくさん借りた。何だって作れる天才肌の喜多見さんと、ラリーになるとスーパーサイヤ人に変身する小澤さん、そして日本のラリー界の宝石と言ってよい伊藤さんが、なぜお金もラリーでの実績も将来性も無い私と付き合ってくれているのかが最大のナゾだったりする。

4人のオヤヂで酒を飲んでいる時に出るのは「若い人を育てたいよね」。でも4人とも若い人を誘って良い条件でクルマに乗せても伸びないことを知っている。というか、何度もそういうことをしてきた。だから誘うのは止めた。私らが楽しんでいたら、若い人が「面白そうだな」と思ってくれるんじゃないかと期待してます。

| コメント (2) | トラックバック (0)

2013年7月30日 (火)

最高でしたね(7月29日)

ラリーの参戦レポートはベストカーなどのメディアでお伝えします。とりあえず状況をば。2日のコース設定を見ると最初から「デンキ持たないでしょう」。ということから移動可能な急速充電器である『Q電丸』の機動性をフルに使うことにした。SSの近所まで移動し、電池容量ある状態で走るぞ、という作戦。

7292

給油の代わりにオンルート上で給電

まず群サイでのギャラリーステージ1本目は「頑張っちゃうよ!」。多少タイム的に落ちるかもしれないが、一度も使っていない油圧サイドブレーキを試すことにした。最初の右ターンでブレーキングしながらサイドブレーキ引く! するとどうよ! バッチリ! 車重あるため立ち上がり悪いですけど。

群サイの走りその1(ユーチューブ)

群サイの走り(他のドライバー)

全日本ラリー公式(ユーチューブ)

う~ん! 今までサイドターンが上手に決まらなかったの、ノーマルのサイドブレーキだったからなのね。調子に乗って2つ目の180度ターンもサイブレーキ。今度は曲がり終わる前からアクセル踏む! これまた重い感じですが‥‥。後で見てた人に聞いたら「大ウケでしたよ」。楽しんでもらえてナンボ!

7293

サイドブレーキターン

高価な油圧サイドブレーキを付けた甲斐がありましたね! 2本目はタイムを狙い地味なグリップ走行。良いタイムだったりして。続く赤城もSSの前にQ電丸が来てくれ、急速充電。アクセル半分くらい踏んだら、けっこう速い! もはや本来属すJN1クラスの中位くらいのタイム出てます。

7296

Q電丸!

なんだか尻上がりに良くなって行くぞ。となれば林道をある程度攻めてみたい! ただ最後の一本は6kmで標高差500mもあるため、パワーウエイトレシオの悪いリーフにとっちゃ最も厳しいコース。フラット&下りでコーナー多いコースなら良かったけど仕方ない。悪条件を気にせず初めてアクセル踏んでみた。

7294

榛名

まぁ大納得のタイムですね! タイしたモンですリーフのポテンシャル。今日はヨコハマのSタイヤだったし、サスペンションも最高! 今まで乗ったクルマの中で一番扱いやすくて楽しかった。ネオチューン恐るべし! おっそろしくコーナリング速度高いだけでなく、アンダーもジンワリと出てくれる。

それにしてもゴールした時は超嬉しかった! WRCで3日間戦った後より手応えあったほど。考えてみればクルマ作りから始まり、トラブルも経験し、ラリーが始まってからは全く気を抜けない展開。サービスも急速充電のタイミングもドライビングも、一つの歯車が狂っただけで完走出来なかったと思う。

7295

次だ!

喜多見さんのクルマ作り&足回りと、小沢さんのサービスワーク、そしてトシ新井をPCWRCのチャンピオンにした日本TOP級のメカニックである伊藤さんの3人が居なければ、絶対走りきれなかったろう。Q電丸という世界最高性能を持つ移動急速充電車と出会えたのもラッキーでした。

7291

サービスパーク内の縁石にブツけた。しくしく

次は8月末の京都丹後半島ラリー。次までに出来る限りの対応や改良をしてみたいと思ってます。

| コメント (12) | トラックバック (0)

2013年7月29日 (月)

ラリー初日

イキナリ大ピンチになってしまった!

