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2010年12月31日 (金)

10大トピックス(大晦日)

いよいよ2010年も終わり。昨年の大晦日に「リーマンショックを受けて2年は冬眠」と書いたけれど、その2年目でございました。冬眠の割にいろんなことをやったかもしれない。寝返りが多かった? 最後の日なので1年を考えてみた次第。人間、後悔は意味を持たないけれど、反省は必要です。

1)ラリーの支援を頂く 何と言っても今年最も嬉しかったのは、元日のTOPで書いた通りたくさんの読者の方から援助してもらったこと。間違いなく日本で一番幸せなジドウシャヒョウロンカだと思います。

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30年間で一番嬉しかった

2)シリーズ優勝 「モータースポーツで相応の結果を出す」といのは30年前からの夢でありました。そいつを実現できる日が来るなんて思ってもみなかったほど。1年で合計41日間もタイに滞在しましたね。

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映画と違って「終わり」にならない?

3)うなぎ屋修行 予想もしていなかった事態となり、うなぎ屋に関わりあうことになってしまう。日々物忘れが激しくなっていく叔母と付き合うのは、今までにないほど厳しい修行内容でございました。1年持ったの、奇跡か?

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人生で最も厳しい修行

4)プリウスのブレーキ抜け 1月発売のベストカーで取り上げたプリウスのブレーキ抜け問題、朝日新聞で取り上げられるや、あっという間に決着。大手メディアの影響力の強さを改めて認識す。アメリカに「発見」されなかったことで日本のメンツを保てた。

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あっという間にリコールとなって決着

5)バイクにカムバック ある日突然「やっぱしバイクでしょう!」とムカシの私が目覚めてしまう。毎週バイクを乗り換えた結果、合わせて20車種以上。いやいや楽しいです。来年も暖かくなったら続けるつもり。

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電気バイクでこんな走り方しちゃいけません!

6)けっこう釣りに行く これまた中学生までハマッていた釣りの神様が目覚めてしまった。改めて何回釣りに行ったかチェックしてみたら、19回だって。勝股兄との勝負も、今のところ優勢。イカ釣りで負けたのみ。

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ヒラマサ

7)ヨメの長期入院 10月中旬から12月3日まで高知県の名医の所へ(生命に関わる病気じゃないです)。いろんな人から「ヨメさんに逃げらたんじゃないか?」と思われていたようだ。毎週来る生協のお兄さんも怪しいと感じた?

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34年ぶりに高知へ

8)犬が召される ムスメが小学生の頃に貰ってきた犬が15歳で逝く。後述する通り出戻ったムスメはベルギーから犬のために帰国。翌日、天寿を全う。みんなに可愛がられ、幸せな犬生だったと思う。

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この次の日に召される

9)料理に目覚める 今までアウトドアでしか料理をしなかったけれど、叔母の食事を作ったり釣ったサカナを見よう見まねでさばいているウチ、楽しくなって来ちゃいました。食べると案外才能あるらしく、美味しかったりして。

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トロサバはンまい!

10)ムスメが出戻った ベルギーで人生を送るのかと思いきや、年初あたりから雲行き怪しくなり、やがて「帰るね」。基本的には嬉しいことだけれど、ヨメに似て猛烈に気が強く(特に海外に出てから強くなった)ケンカばかり。

とまぁ今年もツマらん日記にお付き合い頂き、ありがとうございました。2011年は地味に行くか、そうでもないのか全く読めない。飽きっぽい性格なので、大人しくしちゃいないと思いますけど。そうこうしているウチ、2010年も残り10分となりました。年が変わったら、まずは近所の御岳神社で初詣&おみくじです。

来年もよろしくお願いします。

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うなぎの佃煮(12月30日)

うなぎの佃煮を食べたことがあるだろうか? 佃煮の王様と言われているくらい美味しいです。ただ商売としちゃ極めて難しい。普段、1800円くらいで販売しているうなぎの串(大きいサイズ1匹分)を佃煮にすると、30%くらい小さくなる。1800円と聞いたら「う~ん!」と考えてしまうことだろう。

だからこそ皆さん食べたことないんだと思う。もちろん安価な中国産のうなぎで佃煮を作れば安くすることも可能だろうけれど、経験上、普通に食べても美味しいうなぎじゃないとアカンです。そんなこんなで、中野の店でも売っていない。今週の月曜日、売れ行きが全く伸びず、余らしてしまいました。

久々に佃煮を作ってみたら、やっぱし美味しい! 普段それほどうなぎを食べたいと思わない私でも「ンまい!」と感じるのだからタイしたもんです。そのまま食べて良し。熱いご飯に乗せて良し。お茶漬け良し。お節にゃ最高かと。売ることが出来ず冷凍にしてあったうなぎも佃煮にしましょう。

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これで5400円分

なるほどうなぎは美味しい魚である。しかも生きている状態から調理するのだから新鮮だ。普通なら手間掛けて活かした状態にしておくんだから刺身で、となるけれど、これが食べられない。いや、食べても美味しくない。日本独特の、いや、蒸しを入れて徹底的に柔らかくする東京のうなぎは文化だと思う。

タイヘンだったけれど楽しかったことも多かった2010年は残り僅か。朝から「書きたかった原稿」を書き、合間に料理などで気晴らしし、夕方からうなぎ屋修行。美味しいと言っていただけるお客さんが多いのが何より嬉しい。読者の方も来ていただけるし。といっても作っているのは板前さんですけど。

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2010年12月30日 (木)

熊本のお酒(12月29日)

しばらく前に、CBR1000に乗っているという私とほぼ同世代の方が「東京に出張で来ました」と、熊本県からうなぎを食べに来てくれた。歳の割にCBR1000を買った、ということからしても、気合い十分である。その際、お酒の話になったのだけれど、先日以下のようなメールを頂く。

