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2013年12月31日 (火)

望外の1年(12月30日)

思い出してみれば昨年の今頃は車上荒らしに遭って大金を盗まれた上、タイでオトコらしくコースアウト。シオシオのパーでございました。うなぎ屋も赤字。このブログのタイトルの下にも「反省の日々」と小見出しを付けたほど。現在は「修行再開」で、年明けにゃ再び変えようと思ってますが‥‥。

今年は望外でありました。3戦出て最後に完走し、ガソリン車のテールに食い付ければ上等だろうと思って始めたリーフの全日本ラリー参戦は、オープンクラスながらデビュー戦で完走し、条件の良いSSじゃ上のクラスのガソリン車に届いた。2戦目はタナボタながら正式戦の3位。3戦目にクラス優勝。

Nenga1

木原さんが壊れた

タイのキングスカップも何度かリタイアしそうになりながら、BRZの海外初参戦修行を何とか完走で仕上げ、カップを4つ貰ってきました。ちなみにリーフの全日本、毎回電欠リタイア寸前の状況でございます。エンジン誌のチームで出た筑波のロードスター耐久レースは3位。電気自動車レースもポール奪取す。

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FR最高でしょう!

うなぎ屋を畳んで9月以後、大きな赤字の原因がなくなったし、オートックワンでやらせて貰った「社長に訊く」も大いに満足出来た仕事であります。結論から書くと「運が良すぎ」。超厳しい修行の2014年が待っているということなんだろうか。来年は期待せずダメモト精神で行きます。

そんなことで、正月のお年玉にしようかと思っていた、ほぼ新品のスタッドレスタイヤ(推奨銘柄のヨコハマのiG50。195/65R15サイズ)を年内の幸運のお裾分けにします。お世話になっているサポート会員の方、掲示板の方に詳細を書いておきますので御覧頂きたく。

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吉祥寺の『Rock Joint GB

夜は神楽坂清三郎のライブに行く。ローリングストーンズ大会ということだったのでミックジャガーになるのかと思いきや、清志郎で押し通した、ギャラリーも最初少し引いていたが、最後ノリノリでありました。ということで大晦日は洗車と残る原稿2本をアップして年越しソバです。

2013年12月30日 (月)

釣れない(12月29日)

残る原稿締め切りは基本的に来年まででOK。気温低いものの風が無い。となれば今年ほとんど行けなかった釣りでございます。この時期”ほとんど釣れない”カレイくらいしか対象ないですけど。14時が満潮なので、ジャリメ買って13時30分にフネ出し、船橋というか幕張というか、江戸川放水路沖へ。

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すでにシーズン真っ盛りに突入しているらしく、下を見て20パイくらい集まってきてる。アンカー打ち、仕掛けを3本投入。10分くらいすると近所のフネで釣れたらしい。静かな釣りなので歓声が聞こえます。風無く波も無く人生を反省するにゃちょうどよい。船内の片付けなども行う。

当然のことながら釣れない。いや、釣れたら釣れたで幸運を使っちゃう気がします。むしろ釣れない方が幸運を貯められる感じ。周囲のフネはボチボチとヒットする中、私のサオ3本はピクリともせず。そればかりか付けたジャリメが30分経ってもそのまんまの状態。サカナいないっす!

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ということで本日も幸運を貯められました。一般的には「釣れなかった」といいますが‥‥。釣りに代表される好きなことをしてると、社会情勢など気にならなくなる。これは良いことなのか、それとも悪いことなのか判断しづらい。沖縄も尖閣も東京に住んでいる限り全く関係ないことですから。

政府は一段と強硬になり「辺野古移転の工事をジャマしたら一発で逮捕する!」と言い始めた。マラッカ海峡のシーレーン警備で、集団的自衛権を行使し実弾を使った反撃も出来るという憲法解釈になるようだ。こういった状況、東京湾奥のカレイ釣りと全く関係ない、と考えることも出来る。

しかし! 社会は全て繋がってるのだった。突然「東京湾内で漁民以外は釣り禁止!」と言われる可能性だってある。というか、社会問題って根っこはそういったこと。理不尽な状況に遭っている人達の状況、国民全体で受け止めるべきだと思います。そんな当たり前のことをフネの上で考えます。

2013年12月29日 (日)

ばんぺいゆ(12月28日)

午前中は今年最後の取材&撮影。12月28日の土曜日ということもあり、都内はガラガラ。道が空いているだろうとユックリ家を出たのにも関わらず汐留の撮影現場に20分も早着しちゃいました。年末年始とお盆休み期間の東京って快適っす。ただ地球温暖化の影響により寒くてかなわん。

熊本の知人から『ばんぺいゆ』というミカンの親分を頂いた。熊本の八代地方の特産品となっている世界最大の柑橘類で(原産地はマレー半島らしい)、見たことはあったものの食べるのは初めて。とは言えまだ眺めている段階ですけど。どんな味がするのか楽しみ。厚い皮はお風呂に入れるといいらしい。

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犬と一緒に写したものの”大きさ感”は解りにくい。というか犬が小さく見えちゃう。もちろん大きい犬じゃないけれど、この場合、柑橘類の大きさの方がイメージしやすいのだった。そこで誰でも解り安い基準となるオジサンと一緒に撮ってみたのが下。お正月に食べてみようと思います。

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今シーズンも行徳沖でカレイが釣れ始めた。今まで3シーズン通い、私は未だ1枚も釣っておらず。というか遠藤さんが2枚釣っただけ。カジキ釣りの如し。4シーズン目にして初ゲットといけるだろうか? とりあえず明日風が無ければ試し釣りに行ってみたいと思う。

2013年12月28日 (土)

憂さ晴らし(12月27日)

突如知事が「立派な政策だ!」と日和って辺野古の埋め立てを認めた、というところまでは先日書いた。しかし沖縄県民は納得出来ていないようだ。そらそうでしょう。日に日に反発が強くなってきている。実際、ここで押し切られたら、もはや沖縄は何でも自由になると言うことです。状況はタイに似ている。

タイの争乱の根っこになっているのは「少数派の富裕層」と「3分2を占める普通の人」の対立だ。現在デモをしてるの、富裕層。選挙になったら負けるのが解っているから反発している。沖縄で辺野古の埋め立てをしてようとしてるのも、国の予算が回れば潤う権力者。移転先は下地空港だって問題ないと考えます。

民主主義の基本理念からすれば、多数派の意見をベースに少数派も妥協できる解を探すと言うこと。しかし少数派がお金や権力を持っている側だと、民主主義もへったくれもなくなってしまう。タイはお金持ちの意見を反映出来る選挙制度にしろといい、沖縄は選挙で選ばれた首長が寝返った。

福島第一の海側井戸(海まで40m)で210万ベクレル/Lという汚染水が確認された。この井戸、徐々に放射線濃度が上がってきており、今後さらに厳しい数字になっていくと思われる。地中には溶けた燃料棒を直接冷やした汚染水がたまり続けて入り、やがて地表にしみ出てくることは間違いない。

そう遠くないウチ、地上の放射線濃度が上がってくると考えます。地上で作業をするには、水で流すしかない(当然の如く海に流れ出す)。どこかに井戸を掘り、そこから汚染水を抜くしかないだろう。危機管理という観点から分析したなら、現在ももっと必要なのは汚染水の浄化装置ということになります。

夜は最後の忘年会。焼き肉屋さんだったのだけれど、まぁ皆さん肉を食べること食べること! 普通、3時間の宴会なら1時間食べて2時間はつまむ、と言う展開ながら、最初から全開で肉のまま3時間。今年は景気が回復傾向にあるためか、忘年会が多いです。たまにゃ憂さ晴らしも必要か。

2013年12月27日 (金)

靖国参拝(12月26日)

小田原で行われているポルシェのフルラインナップ試乗会へ。今やポルシェの稼ぎ頭になっているカイエンとパナメーラを改めて試す。おそらくベンツにとってのCLSやCLAのようなポジションなんだろう。新しい市場や、新しい顧客層を引き込んでいるワケ。日本の自動車メーカーも、こういった「変化」が必要。

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7シリーズやA8のライバルとなるパナメーラ

ただ私のような古いタイプのクルマ好きからすれば、ベンツってSクラスやSLであり、ポルシェも911とかボクスターだと思う。今回も”素”のケイマン(オプション無しのベースグレード)のマニュアルに乗ったら「いいね!」でございました。ナニも付いていない911やボクスターのマニュアルがステキだ。

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ケイマンのオプション無し

帰り道、ニュースを聞いていたら安倍さんが靖国参拝に行ったという。あらま! 中国と韓国の態度悪化は誰にだって予想出来ること。いわゆる「ケンカを買った!」というヤツです。というのも今までと状況が違う。すでに中国にも韓国にもケンカを売られているからだ。ここでガマンするか、それなりのお返しをするかビミョウ。

