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2012年11月30日 (金)

データ分析(11月29日)

何とか帰ってこられました。中華航空のカウンターでお願い攻撃したら「少し待ってください」。1時間後に「OKです」。世界有数の親日国である台湾の飛行機会社とタイ人のカウンタースタッフならではの温情。本来なら日程変更可能なチケットじゃないのだ。しかも旅行会社、ホントに夜逃げしてやがんの!

ラリーが終わってデータを分析していくと、新たな発見をたくさん見つけられる。まずSS1のブレーキトラブル。こらもう簡単。私のラリー車はブレーキのマスターバックを残しています。しかしSSモードでアンチラグを入れるとアクセルオフ時のエンジン回転数上がり、ブースター効果なくなってしまう。

当然ながらその分強くブレーキを踏まなくちゃならない。ここで100%ブースター効果無ければ強くブレーキ踏んでも問題ないのだけれど、たまにブースター効果が戻る。左足ブレーキはブースター効果無しのつもりで踏んでいるため、アクセル全開でいながらブレーキも全開という状態になってしまった。

結果、ブレーキローターを真っ赤にしちゃったワケ。凄いのはBRIGのブレーキで、あれほどの高温になってるのにフェードしなかった! しかもブレーキタッチ常に一定! 性能の悪いパッドならブレーキ抜けしちゃったかもしれません。いやぁ感謝感謝! もし「次回」があるならマスターバックは外す。

BRIGのWebサイト

二つ目はトラクション。2速50km/hくらいで左コーナー曲がり、直線650mで最高速出るSSがあったのだけれど、そこでの最速速は156km/hと158km/h。同じ場所での最高速を喜多見さんに聞いてみたら「170km/hを超えてましたね」。イテポンに聞いてみたら「175km/hだった」。

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650mの直線の一部

本来なら私のインプレッサの方が速いハズ。小澤さん謹製のエンジンだし、リストリクターも33口径。コンピューターだってモーテックだ。喜多見さんはノーマルエンジン+32口径のリストリクターにSTIの市販コンピューター。なんで私より速いのか? これまた理由が解った。トラクション掛からないのだ。

もちろんウエットの時も同じ。パワーあってもトラクション掛からないとムダになるだけ。同じことがコーナーの立ち上がり全てで発生しているということだ。これまた「次のラリー」があるなら絶対に喜多見さんが作ったサスペンションを使う!  そうそう。COTYの情報は改めて得票傾向など分析しながら明日の日記で。

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2012年11月29日 (木)

またも敗戦処理(11月28日)

ラリー終了後はまたしても敗戦処理。そもそもラリー車は自走でバンコクに戻る予定だった。加えて足が取れちゃったままだとコンテナにも積み込めない。途方 に暮れていたら小澤さんと大島さんが「走れるようにしましょう」と持って行ったパーツをゴソゴソ探します。やがて「動くかも」。

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右リア全体が上に動いちゃってます

かくして”野戦病院”での応急処置が始まる。PCDの違いなどで本来なら装着できない涙目インプレッサのリア駆動系を鷹の目に移植。激しく変形したリアのタイヤハウスをドカンドカンとハンマーで叩き、バール使って何とかタイヤが収まるスペースを作る。その間、タイ人はフロントのアーム交換。

2時間ほどでホントに動く状態にしてしまった! ただバンコクまでの自走は無理。そこでバンコクの知り合いに電話し、急遽キャリアカーを頼む。涙目のインプレッサも無事じゃない。明るいところで写真を撮ると。左側はこんな状態。助手席側ばかり3回も大きくヒットしてます。よくリタイアしなかったモンだ。

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左側はタイヤ位置だけヒットしていない

そんなこんなの敗戦処理が全て終わったのは火曜日の夜。何とかコンテナに入る状態とし、日本に持って帰れるようにしてきました。タイで板金だけでもしてこようかと思ったけれど(板金は猛烈に安い)、小澤さん曰く「バーナーであぶっちゃうから競技車両としては使えくなります」。

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ローダーを頼んで運ぶ

それにしても最近ナニをやっても上手くいかない。ムカシ流行った吉田拓郎の曲みたいだ。うなぎ高騰で店は赤字。車上荒らして大金を盗られ、シティバンク銀行に120万円の借金を作らされた。そしてダメ押しにラリー始めてから最大のクラッシュでございます。う~ん! ヒジョウに厳しい!

人生54年。これほど連続でヘコんだ経験無し。いや、ガンの宣告をされた時の方が本格的に厳しかったか。今回も壊れたのはクルマだけ。何より木原さんにケガが無くて良かった。しばらく人生の反省をしようと思う。ただ反省の日々じゃ物書きとしてナンの面白味もないヤツになっちゃう?

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次のラリーはあるのか?

ここが大いに悩ましい。ナニもしなければナニも失わないけれど、そんなヤツの文章読んでたって面白くも何とも無いです。かといって今の状況だと悪い方向にしか転がらない。こんな時はどうしたらいいのか? 御祓いにゃ行っちゃったし。とホテルの部屋で悩んでいたら喜多見さんから電話。

「飛行機の予約、明日になってますけど」。ホントかね? 29日はCOTYの開票があるので28日の便にしたのに。ちなみにこの文章を書いているのは日本時間28日の昼。安いチケットを買った旅行会社に電話するも、朝からずっと話し中。ネットも閉鎖。もしかして破綻して夜逃げしちゃった?

ということで28日に帰れるかどうか全く解らない。喜多見さんは「29日でもOKですよ~」と言う。帰国後、キングスカップを持って役場に来るように連絡を受けたそうな。地元新聞の取材も待っているらしい。絶好調だ。美しい雲と泥の差でございます。どなたか私に良いお話を下さいまし。

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2012年11月28日 (水)

喜多見さんおめでとう!

25年ぶりのラリーで見事優勝した喜多見さんも無キズじゃありませんでした。ヌタヌタのSS4でコースアウトし左側面に激しいダメージを受ける。幸い、足回りは問題なし。さらにSS6でコースアウトし土手に激突。左前輪のロアアームを曲げてしまい、最後のサービスで交換作業を行う。これも一発リタイアで不思議じゃありません。

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ドロの中、小澤さんと大島さんが鬼神の如く作業を続ける

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おかげで喜多見さんのクルマも2日目には再びベストなコンディションに戻り、フルアタックを続けられた。大島さんは小澤さんから「今年もラリーシーズンが終わったからタイに遊びに来たつもりでおいでよ」と声を掛けられたのが100年目。ドップリとラリー漬けになってしまった。申し訳ない!

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今年はタイの冬にもかかわらず、暑いの何の! 外気温35度。4枚重ねの毛布みたいなレーシングスーツ来てヘルメットカブって(その下にマスクも!)グローブまでして窓を閉め切って走る。もはや洗濯機から出して脱水もしていないような濡れ方。オヤヂの汗だと思うと気が遠くなる。

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大島さんの筋肉は凄い! ウデなんか太くてカッチカチ。肩から背中の盛り上がりもハンパ無し! 小澤さんも細い割に凄い。なかでも工具を引っ張るチカラで猫背に見えるくらい筋肉が付いている。二人とも日本のラリー界じゃトップ級のメカニックです。この二人がいなければ喜多見さんの優勝もなかった。

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ということで改めて「おめでとうございます!」と言いたい。キングスカップで念願の君が代も聞けた。25回の歴史の中、日本人としては3人目であります。おそらくラリーに再びハマることだろう。そして一段と早くなるに違いない。隠れていた才能を引き出せたことで私は満足であります。コ・ドラのイテポンも大喜び!

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下は本物のキングスカップ。本来なら一晩貸してくれるのだけれど(コイツを見ながら飲む)、今年はラリーホテルが本部と離れており記念撮影。2005年に優勝したバリマキなどと同じく喜多見さんの名前も入る。ちなみに最初に勝った日本人は篠塚さんです。私には縁がなかった。

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下の写真は納得いく走りが出来たSS6とSS7のスタートの前。

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そして下はSS11。このSS、手前でシビックがコースアウトし、コ・ドラの女の子が左腕を骨折。救急車の出場となりSSキャセルとなった。私のクルマは精神力あるのか、走行のジャマにならないコーナーのイン側の路外まで動いてくれましたね。通り過ぎるドライバーが皆さん「大丈夫か?」と声を掛けて行く。

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木原さんと私の身体を守ってくれたインプレッサはこんな姿になってしまった。ごめん。大島さんによれば「大きな衝撃を右後輪で受け止めてくれたんですね」。おかげでキャビンスペースは無傷。小澤さんが「タイで板金すれば安く付くけれど日本に持って帰ってしっかり直しましょう。元気な姿になりますよ」。

何度も一緒に戦った相棒だ。日本に帰ろう。タイに時間通りに届けてくれた新井さんが、帰りもちゃんと連れて帰ってくれる。小澤さんに直してもらおうな。

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2012年11月27日 (火)

スケベ根性全開!

9時15分から1本目のSS8。全長は12,56km。用水路の横の高速コーナー&ジャンプや、超タイトなコーナーの連続、そして650mのロングストレートなどバラエティに富む。喜多見さんとの差は6秒。天気曇り。十分取り戻せる可能性を持つ。ということで木原さんと「大人のラリーをしましょう!」と誓いスタート!

