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2012年2月29日 (水)

ガマソ(2月28日)

先日来店されたくまモンのapplefanjpさんが露地モノのデコポンを送ってくれた。甘くて美味しい! 柑橘類のシーズン真っ盛り。こういった農作物、世界にマーケットがあると思う。中国なんか高くても売れるんじゃなかろうか。海外に行ったコトのある人なら御存知の通り、イチゴもメロンも果物というより野菜です。

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デコポンは手で簡単に剥けるのがイイ

東北元気プログラムのオークションは、レーシングシューズとKUREのモーターレブのセットにしました。レーシングシューズはスタンド21の42(26cm)。私は27,5cmだから一度も使っていません。特殊なルートより入手したもので、話によればセナと関係があるようです。

Kunisawa

安く落とせたらスンゴイお得だと思う

というか深いハナシは落札された方にコッソリ教えます。たぶん1991年製。超大切に保管してきたため新品に見えます(だから付加価値が無い?)。FIAのホモロゲが終わっているため実戦じゃ使えませんけれど、ドライビングシューズとして使うと当然ながら最高。セナ足の練習に。

マリン大使のオークション

夜はラジオ日本の収録。入江葵さんは3月で昭和シェル石油のイメージパーソナリティを卒業するそうな。私とは最後のお仕事。収録後、スタッフの人達と晩ご飯。写真を大きくすると入江さんは相変わらずの麗しいお姿なれど、酔っぱらったオヤジがブザマなので小さく。入江さんの写真は上のリンクから見られます。

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入江さんはパンのブログが読み応えある

ここにきて福島原発の事故当時の酷い状況が報道されるようになった。私が一番驚いたのは、地震直後、成田と羽田が閉鎖になり86機が着陸出来なくなった、というもの。最も待たされた便は2時間! ウチ、14機は燃料切れ寸前になり緊急事態宣言を出している。恐ろしいことだ。

確かに混乱していたとは思う。でも2時間待たせることはないだろう。東京西部の横田基地には11機着陸している(ウチ4機は緊急事態宣言)。日本人は緊急時の臨機応変な対応がヘタだという証明みたいなもの。まぁ原発事故関連の対応も酷いモンですけど。練習が必要な国民性なんだろう。

日本人の得意技は「ガマン」です。

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2012年2月28日 (火)

GT-R(2月27日)

お恥ずかしい話ながら、現在発売中のベストカーの達人コラムに間違いがある。アイドルストップ付きVWゴルフは、ヒーター入れると水温上がるまでエンジン止まらないと書いちゃいました。なぜか? 実際に止まらなかったからだ。今月号のコラム、ゴルフに試乗した直後が締め切りでありました。

その後に解るのだけれど、何らかの理由でエンジン停止モードに入らなかったようなのだ。加えてカタログにも詳しい表記が無かったため、誤認してしまった次第。ゴルフのヒーター系が特殊な構造になっていることを教えてもらったのは締め切りの後。タイヤの転がり抵抗の件もそうだったけれど、未知の世界です。ご容赦を。

次号のコラムで正しい情報+αを紹介させていただいた。昼過ぎ、GT-Rの返却のため横浜の日産へ。気のせいか首都高の値上げ後、交通量が減った。本日も高井戸から入って横浜のみなとみらいまで渋滞無し。流れに乗って走ったらGT-Rが11,8km/Lだって。それにしても2012年型のGT-R、ホントに良くなった。

ポルシェのGT3に匹敵するくらい猛烈に高い減衰力のショックアブソーバーとバネを使っているのに、首都高走ってアタマの中が振り回されないのだから素晴らしい。マニュアルミッションのダンナ仕様を作ってポルシェ911カレラと同じ8万2千ドルくらいで売ったら(GT-Rは9万6千ドル!)アメリカでも相当イケると思う。

いや、コルベットやバイパーみたいに後輪駆動として車重を100kg軽くするなんてのもイイ。水野さんは絶対ヤラないでしょうけど。ニュルのタイムを見ると、もはやGT-Rの7分24秒は普通。911GT2が7分18秒。その後、LF-Aは7分14秒台。直後にバイパーが7分12秒台を出しちゃった。

こうなると相当特殊なスペックを持たせない限り市販のGT-Rじゃ届かない。どうしても勝ちたいならスンゴイのを作ったらいい。次期型NSXはニュル最速を目指すとベストカーに出ていたが、ホントに7分12秒台を狙ってくるんだろうか? アメリカで開発するんだからバイパーにゃ負けられない?

3月1日から開催されるボートショーの『エバンジェリスト』(マリン大使)になりました。動画、ちょっと音声が悪かったです。自分で聞いたときはそれほど酷くなかったんですけど‥‥。東北支援のオークションもやるというので何か提供しようと思う。どんなモノがいいかしら?

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2012年2月27日 (月)

クルマ以外の乗り物(2月26日)

このところフネに乗っていない。寒いしサカナも釣れない、ということが最大の理由でございます。昨年は大いに盛り上がった東京湾奥のカレイ釣りも、今シーズンは大量の底引き網漁船が入って全滅状態。そもそも船橋沖はNHKがセシウム汚染されていると報道して以来、気分的に盛り下がってます。

私が「この人は面白い!」と思っている『たかはし遊船』の船長さんのブログを見ると「魚介類の放射能汚染は大丈夫ですか? との問い合わせがありますが、残念ながら私個人では調べる術がありません。ご心配の方は東京電力へお問い合わせ下さい」とある。その通りですね。そもそも釣れないですけど。

私が選考委員を仰せつかっている『ボート・オブ・ザ・イヤー』の開票が3月1日のボートショー会場で行われる。最近クルマに興味が湧かない、という人は3月1日~3月4日までパシフィコ横浜で開催されるボートショーなんぞに行ってみたらいかがだろう。小さいフネなら軽自動車の予算で買えちゃう。

地域やコネによっちゃタダでフネを留められる人も多いんじゃなかろうか。海の上は安全&常識的なルールを守ればいいだけ。そういった意味からすれば、タイでクルマの運転をしているときのような開放感が味わえる。フネの免許も夢の島マリーナなんか2日間/7万円。このあたりから入ってみるというのも手

もう一つはバイク。ホンダから出た大人のためのツーリングモデル『NC700X』の評判が素晴らしく高い。250ccスクーターより安い価格も素晴らしいですな。これまた大型免許は自動二輪を持っていれば12万円くらいで取れる。もう少し暖かくなったら借りて少し遠出してみたいと思う。

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2012年2月26日 (日)

伏木センセと対談(2月25日)

午前中仕事。昼ご飯食べてからザッカー編集部へ。城市兄のイタズラ心か、10年ぶりくらいに伏木センセと86/BRZを”オカヅ”に対談でございます。開始するや早々に「アイフォンと同じ。今や製品は企画で決まる。利益を上げられるのは企画と販売を行う部門。アイフォンの場合、エラいのはアップル」。

つまりトヨタがアイフォンを企画したアップルに相当し、スバルはアイフォンのハードを開発して作っている工場だということです。そういう評価も出来るのね。私は企画も良いけれど、スバルじゃなければ具現化出来なかったと考えている。同社の良いところが出た、ということ。続きはザッカー3月10日発売号で。

伏木センセは10月15日に初試乗してます

86/BRZについていえば「立場によってずいぶん評価が違う!」と感じる。私は終始一貫「コーナリングの限界速度を追求するのは20世紀のクルマ作り」という姿勢。「速さ」でなく「楽しさ」を評価軸の先頭にしなければアカンです。ということで86かBRZかは、今後のアピールのスタイルで決めたい。

そうそう。「86はウインカーの地上高が低く25mm以上ローダウンすると車両運送法をパス出来ない」と言われていた車高問題だけれど、ここにきて「BRZも同じ」だという。なぜか? 最低地上高がホイールベースの中にあれば86/BRZだと90mmあればOK。標準車で130mだから40mm落とせる。十分ですね。

しかし86/BRZはフロントオーバーハング部分(実車で確認してみたらエンジンのアンダーカバー)に最低地上高があり、必要とされる最低地上高は90mm以上かもしれないのだという。つまりBRZも合法的には20~30mmのローダウンしか出来ないと言うことになります。ありゃま!

