« 2011年2月 | トップページ | 2011年4月 »

2011年3月31日 (木)

泥棒天国(3月30日)

やはり被災地の治安は確実に悪化している。原発から20km圏内は政府が泥棒天国に指定したため、どうなっているのか解らない状況。今頃になって立ち入りを禁止する措置を講じるようだけれど、相当の被害が出ていることは想像に難くない。以下読んで頂ければ解る通り、停電になるとセキュリティも働かない。

--------------------------

私は警備会社につとめており、コンビニのATMの作業等をしています。当社も現地では多くの被害を受けており社員数百人の安否が分っていない状態です。その為人手不足のため全国の支社から応援を出しています。先に応援に行っている隊員から現地での状況のメールが来ましたがとんでもないコメントがありました。

現地は電気もあまり来ていない様でコンビ二はほとんど営業していない為現金を回収する仕事をしているようですが、どうもATM内の現金が一部で消えているようです。電気が来ていなければ警備システムも止まってしまうため万一異常があっても感知できません。それを知ってか知らずかバールのような物で扉をこじ開けているようです。

通常は振動が加わっただけでも警備システムが発報します。まさかこのような事が起きているとは夢にも思いませんでした。こうなると、もしかしたら銀行のATMにも異常があるかもしれませんね。このような事がおきているなんて残念な事です。現地の治安状況を知っていただきたくコメントさせて頂きました。

--------------------------

何度も書く。日本は素晴らしい国だけれど、犯罪者が居ないワケじゃないことを忘れないで欲しい。高速道路の開通でいろんな場所から集まってきているんだと思う。避難所内での詐欺行為だって出てくる。ここは警察の出番です。お願いだから日本のイメージをこれ以上落とさないよう頑張ってくださいまし。

夕方のANAでソウルへ。羽田からだと2時間弱のフライト。韓国はイミグレーションや通関に時間が掛からない。18時30分に到着し、18時55分には市内行きの地下鉄に乗っていたほど。国内出張を変わらない気軽さだ。さてさて。明日はどんなクルマや技術が出てくるだろうか? 

| コメント (2) | トラックバック (0)

2011年3月30日 (水)

未だに波乱続く(3月29日)

福島市青年会議所のDさんから「喜多方ラーメンの炊き出しにガソリンを使わせて頂きました」という連絡をもらった。会津喜多方の青年会議所による400人分という大きな規模の炊き出しをいわき市で行ったそうな。被災者の皆さんが美味しいそうにラーメンを食べている写真もたくさんありました。

3281

会津地方は被災者の受け入れで大活躍している

3282

ノレンで気分が出ます

3283

少し落ち着いたら喜多方までラーメンを食べに行こう

大地震で困っている人のために何か力になりたい、と思っている方も多いことだろう。されど現状はいかんともし難い状況です。実際、突如被災地に行っても出来ることはないし、かといって闇雲に物資を送ったって被災者に届かない。ただ今回の震災は長期戦。やがて手伝えることも出てくるだろう。

私の気がかりは、気仙沼に住んでいる昨年のラリーで助けてもらった読者の方。今週末あたりになれば落ち着くでしょうから、訪ねてみようと考えています。その際、中越地震の時に痛感した「ボランティアをしている人を援助する方法」は無いのか考えてみようと思っている。

一方、うなぎ屋が相当シビアな状況になってます。叔母は1月に肺炎で入院した後、症状が進んでしまい一人で暮らすことは出来ないとお医者さんに言われ、帰れる見込み立たず。しかも長いこと頑張ってくれていた板前さんは膝の炎症のため立ち仕事が出来なくなり、3月一杯で隠居するという。

4月から新しい板前さん(もちろん仕事はベテランなので心配していない)になるので、本来なら1ヶ月くらい店を見なければならない。夜の部のバイトも2人同時に卒業となってしまう。せっかく金銭的な危機から脱したと思ったら、新しい修行です。それでも被災地の方々の苦労を考えれば何の!

| コメント (3) | トラックバック (0)

2011年3月29日 (火)

プルトニウム(3月28日)

興味深いことに若い人は買い占めをしない。中野のスーパーで買い占めしているのは私より10歳以上先輩の方ばかり。若い人達を見ていると案外焦っていない。ウチのムスメとムスコに「なぜ買い占めしないのか?」と聞いたら、全く考えていなかったという。物資不足を経験したことがないのだ。

一方、先輩方はモノ不足を体験している。75歳以上の方なら敗戦後とオイルショック。65歳以上の方もオイルショックでトイレットペーパー/ガソリン不足など体験してます。その時のことを思い出し、延髄反射的に買い占めをしてしまうのだろう。この世代がいる限り、物資不足のニュース流れた瞬間に始まる買い占めは続くと思う。

いや、今回のモノ不足で出遅れて「あちゃちゃ」となった若者も、次にモノ不足となったら真っ先に買い占めチームに入るだろう。自動車メーカーのカンバン方式(在庫を持たない)は仕方ないけれど、家庭ではある程度の在庫を持った方がいいと考えます。財政破綻という人災は天災より確実にやってきますから。

自動車業界を見ると開店休業状態である。新型車の発表も無し。自動車雑誌もネタが限られてしまった。私は地味な分野を主としているため何とか仕事あるけれど(この3週間というもの、クルマの原稿ほとんど書いておらず)、総合的に考えれば自動車専門誌の直近たるや極めて厳しいです。

困窮してるの、自動車ギョウカイだけじゃない。東日本のスキー場は3月12日以降、ガソリン不足でお客さんが来られなくなった。ゴルフ場も同じ。デパートや、レストラン、飲み屋、観光地(クルマのお客多い施設は致命的)の売り上げだって落ちたまま。派遣やアルバイトの解雇だって相次ぐ。

それだけじゃない。夜になって突如厳しい状況が発表されました。やはりプルトニウムが検出されたのである。今まで格違いに悪いキャラといってよかろう。プルサーマルの3号機は14日に爆発している。その際にプルトニウムが飛び散っているとしたら、原発の南西方向。ただ重いので遠くには飛ばない。

これから怖いのは魚介類です。プルトニウムは超微量であっても体内に入ってしまったら100%近い確率でガンなどを発症するという。原発周辺の海水は現在銚子沖まで流れ込んでいる。鹿島灘~銚子沖の海水を検査したら放射線を検出すると思う。早急にプルトニウムの有無をチェックして欲しいです。

U329

29日の海況(NOAA)。青い海面が福島沖から来る冷水の流れ

もちろん安全かもしれない。ただ現時点では情報量が圧倒的に少なく、とりあえず安全側に振っておくべきだと考える。私は自分で安全を確認できるまで暖かい海に住む魚(カツオなどですね)を食べます。いろんな意味で沖縄は現時点で最も安心出来る場所と言って良い。

| コメント (5) | トラックバック (0)

2011年3月28日 (月)

被災者に日常を(3月27日)

昨日の続きを。誰だって慣れないことや訓練していないことをやらされたら出来ない。けれどいつもと同じことなら出来る。被災地で物資を配っている役人はダメな人間じゃなくて慣れていないだけです。実際、多くの被災者を受け入れている埼玉県など見ると、役所が多いに頑張ってる。

避難所の運営を上手に行っており、ホスピタリティも素晴らしい。幼児の遊び相手や勉強を教える避難所まで出てきた。もちろん食糧に代表される物資不足も無し。ただこうなると次の段階に進むことを考えなければならないだろう。原発近辺から移動してきた人達は、下を見て数年戻れないと思う。

だったら1日でも早く避難所から出られる”道”を作らないとならない。具体的に言うと、中野のうなぎ屋は1名なら狭いながら部屋と食事と難しくない仕事を本日から提供出来ます。こういう環境、私だけじゃないと思う。1万件あれば、とりあえず1万人が避難所生活から抜けられるワケ。

ということで埼玉県の役所に勤めている知り合いに聞いてみた。すると「求人はこれからという感じです。とりあえず聞いてみます」とのこと。おそらく仕事の斡旋をしたら役所にも責任が発生することを危惧しているんだと思う。避難所に掲示板など作ってもらい、そこに求人情報を貼るだけでいい。

被災した人にとって最も必要とされるのが「普通の毎日」。避難所で楽しく過ごすことじゃない。求人情報が掲示板に貼ってあるだけで希望湧く。これも待ったなし。早く動いてくれると嬉しいです。被災者のニーズは日を追う毎に変わっていく。そいつを早い段階でキャッチしていかないとダメ。これまた臨機応変さが必要。

毎日放射線量のチェックをしていて気になったことなど。福島市は風向きが変わっても3マイクロシーベルト/h台の放射線量が続く。おそらく計測地点の土地&建物から出ていると思われる。どんな場所で計っているのだろう? この場所に24時間滞在すると胸のレントゲン撮影2枚分。

計測器の近くの土地や建物から出ている放射線なら無責任な情報だと思う。いろんな意味で広範なデータが必要。そもそも放射線量の高い場所なのに(すなわち重点的にチェックしなければならない)、どんな場所かも解らない1カ所の数値だけ一方的に出す意図がわからないです。

そうそう。昨日からプッツマイスターが1台加わっているようだ。この件、記者クラブに入っている大手メディアしか情報を得られないけれど、なぜか警察や自衛隊の活躍しか報道しない。三重県の中央建設は自分に責任のない原発事故ながら頑張っている。こういった人達の頑張りこそ報道すべきだと考えます。 

| コメント (2) | トラックバック (0)

2011年3月27日 (日)

役立たず(3月26日)

昨晩福島の読者の方から連絡あって、未だにガソリンは入手難だという。5時間並んで入れられれば幸運とのこと。しかも福島県の浜通りの状況たるや一段と酷くなっているそうな。そこで急遽手配し、積めるだけ積んでいくことになった(当然ながら法で許された量を法で許された容器に入れて、と書いておく)。