靖国参拝にいかなくても同じ。逆に、行ったって今以上に状況が悪化することはないだろ、という読みもあったと思う。アメリカは中に入ってナントカしようとしていた時の出来事だけにメンツを潰された。ただアメリカだって明確に尖閣の問題を解決しようとしていない。中東のような利権がないですから。

そうそう。メディアなどで「政教分離」について指摘してオノレの無知を曝す輩も居る。何度も書く通り神道は宗教じゃありません。宗教の定義は始祖/法典/禁忌があること。神道には全て無し。神道でカミサマといわれるのは祖先に代表される亡くなった方や、山や太陽や滝など。禁忌無しの宗教などあり得ないし。

とは言え、安倍さんの靖国参拝は明らかにデメリットの方が大きい。同じケンカを買うなら、もっとアタマ使うべきだ。例えばクネさんの親父さんがベトナムで行ってきたことなど、韓国の国民にキッチリ知って貰ったらいい。対中国だって尖閣をオブラートに包みながら現政権を揺さぶるのも興味深い。

そのくらいの情報は外務省だって持っているだろう。靖国参拝より、現在日本にケンカを売ってる勢力に対する対抗措置の方が良かったと考えます。一番イケないのは、中国や韓国の普通の国民を怒らせること。今回そいつをやっちゃいました。加えて安倍首相も神道を理解してないと考えます。

前述の通り神道の根底は「自分の生き方を、神様という存在から見た時に美しくする」ことにある。他人に「どうだ! 詣ってますよ!」という誇示など不要。もし詣りたいなら他の人に解らないような方法を取ったって良い。つまり安倍さんは、示威行為のためお詣りを行ったワケ。神道を利用したらアカンです。

2013年12月26日 (木)

首都高大補修(12月25日)

オリンピックまでに首都高の大手術を行う、という流れになってきた。5カ所(8km)を作り替え、55kmの補修する計画だとか。以前も書いた通り間違いなくやってくる地震に対し、今の首都高は厳しい。東日本大地震でも落橋寸前の場所が何カ所かあったそうな。費用6300億円とのこと。

この工事、必要だと考える。大地震を前提にした東京の改造を猛急に行わなくちゃならない。なかでも筆頭が首都高なのだった。上から可燃物である自動車が降ってきたら、それだけでお手上げになってしまう。その他、オリンピックにカコ付けた補強工事や改良が必要な場所は多い。

リーフのラリー車が巡業から戻ってきた。大阪でのJAFのイベントは「走行」。続いて熊本で行われた電気自動車のイベントに「展示」されてました。全日本ラリーに3回出場したとは思えないほどビカビカであります。考えてみたら一度もコースアウトしておらず。フロントバンパーやリアバンパー無傷!

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ラリーに出たとは思えない状態

ホイールを3本曲げたのと、コチラ側のサイドシル部分をサービスパークでひっかいたくらい。何よりラリー関係者を驚かせているのがボディ表面。ラリーはドロだらけになったボディを、濡れたタオルでふいてキレイにする、というポリッシュファクトリーの及川さんが見たら卒倒しそうなコトをやります。

いや、及川さんじゃなく私だって細かい砂混じりのドロを、少ししか濡らしていないタオルで擦ってるのを見たらウナる。でもラリーの外板は消耗品。色が付いてればいいや、くらいのイキオイなのだった。したがって普通のラリー車を見ると輝きなど無く、ザラザラ。なのに私のリーフだけビカビカなのだ。

ガラスコート、恐るべし! 

2013年12月25日 (水)

Xマスイブ(12月24日)

沖縄は振興予算増額で辺野古移転を飲むという流れになってきた。やっぱりお金なのね、とガッカリしていたら、沖縄の普通の人達は怒っている。お金で納得すべきじゃないと思っているのだ。沖縄って権力者の発言力が大きい。今までも大きな声を出す人達に押し切られてきた過去を持つ。

仲井真というタヌキジジイも予算増額を受け、辺野古の埋め立てを承認することだろう。尖閣までひとっ飛びの下地島空港の活用は、どうやらお金が動かない(すでに立派な滑走路や施設がある)ということから、権力者達にとって魅力ないようだ。沖縄県民が良い首長を選ばない限り難しい。

南スーダンにおいて自衛隊が韓国軍に弾薬1万発(5,56ミリのNATO弾)を提供したというニュースでモメている。日本側は南スーダンの反乱軍に取り囲まれて困っているから緊急的に、と言ってるが、韓国政府は「弾薬は足りている」と発表。「ホテル・ルワンダ」というノンフィクションの映画を見ると「緊急時なら仕方ない」と思う。

ただ余裕あるのなら明らかに日本の法律を破っている。この件、韓国政府に「本当に弾薬が足りているのに欲しいと言ったのであれば二度と援助しないぞ!」と強く迫るべきだ。南スーダン、本当に厳しい状況にあるらしい。命の価値が軽んじられている国や地域では、自らの安全を確保するため緊急対応が必要。

高速増殖炉もんじゅへの2014年度予算は増額になり、200億円を計上している。1日当たり5500万円! 何の役にも立たない施設の維持費としちゃ膨大な金額である。とっとと廃炉にすれば、5万5千人の困窮者に毎日千円分の食料を供給出来ます。こういったムダ遣いをなくさなくちゃアカンです。

ホンダジェットの開発が順調に進んでおり、FAA(米国連邦航空局)から型式検査承認を得たという。これでFAAのパイロットが搭乗出来るようになり、順調なら2015年から量産開始となる。すでに100機以上のオーダーを受けていると言うから、収益も期待出来るビジネスなるかもしれません。

2013年12月24日 (火)

V40をネオチューン(12月23日)

本日午前中締め切りの原稿があったたため、サンコーワークスで仕事。喜多見さんの仕事は伊藤さんも居たので順調に進んでいる。「じゃV40でもネオッてみますか!」ということになった。V40の乗り心地、ツキ上げ感が強い。当初「慣らし済んだらよくなります」ということだったのだけれど、良くならず。

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右が喜多見さんで左は伊藤さん

V40をネオるのは初めてなので、とりあえずダンパーのチェックから。ハズしてみるとフロントが複筒式のストラット。マルチリンクのリアは単筒式。どちらもテネコ製だ。単筒式のダンパーは基本的にネオれないのだけれど、V40のダンパーの構造をチェックしてみたら、ネオチューン用のオイルを使って改良可能とのこと。

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振動測定法(!)で構造をチェック

フロントは普通にネオれます。良い機会なのでジックリV40のサスペンションを見ると、フロントはなかなか凝った作り。高速域から強いブレーキを掛けてもアライメント変化少ないという欧州車らしい特性を持たせている。一方、リアのマルチリンクはプレスした板をアームに使うなど簡素な構造。

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トレーリングアームは鉄板プレス

とりあえずフロントが『コンフォート』。リアは初期の動きを柔らかくしてみた。喜多見さんがテストしに行き、戻るなり「リアをもう少し硬くします」。そんなこんなで「まだ少し不満がありますけど、これで乗ってみてください」。どれどれ、とばかり荒れた道やコーナーを含む道を走ってみたら「あららら?」。

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フロントはストラット

いつものことながら、全く違う。V40とは思えないほどサスペンションが動いている。じゃ柔らかいのかとなれば、そんなこともない。大きな入力での減衰力はキッチリ出ているためコーナーでグラつくことなどなし。喜多見さん曰く「フロントをもう少し柔らかくしたいです」。私は現状でも満足出来ます。

ただフロントを少し柔らかくすれば、クルマの動きがさらにバランス良くなるかもしれない。いずれにしろ今日は時間も無し。いろんな道を走ってから喜多見さん推奨の味付けにしてみたいと思う。千葉からの帰り道も乗り心地の良さにウナることしきり。いやいや相当満足度高いクルマになった。

ちなみにV40のネオチューン、少し複雑だから今のところ代理店では対応出来ず、千葉でしか施工できない。価格は未定ながら、しばらく「国沢にダマされた人しかこないだろう」ということで脱着工賃全て込み6万3千円とのこと。安いでしょ。V40の乗り心地をよくしたい、と思ってる人は試して欲しい。

2013年12月23日 (月)

ポールスター(12月22日)

朝から原稿書き。何とかゴールが見えてきたと思ったら追加あり、またまた遠くなってしまった。14時まで仕事し、何とか本日分の締め切りをクリア。忘年会のため千葉のサンコーワークスへ。途中、ミニサーキットで昨日仕込んだV40の『ポールスター・パフォーマンス・パッケージ』のチェックなど。

