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2011年3月29日 (火)

プルトニウム(3月28日)

興味深いことに若い人は買い占めをしない。中野のスーパーで買い占めしているのは私より10歳以上先輩の方ばかり。若い人達を見ていると案外焦っていない。ウチのムスメとムスコに「なぜ買い占めしないのか?」と聞いたら、全く考えていなかったという。物資不足を経験したことがないのだ。

一方、先輩方はモノ不足を体験している。75歳以上の方なら敗戦後とオイルショック。65歳以上の方もオイルショックでトイレットペーパー/ガソリン不足など体験してます。その時のことを思い出し、延髄反射的に買い占めをしてしまうのだろう。この世代がいる限り、物資不足のニュース流れた瞬間に始まる買い占めは続くと思う。

いや、今回のモノ不足で出遅れて「あちゃちゃ」となった若者も、次にモノ不足となったら真っ先に買い占めチームに入るだろう。自動車メーカーのカンバン方式(在庫を持たない)は仕方ないけれど、家庭ではある程度の在庫を持った方がいいと考えます。財政破綻という人災は天災より確実にやってきますから。

自動車業界を見ると開店休業状態である。新型車の発表も無し。自動車雑誌もネタが限られてしまった。私は地味な分野を主としているため何とか仕事あるけれど(この3週間というもの、クルマの原稿ほとんど書いておらず)、総合的に考えれば自動車専門誌の直近たるや極めて厳しいです。

困窮してるの、自動車ギョウカイだけじゃない。東日本のスキー場は3月12日以降、ガソリン不足でお客さんが来られなくなった。ゴルフ場も同じ。デパートや、レストラン、飲み屋、観光地(クルマのお客多い施設は致命的)の売り上げだって落ちたまま。派遣やアルバイトの解雇だって相次ぐ。

それだけじゃない。夜になって突如厳しい状況が発表されました。やはりプルトニウムが検出されたのである。今まで格違いに悪いキャラといってよかろう。プルサーマルの3号機は14日に爆発している。その際にプルトニウムが飛び散っているとしたら、原発の南西方向。ただ重いので遠くには飛ばない。

これから怖いのは魚介類です。プルトニウムは超微量であっても体内に入ってしまったら100%近い確率でガンなどを発症するという。原発周辺の海水は現在銚子沖まで流れ込んでいる。鹿島灘~銚子沖の海水を検査したら放射線を検出すると思う。早急にプルトニウムの有無をチェックして欲しいです。

U329

29日の海況(NOAA)。青い海面が福島沖から来る冷水の流れ

もちろん安全かもしれない。ただ現時点では情報量が圧倒的に少なく、とりあえず安全側に振っておくべきだと考える。私は自分で安全を確認できるまで暖かい海に住む魚(カツオなどですね)を食べます。いろんな意味で沖縄は現時点で最も安心出来る場所と言って良い。

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コメント

「現時点で最も安心出来る場所」沖縄に住んでおりますが、ここでもやはり自粛ムード。

今日、偶々訪れた大型玩具店では、ゲーム機コーナーの電源を落とし、
天井の照明も最小限でしたので休業しているのかと思った程。
(買物されている方はそれでも多かった様に感じます。)

飲料水は本土と同様にどの店舗も品切れ。それが被災地に届いている事を願いたいのですが・・。

投稿: simo | 2011年3月29日 (火) 20:13

今回の震災は天災としてはかつてない規模ですが、復興に対する国民の意識は高いのでなんとかなると信じてます。

一方、車だったら欠陥車レベルの安全性能の原発とモラルのない危険運転をしてきた結果、原発事故を起こした東電及び、それを見逃してきた監査機関の責任は大きいと思います。

正直、福島の原発周辺とその近隣海域の食品は食べられないと思います。そのうち緩めの放射性物質の基準値が作られるかもしれませんが、産地表示の義務がある以上どうにもならないんじゃないでしょうか。

だいたい、原発はいつ状況が好転するか全く見えません。長引けば長引く程、不利ですし今年は、花見客や外国人観光客も減るんじゃないでしょうか?外国人観光客の減少は間違いなく、原発事故のせいだと思います。

投稿: 下澤 淳 | 2011年3月29日 (火) 14:58

福島の状況、いよいよ最悪になってきましたね。
修理を阻んでいる要因のたまり水の処理ですが、凝固財で固めたらだめなんですかね?
具体的にはくみ出した水をトイレなどで使う凝固剤で固めて、切り出してコンクリート入りのドラム缶に詰めて
通常の放射性廃棄物と同じように処理すれば、水漏れもないし移動も容易だと思うのですが。
もちろん危険も伴うし素人の浅はかな考えなのですが、もうこうなったら、こういうアイデアを広く募集するしかないのでは?

投稿: よしと | 2011年3月29日 (火) 14:39

参議院予算委員会 公聴会 藤井聡公述人 公述禄
いわゆる「破綻」という状況からは、完全に、程遠い状況にあるというのが我が国の実態なのです。
http://trans.kuciv.kyoto-u.ac.jp/tba/index.php/b4/job/121-sanngiin.html

投稿: なっと | 2011年3月29日 (火) 12:50

いとこのお嫁さんの実家は川治で旅館やってますが、今日から3日間休業です。

かなり自粛ムードの影響を受けております。

神戸も各企業の飲食やゴルフの自粛通達の影響を、受けております。
阪神大震災の時もそうでしたが、被災地も営業出来るお店や会社が残ってます。生きて行く手段なのであまり自粛ばかりだと、困ってしまいます。
っていうか、むしろ普通に生活出来る方々は、普通に経済活動していただきますように願います。
こういう時だからこそ、会社も個人商店も特に被災地の皆さんは必死です。

被災地のちょっと手前の地域は、営業再開して頑張ってます。

そういう方々も、みんなで支援というかちょっとでも支えて行くのも、復興支援の一つです。

何でもかんでも自粛は、被災地もそうでない地域にも悪影響です。

投稿: かず | 2011年3月29日 (火) 11:12

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