3月25日の国道4号の二本松近辺。約3kmの給油待ち

東京では普通に買えるようになっているガソリンながら、東北道に入るや全てのSAで給油待ちが発生している(これから行く方はオールアバウトの記事を読んでください)。北上と共に給油待ちの列は長くなっていく。ガソリンあるけれど(どこも在庫ある)、スタンドの給油ポンプの数が少ないのだ。

3251

3月25日時点でこんな感じ

郡山で福島市の青年会議所のDさんと待ち合わせ。福島県の大雑把な状況を書くと以下の通り。

1)屋内避難となっている原発の20~30km圏内は深刻な物資不足になっているという。というのも30km圏内には規制のため民間のクルマが入れない。当然ながら物資不足になっているのに、国は何も手を打っておらず。誇張抜きで食べ物や水が無くて亡くなっている方も出ているようだ。

2)福島市の物資集積所には食糧など豊富にある。昨日も消費期限を迎える直前のオニギリ3万個を青年会議所のメンバーが見つけ、県の役人を怒鳴りつけて持ち出し(その際もさんざん渋ったという)、20人で避難所などに配ったという。今や多くの集積所で腐っていく食べ物が発生しているようだ。

そもそも役人は臨機応変な対応を”しない”ことが求められている。突如混乱に巻き込まれても、そういった経験を全くしていないワケ。専門家じゃないのだ。出来なくて当然。したがって役人に物資の配給を任せること自体、間違ってます。もっと言えば能力ないことを役人が認識出来ていないから深刻。

もちろん役所の皆さんは一生懸命頑張っている。でも民間だと結果を出せない頑張りなど評価されない。私はクルマの評価をさせたらまぁまぁです。でも突如うなぎを料理しろと言われたなら一生懸命やっても出来ぬ。何とかモノになったような気がしても、やっぱり売りものにゃならん。

一刻も早くシロウトを現場から外さないと現在の状況は良くならないと考えます。なのに役人側は指摘される屋むしろ意固地になって民間人を排除しようとしている。プッツマイスターも全く同じ構図。もはや人災だ。しかも悔しいことに、規制をされてしまえばいかんともしがたい。

国はやっとガソリンが足りないのでなく、ガソリンを入れる場所が足りないと言うことに気づき、ドラム缶から直接クルマに給油することを許可した。こんなこと10日前から解っていたこと。政府もドシロウトばかりなのだ。なのに普通の国民は未だ物資を役人に託す。募金だって今すぐ役に立たない。

つまり手助け出来ないうことです。現時点で最も役に立っているのは、普通の人がお金を払って高速道路に乗り、直接被災者に渡す物資だと考える。または青年会議所などのボランティア活動(ガソリンを届けた会津若松の青年会議所メンバーはいわき市勿来で700人分の喜多方ラーメンの炊き出しを行うそうな)。

3262

東北道は多少路面が荒れているものの普通に走行可能

もし被災地に知り合いがおり、困っているというなら、国になど頼らず直接援助した方がいいと思います。緊急度が高い知人がいるけれど、どうしても援助出来ない方は相談に乗ります。右の「国沢光宏に連絡」からどうぞ。

| コメント (7) | トラックバック (0)

2011年3月26日 (土)

ダメな政治家を選んだ(3月25日)

東京都は被災地へ送る物資の受付を休止した。現地の倉庫が救援物資で満タンになってしまったからだという。一方、TVに写る被災者の皆さんは口を揃えて物資不足を嘆く。どうなってるんだろうか、とは思わない。何が起きているか容易に予想できます。受け入れ側に配る能力無いのだ。

中越地震の時もそうだったけれど、ボランティアセンターに救援物資が直送されている時は、いくらでも被災者の方に配れた。しかし物資が一杯になったため役所に持って行くよう変更した途端、極端な物資不足に。必要な物資をもらいに行くと、個数と理由と誰に配るかを申告しなければならなくなったのだ。

これはもう驚くほど見事な変化だった。今回もワケのワカラン識者だか先生だかが、救援物資を一度デポし、そこから配るよう提案したのだという。政府はそいつを真に受けた。結果、完全に動脈詰まってしまったんだと思う。物資が大量にあるのに現地は危機的な状況という、どうしようもない状況です。

ガソリン不足も危惧していた通り。タンクローリーを現地に向かわせたってスタンドの余力がない。東京は満タンにしとかなくちゃイケナイというジイサン達によって(10L以下で満タンになるクルマも少なくなったという)ガソリン不足になった。したがってわずかなガソリンの在庫を持たせるだけでイッキに解消している。

しかし被災地は本当に困ってます。東京より走行距離が長いからだ。タンクローリー1台入庫しても、あっとういう間になくなってしまう。鉄道のタンク車で運んでも同じ。そいつをクルマのタンクに入れることが出来ない。ツマらん規則より効果を優先する米軍にお願いし、ヘリで空輸してもらったらよかった。

もう一つ皆さんを怒らせちゃいましょう。大活躍中のプッツマイスター、三重の会社は15日に提供を申し出たそうだ。その後の状況についちゃ紹介した通り。自民党や公明との推奨あっても政府動かず。ドイツ政府からプッツマイスターを使えばよいという進言受け、プッツマイスタージャパンの在庫車を投入した次第。

本日時点で三重の会社のプッツマイスターも現場に到着しているが、大混乱中で待機させられている模様。上海から大阪に着いた62m級も現場に到着しているらしい。日本人は徹底的なダメダメな政府を選んだオノレを反省しなければならぬ。有効な対策は以下の通りだけれど絶対やらんでしょうね。

1)物流は大手運送会社に依頼する。

2)法規的に微妙な物資は米軍に依頼する。

3)情報は携帯電話会社に依頼する。

4)治安は警備会社に依頼する。

5)代案無しに否定するヤツは即外す。

ということで明日は朝から福島へ未だに不足しているという”貴重なモノ”を運びます。今や非常に厳しい状況になっている南相馬に物資を届けられないのだという。プリウスなら無給油で楽々往復出来るし、スタッドレスタイヤも履いている。タイした量は運べないけれど、不足したらまた往復すればいいです。

| コメント (9) | トラックバック (0)

2011年3月25日 (金)

ドイツの学者(3月24日)

便利になったもので、いろいろなデータを簡単に得られるようになった。なかでも大いに納得させらたのがドイツの学者さんによる放射性物質の拡散モデル(なぜ日本の学者さんがやらないのか不思議でならない)。これを見ると原発から西側地域の放射性物質飛来は15日だったことが解る。

2度目の爆発による15日の拡散で関東地方の野菜類や水が汚染されたということ。したがって昨今計測される放射性物質は当然ながら暫時減少していく。もっといえば、強い放射性物質に汚染された野菜や水は、皆さん全て食べたり飲んだりしてしまった、ということです。

3251_2

上の画像のファイル。ココをクリックすると動きます

また、飯館村など原発北西側で観測されている強い汚染は、1回目の爆発で飛んだ放射性物質によるもの。北西に3,5km離れた場所に破片が降り注いだと言われるので(この時に病院関係者が被ばくした)、相当強い放射性物質が飛び散ったと思われる。現在は心配しなくていいです。

ドイツ人学者作成のファイルを見ると、原発が今より厳しい状況になった時に逃げればよい地域を推測出来る。名古屋~富山を結んだ線より西側なら安心していい。繰り返すが日本の学者は頼りにならん。世界有数のスーパーコンピューター保有国とは思えない。無能な人や組織は有事になると明確に解る。

三菱自動車に続き日産からもリーフの活用情報が入った。報道されているより多い66台を投入済みで、全て日産グループから車両メインテナンス&サポート要員を派遣されているとのこと。これまで「モノ」だけ渡して援助した気分になっていたケースが多かったことを考えると素晴らしいです。

中野の隣のスーパーは依然として品物不足が続いている。ここにきて鮮魚の品揃えも減り始めた。幸いウチのうなぎは九州産。立て場の水は井戸水。今後水道の放射能が問題となれば、お米も練馬の井戸の水で炊けます。食べ物を提供する側としちゃ、やはり最良の安全策を取りたい。

参考までに乳児用の安全な水が確保できなかった時の対応策を。下の方法以外でも蒸留水を簡単に作る方法は多い。前述の通り井戸水も安全。東京都内だって井戸を捜せばけっこうあります

蒸留水の作り方

| コメント (6) | トラックバック (0)

2011年3月24日 (木)

ほたえな(3月23日)

空気を汚せば全てのモノに影響を与える。海を汚しても同じ。野菜だけでなく水道や土壌の汚染は当然のこと。貝や海草に代表される海産物からも放射性物質が検出されることだろう。こらもう当然。イマサラ焦っている政府や人を見ると不思議でならない。特に情けないのが人生の先輩方であります。

夕方、東京の水から放射能が検出されたというニュース流れるや、近所のスーパーで買い占めを始めたのは高齢者。これから30年生きるワケじゃないでしょ。どうでもいいじゃないの。若い奴らに譲ってやろうという気はないのか? 国会議員すら水を大量に買い込んだと言うからガッカリだ。

今まで国民の総意として原発を容認してきたのだから(原発容認派の議員を選んできたのは国民です)、そのくらい覚悟していなければならない。以前に書いた通り私も関心が薄く、消極的な意味での原発容認派でした。もちろんダマす方が悪いけれど、ダマされてからじゃ遅いでしょ。

ちなみに4号炉のプールで暴れている燃料棒は「使用済み」じゃなく「使用中」。まだ大量のエネルギーを持っている。その他、東京電力や政府が隠していることもたくさんあるに違いない。プッツマイスターの操縦は東京電力の職員がやっていると公表されているが、これだってウソです。

原発に限らず、同じようなコトが現在進行形でたくさんある。一段と危険性高まった財政破綻も同じ。体験して「どうなってるんだ!」と愕然とする人がたくさん出てくるに違いない。原発の安全性に対し意義を唱えていた人達は、津波の被害や点検時の燃料棒保管の危険さを指摘してました。