結論から先に書くと、前述の通り最低地上高は樹脂製のアンダーカバー。外せばいいし、ターマックラリー仕様なら薄い金属製のアンダーガードに交換すれば良い。やはりBRZの方が合法的に40mmまでローダウン出来ると考えていいと思う。86ならウインカーを変えない限り25mmだ。

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2012年2月25日 (土)

年金は消えている(2月24日)

今シーズンはGT300クラスに市販車ベースのGT-Rが登場するという。FIAの『GT3』カテゴリー用に開発したモデルで、ヨーロッパでは29万8千ユーロ(およそ3200万円)。こういったモデルが出てくると市販のGT-Rもいろんな意味で自由度が大きくなってくる。今のGT-R、ポルシェだと『GT-2』に相当します。

GT-2、ポルシェで最も高い性能を持つモデルである。GT-Rはこいつに勝つため尖ったスペックを持たせなければならなかった。しかしレース仕様が出ればGT-Rもダンナ仕様を出す余地出てくる。普通の911カレラくらいのGT-Rが出てくれば、いろんな意味で日産のフラッグシップになると思う。

先日、エクスプローラーの試乗会に行った際、マスタングの『パフォーマンスパッケージ』という6速マニュアルの特別仕様車があり、短い時間ながらハンドルを握ってみた。するとどうよ! 超ステキでございました。418馬力の5リッターは「ぐもももも!」というV8特有のビートを響かせトルクが沸き上がってくる感じ。

これ、ATだとここまで楽しくない。やっぱしスポーツモデルはマニュアルに限る! 620馬力のポルシェGT2にだってマニュアルが設定されているのだから、GT-Rにもマニュアルがあっていいんじゃなかろうか。ということを水野さんに言ってもムダだろうなぁ~。と、素晴らしい仕上がりになったGT-Rに乗って考えました。

ニュースを見ていたら企業年金が2千億円消えたと大騒ぎしている。今回の件は一企業のデタラメだと思うけれど、国民年金だって同じようなもの。現在進行形で国家がデタラメ&粉飾を行ってます。当然の如く年金は消えちゃう。いや、すでに無いかもしれません。年金はすでに破綻してますから。

マツダの人から電話掛かってきて「クルマ好き感が足りませんか? むしろクルマ好き感を前面に出し過ぎているんじゃないかと不安なんですが」。確かに宣伝を見ると走る楽しさを前面に打ち出している。でも新しい世代のスポーツモデルを考えているかとなれば、世界規模で無し。

ロードスターやRX-8やマツダスピードアクセラに乗ると確かに楽しい。されど旧世代のスポーツモデルだ。当時はクルマ好きがマツダの経営陣にも居た、ということ。今や全て後回しか凍結状態だという。「口だけのクルマ好き」は本当のクルマ好きから見れば簡単に解りまんがな。

クルマ好きってニジミ出てくる。私のWebを見に来るような人は10年前からクルマを買っていなくても、クルマに興味があるんだと思う。常にクルマを考えていたい、と言い換えてもよかろう。マツダの経営陣からニジミ出てくるモノがあれば、世界的にマツダは復活すると私は信じている。

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2012年2月24日 (金)

電気自動車楽しい(2月23日)

GT-Rの広報車を借りに行くため永田とリーフで横浜へ。充電してあったと思ったのに、見たら5分の2。走行可能距離70km。ウチから第3京浜経由だと35km。余裕だね。ところが環八大渋滞。そこで高井戸から首都高に乗り、環状線経由で横浜に向かう。折しもの雨。永田が激しく水蒸気出すのか、曇るの何の!

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様々な注意をしてくれる。オタンコじゃなければ電欠しない

間歇でエアコンを入れる。曇ったらオン。取れたらオフを繰り返す。しかし! 環状線は内回りが大渋滞。そこで外回りで。首都高回りになって走行距離伸びた上、外回りは一段と距離が伸びる。やばいかな、と思っていたらビンゴ! 走行可能距離と目的地までの距離、同じになっちゃいました。

もはやエアコンは無理。タオルを捜して拭きながら走る。寒いワ、曇るワ、届かない可能性あるワの三重苦。でも楽しいんだなコレが! おしっこガマンしてるときと同じ。おそらくリーフ乗りの多くは、この手のワクワク感を堪能してると思う。そもそも満充電なら東京から横浜の距離なんかエアコンをフルに使って余裕で届く。

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電池残量無し。走行可能距離は横バー! シビれます

GT-Rには毎年乗っているのだけれど、2012年モデルに乗って始めて「なるほど!」と思った。2011年モデルと決定的に違う。馬力とかハンドリングじゃなく、クルマとしての質感が決定的に高くなってます。2012年モデルなら大人でも乗れる。ポルシェのライバルにもなる。乗り心地が上質になりました。

どこをどう変えたのか不明ながら、2011年モデルは路面の継ぎ目を通ると「ぶるるん」とイヤな振動を出した。さらに乗り心地ときたら「酷い」としか評価できないレベル。乗っていて不快なほど。でも2012年モデルときたらポルシェGT3と同等でございます。毎日の足としても十分使える。こうじゃなくちゃ!

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良いクルマになりました

ツインクラッチも滑らかになり、ギアノイズ(バックラッシュ?)もしなくなった。個人的にはGT-Rにポルシェ911と同じく7速マニュアルミッションがあったらずいぶんイメージが変わると思う。ATってクルマの楽しさの半分以上を棄てちゃってる。速ければいい、というモンじゃないですから。

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2012年2月23日 (木)

2月は底?(2月22日)

湯沢で4WD性能やスタッドレスタイヤのテストが出来るのは深夜~朝に掛けて。凄いイキオイで除雪車が入るため、昼間はほぼ雪ありません。ということで今日も昼前から滑る。昨日と同じくナスパに行くと「本日は1日券2千円です」。あらま! まぁ私は最大で3時間くらいしか滑らないですけど。

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今日も飛ばし放題

上の写真は昨日紹介した『Gコース』。天気良く雪質最高! こんな日にスキーしなくてどうする、という感じ。ちなみにナスパはスノボ禁止。お客さんの偏差値が高い感じ。スノボは動きが読みづらく、いろんな場所に座り込んでるのでスキーとの相性イマイチかと。加山クローズになった後、ここがいいかな。

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186cmのサロモン

帰り道に谷川岳PAで久々の谷川岳丼。人気に胡座をかいたらしく、刺身コンニャクの小皿が付いたものの590円から820円に大幅値上げしてました。うなぎと違って舞茸の価格は極めて安定してるのに。もはやリーズナブルでもコストパフォーマンス高くもない。普通の美味しい丼です。

久々に滑ったせいか猛烈に疲れているようだ。少し横になったら2時間経ってる。やらなくちゃならん仕事を済ませ中野へ。本日、雨でもなく大風でもないのに売り上げ絶不調。というか昨年12月からコッチ、ずっと景気悪い。まぁ毎年2月はこんなモンかもしれません。

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2012年2月22日 (水)

久々のスキー(2月21日)

午前中原稿書き。昼から「どこに行こうかな」と迷った末、ナスパニューオータニのスキー場にする。これといったクーポン券使わずとも、12時30分から滑走出来る午後券は1300円のランチ券と300円相当のドリンク券付きで3500円。平日なので駐車場代無料。なかなかリーズナブルでございます。

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一番近い駐車場でこんな入り具合

このスキー場、第5リフト(クワッド)沿いの『Gコース』(斜度平均14度。最大27度。全長580m)がフラットで広くてキモチ良い! ここを連続して滑る。考えてみたら前回滑ったのは昨年2月22日。やっぱしナスパでございました。ブランク長いのね。リハビリを兼ね、コケないよう丁寧に滑る。

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ゲレンデ、空いてます!

やっぱしスキーはストレッチに最高だと思う。滑っていると徐々に身体の各部が伸びていく。バランス崩してコケそうになった時のリカバリーなんか、普段伸ばさないスジにテンション掛かり、筋肉もパワー出す。粉雪の中、とりあえず6本連続で滑り、一休みして6本。このくらいがちょうどいい?

早上がりして湯沢のコメリに行くと、ウワサの急速充電器が。聞いてみたら「ほとんど使う人はいません」。写真を見て頂ければ解る通り、i-MiEVだと雪でカプラーの近所まで行けない? 1回あたりの充電料金は525円。14kWh入ったとすれば、電気代だけで336円。決して高い価格設定じゃないと思う。

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湯沢に電気自動車が無い?

