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2011年7月31日 (日)

ベントレーミュルザンヌ(7月30日)

先日乗ったベントレーについて。ベントレーというメーカーは1919年に始まる。新興メーカーながらル・マン24時間レースに出場(このときにベントレーボーイズという敬称が出来た)。1924年からの7年で5勝するという大暴れをした結果、ロールスロイスに目を付けられ1931年に買収されてしまう。

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ちなみにタイヤは21インチ!

黎明期からロールスロイスとベントレーって同じ会社だったワケ。日産とプリンスの関係をイメージしてもらえばよかろう。ロールスロイスは、自社ブランドをショーファードリブンのクルマとしてラインナップ。ベントレーをスポーティな走りを持つオーナードライバー用のクルマという位置づけにした。

実際、ロールスロイスを持っている人の最も歴史ある組織は『ロールスロイス・オーナーズクラブ』。ベントレーの場合『ベントレー・ドライバーズクラブ』である。日産がR34までスカイラインを特別待遇してきたようなもの。いや、も少し正確に書くと「プリンス」というブランドもキッチリ残し続けてきたような感じ。

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割と可愛らしいレタリング

1998年にロールスロイスはVWが買収。やがてロールスロイスをBMWに。ベントレーはVWグループに属すことになった。この時から両ブランド共に強烈な「先祖帰り」を始め、原点に戻ろうとする動きになる。結果。ロールスロイスがファントムを作り、ベントレーもコンチネンタルGTという2ドアを世に出す。

さて。ベントレーといえば網目のフロントグリルである。ベントレーのマネをして網目のグリルを採用するモデルも多い。この網目、単なるデザインじゃない。ル・マン24時間レースで大暴れした頃の路面は、小石が普通に落ちていたという。そいつからラジエターを守るために強固な網目構造のバリアを作った。

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もちろん金属製

歴代のベントレーを見るとモチや魚を焼くような単なる網目じゃない。高速走行中に小石が飛んできてもキッチリとガード出来るよう、奥行きある。正確には網じゃなく格子に近い。樹脂製の網目風グリルをデザインアイデンティティとしているクルマは、日本車をパクッた中国車と全く同じレベルかと。

搭載されるエンジンは伝統の6,75リッターV8。このエンジンがベントレーに搭載されていることを見ると、いわゆる「ロールスロイスの本体」ってVWにあると解る。VWもロールスロイス解体後、自社製のW12気筒エンジンをベントレーに搭載したものの、ミュルザンヌはV8でございます。

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512馬力。今でも「必要なだけ」ですね

とはいえ最新の技術を投入し徹底的にモディファイされており、ツインターボでパワーアップ。エンジンの内部抵抗を徹底的に減らし、気筒休止システムを取り入れ、GM製の古い3速ATも8速ATに進化。結果、100km/h巡航なら10km/Lという望外な燃費を実現するようになった。

驚くのが板金部品。この複雑かつシャープな構造のアルミ製フロントフェンダーは、いくつかの部品を溶接したのかと思いきや一体成形だという。500度に熱したアルミを空気のチカラで曲げるそうな。聞けば航空機の部品を作るときの技術らしい。イギリスってこういうノウハウの宝庫だったりして。

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一体構造のフロントフェンダー。高そう

価格は3380万円。安くないけれど、同じ価格のフネと(下の写真は夢の島マリーナだとカローラ級となるヤマハSC-30。3200万円。必要な装備を付けるとプラス200万円程度)比べれば圧倒的に豪華だし技術的にも凝っている。両方とも馴染みのある人なら「クルマってお買い得ね」と感じます。

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ヤマハSC-30のWebへ

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2011年7月30日 (土)

微妙にムカつく(7月29日)

マンゴーに続いて山梨の桃を頂く。これまた1モモ。甘くて美味しい! ちょうどマンゴーを食べきったトコロだったので、毎朝みずみずしい果物が食べられます。日本の果物は本当に甘い。海外で果物を食べる度に感じることながら、いろんな意味で凄い国だと思う。この”良さ”を上手に伸ばしたいモモ。

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モモは流通に気を遣う

午前中は猛烈に原稿書き。何とか予定量を仕上げ、夕方からうなぎ屋修行に突入す。といっても本日一杯で仕上げなければならない原稿まだまだあるため、修行と原稿書きを繰り返す。メールをチェックしていたら、以下のような依頼が。「引き受けるけれど東京に来るの?」と返信。

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僕が通っている中学校では、自分が興味や関心を持ったことを追究する活動があります。その機会に僕は自動車と数学との関係について調べたいと思い、自動車に詳しい国沢光宏さんに取材させていただきたいです。突然で申し訳ありませんが、取材の可否の方の返信お願いします。もし、引き受けてくださるのであれば、具体的な日時を教えてください。後日確認のメールを差し上げたいと思います。よろしくお願いします。

すると以下のような返事が。

すいません、愛知県内だけで行う活動ですので、お断りさせてただきます。

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私が頼んだワケじゃないのに「お断りさせていただきます」だって。まぁ中学生だから多くは望まないけれど、敬意を感じなかった。どんなに言葉がヘタでも気持ちは伝わるもの。以後、この手の依頼は返事もするのをやめようかと思うけれど、また返事を書いちゃうんだろうなぁ。

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コガネ虫は金持ちだ

うなぎ屋修行はお客さんの多い時間帯に大雨で厳しい。閉店後、新井薬師駅でキップを買ったら「なんだなんだ!」。オツリと一緒にコガネ虫が出てきた。「縁起いい」と前向きに考える。いや、コガネしか溜まらないという示唆か? それにしても徹底的にお金儲けがヘタだ。

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2011年7月29日 (金)

キャプティバ(7月28日)

GMは日本で『シボレー・キャプティバ』を発売した。CR-Vと同じクラスのSUVをイメージしていただければよかろう。いや、7人乗り仕様なのでヴァンガードか? 2,4リッターエンジンを搭載し、フル装備354万円という価格設定。同じ車格の日本車の15%高といったイメージ。

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電制4WD

韓国工場製ということで「お手並み拝見」。するとどうよ! ドア開けた瞬間、アメ車の匂いがする。この場合の「匂い」とは雰囲気じゃなくリアルに鼻で感じる匂いを示す。アメ車に乗った人なら「アメ車の匂い」を理解して頂けることだろう。ちなみにコストコに入った瞬間も「アメリカの匂い」がする。

キャプティバのWebサイトへ

興味深いことにドイツ車に乗るとドイツの匂いが。フランス車もフランスの匂いを感じます。ムカシからクルマ好きの間じゃ「接着剤の匂い」とか「樹脂の匂い」などと言われてきたけれど、今や素材に国境など無い。韓国工場で作ったクルマでもアメ車の匂いがするのだ。研究課題ですね。

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リアはCR-V風

乗ってビックリ! 19インチタイヤと思えないくらい乗り心地よい! ショックアブソーバーがキッチリ動いてるんだと思う。このクラスのSUVで最も快適でございます。350万円級のSUVを考えているなら、ぜひともショッピングリストに載せるといい。少なくともヴァンガードよりおすすめ。

終了後、竹芝にあるESSE編集部でインタビュー取材。目の前は海。そういえば最近全く海に出ていない。来月になったら少しは遊びに行けるだろうか。シイラのフライも食べたいし。さらに中野へ移動し、うなぎ屋修行でございます。気温こそ高くないが、湿度あって蒸し暑いっす! 

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2011年7月28日 (木)

WRブルー(7月27日)

東松山で午前中からスバルの試乗会。一昔前なら多くの雑誌でページを割いたレガシィの年次変更ながら、今や読み手の反応が鈍い。当然の如く扱いも小さくなります。そういえばニュル24時間レースの結果、7月26日売り号でほとんど報道されず。そらそうだ。スバルから「夢」を感じなくなった。

10年前なら改良を受けたレガシィに乗ると「こらBMWやアウディを抜くんじゃないか?」とワクワクし、インプレッサはWRCで大暴れ中。文字通り世界一速い市販車に乗れるというプライドを持てた。今や「アイサイトを進化させました」。確かにアイサイトは素晴らしい次世代の技術だと思います。

WRブルーのサンバーも「WRって何の略?」。森元社長が「もはや不要」と判断した過去の栄光を引っ張ってきてどうする。だったら今年ニュル24時間に出たWRXのカラーで行くべきかと。商用車の粗い下地の上に塗られたWRブルーの色合いの厳しさを見てたら、何か悲しくなってきました。

ただサンバーの受注終了が秒読み段階になってきた。おすすめはWRブルーを設定していないディアスのスーパーチャージャー&軽トラック唯一の過給器エンジン搭載モデル。また、ATはアイドル振動大きいのでマニュアルを。丈夫なクルマだからして、今買っておけば15年は付き合えるだろう。

終了後、東京に戻ってアベンシスの試乗。このクルマ、やっぱり好ましい! 日本で販売している日本車の中で最も良い仕上がりだ。レガシィもこのくらい上質な乗り味になればいいのに。日本仕様は月間300台×4ヶ月しか生産しないという。本日時点で購入可能だというけれど、そろそろ受注停止かと。

