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2011年5月31日 (火)

うなぎ超高騰(5月30日)

うなぎの価格が信じられないくらい高い。いや、高いだけじゃなく、品不足だという。問屋さんも値上げしたらうなぎは売れなくなることなど承知。もはやニッチもサッチもいかない状況になっているそうな。生きているうなぎを調理している店なら、一匹分(ご飯が見えないサイズ)で3千円以上取らないとやっていけない状況です。

山手線の内側だと4千円以上すると思う。とはいえ中野だと高い値段でうなぎを食べて頂けない。そんなこんなで未だ値上げしないでやっているからシビれます。私が店から1円も貰っていない状況だから何とか続けられるのであって、普通のお店はそろそろお手上げになりつつあるかと。

政府は突如「消費税を少しづつ上げ、2015年までに10%とする」と言う観測気球を出した。反対出来ないだろ、という読みです。こいつには裏があって、早くも来年から2~3%上げるのだという。実際、今年は税収の大幅ダウン必至。悲しいかな国家の一大事を迎え私も本業/うなぎ屋共に援助できない状況にある。

2012年度予算で消費税率上げを確定しておかないと、来年度予算など組めまい。考えて欲しい。「税収30兆円少々。予算100兆円で70兆円の赤字国債を発行する」となったら、誰だって終わったなと思う。消費税1%は2,5超円。3%上げて7,5超円。赤字国債の15兆円分くらいを震災国債という名目にしたらどうか?

「税収40兆円。予算は震災復興特別費含め100兆。震災国債15兆円。赤字国債を昨年より10%減らし45兆円にしました」みたいな予算なら成り立つだろう、と官僚は考えてるんだと思う。上手にPRすればきっと騙せるかと。頭脳明晰な官僚の皆さんに「上手く麻酔を使ってください」とお願いしておく。

現在の状況は不治の病でございます。私も辛さを伴う延命措置より、麻酔が効果的だと考える。最も望ましいのは、アメリカのように「崖っぷちに立ちながらも一進一退を繰り返し、それでいて案外楽しく暮らせる」というもの。いずれにしろ人生一度。楽しく過ごせたヤツの勝ちだと思う。

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2011年5月30日 (月)

雑感(5月29日)

週末にTVを見ていて、震災以後ず~っと「なんかヘンですね」と思っていた原因が解った。国際競争力のある企業のTOPを見ると、意外に公・国立大学出身者少ない。優秀な技術者や番頭さん役なら多いものの、社長となると激減します。「なぜか?」という評価はしない。このあたり、皆さんに聞きたい。

さて。原発事故関係のTVコメントを見ると、国立の大学の教授などが大半を占める。原子力関連のアドバイザーも国立大の教授ばかり。優秀な頭脳を持っていると思うけれど、皆さん国家公務員であります。「日本国企業」の一員だ。「日本」という自動車メーカーが起こした事故を同じメーカーに聞くのと同じ。

たまに放射線に対し厳しいコメントを出す公立大の教授もいるけれど、すぐ出てこなくなってしまう。これ、メディアが東電のCM欲しさに引っ込めるんじゃない。学校の方に圧力掛かるそうな。反論しようものなら出世の道無し! 小佐古官房参与(東大大学院教授)のように辞任を余儀なくされる。

相当違和感あります。日本の学者社会の歴史を見ると「国立大学の権威」に逆らった研究者は全て冷や飯食いコース行き。思ったことを発表できる環境にない。メディアはもっと民間の大学の教授にコメントを求めたらいい。東大のセンセイ方と全く違う評価も出てくるんじゃなかろうか。

最近あまり報道されなくなっているが、海の放射能汚染はずっと続いている。ニュースを検索していたら「海泥から高濃度放射線を検出」という記事を発見。やっぱしアブナイ。私のような年齢なら外房~三陸のサカナ上等なれど、小さいお子さんに食べさせるサカナには注意した方がいいと思う。

いずれにしろ公表されたデータは疑って掛かるべき。公表されないデータはシコタマあると考えて間違いない。

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2011年5月29日 (日)

オークション(5月28日)

CT誌主催の震災チャリティーオークションが終了。1回目はトローリング試し釣り付きが2万2千円。東京湾のオイシイ魚釣り3万1500円。2回目もトローリング4万4500円の東京湾3万6千円という「人助けの気持ち溢れる人」に素晴らしいネダンを付けて頂いた。ありがとうございます。

船酔いを心配する人もいるだろうが「酔い止め」って痛み止めと同じくらい効く。不思議なことに自分で操船していれば、さらに酔わない。もしダメだったら全く揺れない運河でハゼ釣りしたり、横浜行ってベイサイドマリーナとか羽田でヒコウキ見物といったチョイスも可能。運河で酔った人は皆無です。

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運河は波無し

トローリングは1回目と2回目に落札された方と一緒に出漁する予定。というか、もしホントに狙いのサカナが掛かっちゃったら4人以上居ないと釣り上げられないですからね~。釣れなくても外洋に出るため大型船見物など飽きないかと。操船もコーチします。フネにハマッても責任取りませんけど。

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潜水艦に遭遇することも

東京湾の釣りは2回揃って高い落札価格だったこともあり、別個に対応させてもらいます。同行者がいるならぜひお誘い下さい。それにしても3回分の燃料代+食事代分が13万6千円になるのだから素晴らしい! 落札価格伸び悩んだら、経費分をそのまま義援金にすべきだったと反省してたところ。 

人助けと言っても様々なアプローチがある。例えばホームから人が落ちたら、多少のリスクを覚悟しても助けに行くのは上等でございます。でも落ちた人を引き上げた後の問題についていえば、私の分野ではないと考えます。「生活が辛い。生きる希望を持てない」という人なら余計に難しい。

いや、その人だけなら「何かの縁」ということで、長期的なお付き合いをすることだって出来ると思う。されど「落ちる人」の増加が社会的な問題であれば、こらもう政治や社会システムの問題。というか、そういった課題はいくらだってある。現在の被災地の状況は、政治と社会システムで対応するしかないです。

もちろん個別に出来ることがあれば(前述の通り縁ですね)、どんどんお手伝いする気持ちに変わりない。今回のオークションもその一つ。大病以後、私の基本的な考え方なんだけれど、関わり合いになってくれる人が「手伝った分以上にバリューのある思い出」を残してくれれば「私の存在価値が少しはあった」と考えてます。

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2011年5月28日 (土)

焼け太り(5月27日)

先日紹介した『関東大震災』という本に書いてあったのだけれど、震災後、様々な”物価”が高騰したという。政府は早い段階で調査を開始。紆余曲折あったものの、小売りでなく問屋段階で買い占めや売り惜しみをしていることを掴み、対策したそうな。その際の基準になったのは「震災前比50%値上がり」。

翻って今回の震災後の様々な対価の上昇率を関係者に問うたら、50%以上に達しているケースが少なくないようだ。運送関係や、土木関係、港湾のサルベージ関係など、相当のウハウハ状態になっているという。「需要と供給の関係だ」と片付ける人もいるけれど、全てそれで済ませていいのだろうか? 

一次情報は書くとネタバレちゃうので紹介出来ないけれど、超オイシイ思いをしている人達が続出中である。もちろん中古車のように「個人と企業」で直接契約している「高騰物資」は、ある程度情報流れるし、そもそも個人が価格を吟味し、高ければ安い地域に行って買うという方法も選択可能。

けれど税金を投入しているケースは、どんな用途にいくら支払われているのか解らない。全て自前のボランティアと同じような仕事内容でアゴアシマクラ付き日給1万5千円、という条件もあるという。だったら地元の人に仕事を出せばいいと思う。復興事業は多岐にわたる。失業者などゼロに出来ると考えます。

問題はこういった情報を政府が流さないし、そもそもキチンとコントロール出来ているのかどうか怪しいことだ。考えてみればイチバン重要だと思える原発関連の情報すら持っていない。管理だって出来ていない。おそらく復興事業も勝手に予算を捻出し、コストパフォーマンスなど考えずに投げている状態かと。

小さい災害でも「焼け太り」が出る。今回のような規模だと「焼け太り御殿」続出でありましょう。やがて取り上げられ、矢面に立たされるようになること必至。関係している方がいたら、そろそろ良心的な価格に戻したらいい。逆に「エラい!」と評価されるハズ。最後まで儲けてるとババを引く。

そうそう。下にリンクした記事を見てウなった! 素晴らしい国ですね~。こうなればトコトンやって欲しい。最後にババを引けます。

最高裁判事が原発メーカーに天下り

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2011年5月27日 (金)

吉田所長(5月26日)

「面目丸つぶれ」というヤツでございますな。「大山鳴動しネズミ一匹」と言っても良い。指南役としちゃ使い物にならないマダラメ君と、情報判断能力不足のカン君が言った言わないで大騒ぎしている中、現場を仕切っている吉田福島第一原発所長は、当時、外からの言うことに全く耳を貸さず海水で冷却を続けていたという。

東電失敗していなかったためホッと一息。野党振り上げたコブシをどうしたらいいかワカラン状態。政府面目丸つぶれでカンカン。それにしても吉田所長はここ数日のゴタゴタをどんな思いで見ていたんだろうか? 興味深いことに政府が怒ったトコロで、敏腕やり手の吉田所長を更迭することなんか出来まい。

何度も書いてきた通り、どうしようもない体質の東電ながら能力ある人材もいる、ということです。こらもう役人の世界だって同じ。ダメな組織だと「決断力ある人」は冷や飯食いになる、というのが世の中の常。様々な部門に居る逸材はもう少し潜っているといい。まだ出てくるにゃ早いです。必ず機は熟する思う。

昨日の日記に付け足した通り、CT誌のチャリティオークションで落札していただいた人から早速入金がありました。Yahooを通し全額義援金として寄付させていただきます。被災者の手元に届くまで時間掛かるかもしれないけれど、確実に役立ててくれると思う。落札してくれたのは長野県の歯医者さん。海でたっぷり遊びましょう!