今からでも遅くない。自分や家族の安全の判断や対応は自分で行うようにすべきだ。そして賢く冷静になること。水道水から放射能出るのは、自然の摂理から言っても長くて1週間。大人なら東京の水道水の放射線量であれば1週間くらい飲んでも全く問題なし。いい大人がうろたえるな、と言いたい。

すでに福島県の物資、作物を忌諱する傾向が出てきた。福島県から来る人に対する受け入れ拒否も出始めたという。愚かしい大人がうろたえている。いわき市の危機も根っこは同じ。今後、風向きの悪い日に大量の放射性物質が飛び散れば茨城県まで巻き込まれるだろう。

参考までに書いておくと、私だって本当に危険だと思ったら1秒も躊躇わず逃げ出す(静岡~山梨~長野~富山以西なら心配なし)。オタンコな政府と心中する気などなし。その際は真っ先の皆さんにも情報を出します。それまでは「ウイスキーの放射能入り水割りをチョウダイ。ダブルで」くらい泰然としていましょう。

タイトルの「ほたえな」が解らない方は検索してみてください。

| コメント (6) | トラックバック (0)

2011年3月23日 (水)

i-MiEV活躍中(3月22日)

ホウレンソウとカキナから放射性物質が検出された。ツイッターで書いた通り、いずれも水洗いしない前の状態。あれだけ広範な地域に放射性物質が飛散しているのだから、露地栽培の葉っぱモノから検出されるのは当然のこと。「役人すごいね!」と思うのは、洗う前の状態でチェックしている点。

・追記 洗った後だという情報もある。もし洗った後の数字だとすれば(どの程度洗ったのか不明)、実際の放射線量は10倍以上ということに。

しかも驚いたことに洗った後の数値を発表していない。これじゃ精神的にコドモの輩が多い我が国だと過剰反応するでしょ! かくして表面のゴミさえ流せば食べられるかもしれないホウレンソウやカキナを大量に廃棄することになってしまった。もったいないし、この食糧不足の時にバチあたりだ。

神奈川県には知恵モノがいた。洗う前の数値を公表せず、洗った後の数値だけ公表したのであります。コドモな役人や政治家、メディア、消費者は簡単にダマされちゃう。神奈川県のホウレンソウは出荷継続となった。ただこれも姑息。消費者をダマしたことになる。両方の数字を併記するのが正しい姿だと思う。

夕方、近所のスーパーに行くと、案の定ホウレンソウが売れ残っている。しかも安くなっていた。いつ獲れたか不明ながら、露地栽培であれば放射性物質が検出される可能性大。でも洗えば問題なし。晩ご飯にホウレンソウのバター炒めで美味しく頂きました。被災地の方に申し訳ないです。

322

今後は様々な葉モノの放射性物質がヤリ玉にあがるだろう

夕方、三菱自動車から以下の通り連絡がありました。嬉しいことに昨日書いた 7)の運用をしてくれているという。本日もまだ被災地はガソリン不足。大活躍していることだろう。i-MiEVは100Vでの運用も容易なので、ガソリンが行き渡り始めたらより遠くの被災地に移動させればいい。

-------------------------------

貴殿ご提案もあり、災害支援用として東北地方で積極的にアイミーブを使用していただくべく昨日までに36台、本日、広報車全車含め9台を発送。合計45台を活用いただいております。さらに来週以降も使えるクルマをとにかく送るように動いております。

なお、車両は一旦、東北の販売会社に運び、そこから各自治体や団体(医師会など)にお渡ししますが、車両説明やメンテナンスを販売会社が担当するしくみで動いております(充電も場所によっては急速充電可能)。

被災地で使っていただいている方からも、「使える!」という実感を肌で感じ取っていただけている様子を報告していただいております。ありがとうございました。

-------------------------------

なんとなんと! 広報車まで被災地に送り込んでいるとは! しかも今や45台で、さらに増やそうとしている由。三菱自動車の国内営業本部を率いる相川さん(ディアマンテやeKワゴンのチーフエンジニアでした)なら期待に応えてくれると思ってました。一方日産は連絡無し。

それににしてもプッツマイスター凄い! 自衛隊ヘリ2機による作戦や被ばくを心配しながらの特殊消防車での放水、そして警視庁特殊放水車の玉砕劇、東京消防庁決死隊の突撃という厳しい厳しい仕事場に到着するなりサクサク準備を開始。あっという間に120トンの注水を完了しちゃった。やっぱし民間は凄い!

四日市の「中央建設」は17日にプッツマイスターの貸し出しを東京電力に申し出たら門前払いされ、それじゃと政府に具申するも「黙っとけ!」されたそうな。東京電力も日本政府も同じ穴のムジナですな。現在3台現地に急行中。中国からは一回り大きい62m型がやってくる。

| コメント (8) | トラックバック (0)

2011年3月22日 (火)

大人の行動(3月21日)

私がイメージする「大人」とは多少のことに動じず、泰然としている人間である。なのになのに! 今回の買い占めしている主役は、私より人生経験の長い方ばかり。ガソリンスタンドに並ぶ人しかり、近所のスーパーで店員を怒る人しかり。若い人を見ていると意外に冷静であります。

一方、若い人は強い放射能アレルギーを持つ傾向。ウチのムスメやうなぎ屋のバイトの男の子なんか完全に浮き足立っちゃってました。逃げることばかり考えていた様子。もう少し冷静になればいいのに、と思う。情報判断や、自主判断能力足りない? これまた大人じゃありませんがな。

また、有事になると価値観の差も顕著になる。今回の地震を受けての反応を見ていると以下の通り。これ、個人だけでなく企業にも当てはまります。

1)お金儲けの好機到来!
2)他人事なので無関心
3)同情するけれど何もしない
4)漠然とした募金をする
5)チャンスがあったら行動したい
6)目的を絞った募金をする
7)自分の出来る範囲で動く
8)フルに時間を使う

おそらくランクが3つ違うと若干冷たさを感じ、4つ以上違えば「なんて冷たいんだ!」と思うだろうけど、価値観の違いってそんなモン。言っても頼んでも助けてくれない。人助けなんて説得されてやるような修行ぢゃないです。ちなみに日産と三菱自動車が電気自動車を貸与した件、クルマだけなら 4)。人を付けていれば 7)だ。

お金や物資を出して助けた気になる、というのは何もしないより5万倍くらい素晴らしいことだけど、もう少しだけ気遣ってあげると本当に困った人の役に立って喜ばれる。そうそう。本日、神戸から”貴重なモノ”を福島市の青年会議所に届けてくれた読者の方がいました。早速活用されているよう。

-------------------------------

・まず神戸のCさんからこんな連絡が。

「少しですが”貴重なモノ”を調達できました。国沢様の日記を見ていわき市の惨状を何とかしたいと思っています。東京到着は明日朝を予定しております。携帯まで連絡いただければ幸いです」

・いわき市には”貴重なモノ”が半分残っているので、出来れば当初私が行くハズだった福島市の読者の方(青年会議所)に届けて欲しいと連絡したら「解りました」。そのまま福島市に向かい昼にミッション終了! 夜に福島市のDさんからメールあり。

「国沢先生、土浦のB様、ご支援・ご協力本当にありがとうございます。皆様のお力を借りて、少しでも復旧の足がかりとして動いていきたいと思います。また、本日、兵庫県在住の読者のC様より、福島JCの事務局に支援の”貴重なモノ”と灯油を頂きました。

”貴重なモノ”を活かし本日、モニタリングポストで放射能暫定基準量が高濃度検出されたと無駄に騒がれている福島県 飯舘村へ支援物資 飲料水1,5t強を始め、食料、介護用のオムツ等々を運搬してきました。

思っていた以上に風評被害が酷く、かなり厳しい状況にあると感じました。本当に必要な場所へ支援物資が行き渡っていないことを実感します。これからは、いかに風評被害を払拭しないと必要な支援が受けれないし、物資も無いとだと思い知らされました。

皆様に置かれましては、福島県に住む者を決して差別なく風評被害の払拭に活動・理解くださいますようお願いします」

・今後も援助要請あり次第、ミッションを遂行していく予定。

-------------------------------

本日、4人で対談をしたらクリビツテンギョウす! だって「原発は原爆と一緒。最悪の場合、核爆発する」と言う人がいたのだ。最初は冗談かと思っていたら、どうやらホンキでそう考えているらしい。ここで明言しておく。原爆は非常に高い濃縮技術を必要とするほぼ100%のウラン235を必要とします。

一方、原発の燃料って穏やかな特性持つウラン238(ロウソクの芯にあたるウラン235を4%前後含む)。したがって臨界になっても爆発なんかしない。高い熱量を長い長い長い時間出し続けるだけ。目上の人だったので露骨な否定はしなかったものの、他の場所じゃみんな信じるんだろうなぁ。

うなぎ屋は雨にビビッて皆さん外出しなかったせいか、超々厳しい修行になりました。もったいないので食べることに。

気分転換にツイッターで流れているというペーソスを。

-------------------------------

「大丈夫なの?」って聞くと「大丈夫」って言う。

「安全なの?」って聞くと「安全なの」って言う。

「少し漏れてるの?」って聞くと「少し漏れている」って言う。

それはこだま? いいえ東京電力です。

| コメント (6) | トラックバック (0)

2011年3月21日 (月)

人としてカッコよく(3月20日)

中野へ行くべく自転車で家を出ると、いつもの「昼間だけ右折禁止」の場所でパトカーを含め警官多数で取り締まりをしている。イマドキの東京はガソリン不足のため昼間だって道路ガ~ラガラ。右折禁止は渋滞防止。右折車両いたって渋滞なんかしませんがな。治安維持のためなら交差点に警官一人立たせるだけで十分かと。

こんなところでお茶引いているなら夜間になると真っ暗な被災地に行って欲しい。基本的に安全な日本ながら、犯罪者がいないということじゃありません。警視庁は素晴らしい手柄を立て賞賛されている東京消防庁や自衛隊と好対照。実際、通りがかりの歩行者にまで「なんでこんな所にいるのか?」と意見されてました。

