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2012年3月31日 (土)

タッグ(3月30日)

人間は基本的に原理主義が楽だ。法規で定められれば、どんな数字でも認めてしまう傾向。昨日まで制限速度60km/hの道が今日から40km/hになったら、60km/hで走っている人は悪人というイメージになる。軽自動車の制限速度が100km/hになった時も、前日まで80km/hじゃないと「悪」だった。

本質は何も変わっていないのに、イメージが変わるワケ。食品に含まれる放射線量の限度が4月1日から厳しくなる。海産物で言えば、500ベクレルから100ベクレルになります。こうなると「80ベクレルだからOK」とはならない。固体による差や、計測時の誤差が大きくなってくるからだ。

もし100ベクレル以上出てしまうと、激しい法規違反に取られる。売る側としちゃ大問題でございます。私の身近なトコロで言えば、少なくとも放射線量が高いと報道されている天然うなぎは当面扱えまい。怖いのは不届きモノ。汚染地域で安価に仕入れ、他の場所で獲れたと言われれば解らぬ。

うなぎの顔見ても出身地なんか解りませんから。コトバをしゃべらないから”なまり”も無いし。こらもう貝やヒラメだって解らない。業者の良心が問われる時代でございます。とりあえずうなぎの養殖場は静岡以東に存在しないので(今や大半は九州産)、私はヒヤヒヤしないで済む。

シャープが台湾の『鴻海』という企業を筆頭株主(9,9%)に迎えた。鴻海という社名を聞いて「中国か‥‥」と思う人もいるだろうけれど、台湾の企業です。御存知の通り台湾は世界TOPクラスの親日国。中国や韓国と全く立ち位置が違う。そもそも鴻海と組んだ最大の理由は「LGと勝負する!」ですから。

私は大歓迎したい。台湾って日本に取って親戚みたいな国。私もタイと並んで大好きな国だったりします。鴻海なら「シャープをブン取ろう」なんて絶対思わないだろう。台湾の元気な企業と組んで韓国や中国と戦う、というのは新しい戦略だと考える。日本は得意分野の研究&開発に専念すればいい。

何度も書いてきた通り日本人は職人気質。もちろん商売上手もいるけれど、私のように「戦略」が立てられない。だったら戦略を得意とする相棒と組めばいいです。シャープの技術開発力を持ってすれば、間違いなく世界のTOPに立てる。台湾の相棒ならシャープを「立てて」くれるかと。

どんな分野であっても相棒が大切。本田宗一郎さんだって藤沢武夫という人がいなければ、才能を発揮できなかったと思う。私も戦略を立てられる相棒に恵まれれば、アジアのラリーに出場できるくらいの余裕も作れたかもしれません。こればかりは「縁」。神様仏様のお導きでございますな。

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2012年3月30日 (金)

86に試乗(3月29日)

早起きしてリーフで86の試乗会やってる大磯へ。暖かくなったら電費もキッチリ良くなり、行きは8,6km/kWhも走ってくれました。24kWhのウチ、20kWh使って172km走れる計算。これなら充電無しで往復140kmの大磯なんか余裕で往復出来ちゃう。機会あったら満充電航続距離テストをしてみます。

86は初めての公道試乗でございます。やっぱ楽しい。特にマニュアル。車載カメラ取り付け、大笑い状態で走ってみたものの、とてもじゃないが使えない状況。もちろん制限速度はビタ1km/h超えてないけれど、いかんせんクルマの向きが見事に明後日。黄昏野郎にヒマ潰しのエサをやるようなモンだ。

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そうそう。86で新発見がフロントのプレスライン。ボンネットにこんなキャラクターラインを入れている。ベストカーの市原君も認識しておらず、二人で「へぇ~っ!」。確かに赤とか黒だと見えにくい。エンブレム部分のラインは奇妙に感じるけれど、プリウスで慣らされてしまった感じ。

86についちゃ多田さんの「速さより楽しさ」というコンセプトが続く限り応援していきたい。もちろん企業なので多田さんは他の担当になるかもしれないけれど、次の人が多田さんの気持ちを引き継げば同じ。21世紀で絶対的な速さを追求するの、ナンセンス。考えてみればF1なんか制限の歴史です。

多田さんはスバルの増田さんと相変わらず仲が良すぎる状態のようだけれど、私はお互い譲るべき部分を譲り、絶対譲っちゃイケナイ点を守りきったと思う。逆に言えば、全て妥当な判断だったということ。何よりクルマが良いです。しかも開発チームのメンバーはお互い実力を認め合っている。

皆さん考えているより圧倒的に成功していると思う。なぁなぁで作ってたら良いクルマなんか出来ない。増田さんも多田さんの毒舌は「芸」として見たらいい? 86のシャシを使っていろんなクルマを作ったら面白いんじゃなかろうか。私の希望は一つだけ。アイドリングストップ付けてください。

VW Up! の動画をアップしました。これといったパンチもなく私のだらだらとしたベシャリですのでタイして見る価値は無いです。ただ「こんな道で制限速度100km/hなの?」というドイツの底力を感じていただければ嬉しい。ドイツの田舎の風景を楽しんでくださいまし。

Up! に乗ってシミジミ「VWの考えるECOカーってこれなのね!」と思った。普通に乗ってもエコランの走り方をしてくれるのだ。それでいてアクセル全開の走りを受け止めるあたりがVWらしい。ココロザシの高さは86と通ずるモノがある。何のカンの言ってもクルマは面白いっす。

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2012年3月29日 (木)

日産カーウイングス(3月28日)

10時ちょうどに成田着。さてさてどうやって帰ろうか? そういえばムスメが「スカイライナーが早い」と言ってたのを思い出す。日暮里までしか行かない、という点に引っかかるものの、39分だって。確かに早い。本数も成田エクスプレスより多いし。10時39分のスカイライナーを選びました。するとどうよ!

速い! 在来線最速の160km/hだけある。特に成田空港からの専用線ブブンはカッ飛ばす。あっという間に日暮里に着いちゃいました。ここから山手線で高田馬場。西武線に乗り換えて上井草着。運賃は2760円。なるほど早くて安い。大きな荷物無ければ成田からの帰りはコレだな。

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リーフでも試す

帰宅後、本日のTOPで紹介した「クルマから100V電源を取る」のテスト。途中、急速充電の必要が出てきたので『カーウイングス』で聞いてみた。リーフに表示される急速充電所のリスト、なぜか日産ディーラーの最新情報出てこないのだ。私がリーフを買ったプリンス荻窪も、急速充電器無しの表示。

カーウイングスなら最新の情報を教えてくれるだろう、と期待したのに「解りませんのでディーラーに電話して聞いてください」だって。う~ん! その手間を省いてくれるのがカーウイングスだと思っていたけれど‥‥。美味しいラーメン屋さんの混雑状況まで教えてくれるレクサスコールにゃ勝てない?

それにしても日産ディーラーにドンドン入っている急速充電器、なぜ表示されないようにしているのだろうか。熊本日産のディーラーなど休日無しの24時間稼働だという。やれば出来るのに。少なくとも東京はヤル気を感じません。日産のディーラーさえ24時間使えるようになればリーフの航続距離問題も解消するのに。

福島原発2号路の格納容器の中は73シーベルトあったという。核反応が終わっており、どこからか冷却水ダダ漏れしている状況の中、そんな高い数値になるワケない。おそらくごく少量ながら溶けた状態で臨界になっている燃料もあるんだと思う。未だにフクシマの真実は報道されない?