いよいよラリーが始まった! レッキで改めて感じたのだけれど、電気自動車にとって超ニガ手な地形であります。満充電状態で伊香保をスタートして20,6km離れた『Akagi1』へ向かったのだが、渋川からキツい登りのため、Akagi1のスタート地点で電気容量セグメントが2つも減ってしまった。

しかもAkagi1は3分の2くらいがスンゴイ登り坂。ベタ抑えに徹す。登り坂区間なんか最高50km/h。なのに6,6kmのSSでセグメントが2つも減ってしまった。Akagi1からSS2までもキツい登り。さらにSS2はアップダウン凄い上、11,2kmと長い。これまたベタ抑えで走ったものの、容量セグメント残り4つ!

次の充電まで伊香保へのキツい登りを含めて25,2kmもある。ヤバイっす! 案の定、伊香保への登り坂でグングン残量が減っていき、ついに走行可能距離は「いつ止まってもおかしくありません」の横線状態。それでも今までの経験値をフルに活かして何とか辿り着く。SSで少しペース上げたら届かなかった。

タイムも酷い! SS1はダイハツ・エッセに47秒も引き離されビリ。SS2もエッセに1分16秒という途方も無い差。筑波サーキットなら10周のレースでラップ遅れになっちゃう。充電後はギャラリーの前でのスーパーSS。ここで初めてアクセル全開! 何と! エコタイヤにも関わらず後ろにSタイヤのBRZも居る!

Ss31

ギャラリーステージ

嬉しいことにギャラリーの皆さんから歓声を頂く! やはり電気自動車の走りって異質らしい。そらそうだ。タイヤのスキール音しか聞こえませんから。ラリー車だと賑やかに鳴くブレーキも、BRIGの「静かで効く」タイプ。タイムも出たし、イッキに気分が上向きになる。ただ問題は次。

4つ目の榛名ダウンは、基本的に下り坂。ただスタートしてから1、5kmほどは登り坂の直線が続き、アクセル踏めば120km/hくらい出るのに60km/h。下り坂になってから攻めるも前半の遅れが取り戻せず。エッセとの差は24秒にまで縮まった! 少しずつ良くなってきたぞ~!

そんなこんなで1日目は生き残りをメインに置いた厳しい戦いに。充電間隔が短くなるため、アクセルを少し踏めたセクション2はタイムも上がり、何とガソリン車の背後に迫れようになっていく。セクション3についちゃ激しい雨&雷。真っ暗で補助灯無しの上、デフロストも付いていないのでお手上げ。

走り切っただけで100点と考えます。続く。

-----------------------

ラリーが終わったので見たかった「風立ちぬ」をレイトショーにて。126分という長い映画ながら、30分くらいにしか感じず。素晴らしいとしか言えない! されど「これは批判多いだろうな」と思う。なかでも今までメルヘンの世界に逃げ込んでいたニートの人達からすれば「フザけんな!」の世界かも。

だってテーマは徹底的に前を向いた人間ですから。才能や頭脳、体力、会社での恵まれた待遇、抜群の育った環境、そして素晴らしい女性。関東大震災も戦争も関係なしの集中力。いろんな場面に出てくる「冴えない普通の人」との対比も鮮やか。主人公と,その仲間だけ特別だ。、

前向きの人が見たら「自分も頑張ろう!」となるものの、トトロの如く「癒やし」を求めていた人は、現実に直面しちゃう。また、技術に興味の無い女性や子供も解らないと思う。オトコだって文系の原理主義者にとっちゃ全く納得出来まい。頑張っている技術系の、しかも夢のある人にしか理解出来ないだろう。

生き方の価値観の問題なので、内容についてロンギしても意味無し。ダメな人はダメだと思えば良いです。唯一の「う~ん」はキュウロクが客車を引っ張っていること。関東大震災時代であれば、100%ハチロクだったハズ。夢のシーンなら全て目をつぶるけど、試写で誰も指摘しなかったのか?

| コメント (3) | トラックバック (0)

2013年7月28日 (日)

モントレ-2013 DAY2

DAY2が始まりました。

天候は晴天です。
国沢リーフは朝のサービスで、タイヤをブルーアース1からSタイヤに交換しました。
国沢は「今日はリエゾンの距離が長い上に、スーパーSSのある群馬サイクルスポーツセンターまではきつい上り坂が続く挙句、タイヤはSタイヤと電費にとても厳しい条件です。何とかサイクルスポーツセンターまでバッテリーを残して、スーパーSSではフルアタックしてリーフのポテンシャルを発揮できるよう頑張ります」とコメントしています。