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外観はこのエンブレムだけ

これは20万円で20馬力&トルク20%アップし、ゴルフGTIに肉薄出来るという(馬力はGTIの220馬力対200馬力)純正のコンピューターチューン。詳しくは次号のベストカーコラムで紹介するけれど、こら面白い! というかV40が30分の作業でスポーティモデルになっちゃう。しかも実用性は全く変わらず。

こうなると当たりのキツい(ゴツゴツ感ある)足回りを何とかしたくなる。喜多見さんに乗って貰ったら「これはダンパーだけの問題ですね」。嬉しいことに複筒式ダンパーなので”ネオれる”のだった。近々ネオッてみたい。しなやかな乗り心地なればV40って鬼に金棒文句無し。質感まで上がると思う。

ちなみにV40最大の「もう少し良かったらなぁ」は街中で10~11km/L。流れの良い道で13~14km/Lという燃費なのだけれど(決して悪くないがゴルフに届かない)、ポールスター入れると燃費変わらずスポーティモデルになるから、むしろ「燃費いいね!」と思う。V40オーナーならぜひとも考えてみたらいい。

忘年会は19時スタート。途中、ハイペースでジャックダニエル飲んでた伊藤さんが良い感じになってしまう。最初は貯まった砂を吐いていたのだが、途中から毒に。まぁ出てくる出てくるオモシロイ! 河岸を変えてもそのまんま。結局朝の4時まで毒を吐きまくって沈没しちゃいました。

2013年12月22日 (日)

オートックワン(12月21日)

朝10時にマリーナ着。オートックワン忘年会の準備を始める。11時開始なのだけれど、その時点じゃ一人しか来てません。終わりは15時の予定ながら、この手のイベントをマリーナでやったら、暗くなるまでに終わったことがない。不思議なことだ。とりあえず12時くらいに何となくとスタートします。

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12時30分でこんな人数

その間、初めての人はレインボーブリッジ方面を流しに行く。今日は晴海埠頭に『ぱしふぃっく びいなす』が停泊している。このフネは全長183m/2万6千トンの中型クルーズ船。やっぱり客船はカッコ良いです。機会あったら小笠原クルーズとかハワイの島巡りクルーズとか東南アジアの島巡りとかしたい。

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冬の日だまりは案外暖かい

前回レインボーブリッジ行った人は、荒川河口から海に出てネズミの国の沖へ。昨日の大嵐がウソのような凪で、風まったく無し。クソ寒いものの、とっても良い条件でフネに乗って貰えました。長い時間やってると来る人も居れば帰る人もいる。日が暮れる前に集合写真でも、ということで16時に撮影。

オートックワンは昨年から仕事をさせて頂いているネットメディアで、かつて隆盛を誇った人気雑誌の要素をキッチリ持っている。原稿の内容についての要求無し。記事のバリエーションも硬軟取り混ぜ豊富。「カーソムリエ」という若手のクルマ好きを増やそうという活動まで行ってます。

「社長に訊く」という企画を頼まれたのだけれど、正直なところスタート時は「なかなか厳しいでしょうね」。ところが! 始まってみると次々にOKを貰い、何とスズキとダイハツを除き(現在も交渉中です。ジャガーは急に社長が交代したため延期)、4か月という短い期間に記事化出来てしまった。

社長に訊く

これだけ短い期間に社長のインタビューを掲載したメディア、見たこと無いです。しかも質問はけっこう厳しい。事前に質問を出したら「う~ん」と言われちゃうくらいのレベル。嬉しいことにアクセス数も予想をはるかに超えた(現在も増えている。紙媒体と違っていつでも読めます)。

いろんな意味でメットメディアの可能性を感じさせてくれました。ということで終わったのはいつも通り暗くなってから。海に出ている時間が長かったため茂呂カメラマン、いやシェフの作る料理を半分くらいしか楽しめなかったのが残念でございます。

2013年12月21日 (土)

タイは寒い(12月20日)

占いは信じる人も信じない人もいると思う。私は割と信じちゃう。悪いコトが書いてあれば、そいつに注意します。ただ誕生日同じだと、運勢も同じだし性格も似ていると言うことになる。なんて考えると「アテにならんな~」。しかし! フェイスブックの誕生日欄を見ると、けっこう「あらま!」。

例えば12月24日の人。左はタイ人で右が日本人。二人ともロールケージ入ったクルマに乗り、4点式(5点式かも)シートベルト締めた状態の写真を使ってる。その下は男女なのに似てる写真だ。これ以外も、同じ誕生日の人って写真に共通点多かったりする。やっぱし性格や嗜好や趣味が似るのか?

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今シーズンは地球温暖化(ぷっ)の影響でタイも寒い。何と! 今日のバンコクの最低気温14度! チェンマイなんか8度! 11度を下回ると吐く息が明確に白く見えるようになる。バンコクに住んでる人がチェンマイに行ったら人生初の体験になることだろう。ここまで読んで普通の人は「ふ~ん」だと思う。

しかし! 自動車のメーカーの技術者なら「オオゴトですね!」と考えることだろう。そうです。タイで売ってるクルマ、ヒーターが付いてないのだ。クルマだけでなくエアコンもヒーター機能無し。バンコクなんな暖房器具無し。厚手の洋服だって持ってない。14度になったら、もはやガクブルでございます。

実際、15度を下回ると凍死しちゃう人が出てくるという。外気温8度の日にヒーター無しのクルマで早朝走ったら激しく寒いぜよ! ということで年末年始のお休みにタイへ行く人は、素晴らしく快適な毎日を過ごせると思う。最低気温14度のバンコクも昼間は28度くらいになる。夏の軽井沢ですね!

東シナ海で米艦「カウペンス」と中国艦がニアミスをしたという報道を覚えているだろうか。記者会見でヘーゲル国防長官は「カウペンスの鼻先90mに割り込んできた」と公表した。タイコンデロガ級のカウペンスは全長173m/9600トン。自衛艦最大の「あたご型」より一回り大きい。

全長8mの私のフネだと4m前まで接近したということです。石神井公園の手漕ぎボートなら1,5m。こらもう当たったって全くおかしくない。アメリカが激しく怒ってるのも当然だろう。中国の暴走、いつまで続くことだろうか。これまた国内の政情のため海外の敵を作りたいと言うことです。

2013年12月20日 (金)

次の都知事(12月19日)

当然ながら関東の平野部に雪は降らなかった。今回の雪予報で計画を変えた人も少なくなかったろう。その場合、「羮に懲りて膾を吹く」をやっちゃう人や組織はカッコ悪いです。何でもカンでも準備すればいいってモンじゃない。的確な読みが出来る人こそ大人です。今日も早起きして原稿書き。

池上さんの都知事選出馬がウワサになっているけれど、立候補したら案外通ると思う。幸い、東京の政策は猪瀬さんの決めた路線で進んでおり、大きな問題なし。「汚れ」を感じる政治屋は不要である。もちろん政治なんかドロドロの裏側がつきものながら、池上さんのようなワイドレンジのジャーナリストならイケると考えます。

都政で一番大きな課題は「地震に耐える都市作り」だ。東京の大地震は遠からず必ずやってくる。東京オリンピックにカコつけ予算を付け、それこそトリアージして危険な場所から対応していく必要あります。トリアージだからして「ここはもうどうしようもない」もあるかもしれない。ということを含め、粛々と進めなくちゃアカン。

それにしても何で猪瀬さんはあんなにシドロモドロになっちゃったんだろう。くだらない政策で何億も使ったり、それこそ都知事選だって50億円掛かると言われている。5千万円の使途をキチンと説明すれば、多少灰色だって通ったことだろう。おそらく「こらマズイ!」と考えた”何か”があったんだと思う。

猪瀬さんの功績は今までの都知事と比べ最も大きいと考える。中でも頑張ったのがエネルギー戦略。トットと原発に見切りを付け、火力発電所に踏み切った。繰り返しになるが、次の都知事は猪瀬路線をひっくり返すことに全力を上げるようなオロカなことをせず、良いところをキチンと引き継いで欲しい。

韓国の世論が少しづつ変わりつつある。日本からの投資や入って来るお金、素材など先細ってきたからだ。訪韓する日本人の数は25%減とのこと。ウチ、業務の人も観光という名目で入っているだろうから、純粋な観光客は大雑把に言って半分か。日本国内で売れるキムチの量まで明らかに減っているという。

理由は簡単で、ミョンバクとクネという2代にわたる大統領が突如日本バッシングを始めたからなのだけれど、韓国のメディアの論調を見ると日本のせいになっている。現大統領は「告げ口外交」と世界中で表されており、もはやオバサンの戯言レベルと言われてます。そいつも報じないのだった。

いずれにしろ不幸なことだと思う。ミョンバクがケンカを売ってくるまで、日韓関係はかつてないくらい良好だった。日本国内での嫌韓運動なども皆無。なんたって福岡なんか大阪に行くより釜山に行った方が近い。韓国の情勢が「仮想の敵」を作らなくちゃならないほどの問題を抱えていると言うことです。

2013年12月19日 (木)

BMW試乗会(12月18日)

BMWのフルライン試乗会があるため朝8時に大磯プリンス集合だという。新しいX5の試乗レポートを頼まれました。天気予報によると「昼から雪」。こういった場合の対応は超簡単っす! 気象庁が「雪」と言ったら逆張りでOK。瞬時も迷うこと無くクルマで行く。スタッドレスタイヤ履いてないけど。

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こんなに広報車を持ってるのね!