現在進行形のオークションもありますので、あまり頑張らないよう入札お願いします。もちろん義援金だから頑張る、と言う人はエラい。また、釣り&フネ遊びの内容は応談。釣り3分の1、東京湾巡り3分の1、ベイサイドマリーナ3分の1というリクエストも受けますよ~。三浦三崎でマグロ三昧もいいですね。

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2011年5月26日 (木)

甘やかす(5月25日)

自分のブログなどに批判の書き込みをされ、嫌な気持ちになった人は少なくないと思う。結論から書くと「そんな書き込み0,1秒も躊躇わず削除しなさい」とアドバイスしておきます。昨日「障害者用スペースに明らかに健常な人がクルマを止め、歩いて店内に向かっている」と書いたら以下のコメントが。

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私 病院関係者ですが。障害者スペースにあきらかに元気な人放送局なんかもよくマイク向けて取材していますが・・・身体障害者だけでなく、内部障害というジャンルがあるのをご存知でしょうか。たとえば心臓ペースメーカーとか心臓弁置換は1級になります。このような人たちは手足は元気ですので、元気そうといわれたりそういう目があることが頻回で嫌がります。でも十分日常生活に制限のある状態ですごしているのです。見た目だけではわかりませんよと書かせてください。

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普通の人なら「が~ん! オレは配慮不足だった。こら訂正しなくちゃ」と考えるだろう。でも冷静になって考えて欲しい。もしコメントのような障害の人であれば、誤解を受けることを当然想定していることだろう。何より障害のある方が障害者用の駐車スペースに健常者のクルマが止まっていることに対し問題意識ある。

障害者マークを表示するのは当然のことで、「公的機関から発給された証明書」を見える場所に出している人も少なくない。100歩譲って「何も出さず障害者スペースに止める」というなら、逆に障害者の敵だと思う。そういう人は障害者であっても社会性無いです。批判されても仕方あるまい。

本当に悪いことを書いたかどうかの見極めは簡単。たくさんの人から批判されたら自分が間違えている。それにしても「私、病院関係者ですが」という書き出しに彼のムナしい人生や生活環境を感じてしまう。ツイッターやフェイスブックの批判も同じ。イヤなヤツと付き合う必要無し。ガンガン削除しましょう。

そうそう。CT誌でやってるチャリティオークション、1回目は二つとも「新規」(しかも同じID)が落札者になってしまった。CT誌には「イタズラされる可能性あるかもしれないので新規を対象外にして欲しい」とお願いしたのになぁ。新規の人と競り合う気にならんでしょ。私なら入札を躊躇います。

追伸/オークションの件、いたづらかと思いきや何と何と! 入金していただきました! 両方とも同じ方でございます。いやいや驚きました。とりあえず7月あたりに刺身で食べられるトロサバか東京湾名物の黄金アジ、または天ぷら抜群のキス釣りへ。そして9月になったらチャンス到来の尖ったサカナ狙いに行きましょう!

現在オークション中は2点です。

釣れちゃったらどうしようのトローリング

東京湾の美味しいサカナ釣り

 

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2011年5月25日 (水)

チェルノブイリ(5月24日)

やっぱり国民より官僚達の方がアタマ良い。原発3機がメルトダウンし、しかも圧力容器の底を破って格納容器の中にドロドロに溶けた状態で落ちていることは、事故の数日後に判明していたハズだ。そいつを直後に公表したら猛烈な反応になったろう。でも「メルトダウンしていない」と言い張った。

「人の噂も75日」。人間はどんなことも75日経てば印象が薄まる、ということ。本日で地震から73日。官僚達が上手な公表引き延ばし策を練った。結果、国民は大きく反応していない。上手にコントロール出来ましたね、ということです。それにしてもエライこっちゃ。チェルノブイリが3機あるんだから。

そう考えてみたら、事故直後に外国人が逃げ出したのは納得できる。おそらく外国の方が原発の状況をキッチリ掴んでいたんだろう。滞在中の外国人ほぼ全てに対し本国や大使館からから「急いで帰国するか、可能な限り原発から離れよ」という要請があったという。知らぬは日本人のみ、か。

今後どうなる? 少なくとも放射性物質を多量に含むダダ漏れ中の冷却水は海へ流出し続け、空気中へも放射性物質が出続けている。すでに地上に落ちてしまった放射性物質の濃縮だって起こることだろう。汚染地域に住んでいる子供は、大至急引っ越しすることを推奨します。国民の認識より事態は厳しい。

買い出しのため久しぶりに三郷のコストコへ。障害者用スペースに明らかに健常な人がクルマを止め、歩いて店内に向かっている。ヤンキー系のアメ車も止まっている。こういう光景を見ると日本人の問題点を意識してしまう。日本人、決して悪くないと思うが、総合評価すると飛び抜けて良いわけでもないです。

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2011年5月24日 (火)

もんじゅ作業開始(5月23日)

事故を起こした高速増殖炉もんじゅの修理が本日から始まる。6月中旬くらいにトラブルの原因になっている落下した「炉内中継装置」をゴッソリ抜き出す作業を行うという。もし失敗したら水で冷却できないため福島第一より酷いことになること必至。というか失敗することを考えていない特攻作戦ですな。

このままではニッチもサッチもいかないから作業を強行するんだろうけど、やるなら最悪の事態を想定しておくべきだと思う。そもそも中継装置の脱落事故自体、全く想定外のトラブルでしょ。普通の組織であれば想定外のトラブルで事故になったら、再び同じようなことが起こる可能性を考える。なぜ考えない?

しかも我が国は有事の際、マダラメみたいな原発の監視をしている人もへっぴり腰のコメントしか出来ない。「そのボタンを押せば消火装置が稼働します。ただ爆弾と繋がっている可能性も100%否定できない」なんて言われたら、ビビり気質の人は「とりあえず押すな」になるかと。責任を取ろうというサムライが居ないのだった。

そんな体質の原子力行政で、失敗したらオシマイという修理を決行するというロジックが解らない。逆に考えるなら責任を取る人が決まってないから決行出来るんだと考えます。100歩譲って「作業失敗=現状のまま」ならよし。冷却剤のプルトニウムなど放射性物質入りナトリウムだだ漏れにでもなった場合、最悪です。

水と接触すれば燃えるため必ず屋内で作業しなければならない。福島のように建屋が爆発しようものなら、雨降る度に燃えて放射性物質の煙になる。一方、丸々残っている燃料を水以外で冷却する必要出てきます。福島原発も4つのロジックで炉心冷却出来るハズだったのに全てダメだった。5重の壁も突破された。

しかも福島原発の事故で作業員の規定被ばく量超え続出中。放射線漏れ事故の作業に対応できる人が激減している。もんじゅの作業失敗が軽微な放射線漏れ事故だったとしても人員不足は決定的。とりあえず福島を決着させてからもんじゅに取りかかるというチョイスはないのだろうか? ないんだろうなぁ。

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2011年5月23日 (月)

ピレリ酷評(5月22日)

F1を見ていたら大笑いで御座います。そんなピレリをバカにしちゃうのね! ピレリだって頑張ってる。世界最高峰のF1に久々のカムバックをして1シーズン目。そら長いことF1の一員だったBSよりレベル低くて当然でしょう。でもドンドン新しいスペックを投入するなど努力してます。

確かにピレリは日本の大手メディアに広告を出していないから叩きやすい。広告出してくれる企業だったら、今のような大悪口大会にゃ絶対ならないと思う。むしろ「1年目でバーストなど大きなトラブルを出さないあたりはさすがピレリ!」みたいなヨイショになるだろう。メディア、分かり易すぎるぞっ!