Img_3721

今日のタイヤは横浜ゴムのADVAN A050

Img_3617

リーフのお友達のQ電丸もスタンバイ
●SS11、12 群馬サイクルスポーツセンター スーパーSS
国沢リーフはSS11/33位タイム(1.5ℓのJNー2クラス3位相当)、SS12/30位タイム(JN-2クラス2位相当)を記録。
やはりポテンシャルは高いです!
●全日程が終了し、無事完走しました! 
国沢は「絶体絶命の状況から完走できたことにまず大満足しています。リーフが走るたびに少しづついい方向に行っていることもとても良かったです。スーパーSSでアタックしたのに加えて、最終のSS15もバッテリーを残してアタックしたのですが、上り坂に長い直線とリーフには決して有利なコースではなかったにも関わらず、1.4ℓ以下のJN-1クラスの中団クラスと勝負できるくらいの速さを確認できたことは大きな収穫でした。リーフのポテンシャルや可能性は素晴らしいですから、これはラリーという過酷なフィールドで、厳しい経験もさせながら、温かく育て続けたいですね。最後にご支援、ご協力していただいた皆さんに心から御礼申し上げます」とコメントしています。
皆さん、ありがとうございました!

Img_3857

| コメント (6) | トラックバック (0)

2013年7月27日 (土)

天気は?

朝7時時点での伊香保、赤城、榛名周辺は曇り空。ただ寒気が上空に入っているのか、いつ大雨になってもおかしくない状況であります。とりあえず1ループ目のタイヤは雨と電費を考え『ブルーアースA』を履くことに。以下、随時更新していく予定。レポートを書くのは永田でございます。

●競技はSS4までを終え、1回目のサービスが終了しました。

国沢は「普通のSSではバッテリー残量との兼ね合いで、あまり踏めていません。特に登り坂では忍耐の走りを強いられています。2回充電をしましたが、それでもバッテリーがギリギリなくらいです。その代りに下りはS字の切り替えしなんかを代表に、動きがすごくシャープで速いです。これで上りが踏めれば最高なのですが。アタックしたSS3の短いスーパーSSは、タイヤがブルーアースAで1.5ℓクラス並みのタイムが出せましたから、やはりポテンシャルはかなり高いと思います。SS4は下りだったので、エンジン車とのタイム差を縮められましたね。いつバッテリーがなくなるか分からないくらいの綱渡り状態で走っていますが、とにかく頑張ります」とコメントしています。

Img_3641

Img_3643

写真はサービスでの国沢選手と、サービスアウトの模様

●競技はSS6を終え、2回目のサービスが終了しました。
国沢からは、「バッテリーの温度が上昇気味になっているので、気を使って走りました。感触としてはガソリン車のテールエンダーを食えるくらいの感じ、実際SS6では1台負かせるくらいまで、速さも増しています。お昼のサービスでダンパーの調整をしてもらったtところ、路面の追従も良くなり、バッテリー以外はノープロブレムです」
コドラの木原さんも「コーナーは普通のラリー車ならとっくにアンダーが出ているようなスピードでもオンザレールで曲がっていくので驚いています」とコメントしています。
サービス中、かなりの雨が降り、現在は止んでいますが、空は今にも雨が降りそうです。この天気は国沢&リーフには吉と凶、どちらに出るでしょうか。

Img_3655_2

2回目のサービスの様子。地面の色にもご注目を
●DAY1すべての日程が終了し、国沢は無事DAY1を走り切りました。なお、DAY1最後のSS10は悪天候によりキャンセルとなりました。2回目のサービス後、天候は豪雨となり、路面は完全なウェットでした。
国沢は「最後のSS2本は真っ暗な上に、リーフは内側のガラスに吹き付ける外気の入りが少なく、ガラスが完全に曇ってしまいました。その中をペースノートを信じて走りましたが、文字通りワンミスで終わるコンディションだったので、緊張感が強烈で特に楽しめました(笑)。今日はすべてがうまく噛み合ったので、完走できたのだと思います。何か1つうまくいかなかったら、それだけでリタイアでしたね。リーフはハンドルを切るとすぐにクルマが曲がる姿勢になってくれるので、雨は向いているのが分かったのは発見でした。クルマ自体は乗りやすくて、楽しくて最高です。今日、ブルーアースAを1本傷付けてしまったので、明日はSタイヤで走るので、電費が少し心配です。ここまで走れたので、明日も走り切って、絶対完走したいですね」とコメントしています。
明日も応援よろしくお願いします。

Img_3678

SS7のスーパーSSの走り

Img_3714_2

DAY1最後のサービスではショックアブソーバーを交換

| コメント (2) | トラックバック (0)