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スタート直後。ドラシャは健在

するとどうよ! 半分くらい走ったトコロで「カカカカカカカ!」と足回りからの異音。アクセル踏むと右に取られる。こらバーストですね、と判断しスピードダウン。残り5kmなら途中で交換するより、何とか持たせてフィニッシュした方がロスタイム少ない。ベタ抑えでゴール。当然の如く喜多見さんに27秒も負けてしまった。

ゴールしてからタイヤをチェックすると異常なし。けれど走り出したら「カカカカカ!」という異音出てる。アクセル踏むと右に曲がろうとします。こらもう右前輪のドライブシャフトが折れているとしか考えられない。されどサービスは25,16kmのターマックのSSと、SS8と同じ12,56kmのSS2本終わってから。

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3輪駆動で粘る!

当然ながら3輪駆動。しかも小澤さんは「絶対に抑えて走って欲しい」。かといってこの2本のSSで大幅なリードを取られたら、もはやキングスカップの可能性無し。可能な限り負担を掛けないように走る。何のことはない。昨年アクセル全開出来なかった高速ターマックステージを今年も抑えて走らなければならないハメになった。しくしく。

それでも粘るしかない! SS9は喜多見さんに11秒負けたものの、ウィッタヤ選手から13秒のリードを奪う! 改めて「高速ターマックはイケる!」と手応えを得た。これがドツボにハマる大きな原因になったんですけどね。続くSS10も左コーナーはアクセルオフ+サイドブレーキで。右コーナーをアクセルオンのトルクベクタリング走法!

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サービスで完全復活!

喜多見さんに遅れること13秒で走りきる。小澤さん「何で3輪駆動でそんなタイム出るのよ?」と大ウケ! ただ喜多見さんとの差はドラシャ折れた3本のSSで58秒に広がってしまった。でもまだ諦めない! というか、一度も小澤ガレージ謹製のインプレッサのパフォーマンスをフルに発揮していないのだ。とにかく最後まで頑張るのみ!

ドラシャを交換し、万全な状態で走れたSS11は嬉しいことにやっと納得行く走りが出来た。木原さんも「よかったですね!」。当然タイムだって付いてくる! 何と25秒も挽回。当然ウィッタヤ選手より9秒早いトップタイムだった。こうなるとスケベ根性出る! 25kmと長いターマックでフルアタックすれば30秒くらい稼げるか?

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向こうからアクセル全開で走ってきた

気合い入りましたね! 途中までバッチリ! 1本目より圧倒的に速い! 3分の1くらいの場所で、右9。左9。右9というアクセル全開の高速セクションに飛び込む! その次は十分速度を抑えなければならない左4だったのに、私は左9と認識してしまった。怪しいと思ってブレーキ踏むも、あまりに速度高過ぎた。

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150km/hオーバーで見えたのがこの景色。ひゃ~

当然のことながら速度落とせず、70km/h以上でコースアウト! 雑木林に突っ込む! 硬いモノが無いように! と願うも、強い衝撃を受ける! 止まった直後は、まだ走れるかと思いバックギアに。少し動いたので前進。さらにバックさせたら、右側に私の右後輪が落ちてるのが見えました。この時の絶望感たるや、筆舌に尽くしがたい。

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2012年11月26日 (月)

1日目終了

続き>SS5はSS1とSS3の3本目。今回はウエットになった。けれど雨も止み、徐々にグリップも回復。ストロークしない硬いサスペンションでも何とかコントロール出来るようになった。こうなれば思ったように走れる。少し取り戻す。ウィッタヤ選手と喜多見選手はイーブン。

●SS5(16.78km)
1位 No.2 国沢     15分46秒
2位 No.1 ウィッタヤ選手 16分00秒
2位 No.3 喜多見選手   16分00

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SS1の写真。ローターが真っ赤

SS5終了後にサービス。大きなトラブルもなく順調。このくらいのウエットなら今のサスペンションの硬さでも何とかコントロール出来る。なんなってコーナーじゃ外側が全く沈み込まず、内側はリフトしちゃってます。それでも現在の状態でベストの走りをするのみ!

●SS6(26.75km)
1位 No.1 ウィッタヤ選手 26分20秒
2位 No.2 国沢      26分52秒
3位 No.3 喜多見選手   27分02秒

SS6もSS4より路面状況は良くなっていた。ここで喜多見さんに引き離されるようなことがあれば、もはや挽回など出来なくなってしまう。暴れまくりながらもスノーライーのつもりで路面を読み、可能な限り攻める! ゴールするとウィッタヤ選手が速い。どうしたの?

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こうなるとマッドタイヤですね

と思ってタイヤを見たらミゾの粗いマッドタイヤを履いていた。私らだってマッドタイヤを履きたいところながら、私も喜多見さんも普通のアドバンA053を10本ずつしか持ってきていない。レースで言えばスリック対ウエットのようなもの。逆にヨコハマのオールラウンド性能に驚く。

●SS7(4.75km)
1位 No.2 国沢      6分12秒
2位 No.3 喜多見選手   6分13秒
3位 No.1 ウィッタヤ選手 6分43秒

SS7はハーフウエット。ドライ路面でも2速ギアが高過ぎる。ウエットだとタイトコーナーじゃ2速ギアだと完全にパワーバンドから外れてしまう。1速ギアも試してみたけれど、今度は低すぎ。ということでイライラしながらのSSベスト。ただ1秒しか挽回できず。

ということで初日は6秒負けの2番手。SS4の1分7秒負けが悔やまれるけれど、私も2回コースオフするほど攻めた結果である。あれ以上どうしようもなかった。明日天気さえ良ければ6秒の差はひっくり返せると思う。天気予報によれば雨の可能性低い。頑張ります! 

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2012年11月25日 (日)

厳しい展開(SS4まで)

ラリーが始まった。6時30分にラリーカーでホテルを出て、途中給油しながら130km離れたスタート地点へ。ここで最終チェックを行い、SS1のスタートである。1年ぶりのラリーとあってカンが戻らず、しかも途中からブレーキの効きもタッチが悪くなってきた。依然として進入時のアンダーも大きい。終わってみたら‥‥

●SS1(16.78km)
1位 No.3 喜多見選手    13分53秒
2位 No.1 ウィッタヤ選手  13分54秒
3位 No.2 国沢        13分55秒

何と何と! ウィッタヤ選手もびつくりの喜多見さんがベストタイム! 25年ぶりのラリー(しかも初めてのペースノートを使ったラリー)とは思えない! こらもう「素質」というヤツだ。若い頃、本格的なラリードライバーになっていたら、相当なレベルまで行ってたんじゃなかろうか。

続くSS2は26,75kmのロング。案の定、ブレーキがおかしくSS2のタイムコントロールでブレーキ踏んだら床まで「すかっ!」っと行ってしまった。4回踏んでやっとブレーキが効く。後で走っている時の動画を見たら、右前輪のローターが真っ赤だったとか。ベーパーロックです。

当然のことながら2秒間に一回くらいブレーキを踏んでフルードに圧力を掛けねばならず(10秒放置しておくと床まで踏み込めてしまう)、もはやアタックど ころじゃない。ブレーキが完全に効かなくなる可能性もあるため、長いストレートエンドは早めのブレーキも必要。ということで以下の通り。

●SS2(26.75km)
1位 No.1 ウィッタヤ選手 23分21秒
2位 No.2 国沢        23分28秒
3位 No.3 喜多見選手   23分51秒

長いSSなので激しく遅れたかと思いきや、不思議なことにそうでもなかった。SS2終了後、ブレーキのチェックを行う。やはり右側だけ変色しておりパッドを交換。もしかしたらローターに問題を抱えているのかもしれない。ということで様子を見ながら走ったSS1と同じコースのSS3は17秒も短縮しベストタイムでした。

●SS3(16.78km)
1位 No.2 国沢         13分38秒
2位 No.1 ウィッタヤ選手  13分40秒
3位 No.3 喜多見選手    13分55秒

SS3終了後、大雨に! 走り出すや、ほとんど雪道と同じくらいのグリップしかない。タイヤは普通のグラベル用だし、何より足回りのセッティングが硬く滑りまくり。すると11kmくらい走った時点でウィッタヤ選手に追いつく。ということは2分の勝ち! こら大勝利です。

途中、ブッシュの中にけっこうな速さで横から飛び込んだ時は「ラリー、終わりましたね」と覚悟したけれど、奇跡的に「硬いモノ」や「ミゾ」がなく、脱出出来た。しかし! 泣きながらゴールすると、やがて喜多見さんが出現! 2分差のスタートだったのに1分後に来ちゃった!