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沖縄のマンゴ(7月26日)

朝イチで「宅急便で~す!」。なんだろ、と思ったら沖縄の宮城さんがマンゴーを送ってくれました。クール宅急便だったので早速1マンゴ。やっぱし美味しい! タイのマンゴーより味が濃くて繊細。しかも甘い! いやいや最高でございます! 宮城さん、ありがとう! 毎日1マンゴ楽しませて頂きます。

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もう2年近く沖縄に行ってない

マンゴの余韻を楽しみながらベントレーに乗って関越へ。するとどうよ! 本日、妙なナンバープレートばかり走ってます。普通ならディーラーが気を利かせて返納するような縁起の悪い数字(4256とか)も。下の写真はあまりに珍ナンバーに多く出くわすためカメラ取り出した直後に遭遇したもの。

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見事に893です

驚いたのがベントレーの燃費。下は練馬で高速に入った直後にリセットした燃費計とトリップ。78km走って10,0km/L。車重2,5トン。512馬力を発生する6750ccのV8ツインターボのクルマとしちゃ望外に良い燃費だったりして。ちなみに車間距離制御付きクルコンをセットした状態。

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気筒休止システム付き。8速AT

ベントレーで燃費を気にする人など居ないと思うが、やっぱり二酸化炭素をガバガバ出すのは良くないと考えているのだろう。参考までに書いておくと、軽井沢近辺のアップダウンのある気持ちよいワインディングロードを制限速度守って楽しみ、東京で満タンにしたら6,79km/L。驚いた。

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その気になれば速い

久しぶりの軽井沢はけっこう蒸し暑かった。クルマがクルマなので”それなり”の宿に泊まり(駐車場が不安)。やむを得ずシャッキリ冷えたシャンパンと美味しいフレンチ、ワイン。さらにバーで飲む。すっかり出来上がってしまい、報道ステーションが始まる前に沈没しちゃいました。

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2011年7月26日 (火)

中国すげぇ!(7月25日)

身体中バリバリになり、しかも座っていると腰が固まるため、立ち上がった直後は腰を曲げて歩かなくちゃならない状況。もはや何としても川口の整体に行かなくちゃアカンです。午後の予定を考えバスと電車を乗り継ぐ。するとどうよ! 西武線もJRも間引き運転中。石神井公園と池袋駅で、それぞれ15分待つ!

クルマなら30分の距離ながら1時間30分も掛かりました。ただ川口まで行った甲斐あり! 猫背でドアを開けたジジイなれど、帰るときはシャッキリ春日状態。座った状態から立ち上がっても、そのまま腰が伸びるから面白い。人間の身体って不思議だ。最大のネックは遠いこと。近所なら週一ですね。

中国の高速鉄道の事故の報道が興味深い。一様に「中国は酷い」というトーンである。中国のメディアならそれもよし。ただ日本の出来事じゃない。こういう時にこそ日本の常識と全く違う国と、どうやって付き合っていくべきか考える機会だと思う。超ダイナミックな国の隣人なんですからね。

ちなみに中国の「高速鉄道」って開通当時の東海道新幹線をイメージすればOK。先日登場した「新幹線」は300km/h以上の鉄道を示す。北京駅や上海駅に行くと、世界の高速鉄道車両のパクりカーだらけ。歴代新幹線やドイツ流の車両が新幹線カラーでズラリと並ぶ。まぁ壮観です。

被災地で自衛隊の撤退が進んでいる。どこでも撤退を惜しまれているようだ。今や子供の憧れになっているという。自衛隊に入る子供も増えるかと。10年後の自衛隊は相当良い人材に恵まれることだろう。自動車ギョウカイも『カーズ2』を子供に見せる機会を作るなど努力しなくちゃ。

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ミュルザンヌ。ル・マンのコーナーの名前です

ベントレーに乗る機会があった。ベントレーは自分で運転する乗用車の頂点(ロールスロイスは後ろに乗るクルマ)。あまり紹介する機会も無いので、クルマ好きなら知っておくべきウンチクを交えて近々紹介したいと思う。この手のクルマはウンチクだけで一晩楽しめます。

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2011年7月25日 (月)

何とメインレース!(7月24日)

「ヘルメットとレーシングスーツを持って7時45分までに袖ヶ浦フォレストサーキットに来てください。メンバーはボクと深田さんです」というインフォメーションしか貰っていなかったため、すっかり全日本電気自動車GPシリーズの前座に行われるメディア対向の余興だと思っていた。

するとどうよ! メインレースの選手リストに私が出ているぢゃありませんか! もちろんピン。う~ん! だから昨日のフリープラクティスだったのね! すでに遅し! もはや何も打つ手無し。i-MiEVのクラスは出走台数こそ3台と少ないものの、全てメディア。こら負けたくない。

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i-MiEVってやっぱし可愛いカッコしてる

加えて私の乗るi-MiEVは勝股兄が毎日乗っている初期型。「バッテリーもビンビンだぜ!」の逆で、イメージ私のバッテリーです。CT車の中谷君ときたら、遠くのガレージにクルマを入れてコソコソ手を加えているし(何をやっていたかレース後に聞いた。さすが、とウナる。CT誌を読んでください)。

こうなれば「派手を持ってよしとする!」。予選でバッテリーを温存した中谷君を横目にフルアタック! 使い込まれた講談社ビーシーの社用車ながら、昨年のi-MiEVの予選タイムを3秒縮めてやった! これで今日の仕事は90%終わったようなモン。袖ヶ浦フォレストサーキットのコース、チャレンジングで超楽しいし。

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本番は2位で上等

とは言いながら、電気自動車についちゃ少し知識が深いつもりだ。同じペースで走りながら電気を使わなければ(使う量は変えられないだろうから回生を多く取る、ということです。詳細はベストカーで)チャンスもあるだろう、ということでスタートから後ろに付け、可能な限り回生を確保。

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不思議なことにトシ取ってから真ん中に立つ確率が増えた

「勝負だ!」とばかり最終ラップにフルアタックして先頭に立ち逃げ切る。聞けばレース中のラップタイムも昨年より3秒早かったという。場内アナウンスで「1年間でこれだけ進化したんですね~」と言っていたらしいけど、クルマは同じ。そういえば高円寺から見に来てくれた方がいました。十分お話も出来ず申し訳ないです。

ただ暑かった! 電気節約のためファンも回せず競技車両じゃないから導風ダクトも無し。10ラップ目あたりから滝のような汗。ヘルメットもスーツもビショビショ。たった64馬力の電気自動車でも大いに楽しめることが解ったのは新鮮でした。急いで帰ってうなぎ屋修行。

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2011年7月24日 (日)

EVレース(7月23日)

朝方、家で原稿書きしてたらベストカーの寺崎君から電話あり「午前中は明日のEVレースのフリー走行があるのですけれど、もしかして知りませんでしたか?」。ええ! もちろん知りませんでした。何でもサスペンションを交換したので味見して欲しかったそうな。解っていたら万難排して行くのに。

いずれにしろ3人チームのメンツは私と、サーキット走行”ほぼシロウト”の深田君。そして実力未知数である浦田君。勝てるワケ無い! ただ雑誌の取材として出る場合、勝つだけが正しいかとなれば、そうでもないと思う。違う「何か」をテーマとし、メディアとして恥ずかしくない内容にしたい。

このあたりは深田君と浦田君にキッチリとリクエストするつもり。「勝てばいい」も違うが「出ればいい」ってのもアカン。どんな記事になるかはお楽しみ。ちなみにレーススタートは15時。袖ヶ浦フォレストレースウェイです。天気良さそうだけれど最高気温の予想35度。レーシングスーツ着ると暑いです。

昼ご飯は何にしようかと隣のスーパーに行ったら見るからにウマそうな黒毛和牛の大きなステーキが1枚千円だって! なるほど牛肉売れないの、解ります。されど断念。放射能が怖いんじゃなくて1人分千円は”まかない”の予算オーバーなのだった。「安くても買えない」ってのが複雑な心境であります。

本日18時から神楽坂清三郎のライブがあったのだけれど、お店忙しくバイト君一人じゃ全く追いつかない状況。どうも気のせいじゃなくお客さんが増えている感じ。結局行けませんでした。ユーチューブで見せて貰います。次は9月とのこと。入念にバイトのシフトを組んで見に行きます。

お店の件、真剣に美味しいうなぎを出そうと頑張っているのだけれど、6月あたりからハッキリ「美味しかった!」と言って帰ってくれるお客さんが増えてきた。名人と呼ばれていたジイサンのイメージを追い掛け、ムカシながらの味になるようしてるだけですけど‥‥。儲からないことだけ誤算だったりして。

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2011年7月23日 (土)

盲腸(7月23日)

朝から叔母が転院するため荷物運びなど簡単な引っ越し。午後は病院に迎えに行く。詳しくは近々「人生の最終コーナー」で。新しい場所に移ってから1週間くらい帰宅願望が強く出る。受け入れ先も十分認識しているけれど(というか皆さん同じ傾向)、叔母は相当手強い。何とか落ち着いてくれれば。