雪が降らなくなったらリーフで湯沢を訪れてみたいと思う。前橋~渋川の間で充電してやれば関越トンネルは楽に越えられる。トンネル抜けたら後は湯沢まで下り一方。帰りも湯沢で80%入れると、楽々前橋に届く。行きも帰りも途中1回の充電という感じ。黎明期のガソリン車も、こうやって楽しんだことだろう。

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2012年2月21日 (火)

ブラックアイス(2月20日)

朝からタコ足排気を含むフルスカイアクティブを搭載したCX-5に乗る。初期受注は9割近くがディーゼルだという。ガソリンのCX-5、ほとんど売れてない? メディア向け試乗会なので、詳細はCTとザッカー次号で。今日もゲートブリッジが~らがら。この道路、若洲島から城南島まで信号イッコも無い。

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景色は良い。出来ちゃったんだから積極的に使いたい

マツダの人にアクセラの燃費について聞いてみたら「おそらく妥当な結果だと思います。もし機会あれば15インチタイヤ仕様も試してください。もう少し良い燃費が出ます。ATの変速回転数が高いのは振動との関係です。インプレッサとの比較はまだ行っていません。CX-5はいろんな意味で進化させています」とのこと。

ゴルフからティグアンに交換。昨日まで白馬で雪道試乗会用に使っていたそうで、スタッドレスタイヤを履いている。ちょうど良いので雪道も試してみてください、ということで湯沢に行くことにした。そういえば今シーズンは雪道を1回しか走っていない。さてさて。ティグアンの雪道性能はいかに。

深夜到着ということもあり、素晴らしいミラーバーンに遭遇。オンロードや圧雪路重視のM車(スタッドレスタイヤのテストじゃないので仁義で隠す)のスタッドレスタイヤだったこともあり、それほど決定的なブラックアイスじゃないに滑るの何の! その前の圧雪路は普通にグリップしてました。

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中でも上越線のオーバーブリッジは手強いミラーバーンの名所なのだけれど(勾配あるため歩くのも難しい)、カンペキなお手上げ状態。むしろ驚いたのはABSの制御の細かさ。減速はほとんどしていないのにハンドル操作すると左右方向のコントロールが出来てしまう。日本車のABS、粗いモデルも多い。

来シーズンはぜひともスタッドレスタイヤを買ってテストをしてみたいと思う。一部のタイヤメーカーにゃ嫌われるだろうけれど、ユーザーの側に立ったら事実を伝えるのみ。湯沢はマイナス4度。昨晩マイナス10度近くになったそうな。明日は今シーズン初めてのスキーでもしてみましょうか。

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2012年2月20日 (月)

読者有志がスポンサー(2月19日)

朝からスカイアクティブG+スカイアクティブドライブのアクセラと、TSI+DSGのゴルフと2台で燃費チェック。詳細はTOPでレポートした通り。もっと様々な条件を試してみようかと思ったけれど、最初のレグだけで昨日までの傾向のまんまだと判明。2レグ目で確証に替わり、3レグで終了することにした。

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ゴルフのトリップ

これだけ基本燃費違うと、どうやっても、どんな状況で勝てないです。燃費計誤差のことを考え距離計のチェックをしてみたところ、全く同じ区間を走ってアクセラが128,8km。ゴルフ131,3kmでございました。この距離をベースに燃費計算をしていれば、1,8%ほどゴルフの方が良い燃費になる。

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アクセラのトリップ

こいつをレグ1の燃費に当てはめれば、アクセラの20,7km/Lに対しゴルフ23,6km/Lということに。また、スピードガンを導入したので、速度計の誤差も調べられた(車内から道路標識を狙って撃つと速度出ます)。メーター100km/h表示で両車94km/h前後。

ちなみに今回の燃費チェック。1回だけの勝負じゃありません。両車、事前に様々な道路状況&走り方をして傾向を判断。同時走行する以前に優劣は解ってました。というか燃費チェックをするなら、これくらい長く、様々な条件で走ってみないと解らない。時間もお金も掛かる。

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高速道路代やガソリン代、洗車代、永田の小遣いなど費用掛かる

そんなことから雑誌の取材以外ではキッチリとした燃費比較を行って来ませんでした。今回は昨年カンパして頂き、タイのラリーに出場/義援金を出した後に残った剰余金を使わせて頂いた次第。ということで今回の一連の燃費テストはプレゼントby読者有志の皆さんでございました。

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2012年2月19日 (日)

アクセラの燃費2(2月18日)

冷間状態から一般道で高井戸ICまで行き、そこから台場出口まで流れの良い首都高を走った時のアクセラの燃費を計ってみた。走り出してアイドルストップが始まるまで、ヒーターオフだと5分。インプレッサとほとんど同じ。また、ヒーターオンでアイドルストップするまでの時間も30分以上でインプレッサと同じ。

ただ冷間状態での燃費が悪く、しかも一般道だと1500回転以上を常用している。ゴルフのDSGは2速を除き1600回転くらいでシフトアップしていくのに、アクセラは2000回転まで使っている。マニュアルでシフトアップさせようとしても出来ません。インプレッサのCVTも上手にアクセル使えば1500回転以下です。

そんなことから自宅から高井戸ICまでの冷間/一般道燃費がアクセラは悪かった。ゴルフ12km/Lに対し、インプッレサ10km/L。アクセラ9km/Lといった具合。その1km分を台場まで挽回できずアクセラ15,1km/Lでございました。インプレッサ16,2km/Lのゴルフ17,3km/Lである。

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首都高は超ガラガラでした

それより気になったのが土曜日で交通量の少ない一般道15km区間を暖気終わった状態で走った時の10,4km/Lである。インプレッサなら間違いなく12km/L(だからこそ冷間スタートの7,5km区間で12、5km/Lが出た)。ゴルフでも確実に12km/L以上出るような状況だった。

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アイドリングストップはキッチリ機能している

明日の比較、本来なら満タン法で燃費計と実燃費の誤差もチェックすべきだろうけれど、ゴルフはキャニスターの構造なのか、満タンになってから5分入れ続けても微量ずつながら入っていってしまうため満タン法は不可能。とりあえずメーカーに誤差を調べて貰っているので後日補正します。

ただ今までの経験上、燃費計の誤差はメーター誤差に等しい。つまりプラス側に6~10%多く出る、というもの。燃費計同士で比較している限り、最大で5%くらいの差しか出ないと考える。もちろんメーカーだって純正の新品タイヤ装着時の燃費計誤差は必ず解っている。不正確な満タン方よりマシかと。

またゴルフはハイオクじゃないか、という意見も出るだろう。これまたアクセル開度の低い状態で乗っているTSIエンジンの燃費がハイオクとレギュラーで変わらないことを確認済み。100km/h以上で巡航するようなアクセル開度大きい時の燃費は日本じゃテストコース借りないと計測出来ないのでごめんなさい。

ということで明日は朝からアクセラとゴルフを同時に走らせて燃費計測します。果たしていかに?

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2012年2月18日 (土)

アクセラの燃費(2月17日)

午前中打ち合わせ一件。終了後、スカイアクティブ・アクセラの広報車を借りに行く。久々にプリウスの首都高の区間燃費を計ってみたら、途中厳しい渋滞に巻き込まれながら35km/Lだって。プリウスの場合、渋滞に巻き込まれても燃費はタイして悪化しないから凄い。やっぱし別格だ。

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巡航80km/h。渋滞に巻き込まれ平均51km/hに

10・15モード20km/Lの15インチタイヤをお願いしていたのに、広報車は18,8km/Lの17インチでございました。ただゴルフは18,4km/L。インプレッサ18,2km/Lなので、それでもアクセラ優勢。ガチンコ比較にゃちょうど良かったかもしれません。インプレッサはスタッドレスタイヤだし。

走り出してみたら「う~ん!」。燃費良くないのだ。巡航速度はメーター読み77km/h程度。メーター誤差10%だとして70km/h。最も燃費良い速度なのに、平坦地の瞬間燃費で常時20~21km/Lとイマイチ。ゴルフは24km/L程度。インプレッサ25km/Lくらい出てました。

巡航燃費はそれより若干落ちる。だからこそゴルフ21,5km/Lのインプレッサ21,8km/Lとなった。高速道路を77km/hで距離45km走った時のアクセラは18,9km/L。こらちょっと厳しい。10%くらい悪いです。も少し良い巡航燃費を期待していたんですが。

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外気温も9度で高め

明日から本格的に燃費計測するけれど(ゴルフと一緒に走らせる)、もしかしたら相当苦戦しちゃうかもしれない。マツダの技術者が徹底的に否定する小排気量ターボ+マツダの技術者はツインクラッチ(DSG)より効率良いという6速ATなのに負けたら厳しいと思う。果たしてどうなる?

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2012年2月17日 (金)

ハイアール(2月16日)

サンヨーを買収した中国のハイアールがサンヨーのブランドである『アクア』の販売を始める。とりあえず洗濯機と冷蔵庫で、キョンキョンがCFに出てます。レノボがIBMというブランドを使って大躍進しているのと全く同じ状況になりそう。ユーザーからしてもサンヨーが安く買えるようになるので嬉しい?