中野に行くとスーパーは相変わらず生鮮食料品を除いて品不足傾向。されど刺身や野菜類、肉類、お総菜、弁当類まで豊富にある。焦って買いあさらず、あるものを食べたらいいのに。お米だってずっと売り切れているが、炊いたご飯は通常の価格。そもそも寿司屋もうなぎ屋もラーメン屋も普通に営業してます。

ただ野菜の放射汚染などで、これから不足傾向になる物資もあろう。昨日ツイッターで「農作物は落下してくる放射性物質が付くのは当然のこと。洗ったら落ちるかどうかの数値も併記して欲しい。でないと風評被害で全ての農作物が心配になります。もし安全な数値まで落ちるのなら、茨城のホウレン草も廃棄しないで使う方法を考えられる」と書いた。いろんな意味で知恵が欲しい。

昨日物資を運び込んだいわき市青年会議所のAさんからメールが届きましたので以下紹介させていただきます。

-------------------------------

昨日は本当に本当に貴重な物資を我々に届けて頂き誠にありがとうございます。この地を何とかしたいと思っている仲間に連絡し20Lづつ配りました。

おかげ様でかなり遠くの老人ホームまで不足している支援物資を届ける事が出来ました。また、路上で止まってしまっていたシルバーマークを付けたおばあさんにわけてやることが出来ました。まだ半分以上残っているので大事に使わせて頂きます。

国沢さんには、被災地であるいわきをみて、どのようにお感じになられたでしょうか?
おそらく人が少ないと感じたのではないかと思います。もともと人口34万のまちですが今回の原発事故の件で大半の人が県内外へ避難してしまいました。1日でも早く昔のいわきに戻したいと思って頑張っていますが、若者がいないのです。

私も子どもと妻と親を県外へ避難させ毎日 復興の為に悪戦苦闘しております。もう少しで原発問題が何とか目処がつきみんなが帰ってきて復興に向けて本当の意味でスタートが出来ると考え、残った仲間とがんばっております。

ご恩の為にも私たちは地域の為にがんばります。ありがとうございました。

-------------------------------

本日はやはりラリーの際に援助していただいた土浦の青年会議所OBの方が、いわき市への物資輸送作戦を敢行いたしました。明日は神戸に住む援助メンバーの方が、同じく”貴重なモノ”不足に苦しむ福島市の青年会議所の方に届けてくれることになっています。以下、土浦の方です。

-------------------------------

国沢師匠の素晴らしい行動力に触発され、いてもたってもいられず、私もいわき青年会議所に支援物資を届けに行ってきました。

緊急車両の通行証は、地元の警察署で速やかに発行してもらえました。道中の常磐道は、師匠の日記にある通り、交通量は少なく、ローリーは往復で1台見かけたのみでした。

わずか往復4時間の、ほんの私の気持ちからの行動でしたが、今回速やかに行動に移せたこと、またいわき青年会議所の方に喜んでいただけたことに、自分なりの評価をしたいと思います。

国沢師匠、アドバイス有難うございました。

-------------------------------

本日10時から常磐道はいわき中央まで開通した。いわき方面に困っている知り合いがいたら、政府に期待せずダイレクトに物資を届けられます。もう数日するとガソリン不足は解消すると思う。東京からだと往復450km。燃費良いクルマなら補給なしで往復可能。今のままなら放射能は心配ないです。参考までに中越地震の際のレポートを。

中越地震の時の援助レポート


| コメント (4) | トラックバック (0)

2011年3月20日 (日)

いわき市へ(3月19日)

昨年のラリーの時にサポートしてくれた人が福島市の厳しい状況を教えてくれた。とにかくガソリン無いという。青年会議所で水などを必要としている人に配っているのだけれど、それもままならないそうな。16日くらいからボチボチとガソリンも入ってきたけれど、緊急車両へ優先されている。被災者は緊急車両ではない。

19日朝になっても好転しないどころか、さらに厳しくなっているそうな。そこで”貴重な物資”を届けましょうか、と返事したら「出来るなら福島より厳しいいわき市に届けて欲しいです」。聞けば水などを全く配れない情報になっているという。今や東京でも貴重な物資だけに無理かな、とも思ったが、そんなことしかお手伝いできません。

11時より早速複数の「あて」に問い合わせてみる。最初は2つとも「何とかなりそうです」。良かった、と安堵し容器などの手配を始めていたら、1つから「ブツはあるけど協力出来ないことになりました。ごめん」。しかしもう1つが「出来ることなら手伝いましょう!」。たぶん大丈夫です。

マリーナに係留されているフネには大量の”貴重なモノ”が埋蔵されている。こんな時期にフネ出す人もいない。マークルーザー2基掛けのフネなら、飲み水不足で極めて厳しい健康状態(血液に起因する心臓や脳関係の深刻な症状でる)のお年寄り達に物資を配るクルマ10台を数日間思う存分動かせる量の”貴重なモノ”を持つ。

これを売ってもらえることになった。量が量だけに相当な金額になるけれど、昨年のラリーの時にサポートしてくれた赤羽の大恩寺の住職が、1秒の躊躇いも無しに「困った時はお互い様。援助させていただきます」。困ったのは”貴重なモノを入れる”容器。探し回ったのだけれど全く無し! 

これまた『ホームピック関町店』に「少しでも役に立ちたい」という人が居て手配してくれるという。さらにベストカーで連載コラムを持つ長野さんが緊急車両の通行証を取得してくれた。文字通り幸運に恵まれ、16時過ぎに全ての準備が整う。さすがに軽トラックだと積載量の関係で厳しいため、850kg積みのトラックを調達。

3181

コ・ドラは長野さん。心強い

常磐道を北へ向かう。全体的に交通量少ない。特にトラックやローリーは皆無に近い状態。長野さん曰く「東北道も普段よりトラックの数が少なかったです。とうてい物資足りているとは思えないです」。水戸から規制区間になる。検問所は、もはや通行証の目視だけ。被災地の警察は事態の厳しさを認識してます。

途中、日立と北茨城の中間地点くらいでNHKのラジオから、聞き慣れた「ピロンピロン」の地震警報音。おおっ! と思って速度落として様子を見ると、変わりなし。12年落ちのトラックだと震源地のほぼ真上で震度5強を喰らっても気づかない! ピロンピロンの時はすでに激しく揺れていたハズ。

3182

ほとんど走っているクルマ無しの常磐道規制区間

無事いわき市に到着したら、全く人が居ない! 映画に出てくるシーンのよう。20時前なのに駅前のバスロータリーはバス皆無。というかクルマも無し。到着したら”貴重なモノ”を運ぶ場所を電話で聞くことになっていたのだけれど、折からの地震で全く繋がらない。人の居ないビル街を迷っていたらカングーが。

青年会議所の場所を聞こうとするが、窓を開けない。客観的に考えてみると、普通ならナニが起きてもおかしくない状況。というか、考えようによっちゃ犯罪起きてないのは信じられないこと(もしかしたらコソ泥は横行してるかも)。カングーの人も用心したんだろう。東京から物資を運んできたことを告げると、丁寧に教えてくれました。

考えてみれば”貴重なモノ”を大量に持っている。そんなことないと解っていても、ちょっと怪しい感じのクルマが通りがかると(実際、数少ない走っているクルマは物色しているように感じる)身の危険を感じます。長野さんと二人で良かった。全く電話繋がらないため、駅前の交番に。

すると警察とは思えないくらい、心のこもった対応。本当は悪い人達じゃないのね、と実感す。こうして無事いわき市の青年会議所に到着。明日から数日間は心おきなく物資を配れると思う。今後もこういった任務を遂行したいけれど、逆にドンドン規制が厳しくなっていく。どうしたらいいだろうか? 

3183

詳しくは明日にしたいが、今後茨城県以北は放射能の被害で農産物や水産品を中心に壊滅的なダメージを受けると思う。以下、福島市の方から20日の朝に頂いたメールを紹介させていただきます。

-------------------------------

この度は本当にありがとうございました。どうお礼を言えばよいのか、言葉が見つかりません。今すぐは叶いませんが、いつか必ずお礼をさせていただきたいと思います。いわきの地で窓口となった、Aと夜に話をする事が出来たのですが、途中から向こう側が泣いていて上手く話せませんでした。

福島市内も、今週中には不足している物資も手に入ってくると思われます。そうなれば、あとは沿岸部 浜通りから避難されてきた方がいる避難所にどれだけ必要なものを的確にお渡し出来るか、その一点だと思います。

| コメント (10) | トラックバック (0)

2011年3月19日 (土)

逃げるべきか?(3月18日)

昨日あたりから「東京から逃げた方がいいだろうか?」と聞かれることが多くなった。もちろん答えは「とりあえず問題ないと思う」。政府があまりに情報を隠すため、みんな疑心暗鬼になっている。外国人の日本脱出も情報を海外から得ているためで、その海外だって判断できる情報なんか持っていない。

原発で何らかの爆発が発生し、放射性物質が飛び散らからなければ、すでに避難地域となっている20km圏内でも危険な数値ではない。ちなみに現在出ている平時より大きな数値は、これまでの爆発で飛んできた放射性物質だと考えられる。雨が降って流れるまで高めの値になるだろう。

爆発があった場合、風の方向で飛散地域は決まる。到着する時間は風速で決まる。風速5mなら、1時間に18kmの速度で拡散するということ。その間に薄まるため、100kmも離れれば濃度も下がる。100km圏内であっても飛来している時間帯だけ屋内に避難すればいい。いずれにしろ情報が重要。

民法はACの同じ広告を繰り返すなら、その時に風向きの情報を流せばいい。ACも同じCFを流してばかりいないで、そのくらいの社会貢献をすべきだ。今や繰り返し広告は社会のストレスになりつつあることくらい認識出来るだろう。いずれにしろ早急に逃げる必要など無い。

| コメント (12) | トラックバック (0)

2011年3月18日 (金)

遅い(3月17日)