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「熊本には焼酎のおいしいのがありそうですね」の件です。外交辞令かもしれませんが、確かに「球磨焼酎(くまじょうちゅう、と発音します)」は、個人的には一つの文化だと考えています。それが全国区ではない、というのを痛感しました。熊本県民として見過ごすことが出来ません。

そういうことで、送らせていただいた「熊本の酒」です。敢えて「熊本の酒」と言っているのは、熊本は焼酎だけがおいしいのではありません。酵母菌の発見者、野白博士(孫は私の親友です)を持つ熊本として、大手酒造メーカーの樽出しも一緒に送らせていただきました。

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近所のすこしばかり凝っている酒屋の勧めで、もうすぐ今年の原酒が出ますけど、ということで送るのが遅くなりました。(味はちょっと酸味が強くて私の好みではないのですが)自分としては、酒造研究所の「香露」の方がいいです。焼酎の方は、同じ店の中で好みだったものです。

中堅の球磨焼酎メーカーのもので、おそらく熊本以外は出ていないと思います。お試しください。

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早速『泰斗』から頂いてみる。水のようにサッパリした飲み口を特徴とする新潟のお酒(八海山や久保田)と全く違い、典型的な西国系のお酒でフルボディです。このタイプのお酒はバランス崩したら、もう厳しい。芋焼酎にも言えるコトながら、西国のお酒は強い個性を持つ。

そして甘い。良い日本酒=辛口という間違った認識を持つ人が多いけれど、こら間違い。日本酒の材料は米と米麹。辛い材料なんかありません。醸造用アルコールを混ぜればアルコールで辛口になりますけど。新潟のお酒も、アルコール混ぜた燗酒用を除けば決して辛くないです。

いずれにしろお酒は美味しいか美味しくないかの二つしか無いと思っている。泰斗の評価をすると「個性的で味が濃くて甘くて美味しい」ということになります。「日本酒をしっかり味わいたい」という人なら最高でしょう。入手しやすい同じ雰囲気のお酒として『酔鯨』(高知)の純米大吟醸などがある。

ちなみに酔鯨は坂本龍馬の逸話に登場する土佐藩の山内容堂(酒好きとして有名)に因んだもの。ただ容堂は土佐の酒を好まず、灘から取り寄せていたという。いずれにしろ泰斗は美味しい。熊本と言えば焼酎というイメージだったけれど、こうなれば香露も試してみたいものです。

焼酎は米である。熊本という芋だと思っているヒトも多いだろうが(鹿児島の隣だからか?)、芋の産地はシラス土壌の薩摩。球磨焼酎といえば米だ。頂いた球磨焼酎は全国区で入手出来る焼酎で言えば『しろ』。しろの味をクッキリさせたイメージである。美味しい料理を食べながら飲むと最高。

お酒のウンチクになってしまいました。お正月用のお酒、入手しましたか? 「こだわり」は素晴らしい文化。「なんでもいいや」から脱出すると、世の中案外「こだわり」を追求している人や企業が多いことに気づく。お酒を送ってくれたヒトもそうですね。こだわったモノやヒトに囲まれていると人生けっこう楽しいです。

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2010年12月29日 (水)

LEDライト(12月28日)

民主党は支持率の低下を全て小澤問題だと思っているのだろうか? だとしたら、もはや救いよう無し。国民は小澤問題など忘れています(あぶり出せば思い出すけど)。そんなことより猛急に行うべきコトがたくさんあるでしょ。政治のタコ踊り、当分続くかもしれません。タコ踊りの後は速度残したままクラッシュです。

居間の電球が切れたので急速に価格下がってきたLEDライトを買ってみた。これまで60Wを使っていたのだけれど、6,4Wで十分だという。40Wのテーブルライトも4,5Wだって。するとどうよ! なるほど光量上等! というか、居間までより明るいくらいだ。約10分の1の電気使用量なのに!

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2千円前後で買える

しかも寿命は東芝の6,4Wが4万時間。シャープの4,5Wで2万5千時間と書いてある。10年以上持つということ。電灯が全てLED化されたら、電力消費量は大幅に下がるに違いない。青色発光ダイオードの発明はノーベル賞モノかと。これと同じコンセプトで「省燃費の暖房」が出来たら、大発見だ。

今年は早い段階で年賀状の製作に着手出来たため(私が覚えている限り最速)、本日完成。明日の朝出せば元旦に到着すると思う。年内締め切りの原稿も全て終わったので息抜きにLOST。5本目を見終わった段階で何となく最後が予想できるようになってきた。終わり方の演出が気になります。

久々に人世の最終コーナーを更新しました。

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2010年12月28日 (火)

バイクの車検(12月27日)

午前中仕事&打ち合わせ。終了後、バイク(F650GD)の車検に行く。車検の有効期限は本日。ギリギリのタイミングでございました。整備は昨日までに済ませておいたので、13時に家を出る。車検場まで15分。20円で必要案書類を買って書く。必要な書類のリストは以下の通り。

1)整備手帳
2)納税証明
3)自賠責保険(車検場の近所で購入可能)
4)印(印鑑=実印のこと。車検は印だから三文判でOK)

必要な金額は自賠責保険1万3400円+重量税4400円+車検手数料1700円+書類20円の1万9520円。まぁ大半が自賠責保険ですな。ラインに並ぶと、今日は念入りチェックの日らしい。しかも一人しかいないため、ラインの動きが遅い。手際の良い車検場にしちゃ珍しいです。

外装&灯火類のチェックに始まり、続いて前後のブレーキ。排気ガスチェック。光軸チェックという手順。もちろん私のバイクは完全ノーマルで静かなので騒音チェック無し。加えて昨日整備してあるので、不具合も全くありません。光軸調整だってバッチリだ。あっという間に終了し、車検完了。