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2012年3月28日 (水)

放射能(3月27日)

遅ればせながら1999年に東海村で発生した核燃料の臨界事故を取り上げた『朽ちていった命』という本を読んだ。金属バケツでウラン235が混じった核燃料の原料を扱っていたのというのだから酷い話である。放射能の怖さは認識していたのだけれど、改めて染色体が全てバラバラになってしまうという状況が実感出来た。

人間の細胞は絶えず寿命を迎え、その一方で新しい細胞が生まれてくる。しかし染色体(細胞の設計図)無いと細胞も作れない。つまり平均すると6ヶ月くらいと言われている細胞が事故時から生まれてこないということです。皮膚や血液、粘膜を作る組織に至るまで、どんどん失われていってしまう。本のタイトル通り朽ちていく。

いわゆる「致死量」と言われる放射能を浴びれば、誰でも同じ状況になる。問題は安全かどうかの「しきい値」が非常に分かり難いこと。フネに酔う・酔いにくい・酔わない。お酒に弱い・酔いにくい・強い。ダイビングした時の減圧に弱い・強い、等々人間の「対応力」って幅がある。放射能に対する対応力も同じ。

今までの事故などの状況を見ると、同じ場所で同程度の放射能を浴びた人でも症状に差が出ているからだ。こういった対応能力の場合、不安なのは「極端に弱い人がいる可能性もある」ことです。例えばフネ。極端に弱い人は、ほぼ揺れていないような池の手漕ぎボートで酔ってしまう。ダイビングの減圧症も似たような傾向。

しかもフネで言えば、乗ってみるまで弱いかどうか不明。お酒にメチャクチャ強くても、フネに乗ったらすぐダメという人だっている。放射能への対応力も同じだとすれば、やっぱり用心するに越したことはない。「安心」の根拠は自然の放射線量だ。自然の放射線量に耐えられなければ、すでに生きていけないですから。

それが年間1ミリシーベルトということなんだろう。原発の作業員に適用される年間100ミリシーベルトは「普通の人なら酔わない」フネの揺れ程度か。おそらく飛行機に乗って浴びる2マイクロシーベルト/hも(帰りは10時間乗ったので20マイクロシーベルト)、普通の人からすれば全く問題ないレベルなんだと思う。

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高度1万1000m。ここに1年居ると18ミリシーベルト

繰り返す。でもフネに乗らなければ、お酒を飲まなければ、ダイビングをしなければ、自分が弱いかどうか解らない。やはり「まず問題ない」という年間1ミリシーベルト(0,2マイクロシーベルト/hだったドイツのホテルだと年間1,5ミリシーベルト)は大きく越えないような環境で過ごすべきだと考えます。

3時に起きて原稿書き。ホテルを8時に出発し、Up! に乗ってデュッセルドルフ空港へ。12時40分発のミュンヘン行きA321で1時間飛び、続いて13時50分発のA340に乗り継ぎ、ワイン飲んで寝てる頃に27日は終了(東に向かって飛ぶと1時間で2時間分進む)。この3日間、食べて飲んでばかり居る気がする。

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2012年3月27日 (火)

欧州もガソリン高(3月26日)

VW Up! の試乗会はディッセルドルフ空港の敷地内にある特設会場からスタートする。簡単な車両説明を受け、早速走り出す。設定されたコースは、今までドイツじゃ一度も走ったことのないストレス溜まりまくる交通環境。渋滞激しく、信号だらけ。まるで東京近郊でございます。燃費にとっちゃ不利だろうに。

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トレーラー2台。F1のピット裏みたい

短いアウトバーンも空港から試乗会のベースになっているベンスブルグという街までは5台の玉突き事故で大渋滞。ベンスブルグからスタートする約60kmの試乗コースも、流れの良い一般道が半分以上なながら、交通事情悪くて2時間掛かる。いやいや日本の街中で試乗してるのと同じ。ただ燃費の実力は明確に解ります。

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『E10』はアルコール10%混合のガソリン

それにしてもガソリンが高い! 1ユーロ110円という円高ユーロ安なのにレギュラーで177円。ハイオクだと182円。1ユーロ140円換算だと1リッター226円だ! 当然ながら燃費の良いクルマを選ぶようになる。ヨーロッパのメーカーもホンキで燃費を追求しに来たということです。Up! の燃費の良さに納得す。

昨晩22時に到着し、明日の8時にホテルを出てデュッセルドルフまで走り昼の便で帰国するというスケジュールのため、時差ボケだヘチマだナスだと言ってる状況にはない。とりあえず時差は無い、とアタマに言い聞かせ、夜22時までプレスカンファレンスやVWの開発担当者と晩ご飯。

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三春滝桜周辺がちょうど0,2マイクロシーベルト前後

そうそう。ホテルの部屋で放射線量を計ってみたら、0,20マイクロシーベルトあった。私の家だと0,05マイクロシーベルトくらい。通常より高めながら、このレベルなら全く問題なし。福島県の三春滝桜周辺とほぼ同じでございます。なのに「福島は放射能が心配だから」という人が多いらしい。

日本のニュース見たら福島第1の2号炉の冷却水位が想定外に低かったという。燃料冷却のため、大量の水を投入しているのに、だ。地下に高い放射性物質を含む水がダダ漏れしている、ということです。当然海にも流れるだろう。1日でも早く地下水をシャットダウンしなければならない。

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2012年3月26日 (月)

ゴミ発電(3月25日)

沖縄の座間味村は旧式化し、稼働させるとダイオキシンを出してしまうゴミ焼却炉の代替えとして、9億円を投入し最新型の高性能融溶炉を作った。しかし! あまりにも高い性能を持っていたため、燃やすゴミが無くなってしまう。この手の焼却炉は、稼働させたり停止させたりするとトラブルを起こしやすくなる。

当時の新聞記事

とはいえ無いゴミは燃やせない。結果、間歇的に稼働させる状況となり、すぐに壊れてしまった。座間味の焼却炉、美しい海岸に作られている。稼働させている時も排気ガスや汚水の流失などによる大きな問題はなかったそうな。もう一つ。ゴミを燃やす発電所は1kWhあたり10円という安価なコストで電力を作れるという。

家庭で購入している電力は1kWhあたり24円以上する。「高性能焼却炉が9億円で作れる」と「ゴミを燃やせば1kWhあたり10円で電気を作れる」という意味をよ~く考えていただきたい。政府が処分に困っていると言っているガレキは、エネルギー源でもあります。木材を燃やす分は二酸化炭素排出量と関係ないし。

座間味村のようなムダ遣いは日本の至るところにあるだろう。政府が変われば、震災の復興も難しいことじゃないと思う。唯一の例外が福島原発。4号炉の燃料プールでも崩壊したら人間は近づけなくなる。事故当時、塩水を大量に使ったこともあり、パイプやコンクリートの腐食だって課題になってくるかと。

加えて長い時間の作業が出来ないため、福島原発ですら人出不足になってます。この先、どのくらいの工数が必要なのか予想も出来ない。他の原発を稼働させ、事故起きたら誰が対応するんだろうか。原発再稼働派は経済面しか考えていないようだけれど、慎重になっていただきたく。そういえば吉田元所長はどうなった?

JRなら時間に正確だろう、と新宿駅9時39分発の成田エクスプレスに乗ったら、品川の手前で停車。連結する横浜方面からの編成が15分以上遅れるという。をいをい! そういえば2年くらい前に成田エクスプレス乗った時も大幅な遅れ。結局東京駅を19分遅れて出発。成田到着までに1分しか遅れを取り戻せませんでした。

12時40分発のルフトハンザA340に乗ってミュンヘンへ。フライトタイム11時間18分。3時間のトランジットで20時50分発のデュッセルドルフ行きに乗る。22時にホテル着。デュッセルドルフ、思っていたより暖かいのに驚く。日本も週末あたりに桜か? そろそろ寒いのも飽きましたね。

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2012年3月25日 (日)

リーフに除湿器(3月24日)

大荒れの九州南方海上で6人乗りの漁船が転覆。緊急連絡を受け駆けつけた海上保安庁によって4人を助けたものの、小型ボートから本船に移動する際に大波を喰らって2名落水。45分ほど捜したけれど、2名はサメと思われる咬傷を負っており生命の危険があると判断。そのまま海域を離れる。

九州南方海域から沖縄、先島に掛け、5m以上のサメがたくさん居ます。その後、転覆現場から16km離れた場所で2名を救助。4人助かった。咬傷を負った2人は幸い軽傷だったという。残るは最初に落水した2名。最初の海域を離れたのはやむを得ない判断かもしれないけれど、この件、少し問題になるかも。

リーフは暖房が弱点だと言われているけれど、雨にも弱い。雨降ると除湿しなければならず、ここで大量に電力を喰ってしまう。なぜか? 除湿は一旦エアコンで湿度を取り、出てきた冷気を暖めなければならない。その際、外気温低いと大量に電力を消費するヒーターが自動的に入っちゃう。

そこで「小型除湿機を入れたらどうよ?」と考えた。1ヶ月くらい前に4815円で購入。テスト中なのだけれど、現時点じゃ「大満足!」でございます。少なくとも私一人の乗車であれば全く曇らない。むしろ「こんなに効くの?」と感心するほど。大人2人だとどうか、というテストはまだ行ってません。

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ピュアエクセレント

永田は格別に強力な湿気を出すようなので曇りまくること間違いなし。まぁ2人乗ってるときはヒーター使ってもいいでしょう。リーフやi-MiEVに乗っている人はぜひとも小型除湿器を試してみて欲しい。電機掛け毛布と小型除湿器を組み合わせれば、寒い雨の日だって怖くねっす!