BMWの4輪車、一度もオーナーになったことないものの、乗るといつでも「いいね!」と思う。マイナーチェンジした5シリーズの気持ち良さときたら「これぞクルマだな!」と感じる。走る楽しさってBMWが最もレベル高い。普通に西湘バイパス走ってるだけでオモシロイのだ。タイしたモンです。

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18インチ

上は523dのリアホイールだけど、ブレーキがホイール一杯! カッコ良いワな。ホイール間からブレーキディスクを見せるなら、このくらいカッコ良くして欲しい。小さなディスクがチンまりある風景、あまりホメられぬ。特に日本車ってブレーキの見せ方がヘタだ。デザイナーの担当外なのか?

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気温6度。クソ寒い!

2輪も用意されていたが、雪すら降りそうな天気のためスルーしようかと思っていた。されど「せっかく2輪も用意したので乗ってください」。困ったことにヘルメットやグローブ、ジャンパーなど持ってきちゃってる。基本的にバイク好きだからして、スイッチ入ったら寒さなどカンケーねぇ! 

未試乗だったi3の発電用2気筒エンジン積むスクーターと、1600ccの横置き6気筒エンジン搭載車と、193馬力のスーパースポーツの味見をする。大磯プリンスの駐車場だけで乗ろうかと思ってたけど、スイッチ入ったバイク好きはイケイケ。結局、西湘バイパスに行き(制限速度で)言わしまくっちゃいました。

2013年12月18日 (水)

内宮へ(12月17日)

朝一で内宮に行くと、もはや奥の駐車場は一杯(なんとか滑り込めました)。ものすごい人がお詣りに来てます。改めて神宮の人気ぶりに恐れ入る。こら江戸末期に「ええじゃないか!」が発生したのも納得出来る。平成の世になっても「ええじゃないか!」は起きうるポテンシャルを持つ。

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内宮の入り口

神宮の外宮と内宮両方に行った人なら、皆さん「何で外宮は左側通行で内宮は右側通行なんだ?」と思ったことだろう。理由は簡単。お詣りする際、手水舎でお清めをする。手水舎は川など水源に近い場所に作ります。外宮は左サイドに。内宮は右サイドにあるため、人の動き的にそうなったのだった。

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これは内宮なので右側通行

神道的には右側でも左側でも、中央を開けておけばよい。何度も書いてきた通り、神道って基本的にフレキシブル。あまり深く考えると「あらら?」になる。内宮の神様は天照大神。世界中で見られる太陽神でございます。もちろん御祈祷をして頂く。お祓いをしてもらうと、なんだかスッキリする。

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内宮も新しい。右側に古い社がある

外宮では神楽もあったため20分くらい掛かったものの、内宮は10分掛からず。内宮全体をお詣りすると、2時間くらい掛かります。11時少し過ぎに終了。おかげ横丁でお買い物して「さてどうしようか? どこかで美味しいモノでも食べましょうか。それとも夫婦岩でも見に行くか?」。

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浦田町

そうえば以前ベストカー編集部に居た浦田君が猿田彦神社と先祖代々関わってきたと聞いていた。神社の横の信号に「浦田町」とあるし、そもそも住所だって浦田だ。相当の関係があると思っていいだろう。お詣りしようと思っていたら急用で帰京しなければならず断念。次回じっくり訪れたい。

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ヘンなオジサンがエビぞっていた

急遽帰路へ。12時に伊勢西IC。途中、食事などしながら17時に横浜着。ということでエルグランドだけれど、楽チンだし機能的には十分。自動ブレーキ機能などポテンシャルを感じます。ただ電子制御は満足かと言えば「マイナーチェンジモデルに期待」。ただオデッセイにとっちゃ強敵だと思う。

来年早々にマイナーチェンジモデルの広報車が入るというので試してみたい。

2013年12月17日 (火)

神宮へ(12月16日)

日産の志賀さんにインタビューした際、エルグランドの電子制御を一度試して欲しい、と言われていたのだが、なかなか機会無く。たまたま別件で広報車について問い合わせたら「現行モデルは火曜日までしかないんです」。あらま! 神宮の式年遷宮に別のクルマで行く予定だったのをエルグランドにしました。

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燃費は11,2km/Lでした

ちょうど志賀さんのエルグランドと同じ3,5リッターV6のフル装備車でございます。7時少し過ぎに家を出て用賀から東名。100km/hにアダプティブクルーズをセットし、西へ。御殿場あたりから富士山がきれいに見える! 新東名を経由し、伊勢西ICから外宮の駐車場に付いたの、14時少し前でした。

ちなみに神宮は豊受大神宮(産業の神様)である外宮から詣る、というのがオーソドックスな方法。20年に一度の遷宮で白木の初々しい社になってます。こういうのを見ると日本人の価値観の一つである「古いモノより新しいモノを喜ぶ」という根っ子が何となく理解出来る。下は古い社。

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新しい社の写真ばかりなので‥‥

すぐ隣に新しい社が出来ているのだけれど、古い方を見ると不思議と「神様は引っ越しましたね」という”気配”を感じます。ということで、まづは外宮で御祈祷をしてもらう。ちなみに神道はいくらでも何度でも他の神様の御祈祷を受けて良い。というかむしろ「丁寧」ということになります。

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人気は不動

外宮を出たのは15時30分。続いて内宮のレッキに行く。といっても目的は「おかげ横丁」ですけど。赤福の本店で赤福を食べる。280円で3切れ。お茶も付く。安いです。赤福は非常にポピュラーな土産なので(皆さん必ず買って帰る)、本店はコストを考えない商売をしてるんだと思う。

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1セット280円

ちなみに以前来たときは「おかげ横丁」なんて存在していなかった。いくつかのお店があっただけ。今やすっかり賑やかになってしまっている。ただマイるのは、赤福本店を含め、ほとんどの店に扉が無いこと。基本的に吹きっさらしなのだ。何でだか知っている人がいたら教えてください。

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おかげ横丁

そうそう。なぜ「伊勢神宮」じゃなく「神宮」なのかといえば、The・神宮だからだ。神宮と言えば伊勢なのであります。今日の泊まりは鳥羽。海に面した桟橋のある宿です。機会あったらフネで訪れたいところ。明日は太陽の神様である天照大神を祀っている内宮(げくう。ないくう。濁らない)。

2013年12月16日 (月)

原稿書き(12月15日)

今日も朝から仕事があることに感謝しつつシコシコ原稿書き。体調は復活の兆し。出来れば川口のからだげんきに行きたいところなれど、時間取れず。身体中バッキバキです。腰はイテ~し、右腕の痛みも悪化こそしないけど依然として絶不調。抜本的な対策をしないと厳しい状況になってきた。

とりま最低で5kgくらい体重落とし、ジムに通って走り込まないとアカンでしょう。ニンゲン、40歳くらいで最初の転換期を迎え(だからこその厄年です。ムカシからの知恵だ)、続いて50歳半ばでもう一度ジジイに向かう階段を上らなくちゃならん。ここで少し気合いを入れてやれば、10年くらい生き延びられるか?