帰宅し、その足でラリー記念のTシャツを見に行く。お買い得プライスの国産100%綿という魅力的なTシャツだったものの、コストパフォーマンスなど総合的に考え、今回は以前と同じ速乾性のある生地で作ることに。肌にまとわりつかず、ニオイも吸着してくれるため個人的には気に入ってます。

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2010年12月27日 (月)

画像編集(12月26日)

午前中に原稿を1本仕上げ、関越が渋滞してないのを確認してラリーのDVD作りのため群馬のアラケンの家へ。高崎や前橋の町並みを見下ろす榛名山の麓にある豪邸で、めでたく昨年ヨメさんを貰い、今年は子供も出来た。プリウスの横に駐まっているのは、以前私が乗っていたトラヴィックでございます。

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右下に1mmほど写ってるのはアストラワゴン

基本的に広告代理店なのだけれど、学校や企業などのDVDも請け負っている。アラケンの面白さは、下請けに出すんじゃなくて全て自分で作ってしまうこと。1日200枚ペースでDVDを焼く機械まで持っているから本格的だ。「全てウチで出来るので相場の半額くらいで受けてます」。

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いわゆる「ファシリティ」(装備環境)は整っている

驚いたことに部屋の一部に防音材を張った超小型スタジオまで作ってある! その気になればここからインターネットラジオを送り出すことだって可能。入ってみると防音性能も必要にして十分。スタジオを作るのに掛かった費用は「材料費だけですから」。その気になれば相当レベル高いモノが出来る。

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スタジオは奥行き1,2m。間口1,5mくらい

もちろん映像の繋ぎは自由自在。音も画像に入っているモノとスタジオで採ったモノを別個に編集可能。つまり本格的な編集とほぼ同じコトが出来てしまう。今や8万円前後で買えるビデオカメラの画像だってハイビジョン級だからアナログのTV放送より良いほど。凄い時代になったモンだ。

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見てくれは悪いけど防音材も効いている感じ

今回は200枚くらいしか作らない非売品のDVDながら、こうなると悪いクセ出て凝りたくなってしまう。WRCのTV解説をやっていた時のレベルを追うぞ! かくして国沢光宏カントク入魂の第1作が出来上がりました。もちろん仕上がりは期待しないでください。パッケージも卸値なら素晴らしく安価なので、作ることに。

アラケンの奥さんが作った晩ご飯食べ、19時に榛名山の麓を出て帰京。日曜日なのに関越が空いていたため、何とかうなぎ屋修行に間に合いました。

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2010年12月26日 (日)

Xマス(12月25日)

夕方まで原稿書き。年内、もう少し仕上げなくちゃならない原稿が残ってます。何とか予定していた分を脱稿。少しはクリスマス気分を味わおうか、ということで夢の島マリーナのイルミネーションコンテスト(フネに飾り付けをして美しさを競う)に行く。いつもの如く広報不足のため内容に割に観客少ない。

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イルミネーションされたフネも良い

しかも今年は飛び抜けて寒かった。飾り付けたフネで台場の方まで出張ったら面白いと思います。1艇じゃ恥ずかしくて出来ないものの、10艇くらい集まったら賑やか。台場まではイルミネーションを消していけば法規的にも問題ないかと。も少し見てくれる人が多いなら私もやってみたいです。

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誰かと思いきや左から2人目はマリーナの支配人

松下さんから電話あり「これから2段重ねのうなぎを食べに行くから店に居ろ」。マリーナを適当に切り上げて中野へ。2人連れの松下さんの4匹分のうなぎでちょうど売り切れ。ただ叔母のコンディションが極めて悪い。ずっと怒っているのだ。昨晩もお客様から「怒っている声を聞くと不快。うなぎは美味しいのに」。

このところ私も叔母と晩ご飯を食べない。食べながらもブツブツブツブツ怒っているからだ。怒っている声を聞きながら食べようとしても、食欲全く出ず。というか、ストレスで胃が痛くなってしまう。お客さんが居るときに怒らないように頼んでも聞かない。動けない人の介護も大変だけれど、これまた厳しいです。

帰り道にゲオに寄り、ストレス解消のためLOSTのファイナルシーズンの1と2を借りる。1本だけ見ようと決めていたが、当然ながら辛抱できず2本とも。4本借りたら4本見ちゃうと思う。それにしてもオカルト的になってきた。最後がどうなるのか全く予測できず。夢落ちだったら怒るぞ!

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2010年12月25日 (土)

悪い虫(12月24日)

タニマチになって頂いた方のためにタイで撮ったVTRを報告DVDとしてまとめている(編集は群馬のアラケン。日曜日の音入れで完成)。送付先を教えて頂けるようメール差し上げたのだけれど、返信されてきた文面を読むと「う~ん!」。ほとんどの方が「来年どうするのか?」とか「来年も頑張ったらどうか」。

ジツは今年でラリーも卒業かと思っていた。有名な選手じゃないため、身体能力的な理由じゃない。というか、ベストカーにも書いた通りテクニック的には「伸び盛りのジジイ」だったりして。単にお金無くなっただけ。ヨメからも「ラリーカーを持っているから出たくなる。日本に戻ってきたらすぐ売れ」と言われてるし。

もし来年出るとしたらマレーシア選手権です。そんなこと考えてたんかい! と怒られそうだけれど、考えることくらい自由でしょ。かといって来シーズン出るなら、傷んだラリーカーの大がかりなメンテをしなければならない。どのくらいのパーツが必要なのか小澤さんに聞いてみた。話を聞くだけなら無料。

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マレーシアのSS

するとどうよ! 驚きました。エンジンとミッションのオーバーホールの他、最低限用意するパーツとして、タービン、サスペンションのアーム類やドライブシャフト、ホイールハブ、ブレーキキャリパー等々、全て新品に交換した上、予備も1つづつ必要だという。それで1シーズン戦うなら最低レベルとのこと。

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サブフレームなんか原型無し!