ナイトキャプは、福島の池田さんから送ってもらった『一ロ万』(ひとろまん)というお酒。何と表現したらいいか迷う。味は極めて濃厚! そして甘い。それでいてスッキリしており美味しい! 「辛口がいい」なんていう人が多いけれど日本酒の素材って米と米麹。基本的に甘いです。というか甘いのがホンモノです。

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南会津の花泉酒造

最近腹立たしいコトバの中に「食べ易い」とか「飲み易い」というのがある。本来マズいものとか、嫌でも食べたり飲んだりしなくちゃならんものなら「‥‥易い」もいいけど、ここは「美味しい」でしょ! 

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2012年3月24日 (土)

警察の仕事(3月22日)

「日本ではあり得ないこと」と前置きして我が国のメディアは中国の女子高生放置事件を報じているけれど、深刻な状況になっているにも関わらず被害届を受理しないで課員旅行に行き、2人が殺された事件だって他の国からすれば同じくらいあり得ない。いわゆる50歩100歩というヤツです。

警察は暴力団を徹底的に排除しようとしている。しかし海外からやってくるマフィアの牽制や、地元のトラブルの解決など暴力団も治安維持という役割を果たしていたりして。繁華街のイザコザ、警察呼んでも遅いし、ホンキで解決しようという気など無し。乱暴者を雇用する、という効果もある。

暴力団を全て廃絶するには2倍の仕事量が必要になるが、警察にその覚悟はない。といって今から暴力団を認めよ、言いたいんじゃない。任侠出身ながら清水の街の要職まで務めた清水次郎長をイメージしている。ストーカー被害に遭った女性が困っているなら、若い衆をやって加害者を懲らしめることだろう。

警察はクロじゃないと動いてくれない。シロとクロの間を埋めてくれる「何か」が必要だと思う。本来は弁護士の仕事なんだろうけど、日本じゃ機能しておらず。「良い暴力団」というと妙な表現になるが、麻薬や一般人に対する暴力沙汰を10倍くらいの罪にする代わり、シロウトに迷惑掛けないビジネスを黙認するのも手。

荒れている高校や成人式などは、こういった団体に地元で頼んだらいい。考えてみれば江戸時代の岡っ引きや、火消し衆なんかもギリギリの線。幕府の仕事を任されているから悪いことが出来なかった、ということ。それもイヤだ、というなら警察の手抜きを許さない社会にしないといけません。

ユーチューブで「羽ばたいで飛ぶ人力飛行機」が人気を集めている。人力を補助する動力(モーター+リチウム電池lで十分かと)を加えてやれば、誰でも飛べるようになるだろう。見ると感動しちゃいます。絶対不可能と言われてきたことが技術の進化でドンドン可能になっていく? CGじゃなくてホントの画像なら凄い! 

羽ばたいて飛ぶ動画

昨日うなぎ高騰のニュースを見た方が多いのだろう。今日は少し良い。久々に「赤字のボーダーライン」を越えました。今年は売り上げ期待できる週末に雨が多く、踏んだり蹴ったり。ここにきて炭の値段も上がってきちゃいましたから三重苦でございます。うなぎ屋にとっちゃ厳しい修行の日々が続く。

帰宅してニュース見たら、中学生の自転車をクルマで追い掛け回した輩が警告で終わったという。クルマはピストルやナイフより殺傷能力が高い。それを使っているのだから殺人未遂だっていい。すぐに怒りが覚めず、逆に切れるタイプは必ず同じコトをやる。よく皆さん怒らないモンだ。警察に甘い。

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2012年3月23日 (金)

CX-5進化(3月22日)

早起きして箱根で行われているCX-5の試乗会へ。詳しくはCT誌4月26日売り号&オールアバウトのレポートを読んで読んで頂きたいが、知っておくべき情報を。CT誌3月26日売り号でガソリン車のCX-5だけ試乗レポートをお届けするのだが、そこに「乗り心地が良くない」と書いた。

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ディーゼルの仕上がりは抜群でした

実際、デザインの好みを除き、CX-5の数少ない弱点だと思う。しかし! 今回乗ったらディーゼルもガソリンも乗り心地が良くなっている。どうやら早くもランニングチェンジを行ったようなのだ。性能は全く同じながら、動きだけ滑らかになっているショックアブソーバーに進化した模様。

この手の変更はどこのメーカーも普通に行っている。初代フィットなどもCX-5と同じく非常に早い段階でショックアブソーバーを進化させた。逆に考えれば、それだけヤル気がある、ということ。ホメる記事になる4月26日売り号のCT誌を読んで購入した人は、新しいロットのショックアブソーバーがついてきます。

私はザッカー3月10日売り号やCT誌3月26日売り号の記事で「乗り心地がイマイチ」と書いた。私の記事を読んだ人は乗り心地の悪さを了承して購入したということです。いずれにしろ改良型ショックアブソーバーになったCX-5の乗り心地は素晴らしい! 乗り心地フェチの私でも太鼓判を押す。

ディーゼルの性能&騒音振動についちゃ圧倒的にホメておく。ただ一つだけ気になる点があった。たまに甘酸っぱいニオイがするのだ。エクストレイルも始動直後だけ同じニオイになる。CX-5は暖気後もニオうことがあります。本来なら全くニオイは感じないハズなのだけれど‥‥。

その他、ヒーターの話もキッチリ聞いてきた。詳細は誌面などで。ラリー車で来たので往復の移動からして濃い時間になる。普通のクルマだと単純に移動の道具なのだけれど、家を出てから帰るまでずっとクルマの存在を感じるのだった。ウルさいし乗り心地超悪いけれど、楽しいんだなコレが。

ニュース見てたらついにNHKまでうなぎ高騰を取り扱うようになった。イッキに千円値上げした店もあるという。ウチの2400円の分量は(1kgで6本のうなぎの一匹分に相当)、今や3千円が相場。実際、そのくらいで売らないとやっていけないと思う。今のネダンでもう少しガンバってみたい。

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2012年3月22日 (木)

アメリカ(3月21日)

アメリカの面白さは「フトコロの深さ」だと思う。昨日のTOPでシビックHVの訴訟騒ぎを紹介した。多くの日本人はアメリカを訴訟社会でツマらん、と考えていることだろう。アメリカのツマらん輩は基本的に甘ったれの黄昏野郎である。下はラリー仲間のアンドリューの友達の親父さん。

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楽しそうだなぁ~

上の写真を見て訴訟の国に思えますか? 全員ノーヘル。タンデムシートはサンダル。もちろん短パンに半袖Tシャツ。トレーラーのおばあちゃんについちゃ笑えるのみ。こういうシーンを見ると「まいった!」。私が上の状況の写真を撮ったら(アタマは違反にならないよう半キャップね)、総攻撃されます。

ツマらんことを何でも言いつける黄昏野郎もいれば、全てオウンリスクで自由に過ごす人もいる。この幅が広いのだ。ニュースや情報は一部分しか伝えていないため、どこを紹介するかでアメリカのイメージって大きく変わってきます。自分の価値観でアメリカを判断しないように。関係ない人はどうでもいいですけどね。

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2010年の最終戦ゴールした時と同じステッカー

久々にラリー車を引っ張り出してみた。乗るとラリーに出たくなっちゃいますから。ヨメさんだけでなく永田まで「持ってると出たくなりますよね」。街乗りしてる限り全く問題なし。エンジンだって壊れる様子コレッポッチも伺えず、カンフーシフトすると渋さを感じる3速のシンクロはキッチリ機能してる。

ただ競技に出て全開で勝負しようとするなら全て交換しておきたい、ということになるのだった。確かに乗ると出たくなる。せっかく家にあるんだから明日は箱根の取材に乗って行きましょう。それにしても派手! こんな状態だと飛ばせないです。名前まで入ってるからすぐバレちゃう。

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ヨーグルトのお酒で有名な会津の曙酒造

福島の池田さんが律儀にもまたお酒を送ってくれた。福島のお酒は放射能が心配だと思っている人もいるようだけれど、酒作りに使う「山田錦」というお米は日本の西で獲れる。頂いた『天明』の大吟醸の山田錦も徳島産。腰があって日本酒らしい日本酒であります。少量生産らしくキャップに記号が。

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2012年3月21日 (水)