私もWRCの際、高いタイヤを買わされて以後、好きなメーカーじゃなくなったけれど、個人と「公」は分けなければならぬ。F1でノウハウを積めばピレリの技術力、上がると思う。加えてフェラーリやベンツの市販車のピレリ装着率、間違いなく増えるかと。もちろんシェア減るの、BSだ。

自動車メーカーはコストパフォーマンスを分析し冷静にタイヤメーカーを選ぶ。その中で、唯一流れを乱すのがモータースポーツに代表される「ブランドイメージ」。僅かなタイヤ性能の差なら、ブランドイメージでひっくり返されると考えてもいい。日本のタイヤメーカーは今後なかなか厳しいと言う。

転がり抵抗の低さじゃミシュランが優位。コンチネンタルも悪くないという。コストパフォーマンスで韓国勢優位。ここにきて輸出仕様のタイヤを韓国ブランドにしようと考えている日本車が急増中である。日本国内での優位こそ続くものの、世界市場に向けた「イメージ回復策」を展開しなければならないと思う。

TVを見てると日本の景気や状況や雰囲気は悪くなる一方。多くの国民が「どうせナニも変わらないのなら楽しく過ごしたい」みたいな方向を迎えつつある気がする。良いチョイスだけれど、その一方で危機対応準備もしたらいい。『関東大震災』(吉村昭著)という本のご一読をすすめておく。

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2011年5月22日 (日)

バウ沈喰らう(5月21日)

早起きして晩ご飯のおかづを調達すべくフネを出した。連日昼から南西の爆風状況ながら、午前中ならイケるだろうという判断です。実際、マリーナに行くと「出港注意」の黄旗さえ出ていない。風も6~7mといった状況。急いで準備し、荒川河口から東京湾へ。するとどうよ! ハネるほどじゃないけれど、もはや波高し。

それでも波に強いと言われる我がフネだからして気にせず木更津へ向かう。25分ほど走っても全く状況変わらず。この波だと釣りにならんかもしれないな、ということで引き返す。帰りは追い風&追い並み。叩かれることもなく次々と波を追い越しながら17ノットくらいで走っていた、と思ってください。

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上の写真を見ていただければ解るとおり、フィッシャータイプのフネは船首(バウ)が水の中に沈むと、大量の水をスプーンのようにシャクッてしまう。この水、左右の通路を通ってリアに流れ、下の写真のコクピット(本来はフネ用語。艇体に囲まれたスペースを示す)に押し寄せる。

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当然バランスを崩すため、フィッシャータイプのフネはバウ沈しないような設計になっているという。このフネを買うときもバウ沈しないか繰り返し聞いた次第。すると「しないです。聞いたことも体験したこともない」という。なるほど何度か荒れている海を走ったけれど、バウの浮力強く沈む前に浮く! しか~し!

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見事バウ沈を喰いました! 突っ込んだ瞬間、バウは完全に水没! フロントガラスからルーフまで水が流れ、次の瞬間、コクピット見たら超大量の海水! 写真はカバンからカメラ出して撮ったのでバウ沈から1分近く経っている。それでもこんな状況。コクピットから4つの穴で排出されるようになっているのだけれど、追いつかず。

おそらく300~400Lくらいシャクったと思う。こんな波を続けて3発も喰らったら左右のバランス極めて悪くなり、復元力落ちることだろう。クルマの場合、私らあえて危険な状態を作り出して評価する。そういった意味からすればフネってメーカーでも解らないことが起きる。だから面白い。オウンリスク上等です。

さて。東京湾のサカナを喰うというと「放射能は大丈夫か?」と言われる。何度も書いてきた通り、今回の原発事故、政府や役所は全く信用できないので、自分の安全は自分で守らなくちゃならないと考えている。オウンリスクです。だからこそ震災直後は風の情報を分析しツイッターでレポートした。

サカナも同じ。海流を見れば放射性物質の流れがある程度予想できる。東京湾内には入って来ません。東京湾内に居るサカナも安全。でも外房から銚子、いわき、三陸に掛けての海水はリスク大きいと考えます。不安なことに三陸の海産物など、放射線のチェックをしていない。

してくれれば私も不安なく食べるのだけれど‥‥。特に海草や貝類など心配です。オウンリスクの精神旺盛な人は、とりあえず若い人に食べさせるのは避けておくべきだと思う(韓国や中国首脳や私のようなジジイなら問題なし)。

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2011年5月21日 (土)

人とくるまの(5月20日)

井の頭線と東横線を乗り継いで横浜の『人とくるまの技術展』へ。今回なぜが日立以外、電池が全く出展されていない。もはや負けた、ということなんだと思います。日本の電池メーカーの技術者に何度か話を聞いたけれど、その度に「勝てないだろうな」と思いました。液晶の二の舞でした。

面白かったのは新世代エコウィル用に開発されたホンダのアトキンソンサイクル汎用エンジン。今回が初登場だという。その割に地味であります。吸気量110cc。排気量163ccという素晴らしい高膨張比サイクルで、熱効率は26,3%と素晴らしい! 湯沸かし機能と合わせ熱効率夢の92%! 凄すぎる!

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信じられない熱効率です!

発電量は1000W。お湯による床暖房使う私の家の冬場用コージェネとしちゃ文句なし! 東京電力が「エコウィルを入れたら太陽光発電の買電料金は半額にするぞ! だから買うな!」という意地悪をやめたら、けっこう売れると思う。太陽光発電は年間100万kW(原発一基分)に達したというし。イッキに脱原発といこう!

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新型エコウィル

出展されていたクルマでササッたのがフランスの『MEGA』社の電気自動車。なかなかフランスっぽくってイイ! ただ電池が鉛とショッパイし、本国使用はディーゼルなのだという。軽自動車登録とし、ガソリンエンジン車なら150万円。電気自動車であれば補助金使って200万円くらいなら売れると思う。

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この手の商用車をフランスのメーカーに作らせたら上手

下の動画を見ていただけるように仕上がりもなかなか。ギシギシ君が住んでいるシートに代表される「妙なブブン」が無くなれば文句なし。ただ本来ならこういったクルマ、日本のメーカーに作って欲しい。2気筒の800ccエンジン乗せて普通車登録にしてもOKであります。

終了後、電車を乗り継いで中野。夕方から釣り道具のセールがあり、猛烈に行きたかったけれど木曜日と金曜日の夕方はバイトおらず断念。ダンネンです。風が穏やかだったら明日は晩ご飯のおかづの調達に行こうかしら。

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2011年5月20日 (金)

不況深刻に(5月19日)

いやいや商売をやっていると景気の悪さが実感出来ます。本業の方は多少凸凹したって問題ないよう、フリーランスになってからずっと考え、準備してきた。したがって新車発表されなくても何とかやっていけてます。2008年のリーマンショックの際「2年間は休みだな!」と覚悟したほど。その後も普通に仕事してきましたから。

けれど不況の準備しておらず、加えて借金まで背負った状態の店は超厳しい。凹めばそのまんま凹む。しかも! 売れ行きが落ち込んでいるだけでなく、うなぎの仕入れ値が史上最高となってしまった! 昨年同じ時期の約2倍! ウソ偽り誇張なしに2倍だ。タダでさえうなぎは原価率高い。かといって値上げしづらい。

おそらくこの2週間、日本中のうなぎ屋が「もうダメだ」とウナっていることだろう。まだ値上がりするかもしれない、というから恐ろしい。昨年と同じような”うなぎの価格”と売り上げなら借金を返すメドが付く。されど直近の情勢だと難しいです。こんな状況にある人が、おそらく日本中にたくさんいることだろう。

結果「厳しい状況」を見越していたのに、見事厳しい状況を味わってしまってます。解っていてハマる。こらもう大笑いだ。幸い板前さんに恵まれ、マネージャー候補も頑張ってくれている。バイトも定着してくれる感じ。私がいなくても回るようになれば、と思う。残るは木曜日と金曜日の夕方2時間のバイト探しだけです。

それにしても東電/政府のバックレぶりときたら見事なもの! 今になって津波の写真を公開してきた。3月15日の朝に発生した爆発は2号機の圧力抑制室だというこことも判明。この時点で大きく損傷。すでに格納容器に穴が開いているため、放射線物質を含んだ高温の水が外部にダダ漏れしていることも判明。

ここまでナメられればあきれるばかり。隠していることはもっともっとあると考えていい。良いニュースが一つもないから見事だ。津波からの復興は苦しみながらも進むと思う。けれど原発が日本の雰囲気や景気を決定的に悪くしている。最近新しい情報を探さないTVや新聞より週刊誌が面白いです。

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2011年5月19日 (木)

さらなる地震(5月18日)