全て終わって中野に行くと、なかなか厳しい状況。「さっきまで普通の金曜日だったんですけど」。17時から20時30分の売り切れまでフル稼働でございました。そろそろ「売れても儲からない修行」を何とか終わらせないとアカンです。うなぎを一回り小さくしたのだけれど(グレードは同じ)、ここにきて大きい。

1kgで6本というタイプをオーダーしてるのに、10kgで55本くらいしか入ってないのだ。うなぎが昨年並みに安くなれば、売れ行き急降下となる冬の分の借金返済分を十分確保出来るのに。ちなみに寒くなり始めた頃に値上げしたら、絶対売れなくなるだろうと言うことは容易に予想出来てしまう。しくしく。

帰宅するとムスメが「盲腸ってドッチだっけ?」。右のヘソと足の付け根の中間くらいだよ、と言ったら「痛いのは左側だからそもそも違う」。少し脅してやろう。「盲腸の手術はな、腰椎麻酔。この麻酔からして死ぬほど痛い。背骨の間にぶっといくて長い針を刺す。しかも一発じゃ入らないこともある」。

「しかも意識はハッキリあるから腸を引きづり出すのが解るらしい。胃まで引っ張られる感じらしいぞ。手術終わった後も痛いのなんの!」。聞いていたムスメは「いや~っ! 絶対全身麻酔にしてもらう」。こんな会話、ムカシは普通に行われてました。考えてみたら最近盲腸になった人を知らない。どうして?

実際、盲腸の手術は激減している模様。抗生物質で抑えられるようになった(ムカシは散らすと言った)のも大きいけれど、そもそも成人で虫垂炎になる人がほとんど居なくなり、学童の病気になりつつあるらしい。食事が衛生的になったためだと言われてます。スイカのタネで発症するんじゃない?

ということで成人が手術しなければならないような虫垂炎になる可能性は非常に少ない。ぜんぜん知りませんでした。ちょっと安心したりして。ただ私は遠くない将来、エキゾーストの手術をしなけばならないと思っている。これ、腰椎麻酔。だからお医者さんに行かず10年も頑張っているのだった。

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2011年7月22日 (金)

哀愁の薄利多売(7月21日)

なぜか「うなぎを食べたくなる」という土用丑の日である。ただ台風の影響残り、涼しいし朝から小雨。厳しいかと思いきや、準備のまっただ中にある10時から「食べられますか?」。こんな状況でよければ、と聞いてみたら「いいです」。目一杯詰めて12人という狭い店とあってノレンを出さないウチ満員。

とはいえうなぎは作り貯めも効かない。板前さん一人なので割く量に限りがある。前の晩から準備した分は14時に売り切れ。「もう少しやりましょう」と気合いを入れ直すも、16時に再開し、1時間もしないうちに売り切れ。昨年は14時で閉店したけれど、今年は1時間だけ営業時間を延ばせた。

本来ならこの機会に儲ける、というセンスが無いとダメなんだろう。されどジイサンの時代から「丑の日はお祭り」。いろんな人にうなぎを食べて貰いたい、とい言っていた。イマドキに言えば「販促活動」になるということ。そのDNAを引き継いでしまったらしく、むしろ普段より安い値付けでございます。

さすがにランチはお休みしましたけど‥‥。今やうなぎの価格は高騰し、高い。そこにもってきて丑の日を高くしたら、さらに高く感じてしまうことだろう。そこで高騰前の価格くらいに設定。加えて入ってきたうなぎは驚くほど高品質。多少あわただしい店内だったけれど、納得のいくうなぎを出せました。

お店閉めて計算したら愕然とす! うなぎの仕入れ代金や人件費など計算すると、利益率極めて超低い! 販促活動だと思えばいいか。というか、これだけお客様が多いと「うなぎ文化って依然として根強いのね」と嬉しくなります。安くなれば普段ももっと食べて貰えるのに、と感じた次第。

さすがに疲れ、帰宅するなりTV見ながら沈没であります。

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2011年7月21日 (木)

遅刻か!(7月20日)

「8時30分に始まります」というCT誌の取材なのだけれど、起きたら7時55分。目的地は埼玉県和光市。飛び起きてシャワー浴びてクルマに乗ると幸い道路が順調に流れている。8時28分に到着しました。試乗するのはフィットの電気自動車とインスパイアのプラグインハイブリッド。

このウチ、電気自動車は書くべき点無し。2012年に発売予定だとアナウンスされているけれど、ごく普通の電気自動車です。後出しジャンケンて特徴のないクルマを売るつもりなのだろうか? しかもホンダの場合、電池(東芝とのこと)を安く入手できないという決定的なハンデを持つ。

驚いたのは開発陣に今や普通になった「電費」という概念が無かったこと。三菱自動車など2008年の時点で「電費」という評価項目を持っていた。普通のクルマで燃費が大切なように、電気自動車は電費で性能を語られる。なのに「電費はどのくらいですか?」と聞いたら、解らないそうな。

電力消費量などはキチンと解っているけれど、そらもうエンジンの燃料消費率のようなモノでユーザーとの「共通言語」じゃない。電気自動車に関しては今週中にECOカーアジアで紹介するけれど「ハズし」気味かと。一方、プラグインハイブリッドは予想以上にスンバラしかった! これは今日のECOカージアで。

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そうそう。矢印のUターン禁止だけれど、上のような交差点がありました。直進と左折は「赤信号+直進と左折方向の矢印」。右折は「赤信号+右矢印」。しかし! 信号の横に時間指定のUターン禁止カンバンが。その時間帯以外はUターンしていい、と解釈出来ます。でこの場合、Uターン出来ない。

終了後、明日は土用丑の日なので準備のため中野へ。されど天気が不安。半徹夜で仕込んだのに売れなかったら「どひゃ~!」。台風で土砂降りだったらオシマイでがんす。風も強かったら厳しい。

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2011年7月20日 (水)

台風接近(7月19日)

なでしこジャパンはルフトハンザだった。なんで? 成田空港のロビーに出てきた選手やスタッフの荷物を見て「ありゃま!」。アイスボックスとか三角コーンとかカートに載せてるんだもの。恵まれている男子と全く違う。もう徹底的に素敵です。この「良い感じ」のまま行ってほしい。

台風が接近しているものの今日一杯何とかなるだろう、と箱根で行われているデミオの試乗会へ。行きはヨイヨイ、でございました。激しく降る時間帯あるものの、せいぜい5分程度の”波”。しかし試乗中にどんどん雨の間隔が狭くなり、しかも降っている時間も延びていく。こら早く帰らなくちゃ。

されど開発陣と話し込んでしまい、出たのは15時40分。芦ノ湖に沿った道を走っていると、もはや左右の道路端が川! やがて遠くに白い盛り上がりが見えてきた。なんだありゃ? と思いつつ接近すると、なぜか道路上に水が噴き出している。マンホール抜けたか? ココに突っ込んだらスンゴイことになりそう。

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1,5mくらいの水柱

下の写真は右に曲がると箱根プリンスという交差点。これまた道路の上をけっこうな量の水が流れていく。こういう水、ドロ混じりになってくると、やがて土砂崩れになると言われてます。とりあえず透き通った水なので心配ない? しかし! 箱根の旧街道に入ったら、ソコココに土混じりの水が。

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右に下りていく道は浅い川の状態

雨量もハンパない。ワイパー高速でも十分な視界を確保出来ないほど。この調子で降り続けば箱根に被害出ると思う。水がないこともある『お玉ヶ池』は行きに見たときよりハッキリ水量増えている。一杯になったらどうなるんだろ? ビクビクしながら箱根新道の須雲川ICまで行ったら、ここから上はすでに通行止め。

というかラジオを聞いているとターンパイクしか通れなくなっているようだ。大きな土砂崩れなど発生しないことを願う。このまま雨が降り続くと明日の試乗会は中止か? 小田原厚木道路で驚く光景を見た。取り締まりが終わって走り出したパトカーを白い旧型ベンツS55がブチ抜くじゃありませんか。

すると当然ながらパトカーは赤灯ピカピカ。捕まるでしょう、と思いきや、赤灯を止めそのまま行かせてしまいました。???? 神奈川県警そらないだろう。

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2011年7月19日 (火)

佐々木監督(7月18日)

振り返って見ると なでしこ のコトが余程気になっていたのだろう。ツイッターをチェックしてみたら、17日前から「応援しに行きたい」と書いている。ドイツの滞在を少し延ばせばよかったかな、と反省しきり。菅さんがなでしこの粘りに感銘し「自分も!」みたいな雰囲気になっている気がしてならない。

昼過ぎ、移動中にTBSを聞いていたら、恵というキャスターが なでしこ の佐々木監督に電話インタビューしようとしていた。現地は朝5時。果たして第一声から充実した般若湯修行の素晴らしい仕上がりぶりを匂わせる。よくこんな状態の人を生のTV番組に出すな~、とディレククターの度胸に感心しきり。

スポーツをやったことがあり、目標を達成した時の炸裂ぶりを知っている人は、世界一になった夜がスンゴイ状態だと言うことなど容易に予想できる。WRC終わった日の夜なんかカラオケ屋さんの廊下を自転車走ってますから。案の定、佐々木監督は酔っぱらいのヲジサンになってました。クルマの中で笑った笑った!