ペイトリオット(3月20日)

我が国の防衛相は北朝鮮のロケット(ミサイルもロケット推進の飛翔体)をPAC3で落とす命令を下す、というジョークを言ってる。余裕ですね~。パ トリオットの有効射程は20km。上昇限界15km。つまり狙われた地域の防空用であり、沖縄上空数十kmを飛んでいくロケットを落とす能力など持ってい ない。

100歩譲って、北朝鮮のロケットが制御不能になり、さらに自爆装置も壊れたなら、大きいカタチで落ちてくる。その時に高度5~10kmくらいで小 さいカタマリに分割できるかもしれません。するとたくさんの小さいな部品が広範囲に降り注ぐため、むしろ被害は大きくなるような気がしますけど。

ちなみに沖縄の米軍はPAC3でロケットに備える動きなど全く見せていない。もし動くとすれば、日本に対するお付き合いで、笑いをコラえながら「や りましょうね」(沖縄イントネーションだとさらに雰囲気出る)。那覇本島を守るというなら、20セットくらいのPAC3が必要ですけど。

威勢の良いこと言って追い詰められて「キャン!」と泣くのは前原さんの得意技。田中防衛相は「馬耳東風」なので、しらんぷりか。ロケット飛ばす金あるなら人道援助なんか不要だろ、という国際的なアピールをする好機なのに。同じレベルでケンカしちゃアカンと思う。相手は黄昏野郎と同じ扱いでよろしい。

前々回のタイのキングスカップで一緒に走ったアメリカのアンドリューが何と! タイ人と婚約したという! そういや2月のバンセンの耐久レースの時にも来てましたね。永田もタイ人をヨメに貰えばいいのに。タイで日本の自動車情報を発信したら、きっと食えると思う。タイ版のベストカーもオプションもあるし。

アメリカ人はホントに「ロータリーロケット」って言う

アンドリューはSCCAのラリーに参戦しており、上の動画の初代RX-7の走りなんかけっこうイケてる! FR車なのにトラクションある感じ。86やBRZも動画のような走りが出来たら相当楽しいと思う。それにしてもRX-7って音が良い! 300馬力近く出ているそうな。いいね!

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2012年3月20日 (火)

三陸のワカメ(3月19日)

昨日の日記でリーフのミーティングの紹介をした。コメントを頂いた通り、この手の集いになると改造自慢になりがち。で、お金を掛けた改造してる人が一番になってしまう。実際、目立つクルマに人が集まる。初対面の人だと話題もないからだ。1日使ったのに「面白くなかった」という印象になることだろう。

ただ情報交換の場としては有意義。私も今回いろんな情報を貰いましたね。私のリーフも少しだけモデファイしてみようと思う。出来ればオーディオのグレードアップとかもしてみたい。いやいや、オーディオいぢるなら、まずプリウスですな。プリウスの純正スピーカー、音域少なくていかんともしがたいです。

東北の海産物は依然として厳しい売れ行きらしい。先日ムスメが宮城県に行った際、ワカメ屋さんと仲良くなったそうで見本を送ってくれた。もちろん放射線量は計測済みで問題ないという証明付き。この時期、インチキをしてる業者など無いだろう。どれどれ、と食べてみたら、ンまいの何の! これですよこれ!

考えてみれば三陸のワカメって高級品。今までは食べる機会もほとんどなかった。というか三陸のワカメかどうか解らずに食べてきたんだと思う。ホンモノの三陸のワカメときたら、圧倒的でございます。歯ごたえ良く、滋味もある。こら送ってもらわなくちゃなるまい。買う方法が解ったら皆さんにお伝えします。

うなぎ屋は相変わらず厳しい修行である。またもやうなぎの卸値がイッキに上がった! 今までは1kgあたり100円単位の値上げだったのに今回300円だって! 今後どうなっちゃうのだろうか。もはや半分くらいのうなぎ屋は夏を迎えられないと思う。いや全く人ごとじゃない。ヒョウロンカ業といい、困ったモンだ。

さらに昨晩~今朝に掛け、店の横にトラックがブツかったらしい。瓦が2枚割れていた。警察に届けるもノレンに腕押し。捜査をしようという気配すらありません。まぁ最初から1%も期待してなかったですけど‥‥。日本は被害者が犯人を見つけないとダメなシステムなのだ。お膳立て出来たら警察の手柄になる。嗚呼。

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2012年3月19日 (月)

リーフのイベント(3月18日)

台場で行われた日産主催のリーフのオーナーイベントへ。駐車場に着くと150台ほどのリーフ。意外なことに色はバラバラ。一般的に日本は白が多いのだけれどバラエティに富む。といった点からしてもリーフのユーザーって普通と違うのかもしれません。モディファイしたリーフも少ない。

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手前は青が多いが遠方は白優勢

イベントの内容についちゃ多くを語らない。当然ながらコメンテーターも提灯しか持てませんから。興味深かったのはユーザーの意見で、皆さんディーラーの対応に不満を持っているようだ。私だけじゃないのね。ただディーラーによって当たり外れもあるという。私は当たったことないですけど。

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ユーザーのクルマに対する満足度は驚くほど高い

今回のイベントに際し写真のような名刺を作ってくれたので、出来る限り参加していた方に配る。「ECOカーアジアを見ていますよ」という方が予想外に多くて驚く。リーフのユーザーが3人くらい見てくれていたらいいな、と思っているだけに嬉しいです。今回のイベント、お金掛かってます。

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リーフの面白さは、日産社員の中にもユーザーがたくさんいること。デザイナーの井上さんもリーフのユーザーだし、騒音/振動担当の開発担当者もユーザー。私が知る限り自分が開発したクルマをこれだけ多くの技術者が買っているというケース、見たことありません。素晴らしいことであります。

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後ろ姿はリーフを開発した門田さん

会場にはJAFの給電車が来ていた。基本的に20分充電してくれるという。スペック見たら380Vの50Aのようだ。20分だと42km走れるくらいの電気を貰える。といった具合で案外気合いの入ったイベントだった。「もしかしたらリーフを売る気があるのかな?」と思った次第。

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2012年3月18日 (日)

春は届かず(3月17日)

天気予報によれば今日の最高気温は14度。南風が吹き込み、春一番になるような雰囲気でした。休日ながら釣り船も軒並み休漁を決めたほど。実際、朝から風の状況を見ていると「来たな!」。昼には観音崎を越え、富津岬まで南の爆風が到来。2時間もすれば東京まで届いて気温上昇か、と思った。

しかし! 今年の寒気はハンパ無い。東京湾のど真ん中あたりで風速20m近い南風をガシッと受け止め、むしろ押し返す感じ。海ほたる直前で「春」が負けちゃいました。しくしく。東京湾奥は終始北からの微風。春は近寄ることも出来なかったと言うことです。今シーズンの寒気は強力だ。

ここ2ヶ月くらい両腕の凝りが酷い。軽いモノすら持ち上げられないほど。辛抱タマらず川口のからだげんきへ。普通のマッサージだと気持ちよいのは施術中と、終了直後。すぐ元の状態に戻っちゃう。野村君にやってもらうと、直後は姿勢と歩き方が楽になるくらい。されど徐々に良くなって行く。

翌日と翌々日に効果のピークが来る感じ。聞いてみたらそういう施術方法なのだとか。体液の循環を良くすることを目的にしたものだから、自分のチカラで回復していく。筋肉のバランスを良くするだけで姿勢が良くなるのだから面白い。整体にありがちな「ばきっ!」とか「ぐきっ!」ていうのは一切無し。

F1の予選終了。やっぱしフェラーリ苦戦。ロータス速い! ザウバーはもっと速いと聞いていたけれど、イマイチ伸び悩んだ感じ。2年間のWRCで「マージン残して走る」ことが身体に染み込んだライコネンは相棒より1,3秒も遅かった。WRCに戻っておいで。順当に行けばマクラーレンですね。

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2012年3月17日 (土)

ドライブアラカルト(3月16日)

かつてオリンピックのヨットチームのコーチをやってらした岸本さんという方と夢の島マリーナで親しくさせて頂いている。いろんな情報を頂くのだけれど、今やヨットは大きく変わりつつあるのだという。確かに下でリンクしている動画など見ると「う~ん!」とウナる。風のチカラだけでこんなスピード出ちゃうのね!