●SS4(26.75km)
1位 No.3 喜多見選手    27分8秒
2位 No.2 国沢         28分15秒
3位 No.1 ウィッタヤ選手  32分31秒

ということで、滑りやすい道を走って1分7秒も負けた! 喜多見さんによれば「けっこうグリップします」。しなやかなネオチューンの持ち味がフルに活きたんだと思う。一人だけ全く違う特性のショックアブソーバーを使っているのだ。いずれにしろウィッタヤ選手の勝ちは難しくなった。喜多見さんとの勝負だ!(続く)

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2012年11月24日 (土)

スタート(11月23日)

今日は午前中に車検。夕方16時からセレモニアルスタートというスケジュール。車検は全く問題なく終了。屋台で買ってきた昼ご飯を食べ、ホテルから50kmほど離れた、昨年セレモニアルスタートが行われた場所に移動。下の写真は小澤さんが私のラリーカーに乗ってスタート会場に向かっている絵。

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下は2005年のアジパシとWRCを走り、さらに2006年/2007年に若手の畑野君がタイで乗った涙目モデル。しばらく休眠していたのだけれど、喜多見さんがフルメンテを行ってくれるというので見事に復活しました。やっぱしラリーカーって走ってナンボのもの。ネオチューンのKYBはなかなか調子よそさそう。

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ということで下の5人が今回のメンバーであります。ここでクイズ。左から年齢を当ててみてください。年齢順が当たったらタイのお土産のラリーグッズを。正確に年齢まで当てた人は、言うことを聞きましょう! それにしても暑い! 外気温34度。加えてスンゴイ湿度。立ってるだけで汗だ~らだらです。

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大阪人の大島さんはノリが良く、女の子を見ちゃ一緒に写真を撮ろうとしてる。シンハービールチームのシビックのクルーと。人柄なのか、みんな喜んで一緒に写真に収まってます。大阪人の明るさは素晴らしい! 東京人も見習わなくちゃなりません。いずれにしろタイは日本人にやさしい。

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セレモニアルスタートは大臣や県知事こそ来なかったものの、昨年と同じ雰囲気で進む。国王杯ということもあり、必ずタイの民族舞踊や地元のお偉いさんの挨拶。そして最後に国王杯が王座に戻される。下の写真の私の隣はタイNo1のウィッタヤ選手。昨年ラリーカーの調子が悪く、2位でした。

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ということで16時にスタート。といっても本日は競技無く、セレモニーだけ行ってホテルに戻る。帰りに舗装路を走ってみたら、やっぱり足が動いてない感じ。グラベルの時も硬い感じだったのだけれど、一際厳しい。特に大きな入力あった時の挙動はアルゼンチンの安ショックにも劣る。高速コースじゃ落ち着かないと思う。

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基本的にサスペンションは動かないとグリップを生まない。グラベルも挙動良くなったのだけれど、絶対的なグリップという点で物足りなかったです。とりあえず明日のSS1とSS2は夜に決めたセットで走らなくちゃならない。良い方向に向かっていることを祈るのみ。最後でバタバタしてるのが私らしいか?

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経費節約のため、今宵も屋台で買ったおかずをホテルで食べる。滞在しているゴルフ場のリゾート風ホテルのレストランだと8人で8千円くらい掛かるが、外で買ってくれば1500円もしない。皆さんのご協力に感謝であります。とはいえホテルのレストランより美味しかったりします。明日からラリーだ!

 

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2012年11月23日 (金)

レッキ&試走(11月22日)

今日は曲がりくねった12kmと高速コーナー多いターマックの27kmというSS2つ分のレッキ。12kmはタイトコーナーが連続するので、ペースノートも相当な量になる。27kmもブラインドコーナーもアクセル全開で攻めなければならず、少しミスしたら相当厳しいことになってしまう。相変わらず攻め甲斐のあるコース設定でございます。

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昨年もいました

途中、またも牛の大群に遭遇。SSの最中に出てきたらどうしようか、と心配。タイのラリーも、1年後か2年後には農場の中のコースで行うことになるかもしれません。舗装のコース、人がたくさん住んでいる地域にあるのだった。安全のコントロールが難しい。タイの場合、広大な農場も少なくない。上手に使えば面白いコースになると思う。

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2010年に出た時と外観はほぼ同じ

午後からシェイクダウン。今回のインプレッサ、エンジンも足回りのセッティングも小澤ガレージ謹製。実際のコースを走ってみて最後の調整をしましょう、ということになっていた。1回目はアンダーオーバー気味でフロント逃げだし、曲がり始めるとリアが横方向に逃げてしまう。状況を説明し、リアを調整。

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すると案外良い方向になった。タイムもポンと速くなる。続いてフロントの調整。あまり変わらず。さらにリアを少し変更。今後は少し乗りやすくなった。さらにフロントを2回くらい変更すると、大幅にコントロールしやすいクルマに。外気温38度のクソ暑い中、2kmを8本走ったら、スーツもヘルメットも水をかけたみたい。

ちなみにタイムは3本目からずっと2分6秒と7秒。コース取りは違うし、乗りやすさも違うのに、なぜか同じタイム。1ラップ2分6秒のサーキットなら大幅にタイムが違ってくるだろう。このあたりがラリーの不思議なところか。ちなみに25年ぶりのラリーを楽しんでいる喜多見さんは3本走って2分11秒。

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み~んな”少し前”のスバルが好き

最後に乗ってたのは曲がらないことで有名だったレオーネだという。インプレッサと全く別物。タイヤだって大幅に進化している。ということを考えれば素晴らしいタイムだと思う。きっと日曜日の夕方には、私が初めてラリーに出た時のように「このままじゃ終われないぞ!」になっちゃってるかもしれません。

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このあと晩ご飯です

夜はラリーのスポンサーでもある巨大養鶏場の迎賓館のような場所でレセプション&晩ご飯。この養鶏場、ケンタッキーフライドチキンにも食材を卸しているそうな。品質も高い評価を受けているという。確かに養鶏場と養鶏場の場所は離れており、ニオいも全くなし。ギョウカイ世界2位も納得出来る。

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2012年11月22日 (木)

レッキ初日(11月21日)

レッキ1日目。今日は初日のSSで使う26kmと16kmと5kmのコースのペースノートを作る。日本のラリーと違いレッキ日も普通にクルマやバイクが走っており、しかも網の目のよになっている農地を使っているため、交差点は1kmの間に10箇所くらい出てきます。ウチ、4回くらい曲がる。コースのマーキングが必要最小限なので、見落としたらミスコースしてしまう。

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レッキ車はフォーチュナ

それでも今まで何とかやってきたのだけれど、今回のコースときたらほぼ迷路。SS1でコースが解らなくなってしまう。さすがに木原コ・ドラもどうなっているのか全く解らず、午前中ずっと迷子状態。SS1を走っていると、気がついたらSS2になっているのだった。日本なら「他のレッキ車と衝突したらどうする!」みたいになるのだが、そもそも対向車は普通に走ってる。

このあたりは全て管理してくれるラリーと全く違う。そうこうしているウチ、左リアがパンク。柔らかいダートなのでパンクに気づかず、気づいた後も道幅1車線半だし、止まってタイヤ交換する場所も、ジャッキで車体を持ち上げられる路面状況でもないため(柔らかい路面でジャッキアップするとアブナイ)比較的硬くて広い場所まで移動しなければならない。

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ありゃま!

外気温36度の中、タイヤ交換したら文字通り滝のような汗。そんなこんなで、コースがやっと解り、何とかSS二つ分のレッキを完了したのは14時。12時には余裕で終えるつもりだったのに。続いて100km移動し、短いSSを1本。これまた広大な農場の中の迷路で、しばし迷う。一時はレッキ時間に間に合わず、ペースノート無しで走らなくちゃならないことを覚悟しましたね。

しかもコースときたら「間違いなく6速に入ちゃうよなぁ!」というような長いストレートや、先が全く見えない上下方向のラリーで言うクレストと呼ばれる「道のうねり」も多数。ペースノートあったって怖いのに、無ければ走れたモンじゃない。久しぶりにレッキで厳しい修行をしました。晩ご飯(経費削減のため屋台です)の時に飲んだ冷たいビールがウまいこと!