なるほどモータースポーツはお金が掛かる。スペアパーツ無しでタイ選手権に出ていたこと自体、常識外れだったワケです。でもお金をいくらでも使えるお金持ちのチームに、ヘルメットだけ持っていって乗るより、我慢や努力や気合いや工夫で何とかする方が私に人生に合っている。

大間で獲れたマグロの大トロは1切れ千円以上するけれど素晴らしく美味しい。それより自分で釣った15cmのキスの天ぷらを私は好む、ということ。1月上旬までに決めないと4月3日の開幕戦に間に合わないが、短い時間ながら可能性を探ってみたいと思います。果たしてマレーシアで怪傑ハリマオを歌えるか?

10時から銀座の舟艇工業会でBOTYの情報交換会。終了後、13時より八丁堀で打ち合わせ。中野に移動し、2階で原稿書きの後、厳しい人生修行。そういえば今日はクリスマスだったワイと、帰りがけに荻窪で売れ残りそうになっていたケーキを買って帰る。バス待ってたら寒いの何の! 

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2010年12月24日 (金)

中国漁船(12月23日)

中国と韓国が漁船の衝突事件でモメている。中国漁船は日本の海上保安庁の巡視艇への体当たりと同じようなことをやったらしい。しかし韓国ってイキオイある! 中国漁船にブチかましを決め、沈めてしまった。海保艇アタックした中国漁船の画像を見ると、乗組員は全くの無防備。

というか、沈むことなど考えていない。結果、残念ながら死者を出してしまった。中国は日本の時と同じく正当性を強く主張。しかし韓国は「こちらが正しい!」と突っぱねている。しかもこの事件、韓国のEEZ海域を離れた場所で起きたもの。もちろん領海じゃない。まぁ驚くほど強気。

北朝鮮に対し弱気の韓国ながら中国にゃ強いっす。日本もこのくらい強く毅然としていたらいい。今回の件、だから中国が韓国を攻撃する、という流れになっていない。個人の営利を目的とした漁船の暴走行為で国同士がケンカしても仕方ない、という認識がお互いにあるんだと思う。

冷静になって考えてみれば、尖閣で問題を起こした漁船は、自分の利益を追求するために行ったもの。一般的な中国人にしてみれば、獲ったサカナをタダで貰えるワケじゃない。尖閣付近で採掘した天然ガスだって中国の国民はお金を出して買う。ナショナリズムを分析すると、気持ちの問題だけだったりする。

そのあたりを冷静に考えるべきだ。領海を侵してサカナを獲るという犯罪行為に荷担してどうずる! ということを前面に打ち出すことが出来たなら、国と国でモメるような事案にゃならないと思う。といったことを当時の日本の国交相は全く理解できていない。そんな輩が外務相をやってるんだからスンゴイ国です。

昨日書いた通り朝から気合い入れて原稿書き。カフェイン入りのドリンク飲んでドーピング。何とか20時に脱稿。中野でうなぎ屋修行した後は、強い強いストレスによる心理的な疲労のため原稿など全く書けなくなる。とりあえずこの状態のママ年越しになってしまう気配濃厚です。しくしく。

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2010年12月23日 (木)

ムーヴに乗りたい(12月22日)

新型ムーヴに試乗できたらWebやラジオ用で試乗レポートしようと思っているのだけれど、国産メーカーではダイハツだけ流儀が違う。まず予約の締め切りからして1ヶ月も前。私らの仕事、締め切り直前になると3日前ですら怪しい。プライオリティの高い用件以外、1ヶ月前なんて途方もないことでございます。

もちろん突然行っても全く問題無く試乗できる。ただし「予約が入っていなければ」だ。なぜかダイハツの試乗会は人気あって混む。いつもは見かけない方も少なくありません。おそらく他のメーカーより招待している人の数が圧倒的に多いんだと思う。そんなこんなで、いつも数時間待つことになっちゃうワケ。

しかも試乗日は昨日と明日のみ。休日だとアクアライン、混むだろうなぁ~。超お買い得プライスを付けてきたアイドルストップだけでも試してみたいと思ってるんだけど‥‥。ま、試乗会終わってから街中の渋滞路でジックリ試乗してみることにしたい。それにしてもアイドルストップ付きのクルマが続々出てくる。

朝から年内に仕上げなければならない原稿書き。1月10日に売る号は金曜日までが勝負というタイトスケジュール。依頼される原稿の多くは「23日夜までに!」。短期決戦だな。こら明日は早起きしてネジリ鉢巻で気合い入れるしかあるまい。日記もほどほどに切り上げ、仕事に突入します。

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2010年12月22日 (水)

インプレッサSTI tS(12月21日)

インプレッサ4ドアWRXをベースとしたSTIの『tS』が発売された。何回か書いてきた通りスバルはテストドライバーの顔ぶれが変わったらしく、以前のトヨタ車のような「サーキット上等」の味付けになっている。ちなみに最近のトヨタ車はラリーに出場しているようなテストドライバーが味付けしているため、スンゴク奥行き出てきた。

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私の世代はリアウイング超好きです

そんなこんなで余り期待しないで試乗したtSだけれど、まぁ驚いたの何の! 今まで通りのステキなステキなスバル車の味でございました。どんな速度域で走っても楽しいのだ。クルマってこうぢゃなくちゃね! むしろベースになっている現行インプレッサの良さを改めて感じさせられた次第。

スキール音はアフレコです。試乗レポートは近々

上の動画はベストカー浦田君の手持ちカメラによるもの。固定する機具を持っていない、ということでご勘弁を。コンピューターをSTIのグループN用に変えてアンチラグ制御を入れたら、そのまんまターマックラリーに出てもイケると思う。1周5kmのコースがあっという間。ATもあるけど、おすすめはマニュアルです。

永田がピンで広州ショーの取材に行っているけれど、案外しっかり動けているようだ。私からすればエラく要領悪い永田ながら、中国のモーターショー名物である「プレスパスの入手争乱」も通り抜けられたらしい。これでネタになるテーマを見つけられれば上等。今のところ無いか?