ムスメが海外の反応を絶えず教えてくれるのだけれど、原発に対する意見は猛烈に厳しい。自衛隊と警視庁の放水作戦も日本のメディアは「それなりに効果あった」と自讃するも、海外では焼け石に水と言われているようだ。何かやっているように見せる政府のポーズだと思われているらしい。

夜、自衛隊のヘリから東電の職員が撮影したブレブレの動画が発表された。作戦で大切なのは状況分析である。アメリカも無人偵察機プレデターを飛ばして情報収集しているようだ。ただプレデターは上空で停止することは出来ないため、詳細な状況を伝えることは難しいと考えます。

政府に知恵モノは居ないのか? 30km離れた所からブレない画像を提供できるTV局の高性能カメラに協力してもらえばいい。現在観測されている放射線量は1kmも離れると人体に影響のないレベルだという。そこでホバリングして撮影すれば、相当精密な画像を大量に入手出来る。

物資は本日からやっと届き始めたようだけれど十分と言えない。ただ配送センターにはすでに保管しきれない量の援助物資が到着していると思われます。タンクローリーも到着したのはいいけれど、直接クルマに補給出来ないため、すぐにガソリン不足が解消するとは考えにくい。我が国の秀才は兵站という概念を持たぬ。

日産と三菱自動車に電気自動車を被災地に送ることを提案したものの、依然として検討中だという。検討しているウチにニーズは無くなってしまう。被災地で必要な物資は刻々と変わっていくからだ。中越地震の時は日産も三菱自動車も即座にクルマを提供してくれたのに。緊急時の「検討中です」ってゼロ回答です。

東電はリアルタイムで電力使用量を提供すべきだ、と書いたけれど、きっと消費者を信じられないのだろう。「リアルタイムで消費量出したらむしろまだ大丈夫だと判断して使うヤツも居て破綻する」みたいに進言するオタンコが居るからだ。日本人はバカばかりじゃない。というかバカの割合は1%にも満たない。

東京はいつもと違って暗い。今後心配なのが無法者の出現だ。きっと治安に問題出てくる。もし無法者に遭遇したら、無視しないで対応しよう。その場合、一人で対応しようとしてはいけない。必ず何人かに声を掛け、力を合わせて押さえ込んで欲しいと思う。外で大きな声が出たらすぐ飛び出す、といった対応をお願いします。

| コメント (9) | トラックバック (0)

2011年3月17日 (木)

それぞれの役割(3月16日)

午前中取材&原稿書き。昼から中野へ。うなぎ屋は営業中であります。死んだジイサンは「食べ物商売はどんな時でも正しい金額で顧客に提供するのが使命」だと言っていた。だから第二次世界大戦中も、敗戦で物資のない時も営業したという。ホントに物資無いときは川越まで買い出しに行き、コロッケを作ったそうだ。

だから可能な限りうなぎ屋を開けておくつもり。隣のスーパーに行くとお米売り切れ。ウチはいつも通りです。幸い主たるエネルギーは炭。お米炊くのもガス釜(この方が美味しいと思う)。停電しても耐えられる。それでもガラガラ。いつもの売り上げの半分くらいしかありません。いずれにしろジイサンの意志は可能な限り継ぐ。

驚いたことにスーパーはティッシュとトイレットペーパーが売り切れ。いつ入荷するか解らないと書いてある。ガソリンスタンドの行列と合わせ、オイルショックの時みたい。参考までに書いておくと、オイルショック時のトイレットペーパー切れ、原因はみんなが我先に買ったためだという。

ちなみに私の家は地震以後、何も購入していない。ガソリンも購入していない。幸いプリウスは4分の3くらいガソリン入っていたし、リーフも5分の4といったあたり。自転車で中野に行っているため、1ヶ月くらい補充不要かと。食べ物も財政破綻に備えてあるから、これまた1ヶ月くらいなら全く問題なし。

おそらく私のことを信じていただいている方も、今回の物資不足くらいじゃ微動だにしていないと思う。本当に恐れている事態は都市部でも現在の被災地に近いと考えている。キリギリスになってはイケナイ。というかキリギリスのアクティブさとアリの周到さの両方を持たなければならないと考えます。

明日からも風向きの情報をツイッターで。今までツイッターはあまり意味のないメディアだと思っていたが、今回再認識させられている。少しでも皆さんの役に立てれば嬉しい。というかこんな時に沈黙しているジャーナリストは天職じゃないと考えます。私は何か少しでも役に立つ情報はないか起きてから寝るまで捜してます。

アタマを使えば社会貢献はいくらでも出来る。停電中、歩行者用の信号機は警官が配置されないケースも少なくないようだ。家にいるなら、高齢者の安全確保のためにもボランティアで見に行っていただきたい。実際そんなシーンに遭遇し、助けてあげられた。皆さんよろしくお願いします。

それぞれ自分の仕事を頑張って欲しい。経済活動だって重要です。

| コメント (4) | トラックバック (0)

2011年3月16日 (水)

日本脱出(3月15日)

おそらく世界的に原発を見直す動きが出てくると思う。以前から指摘されていたことながら、テロリストからすればこれほど容易な攻撃目標などない。原子炉そのものは極めて強固に作っても、補機類は脆弱。そいつを証明してしまった。エネルギー政策の大きな転換点になるだろう。

外国から見るともはや終わりのように感じるのだろう。日本に駐在している外国人の多くが日本から脱出し始めている。大手芸能事務所であるオスカーのマネージャーによれば「外国人のモデルが本日の便でみんな帰国しました」。確かに私が外国で今の日本のような状況に出会ったら帰る。

非常に厳しい状況となった原発については、たくさんの情報を頂いた。やはりトラブル時の対応策は何重にもなっている。最悪に場面を迎えたとしても、核爆発したり地面を溶かしながら沈んで行くようなことはない。核燃料が線香花火の赤い玉のようになって台座の上に乗っている状態になるという。

ただし! 4号炉のトラブルは想定外だと思う。格納容器に入っている燃料棒は、オリの中に入っているライオンと同じ。4号炉の場合、燃料棒は格納容器の外にある。麻酔を打って動物病院の中に寝かしていたような状態。それが覚醒し始めてしまった。ここには幾重ものバリア無し。

その場合、放射性物質が飛散するため、風向きをチェックしながら逃げるという対応策になる。ヘタすると東京でも毎日レントゲン写真撮られるような放射能を浴びることになってしまう。最悪の事態にならないよう、関係者に頑張ってもらうしかありません。今のところ私は逃げる気なし。

政府がリアルタイムで風向きと東京都内の放射能を公表しない状況に於いては自衛しかありません。当面いくつかのパラメーターをチェックしながら、可能な限りツイッターでレポートしていきたい。自分の安全は自分で守るしかないのだ。ダメージ受けてからモンク言っても手遅れ。

夕方、仕事でラジオ日本まで行く。途中、東京が暗いのに驚く。コンビニは最低限の明かりになっているし、派手なネオンサインも消灯中。新宿なんかいつもの風景と全く違う。我が国の民度は皆さん想像している以上に高い。この国ならたいていのハードルを乗り越えられると確信しました。

計画停電の件も東電の電力消費量を常時TV画面の一部にワイプで出しておけばいい。日本人は目標を可視化したら世界一である! 停電の上限に近づいたら節約するという対応策を自主的に行うだろう。そしたら病院や鉄道に代表される「公共性の高い施設」の停電をさせないで済む。

| コメント (10) | トラックバック (0)

2011年3月15日 (火)

茶番劇(3月14日)

私たちは茶番劇を見せられているのだろうか? TVを始めとしたメディアが現地に入れている。中越地震でも感じたけれど、復興へのチカラは強い! すでに大型の車両も通行できるようになったようだ。一方、警察が管理という名目の通せんぼをしている東北道は、見てきた人によればガラガラだという。

我が国はどれだけ多くの米の備蓄を持っているのか民主党は知ってるのか? なのにTV画面の向こうで被災者の皆さんは「食べ物がない」を繰り返す。初動の遅さにあきれるばかり。血管を詰まらせているのは国です。自分たちじゃ何も出来ないのだから、少なくとも運送業者だけでもフリーパスにして欲しい。

メディアの取材ヘリが被災者を助けないということで非難する人も多いようだけれど、日本の航空法だとヘリコプターといえども気軽に着陸出来ない。そんなことやってカメラでも回していれば、即刻免許の取り消し処分の対象になってしまう。悔しいことに「ここに困った人が居ます」という一心太助のマネしかできない。

聞けば隔靴掻痒の思いだそうだ。TVを注意深く見ていれば解る通り、カメラマンはファインダーを覗いている限り無敵である。地震の揺れで争乱状態のTV局の中、カメラマンだけ無防備で動き回ってます。批判の対象となる現場取材の記者も、命掛けであることは認めてあげて欲しい。彼らはリスクを認識してます。

というかメディアが現地に入っているからこそ、現地の状況が伝わってくる。メディアの頑張り無ければ、未だに何の情報も入ってこないだろう。北朝鮮のように国営のメディアが「国は頑張ってます」という情報ばかり流したら、実態は何も見えてこない。オタンコでKYで礼儀知らずな記者は少なくないが、頑張っている人も多い。

今後の展開は読める。1週間もすると被災者の所に保管場所に困るほど大量の水や食糧が届く。そしてボランティアと役所の勢力争いになる。ボランティアの活動範囲は役人によってドンドン狭められていく。こうなると困っている人がたくさんいるのに、善意のボランティアは待機するしかない。

災害ボランティア担当になった辻元清美元国土交通副大臣の手腕に期待したい。

物資を運ぶトラックが通れそうなルート

| コメント (4) | トラックバック (0)

2011年3月14日 (月)

3日以内にM7?(3月13日)

残念なことに大きな被害となるや必ず火事場泥棒が出る。中越地震の時も多数出没した。なのに13日は覆面パトカーや駐禁を取り締まっている警官を見かけた人多数。どうなっているのか? 信じられません。民間人は助けに行けない。お願いだから困っている人の側に行って欲しいです。