無動力船の世界記録の動画

何と51ノット! 93km/hでございます。私のフネは全開で29ノット。東海汽船のジェット船すら45ノットです。動画のフネは人間のテクニックで走らせているけれど、当然の如くコンピュータと油圧/モーターでコントロール可能。やがて化石燃料を使うことなく物資の移動が出来るかもしれません。

3月6日の日記で・荻田泰永さんという方が単独無補給徒歩で北極点を目指していると紹介した。昨日連絡いただき、14日目でリタイアを決めたそうな。今年は氷の状況が極端に悪かったことのこと。同時にアタックしていた外国の3チームもリタイアしている。生きていればチャンスはあります。

先週からラジオ日本の『ドライブアラカルト』(30分番組)が広い地域で聴けることが判明しました。遅いって? 『ラジコ』の中の「ラジオ日本」をクリックするだけでOK。土曜日の21時からなので、お時間ある人はどうぞ。今日はマスタングとNC700、空気抵抗のウンチクをやっつけます。

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2012年3月16日 (金)

寒さは来週まで?(3月15日)

今週末はいよいよF1の開幕である。今シーズンから地上波でのTV放送無し。その替わりBSフジで予選は土曜日の17時~18時。本戦も17時~18時50分まで放送するという。深夜の時間帯より見やすい? 今シーズンは日本のGT300と同じく予選始まってみないと実力が解らない状況。

いずれにしろフェラーリは遅いと悲観的だ。案外ロータスが速かったりするという。まぁフェラーリの速さは1990年代初めにホンダから教えて貰ったエンジン技術も大いに貢献した。1980年代なんか厳しかったですから。遅いフェラーリを応援するのも楽しい。私なんか弱いときの方が好きです。

築地の仲卸からあなごを買っているのだけれど、徐々に腹が立ってきた。取引をしたい旨を電話したら「一度来て欲しい」というので行く。行って配送をしてくれるかと聞いたら、出来るという。代金の支払いはどうするのか聞いたら「請求書を送ります」。その後、1回配送してもらった。

昨日、配送して貰おうと電話したら「お金を払ってもらわないと配送できない。一度来て欲しい」。まだ請求書が届いてないのにどうする? ナントカ分店という仲卸の若旦那、アタマ悪いのか天然なのか解らないけれど、何を言ってるのか解らない。いずれにしろ他のルートから買おうと思う。

久々にバイクで中野へ。天気良かったので寒さも一段落かと思いきや、そんなこと全くありませんでした。おまけに風が強く、真っ直ぐ走っているのにバイクは傾いていることも。1mくらい左右に振られるし。地球温暖化はウソ説の通り寒い。ウチの庭の梅も咲いていない(明日あたりか?)。

暑さ寒さも彼岸まで、と言う。彼岸=春分の日と秋分の日。物理的に正しい。着実にお日様のパワーは増してきていると思う。花見どころじゃなかった昨年と違い、ノンビリと桜を楽しめそうです。企業の業績も晴れ間が見えてきた。私らのギョウカイは谷間に残る雪渓のような状況でございますがのぅ。

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2012年3月15日 (木)

狼少年(3月14日)

TOPのニュースは私の「センサー」に引っかかる内容でございます。幸い大手メディアより早い段階で状況をお届けできている。「日本の自動車産業の業績が復活している」とか「ガソリン高騰傾向」、さらに「アメリカで日本の売れ行き好調」といったニュースなど、全てワンテンポ早くTOPで紹介できた。

まぁ大手メディアのニュースを見て「へぇ~!」と驚くことばかりになったら、お役ご免と言うことです。というか最近新聞を読まなくなった。読売新聞を取っているけれど、販売店のお兄さんが熱心だから続けているだけ。ほとんど読まず、うなぎのお弁当の包装紙になってます(新聞は保温力高い)。

大手メディアと言えども、ツマらん情報や、誇大な表現、今日のTOPで書いたような「どうでもよいこと」ばかりだからだと思う。最近よく「自動車メディアはどうですか?」と聞かれる。その向こう側に「このままじゃダメでしょ」という空気がある。もちろん今のままじゃダメかと。もう少し社会の役に立たないとアカン。

夕方に青森県沖で発生した地震、NHKは相変わらず狼少年をやめようとしない。もちろん用心に越したことはないけれど、寒い中、お年寄りが避難するのは難儀なこと。何度か続くと「どうせまた‥‥」。TBSのお天気担当の森田さんは津波注意報にほどんど触れてなかったですけど。

状況判断や、コトの大小を判別して伝えることにメディアの価値がある。どんな情報でもベタ扱いでいいなら、シロウトと同じ。いや、一般の人より浅い知識や認識で報道されることだって珍しくありませんな。情報は自分で咀嚼してから判断していただきたく。とは言えメディアが出来ることは多いと信じている。

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2012年3月14日 (水)

国歌(3月13日)

マツダがディーゼルの勉強会を開くという。新しい展開になるのかと聞いたら「今まで発表したことの詳細です」。行けば人見さん(マツダのエンジン大将)側になってしまい、またぞろ期待100%の原稿となる。ということで今回は欠席。22日に試乗するので、現物で評価しようと思う。

大阪で国歌を歌わない教師が問題になっている。給料を払っている側は「仕事のウチの一つ」と言っている。歌いたくないのなら、無理に歌う必要はない。でも会社の決まりを守らないことを宣言したらどうか? 信念を貫くことは出来るけれど、それはその組織に属せ無いということであります。

「やりたくないことを無理強いしない」というのは日本の戦後教育の大きな問題点だと思う。いや、100歩譲ってやりたくなかったらやらなくてもいい。その場合、子供なら点数を貰えず、社会人だと会社を辞めなければならなぬ。信条と引き替えに犠牲を覚悟しなければならないワケ。

君が代が歌いたくないし、教師も続けたい、というなら、卒業式や入学式の時に限って病気になっちゃえばいい。今回の件の本質は「国歌を歌わない」というころでなく「逆らう」ということが問題の本質です。ワザワザ出て行ってケンカ売ったら、向こうだって買うしかないでしょ。

今回「なんだかな~」と感じるのは、歌っていない教師を校長が「口が動いてない。歌ってないだろ」捜している、という点にある。こら校長の仕事じゃない。一般企業の社長って、そんなことしないです。「カウンターパートナー」を考えなくちゃ。本来なら教員を雇っているポジションの仕事かと。

だったら橋下派の議員さんにでも来て貰い、違うルートで問題として取り上げたらいい。ペナルティは一般企業での研修1年、ですかね。スマートにやる方法はいくらでもある。「そんなこと解ってる」かもしれません。ただ一部の人からファシズムだと思われる方法は天下を獲るためのマイナスだ。

個人的には1)教師は歌うべきだと思う。どうしてもイヤなら塾の講師などいかがか? 2)普通の人はお好きに。でも競技などの開会式で国歌を歌える歌手は最高の栄誉だと考えます。国際大会であるタイのキングスカップで優勝すると君が代が掛かる。表彰台で聞けたら最高だろうなぁ~。

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2012年3月13日 (火)

蒸気機関車(3月12日)

先日のこと、複数の人から「クルマ好きはカッコ悪い」という話を聞いた。考えてみれば私も「鉄道好きはモテない」と長い間、思ってましたね。実際、私が子供の頃って鉄道はカッコ良い趣味じゃなかったです。だからこそ「隠れてっちゃん」という言葉がある。しかし時代は変わったらしい。

中学2年までは乗るのが好きだったけれど、折しも蒸気機関車全廃間近。こら見に行かなくちゃいけません、とばかり1972年秋に鉄道100年イベントで水郡線の8620(元祖ハチロク)や、八高線のD51の写真を撮りに行ったらカンペキにハマッた。蒸気機関車ってクラッシックなキカイの芸術品だと思う。

以後、行きまくりましたね! 中央西線の木曽福島のD51や(明智線にC12も居た)、日中線のC11は何度乗りに行ったことか。中学2年の冬休みなんか「動輪はスポークだろ!」ということで、『ゆうづる』に乗り友達と二人でC55を撮りにクソ寒い塩狩峠へ行ったりして。マイナス10度の中、2時間歩いたぞ。

素晴らしいことに北海道は蒸気機関車天国。C62のニセコこそ終わっていたものの、夕張に行けばパワフルなD52が長い石炭列車を引っ張ってた。宗谷本線もC57だと「ありゃまぁハズれ~」という贅沢な状況である。これに味をシメた私は中3の夏休みにバアちゃんから小遣い貰って九州一人旅。