コドモの頃から漠然と「東京が大地震に襲われる」という概念を持っている。先日の地震で「いよいよか?」と覚悟したものの、東京は意外に平穏だった。そんなこんなで、大地震がやってくるという気持ちを今でも強く強く持っている。先日のこと。グーグルで『貞観地震』と入れてみたらウなることばかり。

869年の貞観地震は単発じゃなかったようなのだ。887年に東海沖から四国沖を震源とするM9クラスの地震にやられているらしい。もう一つ。878年は南関東を大地震が襲っている。また、富士山も貞観時代に大噴火しているから、いろんな意味で日本近辺の地殻変動があったんだろう。

1707年の宝永地震も震源地は東海沖から四国沖で、その4年前に房総半島野島崎付近を震源とし、江戸に大被害をもたらした元禄大地震が発生してます。そして富士山の宝永大噴火に至る。宝永時代に三陸沖の地震は起きていないものの、東海沖~四国沖と南関東はセットになっている感じ。

茨城沖~三陸沖で大きなプレートの動きがあったんだから、その他のプレートにテンション掛かるのは当然のこと。どう考えても順番からすると次は南関東地震のような気がしてならない。ちなみに元禄地震も関東大震災も東京区部の震度は6程度だったそうな。先日の地震の5強よりググッと強いです。

調べてみたら、先日の地震はギリギリだったようだ。コンニャクのように動いていたという中野うなぎ屋なんか6だとオシマイかと。首都高も「もう少し揺れたら落橋していた」と専門家が口を揃えて言う。また、同時に火事が20カ所で発生したなら消火など出来ない。東京は火事で酷いことになるだろう。

南関東を震源とする過去の地震、房総半島南部と三浦半島の被害が甚大だった。当該地域の人は、十分認識しておくべきだと思います。危機感のあるウチ、可能な限りの対応をしておくことをすすめておく。1年もすれば危機感が薄れ、気が付いた時にヤられる。

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2011年5月18日 (水)

ホンダドリーム(5月17日)

型式認定に向けホンダ・ジェットが試験飛行を続けている。どうやら予想以上に順調らしい。3月29日に最高速787km/Lを達成し(目標は778km/h)、4月27日は4万3千フィート(約1万2900m)というエアライン用の機種と同等の巡航高度を記録したという。B737-800の最大巡航高度は4万1千フィートです。

ホンダジェットのカッコ良いWeb(左の初フライトの動画おすすめ)

上昇速度も毎分3990フィートと優秀。レーシングカーにも言えることながら、シェイクダウンを順調にこなしたモデルは成功してます。基本設計に無理がない、ということですから。クラス最長の5千時間(毎日4時間飛んで1250日分!)というクラストップのメインテナンスインターバルを持つエンジンの開発も順調だという。

こちらで動画が見られます。ヒコウキ、いいな

ユーザーへのデリバリーは2012年後期を予定している。2006年の全米ビジネス航空機ショーでは3日間に100機以上の予注を受けヒコウキ業界をウナらせ、本格生産開始後毎年100機以上の生産計画を持つ。皆さんがイメージしている以上に大きなビジネスです。乗せて貰える機会があるかな~。無いだろうなぁ。

人間も企業も夢がなくちゃ楽しくない。何でもいいから計画を立て、そいつに向かったら元気になります。ラリーの夢を無くした私の今年は? とりあえず「タイでドリフトに出ませんか?」というお誘いを頂いたので、早ければ7月にもチャレンジしてみたいと思う。来年はマレーシアで怪傑ハリマオを歌いたいです。

家の外に一歩も出ることなく終日原稿書き。

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2011年5月17日 (火)

プロの国家公務員(5月16日)

国家公務員の件、10%の賃金カットに対し大不満を言わなければ、私を含め皆さん流したと思う。そもそも国家公務員の仕事は、上手に回っていれば国民に存在を意識させない。というか、意識させないことを持って100点である。困った時に的確なカバーをしてくれたら1万点だ。

逆に、存在が見えなければ高給を取っても天下りをしても問題なし。居酒屋タクシーくらい当然だ。戦後復興期の国家公務員はそういった仕事をしていたと思う。されど大赤字を連発した上で、さらに増税を要求し、国難を迎えたのに減給さえ拒否するようになったら、世の中の目は厳しくなって当然です。

遭難していない人に取っちゃ無縁の海上保安庁レスキュー部隊の猛練習は、遭難してみたらプライスレスの頼もしさとなる。したがって「自分は海に出ないから」という理由で海上保安庁を否定するのは間違っていると考えます。でもレスキュー部隊が練習しなかったらどうか?

レスキュー部隊のダイバーは「遭難者を絶対助ける!」という強いプロ意識を持ち、普通のダイバーが尻込みするようなコンディションの海で練習をしているから尊敬される。「練習は暖かい沖縄の海でしかやりたくない」とか「今日は荒れているので練習お休み」ぢゃね~。国家を上手に回すことこそプロの国家公務員です。

例えば普通の経済観念を持ってくれたら嬉しい。最低7年使える被災者のプレハブ仮設住宅(減価償却年数。実際はもっと持つ)は2年間でゴミにするという。普通の災害なら十分な期間だと思うけれど、今回のような規模だと2年じゃ物理的に復興など不可能。一般常識からかけ離れすぎてます。

また、公務員の皆さんには「本当に頑張る人は仮設住宅だって不要だと思っている」ことを知って欲しい。公務員の皆さんは「国に甘えようとする人」ばかりと付 き合ってるんだと考えます。コメントを読むと多少過激な人もいるけれど、いろんな事実が解って興味深い。平均的な国民の意見かと。

政治家がオタンコならオレ達がやる、くらいの意気込みを持った官僚はいないのだろうか? 興味深いことに居るんだなこれが。国家公務員を含め、公務員の知人は多い。当然ながら優れた人材が居て、皆さん現在の状況を打開したいと言う。でも様々な”しがらみ”あって、足を引っ張られちゃう。

少なくとも私のWebを見に来てくれるようなクルマ好きの公務員の皆さんは「次の日本」を背負って立つような人になって欲しいと願っている。その日までツメを研いでおいて欲しい。10%の減給くらいでぐちゃぐちゃ言っているような人は、今の日本と共に滅びると思います。

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2011年5月16日 (月)

国家公務員(5月15日)

国家公務員の給料カットのことを書いたら、地方公務員の方までエキサイトしちゃったようだ。地方公務員の場合、給料は住民が選んだ首長さん次第。優遇されていることもあるし、そうでもないことだってある。総じて住民の意識を反映していると考えていい。したがって私は問題としていません。

200時間の残業で30万円! 民間ならサービス残業かと

国家公務員は自分たちで給料を決めている。しかも国家公務員の多くが、労働組合に守られている民間より不利だと考えているらしい。そんなことホンキで思っているとすれば、それこそビックリです。自動車メーカーのような外貨の稼ぎ頭だって業績低下したら労組がいくら頑張ってもダメ。

というか破綻したら元も子もないですから。仮に「給料を10%下げるなんてけしからん!」と大騒ぎしたら「あんたはこの企業にゃ不要だ」みたいな流れになるだろう。そもそも管理職以上になると労組から守ってもらえない、ということを国家公務員は知っているのだろうか、と思う。

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非国民の御批判は覚悟していますが、私は高齢の親、住宅ローンと子供の教育費があります。私だったら正直、10%カットは非常に厳しい。皆様自身の会社、給料、家庭だったら、どうされますか?

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こういったコメントも一般企業の人からすると開いた口がふさがらない。厳しくても受け入れるしかないのだ。「どうなされますか?」と言われたら「困るだけです」と答える以外無し。むしろ「高齢の親が居ても10%の収入変動くらいで困らないような社会を作るべき。それは誰の仕事ですか?」。

もっと驚くのは国家公務員が国民にとって重要な仕事をしている、とホンキで考えていることである。競争力のある民間企業の人は、国家公務員の仕事を「規制によって強者の足を引っ張ること」だと理解してます。飛び抜けて強い企業になると利益を独占するので分散させましょう、ということ。

一人勝ちを許さないレギュレーションを作るモータースポーツみたいなもの。もし「違う」というなら、直近の10年で国家公務員が考案した貿易黒字を出すビジネスモデルを教えて欲しい(戦後間もない頃の国家公務員は頑張ったと思う)。そもそも巨額の財政赤字を出さないよう上手に立ち回らなくちゃアカンです。

もし異論反論あるなら、感情論でなく具体的な功績を挙げ、国家公務員の凄さを教えて欲しい。そんなことお前に説明する必要など無い、というのであれば、私のWebに対するコメントも全て無視します。ちなみに自衛隊と海上保安庁は説明して頂く必要なし。私だって存在意義は十分解る。

全ての業種に当てはまることながら、優れた人もいるしダメな人もいるし腐った人もいる。優れた人はどんな職種であっても素晴らしいし、ダメな人はどんな職種であってもダメ。このトシになると、ダメな人とは関わり合いになりたくないです。少なくとも次の日本は優れた人が作るんだと思う。