永田の広州ショーレポート

最近バイクによく乗る。GS650GDやアメリカンバイクなどはジェットヘルが似合うけれど、スポーツバイクとなればフルフェイス。というワケで派手なヤツにしました。日本人のアタマにピッタシのアライで『アストロIQ』というおニューのモデル。今年夏場は暑くてマイったけれど、こいつは『冷乾内装』付き。

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いい感じの派手さでしょ!

しかも”ほほ”部分がスプリング構造になっているため、フィット感が素晴らしい。コストパフォーマンスを考え白かシルバーにしようかと思ったけれど、やっぱしスポーツモデルなら、ということで『アーバン』というカラーにしました。こんなヘルメット被ってたらオヤジに見えないって?

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2010年12月21日 (火)

破産への設計図(12月20日)

11時前に羽田帰着。幸い天気良いだけじゃなく暖かい。昨日から駐めて料金800円。加えて首都高は大渋滞。早い・安い・ウマいの吉野屋状態でございました。ミゾレでも降ってるような状況だと三重苦となりますけど。振れ幅の大きさは人生の幅だと思えば、バイクも哲学的になる?

家でピットストップして、すぐ和光で行われているホンダの発表会へ。クルマは駐車場不足だというので、これまたバイクで行く(電車やバスだと1時間半。バイクなら15分)。TOPで書いた通り、プラグインハイブリッドに驚く。燃料電池車FCXで開発した基本コンポーネンツを多数使っているとのこと。

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屋根は太陽光発電パネル

考えてみればクラリティも燃料電池+電池のハイブリッドですから。一番のネックとなるのは、6kWh搭載しているというブルーエナジー製バッテリー(ホンダとGSユアサの合弁会社)の価格だと思う。こいつさえ安くなれば、相当面白い存在かと。3kWhくらいに減らして普通のハイブリッドを作ってもいい?

対照的だったのがフィットベースの電気自動車。リーフが発売されたというのに、技術的な内容は同じレベルかそれ以下のように思える。東芝のバッテリーを使っているとされるけれど、5分間で充電できるという『SCiB電池』の実力の片鱗を全く感じさせない。なにしろ「急速充電は30分」でリーフと同じ。

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仕上がりも普通の試作車レベル

クルマの仕上がりだって「もう市販車ですね!」レベルだったプラグインハイブリッドと違う。なにより開発を担当している技術者の”熱さ”からして圧倒的な差。プラグインハイブリッド担当の人達は、内容を説明したくてウズウズしてます。ちなみに電気自動車の特徴を聞いたら「動力性能です」。あらま。

終了後、中野の税理事務所に寄り「うなぎ屋は少なくとも昨年200万円くらいの赤字になっているのに、なぜ叔母は400万円もの収入を得ていることになっているのか?」という説明を聞く。昨年の申告内容、知らなかったのだけれど、先日見たら現実と全く違う驚くべき数字でございます。

脱税や節税の眞逆。収入を過大に申告してあるため、赤字の人間が借金して税金を払わなくちゃならないことになります。というか叔母は年齢もあって借金出来ない。つまり私の登場無ければ税金払えず自己破産するようになっている、と言い換えてもよかろう。誰が書いた設計図なのか?

夜はヨメに店の〆を頼んで今年唯一の忘年会。

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2010年12月20日 (月)

オタンコな中国道(12月19日)

7時に家を出て、キンキンに冷えている朝の空気の中、バイクで羽田空港へ。時間&コストパフォーマンスなど考えると、羽田往復は天気悪くない限りバイクを持ってベストとする。高井戸から首都高に入れば、ノンビリ走って1時間。駐車場代だって3分の1ですから。そもそも往復が楽しいし。後は帰京した時に雨が降らないことを祈るのみ。

機内で新聞読みながら、日本の政党政治はアカンな、とシミジミ思う。良い政治家もいるのに、政党の理論に巻き込まれてしまう。次の選挙で支持したい政党など無い。かくなる上は、個人単位となってもらい、得意とする案件で各々のチカラをフルって欲しいとい思う。外交音痴が外務大臣をやっても仕方ないです。このままだと選挙に行かなくなるだろう。

日本地図を見ていて特に「アンポンタンだな」と思うのが、西日本。大阪から西、最初に出来たのは山の真ん中を走る中国道。これ、島根県を地盤とする竹下元首相が強引に決めた、と誰もが言う。「真ん中を通せば瀬戸内海側にも日本海側にも行ける」という子供だましに納得したんだから、アタマの中身は幼稚園児に等しい。

結局、人口の多い地域を通る山陽道を作ることになり、今や西へ行く大半のクルマは制限速度100km/hだし冬場の雪に悩まないで済む山陽道を使う。曲がりくねった中国道はガラガラです。2本作るなら、山陽道と日本海側を通したら良かった。かくして今や鳥取ですら高速道路が繋がっていない。繋げたら中国道はムダ使いです。

市内にあった広島空港は「米軍岩国基地と干渉する」という理由で精密着陸用の電波を出せない。かくして米軍でなく日本側が移動することになるのだけれど、新空港の場所選びも福山を地盤に持つ宮沢元首相の意向で広島から60kmも離れた山の中に作ることになった。広島市内から飛行場まで1時間も掛かるというから笑える。

政党は一人の政治家に絶大な権力を与えることになる。民主党に在籍していればダム工事反対でも賛成しなくちゃならんワケ。案件毎にグループを作って検討する、というカタチにすれば、時の権力者が何でも出来るような状況にはならない。政治のカタチを変えない限り、坂本龍馬は出てこない。財政破綻した後に作るべき日本のカタチになると思う。

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2010年12月19日 (日)

三人寄れば文殊の知恵(12月18日)