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右から小沢さん。喜多見さん。木原さん。大島さん。植草君。屋台なら日本円で1500円あれば6人で食べて飲んでお腹一杯になります

ちなみに今回はサンコーワークスの喜多見さんとワリカンの2台体勢。1,5台分の経費で2台走らせられます。喜多見さんにとって25年ぶりのラリー出場なのだった。もちろんペースノートを使ったラリーも始めて。コ・ドラは今やタイでNo1と言われているらしいイテポン君。ペースノート作りも順調だったという。ちなみにショックアブソーバーはKYBをベースに喜多見さんがネオチューンしたタイプです。

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2012年11月21日 (水)

ラリー車到着!(11月20日)

5時に起きて原稿書き。タイの高くないホテルの多くは無線ランの容量が極めて細いのか、日中はほぼ繋がらない。超早起きして頑張るしかない。とりあえず何とかおいつきました。9時の銀行開くのを待って両替。けっこうな大金を両替したので、植草君に後方の警備を頼む。タイなら高給取りの年収ですから。

9時半にホテルを出てラリー開催地のロッブリに向かう。昨年は洪水の被害で荒れ果てていた地域も急速な回復を見せている。足の引っ張り合いで進展しな日本と全く違うたくましさを持つ。というか、洪水の被害があった痕跡すら減っていた。タイの人はパワフルです。これなら安心してラリーが出来る。

途中、携帯電話を買う。タイの携帯電話は素晴らしく安価で、ノキアなら800バーツ(およそ2100円)で携帯電話が買え、ロムも50Bの通話料金が着いて50B(約135円)。500Bも買っておけば日本のと通話にも困らない。しかも通話音質も日本より抜群に高いのだった。日本だってシンプルな携帯で十分だ。

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今回、読者の方が運送を引き受けてくれたのだけれど、お願いした時間ビッタリにラリーカーが届く! こんなことタイじゃ奇跡に近い(日本人が付き添ってくれました)。一同凄いと感心しきり。さらにボディに凹み一つ無し。10台くらい積めそうな積車で来たのには驚きました。贅沢でございます。

いよいよ明日からレッキ(下見走行)が始まる。思い切り楽しみます。

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2012年11月20日 (火)

タイへ(11月19日)

昨晩は成田のホテルに泊まり、今年もお手伝いしてくれるステッカー職人の植草君と合流。少し贅沢して中野のライフで買ったボージョレーなんか飲む。いろいろあったが、いよいよタイのラリーである。後はラリーの開催地にラリー車が到着してくれれば準備万端。何たって今年は小沢さん謹製のインプレッサであります。

エンジンも小沢さんが組んだもの。小沢さんに聞くと、エンジンを組む時は精神を集中するため深夜に行うのだという。途中で電話とか入るとダメらしい。作業に入る前、エンジン部品を目の前に、しばし缶コーヒーを飲みながらタバコを吸って気合いを入れる。「よしっ!」となってから寝ないで組み上げるのだとか。

まだ山梨から東京に運んだだけながら、確かに手応えからして違う。アクセル全開にした時の燃焼振動も素晴らしい。STIでエンジンを組んでいたS204と全く同じ雰囲気。今回は燃料もキッチリと要求オクタン価に答えられる。エンジンに関しちゃ言い訳出来ないです。それだけにプレッシャー掛かりますけど。

ショックアブソーバーも世界一安価な初級グループN用から、上級レベルになった。これまた乗ってみたら、路面のデコボコを探す機械のような乗り心地が、キチンと足の動きを感じるようになった。タイヤはヨコハマで文句無し。本来ならドグミッションも行きたいトコロながら、そこまでお金はありませんでした。

こうなるとヤバいのがコースアウト。いわゆる一人芝居というヤツだ。1年間のブランクもあるし。というワケで成田から乗ったチャイナエア(経費節約です!)の中で「リタイヤしたらどうしよう?」。本来なら年間3~4戦にでないと「カン」が戻らない。まぁクサクサした気分を吹っ飛ばすべく楽しみます。

台北までは最大250km/hという強い向かい風の中を飛び、フライトタイム4時間超。台湾からはほぼ無風の熱帯の上を飛び、3時間少々でバンコク着。1年ぶりのバンコクはやっぱし暑かった。レンタカーを借りてラリー終了後のクルマの手配のため打ち合わせ。さらに大渋滞の中、市内のホテルへ。

チェックインしたら21時(日本時間23時)。近所で食事して部屋に戻り原稿書き。明日は市内で両替してバンコクから180kmほど離れたラリー開催地に向かいます。とりあえず今日の天気は曇り時々弱い雨。曇りは暑くないので歓迎ながら、雨だけはイヤだ。走っていて楽しくないですから。

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2012年11月19日 (月)

円安にな~れ(11月18日)

COTYの不在者投票を済ませる。出来れば86/BRZとCX-5、アップ!、3シリーズ全てに10点を入れたいところながら、規則により総点数25点。5車に入れなければならない。したがって1車に10点を入れると、残り15点となってしまう。ここで点数を書くほどヤボじゃないけれど、皆さん同じような傾向かと。

朝から政治家がたくさんTVに出ている。話を聞いていると、全て今だけなんだろうなぁ、と思う。橋下さんも原発問題になったらヘロヘロ。エネルギー問題を解決していけば自然にゼロになる、な~んてこと、誰だって信じないでしょう。TPPだってキッチリとした交渉能力がないと言われるままになっちゃう。

唯一の明るい兆しは円安傾向に振れていること。このまま80円台の半ばくらいまで戻すというウワサもアメリカで出ているらしい。80円台半ばになったら自動車メーカーにとっちゃ大いに有り難い。一息付けることだろう。日本が混乱すれば円の価値も下がる。100円くらいになったら全ての状況は変わります。

厳しい状況にあったマツダも株価は危険水域の100円を超え、120円台に戻した。90円くらいになれば全量を輸出しているトヨタのハイブリッドだって一段と利益を上げられるようになる。

問題は尖閣である。自民党ってナニも言わない。避けて通る気だろうか? 日本の政治が混乱している隙に上陸されちゃったりしたら、もう2度と取り返せなくなる。中国側にとっても石原さんが政府に影響力を持つようになったら必ずや尖閣に介入してくると考えているだろうから、先手を打ってくると思う。

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2012年11月18日 (日)

連日の試乗会(11月17日)

今週は連日のように試乗会や発表会があった。試乗会だけでBMW523dを皮切りに、ホンダN-ONE、フォレスター、アウトランダーといった具合(STIのレガシィtSもだった)。発表会もフォレスターとキャデラックATS、クライスラー300C。しかも26日売り号の締め切りでございます。このまま活気出るといいのに。

COTYは事前投票をしました。11月21日に行われる10ベストの試乗会/投票、COTYのイベントの中で最も楽しいのに欠席しなければなりません。86/BRZ優勢かと思っていたけれど、スバルがフォレスターの試乗会をメディアだけに制限した件で、案外敵を作っているという。皆さんそんなこと気にしないと思いますけどね。

日本維新の会は「TPP推進。脱原発を引っ込め、消費税11%」だという。これでどのくらいの支持を得られるのだろうか? いずれにしろ「景気」と「高齢者問題」、「20歳代後半から40歳に多いフリーターを国の稼ぎ手に変える」政策を取らない限り現在の閉塞感は続くと思う。変革をしなければならないのに守旧派が強い。

心配なのは守旧派のポジション。「現在の制度で大もうけしている人」と「あなたは今のままだと近い将来厳しい状況になりますよ」という人が同じ主張をしている。大もうけしてる人は、上手に「困る人」を使っているのだった。いずれにしろなるようにしかならない。選挙は民意を問う場だ。果たして皆さんどんな選択をするか?

ちなみにTPPについて書くと、多くの反論が来る。すべて「このユーチューブを見ろ」とか「この人のブログを読め」。本人が自分の情報を書いているケース無し。読めといわれた先を見ると、「こんなことで洗脳されちゃうの?」レベル。現場はもっとシビアで深く、先の話をしている。私をそういった状況を踏まえて書いています。

自動車産業がメインながら、他の分野の情報も入ってくるのだった。ということで現場の意見や声なら大いに聞きたいです。一次情報を持っていない人は、それなりの場所で御願いします。いずれにしろ私らレベルで反対だ賛成だ言っても、流れは変えられない。何度も書いてきた通り、どうなっても大丈夫なように準備することだ。

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2012年11月17日 (土)

選挙ですね(11月16日)

今度の衆院選挙はいろんな意味で踏み絵になりそうだ。なかでも焦点になるのが『原発』『TPP』『消費税』か。人によってプライオリティは違うだろうけれど、私の場合、脱原発を中心にしたい。というか、今こそ最大のチャンスだと思ってます。どう考えたって日本の将来に役立つと思えませんから。

TPPはよく医療保険が反対派の象徴にされる。確かにアメリカの医療は金持ちのためのものだ。しかしアメリカ国内だって「おかしい!」という意見が以前から出ており、今年の6月に『オバマ・ケア』と呼ばれる日本的な国民皆保険制度を連邦最高裁は合憲と判断した。この点はTPP交渉の時に日本が条件として出すべきだ。

もう一つ。TPP反対派は「海外からの労働力が入ってくる」と言う。今のままだって工場は海外に流出していく。人口も減る一方。法規にのっとり海外から人が入ってくれば必ず制度に組み込まれて働く。現状は不法就労に近いため、税金も国民健康保険もほぼ払っていないフリーターと同じ貢献度でしかない。

同じく猛反発している農業のお爺さん達は後継者を育てられなかった。そらそうだ。補助金にドップリ浸かった農業に将来など無いことを次の世代は見ている。もう少し正確に書くと、今までは雇用の確保と食糧自給率向上のため、必要な政策だったかもしれません。そろそろ自由化し戦う農業にならなくちゃ。

TPP発効となっても来年からというワケじゃない。お爺さん達が天寿を全うするまでは現状のまま。やがて能力のある人たちがドンドン入ってくることだろう。日本だって土地の細切れ利用をなんとかすれば、もっとコストダウンできる。加えて安心や安全を考えたら、安価な農作物が入ってきても日本産を買います。

中国産の安価な農作物は買わないという話はよく聞く。近所のスーパーに行っても産地表示を見て買い物をしている人が多い。私も尖閣問題より前から中国の農作物は買わないようにしてました。TPPは日本人のチカラで何とかなる。原発事故のため日本の農作物を買えなくなる方がずっと問題かと。