シラフの時はマジメそうな人なので、後でTVの録画見て「やっちまった!」かと。それにしても恵というキャスターの「勝てるかと思ってましたか?」という超陳腐な質問に対し「勝てると思わねぇで監督なんかやってられるかよ~」と答えたの、素敵でした。多くの国民は佐々木機監督の気持ちがよ~く理解できます。

厳しいうなぎ屋修行終わった後『コクリコ坂から』を見に行く。団塊の世代にとっちゃ辛抱タマラナイ「懐かしい風景」なんだけれど、もう少し画の枚数を増やしてくれないと厳しい。滑らかに動く『風の谷のナウシカ』や『ととろ』と同じプロダクションの作品と思えぬ。TVマンガと同レベルです。明らかに手抜き。

スタジオジブリの作品は一作ごとに質が落ちていく。日本を代表する文化だと思っているだけに残念でならない。コクリコ坂は海外どころか日本でも厳しい評価を受けるだろう。『紅の豚』のような宮崎駿監督の力作に期待します。紅の豚、JALの機内で見たのだけれど、始まった瞬間から美しい絵に感動しちゃいましたから。

100mを12秒以内で走るには才能が必要。普通の人がどんなに努力しても無理だ。「努力すれば何でも出来る!」という団塊の世代の価値観は、時として人に厳しい。本人が気づかなければ(普通は解るけれど団塊ジュニアは可能性を信じる傾向)誰か引導を渡してやらなければならないと思う。

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2011年7月18日 (月)

大金星(7月17日)

朝、TVに自民党の山本一太議員が出ており「原発を廃止するなら綿密な理論を構築しなければ納得できない」と言っていた。う~ん! 原発を作る際、そんな綿密な理論なんかあったっけ? まず原発を作る、ということがあって、強引に持っていったんでしょ。自民党はナニも変わっていないのね、と失望す。

お昼にバイトに来ていた20歳の女の子と男の子の会話。「だんご三兄弟の人が死亡事故を起こしたよ。クルマになんか絶対乗らない」。「知り合いが教習所をやってるんだって。安く免許取れるらしいよ」。「ほんと? 私も取りたい」。全く会話に付いていけず。若い人は免許に憧れ、クルマを嫌ってるようだ。

夏場の3ヶ月しか儲からないと言われるうなぎ屋だけあり、確かに売れる。ただ今年は仕入れが高く、値上げもしてないため利益率超低い。しかも予想以上に売れたため仕入れが追いつかず今日は17時で売り切れ。売り上げの半分を棒に振った。困ったことに丑の日は大型台風襲来予報。大ピンチです。

深夜というか早朝、女子サッカーの決勝戦を見る。決勝戦に限らず、日本チームを見ると屈託無く、ノビノビと楽しそうに、それでいて真剣に最後まで諦めずにプレーしてます。本当にサッカーが好きなんだろう。だらこそ過酷な練習だって耐えられる。スポーツの原点ですね。努力の度合いは結果になる。

団塊の世代が作り上げた「絶対評価」(頑張ればエラい)って、人の共感を得られない。「好きにやってれば」です。されど「相対評価」(結果を重視)は人の気持ちを強く掴む。日本の低迷は行き過ぎた絶対評価にあるんだと考えます。最も素晴らしい文化は、絶対評価の追求による相対評価かと。

すなわち「頑張れば負けてもいい」や「競争を強制されて結果を残すこと」でなく、「自分の頑張りによって素晴らしい結果を出すこと」。結果は自分に対してのゴホウビやエネルギーになる。果たして自分が出来ることって何だ? 「書くのが数少ない取り柄」だから、そいつを愚直に追求するしかありません。

数日前、米不足の可能性出てきた、と紹介した。共同通信によれば「2011年度の備蓄米の買い入れが目標の20万トンに対し7万トンしかない」。このままだと目標を100万トンを大きく下回ることだろう。凶作の情報流れれば、あっという間に品不足になることを意味している。今から準備をしたい。

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2011年7月17日 (日)

事故処理(7月16日)

練馬の最高気温35,7度(道路の上は40度を突破してる)。しかも太陽ジリジリの中、電気自動車に乗ってみた。エアコンは最小必要限度に抑える。皆さんどう考えますか? おそらく「電力消費量多いでしょう!」と考えるに違いない。結論から書くと、チョイ乗りしたのに7km/kWhでありました。

私は自然にECO足になってしまうため普通の人より若干良いと思うけれど、それでも気合いは入れてないので10%差くらいかと。きっと東京都内でも6km/kWhくらい走ると思う。満充電しておけば4kWhの心理的リザーブを残して120km。必要にして十分でありましょう。夏場は相当イケると確信を持った。

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この後、電池温度計が初めて7つになった

ちなみに昨日はピーカンの中、お店で使う物資を購入すべく外環で三郷のコストコまで往復した。その時の電費が上の写真。これまた外気温35度の中、エアコンを掛けた状態。何と10km/kWh以上走っている。金曜日なのにコストコ混んでいるのに驚く。お父さん達の姿も多い。金曜休みの会社、多いのね。

それよりマイッたのが、昨日からどこも大渋滞していること。リーマンショック以降、東京都内の渋滞は目立って減っていた。なのに混んでるの何の! しかもヘタなドライバーが増えたため事故も多い。速度低いため深刻なダメージこそ少ないものの、警察を呼べば遠慮なしに交通の流れを阻害する。

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1車線潰れただけなのに、ここをアタマに超ノロノロ

事故処理をもう少しスムーズに出来ないモンだろうか? 数万円単位の物損事故で渋滞10kmとなれば、経済的な損失はその何千倍にもなってしまう。このあたりのナンセンスさが警察には理解できないらしい。全車にドライブレコーダーの義務づけをし、事故が起きたらそいつで検証すればいい。

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2011年7月16日 (土)

越前屋(7月15日)

時代劇に出てくる「代官と結託してる悪徳商人」といえば、「何屋」を想像するだろうか? こう書くと、たいてい「どんな地名を付けても、お主もなかなかワルよのぅになるじゃないの」と思うかもしれない。面白いことにそうでもなかったりするのだ。例えば『越前屋』。こらもう多くの人が「ワルよのぅ」かと。

しかし隣の「越中屋」になるとワルくない感じ。その北に位置する「越後屋」もワルっぽくなるけれど越前屋ほどじゃない。「丹後屋」は相当ワルい雰囲気漂いものの、「丹波屋」になると大いに和らぐ。「安岐屋」や「伊予屋」に至っちゃワルのイメージすらなし。「三河屋」になると身近な商店です。

関東地方だと「相模屋」と「武蔵屋」が悪い感じ。「どれも時代劇や小説が作ったイメージでしょ」というニオイするも、共通するのは北前船の寄港地であったり、高価に売れる名産物の産地だったり、圧政のあった地域だったりする。つまり支配者階級に利権あった、ということです。

原発について「廃止は絶対困る!」と言い張る越前の代官、いや、福井県知事を見ていてふと思った。ムカシも今も、権益に群がる人達がいる地域は後世に名を残す(悪い意味で)ということなのかもしれません。そういや原発を受け入れているのは以下の通り。ムカシの地名に「屋」を付けてみました。

「松前屋」(泊)
「陸奥屋」(東通)
「陸前屋」(女川)
「磐城屋」(福島)
「常陸屋」(東海)
「越後屋」(刈羽)
「加賀屋」(志賀)
「越前屋」(敦賀原発群)
「駿河屋」(浜岡)
「出雲屋」(島根)
「伊予屋」(伊方)
「肥前屋」(玄海)
「薩摩屋」(川内)

伊方屋と肥前屋、薩摩屋って悪いイメージ無し。これの地域は優れた人材を多数輩出している。例えば伊予の国は私が尊敬する秋山兄弟や、世界で最初に飛行機を作った二宮忠八、多数の文化人を生んだ土地柄。薩摩の国の勇ましさについちゃ説明するまでもない。今や疲弊し、プライドを失ったか?