最初の発表だと荒川区だけだった東京の計画停電、深夜になって突如私の家の近所も第一グループに組み込まれた。何と6時20分~10時。16時50分~20時30分の2回! 有り難いことに朝ご飯と晩ご飯の時間帯だったりして。しかも西武線も駅が停電になるため、近所の駅は運休。

まぁこんなこと困っているウチに入らない。心配は今後3日間以内にM7クラスの余震がくる可能性70%という予報。発生するとすれば千葉県東方沖で、そうなれば東京も無事じゃない。しかも千葉東方を震源とする地震が増えてきた。これでエネルギーを解放してくれることを望む。いつものようにハズレて欲しい。

東京以北に住んでいる読者の情報によれば、圧倒的な品不足に陥っている模様。東北道を始め、幹線道路に猛烈な交通規制が掛けられているという。ただあまりに厳格な規制を行っているため、ガラガラとのこと。4トントラック1台通してくれれば避難所1つの数日分の食糧を送れるのに。

交通状況

政府は警察に対し「有能な人を配し交通渋滞にならない範囲で物流させて欲しい」と指示すべき。送りたい物資はあるし道路もガラガラなのに被災地が困窮するという愚かな事態になってしまう可能性大。1000カ所の避難場所あるとして、1000台の4トントラックがあればいい。早急な対応を切望します。

| コメント (11) | トラックバック (0)

2011年3月13日 (日)

日本の精神的美しさ(3月12日)

原発についてNHKに出ていた東大の教授はウワごとのように安全だを繰り替えし、気象庁御用達の学者は三陸沖と新潟の地震について「全く関係ない。偶然」と言う。信じられないです。実際、大手メディアと気象庁を好ましく思っていない学者は、原発の問題をシビアに捕らえ、房総沖の地震を案じている。

趣味の世界である自動車の評論であれば人によって意見が割れるのもいいだろう。でも安全に影響のあるような事象であれば、両論をキッチリ公表して欲しい。グダグダになってる連中を横目に被災地で頑張る現場の人たちの働きは、役場の人間も消防関係も揃って素晴らしいです。

昨日、中野が心配だったためバイクで出かける。電車は止まっているし、クルマだと交通に負担を掛けるからだ。折しもの帰宅ラッシュとあって、夕方から中野駅大混雑。トボけたことにJRときたら早々と「今日は運休」だって。夜になって私鉄や地下鉄は徐行運転ながら動き出すも、JRだけリタイアを決め込む。

枝野官房長官は「徒歩での帰宅は危険なので会社に戻って欲しい」。しかし! 日本人の素晴らしさを実感しました。大混雑の中野駅ながら、原因が原因だけに全く混乱せず、いつ来るか解らないバスを待つため整然と並んでいる。早稲田通りは歩いて帰る人多数。警察の姿など皆無。それでも不安感など誰も持たず。

強い揺れに見舞われたデパートでも商品の略奪なんか無し(プロの火事場泥棒は居ると思う)。停電したコンビニの店頭で皆さん整然と商品を買っている。日本くらい多い人口を持ちながらこんな治安の良い国など世界中探してもないです。日本に居る外国人も犯罪を起こさないことを考えると、日本の良さは強い影響力を持つんだと思う。

今後の課題は「どうやって緊急事態を乗り切るか」。外国からの援助隊もたくさん来る模様。この際、得意な分野を活かして頂けるよう、真摯にお願いしたらいい。日本人は「自国で十分対応できる」と思いがちながら、視点を変えるといろんなことが見えるもの。助けてもらうと元気も出ます。

CNNが伝えるところによれば米軍の作戦名は『Operation Tomodachi』とのこと。気持ちだけでも嬉しい。

| コメント (8) | トラックバック (0)

2011年3月12日 (土)

みなさん大丈夫?(3月11日)

午前中叔母の病院に行って帰宅。中野に行くべくクルマに乗ろうとしていたらユラユラと揺れ始めた。どんどん激しくなる。家の中が心配なので入り(頑強な構造になっているので最も安心)、片っ端から倒れそうな家具を捜す。一番危なそうなキャビネットを確保。それにしても長くで大きい揺れ。飛行機で大きな乱気流に突っ込んだみたい。

コドモと中野が心配だったので電話すると、コドモは二人とも連絡取れず。中野はすぐ連絡取れ「大丈夫です」。続いて10分くらいしてムスコから電話あり「危なかったけど大丈夫。ただクルマのカギも家のカギも取りに行けず、これからどうしたらいいか考え中」。ムスメは栃木県の小山方面に行ってる。

しばらく連絡取れなかったのだけれど、試しにツイッターを見たら「帰宅できるか今日」という書き込み。ムスメとはツイッターを通しその後も連絡できました。いろんなツールを持っているとナニか役に立つということを知りました。ちなみに携帯電話やメールはついに終日繋がらず。

驚いたのは大きい津波が来たこと。TVを見ると地震直後は「最大で6m」とコメントし字幕も出ていたが、やがて「第一波観測。10cm」みたいな内容となった。これまでの津波警報は例え大津波警報であっても被害無しというケースばかり。日本の制限速度と同じくオオカミ少年だ。その上で「第一波10cm」となれば気を抜く。

結果的に大きな被害を出したと思う。飲み込まれていく町並みを見て言葉を失う。避難出来ていることを願う。少なくもクルマに乗っている人はラジオで情報を聞いていたはず。第一波の小ささで安心した人が津波に巻き込まれていたなら人災である。そもそも10cmは第一波じゃないでしょう。

原発も心配だ。原発の緊急停止時に行う炉心冷却は、私の拙い知識でも「違うロジックで何通りか」と認識してます。大型旅客機の脚の場合、正常は1)油圧。トラブル起こしたら2)電動。3)それでもダメなら風車を出して発電しモーター駆動。4)最後は人力、と4重の違うロジックを講じている。

原発の炉心冷却は旅客機以上だと聞いてます。したがって1)外部電力。これが切れたので2)ディーゼル発電にしようとしたけれど掛からなかったらしい。3)バックアップのバッテリーで冷却水を回し、その間に電源車を派遣するという方法はうまくいったように思えたが、電気を繋げなかったようだ。

これで三つ。公表されていないものの、間違いなくあと二つはあると思う。そいつが機能してくれことを願うばかりだ。

被災された方にお見舞い申し上げます。

| コメント (5) | トラックバック (0)

2011年3月11日 (金)

リーフで海へ(3月10日)

リーフの試乗会。自分のリーフで日産本社まで行き、そこから広報車のリーフに乗り換え、佐島方面へ。私のリーフは広報車のリーフより出来が悪いか、という確認でありますな。リーフの開発責任者(チーフ・プロダクト・スペシャリスト)の見解を含め、この件についちゃ週末のヒマネタにでもしましょう。

3101

江ノ島が遠くに

横浜から高速を乗り継いで50km。佐島まで来ると仕事だと言うことを忘れてしまう。漁港の前にある魚屋さんがイイ。今日はアジがたくさん取れた模様。新鮮なアジ詰め放題で200円! このサイズ、フライにしたら最高でしょう! 試乗会の途中だったので購入を断念。つ~か釣りに行くぞ! 

3102

釣りに行ったら200円じゃスマンな

私のリーフ、気合い入れて乗っても10km/kWhは出ない。乗り方に問題あるのかと思ったりもしたけど、考えてみれば私はプリウスで55,5km/L出したことあるエコラン大王でありました。広報車のリーフでちょっと頑張ったら簡単に10km/kWhを突破。どうなってるんでしょ?

3103

電費10km/kWh。満充電で200kmも難しくないと思う

そうそう。白の壱号ともおさんが「横横道路の横須賀PAの急速充電器は時間が掛かる」とブログに書いてあった件、20kWhの中容量タイプかチェックしてみることに。しか~し! 下り車線は先客あり。タクシーですね! チェックしてみたら残り49分という表示! あらま! やっぱし時間掛かるのね!

3104

恐れていた充電待ち

下り車線は諦め、帰りに上り車線の横須賀PAを試してみた。カプラー差し込んで充電開始すると、20kWの中容量タイプなのかと思いきや出力電流95Aの表示。当然ながら50kW大容量タイプであります。したがって本来なら30分のハズ。後で日産の技術者に聞いてみたら、ここの充電器、問題になっているそうな。

3105

もう少し上がりそうな気配濃厚

近々チェックしに行くという。それにしても面白い! ガソリンの値上げで大騒ぎしているのに、デンキはタダで貰える。リーフに乗っているとガソリン高騰なんか全く気になりませんね。明日はどこでデンキを貰おうか? 買い物ついでにでも買ったディーラーに寄って充電してもらいましょう。

夜、長野の上田から読者の方が「東京に出張で来ました」と、うなぎを食べてきてくれました。乗っているクルマを聞くと「水冷のVWバスです」。‥‥‥‥。なんだなんだ? 知らないぞ。悔しい。聞けばメキシコで作っていたらしい。日本にはごくわずかが入ってきているそうな。今度見に行かなくちゃ!