とは言え、いつガンにやられるか解らない。したがって「やりたいことをしておくべきだ」と主張したら、家人からフザけるな!、と言われます。お金を使うつもりだろう、ということらしい。確かに死んだらお金を使えないが、生き延びてしまってお金なければ寂しいですワな。大いに悩むところだ。

我が国は軍備に予算を付け始めた。中国の動向を考えれば当然かもしれない。オスプレイまで買うという。果たして尖閣防衛にオスプレイがベストだろうか? それこそ尖閣まで200kmしかない下地島空港に前線基地を作り、戦闘機の補充などした方が抑止力になるんじゃなかろうか。

200kmだとアフターバーナー使ったF15だと下地島を離陸して10分で到達出来る。さらに安価な『12式地対艦誘導弾』を設置しておけば、尖閣海域に居る中国艦船を漏れなく迎撃出来ます。中国と戦争をする気はないが、オタンコな奴から身を守るにはスタンガンや催涙スプレーは必要かと。

2013年12月15日 (日)

クルマの楽しさ(12月14日)

10日間タイへ行ってたら、嬉しいことに仕事が溜まってしまった。今日も6時に起き今日の締め切り分の原稿その1に取りかかる。何とか10時にメドを付け、サポーターの皆さんとの忘年会のため夢の島マリーナ。マリーナのレストランの忘年会プランは、3500円+飲み放題1980円。なかなかの満足度であります。

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レインボーブリッジを下から

終了後、短い東京湾奥巡り。日が短いため3回出そうとすると、レインボーブリッジまでの往復くらいしか出来ません。次回、暖かいときに来てくださいまし。寒かったものの、天気良く風無く冬のクルージング日和でした。3回目は途中で日没。航海灯を点けてマリーナに戻る。鳥山が出てるかと期待するも無し。

忘年会の幹事は沖縄の宮城さん。何とこのため、奥様と沖縄から来てくれました。ありがとうございます! 出来れば皆さんとノンビリ飲みたかったけれど、17時過ぎに解散。帰宅して今日の締め切り原稿その2に取りかかる。途中、催促を受けつつも、日付変更線を過ぎた頃に何とか終了。睡眠導入液を楽しむ。

知人から「短いですけどBRZの動画がありました」とタイのSSの画像のユーチューブを教えてもらう。心配した「初FRのグラベル」だったけれど、1日目の夕方にゃすっかり「得意!」。ブレーキの改良を行った2日目は「矢でも鉄砲でも持ってこい!」のFR乗りになっちゃいました。楽しいです!

25秒ほどの動画です

今年は時間も予算も掛かり、けっこう厳しいラリー修行になったが、それなりの成果&ご褒美を頂いた。嬉しかったのが『JRCA』のアワード。ラリーをやってても、なかなか貰えるモンじゃありません! なんたってシリーズチャンピオンの数より圧倒的に少ないですから。ありがとうございます。

足立さやかさんと一緒に頂きました

来年についちゃ全く未定。ただ一つ解っていることは、自動車メディアってナニもしなければECOカーや安全のヒョウロンしか出来なくなっちゃう。誰かが「クルマの走る楽しさ」を大きな声で発しなければツマらん。そういった意味からすればサポーターの皆さんからチカラを借りれる私は幸せだ。

2013年12月14日 (土)

デング熱(12月13日)

朝から体調悪い。症状としちゃ「アサリを食べた」。内臓がドッシリ重く、気持ち悪い。加えて熱っぽいのだった。それでも原稿書きしてたら、タイの石井さんから電話あって「気をつけてください」という。私らのサービスのタイ人が開催地で刺された蚊によるデング熱に掛かり入院したのである。

デング熱の潜伏期間は1週間程度とのこと。石井さんによれば「もし発熱などあれば、掛かった医療機関でデング熱の可能性を伝えてください。デング熱のウイルスに効く薬はないですけれど、対症療法が必要です。重篤な状況になることもありますで注意が必要です。他人には感染しません」。

この件、フェイスブックでタイに行った人達に知らせたところ、他の知人から「2年前に掛かり、7日間40度を超える高熱が続き、10日間意識朦朧状態でした」。幸い救急車が新宿区の戸山にある国立国際医療センターに運んでくれたという。ちなみに日本に無い病気ということで、海外旅行保険が使えるとのこと。

私は、と言えば、疲れてダルいのか、根性がダラしなくてダルいのか、デング熱でダルいのか、はたまたアサリのアレルギーなのか解らない状態。深夜になって激しくお腹を壊したので、どうやらアサリだったようだ。いくつかの前菜の中にアサリが入っていたのだと思う。気を付けてるんですけどね~。

タイでBRZの人気がラリー終わった後も続いているという。石井さんは「たくさんの知り合いからBRZについて教えて欲しい」と聞かれたそうな。タイの場合、86だけ入ってきており、BRZの存在を皆さん知らなかったらしい。スバルの人気は高いので、BRZいいね! と皆さん言ってるのだとか。

2013年12月13日 (金)

日常へ(12月12日)

朝8時から自宅で撮影&取材。この時間帯、前の道が渋滞してるため、超、こっぱずかしっす! 皆さんヒマだからガン見されちゃうのだった。10時少し前に終了。新型エクストレイルのミニ試乗会が行われている日産のグルーバル本社へ向かう。早速自律自動ブレーキの自主規制が始まった。

普通、私ら専門家は自律自動ブレーキの体験を自ら行う(試作車は除く)。というかシロウトじゃないため、万一のことが起きたって免責だ。戦場カメラマンは危険を承知で行くのであり、絶対的な安全を確保して欲しいなんてヤツは行く資格すら無い。市販車に付いているシステムならなおのこと。

でも今回は助手席体験であります。突っ込む時は助手席だって突っ込む。先日の事故も、骨を折ったの助手席の人。自動車メーカー自ら行う試乗会で、しかも専門家の私らが助手席体験という状況、日本語だと「羮に懲りて膾を吹く」という超カッコ悪い状況になります。他のメーカーはどうでる?

ちなみに日産は2週間前に袖ケ浦サーキットで2014年式のGT-Rを制約無しで乗せている。この余裕と、20km/hからの自律自動ブレーキも試させないというギャップ、どこから来てるんだろうか? いろんな意味で自動車メーカーとメディアの関係は微妙になってきたのかもしれません。

終了後、銀座でボート・オブ・ザ・イヤーの勉強会。今年は新艇が少なく、結果として候補も絞られてきている感じ。私としちゃ燃費と使い勝手のバランスを高いレベルで両立している双胴艇の日産『サンキャット245』を推したいところながら、未だ試乗出来ていない。投票までに乗ってみたいです。

2013年12月12日 (木)

帰国(12月11日)

早くも日常が待っている。5時に起きて原稿書きしてたら、ビルのてっぺんから日の出。タイの情勢、なかなか難しいところにきてます。タイ国民の過半数はインラック政権を支持しているため、解散しても同じような状況になるだろう。けれど少なくない国民もインラック首相の裏側に存在する元タクシン首相が気に入らない。

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宿はスクンビット通りから少し入った場所

今回の騒乱も一部の国民の不満であり、民主主義の基本概念である「多数決」の概念からすれば諦めなくちゃならないこと。こんな場合、通常なら話合いで両者納得のいく妥協点を探る。政治って「偉大なる妥協」を目指すことなのだ。タイは今まで王様の存在があり、王様も大岡裁きをしてきた。

しかし今や大岡裁きは期待できず、反対派は調子に乗ってデモをしている。かといって他の国のように国をひっくり返すような騒乱になるかといえば、そんなこともないと思う。今回の騒乱だってバンコクを少し離れたら全く影響なし。平和を求める国民性なのだ。多くのタイ人は厭戦気分。反対派も支持を得られなくなっていく。

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11時30分発の中華航空で台湾へ。スワンナブーム空港で離陸待ちをしたものの、追い風に乗って桃園空港は定刻着。成田行きに乗り継ぐ。航路はいつもの通り尖閣上空。昼間なら島が見える。御存知台湾は中国と戦争状態のままだ。それでもフラントプラン出さない状態で上空を突っ切っていく。

追記・台湾はフライトプラン出してると判明

アメリカ政府がエアラインに中国へフライトプランを出してもよい、と言ったのは、もし何かあったときに政府で責任を負わなければならないためだ。もちろん巨額の賠償金を取られ、担当者の首も飛ぶ。そこまでリスクを取る必要なし、と判断したんだろう。日本や台湾と立場が違います。

20時40分に成田着。ホテルに移動してクルマを引き取り、帰宅したら23時でございました。

2013年12月11日 (水)

バンコク(12月10日)

今回はラリーカーが2台とも自走可能だったため、キャリアカーに乗せるだけ。送り出しも簡単でした。カルネだからして持ってきたパーツをそのまま積み込み(バーストしたタイヤも持って帰ります)、行きと同じく港のそばのデポに運ぶ。後は運送会社さんが全てやってくれます。

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もっと増えても大丈夫です

デモは昨日のお昼に終わったため(休みにした学校や日系企業も多かった)、携帯電話のグッズなど買いにMKBというショッピングモールに行く。途中、BTS(スカイトレイン)の駅に『きゃり~はみゅがきゅ』のポスター。またしてもヘタクソ日本語かと思いきや、あっているそうです。う~ん!