釣りのエサや釣ったサカナの保存、製氷のため100L程度の冷凍庫を買おうと思っているのだけれど(ガレージの中を片付けないと許可が出ない)、エレクトロラックスという欧州のブランドとハイアールとサンヨーで迷っている。今までサンヨーがアタマひとつ分高かったのだけれど、今後は安くなるかも。

といっても3万円前後しかしないので大きな買い物じゃないですが、冷凍庫に限らず迷っている時は楽しい。そうそう。前から欲しかったスピードガンをアマゾンで買った。並行輸入モノだったため1万円以下。ここにきて様々な「モノ」がけっこう手頃な価格で買えるようになってきている。アマゾン見てるとムダ遣いしそう。

天皇陛下が御入院され心臓の手術を受けられるという。手術を行うのは順天堂と東大のチーム。執刀医は順天堂の先生なので、本来ならチームワークの良い順天堂だけで行うべきなんだろう。お医者さんの世界もヤヤこしいことになっているのね、と誰でも分かる。おそらく順天堂のスタッフだけで手術を行うのだろう。

だったら手慣れた順天堂の病院で行えばいいのに。大きな病気をした場合、お医者さんとの出会いはとっても大切だと思う。コトによっちゃ生死の分かれ目になることだってあります。私の場合、本当に「運が良かった」としか言えない。もちろん今後は神のみぞ知ること。いつまでも運に恵まれているとは思えません。

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2012年2月16日 (木)

ゲートブリッジ(2月15日)

いろんな用を効率よく済ますべく、アサイチはあなごの仕入れのため築地の場内へ。電話一本で持ってきてくれることになっているのだけれど、最初はヤル気を見せるため顔出ししようと思ってる。おかげで顔を覚えてもらえた。このところあなごの入荷が少ないとのこと。今回も九州産です。

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賑やかな築地の場内

続いて湾岸道路の状況を見に行く。下り車線は大渋滞かと思いきや、猛烈に台数少ない。いつも混んでいる新木場駅前の交差点もが~らがら! おおっ! ゲートブリッジ効果が早くも出たか? さすがに新木場1丁目の信号は下り車線の赤が長くなっており、写真のように渋滞してます。

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上の立体交差は工事中

夢の島マリーナに寄って免税軽油の申告に使う書類と写真を撮る。免税軽油、廃止のウワサも流れたものの、さすがに反対が大きかったらしく3年間の延長が決まったという。正しい選択だ。免税軽油を廃止したら、排気ガスに大気汚染物質が混ざる重油を使う産業機械が続出する。

続いてゲートブリッジ周辺の取材。湾岸道路が強烈に空いていたのはゲートブリッジ効果かと思いきや、そうじゃありませんでした。だってこちらも道路ガラガラ。ほぼ交通量無い状態。1125億円がカンコ鳥状態である。一番多かったのはお年寄りの歩行者。エレベーターがあるので便利。

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これ、開通前じゃなく2月15日

しかし! 驚くべき状況になっていた。ゲートブリッジの南西側は台場と繋がっている「ゴミの島」なのだけれど(右折すれば台場方面)、右折するためのレーンが海コンのトレーラーで大渋滞中! 事実上台場方面に行けず。それだけじゃない。ゴミの島を直進した城南島も海コン渋滞。

・海コン。コンテナ船に載せる大型コンテナ

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木場-若洲-ゲートブリッジ-ゴミの島-城南島というルート

若洲からゲートブリッジを渡るやゴミの島での右折は渋滞で不可能。城南島に渡ったら渡ったで海コンに囲まれ、流れているのか荷物待ちなのか全く解らない状況になってしまった。いろんな意味でどうしようもない感じ。しばらく混乱が続くと思う。ちなみに夕方から湾岸線下りは新木場1丁目アタマの渋滞発生。

そうそう。「ゴミの島」と書いたのは、正式名称がない文字通り「ゴミ捨て場」だからだ。地図を見ると「埋立処分場」とあるだけ。やがて夢の島(かつてのゴミ捨て場)のようになるのだろうか。とりあえずゲートブリッジは時間に余裕のある時を除き使いにくいかもしれません。

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2012年2月15日 (水)

VWゴルフの燃費(2月14日)

アイドルストップが付いたVWゴルフの燃費を計っている。まずインプレッサが16,2km/Lを出した冷間スタートの「自宅~豊洲」。練馬から一般道を走って高井戸から首都高に乗る、ほぼ渋滞に遭遇しないで台場を降りたトコロまで燃費です。先日のインプレッサとほぼ同じ状況だと考えていい。

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高井戸ICに入るまでの燃費が2km/Lくらいゴルフの方が良かった(冷間状態でもアイドルストップするためである)。その分だけ有利になっているんだと思う。ただインプレッサはスタッドレスタイヤ。ということを考えるとイーブンだろうか? そこで高速巡航燃費を計ってみることにした。

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アップダウンの無い高速道路の東京~横浜を走行車線の流れに乗って走った時のデータ。これまた2月8日にインプレッサで21,8km/Lを出した時と、ほぼ同じ条件だと考えて頂いて良い(残念ながらインプレッサは時間の関係で満タン法と燃費計の誤差をチェック出来なかった)。

インプレッサではチェックしなかったメーター上での100km/h巡航燃費も計ってみた。下の写真の通り18,7km/Lでございます。もう少し伸びるかな、と期待したものの、こんな感じ。100km/h巡航燃費についちゃ区間距離をもう少し長く取って再計測してみようと思う。、

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2月14日ということでチョコレートを頂きました。というかホントにチョコかぃ! 和菓子とうなぎの蒲焼きでございます。まだ食べていない。

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そういえば去年はこんなん貰いました。

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カニとサケかぃ!

 

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2012年2月14日 (火)

燃費対決(2月14日)

30歳プラスマイナス8歳くらいの人に、特定のメーカーの「贔屓の引き倒し」をする人が多い。メーカーの人じゃないのに、少しでも厳しいことを書くと反発する。特にマツダファンに顕著。客観的に読んでいただければ解る通り、私はむしろマツダ好きです。RX-7と初代ロードスターを買った。

ロータリーエンジン大好きだ。今だって良いクルマや技術を出したらキッチリ評価する。ただ「アバタもエクボ」の人達とは違う。他のメーカーと同様、新しい技術が出たら疑う。実力チェックだってします。結果、あまり良くなければ正直に書く。週末、スカイアクティブ・アクセラの燃費を計る予定。

もちろん15インチの10・15モード燃費20km/Lのグレードを御指名。とりあえず比較するのは10・15モード燃費の18,4km/LのVWゴルフです。こう書くと贔屓の引き倒しの方から「馬力違うだろう!」みたいな声が必ず出る。じゃモード燃費がウソってことか? というかマツダを信じたらいい。

2013

ゴルフ、冷間スタートの中野~自宅(7,5km)でインサイト並の燃費が!

ここでVWゴルフに勝ったら、次はJC08で17,2km/Lのインプレッサ2,0iと比較してみたい。アクセラのJC08、17,6km/L。エンジンだって2リッター同士。出力&トルクでイーブン。車重20kg差。ちなみにVWゴルフはマツダが否定する小排気量ターボ。インプレッサも普通のポート噴射エンジン+CVTだ。

装備内容はアクセラ190万円に対し、インプレッサが16インチアルミホイールや革巻きハンドル、クルーズコントロールまで標準装備して185万8500円。アイドルストップや横滑り防止は両車標準です。私はマツダに頑張ってもらいたいからキッチリ書く。「贔屓の引き倒し」は意味通り決してマツダの為にならない。

もし燃費トントンなら、実質的に10万円以上高いアクセラを買う人は少ない。この状況、多くのマツダ車に当てはまるのだけれど、マツダの人が理解してくれなかったりする。売れない理由は明確なのに、解らないのだ。CX-5は素晴らしいスペックだと思う。同業者もボタ誉め。でも‥‥。

というかマツダの人達は真剣に売れない理由が解っていないようなのだ。価格やブランドイメージの話をすると「でも走りがいいでしょう」と返ってくる。ミニバンのスペースユーテリティも気にしない。これまた「走りが‥‥」。本当のマツダファンなら、マツダが売れるクルマを作れるようなアドバイスをお願いします。

私の日記を読んでいる人ならとっくに御存知だと思うけれど、ここにきてやっとうなぎ高騰のニュースが取り上げられるようになってきた。報道ステーションなんか長々と扱っている。だからといってお客さんが増えるワケじゃないだろうけれど、値上げした説明をする頻度は減るかもしれません。