カートップのチャリティオークションが始まりました。私の出品アイテムは次の二つ。トローリング用リールを落札して頂いた方は、試し釣りをして頂きたく。城ヶ島沖~伊豆大島近海~野島崎あたりでツノがあるサカナを狙います。たいてい釣れないと思うけれど、フライで美味しいシイラはイケるかと(刺身は止めてね)。

トローリングリール  (現在41円)
釣り竿         (現在31円)

釣り竿を落札した方は、刺身で美味しいトロサバかアジ、天ぷら用のキスあたりを狙った試し釣り付き。90%以上の確率で何か釣れると思う。釣りに飽きたら保田の『ばんや』か、三浦三崎の『うらり』に行って美味しいサカナを食べます。女性がいるなら、ベイサイドマリーナのアウトレットなど立ち寄るもよし。

ちなみにオークションは前半と後半があり、後半も全く同じ条件で出品します。もし前半で落札された方が2名以上の参加を希望する場合、落札価格×人数分で購入して頂ければ後半は出品をキャンセルします。つまり5千円で落札したとすると、2名分で1万円チャリティしてくれたら終了ということになります。

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2011年5月15日 (日)

リーフの電費(5月14日)

午前中はリーフの電費関連の取材。私のリーフ、ここにきてハッキリ電費良くなってきた。電気自動車にも「慣らし」が必要なのかもしれません。様々なブブンに新品時はフリクションありますから。今やコンスタントに8km/kWhを超え、少し頑張れば10km/kWhを突破するようになった。

車載の電費計はなぜか10km/kWh以上の表示無いので正確な数字は不明ですけど‥‥。満充電で200km走りそうなイキオイ。今日はエアコン付けたり、普通のドライバー(といってもエコラン上手な横山君ですけど)と同じペースで走って電費の伸ばす運転したり。電気自動車は単独でエコランやったら絶対ダメです。

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広報車のトノカバーを付けてみた。やっぱし必要だな

ちなみに取材は急速充電しなければならないため電力に余裕のある土曜日とし、さらに電力使用量もチェックしながら、でございます。震災以後、初めて明るい時間帯に充電す。気分良く昼間に充電できるようになるのは10月になってからか? ただ役所の電気自動車は昼間も急速充電してるみたいです。 

夜はベストカーで片岡英明さん/鈴木直也さんと座談会。対談や座談会はコストパフォーマンス高い企画だと思う。同業者の中に自動車ヒョウロンカ嫌いの私が入るとたいてい紛糾する(というか紛糾しなかったことがない)のでまとめはタイヘンかと。書けないことも多いですから。

昨日の日記で何人かの方からコメントをいただいた。印象的だったのがPALさんから頂いた下の内容。「う~ん」なのは私だけ?

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妻は地方公務員(小学校で給食を作っています)ですが、夏は冷房無しで汗だく、冬は暖房無しで常にあかぎれです。人が足りないので、土日祝日以外は病気か弔慰位でしか休めません。国家公務員の給料がカットされると、地方公務員もカットされます(それも遡って)。

何かあるとすぐ公務員の給料カットだ、とか言いますが、そんなに公務員が羨ましいのなら、皆さんも公務員になれば良かったのでは?と思います。自分で選んだ職業なのだから、不景気で給料カット残業カットされてもしょうがないでしょう。嫌なら転職する。出来ないなら、現状で我慢するしかないと思います。

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国家公務員の方の反論コメントを期待していたのだけれど(本日は全て表示させています)、説得力ないですね~。もっと私を「その通りですね!」とウならせる本質的なヤツをガツンとお願いします。ちなみに大企業は労組で守られてると思っている国家公務員が多いようだけれど、残業カットなんか普通です。

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2011年5月14日 (土)

日本中困窮(5月13日)

一般企業では業績が悪化すれば、賃金のカットや実質的な賃金カットである残業の禁止など普通に行われる。リーマンショックといった自社と全く関係ない事象だったとしても、でございます。なのに国家公務員は史上最大の震災で大幅な予算が必要になっても10%の賃金カットに激しく抵抗してる。

この人達はホントに日本人なんだろうか? みんなと一緒に堪え忍ぶという気持ちを持っていないのだろうか? だとしたら国家公務員は単なる利己主義者のカタマリだ。政治家は選挙によって選べるけれど国家公務員は自分たちの掟を作り、好き放題している。結局国民がバカだということです。

ちなみに原子力発電を強引に導入したのは国家であり、東電じゃない。東電は電気を作って売る商売だからして、どんなエネルギーでもよい。ウソを連発しているウチ、ホントに悪いヤツになっちゃっただけです。原子力発電を導入した国家のメンバーを選んだのは国民。これまたじぇ~んぶ私らが悪いのだ。

いよいよ景気悪くなってきたのか、今週になって中野のお店の売り上げが極端に低下。10%減なんてモンじゃない。本来ならこの時期の売り上げ、悪くないのに。地震や原発と全く関係なさそうな業種でもこんな状況。大内宿の心配をしてる場合ぢゃね~です。きっと日本中こんな感じなんだと思う。

6億400万円が盗まれた事件、どう考えてもおかしい。過去に2度も同じ事件が起き、いずれも犯人は捕まっていない。しかも仕事を発注してる日本郵政も黙ったまま。間違いなく内部に犯人居ます。この事件の犯人を挙げられないようなら、ホントに警察なんかいらないと思う。もしかしたら日本郵政の関係者か?

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2011年5月13日 (金)

ブルーアース1(5月12日)

連休中に履き替えたヨコハマのECOタイヤ『ブルーアース1』だけれど、例によって慎重な表現になるが、事前に心配していた「標準タイヤより悪くなるんじゃないか?」は完全に払拭されました。というか、もしかしたら超低転がりタイヤである標準タイヤより燃費良くなってるかもしれぬ。だとしたら驚きだ。

今回の燃費は、東京から今市まで高速道路の100km/h巡航(実速度)。そこから南会津に至るワインディングロードを気持ちよ~く走り、急坂登って大内宿へ。峠越えの後、長い下りはバッテリー容量フルになり、回生しないブレーキ多用。会津盆地を走り、帰りの甲子道路もフル充電でエネルギーを棄てまくる。

白河からの東北道も雨でエアコンオンの実測100km/h(正確なGPS計測。速度計は108km/h)。運転はあえてECOを全く意識せず。ごく普通。ワインディングロードなんか多少楽しんじゃいました(多少というと多いのか少ないのかワカランですね)。トータル540km走った燃費が下の写真。

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プリウス乗りでも「こんな燃費いいの?」と驚いた

高速100km/h巡航なんか26km/Lを超える。燃費は同じルートを同じ条件で走らないと比較出来ないため確たる数字は出せないので、文頭の表現に戻る。燃費だけでなく乗り心地も、騒音レベルもなかなか。クルマ通のためのECOタイヤとしちゃ太鼓判を押します。

話は変わる。自衛艦あたごと漁船の事故の判決が横浜地裁で出た。自衛艦側無罪だって。フネの規則は右側に他船を認めた側が避けなければならない。当然ながら自衛艦側に避行義務あります。基本的には自衛艦の責任だ。しかも横浜地裁は漁船が自衛艦に突っ込んで行った、と解釈している。

「自衛艦が突っ込まれた」というなら、これまた軍人さん的にゃ赤っ恥モンですけどね。爆弾抱いたテロリストであればイージス艦一隻撃沈です。首相のちゃぶ台返し喰らった浜岡原発停止訴訟といい高知の白バイ事故といい、裁判官のアタマの中はどうなっているのか不思議でならぬ。

もちろんたいていのプレジャーボートは自衛艦なんか見た日にゃコチラが優先だろうと譲りまくる。先日も釣りしてたら私のフネの方向に自衛艦が! 仕掛け巻いて逃げようとしたら、かなり遠方から避けていった。というか自衛艦を見て脅威に感じたことなど無し。あたごの件、単純なミスだと思う。

見張り不備によるフネ同士の衝突事故は多い。基本的に海はオウインリスクが原則。罰則も重くないです。といったことを考えると、こんな時は認めた方が後々楽だと思う。無理を通せば震災で頑張っている自衛隊の評判を落とす。

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2011年5月12日 (木)

福島の滋味(5月11日)

昼から東京で用事あるのため、朝ご飯食べすぐ帰路につく。湯野上、塔のへつりを通り、下郷村より白河に抜ける甲子道路へ。途中「お不動さま直売所」の看板。立ち寄ってみたら写真のような地元の人が農産物を出しているお店でした。商品ラインアップはまたしても魅力的。

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お客さんが少なくてもお店を開けているのがエラいと思う

聞けば近所のお不動様の木の根元から素晴らしい水が湧いているそうな。そこのお水で入れてくれたお茶飲んだら美味しい! ここでも山菜など買い込む。きっと原発近くのあだたらの山も豊かだったんだと思う。改めて美しい福島に原発を持ち込んだ人たちの罪深さを考える。

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連休も終わり通るクルマも少ないだろうに‥‥

ちなみに下郷村から白河に至る甲子道路、ごく一部を残し素晴らしい道である。途中、4500mのトンネルが1本。1000mの曲がりくねったトンネルが2本。どんだけお金掛かっていることだろう。作っっちゃったモノは仕方ない。有効に使うべきだと考えます。走って楽しいから、ぜひ行ってみて欲しい。

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ほぼ交通量無し!