夕方から伏木センセとザッカーの対談。お題は「キャデラックATSやクライスラー300C」だったのだけれど、本日は特に後ろ向きになられており「左ハンドルしかない」とか「ボディが大きすぎる」と最初から完全否定。「こういうクルマはおかしいと思う」に終始し、対談とならない。ヤヤこしい時代になったモンだ。

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2012年11月16日 (金)

フォレスター(11月15日)

今日も早起きして河口湖で行われている新型フォレスターの試乗会へ。ハンドル握ったらターボはゴツゴツマシンでございました。ターボ無しなら乗り心地良い。また、クロカン4WDのような着座高になり、ハンドリングも乗用車というよりクロカンに近い。乗用車のようなSUVだったフォレスターのキャラ、変わりました。

竹平兄もベストカーで試乗に来ていたが、ターボ車の乗り心地についちゃ私より厳しい評価だった。XVにも言えることながら、このところスバル車、バラつき大。上質な乗り心地のインプレッサに合わせてくれればいいのに。まぁXVの試乗インプレッションを見ても「乗り心地悪い」と書いてるの、私くらいですね。

詳しくはオートックワンとオールアバウトで紹介するけれど、スバルって今までの流れを変えようとしているように思う。生き残りのためには仕方ないのかもしれません。私の次期モデルはフォレスターのディーゼル&アイサイトを考えていたけれど、少し好みと違う感じ。ディーゼルもしばらくでないそうな。

驚くほどリーズナブルになる、とウワサされているアウトランダーPHVというチョイスも面白い。ゴルフ7の仕上がりだって凄いらしい。そしてプリウスだって「普通のモデルチェンジじゃユーザーが納得しないと思います」という意気込みで開発を進めているそうな。来年あたりから少し面白くなるかもしれません。

シティバンク銀行の対応、どうしても納得できないので、いろんな方法で頑張ることにした。「アンタのような立場の人が泣き寝入りしちゃアカンぞ」という声も多数頂く。確かにTPPもあるかもしれない将来を考えると、こういったハゲタカに襲われた時の対応策を考えなくちゃならない。ダメモトで探ります。

「欲しがりません勝つまでは」ぢゃないけど、反省と自戒と復讐を誓い、車上荒らしに遭ってから緊縮財政を組んだ。幸いラリーは皆さんからのスポンサーで何とかなります。盗られた現金70万円+近々シティバンク銀行に持っていかれる120万円を何とか浮かすべく頑張り中でございます。

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朝ごはん

大根の葉っぱとアラケンのお母さんから1ヶ月前に貰ったミョウガ、そして昨日の鍋の残りです。コレで辛いということは全くなし! 大根の葉っぱ、美味しい。板前さんが漬けてくれたミョウガも抜群で、3つあればゴハン一杯食べられる。そのうち上手いもん喰ったとフェイスブックで自慢してやる。

ちなみに弁護士会の相談窓口は「掛ける費用分の回収は難しいので止めたほうがいい」。意外なことに役所関係の方が好印象。中でも今まで評価していなかった『国民生活センター』は様々な実用的アドバイスをしてくれる。大いに見直しました。困ってみると、今まで見えなかったブブンが解ってくる。

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2012年11月15日 (木)

ウワサ(11月14日)

早起きして三鷹のSTIに行き、アイサイト付きの2,5iをベースとした『tS』の試乗。今やSTIといえどもアイサイトが付いてないと動かないのだという。4WDや水平対向のスバルは遠くに行きつつある。考えてみたら最近スバルの本質を語る宣伝など無くなってしまった。売れればいいってことですね。

そのスバル、明日から新型フォレスターの試乗会を行うのだけれど、メディア限定。私はCT誌の取材で乗りに行くが、そうじゃなければ当分ハンドル握れませんでした。マイナーチェンジレベルならメディアだけの試乗会もあるけれど、フルモデルチェンジでそりゃないぜよ、と思う同業者はたくさんいるだろう。

来週はいよいよCOTYの投票日ながら、いつもの如く様々なウワサが流れてくる。例えば「多田さんはCOYTなんか取れなくてもイイと言ってる」。例えば「新型アテンザの評価が低いのでCX-5に点を入れておこうという人が多い」。はたまた「来年のゴルフ7が本命らしい」等々。全て根も葉もないウワサです。

これまた素直に自分が決めればよい。とはいえ今年は「重さ」と「長さ」と「面積」と体積」を比べるようなモノ。86とCX-5とアップ!と3シリーズ、どれに10点を入れてもおかしくなかったりする。それぞれ明確な理由をつけられるからだ。おそらく選考委員の皆さんも大いに悩むことだろう。読者諸兄ならどのクルマですか?

夕方、電話あって衆院の解散が16日で決まるだろう、とのこと。なるほど情報通りの流れになって、解散する方向となってしまった。このタイミングで解散したら民主惨敗間違いなし! かといって自民党もアカンかと。私は原発に反対してる渡辺さん率いる「みんなの党」しか入れられる党が無い。

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2012年11月14日 (水)

TPP(11月13日)

シティバンク銀行の対応を見ると「TPPなんか絶対やるべきじゃない!」と思う。もはやデタラメだ。同じゴールドカードでも『UCカード』のキャッシング可能額は20万円。というか、今まで使ってないのだから、そのくらいの金額で十分かと。なのにシティバンク銀行って勝手に120万円という限度額に上げていた。

盗まれた時も盗難受付ダイヤルに連絡したら、なかなか出ない。120万円キャッシングされた後も「犯人が捕まったのだから4桁の暗証番号をどうやって知ったのか解るまで支払いは待って欲しい」と言ったら「4桁の暗証番号は顧客にしか解らない。そもそもキャッシングは保障システムも無い。すぐ支払え」の一点張り。

TPPを締結すると、こういったハゲタカのような業者がどっと入ってくる。しかし。考えて欲しい。現状でも金融庁はデタラメなシティバンク銀行に認可を出してます。知らないうち、こういったジョーカーが紛れ込んでるのだった。あまり話題にならないけれど、外資系の任意保険などの対応も日本の企業とずいぶん違うそうだ。

完全に閉め出さない限り、ジョーカーを掴んでしまうことに。だったら一段と参入の条件を厳しくして完全に鎖国し、ゆりかごの中で過ごす方がいいかもしれません。勝股兄なども「完全鎖国すればいいんや!」と言う。でも鎖国したら徐々に活気を失い、一段と閉塞感のある社会になってしまうだろう。

70歳代の先輩方は後継者も育てられないのにTPP反対と言う。TPP反対だという人のコメントを読むと、国民健康保険がなくなる等、一瞬で社会システムを切り替えると勘違いしているようだ。最も短い事案で数年。長い事案だと10年くらい掛かる。その間にジイサン達は幸せなまま引退できることだろう。

日本人はバカじゃない。シティバンク銀行のようにジョーカーが入っていると覚悟したら、おそらく身を守る術を考えることだろう。メディアも社会での存在感を再認識すると思う。そういった「練習」を数年間掛けて行えば、外資が入ってきても日本人は日本の企業を選ぶに違いない。若者は学ぶかと。

もっと重要なことは、国民がTPPを反対しても賛成しても関係なく話しが進んでいく、ということ。次の世代のため、どういう時代になったとしても生き残っていく方法を考え、教えていくのが大人の役目だと思う。私に出来ることは、危ないと思われる事象の啓蒙だ。シティバンク銀行の対応で決意を新たにしました。

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2012年11月13日 (火)

無限リジェ(11月12日)

午前中は再び無限CR-Zの取材。なんだか縁があります。朝霞の無限でクルマを受け取り、秋が瀬公園に行って撮影など。前回は燃費チェックをする時間も無かったので試してみたら、街中を流して17km/L前後だった。スポーツモデルとして考えれば上等。毎日の足として使ってもストレス無い。

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乗るたびに感じることがあります

取材終了後「昼飯を」ということになり、それなら車上荒らしに遭った和光のがってん寿司だ、ってんで行ってみた。下の写真の左奥(軽自動車の向こう側)に位置に止めた。寿司屋の中から見えるので、ディバッグを車内に残した。白昼にこんな場所で車上荒らしに遭ったのだから驚く。

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時間帯もほぼ同じ

無限にクルマを返しに行ったら懐かしいF1が! 1996年のモナコGPを制したオリビエ・パニスの無限エンジンを積んだリジェでございます! あの時は驚いた。雨でコースアウト続々。3台しかチェッカー受けられず、パニス粘った! こう書くと幸運だけだと思うだろうけれど、素晴らしく速かった!