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2012年2月13日 (月)

大雪ながら(2月12日)

タイの競技は全てダラダラしており、リザルトもすぐに出ない。先日参戦したバンセンの結果がやっとアップされました。22位でスタートしたジャズさんは26位まで落ちたものの、17ラップ目に20位でヴィオスのオーナーにバトンタッチ。彼は30ラップまで13ラップ走り、24位で私の番。

私ら66番です

ここから15ラップ担当し、19位まで挽回。43ラップ目に2分19秒685のチームベストラップを出す。モータースポーツに「れば」「たら」は無いけれど、完走していればヴィオスの中じゃけっこうオモシロイ順位になっていたと思う。日本人のメカニックが1人居れば絶対完走出来たのに。

すっかりラリー好きになっているけれど、レースに出たら出たで楽しい。ちなみにレースはスポット参戦を除き3シーズンやりました。FRジェミニで鈴鹿のシルバーカップ。R30スカイラインRSで全日本グループA。32の300ZXでアメリカのSCCAのショールームストックSSAクラスといった具合。

数えてみたらレース23戦のラリー15戦。おっと! ダートラにも1戦出ていました。競技に出るのはバンセンで最後かもしれないし、幸運に恵まれ、チャンスが来るかもしれない。自動車評論家稼業としちゃタイのチャンピオンを獲ったし、アジパシや全日本グループA、アメリカSCCAにもシリーズ参戦した。上々でございます。

総入れ歯、じゃなくてそういえば今シーズンは一度も滑っていない。こらアカンです。うなぎ屋の定休日は火曜。されど平日なので仕事が入っちゃうのだ。来週の火曜日あたりは何とか湯沢に行きたいと思う。板も今年は『ロッカー形状』というのが流行らしい。ムスコは早速買った。カービングに続く進化だという。

容易に想像出来ることながら、今シーズンも新潟県以北のスキー場は空いているという。苗場まで空いていると言うから深刻。かくいう私も行ってないから言う資格ありませんけど。そういった文化に時間とお金を使う人が減ったということで、自動車離れと共通することなのかもしれません。

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2012年2月12日 (日)

只のジジイ(2月11日)

2月20日に高浜3号炉が。3月26日に刈羽6号炉が。そして泊3号炉が4月下旬に止まると、日本の原発は全休止になる。当然の如く「安全確認出来れば稼働させろ」という意見も出てくるだろう。事故なんてどんなに多くのケースを想定したって起きるもの。問題は起きたときに対応できるか、だ。

福島原発の事故だって「人の命が失われていい」という前提で対応したら、放射能漏れこそあったろうが爆発には至らなかったと思う。死ぬことが解っていたので、誰も「行け!」と言えなかった。勇ましいことを言ってる石原東京都知事すら、事故が発生した際、死ぬこと間違い無しの現場に人を送ることなど出来ないと思う。

逆に考えれば原発という「暴れたら手が付けられない大怪獣」を飼うのなら、飼う側も相応の覚悟を必要とするということでもある。安全策の他、事故時の突入リストでも作ってもらわない限り原発の再稼働などとうてい容認出来ない。日本は原発という大怪獣を飼う覚悟なんか持っていないのだ。世界中に迷惑を掛けるだけ。

それより早いこと代替エネルギー策をすすめるべきだ。国立公園内ということで認可しない地熱発電など、どんどん作ったらいい。太陽光発電だって電気自動車(発電性能が安定しない太陽光発電と相性の良いバッテリーと同義語)が増えれば極めて有効に使える。太陽光発電の課題については別の機会に。

一昨日の羽田空港の進入路について飛行機を飛ばしている方からコメントいただきました。なるほど本来なら木更津上空から真っ直ぐ進入すればいいところ、途中から左旋回しなけばならないので忙しいかもしれません。でもウデの見せ所ですね! しかも有視界時に限るということなら、A側席は最高でございます。

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今回の羽田進入経路は『フッツビジュアルR/W34L』と言うもので、お天気の良い北風卓越時(現状は昼間)に房総半島の特に木更津の住民の方々の騒音軽減の為に設定されたものです。操縦席では進入が許可されると、先行機との間隔はパイロットに委ねられるので減速の判断、操作、チェックリストで大忙しで景色などもちろん楽しむ余裕など無いのですが、やはりお客様には好評のようですね。

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「フッツビジュアル」のフッツは東京湾に飛び出した富津岬の上空を飛ぶという意味。ビジュアルは有視界飛行の時に限る、という意味かと。私は飛行機飛んでいる姿を横か、上方から見るのが好き。クルマだって下側はツマラン。紅の豚なんか最初のシーンでナミダ出ちゃいます。私は飛べないので只のジジイですけど。

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2012年2月11日 (土)

VWゴルフ進化!(2月10日)

午前中に仕事を終わらせ、14時45分から豊洲で行われているVWの試乗会へ。インプレッサは冷間状態で燃費計をリセットし、練馬から下道で高井戸IC。そこから首都高に乗って台場で降り、豊洲というコース。スロットル開度10%以下のノロノロ走行だと20分しても暖まらない。インプレッサも冬場の実用燃費を伸ばそうとしたらラジエターを覆った方が良いと思う。

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自宅~豊洲。やっぱし燃費良い

VWの試乗会の主役はアイドルストップ付きになったゴルフ。10・15モード燃費が17,4km/Lから18,4km/Lに向上した。先日から乗っているインプレッサ2,0iの18,2km/Lと極めて近い。ちなみにスカイアクティブ・アクセラの10・15モードは20km/Lでダントツ。

挨拶代わりに昨日のインプレッサと同じ区間(冷間スタート。中野~練馬間7,5km)で計測してみたら、下の写真の通り。もちろん信号などの条件が違うの目安だと考えて欲しい。また、インプレッサはスタッドレスタイヤ。ガソリンがレギュラー。ゴルフの指定燃料、ハイオクであります。

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やはり燃費良い

以前、本国のエンジン開発総責任者にレギュラーは使えないかと聞いたところ「全く問題ないです。普通に使っている限り燃費も変わらず」という回答を貰っているのだけれど、日本のカタログに「ハイオク無いときはレギュラーを使って良い」という記載が無いので、以後もハイオクのデータとさせていただく。

ゴルフのアイドルストップはヒーターさえ入れなければエンジンが暖まらない状態でも稼働する。したがって走り始めの燃費からして良い。このあたり、せっかくエンジン止めるのだから徹底的にやる、という潔さを感じます。果たしてゴルフの実用燃費はどんなものか? 大いに楽しみ。

そしてスカイアクティブG搭載のアクセラとの勝負が待っている!

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2012年2月10日 (金)

新型GS(2月9日)

昨日は17時30分に鹿児島空港を出て宮崎までGS250Fスポーツの試乗。アダプティブクルーズとレーンキープサポート使うと超ラクチン。寒さに凍えることもなく、先代GSよりケタ違いに上質な乗り心地になった快適な車内で音楽なんぞ聴きながら170kmの道のりもストレスなくあっという間でした。

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坂本龍馬ゆかりの霧島。バックは桜島

今日は途中の高原(たかはる、と読むあたりが神話の多い南九州っぽい)で高速を降り、霧島の山麓のワインディングロードをGS350で走る。これまた良くできている、と感心。個人的にはFスポーツより標準の足回りの方がマイルドな乗り心地で好む。標準でも十分スポーティです。

・ご指摘受け「たかはら」を「たかはる」に訂正済

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リアビューはカッコ良い

新しいGSは乗れば誰でも「いいね!」と思うことだろう(個人的にはステアリングフィールがもう少し自然だとベストです)。ただ「強い売り」に欠ける傾向。小排気量ターボや新世代AT、アイドリングストップまで付いていない。これでどう勝負していくのかお手並み拝見。買った人は大満足すると思う。

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カレーライスかライスカレーか

突然清水和夫さんが「写真撮ってよ。普通はゴハンの上にカレーかけるでしょ。カレーの上にゴハンを載せちゃった」。そういえばカレーライスという人とライスカレーという人がいる。コレはカレーライスか? カレーとライスの間の省略語が「and」か「on」はたまたた『in』で違ってくるのかもしれません。

14時50分発のANAで羽田へ。今日は初めての進入コースでした。天気良い日にA席に座れば、富士山から伊豆半島、伊豆大島、館山、城ヶ島、観音崎、横須賀、八景島、横浜、京浜シーバースなどハッキリ見えて素晴らしいです。普通は勝浦から房総半島を突っ切ってアクアラインに沿って飛びます。