もし原発を稼働させ続ける、というなら、事故が発生した際に「放射能が漏れていても突入するチーム」の用意を必須事項にするべきだ。事故起きたら突然「安全第一」になられたんじゃ周囲がたまらない。自衛隊や消防だって迷惑。「それは無理」というなら、人間の手に負えない物は止めた方がいい。

「さすが」と表現したらいいのか、越前屋の地域には日本の原発の4分の1にあたる13機もの原発が連なる。「もんじゅ」のような暴れん坊までいたりして。ワルい代官とナントカ屋に踊らされるのは時代劇だけで十分です。現世には水戸黄門も暴れん坊将軍もいないので解決できません。

TOPの推奨リンクに「正岡貞雄大兄」を追加させて頂いた。私がベストカーガイド編集部に居たときの編集局長であり、ベストモータリングでもお馴染み。御歳70を突破し、突如ブログを始められた。さすがに骨太の内容でございます。存在感バリバリ。現在ベスモについて語ってます。

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2011年7月15日 (金)

木原さんの便り2(7月14日)

タコを喰ってやろうと思ったけれど、なでしこジャパン強かった! 川澄選手の最初のボレーは小学生のサッカーみたいで大喜びの後、大笑いしたものの、ダメ押しとなった3点目のループ、芸術的でした。私はループシュート好きなのだけれど、これほど気持ちよかった一発はないです。

続いて木原さんからのメールその2。前回が好評だったので、本日頂いたメールも紹介しちゃいます。木原さんの文章、味わい深いですね~。

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こんにちは、再び木原でございます。ブログで紹介していただいたので、アメリカの道路事情ももっと知っていただこうと通勤道路の写真を撮ってきました。バイクレーンは基本的にはずーっとあるのですが、ときどき不意になくなったりします。

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また路面もときどき割れていたり凹んでいたりするので、飛ばして走る場合は路面をあらかじめ知っていないと痛い目にあいます。ワタシもすっかり通勤路面スペシャリストになりました。

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また写真にあるように制限速度が高めなので、自分の横をクルマが飛ばしていくのに慣れないといけません。基本的にクルマは駐車時以外にはバイクレーンに入ったり停まったりできませんが、線が点々になっているところは右折のためにクルマ進入可能です。こういうところは気をつけて走っております。

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さて昨日はすっかり遅くなってしまいました。ご覧のように基本は街灯なんてないですし、自転車のヘッドライトなんてタカが知れてるので、道はほとんど真っ暗です。こんな状況でちょっと速く走っていると障害物を器用に避けて走るなんて芸当は無理です。

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「路面を知っていると助かるなー」と思いながら激坂#1の下りにさしかかったとき(#9303のところです。ここから先に海まで一気に下る)、通勤路面スペシャリスト+電動高速バイクをブチ抜いていく自転車がいるではないですか! しかもヤツはヘッドライト無し!

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それどころか抜いたあとでがんがん引き離しにかかっております! 辺りは真っ暗。月灯りすらなし! ワタシは常々思うのですが、欧米人の青い目は暗い中で我々よりも良く見えているに違いありません。じゃないとこのヒトは無謀以外の何物でもないからです。

そう考えるとこちらの住宅って、家の中の照明は常に暗いです。そもそも天井に電気を付けるような電源が来ていません。会社だって、遅くまで残って仕事する人を見ると、「あ、いたの!?」っていうくらい暗がりの中で仕事している。

対照的に日本人駐在員はみんな「灯り灯り」と灯りを求めて電気を点けまくっています。お陰で家は電灯屋敷みたいになってしまいます。

話がどんどん脱線してしまいますので戻って。

ということで路面スペシャリストよりも強い青い目に微妙に引き離されながら激坂を下りましたが、そこで大人なワタクシは「そんなに飛ばしてもメリットなし。見えないし。」と負け犬を決め込み、夜の道路をのんびりと安全に帰宅したのでありました。

またしても思いつきのメールで失礼しました。

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ムスコに貸していたホーネット(250ccの4気筒)が戻ってきたので中野までの往復に使うことに。されどヤツは”ほぼ”青空駐車だったらしい。しかもコケてタンクが凹んでいる。ハンドルも曲がっていた。シコシコ直しましょう。それにしてもホーネット楽しい! 世界最高の250ccだと思う。

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2011年7月14日 (木)

今年は米不足?(7月13日)

菅さんが突如「原発廃止」を言い始めた。これに乗っかる人は少なくないと思う。おそらく支持率も急激に上がるだろう。いやいや粘る粘る! 奥さんやソフトバンクの孫氏が後ろから操っているのかもしれません。どうなるか予想できない状況になってきました。原発推進の与謝野氏の「サラバッス!」確定。

菅さんの首が繋がると被災地の復興は遅れる。されど原発を推進されたら困る。こらもうどうしようもありませんがね。もはや原発廃止派で震災復興のパワーを持つ首相じゃないと支持されまい。いずれにしろしばらく混沌とした状況になることだろう。困っている人が本当に怒るまで、我が国はダラダラ動くのみ。

加えて東京電力管内はタイした電力不足じゃないということも露呈した。といったニュースが次々と流れ始めたことを考えると、日本の原発推進をバックアップしていた大きな流れが変わったんだと思う。新しいエネルギーの時代に突入することは間違い無し。つまり電気自動車とハイブリッドです。

今年の米は凶作になると予想している関係者が多いらしく、米の相場上昇中とのこと。確かに宮城県で大量の耕作地が津波で失われ、福島県は放射能でアウツ。北海道も低温で凶作になる可能性大。こう書くと「大量の備蓄があるのでは?」と思うかもしれない。とんでもございません!

今や備蓄は100万トン程度。本来なら今年820万トン程度のお米が収穫出来るハズだった。90%の凶作となれば、大幅に備蓄を取り崩さなければならない。こうなった時の消費者心理って、ガソリンや水と同じ。買い占めに走る人達が必ず現れ、イッキに品不足に陥ってしまう。それを見越しての相場上昇です。

こんな時はドタンバになってパニックにならぬよう、今から買い込んでおくことをすすめたい。もちろん最悪の状況になればまたぞろ米の緊急輸入となるので喰うに困ることなど無いと思う。されど一時的に米不足になってしまうことは十分ありうる。私のWebを読んでいる人などたかが知れているので、備蓄をすすめます。

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2011年7月13日 (水)

ヴィッツの足回り(7月12日)

「クルマは長く乗らないと解らないな」と改めて反省しきり。ヴィッツの街中燃費が思ったより悪いためロングドライブに出てみた。するとどうよ! 足回りが厳しい。試乗会は東京プリンスで行われたこともあり、あまり走り込めず。結果、オールアバウトで「足回りが良い」と評価しちゃいました。

けれどやっぱし徹底的にKYB風味。同等の車格のVWポロとかプジョー207なんかロングドライブしても全く疲れない。なのにヴィッツときたらピョコピョコ大王であります! 50km走っただけでお腹いっぱい。ヴィッツ級ハイブリッドもこんな足回りなら、即座にネオチューンしたらいい。

日本一ダメな足回りはプリウスかと思っていたら、ヴィッツの方が厳しかった。ヴィッツを買うようなユーザー層は足回りの優劣など気にしない? というかプリウスを買っている人のみ「違いの解る人」が多いのかもしれない。ヴィッツ級ハイブリッドがデビューしたら、サンコーワークスさらに多忙になるかと。

やっぱりこのカテゴリーはフィットが圧倒的に優れている。日本のユーザーって凄い! 良いクルマをちゃんと買ってます(スイフトはスターティングプライス安ければもっと売れると思う)。マーチの売れ行きが伸び悩むのも当然かと。果たしてスカイアクティブGを搭載したデミオがどのくらい仕上がっているだろうか?

東北道を北上したら佐野あたりで「もはや十分!」。下りたついでにアウトレットに行ってみた。アメリカのアウトレットの価格を知ってると日本のアウトレットで買う気など起きないが、『バナナリパブリック』のみ強烈でした。ワイケレ並の価格でございます。佐野のアウトレットに行ったらぜひ覗いてみていただきたく。

今年は猛暑のように感じるけれど太平洋高気圧の勢力は案外小さい。週末にやってくるだろう台風以後、少しシノギ易くなるかもしれません。秋の訪れは早いと思う。今のウチに「暑さ」を楽しんだたらいい。そう考えると猛暑も可愛くなる? ニンゲン、考え方次第。前向きに考えた方がシアワセです。

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2011年7月12日 (火)

木原さんの便り(7月11日)

私にはもったいないコ・ドライバーの木原さんはサンディエゴにある日産のデザインセンターでお仕事をしてます。昨日、とっても面白いメールを頂いた。木原さんの了解を貰ったので紹介します。

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ご無沙汰しております、木原です。

そちらは暑い夏のようですが、ここSan Diegoは申し訳ないくらいにさわやかでいい夏を迎えております。

さて本日は木原の近況のご報告をしようと思います。

アメリカでは運動不足になりがち。どうやって解消しようと思案しておりました。

自転車は高校生の頃からサイクル野郎で鹿児島→東京を制したほど好きなのですが、その後ジョギングのしすぎで膝を痛めており(手術で開膝済み。しかも良くならず)無理はできません。自転車もかなり遠ざかっていました。

がしかし、天気は最高だし乗りたい。乗りたい気持ちに火が入ると止まりませんね。というわけで「自転車にまた乗ろう!」ということにしました。

しかし実際乗ろうと思って改めて見ると、San Diegoはアップダウンが非常に多いのです。しかもワタクシ、これで通勤しようと考えております。会社までは海沿いに20kmなのですが、この間に激坂2か所、だらだら坂数え切れず。一度は会社に行けても二度と行かなくなってしまいそう・・。

というわけで言いわけが長くなりましたが、電動自転車しかないという結論になりました。そうと決めたあとでWebで電動自転車を見たのですが、どれも皆カッコ悪い! 仕方ないので自分で自転車を買ってきて、電動化することにしました。