私のWebを頂いている方の中には「その道のプロ」の方が多数おられ、困った時やいい加減な表現をした際、有用な情報を送ってくれる。デンキの件でも大いに助けられ中です。というか、今や私の取材の一次情報の多くは、皆さんから送っていただいている、と言い換えても良い。

この流れをキッチリと整え「良い人ばかりのネットワーク」を作れたら素晴らしいな、という夢を見るようになっている。なんせ『三人寄れば文殊の知恵』。1000人集まったらタイヘンなことになります。『文殊の知恵ネットワーク』、作れたら最高でしょう。もちろん人数だけの1000人でなく、互助精神を持っている1000人です。

ラリーのタニマチになっていただいた方のメールを見ると、ほとんどの方が「いつも情報を貰っているので恩返しをしたい」。 これまた驚いた。ムカシからポリッシュファクトリーの及川さんから「国沢さんのWebを見て来店されるお客さんは本当に良い人が多い」と聞いていたけれど、今回シミジミ感じました

私みたいに1年中コースアウトしたり知らない道に入り込んだり困ったりしている人間は例外として、誰でも何年かに一度、自分の知識だけじゃ解決できない問題に遭遇すると思う。その際、互助精神を持っている人に対し、少なくともクルマ関係だけは的確なアドバイス出来るシステムを作れるんじゃなかろうか、と思う。

その場合、不特定多数の人が読む場では出来ないような答えになることもあるだろう。原理主義者には「本音と建て前」の違いを理解してもらえない。現実的な解決策こそ役に立つ。といった夢を実現したいです。というか夢は見ないと前に進めない。まずは年内をメドにラリーのタニマチになっていただいた方へパスワードを送ります。

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巨大船見物は東京湾名物。おそらく250m超

そんなことを考えつつ本日は早起きして久々にマリーナへ。考えてみれば一ヶ月以上フネを動かしておらず。とりあえず観音崎までタチウオでも釣りに行こうか、ということで8時出港。釣り船の船団を見つけて様子のチェックするも、釣れておらず。やがて西風が強くなり、寒いわ白波立つワで帰港。

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クルマはガラスコートでいつもビガビカなんだけど‥‥

笠井君に手伝って貰い(というか笠井君が班長で私はサブ)、年末の洗船。ワックスも掛けちゃう。キレイになりました。その足でラジオ日本の収録。終了後、中野に寄って厳しい厳しいうなぎ屋修行。本日、特に機嫌悪し! バイト君に聞いたら1日中怒りまくってタイヘンだったそうな。

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2010年12月18日 (土)

隼(12月17日)

午前中は26日売り号(今月は25日ですけど)の最後の原稿。終了後、ネット用の原稿書き。16時に脱稿。スズキ隼の返却に行く。今シーズンは寒いので「絶対ユニクロを着ない!」を信条にしてきたものの『ヒートテック』を購入。下に着るモノなので見えない。まぁいいでしょう。

未だ結論は出せないが、なかなか良いかも知れません。少なくとも外気温7度くらいならヒートテックの上にラガーシャツ+トレーナー+バイク用ジャケットで全く寒くない。ユニクロ以外のヒートテック風シャツも試してみたい。スキーなどに向く? こうなればズボンの下に履くヒートテックも試すか。

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けっこう大柄

隼だけれど、結論から書くと私はGSX-R1000の方がシビれた。もちろん隼も超を5つつくたいくらいパワフル。というかGSX-R1000よりトルクフルなので、どの回転域からアクセル開けても強烈な加速が、延々と続く。0~400m加速9,9秒というから、GSX-R1000よか速いです。

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オシリのデザインが特徴

こらもう「好み」かもしれません。一般的には隼の方が人気だという。さもありなん。乗り心地だって隼に軍配を上げておく。私はトンがった方を好むヘンタイなんだと思う。ツーリングなどで使うならバンディット1250の方が楽チンだし。ただハヤブサというヒビキ、いいです。中島飛行機の商標は切れているのね。

夕方からうなぎ屋修行。「無限地獄」というのがある通り、同じコトを何度も何度も何度も何度も言われ、その度にキチンと答えないと怒られる、という修行、厳しいですよ~。これに耐えられれば、たいていのことじゃ怒らなくなります。おかしくなりそうですけどね。その日の気分次第でガマン出来たりダメだったり。

水曜日でカタを付けようと持っていたのに、まだ続けている。ジイさんからの天命が未だ下っていない。いつまで続くか?

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2010年12月17日 (金)

リーフ シロクマ(12月16日)

早起きして原稿書き。午前中、主として海外向けの情報発信をしている共同通信の記者の方が来訪され、2時間ほど最新のジドウシャギョウカイの動向などについてあれこれ。やはり自動車情報はニュースになるそうな。帰り際、アメリカで放送されている日産リーフのTVCFを激賞してました。

曰く「北極海の氷の上に住んでいるシロクマは温暖化によって居場所が無くなってしまいます。流氷の上にポツンとシロクマがうなだれるているシーン、哀れです。その氷も溶けたんでしょう。長い距離を一生懸命泳いで海を渡り、アラスカに。そこから山を越え、道路の下で雨宿りをし、時には道路を走るトラックに吠えたりします。

長い旅の末、ニューヨークへ。さらに南下を続け、やがて住宅地にたどり着くんですけれど、一軒のガレージにリーフが止まっています。会社に行くためなのか、家の中から品の良いジェントルマンが出てくる。するとリーフの背後に隠れていたシロクマは背後から立って襲います‥‥」。ここから動画を御覧いただきたく。

とっても良くできたイメージCFだと感心しきり。TOPで書いた通り、電気自動車のクリーン度はどんな電力を使うかで決まってくる。火力発電所で作った電力なら、送電ロスなどのブンを考えればハイブリッドの方が効率よい。残念ながら日本のマヌケな電力政策のおかげで余っている深夜電力を電気自動車に使うことは出来ません。