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2位はマクラーレン・メルセデスのクルサード

F1は運だけじゃ勝てない。残った3台だってF1なのだ。その他、1998年のベルギーGPで優勝したデイモン・ヒルのジョーダン無限も展示してある。無限のショールーム、あまり知られていないけれどお宝がたくさん! 長居しそうになったけど帰宅して原稿書き。夜は中野で原稿書き。

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2012年11月12日 (月)

お仕事(11月11日)

大阪の警察から電話があり、盗まれたディバッグも見つかったという。布施署から朝霞署に問いあわせたものの、まだリストとしてまとめていないということで、直接私に「中に入っていたものを教えて欲しい」。なるほど警察と警察の関係って微妙だということを感じます。民間と比べ速度感が無い。

その際「4ケタの暗証番号をどうやって知ったのか解りますか?」と聞いたら「自動車ドロボウを捕まえたら大量のクレジットカードが出てきたので、本件である自動車ドロボウを調べている状況。まだクレジットカード被害まで辿り着いていない」。つまり大阪府警は犯罪の重大性を未だ理解してないようなのだ。

もの凄い手柄なのに、そこに気づいてないワケ。いつか辿り着くと思うけれど、少し不安。ちなみにディバッグは数ヶ月戻ってこないようだ。中にどんなモノが残っているかも不明。パスポートや小型船舶の免許など再発行したモノはいいけれど、株主優待券など期限切れが近づくモノも入っている。どうなる?

今日は朝から原稿書き。皆さん同情して頂いているのか、仕事を出してくれます。ありがたいこと。期待に応え、良質の原稿を締め切りに間に合わせ書きますよ~。16時から狸穴のラジオ日本で収録。首都高で行こうと思ったら一般道も流れよい。練馬から東京タワー直近のスタジオまで50分。流れ良いと得した気分。

新しいメニューを始めたうなぎ屋は、面白い状況。皆さんまず600円の肴を1~2品頼む。出すと「もっと食べたい」と思うのだろう。次々とオーダーして貰え、結果的に嬉しい売り上げになります。で「美味しかったよ!」と言って帰って頂ける。問題はお客さんの数が少ないこと。入りにくいのかもしれません。

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2012年11月11日 (日)

文化活動(11月10日)

新宿駅8時10分初の小田急『えのしま号』で片瀬江ノ島へ。今日は以前竹岡までの「夏なのにガタガタ震えるほど寒かったヨット修行」をした「江ノ島マリーナにヨットを置いている人」のフネに乗せてもらう。天気は素晴らしいけれど風強し! 出航時は北からの風が10m前後吹いてました。

このくらい風強いとアビーム(横風)で走ったら速い! メインセールだけで簡単に6ノットも出てしまう。安定したアビームだとすることもないから、好天の中、ジジイばっかり6人で海の話なんぞしてたらあっという間に2時間。やがて城ヶ島にでも着いちゃいそうなイキオイ。そこで進路を大島方向に変更。

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ヨットの世界も高齢化らしい

追い風状態でオートパイロットをセットしてお弁当。気が付くと相当沖合いに出ており、波も高くなっている。そろそろ戻りましょう、と江ノ島に進路を取ったら当然如く強い向かい風。速度が全くでない。まぁ2ノットくらいですね。江ノ島まで10海里ほどあるので、5時間掛かっちゃう計算。すでに12時半なのに。

こら日が暮れますね、ということでエンジン掛けて機走で戻る。それでも2時間少々掛かかりました。マリーナに係留したフネの上で暗くなるまでジジイ同士のクダらん話など(上の写真の真ん中のヨットの持ち主だけ40歳で若いです)。これが女の子だとガールズトークでカッコ付くのだけれど‥‥。

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右は竹岡さんというという業界の人か?

終了後、ギョウカイのチーム4つがライブを行う新橋に移動。神楽坂清三郎さんは21時15分からのトリでございます。徐々に固定ファンも増えてきて、大いに盛り上がる。こういう文化活動も大いにやるべきだと思います。けっこう楽しいのでギョウカイの方は次回、ぜひおいでくださいまし。

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2012年11月10日 (土)

もんじゅ再開?(11月9日)

暗いウチに家を出て電車を乗り継ぎ東京駅へ。7時12分発の東北新幹線であります(乗った車両は山形新幹線ですけど)。知らないうちに100V電源が付いている。PCやスマホを持っている人に取っちゃありがたい。駅のコンセントって使用禁止が多いけれど、車内ならOK。不思議なことである。

宇都宮で暗くなるまで取材。この時期、天気悪ければ凍えるくらい寒い。されど本日は風も無く暑いほどの日差し。すっかり日焼けしちゃったほど。いろんな人に車上荒らしの件で聞かれる。大変なメに遭った人にどう声を掛けたらいいのか、今回相当学びました。おかげさまで立ち直りつつあります。

帰りの新幹線を待つ間、宇都宮で餃子を食べる。ついついシロウトっぽく「12種の餃子」など頼んでしまった。宇都宮って変わり餃子も多いのだけれど、思い出してみたらウマいのに当たったことない。普通の餃子を2~3人前頼むのが正しい修行。案の定、味の違いなんか3種類くらいしか解らず。しくしく。

ニュースを見ていたら、驚いたことに高速増殖炉「もんじゅ」の計画を続行しようとしているらしい。すでに1兆円投じ、さらに今後10年で1700億円掛けるという。修理が上手く行ったのならトットとナトリウムを抜いて休止させるべし。そもそも高速増殖炉なんてアブないし、原発の無い日本にゃ必要なし。

そんな予算があるなら、代替エネルギーの開発にまわしたらいい。そういやオーストラリアで2分間圧縮空気を充填すれば100km走る「空気バイク」を開発した大学院生がいる。圧縮空気をエネルギー源とする乗り物はムカシからあるももの、一向に実用化しない。果たして本当だろうか?

常識的考えれば、バイク用エンジンのシリンダーを動かすのに10気圧必要だとする。200気圧にした20Lタンクは10気圧にすると200L分。200ccエンジンだと千回しか上下させられない。1kmも走らない気がします。なんで100kmも走るのか私のアタマにゃ理解できぬ。どなたか解る方いますか?

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2012年11月 9日 (金)

尖閣盗られる?(11月8日)

早起きして原稿書き。新宿に寄って出来上がったパスポートを受け取り、ボルボの緊急停止ブレーキの取材のため台場へ。パスポートや手帳が入っていた私のディバッグはドコに行ってしまったのだろう。大阪府警の刑事さん、犯人に聞いてくれると嬉しい。盗られた現金は諦めるしかないのか?

緊急停止ブレーキといえばスバルのアイサイト一色ながら、ボルボのシステムもなかなか素敵でございます! これが今なら12万5千円で買えるのだった。ボルボ・ジャパンによれば、緊急停止ブレーキの装着率は日本が世界ダントツなのだという。そらそうだ。日本ほどクルマと人がゴチャゴチャの先進国などない。

ニュースは米大統領選に続き、中国の党大会である。いろんな筋から話を聞くと、どうやら中国はホンキで尖閣を奪いに来ているようだ。胡錦涛が意地になっているのだという。しかも国家主席を譲った後、軍のTOPとしてしばらく居残る。その間に何らかのアクションを起こしてくるだろうコトは間違いなし。

今の日本の政情だと、90%以上の確率で盗られちゃう気がする。すでに領海侵犯なんか日常茶飯事。どこの領土だかワカラン。多くの国民はそれでいいと思っているのだろうか。私ですら「もう少し粘った方がいいんじゃないの?」と考えます。「沖縄や台湾漁民の避難港にする」とか理由を付けて港なんか作ったらどうか。

中国の状況も微妙になってきた。このまま平定を保てるとは思いにくい雰囲気。10月の日本車の販売台数も対前年比で半分にしか落ちていない。反日活動をしていない地域の規模がよ~く解る。少し距離を取り、状況を見極めるたいところ。いずれにしろ嵐に備え足元を固めたほうがいいと思います。

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2012年11月 8日 (木)

窃盗犯逮捕(11月7日)

今日も朝から原稿書きと敗戦処理。三井住友銀行のキャシュカードは生体認証式(指紋)に変更してもらう。生体認証なら暗証番号そのものが無い。指紋でしかお金を下ろせなくなる。このカード、発行は無料。落としても盗まれても全く心配ないのでおすすめです。手続きも2回銀行に行けばOK。

昼過ぎ、UCカードから電話があり「大阪府警から私の連絡先を教えていいですか? と聞かれている」旨の電話。30分ほどして大阪府警の刑事さんから掛かってきた。何でも「大量のカードを所持していた輩が茨城県で逮捕され、大阪にいます。その中にあたなたのカードが3枚入っていました」。

犯人は現時点でナニもしゃべらないのだという。これから本格的な捜査を始めるとのこと。UCカードに電話した後、私のカードは被害届が出ていることを確認したのだろう。朝霞署にも問い合わせをしたようだ。盗まれたときの状況や、キャッシングされた場所&時間など詳しく聞かれる。

おそらく徐々に全貌がわかってくるだろう。大量のクレジットカードからキャッシングされた点を見ても、4桁の暗証番号を調べられる装置を持っている窃盗団であることは間違いない(1人だとは思えません)。シティバンクVISAは暗証番号が入っていないけれど、シティバンク自ら顧客情報を流出させている。