San Diegoでイロイロさがしてみると、電動バイクに改造してくれるおっちゃんがおりました。さっそくおっちゃんのところに行って相談をしてみました。

日本の電動アシスト(PAS)みたいにしたいんだけどと言うと、おっちゃんは「できなくは無いけど、アメリカじゃあポピュラーじゃあないね」と。

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ホイールインモーター

何でと聞くと、「だってPASじゃ四六時中漕がなきゃなんないだろ? 折角モーター付いてるんだから、これ(スロットルを捻るふり)で走った方が楽じゃないか」と、至極アメリカっぽい回答。おっちゃんの電動バイク、オートクルーズまで付いています。

ここでこのおっちゃんと健康論を戦わせても無駄なので「健康のため。スロットルは必要な時だけ捻ろう」という日本人的信念でおっちゃんに電動化をお願いしました。

もとのバイクはCannondaleのBadboyというものに決定。これに600Wのモーター+36V 12ahのリチウムイオンバッテリーの組み合わせ。完成してみると、当然のことながら速い! 坂道極楽。20kmの往復も難なくこなせます。

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普通の自転車にしか見えません

おっちゃん曰く、バッテリーの航続距離は32~48kmとのこと。バッテリーは重いですが、メーターで確認してみるとフルスロットル(?)で700Wほど発生できるようですので、モーター容量以上に捻らないよう走っております。

さて日本人的信念ですが、走ってみるとほぼ90%は電気アシストで走っております。平均速度が高い+自転車が重いというのもあるのでしょうが。それでも会社に着く頃はヘルメットの隙から汗がしたたるほど。

電動化してなかったらとても通勤などできなかったことでしょう。とりあえずそれなりに運動は出来ている+通勤もできてるということで納得しようとしています。

今の構想はフロントにダブルウイッシュボーンで支えられたバッテリキャリアを作り、衝撃をやわらげようというもの。どうやって作ろうか思案中です。

幸い会社にはいいショップがあるのと、これまた手作り双胴ヨットでUSチャンピオンになった輩もいますので、彼らに知恵を借りて何とか作りたいと思っております。

という感じで過ごしております。自転車を普通に漕いでいる方からはひんしゅくを頂きそうですがご勘弁を。毎日会社についたら自転車に充電ケーブルを差しこむというのが新しい感じがしております。

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私も都内の移動用に欲しくなりました。600Wのモーターならウインカーやストップランプなど付ければ日本でも原付登録出来るため「これ」(スロットルを捻るふり)で走れます。中華電動バイクよりずっと信頼性高そうだし。

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2011年7月11日 (月)

神楽坂清三郎(7月10日)

いやいや女子サッカー素晴らしい! あの位置&姿勢からのゴールは奇跡に近い。もちろんマグレじゃないと思う。どんなスポーツにも言えるコトながら「ゾーン」に入った時の人間の感性ってスンゴイですから。おそらく狙った通りの場所にボールが飛んでいったに違いない。やっぱし日本は女子の国?

いつも感じるのだけれど、ウソ偽りおだて抜きで日本の女性は世界一だと思う(実際、日本人の女性は世界一モテる)。男以上の能力を持っているのに家庭に入っている人も多い。そんな人が自分の人生を託して子供を育てる。だからこそ日本人は高いアベレージを持つのだと考えます。

1週間くらい前からとっくに夏に突入していたと思うけれど、エラい気象庁は昨日梅雨明けとしたらしい。昨日と同じく暑いです。午前中原稿書きし、14時からうなぎ屋ダイエットへ。日曜日にも関わらず本日は拍子抜けするくらいお客さんが少ないという。バイト君を2名準備したのに。

なぜか? おそらく暑すぎて外出しないんだと思う。確かに歩いている人が少ない。こら日曜日なのにダメか、と心配していたら夕方から通常の人の流れになり昨日の80%くらいまで挽回。この暑さ、昨年と同じく10月まで続くんだろうか? されど今年は秋の訪れも早いと勝手に予想しておく。

下のリンクは昼間は『エンジン』という自動車雑誌のアライ編集部員を名乗る神楽坂清三郎が5月3日に行ったライブの動画(ユーチューブ)であります。音の出る環境でも問題ない人はソッとクリックしてみてください。ちなみに次回のライブは7月23日(土)の18時~35分。飯田橋にて。

神楽坂清三郎

これまたウソ偽り誇張抜きで相当楽しい。場所は「スペースウィズ」。入場無料(ただしドリンク2杯分1000円のチケットを買う)。お時間のある方はどうぞ。私もうなぎ屋修行の合間を縫って見に行きます。暑いし政治はタコだし。せめて夏の夜くらいツベたいビール飲んで楽しみたいモンです。

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2011年7月10日 (日)

満足度向上努力(7月9日)

「日本を良い国にしたい」と考えている人は様々な場所に居ると思うけれど、今のところ動けない。というか一生懸命頑張ったって誰も付いてこないだろう。依然として国民の怒りは非常に小さいように感じる。日本の歴史を辿ると、本当に切迫しない限り一揆も暴動も起きないですから。そこまでは見守るしかありません。

昨日も本日も十分な酷暑だったが電力消費量は余裕。これだけ暑くて供給能力の90%にも達していないことを考えると、今夏は現状をキープしていけば電力の心配をしなくていいということになる。自分の身の回りを考えても、これ以上電力を使う要因無し。それより夜間の街灯の間引きを止めて欲しい。治安が心配だ。

7月に入ってからの電力消費量

午前中原稿書きし、今日のバイト君はベテランだからと13時過ぎにうなぎ屋に行ったら、もはや混乱の極みに達していた。4月来、私の考える「美味しいうなぎ」を追求しているのだけれど(本来の姿に戻しているだけ。タレのレシピも古いのが見つかったのでそいつを復活させました)、気のせいかお客さんが増えてきている。

値上げをしていない、ということも大きいんだと思う。薄利ながら多売が可能なら、何とかやっていけます。今のところ原価率の上昇を売り上げの増加で何とかカバー出来ている感じ。これでうなぎの仕入れが安くなれば借金を返しながら私のバイト代くらい出るようになるのに。ボランティアはいつまで続く?

15時までうなぎ屋ダイエット。大変だけれど少なくないお客さんが「美味しかったですよ」と板前さんに声を掛けて帰って頂けるのは何より嬉しい。ただ未だに毎日2~3組の方からクレームが出る(オーダーの聞き間違いや忘れ)。こいつを限りなくゼロに近づけるべく修行したいところ。

そうそう。うなぎ屋の雨戸がだいぶ傷んできてしまった。かといって大工さんを頼む資金力無し。日曜大工が得な方はいないだろうか? ギャランティは日当+うなぎ天国です。

追記・手伝って頂ける方から連絡もらいました。ありがとうございます。

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2011年7月 9日 (土)

パラボリカ(7月8日)

本日は朝から叔母の件で終日動き回る。今入って居る病院は基本的に3ヶ月まで。それを過ぎると転院しなければならない。これを繰り返すと、その度に環境が大きく変化するため本人にとって辛いこと。そこで比較的軽い症状の人達向けの『グループホーム』(特別養護老人ホームより自由度大きい)を捜してました。

叔母が世話をしてきた人達にもお願いしたのだけれど、実力無いのかホンキになってくれないのか全くダメ。ヨメと二人で電話しまくったら、何と7月下旬に入居出来るというウチからクルマで15分の距離にあるグループホームが。多少入居時の礼金は高いものの、転院を繰り返すことを考えれば叔母にとって好ましい。

読者諸兄のご両親も(いやいや私もそう遠くない)、やがて人生の最終コーナーに差し掛かる。ここのライン取りや進入速度でピットクルーの仕事量が大きく違って来ます。モナコの最終コーナーとモンツァのパラボリカ、同じ最終コーナーなれどクラッシュしたら全く違う。いろんな意味で覚悟を決めておくべきだと思う。

入居するために様々な手続きや書類が必要。無事に入居でき、うなぎ屋の稼ぎで借金を返却しながら叔母の入居費用を捻出できれば、何とか最終コーナーの進入速度とライン取りだけは決まる。ただ叔母も私も平穏な航海が出来たこと無し。このままナニゴトもなく進むという可能性は低いと考えます。

追加。先日、100ミリシーベルトの放射線を浴びた時の発ガン率が0,5%増えるという件を書いた。その後さらにコメントを頂き、0,5%増は発ガン率でなく「ガンで死ぬ人」の率でだと判明。しかも長崎や広島で原爆に遭った人の場合1%増なのだけれど「長期被ばくの影響は半分だろう」という推算とのこと。

放射線影響研究所の解説

何のことはない。皆さん原発推進派のコメントやメディアやにダマされているだけ。若年世代の発ガン率からすれば、浴びなかった人の何十倍にもなると考えていいかもしれない。自分が放射線に強い体質か弱い体質かチェックする方法がない現在、放射線は浴びないにこしたことはないです。

本来ならアレルギー反応テストのようなパッチ検査が出来ればいいのだけれど、ことガンの発症なのでそうもいかんでしょう。将来的にはアルコール分解因子のようにDNAで解るようになるか? 現状は船酔いしやすい人に対し「これだけの揺れで酔うわけない。そんなモノ根性だ」だと言うようなモン。

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2011年7月 8日 (金)

荒れた海でヨットに乗る(7月7日)

ご近所のフネ好きである松本さんのヨットに乗せて貰うべくベイサイドマリーナへ。しかし風速8m。昼から徐々に風は上がってくると言う、こらもう修行になりそうなコンディションでございます。ただエンジン付きのフネと違って風は無いよりあった方がよい。多少荒れても航走に影響ないという。

出港すると南西の風常時10~12m。「レジャーとしちゃぎりぎり」の荒れ具合。これ以上海況悪いと真剣勝負になってくる感じ。さすがに「ノンビリと海を楽しむ」というワケにゃいかない。座っているだけなら問題ないものの風にタイする向きを変える度に(タックと言う)、フネの上を移動しなければならない。

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23フィートです

激しく揺れながらの移動とあって、真剣にならないと落水しそう。もちろんずぶ濡れでございます。こらスポーツですね~。途中、40分くらいティラー(舵)を握らせて貰う。横風と追い風、そして風に対して斜めに遡る、というヨットの基本帆走も体験す。いつまにか12~15mという強風になっており、迫力満点!