珍しいコースなのか、最近使うようになったのか不明。インプレッサは冷間状態で燃費計をリセットし、羽田空港から中野まで。通常の首都高&都内といった流れで下の写真の通り。これまた予想以上の燃費である。参考までに書いておくと、最後に満タン法で燃費計測し、補正した数字をレポートします。

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1,3リッター級コンパクトカーと同等の燃費

様々なモードでの燃費を紹介し、最後に勝負する車両を同時に同じ速度で走らせて燃費チェックしたら、きっと今までの燃費計測より実用的で正確な燃費テストが出来るような気がしてきた。最後のレグは中野~練馬の自宅。エンジンは最後まで暖まらず。区間距離7,5km。

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平均速度23km/h。十分暖まらない

以上の計測は基本性能をチェックするため暖まるまでエアコンオフ(高速道路などアイドルストップと関係ない区間は最初からオン)。というかいつも乗ってるプリウスでも暖まるまでエアコンはつけない。いつからこんなECO親父になってしまったのかと言えば、初代プリウス買った時からです。

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2012年2月 9日 (木)

インプレッサの燃費(2月8日)

昨日から「スカイアクティブG搭載のアクセラより実用燃費いいんじゃないか」疑惑が出ている(別に疑惑ではないですね)インプレッサの燃費データを取っている。前回は1,6リッター4WDだったので、今回2リッターFFモデル(ただしスタッドレスタイヤ)で様々な乗り方の燃費をチェックしてみようと思う。

とりあえず本日は朝9時台後半に高井戸ICから首都高に入り、走行車線の流れに乗った速度で霞ヶ関、浜崎橋、横羽線経由でベイサイドマリーナまで60km区間。ノロノロ走行の区間もあり。ただアイドルストップ5回ほどだったので、割と順調に流れていたと思う。クルーズコントロールも積極的に使った。

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驚く!

エクスプローラーの試乗後、ベイサイドマリーナの駐車場でエンジン始動時にリセット。首都高通って羽田空港のP3の3階までの燃費は下の写真の通り。満タンにしておけば1000km走っちゃうイキオイ。ちなみにエアコンはオートで25度に設定。スタッドレスタイヤ履いた2リッターとは思えない。

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やっぱし予想以上に燃費良い

羽田空港発14時40分のANAで鹿児島に向かう。今日も強烈に向かい風強く、鹿児島まで1時間50分掛かるそうな。離陸して10分ほどで右下に今年は雪が少ないという富士山。確かに寒い冬の割に裾野の雪は少ない。凍土も溶け始めており、だから裾野で異常出水しているという見解もあるらしい。

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またもや富士山

そうそう。機内の放射線量を計ってみた。高度1万1千mで1,2マイクロシーベルト。11時間飛行機に乗っていれば、12マイクロシーベルト程度を浴びる計算。ただ放射線にも様々な種類があるという。一般的に透過性の低いタイプほど人体に危ないらしい。高空で浴びる放射線は機体を透過していたもの。

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も少し高いトコロを飛ぶと数値も上がる

報道や巷間ウワサされている放射線はいろんなタイプが混同され、十把一絡げになっている。そもそも生物は自然にある放射線に耐えるように出来ているハズ。人為的な放射線についての対応力は不明。酒と一緒で許容量が違うという説もあります。とりあえず若い人は人為的な放射線を受けないようにしたい。

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2012年2月 8日 (水)

BMW328i(2月7日)

観音崎の京急ホテルで行われているBMW新型3シリーズの試乗会に行く。ここにきてBMWも明確なECO路線を打ち出してきており、小排気量ターボに続きハイブリッド、クリーンディーゼルまで日本に導入するという。今回試乗した『328i』は2リッターターボ。今まで3リッター級のNAでした。

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エクステリアはオーソドックス

最高出力は245馬力。0~100km/h加速6,1秒というから、ポルシェケイマンRの6速マニュアルの5秒と比べたって遜色ない。大いに気になったのが低回転域のトルクとアクセルレスポンス。3リッター級NAと比べて劣るようなら意味無し。そいつを試したかったので試乗会に出かけた次第。

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4気筒の直噴ツインスクロールターボ

乗ってびつくり! 1500回転くらいからアクセル踏んでも、間髪入れず太いトルクがモリモリ湧き出してくる。絶対的な出力だって328iというグレードに恥じない。というか330iあたりを名乗ってたって納得します。8速ATの出来も文句なし。やっぱしターボのイメージを根底から覆す。

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リアもトラッド

3シリーズのベーシックグレードである318iはどうなるのか? おそらく1シリーズに搭載されている1,6リッターの直噴ターボ+8速ATとなるんだと思う。普通に乗るなら1,6リッターターボで十分かと。これで400万円ソコソコの価格設定だとすれば、なかなか魅力的な存在。

気になる燃費だけれど、JC08で15,2km/L。1,6リッターターボは17km/L超えくらいになりそう。もはや日本車は完全に出遅れた。日産も1,6リッターターボをティアナとかエクストレイルに搭載してくればいいのに。明日は2リッターターボで2トンを走らせるエクスプローラーの試乗です。

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2012年2月 7日 (火)

そろそろ最終章(2月6日)

あっという間の滞在でありました。今回はマッサージに行く時間すら無し。まぁタイ式マッサージも受けているときだけ快適で、効果が数時間しか持続しないと解ってから、時間つぶし用と考えるようになりました。やっぱしキッチリした整体です。ということでホテルを6時にチェックアウトしてタクシーで空港へ。

2人乗りのバイクタクシーに激突寸前のフルブレーキ1回と、もはやブツかった! と思えるほどのパニックブレーキ1回に寿命を縮めながらも、8時30分発の中華航空B747。この機体、成田からホノルルまで行く。昨年12月は古いシートだったけれど、今回比較的新しいタイプに入れ替わっていた。

台北まで3時間。続いて成田まで200km以上の追い風に乗り2時間30分。機内で仕事してるとあっという間だ。気温34度のバンコクから5度の雨の成田に到着すると寒い! それでも今日は暖かい方だという。車内でニュース聞いていたら、案の定、田中防衛相がボコボコ状態。攻める方のレベルも低い。

大臣の器ぢゃないと思う。そんなこと どじょう だって解っているハズ。もしかしたら防衛相をデコイとして起用したのかも? そういえば どじょう の話題にならない。いずれにしろニッチもサッチも行くまい。我が国は今や実力の世界に入った。生き残る術を持つ企業や人は生き延び、ダメならオシマイ。

オシマイになったらどうなるか? 全く解らない。でもそれは国民が選んだこと。皆でお手々繋いで、という状況じゃなくなるだけ。農業や保険、医療分野など「海外と戦う」ことを恐れる人達から「鎖国しろ」という声も上がってきそう。基本的には世界相手に切磋琢磨するしかあるまい。

そこで負けた人も、一生懸命戦った上での敗戦なら、必ずや勝った人達が救いの手を差し延べる。いや、勝った人達さえ居れば、我が国は間違いなく相当の余力を持つ。それでカバーすればいいだけ。逆に勝てる人の足を思い切り引っ張ったら、負け組は本当に喰えなくなります。それが解らないんだと思う。

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2012年2月 6日 (月)

バンセンは楽しい(2月5日)

昨日大きなダメージを受けたヴィオスは見事にナオってしまった。オレンジジュースのキャンギャルを連れてグリッドに並ぶ。さすがにフェンダーの塗装出来ず、右半分が砕け散ったチンスポイラーも部品無く元の状態になりませんでしたけど‥‥。ワンメイクレースにキッチリ出場。10ラップのバトルをして無事完走となった次第。

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直りましたね!

それにしてもバンセンは賑やかで楽しい。コースでは水曜日の朝から絶えずレーシングカーが走り回っている。公道コースとあってコース完熟やセッティングもこの時しか出来ず、けっこう本気モードで走ってるため迫力あるしクラッシュだって頻発。しかも気軽にコースサイドで走りを見られるという寸法。飽きれば海で遊ぶのもよし。

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タイのキャンギャルはあんまり美形ぢゃないです

お腹空いたら美味しいエビやカニなど食べさせる屋台がズラリと並ぶ。中には「相当の確率で当たる」と言われるカブトガニも。タイの人まで「食べない方がいい」と言う。こいつに激しく当たった日本人を知ってます。熱と下痢のため4日間ホテルの部屋から出てこられなかったほど。その割に売ってるにはなぜ?

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食べるとアブないカブトガニ。旨いのか?