流出を伝えるニュース

暗証番号がバレバレになったらあっという間にキャッシングされちゃうでしょ。しかもシティバンク銀行、盗難届けの電話をしてもなかなか出ないし。本日もシティバンク傘下のダイナースカードのキャシッシング可能額をゼロにしてもらおうと思ったら、連絡先が解らない。仕方なく盗難されたときの電話番号に。

するとどうよ! 16分過ぎてもずっと「掛けなおすか、もう少し待て」のエンドレステープ。これがシティバンクグループになったダイナースクラブの実態です。20年以上前は素晴らしかったのに。18分待って繋がったので、キャッシング額(130万円あった!)の取り消しでなく、解約をしてもらいました。

シティグループは顧客情報を流出させた上、急いで電話しても繋がらないという信じられない状況。窃盗団もクレジットカードの暗証番号を解読する装置が出来たり、キャッシング額が突出して大きいダイナースなどの顧客情報を掴んだから動き出したんだと思う。警察に個人情報流出の被害届を出そうと思う。

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2012年11月 7日 (水)

COTYの10ベスト(11月6日)

午前中は住民票を取りに行ったり郵便局に行ったりと敗戦処理。再発行しなければならないものや、手続きしなければならないものは案外多い。盗まれたバッグの中に軽油の免税証なども数枚入っていた。今回の盗難で「大変でしたね」と声を掛けてくれる人に聞くと、皆さん案外いろんなモノを持ってます。

やっぱしカードの類が多い。5~6枚持っている人も少なくない。まぁ私もそうだったので人のコトは言えぬ。使わないカードは全て裁断。キャッシングのワクをゼロにしてもらう。考えてみたらカードの会員料金だけでけっこうな額でありました。クルマ乗りはETCカードのこともあるから、必ずクレジットカードを持ってるかと。

14時からCOTYの10ベストカー選び。ナンのカンの言っても現場に居ると盛り上がる。今年の特徴を挙げるなら輸入車勢が強かったこと。下馬評だと国産車は86とCX-5優勢。輸入車だと3シリーズにアップ!といった具合。この4車の中から選ばれる確率を出すなら、95%だと思います。

トヨタ 86/BRZ
日産 ノート
ホンダ N BOX
マツダ CX-5
スズキ ワゴンR
VW アップ!
BMW 3シリーズ
シトロエン DS5
アルファロメオ ジュリエッタ
ランドローバー イヴォーク

・ノミネートリスト順

例年、COTYは日本車が強い。私の予想としちゃ天気予報当たるより高い確率で日本車になるかと。アップ!などお買い得価格で面白い存在ながら、来年ゴルフ7がある。ということで86対CX-5という図式になりそう。投票日は11月21日。タイに行ってしまうため不在者投票をしていきます。

尖閣の状況は悪化の一途らしい。連日のように中国公船に領海侵犯され、もはやニュースにもならない。ニュースにならない、ということは「普通」ということ。やがてドチラの領土か怪しくなっていく。胡錦濤も どじょう に対する態度を見るとガキのケンカの如し。あれほど大人気ない主席は初めてかと。

両国のTOPが変わらない限り、中国問題は解決しないだろう。こんな政治情勢だと企業としちゃ打つ手なし。

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2012年11月 6日 (火)

警察のチカラ(11月5日)

車上荒らしの件でいろんな人からアドバイスを貰う。ベストカープラスの飯干君の指摘にゃウナった。おそらく警察はすでに犯人の車両を特定しているだろう、と言う。なぜか? 犯人は和光市のセブンイレブンで13時41分にクレジットカードを引き出し、次は川口市の伊刈でキャッシュカードを破ろうとした。

14時2分にキャッシュカードを使おうとした伊刈の『スリーエフ』のロケーションを見ると、外環道『川口西IC』からすぐ。外環の『和光IC』から乗って川口西で降りた、ということです。この時間帯に和光市から入り、近所の川口西で降りたクルマなど多くないだろう。Nシステムや料金所の情報を得れば簡単に割り出せる。

なるほど、でございます。確かに対象車は上を見て10台。いや、時間が絞られるので、1台しか該当しない可能性も大きい。Nシステムならドライバーや同乗者の顔まで写っている。ということで飯干君は警察がすでに犯人の情報を得ていると言うのだった。私も日本の警察の優秀さを信じます。

午前は潮風公園で動画のコメント撮り。午後からCT誌の撮影。うなぎ屋も昼間は厳しい売り上げだったけれど、店仕舞いの直前になってパタパタとお客さんが来てくれ何とかトントンといった感じ。小さな幸せでございました。こんな日が続くと嬉しい。連日、盗られた小型船舶免許や凍結したカードの再発行などの敗戦処理も多い。

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2012年11月 5日 (月)

家の安全(11月4日)

今まであまり考えたことが無かった家のセキュリティながら、やってみるとなかなか興味深い。クルマと似ているのだった。日産の『セーフティシールド』など、そのまんまと言ってよかろう。まず「事故にならない状況を作る」というもの。こらもう「家の周囲を明るくする」とか「なんだか用心深そうだ」と感じさせること。

ムカシの武家を見ると、家の周りに歩くと音が出るような仕掛けを作った。極端なことを言えば、家の周りの地面を全てトタン板などで覆っておけば音が出る。家に近寄ると電気が付くセンサー付きの防犯灯もリスクを減らすための大きな道具になるだろう。昨今の状況を考えれば、一戸建てなら最低でもこのくらい必要。

次のシールドは防犯カメラだ。本日取り付けました。いくつつけたのか書くと手の内をバラす。ハッキリ見せることも大切ながら、外から見えないように隠したカメラも必要。ここにきて防犯カメラは高性能化しながら大幅にコストダウンしている。3つくらいなら家族で3回食事するくらいで買えちゃいます。

私が買ったのは夜間も赤外線ライトでハッキリ見えるタイプ。取り付けてみたら、今まで無かったことが信じられないほど。家の周囲全てをチェックできます。大きな弱点は停電させらえることながら、調べてみたら停電でアラームを鳴らしてくれるシステムも出ている。こいつを加えれば車間距離警報などと同じ。

3番目は横滑り防止装置や緊急自動ブレーキに相当する、家の中に入られてからの対応策。各種のセンサーで人が侵入したら解る様にしておく、ということです。こらもう横滑り防止装置と同じくらい緊急事態ですね。こいつも第一段階を構築済み。今後、さらに精度が高く、防犯効果のあるタイプにしていく。

そして最後がエアバッグや安全ボディである。警察を呼んだって絶対間に合わない。警備会社でも同じ。アメリカならベッドサイドの拳銃ということになるのだけれど、日本は無理。これまたいくつか対策があるから興味深い。もちろん緊急脱出ルートというのもチョイスの一つ。我が国もセーフティシールドを考なきゃならなくなるだろう。

尖閣周辺で中国公船が普通に領海侵犯をするようになってきた。こいつを放置しちゃ絶対ダメ。そろそろ尖閣に常駐することを考えるべきだ。もちろんそうなったのは中国の責任だ、ということを世界に向かって思い切り大きな声でアピールすること。

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2012年11月 4日 (日)

セキュリティ(11月3日)

当日の状況など。30日は早起きして小田原で行われていたレクサスの試乗会。午後は14時に朝霞の無限に行き、オートックワンの取材でCR-Zに乗る予定だった。朝霞周辺には13時15分くらいに到着。少し時間あるし昼ごはんを食べておこうと回転寿司に入る。直後、オートックワンの編集の人から電話。

14時より前に着いたら嬉しい、というので急いで食事して13時29分に会計を済ませている。外に出てクルマに乗り、走り出したら助手席の床の上に目立たないように置いてあったDバックがないことに気づく。急いで戻って念のためお店の人にDバックの忘れ物はなかったか聞く。もしかしたら店内に持ち込んだかもしれないからだ。

13時36分に自宅へ電話し、クレジットカードとキャッシュカード全てを止めてもらうべく手続きしてもらう。続いて110番通報。ヨメは手元に請求書のあったシティカードVISAに電話したら、下の動画のように数分間「待ってください」のエンドレステープ。途中で諦め、楽天とUCカードに電話して機能停止をリクエスト。


再確認のため2日後のほぼ同じ時刻に電話した

3枚のカードのキャッシングは盗難された場所からおよそ5分の場所にあるコンビニのキャッシュディスペンサーで13時37分から始まっていた。シティバンクVISAは最後で13時40分から41分に掛け、50万円、50万円、20万円を引きだされている。電話にすぐ出てくれれば助かった可能性もあったのに。

いずれも全て4桁の暗証番号を1回で入力。楽天とUCは同じ暗証番号ながら、シティバンクVISAは違う。もちろん誕生日などと全く関係なし。私がカードに番号を書いてあったか、同じバックの中に暗証番号をカード毎に書いてあるか、などじゃない限り、それぞれ1回で暗証番号を入れることなど出来まい。

10分ほどで警察が来て現場検証を始める。この間、ヨメから電話入り、すでにキャッシングされているということが判明。14時から撮影の予定だったオートックワンの編集部の人には事情を説明。日暮れも早いので現場検証終わったらすぐ取材できるよう、とりあえずクルマを持っていくとの事。