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複雑なキモチ

BTSの車両に日本の観光キャンペーンのフルカラーリングがある。最近タイ人の間で日本観光ブーム。下の写真は京都の雰囲気をバックに日本人のおねいさんなのだけれど、これまた違う意味で「う~ん!」ざんす。ちなみに2849という数字の下側がドアになっています。

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アニメのキャラクターも描かれている

MKBに行くと面白いグッズがたくさんたくさん。半日居ても飽きないほど。最近物欲無くなった私ですらスイッチ入って買いまくってしまった。下の写真は買った商品のホンの一部。下のアイホン用の電池ケースは(2500ミリアンペア)、850Bが750Bになった。約2300円。

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安くてバラエティ豊富

右はアイホンに差し込んで通話できる電話形状のスピーカー&マイク。こいつも900円。アイホンの車載キットも600円から豊富に揃っている。もちろんコピー商品だってシコタマあります。人間もそうだけれど、同じことをやっても許される人と許されない人がいる。前者は中国で後者がタイです。

13時まで部屋で原稿書いてMKBに行って帰ってきたらもう晩ご飯の時間。植草君と近所の中華料理(マズかった)に行き、カンボジアから帰ってくる喜多見さんを待ちながら飲んでたら、あっという間に1日が終わっちゃいました。明日は11時の飛行機で帰国でございます。寒いかな?

2013年12月10日 (火)

ラリー天国(12月9日)

結果的にいつリタイアしてもおかしくないような厳しい修行になったBRZの海外ラリー初陣だったけれど、いろんな意味で考えさせられた。まずBRZの人気ぶり。こらもう信じられないほど。カッコいいと言う。皆さん前や横に立って嬉しそうに写真を撮っていく。下も車内からのカット。

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カメラマン、佐久間兄でございますね

今回タイヤは余っていたアドバンA035を10本使った(ウチ、新品5本)。下は前輪です。荷重を乗せた状態で使ってやれば、けっこうグリップするし、いい感じで減っている。ただヨコハマにはA053という素晴らしいタイヤがあり、こいつを使えばもっとタイムを削れると思う。タイヤが大きな鍵になるだろう。

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予算無くA053を買えず

ということで結果はというと、まずキングスカップ4位。トレーリングアムームの修理に時間が掛かり、2分40秒のペナルティ。さらにアームのトラブルをパンクだと勘違いし、SS中に1分半くらい止まっている。SS1のABS抜けでブッシュに刺さった時も脱出に1分以上掛かったことを考えれば上出来。

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もう少しで3位だったのに

タイのナショナル選手権は1日目が第5戦。2日目第6戦で、BRZの2リッタークラスは7台と最もエントリー多かった。220馬力以上出てる2リッターフルチューンエンジンを1トンしかないボディに積んだクルマ達(日本のJN3より手強い)に互して2戦共に3位! クルマの内容を考えれば予想以上でした。

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キングスカップへの道は遠い

しか~し! それだけじゃありません! 今年から「トライネーションズカップ」というタイとマレーシア、インドネシアの3カ国で行われているFIAと関係の無い「裏ラリー選手権」がある(FIAは黙認)。ここにもエントリーしており、何と! 総合3位! 2WDクラスの1位になっちゃいました!

喜多見さんはSS1で素晴らしいタイムを出すも運に恵まれず(SS2からSS6まで全て先行車に追いついてしまいホコリで全く見えなくなる状況)。スタート順が良くなった2日目は1本目のSSでバースト。2本目でオトコらしくコースアウトしてリタイア。ただ昨年より圧倒的に速くなっている。

現在新しいインプレッサのラリーカーと新しい足回りを作っているので来年は必ず1位争いに絡んで来ると思う。ということで下はホコリで視界が無くなりコースオフした喜多見さんのフェンダーを叩く伊藤さん。見てるとハンパ無いパワーだ! さすが日本一のメカニックだけあるとウナる。

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この姿勢から大ハンマーを使う!

ということで私のベストリザルトはSS7とSS10の総合2番手! トレーリングアームが動く状態で走ったSS7も、4台のランエボとインプレッサに勝っている。けっこう驚いたのは高速グラベルのSS9とSS12。コンピューターさえノーマル状態のBRZでも相当イケるということが確認出来た。

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左のミラーは御愛嬌

楽しいラリーでした。ゴール後、木原さんと思わず「私ら、粘りますな!」と大笑い。完走率、高いです。喜多見スペシャルのサスペンションは相変わらず素晴らしい動きをしてくれていた。しかも乗り心地が信じられ無いくらい良い。86/BRZのオーナーに試乗させてあげたいです。

2013年12月 8日 (日)

Day2(12月8日)

DAY2のSSは7つで、SS走行距離103.31km。昨日トレーリングアームの溶接をしたから今日は思い切り走れるだろ、とパルクフェルメからBRZを出し、一つ目のギャップを通過してブレーキ踏んだら「バキン!」。うおっ! っと! ブレーキングするとフラフラする。こらもしや?

悪い予想的中! 昨日の溶接が不十分だったのだ。すぐに朝のサービスだったため、昨日と同じくタイダウンベルトで縛ってもらう。今日も厳しい戦いになる、ということだ。でも逆にラッキーだったかもしれません。SS始まって取れたら、もはや万事窮す。トーのコントロールが出来なくなる。

小澤さんからベルトが切れたらリタイアですから、と念を押されてスタート。トレーリングアームに一番引っ張り方向のチカラが掛かるのはブレーキ。ブレーキをジンワリ掛ける走りを心がける。さらにブレーキングすると右のトーが激しく開くため(後輪が左に切れる)、右に曲がります。 

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そんな状態で15kmのSSを走り出す。ノンビリ走ると後続車に迷惑を掛けるため(すごいホコりで前が見えなくなる)、可能な限り攻めるしか無い。流して走って完走したって意味ないです。しかし! 面白いモノでFRを上手に乗りこなせるようになってきた。ブレーキもパッド面積を減らすなど対策したら上々!

SS7を走りきったばかりか、昨年オトコらしくコースアウトしてリタイアしたダム湖の高速ターマック25kmではランエボやインプレッサに互して2位に食い込むタイムを出す! こうなると一本くらい思いきっり攻めてみたくなる。リーフのデビュー戦でも1本だけ攻め、大いに納得できるタイムを出した。   

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SSを4本終えサービスに入ると、小澤さんが「これなら大丈夫だと思います」というボルト止めしたトレーリングアームを準備してくれていた。走り出すと嬉しいことにまっすぐ走る! というか、これで普通なんですけど。そんじゃ走ったろかい! ということでダムの高速ターマック2本目!

気持ちいっす! だって全開で、対向車おらず速度制限の無い道路を走れるのだ。しかも速ければ速いほどホメられる。これぞケンカじゃなくて格闘技! 直線が長いとはいえ、曲がっていないワケじゃない。SS終わってみたらあらら? 私より速いのは優勝したインプレッサだけ。

これまた2番手タイム! タイナショナルラリークラスでは1番手。SS7と同じくキングスカップ2位になったウィッタヤも喰った! これがエアコン掛けて走ってるBRZの実力であります! 楽しいの楽しくないの! この状態で2日間走れたら、どんなに素敵なことでしょう、と改めて思う。

好事魔多し! ターマックの次のSSも良いペースだったものの、道が非常に悪かったため、中間地点で「バキン!」。やっぱしボルト止めじゃダメでした。最後のSSは徹底的に抑えて走る、ということもせず、壊れないだろう、と思われる範囲でアタック! これまたソコソコのタイムで走りきった!

結果は明日に。もったいぶっているのでなく、SSの正式タイムが現時点で出ていないのであります。

Day1(12月7日)

ラリーが始まった! 1日目のSSは6カ所。国際ラリーだけあり、一番短いSSで14km。長いヤツは26km。SS総距離126、49km。1本目のSSは26km超え。果たしてABSを活かしたBRZやいかに? とうことで走り出すと、昨日より大幅に良くなっているぢゃありませんか!

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BRZのABS、ダートでも案外キッチリ効く。VSCはオフにしておけば、全く問題ない。ということで徐々にペース上げていったら、あちゃちゃ! 300mの長い直線の最後でブレーキ踏むと、ロックしちゃったのかABSが失陥したのか、ほぼノーブレーキ状態になってしまった。そのままブッシュにど~ん!