バンセンに出場出来るカテゴリーは幅広い。「ロールケージ入ってるクルマなら何でもいい」と表現した方がいいか。年式、車種問わず、必ずどこかのカテゴリーに入れてくれる感じ。メインレースは『タイランド・スーパーカー』というクラス。GT300風のカローラからバリバリのランエボ、ポルシェGT3等々。

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タイトヨタチーム

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予選総合2位のランエボ。ドライバーは日本人です

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タイのGTシリーズに出ている浅井選手

このくらいいい加減のレギュレーションだと、面白いことにラップタイムも競ってくる。全然違う車種や排気量、チューニングのクルマがバトル出来ちゃうのだ。おそらく筑波サーキットで53秒台出したランエボを持ってきたら一等賞かと。路面が荒れているため、トラクションとブレーキの効きが重要だと思う。

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こんなクルマも走れちゃう。車番は86

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ミニは水たまりの中で整備中

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バイクはレースでなく全開走行会

タイ独特なのはピックアップトラックのクラス。タイで人気No1のいすゞDマックスや、トヨタ・ヴィーゴ、日産、三菱自動車、はたまたGMのトラックまで揃う。リアのゲート取っ払い、ウイング付けるとダウンフォース効くのだという。ディーゼルターボなれど意外に早い! コースサイドで見たら大迫力。

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いすゞのDマックス

そうそう。土曜日の夜は暴走ナイトといった雰囲気。一晩中様々な場所からチューニングエンジンの全開走行音が聞こえてくる。もちろんレースカーは公道を走れないのでギャラリーの皆さんだと思う。日曜日に見たら、至る所にブラックマークやドーナツタンーンの痕跡。日本だと非難の対象になるが、バンセンの人は案外楽しんでる。

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楽しかったでございます

日曜日の15時までバンセンの取材。ジャズさんのオデッセイを借りてバンコクに戻り、夕方からタイ在住の石井さんと晩ご飯。あっという間の滞在でした。石井さんから「ラリーカー1台タイに置いといたら?」と言われ、タイの人達から「次はいつ来るんだ?」とか「今度のレースは5月だよ」と聞かれるけれど、当分行く予定無し。

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2012年2月 5日 (日)

どがん!(レースその2)

昨日、危機的な状況をお伝えしたが、何とか受け持ちの40分+2ラップは持った。乗って10分後から滝のような汗をかき始めたので、おしっこが溜まらなくなったらしい。しかも暑さによるダメージだって許容範囲。これならもう1スティント45分を走っても問題無さそう。ということでピットインし、ジャズさんに交代。

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至る所でクラッシュあり

やれやれ、と思ってスーツ脱いでオレンジジュースなんか飲んでいたら左後輪から煙を出してジャズさんが緊急ピットイン。後輪をジャッキアップし、タイヤを外す。どうするのか、と思っていたら、何か道具を持ってこい、と言ってるらしい。登場したのが長い柄の付いたハサミ(剪定鋏風)。こいつでリアブレーキパイプをジョキン!

でコースイン。うおぉ~! なんだそら! 後輪左が効かないぢゃないの! というか、昨日と同じブレーキシューの摩耗で壊れたのなら、後輪右も終わるでしょ。大丈夫か、と思っていたら最終コーナーで「ドシャン!」というクルマがブツかった時のくぐもったイヤな音。しかも大きい。何だ何だ? と見たら、ジャズさんだ。

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最終コーナーでガードレールに激突す!

幸い斜めに当たったので最悪の事態にはならなかった。速度も若干落ちていた感じ。それにしても容易に予想出来たこと。基本的にはリアブレーキの効きが強すぎ、2時間くらいしか持たなかったのだ。FF車のリアブレーキなんかホンの少し効いていればいい。そもそもドラムブレーキが耐久レースじゃ厳しいかと。

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けっこう大きいダメージ

そんなワケで私らの耐久レースは半分でリタイア。正式な結果を見たら、ベストラップは私で2分19秒33。やはり攻めるとリアブレーキと3速ギアの入りが課題になってくる。ブレーキバランスを改善させ、全体的にもう少し減衰力を高め、ミッションのOHをしてやれば17秒台も十分可能だと思う。

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ドアは後方にずれた

さて。翌日に行われるヴィオスのワンメークレースもリタイアかと思っていたら、修理するという。ホントか? ダメージは大きい。フロント右を大破。サスペンションアームばかりか、メンバーも曲がっている。ドアだって後ろにズレてしまった。日本でもラリー屋さんなら一晩で直しちゃいますけど。

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ルーフにはしわ

タイ人メカニックは凄かった! 躊躇わず作業を開始。曲がった場所はドッカンドッカン叩いていく。小さいパーツも叩いて治す。交換したの、フロントのロアアームとフェンダーだけ。大きな板金に慣れているのだろう。今や日本じゃベテランのラリー屋さんしか持っていない技術を、普通のメカニックが持っている。

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クロスメンバーも叩く

何と3時間後には作業ほぼ終了。バンパーなどいくつかの新品パーツさえあれば外観からじゃ何も解らなくなってしまう感じ。だからタイの板金って安いのね。今回の事故、日本だと修理に下を見て50万円くらい掛かる。タイなら5万円くらいらしい。レースやラリーを楽しむ環境としちゃ素晴らしいです。

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2012年2月 4日 (土)

嗚呼。やっぱし(2月3日)

さて。今回のミッションだが、ベストカーのタイ版が創刊される。自動車好きの多いタイでは、すでに改造/チューンナップを主体とした『オプション』のタイ版を販売しており好調。そこで自動車そのものや日本の文化の紹介にチカラを入れたベストカーを創刊しようということになったらしい。

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タイベストカーのロゴ

創刊するにあたり賑やかにやりたい、とテーマを探していたところ、折しもタイで最も大きなモータースポーツイベントであるバンセンのレースが昨年の洪水で今年2月に延期となっていた。そこに勝股兄の知り合いのカート上がりでヴィッツレースに出ている20歳の和田亜里沙選手が出るという。

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右が女優さん。顔出し写真はベストカーで

何とタイの女優と組んでの出場だとか。すると「タイじゃ有名な国沢は出ないのか? 取材をしてきて欲しい」。そうきたか。冗談半分でタイに連絡を取ってみたら「出ましょうよ」。あらら? そんなこんなで10日前に突如私もバンセンの4時間耐久レースに出場することになった次第。

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これは日本のロゴ

ということでレース本番。スタートドライバーは、タイのGT300にあたるカテゴリーでホンダS2000に乗っているジャズさん。私らの乗るクラスはスリックでなくスポーツタイヤ。車種は一番速いのが軽いフィット。次がヴィッツ。フィットの4ドアでヴィオスとなる。予選は真ん中くらいと頑張った。

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私らオレンジジュースカラーの66番

ジャズさんが45分担当。そしてヴィオスのオーナーであるジャズさんの友達にチェンジ。この人はレース6戦目。ただオレンジジュース屋さんのスポンサーを引っ張ってきて今回5台くらい走らせているやり手です。猛烈な暑さと、6戦目にして公道レースは厳し過ぎる修行。30分の予定を5分早めてピットイン。

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ヴィオスのオーナー

大あわてで用意し、私の番でございます。外気温34度。暑さに慣れているタイ人ですら下りて来るなりフラフラになってる。送風ダクト類無く、車内にほとんど風が入ってこないことを確認してあるので、とりあえずスタート前にスポーツドリンクを1L飲む。ラリーで暑さにゃ慣れてると信じてコースイン!

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フォードも出ている

するとあらま! 亜里沙ちゃんが目の前。ちょうど全コースにイエローフラッグ。続いてペースカーラップなった。3ラップほどコース確認を兼ねて流す。やがてペースカー入ってレース再開! とりあえず昨日も公道が怖いと言っていた亜里沙ちゃんを抜き、今回の目標だった2分19秒台を目指す。

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白いフチ取りがコース

ペースカー上がりのレース再開とあり、後ろから速いクルマは来るし、遅いクルマにも引っかかる。5ラップくらいクリアにならず。やっと前後にクルマが居なくなったので少し攻めてみたら車載のストップウォッチで2分19秒23。不安なブレーキを考えればこんなモンで上等でしょう。30分経過し暑さも問題なし。

するとどうよ! 大問題発生。スポーツドリンクを飲み過ぎたせいか、おしっこしたくなってきちゃいました。路面でバウンドしまくるのだけれど、徐々にヤバくなってきた。ドライバーチェンジまでもう一頑張り。果たしてどうなる?