30日の日記に使った写真は、この方が撮ったもの。その後、14時2分にシティバンク銀行のキャッシュカードが川口のコンビニで使われた(シティバンク銀行は普通の銀行で扱っていない)。こちらは13時58分に盗難届けを出していたので助かっている。これも暗証番号が1回で入れられた。

以上が顛末。昼から深川の富岡八幡宮に行ってお払いをしてもらう。可愛らしい七五三の子供達がたくさんきてました。続いてホームセキュリティ用のカメラやセンサーやグッズを買いに行く。最近たくさんのホームセキュリティグッズが出回り始め、しかもリーズナブル。ここで内容を紹介すると手の内がバレますね。

聞いてみたら空き巣や夜間人のいない事務所や店舗の泥棒、車上荒らしは意外なくらい多いようだ。セキュリティグッズを扱っている人に聞いたら「増えているんですよ」。被害がお金やモノだけの時は、メディアも取り上げないのだという。身の安全は自分で守らなければならない時代になったと認識しました。

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2012年11月 3日 (土)

キャッシングに注意(11月2日)

いやいや強い精神的なダメージを受けると体調までおかしくなる、ということを改めて認識した。まず食欲が出ない。身体もダルくて動く気がしない。風邪を引いたような感じであります。最大の理由は依然として被害が確定していないからだと思う。まだ何かヤラれちゃうような気がしてるのだった。

二つ目はシティバンクVISAカードの対応。海外でお金を下ろせるから便利だということでシティバンクの口座を作りキャッシュカードを頼んだら、自動的にクレジットカードも作ってきた。以後、ほとんど使っていないのに、なぜかキャッシングの額が120万円にまで増やされている。日本のカードは20万円なのに。

それでいて被害に遭ったら「契約書類に書いてある。それを読まなかったアンタが悪い」の一点張り。一瞬で暗証番号が見破られたことはおかしい、と認めつつも、楽天やUCカードのように「今までと違うケースなので調査します」という再発防止の動きも皆無。やはり日本のカード会社の方が圧倒的に安心だ。

プリウスのロックの件、すでにイモビカッターの存在が知られている。オンボードダイアグノシスのコネクターに繋ぐとエンジンを掛けられるシステム。ドアロックは作動の際、電波を発信している。その電波からロック解除のアプローチをするという装置が以前あった。おそらく何らかの方法が出てきたのかもしれない。

いずれにしろ最新の装備を持つプロに狙われたら厳しいと思う。今日は早起きし、2013年モデルのGT-Rの試乗会のため菅生サーキットへ。本日中に原稿まで仕上げ、ベストカーの11月10日売り号で紹介しようというもの。GT-Rのイヤーモデルの試乗会、初めてである。まぁ憎まれ口ばかり書いてますから。

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2013年モデル

何より嬉しかったのは一時期体調を崩していた水野さんが、すっかり元気になっていたこと。元気ない人とガチで言い合う気になれない。大言壮語上等の水野節もキッチリ復活しており、久しぶりに楽しかった。私は何度かGT-Rを「徒花」(結実しない花)を評している。それは単に速いだけのクルマだったからだ。

今や速さに意味などない。しかし! 菅生サーキットで全開してみたら、なんだか忘れていた大事なモノを思い出した感じ。速さだけで無く凄く楽しいクルマになっている。大きさや重さを意識させず、文字通り意のままに走ってくれます。ここまで仕上がってくると水野節も大言壮語とは思わない。徒花とも思わない。

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このまま突っ走って欲しい

水野さんや開発チームの努力が実った、ということ。少なくとも菅生サーキットを走る楽しさは、フェラーリやポルシェを凌ぐ! この楽しさをジワジワと拡大させていけば、素晴らしいクルマになるだろう。GT-Rで全開したら、車上荒らしに遭ってクサクサしていた気分を10%くらい取り戻せた。

やっぱり「趣味」は人間にとって重要なモノだと再認識す。読者の方々からの励ましや、気遣いで20%くらいまで回復していたけれど、GT-Rに乗ったらさらに10%くらい戻った感じ。原稿書きに没頭してるときもイヤな事を忘れられる。試乗終了後、菅生で大雑把に原稿を仕上げ、その後、福島駅で添削し送稿。

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2012年11月 2日 (金)

シティバンクは危険(11月1日)

これは皆さん知っておくべきことだと思う。本来カードって「現金を持つと危険だから」という概念から始まった。盗っても現金にならないから意味を持つ。しかし! 4ケタの暗証番号をカードから引き出せたなら、キャッシング機能付きクレジットカードは現金と同じ。これ、冷静になって考えてみたら恐ろしい。

夜道を歩いている人は現金を持っていると限らない。でも現代人ならクレジットカードの2枚や3枚は持っているだろう。つまり襲えば数十万円を簡単に奪えるワケです。驚くのがシティバンクカード。知らないうちにキャッシング限度額を120万円に設定されていた。しかも盗難被害の電話をしても5分以上繋がらない。

実際、私の場合、シティバンクVISAのクレジットカードはコンビニのキャッシュディスペンサーで暗証番号を1回で入れられてしまった。この件、シティバンクに問い合わせてみたら「会社として救済策を持っていません。保険にも入っていません」。加えて調査もしないという。シティバンクビザを持っている人は、相当リスキーだ。

「クレジットカードに暗証番号が入っていない」というのはウソ。正確には「簡単に解らないような高度な暗号処理をして入っている」。そいつを突き止める装置が作られ、窃盗団の手に渡ったということだと思う。ここから先は自動車評論家の取材能力を超えているので、専門分野に人に追求して欲しい。

クレジットカードの暗証番号は意味を持たないと考えるべき時代になった。犯罪者にとっちゃクレジットカードは現金と同じ。対応策はキャッシング出来ないようにし、不要なクレジットカードを破棄すること。ちなみに今回の対応で最も真摯なのが意外にも楽天カード。シティバンクは論外。UCについちゃ対応待ちです。

景気が悪くなると、そう遠くない将来、夜道を歩いていても危険性が出てくる。このあたりでカード会社もセキュリティ能力をワンランク引き上げなければならないと思う。ちなみに今回プリウスの電子ロックもやられている。ICカードの暗号を抜けるのなら、クルマのロック解除くらい簡単だろう。皆さんもご注意を。

もはやクレジットカードはステータスでも何でもない。今回の騒動が落ち着いたら、飛行機会社のクレジット機能付きカードだけにする。そしてキャッシングはゼロに。銀行の通常のキャッシュカードも不安だ。1日50万円まで下ろされちゃいますから。キャッシュカードは生体認証に切り替えることをすすめておく。

私の家のセキュリティも強化した。現金は当座分しかなし。金目のモノは元々無し。日本も景気が悪くなると間違いなく犯罪が増えることだろう。皆さんの知り合いやネットワークを使い、キャッシング可能額をゼロにすることを啓蒙して欲しい。繰り返しになるが、シティバンクは何の保証も無し。使うなら割り切ってどうぞ。

気分的にはギリギリながら、意地でTOPやECOカーアジアの記事を書いてます。

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2012年11月 1日 (木)

暗証番号抜ける(10月31日)

酷い目に遭うと見えてくることもある。今回、パスポートや小型船舶免許、名刺もバッグの中に入っていた。電話でカードなどの手続きをしたことがある人なら御存知の通り、本人確認って1)名前。2)住所。3)生年月日。4)電話番号の4つ。この4つ、パスポートと自宅の電話番号さえ解れば、いかようにもなってしまう。

また、クレジットカードに暗証番号情報は含まれていない、と公式に発表されているが、どうやらカードの中に暗号として入っているようだ。最新の機械さえあれば解ってしまうのだという。じゃなければ10分後に、間違いなくそれぞれ別の暗証番号を3つのカード(キャッシュカードを含めれば4枚)に当てはめることなど出来まい。

プロの手に掛かれば4ケタの暗証番号など何の意味もない、ということになります。ということで不要なクレジットカードは切り刻むか、どこか安全な場所に保管しておき、さらにキャッシング可能金額をゼロにしておくことをすすめておく。その際、前述の通り4つのキーワードだけで変更出来ることに驚くと思う。

また、今回被害にあってすぐ機能を止めて貰うべく電話しまくった。しかし盗難届けの電話はどこもすぐに出てくれない。「混雑してるのでしばらくお待ちください」というアナウンス。最長5分くらい待たされました。その間に暗証番号を抜かれ、キャッシングされてしまう。もはやどうしようもありません。

もう一つ。住所が解ってしまっているので、自宅にドロボウに入られる可能性も考えなくてならない。犯罪者のネットワークに被害額でも流されたら、自宅にはもっとお金があると思う輩も出てくるだろう。昨晩からセキュリティを強化したが、まだ物足りない。今晩から一段と強化させました。明日にでも周囲をチェックするカメラを導入します。

いろんな意味で最悪の気分が続く。ここまでタチの悪い相手だと、無くした情報でどんな悪いことが出来るのか想像も出来ない。下を見て各種の請求書が来る1ヶ月先まで。長ければ半年くらい安心できないです。警察が捕まえてくれれば嬉しいのだけれど‥‥。被害に遭ってるのは私だけじゃないと思います。

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