10m以上入り込んでしまった! こんなに奥まで飛び込んだことない。しかも路面から落ちている。FRだけに脱出は不可能かと覚悟を決める。実際、バックしても引っかかって動かない。木原さんはリタイアだと判断。三角表示板を出しに行こうとする。試しにハンドルを左に切ってアクセル踏んだら前に動く。

もしや、と左に切って前進。右に切ってバックしたら、これまた少し動く。こいつを繰り返し、何と! コースにまで出てこれちゃいました! 超ラッキーでございます! 何とかSS1でのリタイアは避けられた。ただブレーキの不安が増大。以後、大きな余裕を取ってブレーキを掛ける。

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コースアウトのお土産

SS2も軽くコースアウトして時間をロス。そして26kmのSS3、7km地点くらいでサイドブレーキ引きながら左ジャンクションを曲がったら「ガン!」という衝撃。路面の突起物じゃ無い。以後「カカカカカカ」から「ガンガンガンガンガン!」という音が出る。てっきりパンクかと思い、止めて交換作業に。

ところがタイヤは無事。ドライブシャフトでもない。いつ走行不能になってもおかしくないため、とりあえずベタ押さえでゴールまで走る。サービスに入ると小澤さんが「トレーリングアームの付け根の溶接が剥がれてしまいました。リタイアを覚悟してください」。部品交換じゃ済まない状況です。

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左中央上の破れた穴が剥がれた場所

そこは魔術師。ボルトとタイダウンベルトで何とかつなぎ止め、50%程度の走りになら耐えるレベルになったという。ただ午後のSS距離60km。持つかどうか約束できないので、リアが左右に揺れるようになったらリタイアを勧告される。難しい状況のクルマを走らせるの、下手な方じゃ無い。

結局3本を「そこそこのペース」で走りきってしまった。BRZの乗り方も解ってきたし。基本的には面白いです! ブレーキも耐熱性が高くてディスクの”離れ”良い専用パッドを開発すればABSを活かしたままで何とかなりそうな雰囲気。つまり来年から全日本ラリーで始まるショールームストックもイケると思う。

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最後のサービスはクスコチームから溶接機を借りてきて(ありがとうございます!)小澤さんがアームの付け根を溶接する。これで90%くらいの強度は出たとのこと。明日はBRZ本来の実力を引き出せるかもしれません。いやいやFRのラリー車、なかなか奥行きあって面白いっす!

そうそう。肝心に成績ですが、キングスカップでは最も遅いクラスなので見るべきものはなし。タイ国内戦で何とか3位に付けている。1位と2位は日本で言えばFFの2リッター級。いや、車重1トンに220馬力以上のフルチューンエンジンを搭載しているのだから手相当強い。明日は少しよくなる? といいな。

2013年12月 7日 (土)

難問続出(12月6日)

11時までホテルで原稿書き。今日は14時からシェイクダウンテスト。18時セレモニアルスタートです。やっとBRZに乗れる、そもそもBRZどころか、後輪駆動車+ラリータイヤを履いてダートを走ったことなど無い。考えてみたらFFでラリーするのもリーフが初めてだったですけどね。何となるだろう。

と楽観して走り出したら、アカ~ン! それほどペース上げずに走り出したのだけれど、左コーナーでブレーキ少し踏んだだけで前輪がロック! そのまんまコースアウトしちゃいました。路面条件も予想より悪く(浮き石だらけ)、トラクションも掛からず抜けてしまう。簡単に書けばメロメロだ。

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クンホのラリータイヤ。ヨコハマは?

なんでこうなるのか? ラリーはABSを使わない。そこでヒューズ抜くのだけれど、困ったことにBRZにはPバルブ(前後のブレーキ圧配分装置)が無い。前後50対50のブレーキ圧配分になってしまうワケ。それだと後ろが効き過ぎるため、リアに「摩擦係数の小さいパッド」を付けて来た。

すると今度は前がロックしちゃう。4WDと違い、FRは一度前輪がロックしちゃうとブレーキ戻しても回転が回復しにくい(後輪駆動なら4輪ロック+エンジン停止以外は簡単に回復する)。しかもハンドル切れた状態でロックしたら、一段とタイヤの回転が戻ってこない。つまり前輪ロック=飛び出すワケ。

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幸い無傷でした

シェイクダウンで4回も曲がらないまま突っ込んでしまいました。こりゃダメだ。本番なら速度域高いため1発でリタイアです。FRだとブッシュに入ったら抜け出せないし。ということで本番はABSを活かします。トラクションの方はサスペンションを少しソフト気味にしたら大幅に改善。良い感じになってきた。

18時からセレモニアルスタート。ラリーをやっているのはタイのお金持ち達なのだが、BRZを見て皆さん興奮し、写真撮りまくっている。凄い人気なのだ。理由が判明しました。インプレッサやランエボは販売していないため、皆さん価格を知らない。しかも4ドアセダンなので、ステイタス低い。

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WRCと同じくGPSで走っている場所が解ります

86/BRZは憧れのスポーティカーだし、タイじゃ750万円もするそうな(タイ人の金銭感覚だと2600万円程度にもなる)。スーパーカーがラリーに出てきちゃってるワケです。日本ではイメージないけれど、自動車好きが多い海外だと超人気車でございます! 今回のラリーで一番注目されているそうな。あらま!

滞在しているのは「ナライ」という小さな街にある唯一の「かつては隆盛したろうな」という、プールもある比較的大きなホテル。一泊500B+朝ご飯100B(約2千円)というネダンで少しビビッていたのだけれど、慣れれば快適だ。タイの安ホテルの中には蛇口ひねると赤い水が出てきたり、虫が出てきたりする。

カーペットの場合、いつ交換したのか解らないと、おそらくダニだらけ。今回のホテルは水も透き通っており、床はタイルだ。エアコンが止められないくらいか? もちろんシャンプーなど無いことを予想し、途中で買ってきた。ホテルのスタッフも愛想良く、何と日本語を話す人もいたりして。

近所には生バンドが入ったタイ料理屋さんや、99B(約310円)食べ放題の店もあって便利。今宵は3日間連続で通っている生バンドのお店へ。すっかりお馴染みになってしまい、タイ語しか通じないけれど注文もあまり困らない。何より美味しい。毎日合流してくる人が増え、気がつけば12人になってます。

いよいよ明日からラリーだ。難問をたくさん抱えるのは私のスタンダードだと思い、楽しみます。今までも楽なラリーなんかありませんでしたから。いずれにしろSS1でのリタイヤだけは避けたいっす。

2013年12月 6日 (金)

私の自慢(12月5日)

レッキは最低でした。26kmの長いSSの先頭に猛烈に遅いヤツがいて、さらに後続車に道を譲らない。マナー最低だ。長い列になり、長いSS1本だけで1時間掛かる始末。次の16kmのSSもノロノロになり、終わったらタイムオーバーになってた。つまり26kmのSSは2回目のレッキが出来ませんでした。

こんな酷い状況、初めて。アタマに来るが、終わったことは取り戻せない。それじゃ、とばかり次のSSはタイ人の元気良いドライバーの後ろに付く。こヤツ、期待通り前のクルマをアオりまくる! どかなければブツけてやる、くらいのイキオイだ。作戦大成功! 3本目はキッチリとペースノート作れましたね。

モノと御予算不足の我がチームながら、2005年のアジパシ参戦以後、驚くほど人材に恵まれてきた。オーストラリアとニュージーランドを手伝ってもらった福島スバルと埼玉スバルのメカニックの皆さんは、その後スバルの全国大会で個人優勝とチーム優勝を分け合っているほどの腕利き。

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小澤さん。ほとんど着替えない

2008年から手伝ってもらっているお馴染みの小澤さんは、ちょっと変わった人ながら敏腕。部品無いのに何度もリタイアの危機から救って貰っている。そして同じ時期からコ・ドラで乗ってくれてる木原さん、プライベーターのコ・ドラとしちゃ最高レベルです。本職は日産のデザイナー。

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左が喜多見さん(太った)で右は木原さん

2012年からサスペンションの天才、喜多見さんが加わった。昨年のタイこそ間に合わなかったけれど、リーフで存分に楽しめたのは喜多見さんの足があったからこそ。今年のBRZの足も今まで乗ったどのFR車とも違うレベル。グラベルのコーナーでアクセル踏んでも横に逃げないのだった。

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伊藤さんはコワいです

今年から日本が誇るスーパーメカニックである伊藤さんも一緒でございます。新井選手のチーフメカニックをずっとやってくるなど、経験値&作業レベルは圧倒的。ただ印象がすっごく悪い。簡単に表現すれば「コワイい」のである。しかぁし! この方、凄く良い人なのだった。

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右が植草君。真ん中はアトキンソン

もう一人。2005年のニュージーランドからチームのサブマネージャーと映像、そして「張り物」の職人である植草君。車体のステッカーだけでなく、ダッシュボードの反射を防止するバックスキン風表皮まで美しく貼ってくれる。リーフなんかGT500のレースマネージャーから仕上げを高く評価されたほど。

また、予算不足のため現地の人達に手伝ってもらう、というのも私たち流。2005年はマネージャーもコ・ドラも外国人でした。タイでも同じ。今回タイ人だけでなくマレーシア人なども居ます。彼らが友達や知り合いを呼んでくるので、いっつも外国の人だらけ。日本のチームとしちゃ特殊かもしれません。

2013年12月 5日 (木)

武士は食わねど(12月4日)

今日は朝からレッキ。タイに来ると多少のことでは驚かなくなるが、それでも「う~ん! タイヘンだ!」という事態に出くわす。レッキでコーナー曲がったら、突如ヤギの大群! 水牛より威圧感なく可愛いけれど(子ヤギも混ざってます)、イキナリだと「うおっ!」とタマげますぜ!