新幹線など目もくれず寝台特急『さくら』で佐賀のC11。転戦し筑豊に行くや門デフの9600! 宮崎はC61。阿蘇のC12などやっつけまくる。その時に残っていた蒸気機関車を全部見たほど。40年前のことです。セノハチのC59とニセコのC62重連。奥中山のD51の3重連、見たかったなぁ。

1975年の12月に蒸気機関車が全廃になると、私の情熱は自転車に変わる。電気機関車じゃアカン。電車もスウコラ走るからズルい。やっぱし重いと坂が登れない蒸気機関車でしょう。ちなみに小4から毎月交通公社の時刻表を買っていた。ヨンサントオ前の時刻表も何冊か持ってる(ヨメからは捨てろと言われている)。

大いなる旅路のテーマ曲(動画)

以上、鉄道ファン以外はナニを書いているのかサッパリ解らないことだろう。今の若い奴らだとクルマ好きの呪文もサッパリ解らない。どちらがカッコ悪いかということになる。ムカシは鉄道がマイナー。女の子からバカにされた。今やクルマがモテない、ということになっているんだと思う。

うなぎの高騰&品不足がいよいよ深刻になってきた。ただそろそろスーパーなどで売れない価格となりつつあるため、需要も減ってきたらしい。うなぎ屋も減り始めたそうな。ここで生き残れば何とかなるか? 創業から87年。止めるのはいつでも出来る。今日の私は「もう少し頑張ってみよう」と思ってます。

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2012年3月12日 (月)

一周年(3月11日)

私はいろんなお手伝いやアドバイスをするけれど、当然の如く見返りは期待していない。されどごくマレにお礼を言われたりします。震災の時に”物資”を持っていった福島の読者の方なんか『飛露喜』の純米吟醸なんか送ってくれました。気仙沼の読者の方も昨年のタイ参戦にあたりカンパ頂いた次第。

夜、TV朝日を見てたら、『オペレーション・トモダチ』に参戦した海軍と海兵隊の取材をしていた。結果として素晴らしい「お礼」が出来たと思う。震災から1年。いろんなことを考える人がいる。私は「お礼」も大切なことだと考えます。だからこそ昨年のタイは「震災で助けて貰ったお礼」だとタイの人に伝えた。

皆さんが持っているコネクションを使い、ぜひとも震災の時に助けてくれた国の人達にお礼を言って欲しいと思う。皆さん見返りなんか期待していない。でも素直に嬉しいと思って頂けるんじゃなかろうか。それにしても被災直後から我が国の政府の仕事は期待値を下回りっぱなし。昨年の日記やTOPを読み直して実感す。

昨年3月の日記昨年3月のTOP

ムスメが週末に1泊で塩竃に行ってきた。被災者の方と話をしたり、自分の会社で作っている製品の使われ方を見てきたようだ。自分の目で見れば改めてコトの重大さと、政府の無策ぶりが解ると思う。帰りに大量のお土産を買ってきた。皆さんも是非! 被災地の人も観光客を大歓迎しているそうな。

被災地のことを考える心やさしい人は、ぜひとも被災地に行って現地の人と交流し、お土産をたくさん買って来たらいい。それが個人に出来る最も効果的な貢献だと思う。いや、貢献だと思わず、東北の人との交流を楽しんで欲しい。私のイチオシは『三春の滝桜』。絶対見に行くぞぅ!

その際、マナーを考えましょうとかは全く書かない。私のWebサイトを読んでいるような奇特な方は素晴らしい人ばかりだと解っているからだ。私がWebでいろんなモノやコトを紹介するけれど、私のサイトで見ましたという人は皆さんマナー良いという。うなぎ屋においでになる人を見ても実感する。

そんな人にこそ、ぜひ被災地を訪れて欲しいと思う。

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2012年3月11日 (日)

震災から1年(3月10日)

大地震から1年。どう楽観的に評価しても順調な復興状況とは言い難い。直近の課題となっているガレキの処理だけれど、被災直後から現地に焼却施設(発電とお湯の供給も出来る)を作るべきだと書いた。運ぶ効率を考えればその場で処理すべきだ。「ガレキが無くなるまで」と限定すれば環境評価だって簡易でいい。

電力不足は代替エネルギーを早急に立ち上げるべきだった。ここにきて漏れてくる原発事故のデタラメな安全基準など考えれば、継続など無理。なのに地熱発電などの建設を進めず、原発の再稼働なんか考えているようだ。民主党の危機感の薄さを見ると、エネルギー問題の方向性が決まるまで2年以上掛かりそう。

航空法の改定なんかも行っていないので、明日大きな地震あっても米軍が来てくれないと物資を運べない。民間のヘリばかりか自衛隊のヘリすら食べ物や水が無くて困っている人より、自分や組織を守らなければならないのだった。ということが起きたのだから、法律を変えなければなるまい。

被災地の状況も混沌としてます。「仕事がない」と困っている被災地の人もいれば、空前の利益を上げている人もいる。大手のメディアは悪い情報を全く伝えないけれど、いろんな事象が酷いことになってます。復興予算も消費税の増税を前提とするというのだから恐れ入った。復興と増税は別でしょ。

明日はもっと腹立つ情報の数々を見ることになると思う。

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2012年3月10日 (土)

負けたら強い(3月9日)

日本の歴史を見て「う~ん!」とウなるのは、頂点に達してから負けるまでの「短さ」と、負けた後の強さ。昨今の状況を見てると、歴史の繰り返しのような気がしてならない。日本が世界の頂点に立っていた期間、短かかったっすね! 今や家電業界なんか韓国勢の背中すら見えくなっちゃった。

自動車メーカーだってトヨタと日産ルノーの背後に現代/起亜グループが迫り、ホンダあたりは相当離されている。そろそろ日本人も「負けた!」と認識し始めることだろう。いや、現場で戦っている人達は敗戦のニオイを感じているに違いない。負けを意識し、追い掛ける立場になった時の日本人は強いです。

おそらく「カンペキに負けた!」と開き直ったギョウカイから回復していくと思う。もちろん家電業界だってココからが勝負ドコロ。消えていくブランドも出てくるだろうけれど、生き残ったメーカーは強いと考える。自動車メーカーも同じ。復活の気配を少しずつ感じ始めている。頑張らないとアカンですけど。

そうなった時に顕在化するのが、収入や社会的ポジションの差。現状でも収入格差大きいと言われているけれど、今後一段と広がることだろう。「頑張って上位グループに食らい付く」というチョイスもあるだろうが、そう上手くいくと思えぬ。これまでの日本人の人生観と言えば「アッパーミドルを目指す」。

年収で言えば700万円以上か。今後は「一人当たり収入200万円で楽しく暮らす」というライフスタイルが重要なテーマになると予想していく。一人で暮らすより二人で暮らす方が効率よい。結婚すれば400万円。60~80万円くらいで楽しめるクルマを買い、小さいけれど快適な家で暮らす。

LCCなど使えば年に1度の海外旅行だって可能。一人当たり年収200万円の暮らしに幸せを見つけられれば、日本人の満足度はググッと上がると思う。いち早く対応してるのが外食産業。今や「これで利益上がるのか?」というケース多いものの、儲かっているそうな。うなぎは高い。

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簡易な追突事故なのに渋滞1時間

そんなことを考えながら午前中打ち合わせ1件。午後200kmほど移動し、取材一件。途中、軽い追突事故なのに消防車やレスキューなど多数詰めかける事故が首都高の合流視点で発生。2km走るのに1時間くらい掛かった。もの凄い迷惑! 簡易な事故は簡易に済ませて欲しい。

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2012年3月 9日 (金)

御用学者(3月8日)

早起きしてエンジン誌のオープンカーの取材。関東の南側は雨の予報なので富士五湖方面に行くと、当然のことながら寒いワな。最近のオープンカーは寒い日でも乗れるような暖房を備えているけれど、外気温3度以下になったら無理。左ハンドルだと左半分は少し暖かく、右半分が真冬のバイク状態。

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マセラッティ

クルマって洋服のようなもの。洋服は寒さを凌ぐだけなら何でもOK。でも自己満足を得るためオシャレする。オシャレな人を見ると楽しい。だからこそオシャレな人が多い国は道ばたに歩く人を楽しむカフェがある。大型の4シーターオープンは目一杯オシャレするのと同じ。見る人も楽しい。

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私のウンチクは3月26日売りのエンジン誌で

インパネに凍結路のコーション出っぱなしの中、朝からオープンカーに乗ってたらシンから冷えた。気温10度以上からの乗り物だと思います。パリのカフェも外気温3度以下になったら誰もいない。厚着のお姉さんを見てもツマらんですからね。本が出る頃はオープンが気持ちよいかと。

