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2011年3月22日 (火)

大人の行動(3月21日)

私がイメージする「大人」とは多少のことに動じず、泰然としている人間である。なのになのに! 今回の買い占めしている主役は、私より人生経験の長い方ばかり。ガソリンスタンドに並ぶ人しかり、近所のスーパーで店員を怒る人しかり。若い人を見ていると意外に冷静であります。

一方、若い人は強い放射能アレルギーを持つ傾向。ウチのムスメやうなぎ屋のバイトの男の子なんか完全に浮き足立っちゃってました。逃げることばかり考えていた様子。もう少し冷静になればいいのに、と思う。情報判断や、自主判断能力足りない? これまた大人じゃありませんがな。

また、有事になると価値観の差も顕著になる。今回の地震を受けての反応を見ていると以下の通り。これ、個人だけでなく企業にも当てはまります。

1)お金儲けの好機到来!
2)他人事なので無関心
3)同情するけれど何もしない
4)漠然とした募金をする
5)チャンスがあったら行動したい
6)目的を絞った募金をする
7)自分の出来る範囲で動く
8)フルに時間を使う

おそらくランクが3つ違うと若干冷たさを感じ、4つ以上違えば「なんて冷たいんだ!」と思うだろうけど、価値観の違いってそんなモン。言っても頼んでも助けてくれない。人助けなんて説得されてやるような修行ぢゃないです。ちなみに日産と三菱自動車が電気自動車を貸与した件、クルマだけなら 4)。人を付けていれば 7)だ。

お金や物資を出して助けた気になる、というのは何もしないより5万倍くらい素晴らしいことだけど、もう少しだけ気遣ってあげると本当に困った人の役に立って喜ばれる。そうそう。本日、神戸から”貴重なモノ”を福島市の青年会議所に届けてくれた読者の方がいました。早速活用されているよう。

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・まず神戸のCさんからこんな連絡が。

「少しですが”貴重なモノ”を調達できました。国沢様の日記を見ていわき市の惨状を何とかしたいと思っています。東京到着は明日朝を予定しております。携帯まで連絡いただければ幸いです」

・いわき市には”貴重なモノ”が半分残っているので、出来れば当初私が行くハズだった福島市の読者の方(青年会議所)に届けて欲しいと連絡したら「解りました」。そのまま福島市に向かい昼にミッション終了! 夜に福島市のDさんからメールあり。

「国沢先生、土浦のB様、ご支援・ご協力本当にありがとうございます。皆様のお力を借りて、少しでも復旧の足がかりとして動いていきたいと思います。また、本日、兵庫県在住の読者のC様より、福島JCの事務局に支援の”貴重なモノ”と灯油を頂きました。

”貴重なモノ”を活かし本日、モニタリングポストで放射能暫定基準量が高濃度検出されたと無駄に騒がれている福島県 飯舘村へ支援物資 飲料水1,5t強を始め、食料、介護用のオムツ等々を運搬してきました。

思っていた以上に風評被害が酷く、かなり厳しい状況にあると感じました。本当に必要な場所へ支援物資が行き渡っていないことを実感します。これからは、いかに風評被害を払拭しないと必要な支援が受けれないし、物資も無いとだと思い知らされました。

皆様に置かれましては、福島県に住む者を決して差別なく風評被害の払拭に活動・理解くださいますようお願いします」

・今後も援助要請あり次第、ミッションを遂行していく予定。

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本日、4人で対談をしたらクリビツテンギョウす! だって「原発は原爆と一緒。最悪の場合、核爆発する」と言う人がいたのだ。最初は冗談かと思っていたら、どうやらホンキでそう考えているらしい。ここで明言しておく。原爆は非常に高い濃縮技術を必要とするほぼ100%のウラン235を必要とします。

一方、原発の燃料って穏やかな特性持つウラン238(ロウソクの芯にあたるウラン235を4%前後含む)。したがって臨界になっても爆発なんかしない。高い熱量を長い長い長い時間出し続けるだけ。目上の人だったので露骨な否定はしなかったものの、他の場所じゃみんな信じるんだろうなぁ。