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最後にヤギ使いの人と犬

道での「うお~っ!」が下のような過積載トラック。若干左に傾いているのは、風で揺れているためだ。見てるとグ~ラグラ揺れてます。絶対倒れることがあると思う。こいつはフトンを運んでいるけど、稲わらとかもスンゴイ状態。最上部は車幅の倍くらいあることだって珍しく無い。抜くのも怖いっす!

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よくぞ積んだモンだ!

レッキ1日目終了後、喜多見さんが足回りの最終確認を行う。「バッチリ決まりましたよ!」。乗ってみたらFR車とは思えない。物凄いトラクションなのだ。というかグラベルでもパワー不足に感じちゃうほど。もはや乗り方を考えなくちゃなりません。乗り心地だって抜群に良い。正統派の「良い足」です。

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タイでもBRZは大人気

いいことなのか困ったこのなのか解らないけれど、私はリーフに乗っていれば日産がサポートしてるように見られ、BRZに乗っているとスバルからの潤沢なバックアップを受けているように見られる。皆さんの勘違いなのだが、メーカーのイメージにキズを付けないよう振る舞わねばならぬ。

ということで、どこでもいつでも武士は食わねど高楊枝」風にしているのだが、時として「う~ん」もあります。「部品持ってないか?」とか「ここが解らないのだけど教えて欲しい」みたいに聞かれるのだった。本当に「武士は‥‥」状態なのであり、部品なんか無いし、クルマ作りも手探り状態。

ちなみにリーフの時は3戦ともスペア部品一つも無し(ダンパーだけ1セット)。今回も予算無く予備の外装部品など一つも用意できなかった。交換した古いアーム類を持ってきただけでございます。タイヤは新品5本+使い古し5本。こんな素敵な体制で海外ラリーやってるの、私くらいだと思います。

2013年12月 4日 (水)

いつも通り(12月3日)

8時にホテルを出てレンタカーをピックアップすべく空港へ。市内の様子は平常通り。渋滞にモマれつつ50分で空港到着。コ・ドライバーの木原さんと合流 し、ラリー開催地であるロッブリに移動。およそ180kmでございます。バンコクを離れた途端、いつものタイである。緊迫感全くありません。

夕方あたりからインラック首相の温和な対応が評価され始めているらしく、反政府勢力は単なる乱暴者という世論になりつつある。5日は国王の誕生日。なんとか収まってくれたらいいのに。サラブリという中間地点の『テスコ』で昼ご飯&買い物。このあたりまで来たら、皆さんニュースも見ていない。

それにしても涼しい! 日中の最高気温で30度に届かず、朝夕は22度くらいまで下がる。こんなタイって初めて。すんごく快適ながら、せっかくエアコン付きのラリーカーなのに威力を発揮できず。ラリーのサービスパーク到着は15時少し前。受付を済ませ、しばらくしたらラリーカーも到着。

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来年は3台?

またしても10台積みくらいのトレーラーに2台であります。それにしても騒乱の中、よくぞ着いたものだ。素晴らしいです。クルマのコンディションも全く問題なし。今日は車両の確認だけで終了。ナライという街に町あるホテルに移動し、晩ご飯食べて飲んで今日はオシマイ。明日からレッキが始まります。

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食べ放題で320円!

2013年12月 3日 (火)

タイ情勢悪化(12月2日)

朝から両替したり、ラリーで必要なモノを揃えたり。例えば携帯。日本から持って行った携帯を現地で使うと通話料がハンパ無い。そこで現地の携帯電話を使うのだけれど、プリペイドカードの有効期限は使っていないと切れてしまう。3つ分購入し、使えるようチャージをしてもらう。

ちなみに『MBK』という大きなショッピングモールの4階は、全て携帯電話関連のショップ。おそらく、というか皆さん世界最大の携帯電話商店街だという。ないものはないし、携帯電話カバーのバラエティなんかハンパ無し。日本の女子が見たら小躍りしそうなキラキラものもございます。

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歩いても歩いても携帯電話屋!

MBKでお昼食べコーヒー飲んでたらインラック首相の会見をやっている。けっこう深刻ですね、と感じたの、会見の場所。どうやら体育館のようだ。記者も椅子で無く床に座ってます。キチンとしちゃ場所を確保出来ない、ということ。強硬な措置に出ない、と言っているのがインラックさんらしい。

国際社会からすれば、インラックさんの対応に部がある。このままガマン出来れば、タイの世論も反乱を起こしている側から離れるだろう。とはいえバンコクの情勢は確実に悪化しているようだ。今日あたりから人が少なくなった。夕方には地下鉄も長い時間止まり、乗り換え液は大混乱。

ホテルでTV見てると、最前線は激しくやりあっている。催涙弾が飛び交い、建物の上には銃を構えた当局も展開してます。ただ放水は逆効果か? 催涙ガスを流すのに役立っているし、そもそもタイ人は水掛け祭りが超大好き。最前線から少し離れると笑顔の人も多い。果たしてどうなる?

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久々に強烈なニホンゴ(?)を見た

夕方の便で伊藤さんが到着! 空港もタクシーも道路もスムースだったそうで、到着から1時間後にはホテルに着いた。外出はリスクを伴うため、昨晩と同じくホテルの近所の屋台でコンビニのビールなんか飲んでオダを上げる。明日の朝に木原さんが到着するので、そのままラリー開催地へ移動だ。

2013年12月 2日 (月)

バンコク平穏(12月1日)

朝9時25分の中華航空で台湾へ行くべく成田に。すると25kgのエクセス(重量超過)だって! 喜多見さんが最後まで改良を行っていたダンパー4本(ガスを抜いた状態です)をハンドキャリーで持って行くのだった。エクセスは1kgにつき最高運賃クラスの1%の料金。けっこうな金額になっちゃいますね。

台湾までの機材は今まで古いB747だったのが、A330になっていた。シートなど新しく快適なのだけれど、B747ファンからすれば残念。あと何回B747に乗れるだろうか? 台湾までのフライトは常時200km/hを超える向かい風。しかも尖閣のさらに北方の、中国が勝手に決めた防空識別圏のど真ん中を飛んでる。

台湾まで4時間弱。ここで1時間のトランジット。スワンナブーム空港が閉鎖となっていれば、台湾でオシマイ。しかし何とか機能しているらしく、飛ぶという。連絡してみたら、市内は平穏らしい。騒乱地域に入らなければ問題ないとのこと。いつも通りか? 機材はA330。中華航空、エアバスが増えているような気がします。

右腕の痛みは、昨日出発前に川口に寄り、野村君に相談してみた。診て貰うと硬直など出ているという。どこの筋肉&腱に問題出ているのか、何となく解った。本来なら通えばいいのだけれど、タイに言っている間はストレッチをします。果たして良い方向に向かうだろうか? 腕を手前に曲げた状態での筋力が低くなってきた。

17時少し前にバンコク到着。何と! 北風らしく、いつもと反対側から着陸した。こら涼しいか? と思ったら涼しい! Gパンでタクシー待ちしてたって大丈夫なほど。普通なら短パンに履き替えても汗だくなのに。騒乱の影響も皆無。相変わらず観光客が多くタクシーは30分以上の待ち。

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タクシー待ち中

空港から市内までもいつも通り。騒乱起きている地域は東京で言えば東京駅の周辺。私らの宿があるスクンンビット通りは新宿あたりのイメージです。貯まっていた仕事を終え、21時くらいからホテルの前の屋台で晩ご飯。美味しいっすね! さすがに夜は外出しない方がいいでしょ、ということで部屋に戻り仕事。

2013年12月 1日 (日)

エコラン大会(11月30日)

今日はメガウェブのライドワンでエコラン大会。私が出した基準燃費を超えよ、というのがテーマです。2kmくらいのコースのため、フィットHVとアクアはその気になれば電気だけで走れてしまう。それじゃエコラン大会にならないため、満充電状態ではスタートしてない。加えてスタートとゴールの電池容量を揃えた。

したがってハイブリッドの2車種についちゃ私の記録を抜くことも可能だし、抜かれても納得する。ちなみに北海道の支笏湖一周の燃費で私のプリウスは50km/Lを突破してます。ミラ・イースとアルト・エコは冷えた状態で奥義を一切使わずに出した燃費。まぁJC08を超えればいいや、くらいのノリ。

ただ普通の人だと難しい数字かもしれません。抜かれたらエコラン大王から賞状を出します。ちなみに奥義を二つくらい使うと、10%以上燃費良くなると思う。いや、クローズドコースなら公道禁じ手のワザも使える。ちなみに昨日はフィットHVで私を超える燃費出した人が一人。果たして日曜日はいかに?

タイの状況が一段と進んでしまった。ついには発砲沙汰になり、1名亡くなったという。明日はエスカレートすること間違いなし。3年前のように空港閉鎖なんてことにならないことを願う。

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