夜のNHKニュースを聞いていたら、枝野という政治家が腹を抱えて笑える冗談を真剣な顔をして言っている。やっぱし政治家って凄いな、と感心しきり。だって「原発の再稼働の安全性は政治家でなく専門家に判断をしてもらう。その後に政治家が決断する」と言ってるのだった。

「専門家」って誰? 御用学者ならツマらんブブンをケナし、全体をヨイショして認めることだろう。いくつかダメ出せば、それっぽくなりますワな。逆に反対派を起用したら、100%稼働させないかと。そもそも地震の被害想定など出来ませんから。自然相手なら壊れるモノと思ったシステムを作らないとならない。

どうやって「専門家」を選ぶの? 今までと同じ構図で国民をケムに巻こうとしてるワケ。まぁ巻かれちゃうかもしれませんけどね。そんな論議をしているなら、1時間でも早く地熱発電などの建設に取りかかるべきだ。震災から1年。代替エネルギーの論議は全く進んでいない。情けない。

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2012年3月 8日 (木)

GRMN(3月7日)

早起きしてCT誌の取材で富士スピードウェイへ。GRMNのiQのプロトタイプの試乗でございます。なぜ市販車じゃ無いのかと言えば、限定100台だから。発売した瞬間に売れちゃう。それから試乗会やるのもマヌケな感じですな。GRMNのクルマ作り、ウナることばかり。良い意味でメチャクチャだ。

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iQプロトも仕上がりの良さに驚く!

どこまで書いていいのか解らないけれど、CT誌3月26日売り号をお楽しみに。今や世界で最もポテンシャルのあるブランドかもしれません。ウソ偽り誇張無しで、その気になったらどんなクルマでも作れちゃう。問題はクルマ作りのセンス。iQベースでやってるウチは、GRMNの素晴らしさを活かせまい。

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ミドシップのハイブリッドスポーツ

ハイブリッドのスポーツカー作りも難しいと思う。シフト操作がクルマの楽しさの半分くらいを占めているからだ。カートのようなミッション無しは面白いけれど常時全開で走れるからである。少なくとも私はこの手の安楽なスポーツカーに魅力を感じない。クルマ好きじゃない人のためのスポーツカーかと。

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勝股兄とケケ平師匠

試乗会場で還暦過ぎのジイサン二人が大暴れでございます。勝股兄と城市兄、鈴木兄のパワーに勝てる人はギョウカイに居ない。また「信念」と「ビジネス」の選択になったら、この3人は迷うことなく「信念」を取る。引退しちゃったら自動車雑誌ギョウカイどうなるのか? 味気なくなっちゃうのだろうか。

帰京したら及川さんから「バッテリーは渇を入れたらほとんど新品と同じ状態になりました」というメール。5年目で新品同様になったら、少なくとも3年は使えるだろう。10年を目指したい。3年ごとにバッテリー交換していたのがウソみたいだ。

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2012年3月 7日 (水)

バッテリー寿命(3月6日)

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巨大です!

フネで使っている120Aの大型バッテリーが怪しい感じになってきた。セル回すと「きゅ~きゅ~きゅ~~きゅ~~~ドルン!」。間違いなく持って数回という雰囲気。海の上でオシャカになたれたひにゃ救援を呼ばなくちゃならん。そもそも怖いし。かといってゴミにしたらECOと言えぬ。

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2007年11月新神戸製

そこで及川さんに鍛えてもらうことにした。基礎体力をチェックすると「大丈夫です。復活します」。見たこともない充電器を使い、サルフェーションをたたき落とすそうな。通電させると「コン! コン!」という音が出る。バッテリーは物理的に10年の寿命を持つ。あと5年頑張ってくれるか?

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リビルド終了は明日?

現在世界で3人しか成功していない犬ぞりや他のエネルギーを使わない北極点までの単独徒歩”無補給”到達にチャレンジしている日本人がいる。詳しくは下でリンクしている日記を御覧になって頂きたい。今シーズンは気温低く、スタート時からマイナス50度とのこと。凄いです。

荻田泰永さんの日記

午後、叔母のグループホームに行く。ご機嫌上々。怒ることがほとんど無くなったそうな。いつも同じ本を読んでいる。話を聞くと、読んだそばから忘れて行く模様。したがって何回読んでも面白いらしい。私も同じ状況になった時のことを考え、楽しい本を何冊か準備してこうと思う。

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2012年3月 6日 (火)

元気(3月5日)

今日は天気悪いこともあってボヤきです。

マレーシアラリー選手権の開幕戦でグリーンジイさんが優勝した。60歳を過ぎて現役! 未だ年間10戦以上のラリーに出てます。タイしたモンである。興味深いことに多くの地域でプライベーターが勝てる状況になってきた。トップクラスのドライバーは戦闘能力低いクルマに乗っているからだ。

なぜか? 「お金を取れるドライバー」は、今までスバルと三菱自動車関連のバックアップを受けていた。バリバリのインプレッサやランエボに乗っていたワケです。しかし今やスポンサードしてるの、FFを作っているメーカーだったりして。マレーシアならプロトンでございます。または「スポンサード無く出場できない」。

アジパシクラスになるとタイヤメーカーなどのスポンサーでインプレッサやランエボを走らせられるものの、その下のナショナル選手権まで出てこない状況。したがってグリーンジイさんのような「お金持ちのプライベーター」が浮上してくる。マレーシア選手権、私も出たいが手も足も出ない。

鈴鹿サーキットの50周年イベントは大盛況だったという。日本の50年間のモータースポーツの歴史の濃さを反映しているんだと思う。果たして今後どうなる? ドライバーの平均年齢がドンドン高くなり、メーカーもチカラを入れなくなりつつある。50周年イベントも20年以上前のレーシングカーが人気だったとか。

有望な若手がドンドン出てくるサッカー女子を見てるとうらやましいです。

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2012年3月 5日 (月)

狼少年(3月4日)

震災からもうすぐ1年。NHKスペシャルで震災を取り上げている。最も大きな問題なのは「なぜ津波から逃げなかったのか?」ということ。少なくとも地震から30分。遅いところだと50分あった。中にはクルマのラジオで地震のニュースを聞いていて津波に巻き込まれた人まで居る。この点、分析/考察されていない。

なぜか? 気象庁批判になるからだ。地震あると毎度の如く気象庁から大仰な津波の警報が出る。必ず海から離れろ、と言う。しかし来るの、小さいヤツばかり。狼少年を地で行ってるから素晴らしい! 日本の道路標示と全く同じ。どこでもアブナイと書いてあるので、本当にアブナイ場所が解らないです。

しかも今回の津波、第一波が超過小に報じられた。私が覚えている限り「第一波はすでに到達。10cm」であります。この報道を聞いて「毎度のことね」と判断した人も少なくないだろう。ここで気象庁の批判をする気など無い。我が国の「公」は今までも、おそらく今後もそんな状態だと思う。

大切なのは「自分の判断力」を磨くこと。津波だけでなく全ての事象に当てはまる。メディアの一次情報だけ重視し、そこから先は自分で考えるクセを付けるべきだ。私は原発事故の直後からツイッターで風向きの情報を流した。気象庁などの気象データを見るだけで、誰でも風向きなど解ります。

もちろん「ビビリ過ぎ」もアンポンタンだ。「羮に懲りて膾を吹く」は人間として超カッコ悪い。熱いモノは熱いモノとして扱い、冷たいモノは冷たいモノとして扱うことこそ人生修行の目的かと。ただ「羮に懲りない」輩も多いから困ったことです。そもそも日本は地学的に原発向きじゃない。地震のソークツですから。

文化的にも向かぬ。決断力無いし、死ぬと解っている現場に人を送り込むシステムだって無い。震災直後の官邸と東電のやりとりなんか報道され始めているが、あんな体制で原発を稼働させること自体、無理でしょ。それでも原発再稼働を許可する自治体があれば、もう何をかいわんやです。

鈴鹿で50周年イベントが行われていた。30年前に行われた盛大な20周年イベントがつい先日のように思い出される。あの時に聞いた1,5リッターV12のホンダF1の音や、125cc5気筒のエンジン音は今でも明確に思い出す。行きたかったけれどいろんな用あって断念。残念。



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2012年3月 4日 (日)

マスタング(3月3日)