デンキギョウカイは「ジャーナリズムがないと国や企業のいいなりになってしまう」というショーケースみたいなもの。もう一つ。コリズムの「ETCコラム」に対し、西日本高速道路会社から「HPを改善して頂きたい」という強い申し出があったそうな。内容は軽自動車用にセットアップしたETC車載器を2輪で使うことは黙認していない、だって。

笑うべきところは、コリズムのコラム中の2輪の部分だけ書き直せと言ってきている点。そんじゃ「ナンバーとETC車載器の登録情報のマッチングをやっていない」と書いてあるのは認めるのか? そもそも「2輪 自主運用 ETC」で検索したら、いくらでも使っている人が居て、一人も捕まっていないのに。

この件、ヤブヘビになるので首都高や東日本高速道路会社なら相手にしないだろう。西日本高速道路は振り上げたコブシをどうするのか? 基本的にはバイク用の安価なETC車載器を用意していない、という点こそ問題。参考までに書いておくと、取り付け店まで指定されており、4万円くらい掛かるのだ。

東日本高速道路会社の正式見解。これを黙認という。

悔しかったら西日本高速道路会社は軽自動車ETCで通行したバイクを捕まえてみればいい。果たしてどんな罪にするのか? 金額的な損失無いから詐欺にならん。単なる契約違反じゃ刑事罰は不可能です。私のように「社会悪」でないオタンコは、関わり合いにならないのが一番利口だと思います。

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2010年12月16日 (木)

電気自動車のウソ(12月15日)

朝から仕事。昼前に痛車道の編集長でもある北森君が「200V電源について相談に乗ります」、と来訪。彼は電気のスペシャリストだったりする。いろいろ検討したり、東京電力に行って聞いたりした結果から書くと「今までの情報はデタラメばかり」。どんなデタラメぶりなのかは、次回のベストカー/コリズムのコラムで。

少なくとも一般家庭だと1kWhあたり8円22銭の深夜電力なんか使えない。私なんか総合的に考えれば、1kWhあたり24円13銭という最も高い料金を使わざるを得ないことが判明した。私もすっかりダマされていた、ということでございますな。少なくともデンキギョウカイにジャーナリズムは存在せず。

日産が紹介してくれる『なおしや又兵衛』の価格設定でも大笑い。カベに穴を開ける工賃は1穴あたり「1万1千円~」(直系30mm。厚さ15cmが基本)だって。ウチにあるドリル使うと5分で終わる作業です。2穴開ければ2万2千円以上取られるってことか? しかもこの業者、内税か外税か明記していない。きっと外税かと。

おそらく日産ディーラーで手数料抜かれ、さらに受注元で手数料抜かれ、実際に作業を請け負う業者は安い金額になってしまうんだと思う。少しでも稼ぐべく、様々な料金を上乗せしようとしてるワケ。迷うことなく近所の電気屋さんで相談することをすすめておく。ちなみにウチの工事の見積もりは7万1千円ほどでした。

もう一つ。当初、200V電源でしか充電出来ないとされていたリーフながら、気がつくと100Vでも充電出来るようになっていた。どこからか横やり入ったらしい(社外からです)。そうなると、どこでも充電したくなってしまう。マンションの共同コンセントで充電するようなケースだって出てくるに違いない。

デンキギョウカイでヒョウロンカがやらなくちゃならない仕事は案外多そうだ。まずは現状の紹介から始めますか。

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2010年12月15日 (水)

セレナに乗る(12月14日)

午前中原稿書き。昼ご飯食べ、日産本社で行われているセレナの試乗会へ。最初はライダーじゃないアイドルストップ付き。走り出すや「う~ん!」。良いですね~! 特にアイドルストップが素晴らしい! ホンダのハイブリッド車より始動ショック少ない。そればかりか、ブレーキ離した直後に「がば!」とアクセル踏んでもOK。

起承転結の無いダラダラした動画です

クルマの仕上がりも低周波振動を感じる以外(私は敏感)、文句なし。ライダーは低周波が少なくなる代わり、乗り心地が硬くて(粗い、と書いた方が近い)推奨出来ず。週末のオールアバウトで詳しく紹介したい。クルコンは一世代前の「メーター読みで110km/hまでタイプ」。今や117km/hが主流です。

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右はエンジン停止時間計

アイドルストップすると、その間に消費しただろう燃料が表示される。6分間で65cc。すなわち1時間あたりのアイドル燃費650ccということ。日産の直噴2リッター、若干アイドル燃費が悪い感じ。2リッター4気筒なら500cc台の中盤くらいまでいくと思う。いずれにしろ良いクルマだと感心しきり。

終了後、JRで新橋に移動してプジョー・シトロエンの年末懇親会。電車だから遠慮無く飲める。考えてみたら久々の晩ご飯+お酒であります。貴重な火曜日(うなぎ屋の定休日)なのだった。プジョー・シトロエンにとって2010年は大幅な販売増となる大満足の年だったそうな。雑誌ギョウカイは厳しい厳しい1年でした。

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2010年12月14日 (火)

忘年会(12月13日)

昨日TOPで紹介したCOP3の件、コメント少なし! 普通、どんな話題でも反論が出る。あまりのデタラメぶりにあきれてナニも言えない、というあたりだろうか。自分自身、調べていて驚くことばかり。お人好しにもホドがある、と思った。今後、どうやって世界規模の二酸化炭素排出量を減らしていけるだろうか?