ちなみに昨日のこと。名のありそうな酒屋さんを見つけたので入ってみた。するとどうよ! 豪勢なこと! 久保田が全種類ある! 八海山は新潟で見たこと無い純米大吟醸の1升瓶も(普通は4合瓶)。越乃寒梅や雪中梅が普通に並ぶ。全て定価。当然の如く飛露喜もありました。

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ヒントはこれだけ

有り金はたいて買い込もうと思ったけれど、枯れたジジイになって大人買いを止めた。ジジイ買いです。福島のお酒を厳選4本。下は左から『特選純吟飛露喜』。『国権純米吟醸』、会津酒造の『あらばしり』、そして曙酒造の『亀の尾 生』。全て酒屋さんのおすすめ。言われるママに買う。

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少し買ってチビチビ楽しむ

夜はこしあぶらとタラの芽の天ぷらに、昨日道の駅で買ったトマトにキュウリ、ナメタケのみそ汁、アスパラの炒め物。どれも美味しいの何の! 味が濃いのだ。トマトなんか口に入れた瞬間から抜群! キュウリもイヤなキュウリ臭無し。次はバイクで峠を走りまくるツーリングか? 

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2011年5月11日 (水)

大内宿(5月10日)

念願の「喜多方ラーメンを食べに行く」でございます。東北道で宇都宮まで。日光道を経て鬼怒川温泉を横目にし、併走しているの野岩鉄道(”のいわ”かと思っていたら”やがん”と読むそうな)や、美しい渓谷を左右に眺めながら分水嶺を越え、南会津へ。このあたりの道も景色も素晴らしい! 全く飽きない。

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道の駅でお買い物

福島県に入って最初の道の駅でお買い物。この時期、天ぷらにしたら抜群の「こしあぶら」とか「タラノメ」など山菜が豊富! しかもリーズナブルなオネダンだったりして。キュウリ5本100円とか、新鮮なグリーンアスパラ2人で満腹量200円といった具合。こんなお店が近所にあったらなぁ~。

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こしあぶらの天ぷらが好き

南会津の美しい風景や道を存分に楽しみながら、ふと気づく。「こら喜多方まで行けね~ぞ!」。このルートだと会津若松に着くの、14時近く。喜多方ラーメン食べたら15時。宿の晩ご飯とカブってしまう。ラーメンは買って帰ることにし、やはり観光客激減が伝えられる大内宿に。

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バス1台も無し! クルマもチラホラ

到着して驚く! 本当に観光客が居ない! 湯野上から大内宿へ行く数kmのワインディングロード(3km手前から渋滞することも多い)で1台もスレ違わなかったから不思議だったのだけれど、見事にガラガラ。観光バスが1台もいないなんてウソみたいだ。駐車場のお兄さんに聞くと、連休前も厳しかったとのこと。

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シャッター商店街ならぬ、あおり戸の町並み

大内宿の目抜き通りも観光客の姿無し! お店を開いているのは半分程度という状況。いやいや厳しいです。3月11日以後、連休までこんな感じ。そして昨日から再び閑散としてしまったらしい。放射能の影響を全く受けていない南会津でこんな具合。原発の責任は大きい。

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こういった被害。東電も政府も見捨てるか?

下野街道の峠を越え(大内宿から大内ダムを抜けて会津へ行く道)てみたら、素晴らしい風景! 観光地になっていないのが不思議なくらい美しい! 日光から会津に向かう下野街道の旧道も残っているという。時間があったらノンビリ歩いてみたいです。今宵の宿は芦の牧温泉でがんす。

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2011年5月10日 (火)

富士重工社長交代(5月10日)

日経Webが自動車関連の特ダネを連発してる。寝る前にニュースを見ていたら「富士重工の社長交代」だって。深夜2時のニュース、たいていスクープ。この時間だと他社は印刷が間に合わない。もちろん6月に社長交代、ということは皆さん知っていた。吉永専務か、開発のTOPか、です。

トヨタから来る、という説も流れていたものの、可能性としちゃ副社長クラスだと言われていた。果たしてスバルは変わるだろうか? ちなみに森社長は土佐の出身。土佐というと坂本龍馬をイメージするだろうけれど、例外中の例外だ。だからこそ脱藩を繰り返した。土佐人って山内容道のような保守派が多い。

森さんは「海外を見た保守」なんだと思う。このあたり、多くを書かない。森さんになってからのスバル、ずっーっとアメリカを見てきた。だからこそレガシィが売れ利益を確保できている、という評価も出来ます。新しい体制はどうなるだろうか? こうなると気になるのがDNAを次々と棄ててきた三菱自動車。

このあたりで電気自動車を推進した業績を残し、新しい流れを作るため、そろそろバトンタッチの時期だと考える。スバルと三菱自動車、マツダのようなメーカーが個性的なクルマを作るからこそ日本の自動車産業は盛り上がる。良いクルマかもしれないけれどソソらないレガシィを見る度に「う~ん」と思う。

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2011年5月 9日 (月)

スマートいらんか~?(5月8日)

CBR250Rに一週間ほど試乗してみた。結論から書くと「軽快・楽ちん・楽しい」といった感じ。リッター級のバイクに乗っている人なら実感してると思うけれど、ガレージから出して乗ろうとした時に、ある程度のハードルがある。乗るならしっかり乗らなくちゃアカン、みたいな気構えを要求されるワケ。

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取り回しも軽い軽い

けれどCBR250Rのようなバイクだと、極端なハナシ、スクーター感覚で乗れてしまう。絶対的な動力性能は「スポーツバイクとしてギリギリ」といった程度ながら、バイクについちゃパワージャンキーの私でも「これだけ走ってくれれば実用に足りる」。毎日の足として使うならベストチョイスかと。

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アナログの回転計+デジタルの速度計

予想外だったのはコーナリングの良さ。乗ったことないけれど、読み物に出てくる零戦の如し! 寝かし込みが素直。曲がろうと思ったら曲がってる、といった雰囲気。こんなに軽快なバイクは初めて。曲がっている道を捜したくなってしまう。こいつでツイスティな峠道を走ったら楽しかろう。

夕方に大恩寺の御住職が来訪。使っていないスマートを持っているので被災地に提供したいけれど、どうしたモノか、とのこと。確かに被災地へ「使ってください」と持っていっても、向こうだって扱いに困るだろう。かといって中古車屋さんでクルマ見ている人に「乗ってください」というのも妙。

しかも左ハンドルだし大量荷物も積めず実用性としちゃイマイチ。一方、狭い道でも小回り効いて燃費良く、何より可愛いスタイルが気持ちを和ませてくれることだろう。ちなみに一定期間使ってもらったら(その間の管理費などはコチラ持ち)オークションに出し、売れた金額を寄付しようと考えてます。

もし良いアイデアを持っている読者諸兄がおられたら教えて欲しい。また「ここに持っていって欲しい」みたいなリクエストも大歓迎です。知人や友人など被災された方がいるなら、必要とされる場所があるか聞いてくださいまし。今週中に車検を取る予定なので、早ければ週末にでも洗車満タンでお届けします。

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2011年5月 8日 (日)

渋谷のデモ(5月7日)

昨日渋谷で行われた原発反対デモ、警察は「押さえ込んだ」と自己評価しているだろうけれど、新たな問題を提起したと思う。警察の指揮官は「参加しているのは極左の野郎共」と現場の警官に擦り込んだんだろう。もちろん警察官僚は極左でないことを十分認識している。官僚って判断能力を持っている。

でもそんなこと現場の警官に言っても理解不能。というか普通の人だと思ったら警官だって強く出られない。加えて高円寺のデモを研究したのだろう。デモの列を徹底的に分断した。驚くほど大量の警官を動員し、小さいグループに分けたのだ。デモに参加している方は「普通の人」なので、コントロールされてしまう。

参加している人の大半は「警察に逆らう」という気持ちなど持ってませんから、結果として何とも気が抜けたデモになった。でも結果オーライだったと考えます。天気悪かったので「大暴れ上等」の輩が入ってこなかったし、大きな争乱もなし。単純に警察の威圧感だけ際だたせることに。