うなぎ屋は雨にビビッて皆さん外出しなかったせいか、超々厳しい修行になりました。もったいないので食べることに。

気分転換にツイッターで流れているというペーソスを。

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「大丈夫なの?」って聞くと「大丈夫」って言う。

「安全なの?」って聞くと「安全なの」って言う。

「少し漏れてるの?」って聞くと「少し漏れている」って言う。

それはこだま? いいえ東京電力です。

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コメント

ウラン238は中性子を吸収してプルトニウムになるだけで燃料としては燃えていないはず。原発は一部のウラン235が燃えて(核分裂)熱を発生している。出来たプルトニウムももったいないから燃料を再処理して燃やそうとしているのが最近言われているプルサーマル(3号炉?)でまだ実用段階ではない。(プルトニウムの毒性極めて高し)高速増殖炉は自分の炉で出来たプルトニウムをそのままの状態で炉のなかで燃やそうというので増殖炉という。(元々の235の何十倍もの熱量になるはず)

詳しくないので、すいません間違っていたらごめんなさい

投稿: | 2011年3月24日 (木) 14:11

日々の生活においては、最低限、自分自身や自分の家族親族、友人、職場等、所属するコミュニティで、出来ることを徹底しようと考えています。

子供には節電の徹底、計画停電を知らない23区に住む人には、節電の啓発。職場でもこまめに電気を切り残業させない。ガソリンが潤沢になるまでクルマに乗らない、給油しない。早寝早起き。義援金募金の斡旋等々。

こういう意識が少しでも、人から人へ連鎖していくよう、心がけています。

また夏に向けては、窓にフィルムを張ったり、ベランダのプランターにキュウリやゴーヤを植えての「緑のカーテン作り」についても検討中です。

自分の様に受け身でも、出来ることはたくさんあると感じています。

投稿: アミーゴ5号 | 2011年3月23日 (水) 14:13

電力使用量はやっと公表されましたね。
是非、地デジのデータ枠や携帯にリアルタイムに
配信して欲しいと思います。

企業活動は、夜間を有効に使う事に賛成です。
昼間、“停電だから暇”などと言わない様に。

節電の為、TVの代わりにラジオが大活躍です。
ファンヒーターはストーブに。
お風呂は2日に一回。
緊急用に、アマ無線機も20数年振りに新調しました。

投稿: Tomi@群馬 | 2011年3月22日 (火) 18:13

阪神大震災の時、

全壊した父の店の前でまずコーヒーの販売を始めました。

震災後2週間目からです。

プロパンガスとコンロを車に積んで運びました。
震災後4週目ぐらいに電気が復旧したので、全壊したけど隣同士のビルと隙間がほとんどない古い木造だったので、夜8時過ぎまで店の中で営業しました。
解体の日まで。

自宅の再建、店の再建すべて借金をしないと出来ませんでした。

自宅のローンは一年足らずで、終了でしたが。

今はまだ被災者の皆様は身動き取れませんが、今後暫くすると避けては通れない金銭的問題が、大なり小なり発生するかと思います。

だからこそ、復旧作業を一刻も早く着手出来るように、政府がバックアップして燃料や物資の手配をしないといけません。
マイナスからのスタートは、結構ヘビーです。


被災地は年配の方々も多いので、公的機関が希望をもたらすような政策や補助などを早い時期に提示し、生活再建も同時進行出来るように願います。

投稿: かず | 2011年3月22日 (火) 14:13

原発(爆弾も)に関しては、西の人間の方がアレルギーはあれど、正しい知識を持つ人間が多いのでは?
実際、我が母は山一つ(と本人は言います)隔てただけで被爆を免れたと言います。(母は、長崎出身)
さらに、昭和1桁生まれですが、家族で一番病気知らずです。
実際の、放射能と向き合った人間の多くの証言が生きているかと。
風評被害を避ける為、正しい情報は大事かと思います。

投稿: nobu | 2011年3月22日 (火) 13:23

う~ん、私も核爆発はしないとは思いますが・・・
235と238だけという能天気な発想もどうかと・・・
3号機の炉心に入っているのはプルサーマルのプルトニウムを含む燃料のはずですし、
そもそも、発電中の原発の中では順次プルトニウムが生成され、そのまま発電に利用されているらしいですよ・・・(wikipediaより)
実際、使用済み核燃料からプルトニウムを抽出していますしね、日本は。
これが核弾頭を大量に作れるほど貯まってしまって使い道に困って出て来た発想がプルサーマルですからね・・・
万が一メルトダウンして燃料が一箇所に集まれば再臨界の恐れもありますし、そこまで楽観してよいかどうか・・・

投稿: もん | 2011年3月22日 (火) 10:23

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