エクスプローラーの試乗会の際、マスタングの『パフォーマンスパッケージ』という6速マニュアルの広報車があった。乗ってみたらシビれましたね。改めて借りて乗ってみた次第。スペックは418馬力を発生する5リッターV8ツインカムにブレンボのブレーキ、引き締められたサスペンションでございます。

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フロントオーバーハングの短さがFRらしい

エンジン掛けた瞬間、シートからクルマ好きの魂を絡め取る液体が染み出てきたんぢゃないか、と思った。もうダメであります。V8特有のビートを全く隠そうとしない排気音は「気持ちよい」としか評価できない。シンクロに余裕ある感じのマニュアルを1速に送り込んでクラッチミートすると「ぐもももももも」。

トルクぶっとい! 2速、3速と早めにシフトアップしていくと楽しいの何の! 千回転+αでも加速は十分過ぎるほど。その気になってアクセルを踏み込めば418馬力! 速いっす! ただ流れに乗って走っているだけで楽しい。これだけトルクに余裕あると、妙にキモチが大きくなってしまう。

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タワーバー付き

乗り心地は素晴らしい! ショックアブソーバーがキッチリ動いているのだろう。ロールの少なさからバネ&ショックアブソーバーの硬さが解るけれど、それでもアタマ揺さぶられることなし。超スポーティなのに快適だったりして。乗ればアメ車のイメージが根底から変わると思う。

永田にハンドル握らせてみたら、瞬時にハマッた。「これいいです!」とコーフンしてる。ウチのムスコはカマロに乗って「ダメだ! ハマッた!」と言った。永田はマスタングにハマッた。アメ車、恐るべし! 私もシートからニジみ出てきた液体にヤラれたらしく。欲しくなった。アカンぞ!

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都内中心で8,5km/Lは立派!

オーディオだって素敵だ。低音をガンガン鳴らす。ハイボリュームでパンチの無いGT-RのBOSEなんか相手にならない。マスタングのオーディオでアメリカンポップス聞いたら最高でしょ! もし「刺激的なクルマが欲しい」と考えているなら、マスタングのハイパフォーマンスパッケージを! 530万円。25台限定だ。

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厳しいうなぎ修行(3月2日)

湯沢はけっこうな量の雨が降ったらしく、春のような雰囲気になっている。路面の雪も無いので午前中はナスパ。リフトに乗りながら雪景色を見てたらカモシカ発見! 長いことスキーやってるけどスキー場で自然の動物見たの、初めてでございます。少なくとも2時間くらい同じ場所でウロウロしてた。

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ウサギやキツネの足跡は多い

ナスパは修学旅行の中学生で賑やか。このスキー場、以前も書いた通りスノボ禁止だから余分なリスクを負わなくて済む。突っ込んでも突っ込まれてもアブナイです。スキーシーズンは残り1ヶ月。聞けば福島県のスキー場などガラガラだという。ナスパの中学生も栃木県から来てるとのこと。

思い切り滑りたい人は福島県のスキー場なんかいかがだろうか。そうそう。ウワサによれば福島県の渓流に行くと大漁らしい。1年間サカナ釣りしてないから。日本一の名桜と言われる三春の滝桜もお客が少ないんじゃないかと言われてます。この桜、今年は見に行きたいです。

ちなみにスキー場の放射線量は全く問題ないレベル。滝桜周辺も平常値の0,05マイクロシーベルト以下より高い0,2マイクロシーベルト前後ながら、飛行機の中の1マイクロシーベルトよりずっと低い。微量の放射線なら気にしないという人はぜひ! 気になる人は放射線計を持っていけばいい。

残るは食べるものの放射線量。政府は未だに食べ物の全量検査をする気無し。私ですら考えてしまう。チェルノブイリの時もしばらく欧州産デュラムセモリナ使ったスパゲティ食べなかったですから。多くの人が福島県の食べ物を忌避してるの、風評被害でなく政府の無策のためです。

東京まで燃費計測。人間が操作するとバラつき出るためアクセル操作はクルコンに任せる。ということで湯沢~練馬間で21,5km/L。行き20km/Lだから平均20,75km/Lということになる。エクストレイルの燃料タンクは65L。5Lを残すとして誰でも1200km走れる計算。いいね!

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6速マニュアル仕様ならもっと燃費良いかと

マツダもデザイン改革をするのなら2リッターガソリンターボを積むランドローバー・エヴォーグみたいなデザインのSUVを作ればいいのに。カッコ良いクルマに20km/L走るディーゼルを搭載した4WD作ったら世界規模で売れると思う。デザインはクルマの大きなファクターだと思う。

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さらなる写真はコチラから

とエラそうなことを書いているけれど、東京は昼からず~っと雨。ある程度予想してたとはいえ、うなぎ屋の売り上げがトンでもないことになっている。3月は早くも2タコ。なんと最低記録更新でございます。しかも本日の入荷分からまたぞろ値上がりしてるし。しくしく。早く暖かくなってちょ。

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2012年3月 2日 (金)

ボートショー(3月1日)

ボート・オブ・ザ・イヤーの開票&表彰式に出席するべくボートショーへ。フネというと高くて手が出ない、と思っている人も多いようだけれど、クルマで運べるボートの人気が高まってます。2馬力エンジンなら免許不要。近場の釣りなら問題ない。20万円台でフネを楽しむことだって可能。

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ボート・オブ・ザ・イヤーはトヨタのポーナム35が獲得しました。今年は国内も海外も有力な新型艇少なく、ブッチギリの獲得点数。ポーナム35はランクル用のV8ディーゼルを2基搭載したモデルで、自動車の技術がたくさん投入されている。ジョイスティックを操作するだけで真横にも動けます。

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個人的に「これは!」だったの、ジョイクラフトのエンジン用カヤック。免許も登録も不要の2馬力エンジンで10ノット以上出ると言うから素晴らしい! 艇体はボートショー特別価格だと8万円台後半だった。2馬力エンジンは探せば6~7万円で買える。畳むとクルマのトランクに入るのが魅力。

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私の分のチャリティオークションは3月4日。1万円くらいで落札できたら超々お買い得だと思います。下のような感じで展示されてました。もし3月4日にボートショーに行ったら入札してみてください。読者の方が落札したなら「出所」を教えます。メール下さいまし。週末にお時間ある人はフネなど見に行ったらいかがでしょ。

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夜はスタッドレスタイヤ&エクストレイルディーゼルの燃費テストを兼ねて湯沢へ。ディーゼルの燃費の良さと、エクストレイルの乗り心地の良さに(ショックアブソーバーは韓国製ザックス)改めて感心する。次期型で価格を見直し、アイドルストップ付けてATを全域ロックアップすれば相当イケるかと。

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2012年3月 1日 (木)

雪(2月29日)

起きたら雪。積もってます。家の前の道路を見たら、見事な雪道。これだけ降ってると交通量も少ない。そもそもスタッドレスタイヤかチェーンじゃないとダメです。13時から横浜で取材の予定が入っていたのだけれど、先方から電話あって「日程を再調整します」。首都高は横浜方面が通行止め。

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路面も圧雪

こんな時、家にあるクルマがスタッドレスタイヤを履いたエクストレイルディーゼルだったりして。鬼に金棒状態でしょ。CX-5ディーゼルと比べるため、広報車を借りていたのでした。したがって横浜もこいつで、と思っていたのだけれど通行止めぢゃお手上げ。関越道まで通行止めになってます。

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この程度の雪なら‥‥

スタッドレスタイヤはミシュラン。ただ前回も紹介した通り圧雪なら強い! 打ち合わせのため駅まで往復したが、全く不安無し。エクストレイルディーゼルなら都内で12~14km/L走る。雪道を走る機会が多い人は、こういったクルマを相棒にするのもいいんじゃなかろうか。CX-5のディーゼル、果たしていかに?

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流れ良かったとは言え中野~練馬間で15,9km/L

モビリティランドのプレスリリースによれば2013年も鈴鹿でF1を開催するという契約を結んだという。これぞホンダの素晴らしさだ。少し厳しければ開催を放り投げるような根性無しと違う。ホンダはF1に出ていなくもと、F1に対する敬意をキチンと持っている。この一点だけでもエラい!

原発を多く持つ”越前屋顔”の敦賀市長が蟹を送った先を見ると興味深い。ただメディアは11人の議員しか公表していない。TVニュースでは送り先の全リストが映像で出てしまいましたけど。国会議員以外の送り先の方が意外だった。いずれにしろ11人の国会議員は厳しい立場になる。

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