しかも予想以上に速い! 最大8ノット程度出ているというから驚く。いやいやヨットも侮れません。最初は「ホンの少し」のつもりだったが、そのウチ「ジブ/前の帆も出してみよう!」ということになり、けっこうハードな初体験となりました。私もそう遠くないウチ、燃料使わずに修行できるヨット入門か?

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船外機で走ってるみたい

気がつけば13時。あっという間の2時間半でありました。シャワー浴びてビール飲んでバーベキューでシャパン飲んで。帰りのクルマなんか(運転手は一滴も飲んでいない永田)走り出した途端に全員沈! ベイサイドマリーナ出て右に曲がったことさえ記憶にないほどでございます。

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2011年7月 7日 (木)

電池について突っ込む(7月6日)

お昼に軽くうなぎ屋を経由し、田町の三菱自動車で行われる短距離型i-MiEVの発表会。読者の方からよく聞かれる「なんでリーフより高いのか?」という件を公式に聞こうと思っていたのだけれど、質疑応答はありませんでした。開発担当の方や広報の方に問うてみたところ「経営者判断だと思います」。

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ホンキで売る気あるのかな、と思う価格設定

電気自動車ということをコッチにおいて考えてみたらいい。新型軽自動車がリーフサイズの乗用車より高かったらどうか? こらもう簡単。「高い!」。逆に考えると「売る気無し」ということになります。もはやリーフの価格をベンチマークにしなければならない。トヨタもそういった価格設定をすること間違いなし。

益子社長に聞いておいて頂けるというので、返事あったらレポートします。個人的には「販売する台数が違う」とか「電池の価格の問題」などと考えるのだけれど、いずれもユーザーにとっちゃ関係ないこと。単純に高いだけですから。16kWhを搭載するi-MiEVを240万円くらいで買えるようにしたい、と三菱の人も考えている。

発表会場に電池の開発関係の方もいたので多方面の話を聞いた。東芝の件も聞きたかったのだが、関係者おらず。依然として「性能イマイチの電池」という私の印象を変えるに至っていない。多くを語らないものの、三菱自動車の開発関係者の雰囲気からして「GSユアサの方が上等」という感じ。

また、GSユアサの電池のことも問うてみた。当然ながらラミネート型の日産NECの電池に対するライバル意識たるや驚くほど高い。私は何度か「ラミネート型の方が有利」と書いてきたけれど、そうでもないようなのだ。価格が最終的に「経営判断」ということになるらしい。気合いがないと電池は安くならないのだった。

そうそう。電気自動車をスマートグリッドに組み込む件も問うてみたら、私と全く同じ見解でありました。すなわち「電気自動車の電池をスマートグリッドに使うなんてもったいない」です。電池のアレコレを含め、近々詳しく紹介したいと思う。いずれにしろ三菱自動車で電気自動車を開発している人達のレベルは文句なしに高い。

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2011年7月 6日 (水)

ラリー車(7月5日)

朝、ニュースを見ていたら、松本龍という大臣が辞任するという。菅首相の決定的な問題点は「人を見る目の無さ」だ。ボランティア担当に辻本という人間を選んだのもワケワカラン。もう一つ。国政と地方の関係というのは、あんなモンなんだろうか? 私が宮城県人なら、その代表たる村井県知事に失望する。

羊のような性格の人ならその場の対応は難しかったろう(私なら怒る。大阪の橋下知事だって黙ってなかったろう)。その後の村井知事のコメントも一貫して「国から恵んで貰う」というスタンス。そら政治じゃないでしょう。誰とでも張り合える強さが欲しい。青葉城で伊達政宗が泣いている。

山梨県の長坂までラリー車を取りに行く。吉祥寺でお昼を食べ、三鷹14時44分の『かいじ』に乗って塩山へ。本でも読みながら、と思っていたけれど、車窓を楽しんでしまう。小学生の頃、初めて中央線に乗って松本に行った時を思い出す。夏休みで、トンネルに入ると風が冷たくて気持ちよかった。

塩山まで1時間10分。ここから中央線の各駅停車に乗り換える。やっぱり車窓を楽しんじゃいます。笹子トンネルを抜けると左手に武田信玄の領地である甲府盆地。そして延々とぶどう畑。石和温泉を通り、甲府、韮崎と続き、山登り。右手に八ヶ岳そっくりの茅ヶ岳望む頃、長坂に到着。

ラリー車はバックギアを修理し、全体の軽いメンテを受け車検もお願いしていた。元々合法の範囲で作られているグループN車両ということもあって大きな問題なく車検通過。久々にハンドル握るラリー車は驚くほど好調で、ボディのヤレも感じない。ただサスペンションがポルシェGT3くらい硬い。

大いに目立つので(リアガラスに名前まで入ってる)、中央道は80~90km/h巡航。競技車両をスポーツカーとして乗るのも楽しい。というか、徳大寺師匠が「競技車両を街乗りで使うのはクルマ好きの夢の一つ」と言ってたのを実感。何たってタイのナショナルチャンピオンを取った時と全く同じスペックですから。

それにしても暑い。長坂を出た時は全く気にならなかったものの、酷暑の甲府盆地通過時に34度。バケットシートの背中にジットリ汗をかく。それでもレーシングスーツ着てタイを走ることを考えれば何の! 途中、通勤割引受けるべく相模湖ICで下りて入り直す。高井戸まで2350円でした(通しなら2800円)。

さてさてラリー車をどうしよう。カンペキに金欠なのでいかんともしがたい。街乗りだったら何の問題もないけれど、競技に出るならエンジンとミッションのOH&チューンアップが必要。タイの高速SSでランエボより20km/hも遅かったですから。ノーマルエンジンじゃ限界でございます。

ま、インプレッサにコダワルこともないか‥‥。GDB、とても素晴らしいクルマだと思う。何より乗って楽しい。出来ればこいつでもう少し戦ってみたかった。今年も金欠じゃなければマレーシアの表彰台で怪傑ハリマオを歌えたんだけどなぁ~。

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2011年7月 5日 (火)

被ばくとガン(7月4日)

昨日の日記で発ガン率のことを書いたら、いくつか「??」のコメントを貰った。まず驚くのは「発ガン率=死亡率じゃない」という意見。そんなことは言われなくたって解ってる。私もガンになり、生きてますからね。でも貴兄もガンを宣告されたら、そんな脳天気なことは言わなくなるかと。

「200人ガンになる人が居るのが201人になるだけじゃないのか」も同じ。増えた1人は放射線を浴びたのが原因だということ。本来ならガンにならなかったハズの1人にとってみれば、200回検査したら1回ガンになるのと同義でしょ? ガンになったことのある人なら絶対出てこない”軽さ”である。

被ばくによるガンの増加

嬉しいことに深刻に考えてくれる人もいる。下にリンクした教授の見解、全くその通りだと思う。免疫と放射線に対する強さは個人差があるんだと考えます。船酔いのように酔わないヒトは全く平気。ダメなヒトは簡単にダメになる。花粉症も同じ。放射線の場合、ガンにならないと強いか弱いか解らない。 

被ばくの影響について

加えて「もん」さんが書いている通り、一般的にガンは加齢で発症しやすくなるのに対し、被ばくによるガンは若くて発症する。80歳でガンになる方の確率と、30歳でガンになる人の確率を同じだと考えているのなら、もはや救いよう無し。原発に甘いのもいい加減にすべきだ。ガンになったら「国沢は正しい」と感じるだろう。

実際、パイロットやキャビンアテンダントの発ガン率も高いと言われる。自分が放射線に弱い体質だったなら、少しでも浴びる量は少なくしたい。「放射線を浴びると健康になることもある」なんてことを言う輩も若くしてガンになったら、絶対そんなこと言えないだろう。子供の将来を心配する親の気持ちは100%解る。