ちなみにVWコンビT2Cと呼ばれるモデルです。一度も見たこと無いですね~。

| コメント (1) | トラックバック (0)

2011年3月10日 (木)

デンキくれ~(3月9日)

半分遊びで「出来る限り自分の家じゃ充電しないもんね作戦」を発動した。初モノ特権をフルに利用し、とにかく外で充電しまくろうという修行です。とはいえせっかく自分の家に200V電源を付けたのだから入れてみたい。そんな葛藤の末(非常にレベル低い葛藤ですな)、1時間充電することに。

3091

電力量計の設置時は1,6kWh

果たしてどのくらい入るのか? ウチは電力量計を付けているので一目瞭然だったりして。結果、1時間に入るデンキは2,3kWhでありました。この電力量の走行可能距離は電費7,5km/kWhとして20km。充電前の走行可能距離86kmが116kmに伸びている。200Vの1時間、バカにならんです。

中野を経由して台場で行われている試乗会へ。終了後、トヨタの社長会見が行われる箱崎に向かう。途中、どこかで充電しようかと思ったらじぇ~んぶ振られてしまい、頼みの綱の日産ディーラー。ここで1時間40分ほど充電してもらう(普通の200V)。4,5kWhだとすれば109円なり。少しトクした気分。

3092

日産プリンス清洲橋店

毎月1500円の会員料金を払っているため、62kWh分まで充電しても恥ずかしくないです(それ以上充電したら浮く)。ただ普通充電で62kWhはタイヘンだ。されど急速充電器のある日産ディーラー、東京都は案外少ない。もっと早く急速充電器を設置して欲しい。東京西部にもぜひお願いしまっせ!

| コメント (0) | トラックバック (0)

2011年3月 9日 (水)

50歳のスポーツカー(3月8日)

エンジン誌の取材で木更津方面へ。メンツは大井タコ史君と自称クルマ趣味に付いちゃヘンタイ入ってますの森ケータ君。両君ともエンジン誌の取材で何度かご一緒させてもらっているけれど、適当に価値観違う割に納得できることも多くて面白いです。クルマは私好みの燃費良いスポーツカーばかり。

3081

次に買うのはエリーゼかR2仕様のルノーか?

撮影終了後、前出3人+エンジン編集部の塩澤さんと4人で対談。50歳のスポーツカーということから脱線して期待の星だったスバルの話題に。ナニを隠そう塩澤さんはスバルに超詳しい(隠れスバリストか?)。「デトロイトとデビューした新型インプレッサを見てスバルは今までのファンを見切るんだな、と思いました」。

続いて大井タコ史君が「FT-86は車重1300kgで2リッターNAと聞いた瞬間に希望を失うよね」。トルク細いエンジン+1300kgというと私はアルテッツァとRX-8をイメージしちゃう。どちらも乗ってガッカリでしたからね~。やっぱし50歳のヲジサンが期待してるの、2リッターなら1000kgでしょ。で、200万円。

3082

オプションで販売するのか?

2人乗りのスポーツカーもいいけど、2人乗りの軽トラックだって魅力満点だ。海ホタルのパーキングで見かけたアクティの特装試作車? 軽トラックのリアガラス部分にアシモを横に広げたようなボックスを加えている。リアガラスが付いていないため、いい感じの荷物置き場になりますな。

景気悪い世の中を考えれば軽トラックの有効利用という手もある。軽トラックなら荷物も人も積める。電気自動車へのコンバージョンだって容易。いや、重心が低くなれば唯一の弱点である運動性能だって大幅に改善出来そう。やっぱし電気軽自動車はニーズあるし売れると思います。

夜のニュースでエクスペディアという世界最大の航空券やホテルのネット販売サイトが立ち上がったと言っていた。安いのだという。早速チェックしてみたら「なんだよ!」。じぇんじぇん安くありません。というか、お話にならんレベル。日本で成功するには相当の努力を必要とするだろう。

| コメント (1) | トラックバック (0)

2011年3月 8日 (火)

望外に楽しい(3月7日)

国沢光宏、相当驚いている。リーフのハンドルを握っていると都内で普通に走っていても楽しい。ストレス無いのだ。なんでだ? 考え抜いた末、明確な理由に到達しました。走行可能距離が限られている、というのも「面白さ」になってたりして。この件、おいおい紹介していきたい。

リーフの初電費など。出発時の走行可能距離表示156km。右が電力量計。一つ欠けの状態です。下の赤い表示になると、残り4kWh。何とか30kmくらい走れる? 上の丸が並んだものは電力計。現在の白点の場所でニュートラル。右に行くと「消費」。左に振れれば「回生」となる。

3071

ちなみに「電費」というコトバ、2008年に行われた舘内兄弟子主催の「東京から札幌まで電気自動車で行くぞ!」イベントの時から使われるようになった、と記憶している。もちろん1kWhあたりの走行距離という概念はあったものの、それ以前にゃ聞いたこと無い単語です。一般的になったもんだ。

3072

練馬から新木場の夢の島マリーナまでは、高井戸から首都高で遠藤さんの家の近所の芝公園。そこからレインボーブリッジ渡り、総走行距離26,6km。144kmの走行可能距離を合わせれば170,6kmで、出発時の156kmより大幅に増えている。電費はスタート時にクリアしなかったので計測出来ず。

3073

帰りは一般道のみ。33、4km走って電費7,8km/kWh。マリーナを出た時点での走行可能距離は33,4km走っただけなのに60kmも減った。プラグインプリウスの時と同じく、東京は西に行く方向が電費悪い。往復の総合は71,2km走り走行可能距離72kmの減少。

3074

おそらく平均電費を7km/kWhくらいとしているんだと思う。参考までに書いておくと、当日は天気良かったためヒーターもエアコンも掛けない状態。ということで、満充電時の理想的な走行可能距離は一般道で電費8km/kWh×20kWh(常用可能なバッテリー容量)160kmくらいだと考えてよい。

ただ白の壱号ともおさんは10km/kWhを超えるスーパー電費を連発している。私のリーフ、そんな良い電費出そうにない。今日の電費も相当気を使ってだしたモノ。10日にリーフの試乗会があるので、広報車の電費をチェックしてみます。以上、数字だらけの日記になっちゃいました。

| コメント (3) | トラックバック (0)

2011年3月 7日 (月)

6タコか?(3月6日)

すっかりブログを参考にさせてもらっている「たかはし遊船」さんも、今日が今シーズン最後のカレイだという。ついに私は玉砕か? とりあえずいつもの場所に行って仕掛けを投入! 航路をはさんでたかはし遊船さんがいますね。もはや当たり前の如くピクリともしません。そこで今日は場所替えを。

3061

立ち込んでのシーバス釣りの人も出るほど温かい

移動した場所は”このあたり”。上の写真のバックは日の出です。200mくらい離れた場所に、やはりカレイ釣りで人気の「高常遊船」さんのフネがいる。1時間くらいすると、たかはし遊船さんの午後船が出現! おお! 私も良い読みだったか? と思ったら横を通過。沖に行っちゃいました。

続いて伊藤遊船のフネ。この船長、高常遊船さんの横を通過するときは速度落としたのに、私の横はスロットル開け高い引き波立てて通過。私のフネは問題ない。でも上のように立ち込んでいる人がいるのだ。危ないぞ! マナーとしちゃ最低ですね。ちなみにたかはし遊船さんはデッドスロー。

やがて高常遊船さんもイカリ上げ、デッドスローで沖に出て行く。この場所もダミか? こら高常遊船さんのツケマイだ。すると”こんなところ”に。ココに釣り船いるの、見たこと無い。水深7mと、まぁカレイっぽい。とりあえずジャマにならない場所にアンカー打って釣り始めたら、たかはし遊船さんもやってきてアンカーどん。

3062

ウグイス色と白のツートンがたかはし遊船さん。来期は乗ってみたい

釣り船3つにプレジャーボート1。この絵を見て止まらない釣り人はいない。何と! 通りがかりのフネが次々と集まり始め、釣れるのか釣れないのかワカラン場所に10艇くらいの船団が出来ちゃいました。今シーズン最後のカレイだけに、皆さんバクチ気分なのかもしれません。私もそうですけど。

3063

てんでだめ

当然の如くオデコ。6タコ。遠藤さんも4タコ。もうカレイはイイ! 終了! オシマイ! 次回から観音崎沖の中アジ(30cm級らしい。ウマいぞ!)を狙います。観音崎方面まで出張ってオデコだったことは一度もありませんからね。そうそう。今日はリーフで夢の島まで往復。詳細は明日に。

帰宅するとプリウスが修行から戻ってきた。新車時から出ていたリアラゲッジ下からのギシギシ音は消え(納車直後も対応を依頼したのだけれど良いチェック方法を確立してないらしく解らないと言われた)、色ムラのハイブリッドシステムインジケーターは交換。いやいや相当良いコンディションになりました。嬉しい。

新車の時より静かになった感じ。やっぱしディーラーに修理に出したら、このくらいの満足度を得られなくちゃイケマセン。リーフも1000km点検の時に対応してくれるだろうか? 日産は工場のレベルが低くなってるようだから、ディーラーでカバーしてくれないと困りまんがな。

| コメント (3) | トラックバック (0)

2011年3月 6日 (日)

リーフを磨く!(3月5日)

ポリッシュファクトリーの及川さんから電話あって「仕上がりましたよ~」。早速ピックアップしに行く。塗装の仕上がりはどうですか? と聞いてみたら「日産も品質が下がりましたね。バンパーとボンネットの色具合なんか2トーン。きっと別の工場で塗ってるんだと思います。補修場所はココです」。やっぱありましたね!

3052

鷹の目を持つ及川さんの厳しいチェックが入ります

「きっとエンブレム付けるときに雑な仕事してキズついたんでしょう。問題は補修の技量です。このあたりが塗装厚くてボテボテのシワシワ。120ミクロン以上あります。反対側は妙にツルツル。塗装膜100ミクロン。追浜工場もレベル下がったということでしょう。トヨタじゃ考えられないです」。

3053

エンブレムの左上はツルツルで100ミクロン

3054

コチラ側はシワシワになってて120ミクロン

バンパーとボンネットの色違いはホントにハッキリ見えます。4万2千円も出したパールなのに! 「赤にしときゃよかったですか?」と聞いたら「同じでしょう」。ホイールバランサー12個についちゃ大笑い。「長いことクルマを見てきましたけど初めてです」。でもバッチリとガラスコート完了!

3051_3

新しいコート剤になったそうな。従来型でも8年は水垢知らずでした!

先日「コイン4枚入る隙間が」と書いた。本日試してみたら、3枚ギリギリでございます。マーチの4枚、やっぱ凄いモンだと感心しきり。そうそう。初めて乗ったのが夜間だったため解らなかったのだけれど、何と! ハンドルのセンターずれてました。これも信じられないこと! どこかで足回りを打ってるのか?