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2012年2月 3日 (金)

まぢで命拾い(2月2日)

今日は9時から30分の予選。まずタイのGTレースにS2000で出場している相方のジャズさんが15分走り、残り私という算段。ジャズさんはGTカーで3回バンセンに出ているのでコースは熟知してます。15分走ってピットイン。2分19秒台を出してきた。クルマのポテンシャルを考えれば十分だ。

しかし! ピットしたけれど交代できない。何と! 予選中に車重を計っているのだ。おそらくF-1のように一瞬で計れるとオフィシャルが思いこんでいたのだろう。ただツーリングカーの車重はドライバー抜き。一旦下りなければならず、40台のクルマがイッキにドライバーチェンジすると渋滞になってしまう。

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この先で車重チェック中

よくみなさん怒らないモノだ。結局10分以上掛かり私がコースインした時には予選終了間際。かといってコース入ってすぐアタックというワケにもいかない。とにかく1ラップはコース状況を見なければならない。実際、オイルフラッグなども振られています。安全の確認も出来たのでいよいよタイムアタックだ!

最終コーナーを上手に立ち上がり、長い右コーナー抜けスタート/フィニッシュに差し掛かると、ありゃま! チェッカー出ちゃった。コースイン後にすぐスタート/フィニッシュラインなので、最初の1ラップ目のタイムだけ有効。コースは下の動画で。コースイン後の1ラップ半です。けっこう楽しい。

手元計測で2分21秒台。2分18秒台くらい出そう

しかし! 1ラップしか走れなかったのは結果的に命拾いするほどラッキーだった。というのもヴィオスのオーナーはワンメークレースにも出場している。耐久レースの予選の直後に行われた練習走行の1コーナー(長い長い直線終わりの右コーナー)でブレーキが壊れたのだった。

動画でご覧頂ける通り、幸い1コーナーだけは広いエスケープゾーンがある。シケイン後の右直角コーナーとかでブレーキ壊れたら正面はコンクリート基礎のガードレールのみ。1500cc車でも楽々140kmくらい出てるので、最悪の事態もありうる。もう1ラップしてれば私だった。ロシアンルーレットです。

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彼らはミッションをバラすことなど朝飯前。でも安全となると

恐ろしいことに壊れた原因はリアのブレーキシュー無くなり、フルードが漏れたためだという。ブレーキのチェックをしていないのだ。やはりタイで競技に出るときは信頼できる日本人のメカニックを頼まなければならない、とシミジミ実感す。今回の件、運悪ければ今頃こんな日記を書いていられない。

さて。私は何でこんなにタイに来ているのだろう。ヨメなど「世間体が悪い」と怒る。タイに子供でもいるんだろうと思われるでしょ、と言う。でもそんなコトに興味ありません。怖い話もざんざ聞かされているため、とうていその気になれず。というか、何でタイまで来なくちゃならんのか? 日本で十分でしょ。

男女関係のトラブルは恐ろしいそうな。タイの女性は浮気を絶対に許さない。撃たれたり刺されたりチョン切られたりするのは日常茶飯事でニュースにもならないほど。そもそも年齢のためか、女性に興味も無し。ギョウカイ関係者なら御存知の通り、浮いた話は一つもありませんがな。

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シルビアってカッコ良かったのね

タイに来ると、クルマ好きの私が大喜びするのである。この国は未だにクルマがステータス。夜はヴォイスのオーナーのシルビアで晩ご飯食べに行ったのだけれど、みんなカッコ良いという。確かにカッコ良い。ドレスアップもセンス良い。何よりこの国にはクルマを自由に乗り回せる環境が残ってます。

日本で暮らしていると、クルマなんかどうでも良くなっちゃいそう。しかもタイは居心地良い。いつのまにかタイ人の知り合いが驚くほど増えた。バンセンでもいろんな人に声を掛けられる。明日のレースは抑えめで走ることにします。考えてみればチョン切られるより圧倒的にアブナイですから。

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2012年2月 2日 (木)

フリー走行(2月1日)

いやいや公道レースは私の「一度やりたかった」リストの相当上の方にあるテーマでございました。バンセンがこれほど本格的な公道レースだとは思ってもいなかったです。主催者は「マカオGPを目指す」と考えているようだけれど、十分可能性ある。そもそもロケーションからして良い! ビーチリゾートのど真ん中なのだ。

2013

海側。次の写真は同じ位置から陸側

コースは長いストレートが1本。そこからアップダウンのある区間に入り、1速のタイトコーナーを左に曲がって海沿いの道に出る。ここからは公道に高いガードレールを張り巡らせたコース。先が全く見えず、気分盛り上がります。サーキットしか知らない人だと「先が全く見えないしエスケープも無いので怖い」。

2014

ピットロードです

それが面白いのでございます。ラリーに比べれば100倍良い条件だし。そもそもコースマーシャル居て旗まで出してくれますから。今回私が乗るクルマはトヨタ・ヴィオス1500のワンメークレース仕様。サスペンションと簡単なエンジンチューン(建前はノーマル。そのあたりはタイ式)が認められている。

2012

けっこう楽しい!

ロールケージはBピラー部分の横方向補強がないという「横から衝突されたら恐ろしいぞこりゃ」仕様。後席を使いたい、ということなだろうけれど、皆さん助手席まで取っ払ってしまっているグループN車両みたいになっている。もう少し補強を入れ、シートベルトは5点式にしたら一段と安全になスペックになると思う。

2015

やっぱし公道素敵です

ということでコースイン! なのだけれど、時間的に4ラップしか走れない。昨晩下見したものの、50km/h以下。レーシングスピードになれば全く状況が違ってくる。加えて高速コーナー多し。4ラップじゃコースを覚えらないでしょうなぁ。ということで走り出すと「う~ん!」。よくこんなクルマでレースをしてきたモンだ。

2011

バンセンスピードフェスティバルのWebへ

セッティングが全く出来ていない。そもそもブレーキ踏むと後輪も前輪以上に効いてしまう。直線でブレーキングしたってリアがロックしちゃうほど。コーナーの入り口で横G残しながらブレーキングしようものなら、どこでもテールスライド。そしてギアがどこに入っているのか全く解らないほどゲートの節度無い。

2016

突き当たりがコース

それでも4ラップ目には8割くらい踏めるようになってきた。あと3ラップあれば納得できる感じに仕上がる。まだ迷っているコーナーが3つほど残ってます。ということで2分24秒。簡単に4秒は削れそうな雰囲気。ちなみにTOPは2分18秒台。明日は予選。車載の動画をお届けできると思います。

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2012年2月 1日 (水)

突然タイへ(1月31日)

9時40分発のチャイナエアラインで台北へ。今日の機材は比較的新しいA330。電源付きだからしてフルに原稿書けます。北に向かって離陸し右に 270度旋回。成田空港の上空を通過し、東京湾上へ。天気良く羽田空港などがよ~く見える。デジカメ使える時間になったので撮影。

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右が荒川河口。左手前羽田空港

天気良いので至るところに飛行機が飛んでいる。驚いたのがはるか下の高度を飛んでいるJAL機。山に衝突するんじゃないか、と思えるくらい低いの だ。写真は津久井湖の上空。このまま高度を上げなければ南アルプスを越えられそうにない感じ。この後、少し高度を上げたものの、低い!

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写真は超クローズアップしたもの。富士山より低い感じ

続いて気象庁は完全否定しているものの、皆さん噴火の可能性を疑っている富士山。近くで見ると案外ギザギザしており、谷も多い。猛烈に強い偏西風の ため、台北までのフライトタイムは3時間50分とのこと。なるほど常時200km/h以上の向かい風の中を飛んでいる。仕事してたらあっという間に台北。

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手前は宝永火口

台北で乗り換えバンコクへ。ここは向かい風弱く3時間。仕事してたらあっという間に到着。ジャズさんと間に合わせのため電話しようとしたら、あら ま! auのグローバルパスポートなのに繋がらず。どうなってるんだ? 仕方なくタクシーの運転手から目的地であるジャズさんのショップに連絡してもら う。

晩ご飯を食べ、明日からのレースが行われる「タイ人の湘南海岸」と言われるバンセンに向かう。そうです。今回は急遽依頼を受け、バンセンの4時間耐 久レースに出場するのだった。乗るのは「ヴィオス」というトヨタのヴィッツ級セダン。20時過ぎにバンセン到着。早速コースの下見に向かう。

モナコやマカオと同じく公道を使って行われるため、普通に走れるのだという。どんなもんか、と興味津々。するとどどうよ! 相当本格的! なるほど 毎年20万人近い観客を集めるだけある。コースも4kmくらいある。そのままチームの人とミーティングしたり、コースを10週くらい下見したり。

ホテルにチェックインしたのは1時。日本時間3時。いやいや疲れました。残念ながら夜だったので写真撮れず。明日紹介したいと思う。

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