今後もしかしたら下火になるかもしれないが、大きなトラブルになっていないため再び盛り上がる可能性も残した。もう一つ認識すべきは「熱くなりやすい人は参加しない方がいいですね」ということ。私が参加していたら、警察に対し強い怒りを覚えてしまっただろう。ええじゃないか、は穏やかな人のお祭りです。

逆にあれだけ多くの警官を配備した警察官僚の危機感たるや相当のモノだったろう。国民は抑えられてしまうのか、それとも大きな不満を抱えている国民がキチンと自分の気持ちを主張出来るのか? 今後も毎週のように反原発イベント(デモというと左翼みたいですね)は行われる。

原発反対イベントのスケジュール

ユッケの問題も根っこは同じ。問題出た規制について言えることは基本的に「厳格化」か「放任」というチョイスしかない。今回の事案の問題点は「厚労省の立ち場が中途半端だった」という点に尽きる。サカナは鮮度落ちれば中毒を起こす、ということなど当たり前だ。でも大きな問題になっていない。

ギョウカイで自主規制しているし、消費者も認識しているからだ。例えば築地市場では中毒の可能性のある魚種を扱わないという共通認識がある。「超ウまいけど4切れ食べたら腹をこわす」というアボラボウズなんか築地じゃ長いこと扱い禁止だった。また、生食用と加熱用という表示あっても、あくまで「目安」。

フグのように特殊なサカナは厳格に管理しているけれど、普通の魚種についちゃ「常識」で流通してます。生肉も「加熱用」なんていう中途半端な区分を付けるから流通段階においての責任逃れを許してしまう。規則なければ「危ないと思う人は食べない」。食べる方も「安全だと思える店で食べる」。

蓮舫議員は規制厳格化を目論んでいるようだけれど、こういうことが役所権力の強大化をもたらす。事業仕分けの反対です。そして国家にコントロールをゆだねた途端、国民は自己判断応力を失っていく。原発は安全だ、と言われれば「はいそうですか」になってしまうワケ。この仕組み、いつまで続くか?

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2011年5月 7日 (土)

日本が動き始めた(5月6日)

平凡な連休の合間の1日だったけれど、突然菅首相が「浜岡原発に対し運転停止要請をした」と言い出してタマげた。今までこういったイニシアチブを握ることなど無かったことを考えると「ご乱心か?」とも思う。それとも「世界の流れを作っている大きなチカラ」の示唆によるものなのだろうか?

前者であればすぐにでも様々な部門から不満続出となって大騒ぎになるので解る。危ない原発は浜岡だけに留まらないからだ。後者であれば順調に進む。このままスンナリと停止するようなことになったなら、単なる菅首相の思いつきじゃないと思う。後者の場合も二つの「作戦」が考えられます。

1)原発推進の流れは変わらない 突如原発を停止することによって重要さを認識させる。その一方で、安全確保をキッチリと行い原発に対する信頼感を作りあげようとするもの。いわゆる「ガス抜き」と言われる手段。長期戦略を得意とするグループなら、このくらいの作戦は練ってくるだろう。

2)「大きなチカラ」が原発推進から他のエネルギーにチェンジ 脱石油の方法は原発だけじゃない。自然エネルギーだってOK。つまり原発に見切りを付けた、ということです。この方向に切り替わったのなら、電力政策は根本から変わる。太陽光発電や電池技術が今までの原発と同じくらい優遇されます。 

個人的には菅首相の単純な思いつきでなく、大きなチカラが2)を選んだと期待しておく。2)であればどんな利権が絡んだって、少なくとも人類や地球に負担を掛けないです済む。加えて新しい産業だって立ち上がることだろう。経済的な観点からしても好ましいワな。今後の動きに注目したい。

今回もう一つの「日本のカタチ」が見えた。浜岡原発は地元住民が運転差し止め訴訟を起こしているのだけれど、「検察の下請け」とか「存在価値無し」と評される地裁は「耐震安全性は確保されており危険なし」と門前払いに近い理由を付けて敗訴とした。なのに政府はイキナリ「危険だから停止してくれ」である。

権威もへったくれもなし。というか三権分立なんて大ウソでしたね。本来なら『立法』や『行政』が何と言おうと『司法』は不動でなければならない。こうなれば司法だけで原発を推進してくれ。実際の世相や国民の気持ちを反映できない裁判所は今の日本を悪くしているモノの代表的存在。

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2011年5月 6日 (金)

潮干狩り(5月5日)

勝股兄が羽田において講談社ビーシー(ベストカーですね)主催の潮干狩りをやるから参加するように、というのでJRと京浜急行を乗り継いで行く。飲むでしょうから。勝股兄と付き合いのある天空橋の亀石さんという漁師さんの仕切りとのこと。亀石さん、羽田近辺じゃ有名人である。

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多摩川は驚くほど浅い

海老取川からフネ出して多摩川河口のチョイ手前にある浅瀬にアンカリング。ヒザ上くらいの川に飛び込み、貝を掘るという作戦。上の写真は航路になっている旗のギリギリの場所だけれど、干潮になるとこんな水深。多摩川河口近辺を走るには相当の情報が必要だと再認識す。近寄りませんけど。 

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生憎のつべたい北風。ちょっち寒い

採り始めると、けっこうたくさんの種類。最も多いのはバカガイ(青柳とも呼ばれる)ながら、型の良いアサリやハマグリ、クラムチャウダーの材料である外来種のホンビノス貝も混じる。私はムカシ食べ過ぎたためか貝が食べられない体質なので、熱心になれずフネの上で焼き係。

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美味しそうなアサリの酒蒸し

基本的に貝は好きなので食べたいけれど、後を考えるとダメ。3日間消化系の動きが止まって気持ち悪くなり、最後にペットボトルロケットとなって終了します。発射のタイミングは全くコントロール出来ず相当に危険。しかもアサリは確実。他の貝についちゃ不明ときた。怖くて確かめる気にもならず。

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青柳。バカ貝という名に反し美味しい

とりあえずホンビノス貝と青柳を貰う。青柳は黄色いベロ(足)のブブンを刺身で食べたら最高です。青柳は食べられる可能性高いものの、今回は90%の確率でセーフな気がするホンビノス貝をクラムチャウダーにして食べてみるつもり。青柳も一緒に食べてアカン状態になったら、どちらが悪いか解りませんから。

牛肉の生食が社会問題になっているけれど、魚介類だって同じ。外国のサカナ屋さんを見た人なら「こんなの絶対刺身じゃ食えねぇ!」と思ったことだろう。日本のサカナ屋は「刺身用」と「加熱用」を分けているし、書いて無くても見分ける。牛肉だって同じ。安心出来る店で食べたらいい。

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2011年5月 5日 (木)

オカヅ調達(5月4日)

3月6日以来の出漁であります。本来なら外房あたりまで出場ろうと思っていたけれど、連休に入ってから道路は激しい渋滞。皆さん「そろそろ」と考え始めたのだろう。何度か書いてきた通り私の精神構造は極めて一般的。49日も50日祭も過ぎたので、少しずつ平常に戻ろうと考えます。

ということでいつもの遠藤さんと、本日は相澤さん御一行3名様の5人で出漁。例によって「釣れているサカナを釣ろう!」作戦である。されど今の時期に釣れるの、アジかサバ、キスくらい。まず中ノ瀬からチェックするも釣り船おらず。それなら、と観音崎沖の大船団に混じるも、皆さん釣れておらず。

結局安房勝山沖の『浮島』まで行ってアンカーどぼん。ここ、五目釣りのポイント。タイも居ます。10分ほどで30cm級の旨そうなアジをゲット! こら行けるか、と思いきや後が続かない。遠藤さんなんかトラギスやベラばかり。11時に悪い流れを断ち切るべく保田に行く。ばんやで昼ご飯という算段。

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アイスボックスの左右が30cm

しかぁし! 連休中のばんやはハンパなかった! フネこそ「小ささ」を活かして係留出来たものの、ばんやは90分待ちだって。こらダメだ、とばかり退却。10分の距離にある元名沖でアンカリングして再度五目釣り。ところが回りのフネ見ても芳しくない。そのうち南風がびゅーびゅー吹き出す。

白波も混じるようになってきた。本格的な大波にならない前に転戦を決め、富津岬を超える。すると一段と強い南風が。見た感じ風速10m超え。こうなると釣れる場所は木更津しかない。仕上げの1時間で遠藤さんキス9匹。私5匹。相澤さん御一行は1匹。貧果でございました。申し訳ない。

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サイズのあるアジは抜群にウマイです!

10m以上の南風だったけれど追い波なので叩かれることもなく帰港。私のキスは相澤さんに食べて貰うことにしました。連休中にも再戦します。中野にアジを持っていくと板さんが「良いアジですね。食べますか」とあっと言う間に刺身にしてくれた。新鮮なアジは絶品である。せめて2匹は釣りたかったっす!