本日は14時までフィット・シャトルの試乗会。終了後、腰の痛さに辛抱タマラズ川口の整体へ。70分施術を受けたら、あらまビックリ! 腰は痛くなくなり、再び猫背から春日になった。ダミだ! 野村君無しじゃいられない身体になってしまった。どうしよう。一週間に1度はいぢって貰わなくちゃ。

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こら継続して売れると思う

終了後うなぎ屋へ。土日が予想以上に売れたため、本日は仕入れをしくじり7kgしか売るうなぎ無し。しかも5P(大きい)しかないので、いつもと違って値上げした価格を付けてみた。それでも「暑い=うなぎ食べなくちゃ」の流れは強く、17時くらいに売り切れ。明後日から頑張ります。

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2011年7月 4日 (月)

0,5%の発ガン率(7月3日)

TVを見ていると頻繁に「放射線についての年間100ミリシーベルト浴びたら0,5%ガンになる確率が上がる」とみたいな話になる。ヒツジ気質の国民は、あまり驚かない。おそらく0,5%をタイしたことのない確率だと思っているのだろう。けれど冷静になって考えてみたら、スンゴイ確率だったりする。

例えば「CT検査を行うと200人に1人の確率で死亡します」と言われたらどうか? 1000人に5人の確率で死ぬ予防注射を受けるだろうか? ウチのタクシー会社は400台所有しています。毎日1台が運転手とお客共々死亡します、と言われて乗るだろうか? 0,5%の発ガン率、トンデモないです。

子供に許容されている年間20ミリシーベルトだとどうか? もし0,05%だったとしても、児童1000人の学校で予防接種したら2年に1人死ぬということになる。ホントに国民はダマしやすい。玄海原発は運転再開を容認する方向とか。まぁ今回の事故が玄海原発だったとしたら、福島第一原発も運転再開を認可したろう。

今日はバイトがいるので任せようかと思ったけれど、昨日のイキオイだと絶対オシマイになる。ということで12時くらいに店へ行ってみたら、やっぱし店外に並んでいるお客さんが。早くも一杯一杯になってました。14時過ぎまで昨日と同じく汗だくのうなぎ屋ダイエットに突入でございます。

15時から音羽でベストカープラスの座談会。例によって竹平師匠、松下兄、鈴木直也兄、渡辺さんというメンバーと3時間に渡ってアレコレ。自動車ヒョウロンカ嫌いの国沢光宏が存分に砂を吐いてきた。どんな仕上がりになるのか不明。まぁ飯干君が面白くまとめてくれることだろう。

終了後、中野に戻ってダイエットの第二ラウンド。今日は確実に昨日より暑い。みなさん暑いとうなぎを食べたくなるらしく、20時に売り切れるまで大忙しでありました。おかげさまで明日売る分のうなぎが全く足りない(次の入荷は水曜日朝)。おそらくお昼過ぎくらいに売り切れちゃうと思います。

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2011年7月 3日 (日)

うなぎ屋ダイエット(7月2日)

ついにうなぎ屋ダイエットの季節になった。今日はバイト君3人全てデートだという。ドイツから帰ってバイトのシフトを決めたら誰も空いてなかったワケです。ということで朝から店員さん。まぁ暑いの何の! そらそうだ。客室以外エアコン無し。ご飯炊くのガス。うなぎ焼くのも炭(二酸化炭素はリサイクル)。

調理場の気温、およそ50度。窓締め切ってSS走行中のラリー車よりマシなれど(レーシングスーツや手袋までしてる!)、窓開けてタイの夏を走っているようなモン。しかも嬉しいことに忙しい。というか、7月にヒマなうなぎ屋はやっていけまい。水をたくさん飲んでいるのに、朝から夕方までトイレ行かずに済む。

素晴らしいトレーニングです。といっても初日から全開トレーニングするのと同じなので身体は「こらアカン!」と言ってますけど。特に洗い物してる時に前屈みになるのが腰に効く。夜になるとすっかり姿勢悪くなっちゃいました。可及的速やかに川口の整体に行かなくちゃなりません。

ただこういった状況だって続ければ4日目からウソの如く暑さも忙しさにも慣れる。人間はタフだと思う。読者の方何人かに来て頂く。幸い良いうなぎが入ってきているため、納得行くモノをお出しできます。皆さん「スーパーと全く違う」。私もスーパーのうなぎを一度食べてみたが、ありゃ違うサカナだとしか思えぬ。

キスの天ぷらやシーラのフライなどにも言えるコトながら、皆さん「ウチの子はサカナを食べないんです」。まぁダマされたと思ってコドモに食べさせてみて、と言うと、これまた皆さん「驚きました」。うなぎも同じ。普段食べない、というお子さんも、みんな食べちゃう。お父さんの分まで食べちゃう子もいて、お父さん嘆く。

コドモと言えばTVで良い話を紹介していた。被災地の援助に行く自衛隊や消防や警察の車両が朝晩通る道の近所に住む兄弟は、雨の日でも朝夕必ず手書きの垂れ幕を持って声援しているのだという。自衛隊も消防も警察も大いに元気づけられているそうな。この兄弟、自衛隊から感謝状まで貰ったという。

実際の映像を紹介していたが、少ばかり感動しました。自衛隊は軽装甲機動車の窓から(ホンの少ししか開かない)、目一杯腕を突き出し子供達に大きく手を振っていく。警察の機動隊バスの運転手もビシッと敬礼して通り過ぎる。大人はこういう社会環境を作らなければならないと考えます。

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2011年7月 2日 (土)

本(7月1日)

徳大寺師匠の著書に『ぼくの日本自動車史』というのがある。先日20年ぶりに文庫版として復刻。書店で見かけたのでドイツ往復の折、また読んじゃいました。この本には日本のクルマ好きの原点が詰まっていると思う。それにしてもムカシはメチャクチャなクルマの貸し借りが普通にあったのね。

読んでいない方はぜひともどうぞ。通勤などで読むのに丁度良い感じ。アマゾン(送料無料)で買えます。最近、改めて本の便利さを感じる。スイッチ入れなくてもいいし、無くしたってフトコロに痛くない。ただ良書かダメ本か、しばらく読んでみないと解らないというあたりが唯一の弱点。

されどネットにはネットの面白さなどがある。以下にリンクしたユーチューブの動画など、クサクサしている時でも一発で気分転換できます。こういった面白さは本じゃマネ出来ない。いろんな使い方がありますね、ということ。存続の危機にある自動車メディアも同じ。きっといろんなアプローチが出来ると思う。

天気予報で笑いすぎ!

シリアスな経済ニュースで笑いコラえる

5年前まで難しかった動画も、もっと上手に使えるハズだ。明日は夕方までバイトがいないので店番でございます。最近良いうなぎが入っているので嬉しい。値上げもギリギリで踏ん張ってます。どこまで辛抱できるか、ですけど。

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2011年7月 1日 (金)

尊皇攘夷(6月30日)

日本の原理主義は「尊皇攘夷」である。その源は鎖国であり、日本こそ世界一という島国根性だ。されど日本の発展は開国から始まった。世界に飲み込まれ侵略されるどころか、優れた技術や考え方を積極的に取り入れ、消化し、進化させたワケです。日本人のポテンシャルは高い。

しかしスズキとVW提携の報道を見ると、全面的に尊皇攘夷。VWがスズキを食い物にするという図式だ。スズキの中にいる反体勢力にエールを送る記者までいます。スズキの実力が全く解っていないのだろう。VWに利用され飲み込まれちゃうと考えているわけです。鎖国したいのね。

スズキの良識がクダラン原理主義を打ち破ると信じている。スズキはVWの技術を取り入れたなら、一段と強くなると思う。VWもスズキから得られるモノが大きいかと。お互いライバルをやっつけ、伸びればいい。VWのアクティブさを見ていると、遠くない将来、スズキのチカラなどいらなくなるんじゃないかと考えます。

今日も朝から後頭部の鈍痛で気合い入らず。あまり良くならないのだ。午前中は寝たきりという感じ。夕方うなぎ屋のバイトがいなくなるので「よいしょ!」と気合い入れて出勤。幸い雨のため夕方ヒマだったので板の間で原稿書き。夜にマツダの発表会あったけれど、体調悪いので行けませんでした。

デミオは6500台の受注を受けたという。この台数を見て「日本もまだまだクルマ好きがいますね!」とココロ強くなった、雑誌など見てない人はスカイアクティブGの実力なんか解らないですから。これを機にマツダが再びクルマ好きの方向を向いてくれることを期待します。今の社長じゃ無理かな?

ちなみに今の社長と始めて会った際「あっそう」という扱いで御座いました。今回も松下センセが突っ込んだようだけれど、右から左だと思う。私というより自動車メディアに対してなんだと思う。何度も書いてきた通り、私としちゃそんなことどうでもいい。良いクルマを作る会社=ステキでございますから。

いずれにしろスカイアクティブ搭載のデミオ、猛烈に期待している。果たして素晴らしい燃費を出してくれるだろうか? それまでに様々な状況でヴィッツのアイドルストップを試しておきたい。土曜日は15時までどうしてもバイトの都合が付かないため、ちゅらちゅらのアタマで店番でございます。

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