及川さんのリーフの印象

| コメント (6) | トラックバック (0)

2011年3月 5日 (土)

ボートオブザイヤー(3月4日)

昨日はリーフで大笑いしちゃったのでボートオブザイヤーを紹介出来ませんでした。昨日から始まったボートショー2011の会場で15時30分から開票と相成った次第。予選の内容からすれば、本命ヤマハSクワロ。対抗ロバロ265といったイメージだったのだけれど、その通りの展開に。

3041

ということで今年のBOTYはSクワロになりました

個人的には予選を通らなかったスナガ・イーグル675を押していたんだけどなぁ~。Sクワロも良いフネなんだけど、ディーゼル仕様があったら文句なしと以前書いた。するとどうよ! ボートショー会場に行くとSクワロが前後に2艇並んでいる。同じ艇を展示することなど異例でございます。

3042

これが後ろ側のSクワロ

鋭い人なら「あらら?」かと。そう。船外機仕様じゃないのだ。突如ディーゼルのインアウト仕様をデビューさせてきたのであります。こうなれば100%文句なし! 聞けば「22ノット巡航で1時間25Lくらいの消費量です。最高速は30ノットです」。素晴らしい燃費&性能ぢゃありませんか!

3043

エンジンはボルボのD4。260馬力

ヤマハのデザイナーの方から「1月の国沢さんのブログを見て、作ってますよと電話したくなりました」。いやいや絶対ディーゼルの方が相性良いと思います。これで「イーグル675が残っていたらなぁ」という気持ちは吹っ切れた。Sクワロのディーゼル艇、早く乗ってみたいです。

3044

BOTYはヤマハの2連覇!

おっと! ここまでは昨日のことでした。今日は午前中原稿書き。夕方からうなぎ屋修行であります。お昼は満員御礼だったというが、夜が2タコ。昨日も18時以降、お客さんパッタリでしたから。ここまで寒いとうなぎの気分じゃないんだろう。冬場のうなぎ、美味しいですけどね~。

 

| コメント (2) | トラックバック (0)

2011年3月 4日 (金)

あらま!(3月3日)

リーフが仕上がったという電話。出来ればディーラーに取りに来て欲しいと言われる。ちなみに納車費用である6195円は支払ってまんがな。このあたり、もう腹立たないばかりか、おかしいとさえ考えなくなっているから凄い! 日産やるな~! しかも夜なのにクルマの内外装の確認をしろという。

3031

塗装の膜厚を計っている絵

100歩譲って夜なら明るいトコロに駐めておいて欲しい。なのに照明すら無い場所だもの。ここでチェック出来るワケない。とはいえディーラーを信用しない、ということでもありません。「はい解りました」とキズや異常無しのサインをして、そのまんまポリッシュファクトリーに持っていく。というのが上の写真。

3032

こいつは左フェンダーとバンパー。色合い違うだけでなく、段差付き。

3033

当然ながら反対側のフェンダーとバンパーも激しくズレてる

フェンダーとバンパーのズレは暗くてもハッキリ解ったのでディーラーで指摘したら「サービスを呼びます」と答えたっきりそのまんま。言ってもムダだと観念。いかりや長介さんじゃないけど「ダメだこりゃ」と諦める。解脱の心境で居ると、及川さんが「これはちょっとね~」。下はフロントガラスのシールブブンです。

3034

フロントガラスのワクがなんだか妙な感じ。少し引くと‥‥

3035

窓ガラスを接着するときのミスだと思われ

さらにルーフとリアハッチの空き間の塗装は下のような具合。及川さん曰く「イマドキこんな塗装の日本車はないですね~」。他のリーフをジックリ見ていないので不明ながら、少なくとも私のリーフについちゃマーチ並の工場品質だと考えていい。コイン4枚入る場所もあるし。しくしく。

3036

触るとバリバリしてる

3037

トドメにバランスウエイト大サービスで12枚! しかも前輪!

よく「自動車評論家は特別に仕上がりの良いクルマが真っ先に納車される。値引きもシコタマ」みたいなコトを言う人もいるけれど、私を見れば「て~んでウソ!」だと解って貰えるだろう。それでも、もし今年もCOTYの選考委員になれたのなら、きっとリーフを最有力候補にすると思う(ヴィッツ級ハイブリッドは間に合わず)。

| コメント (9) | トラックバック (0)

2011年3月 3日 (木)

2011年度予算(3月2日)

国会がトッチラかっており、このままだと2011年度の赤字国債を発行できなくなる可能性が出てきた。どうなるか? 興味深いことに10月にも公務員の給料を支払えなくなるという。そらそうだ。90兆円の予算に対し税収は40兆円しかないのだから。こらもう財政破綻した時の予行演習みたいなもの。

というか、公務員は借金しなければ給料を貰えない仕事をしていることを認識する良い機会だと思う。普通の会社なら潰れているということですから。いや、身分が保障されているだけマシか。いずれにしろ我が国の税金を払っている国民は自立している。公務員が休みになっても生活にほぼ影響ないと考える。

親方日の丸の体質の抜けない日本郵便は、人の痛みなど全く理解出来ないのだと思う。当初電気自動車のベースとしてサンバーを考えていたが、生産中止となるためアトレーに変更した。という理由で納期は遅れるという明確な理由あるのに一方的に契約を切ったのだ。こらもう酷すぎる話。

しかも車種変更は日本郵便側にもメリットあることことで了承していたというのだからタチ悪い。もしゼロスポーツの変わりにドコかのメーカーから電気自動車を調達するということになるのなら、大いに怪しいぞ。いずれにしろ日本政府と商売をしている人や業種や企業は、リスクをキッチリ考えることをすすめておく。

今朝から朝のTV朝日の番組で財政破綻を取り上げている(4日連続の特集か?)。今日は韓国の破綻を紹介していた。何度も書いている通り、韓国と日本の決定的な違いは「外国からお金を借りているかいないか」です。日本は海外からの借金が皆無に近い。したがってIMFの介入の意味など無し。

明日からどういう解説になるのか楽しみです。それにしても最近日本の財政破綻について取り上げられる機会が急増している。そろそろかな、とも思います。

| コメント (5) | トラックバック (0)

2011年3月 2日 (水)

信頼関係(3月1日)

最近飲食業も厳しいのだろう。私も痛いくらい解る。でも信頼を失っちゃアカンと考えます。このところ「それはダメでしょ」を2回体験した。まず先週のこと。越後湯沢で2合の熱燗を頼んだら、妙に軽い。ありゃ? とチョコにそそいでみたら、なかなか出てきません。あまりに強烈なので、飲まずお兄さんにコップを持ってきて貰う。

その場で2合徳利のお酒をコップに移し替えると半分しかない! 普通2合徳利と言えば360cc。業務用だと少し足りない330cc程度か。コップ半分は100cc。厳しいのかもしれないけれど‥‥。徳利の場合、上までお酒入ってなくちゃ。ちなみにドイツなんかグラスに線が表示してあり、そこまで必ず入ってる。

今日は原稿が早めに終わり、うなぎ屋も休みなので石神井公園の沖縄料理屋に行った。43度の古酒の水割りを頼んだら、グラスに3分の1しか入って居ない。飲むと超薄い! ウイスキーの水割りと同じく、泡盛1に対し、水1の氷1でちょうどグラス一杯かと。しかもウチで同じことしたら薄くないもん。

301

寝転がり禁止の店です

どのくらい薄めましたか~? と聞いたら「すみません」と作り直してきた。2杯目はロックにしてもらい、水を頼んで割る。そしたら2杯目の方が圧倒的に美味しかったです。ちなみに沖縄で43度の古酒を1合頼むと、それだけでヘロヘロになるほど。比較的新しい店だったが、まぁ長くないと思う。

ズル賢く稼ごうとするなら、やはり賢くなくちゃダメだ。それが出来ないなら、信頼感だけで頑張るしかない。以上、商売下手な私にタイする慰めです。

| コメント (1) | トラックバック (0)

2011年3月 1日 (火)

Pinプリウス3(2月28日)

やはり様々な条件で試乗してみないといけませんね、と改めて思った。昨日、ECOカーアジアでプラグインプリウスの評価を書いたものの、今日は雨で酷寒。しかも3人で乗ったら、またまた新しい条件の出現と相成った次第。最初ヒーターだけ入れたのだけれど、曇る。仕方なくエアコンもオン。すると‥‥。

2281

外気温は3度

見る見るEV走行可能距離が減っていき、9,9kmで残り0kmになっちゃいました。この状態でフル充電すると、おおよそ3kWh+α(αは充電時に発生するロス)の電力を必要とします。金額にして73円くらいか? エンジン掛かった後もそのまま30、5kmまで走り続けたら、燃費19km/Lだって。

2282

普通のプリウスと変わらない?

それじゃ、ということで同じ日に同じ条件で(シートヒーターオン。エアコンオン。気温設定25度)充電しないまま走ってみた。そしたら17,9km/Lで少し悪くなったけれど、上の19km/Lはガソリン代以外に73円の電気代も含まれている。総合して考えると、電気で走らなかった方がトク。

2284_3

やはりハイブリッド車は寒いと燃費伸び悩む

寒い地域でプラグインプリウスを乗る人は、ヒーター付けると電気を使う意味が少なくとも経済面じゃ”ほぼ”無くなってしまうワケ。プラグインハイブリッド車が成功する条件に「温暖な地域であること」というのを付け加えないといけません。いや、暖かくても雨が多かったり多人数乗車するならエアコン使う。

そんなこんなで「普通のプリウスとの価格差は20万円以内」とECOカーアジアのプリウスのまとめレポートに書いたが「15万円以内」に訂正させて頂きたく。15万円ならたいていの使い方でペイ出来ると考える。リチウム電池のコストと性能が上がれば何とか実現できるか?

ECOカーアジアのレポート

| コメント (5) | トラックバック (0)

« 2011年2月 | トップページ | 2011年4月 »