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2011年5月 4日 (水)

神楽坂清志郎(5月3日)

午前中からリーフの不愉快な電話アンケートを受け、ゲンナリしてたら届きモノ。ナニかと思って開封すると日産の中村史郎さんが上梓された御本である。早速読んでみた。するとどうよ! なるほどなるほど、とウナることばかり。デザイン論としちゃ素晴らしい! 学校で講義したら大いに勉強になることだろう。

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なぜか日産デザイナーは面白い人が多い。例えばスカイラインクーペを手がけた長谷川さん。この方は”ど”が付くほどのラリー好き。WRCジャパンのオフシャルに毎回ボランティアで参加してます。私にはもったいないコ・ドライバーの木原さんも、長谷川さんに紹介していただいた。

木原さんとはレッキ中やラリーのリエゾンでいろんなヨタ話をする。当然ながら中村さんの話題も出るのだけれど、なかなかの人物だという。じゃなければ日産のデザイン全てのマネージメントなんか出来ないワな。今回の御本を読んで「木原さんが言ってた通りですね」と思った次第。

ちなみにティアナを手がけた斉藤さんというデザイナーからも中村さんの話を聞いたことあります。斉藤さんはおそらく日本で最もミニカーを持っているウチの一人(間違いなくベスト3に入る)。とはいえ中村さんの素晴らしさと日産車のデザインは別だと私は考えてます。このあたりが面白さか。

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バッテリーはビンビンです

夜はエンジン誌の荒井さんがコンサートをやるというので飯田橋へ。「神楽坂清志郎」という芸名。忌野清志郎さんファンで、3回忌なんだという。ナニを隠そう普通の人のコンサートを見に行くのは初めて。果たしてどんなモンかと興味津々。するとどうよ! 予想以上の面白さ!

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                           カメラ/柏田芳敬

何より荒井さんの声質が忌野清志郎さんに似ている。上手です。たぶん60人くらいのスペクテーターが居たと思うけれど、大受けの大盛り上がりの2時間でございました。ギターの人もプロ級。次回あったらまた見に行きます。もし知り合いがバンドやってるなら、ぜひとも見に行ったらいい。きっと楽しいと思う。

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2011年5月 3日 (火)

あらま!(5月2日)

プリウスの乗り心地は辛抱タマランくらい素敵だ! と何度も書いてきた。ビルシュタインのショックアブソーバーに交換すれば(13万円台)相当良い状況になるだろうけれど、それじゃ面白くないということで、いろいろ試した結果、何とかガマン出来るレベルになったものの、基本的に納得しておらず。

そんな折、サンコーの喜多見さんから連絡いただき、プリウス用に『ネオチューン・コンフォート』というのを開発したという。早速施行してもらうと「あらま!」。もはや諦めに似た気持ちを持っていたプリウスの乗り心地だったけれど、ムラムラ来ちゃいました。「残りはタイヤでカバー出来るかも?」。

ここでヨコハマのECOタイヤ『ブルーアース1』の17インチの乗り心地が悪くなかったことを思い出す。15インチも乗り心地は良くなると言う。となれば交換するしかあるまい! 本日履き替えてみました。装着前にタイヤ見てビックリ! 内側に吸音用のスポンジなんか入ってる。凝ってますね~。

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ヨコハマはデシベル以後、静音性に気合い入ってる

それ以前にタイヤの構造からして全然違う。サイドウォール極めて薄く、柔らかく、軽い。相当特殊なタイヤだな、と思う。交換して走り出してみると、思わずニンマリす。路面状況によってハーシュネスは若干残るも(次はサスペンションの取り付け部を固めてみようと思う)、それ以外文句なし!

というか「素晴らしい!」と感じることすらあるほど。とうていプリウスと思えないクルマになりました。プリウスのCEである大塚さんがマイナーチェンジでこのレベルまで乗り心地を持って来れたらタイしたもん。まぁ届かないでしょうな。プリウスの乗り心地を何とかしたいなら、1)ネオチューン。タイヤ交換時に2)ブルーアース1を。

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2011年5月 2日 (月)

エエジャナイカ(5月1日)

ついに「エエジャナイカ」というタイトルを付けたデモが開催された(上毛新聞)。幕末に東海道から始まったというわれる「ええじゃないか」は、漠然とした不安を持ち始めた人々の良い気晴らしになったのだろう。やがて江戸から四国まで広まったという。一向一揆と違い、奉行や与力と衝突した、という記録もない。

高崎エエジャナイカの動画

仮装をして踊って練り歩くだけ、ということから、今より強硬だったと思われる当時の警察組織を持ってしてもコントロール出来なかったと考えていい。何より抑えきれる人数でなかったようだ。下のユーチューブは4月11日に開催された高円寺の原発廃止デモだけれど、すでに「エエジャナイカ」と言ってる人達も!

高円寺大賑わいの動画

5月7日のデモは高円寺だと思っていたら、渋谷に変更になったという。参加人数という点じゃ大いに盛り上がるだろうけれど、乱暴なデモになってしまうとイッキに下火になるかもしれない。というか警察が黙っていないと思う。普通の人が普通に歩いていることにエエジャナイカの本質がある。

5月7日は渋谷の案内

ここは主催者の度量が試される。人気ミュージシャンなどの協力を得て和やかに、楽しく、たくさんの人が集まれば面白いと考えます。年越しやサッカー終了後のような秩序の無い騒ぎになってしまうと、当局も機動隊など出さざるを得なくなる。いずれにしろ5月7日の渋谷周辺は大渋滞必至。

中野でお客さんからのリクエスト多いし利幅も大きいと言われたので生ビールを始めた。しかし! 文字通り「捕らぬ狸の皮算用」になってしまってます。そもそも全然利幅大きくなったのであります。瓶のビールとほぼ同じ。だったらエエジャナイカ、と思うかもしれないけど、やってみると誤算だらけ。

最大の「う~ん!」は飲んぢゃうこと。瓶と違って「少しだけ」が可能。クルマやバイクでない時は「ちょいと」。いや、そういった「悪魔の誘い」だけに限らない。タンク交換する時など、必ずコントロール出来ない泡が大量に出てしまう(しばらく経つとビールに戻る)。これ、お客さんに出せない。かといって棄てるワケにもいかん。

まぁ数少ない「生ビール頼んでくれるお客さん」が美味しそうに飲んでくれるからいいか。実際ンまいですね~。そうそう。読者の方から風評被害を受けているという喜多方の情報を頂きました。連休は賑わっているようです。ということで私は連休明けに行くことにしました。

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先日土曜日に喜多方ラーメンを食べに新潟から行ってきました。降ったりやんだりの天気でしたが、道中SLが走っていく姿を見られたり(線路脇には大きなレンズの砲列多数。)結構にぎわっていました。肝心のラーメンは、市役所脇の有名店で、1時間待ちの長蛇の列で大盛況のようでした。もちろんおいしく頂きました。おみあげには「ままどーる」を買い、子供達共々いい旅をさせて頂きました。例年はどうか分かりませんが、喜多方結構にぎわっています。

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2011年5月 1日 (日)

連日爆風(4月30日)

毎年のことながら、なぜか連休に入ると爆風が吹く。29日こそ静穏だったものの、今日は昼から15mを超える南風。明日になればもっと強くなる感じ。これが5月2日まで続くようだ。久しぶりの出漁を考えていたけれど断念。連休中も仕事やってる編集部あるから前半は仕事しましょう。

幸い観光地はソコソコの人の出になっているようだ。6月いっぱいで高速道路の休日1000円走り放題が無くなるため、連休後半は出かけるとものいいだろう。残念ながら7月以降になると再び観光地も厳しい状態になると思う。自動車諸税を一般財源に組み込んで以降、打ち出の小槌のようになってます。

28日からCBR250Rに乗っている。タイ製ということで44万9400円という250ccバイクとしちゃ割安の価格設定。仕上がり具合についちゃ全く問題なし。タイ製だということを全く意識させない。単気筒のためトルクあって乗りやすく、取り回しも良好。通勤スペシャルとしてのポテンシャルは高いと思う。

ちなみにタイ国内での価格は10万バーツ(約28万円)。日本に入ってくる台数さえ増えれば間接費も安くなり、40万円を切る価格設定も可能になってくることだろう。おそらくホンダだって「販売目標を多くして安い価格にする」ということも考えただろうが、安くしても売れないと判断したということです。

確かに安ければ売れるというモノでもないか? でも安くなればバイクから離れているヲジサン達が戻ってくるんじゃなかろうか。30万円台だと奥さんの承認も得やすくなると考えます。CBR250Rは久しぶりに乗るバイクとしちゃちょうどいい感じ。週末あたりに「オヤジバイク」で紹介します。

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