いずれにしろ我が国はダントツを行くしかないな、と考える。石油価格より安い電気自動車や燃料電池車、安価なハイブリッド、そして超低燃費のコミューターあたりを開発しておけば、やがて世界商品になるかと。ウチもせっかくリーフ買うんだから、太陽光発電でも導入しようかしら。昭和シェル石油の『ソラリス』なんか面白そう。

5kWくらいの太陽光発電装置を付けると、おそらく家庭で使う分だけでなくクルマで使うエネルギーも自分でまかなえるだろう。こんなECOなことはない。太陽光発電、現在1kWあたり50万円程度するが、半分の25万円くらいまで下がったらイッキに普及し始めると思う。これまた韓国や中国に負けちゃアカンです。

電気バイクも有望。現在なぜか原付登録の電気バイクばかりながら、125cc級の動力性能を持たせたモデルが出てきたら面白い。巡航時に必要な電力量は原付とほぼ同等。3kWh(40kg程度か?)くらいのバッテリー積むと、おそらく80kmくらい走れるハズ。十分実用に耐える。

というか暖房や冷房が不要で、1日あたりの走行距離少ないバイクこそ電気化に向く。1昨日写真をアップしたPCXのようなデザインであれば、ウソ偽り誇張無しにバッテリーも3kWh搭載できるだろう(ヤマハの電気原付は0,7kWhで30kmくらい走れるらしい)。3kWhなら100Vで気軽に充電出来るし。

夜まで原稿書き。19時からうなぎ屋修行。天気悪く、今年1月26日以降の売り上げ最低記録を達成! 忘年会の予約も入っておらず(というかPRしていない)。そういえば私もうなぎ屋修行があるため、火曜日以外、忘年会に出席できません。そうか! うなぎ屋で忘年会やればいいのか! な~んて。

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2010年12月13日 (月)

真冬の海で濡れる(12月12日)

佐島の湘南サニーサイドマリーナでボート・オブ・ザ・イヤー(BOTY)の試乗会。道路が空いており1時間も早着しちゃったので、佐島の回りをぶらぶら。すると漁港前に人の集まっている店を発見。どれどれ、と覗いてみたら、漁港で上がったばかりのサカナをそのまま運んで売ってます。

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野菜類も安い

もっと早い時間帯だとイナダのような大型魚もたくさん売っていたようだけれど(残っていた1本は850円でした)、小型のサバや小さいイシダイ、小さいメジナ、豆アジが多かった。下の写真はサワラとメジナ、黒鯛です。魚屋さんより安価だし、なにより新鮮。買おうとかと思ったけど、釣り人にカムバックした今や意地で買わぬ。

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今年は青物が少ないそうな。そういや東京湾奥にもイナダは来ず

そうこうしているウチ、試乗会の時間に。今年の候補艇を次々試す。いずれも楽しいフネながら、最も驚いたのがスナガ『イーグル675』。何と言ってもカッコ良い! 日本製のフネと思えないほど。フネ遊びのイメージそのまんま、と言って良かろう。今年のボートショーで見たときから乗りたかったっす!

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左右にハンドルが付いている

唯一の「大丈夫か?」が本日の海況。北からの爆風常時10m以上。こんな海でロードスターみたいなカッコしたフネに乗ったらアタマからズブ濡れになること確実。ゆっくり走ろうとココロに誓って出港しても、今まで一度も守れたことなし。100%の確率で濡れてきた。果たしてどうよ?

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最高速は40ノットオーバー! クルマだと300km/hという感じ

驚くべきことに追い風と向かい風だけなら、全く濡れない! チャイン(波をたたき落とす壁)が良い仕事をしており、波で飛びながら走っても問題なし! しかぁし! こらもう当たり前だけれどターンして真横から強風喰ったら、デガいクルーザーだってズブ濡れ。真冬の北風の中、海水シャワーをタップリ浴びました。

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強い横風さえ受けなければ濡れることもなく快適至極!

それにしても良いフネだ。スタイルだけじゃなく乗った感じも日本のフネと思えないくらい剛性あり、波の当たりが柔らかい。25ノットくらいで流しているとエンジン音だって静か。価格は150馬力のエンジン付きで450万円くらいだという。同じ価格の輸入車を買うより絶対満足できるかと。

こんなフネを夢の島マリーナに泊めておき、仕事終わってから一流ししたら最高でしょ! 花見にも花火にも向く。今年のBOTYはこのフネか、まだ試乗していないヤマハの『エス・クワロ』にしようと考えてます。といってもエス・クワトロ以外にも試乗していない候補艇がいくつか残ってますけど。

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2010年12月12日 (日)

ハヤブサ(12月11日)

午前中は長編の原稿。15時くらいに脱稿し、アドレスV125の返却に行く。ホンダPCXと同じ4スト125ccのスクーターながら、キャラが見事に違う! アドレスの場合、大きさは原付と言っても良いほど。グリップからして小型。取り回しの良さを重視する人は大いに評価することだろう。

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リアBOXはオプション

価格は25万7250円。方や下の写真のアイドリングストップ付きPCXが29万9250円値引き無し。アイドルストップだけじゃなく、PCXはホイールもアルミだったりして。そう考えるとPCX優勢である。しかし! アドレスV125の実勢価格を見ると20万円台の超前半。これまた魅力的です。

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私の体格だとPCXの方が楽ちん

このあたりは人によって意見が異なると思う。迷ったら実物を見て決めることをすすめておく。また、アドレスV125のホンダのライバルは110ccの『リードEX』(24万9900円)か。参考までに書いておくと、実用燃費はどちらも40km/Lくらい。機会あったらヤマハの125ccスクーターにも乗ってみたい。

続いて借りるのが逆輸入車の『隼』。これでスズキの広報車は全て乗りました。シーズンオフになったこともあり、次は4月から始めようと思う。ホンダの残りを続けるか、ヤマハのイッキ乗りをするか検討中(ヤマハは日頃付き合いがないので、広報車を貸してくれるかどうか問い合わせないとならんです)。

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予想していたよりはるかに乗りやすい

ということでバイクで世界一速い最高速300km/hオーバーの隼だが、第一印象は「0~400mを9,9秒で走る割に乗りやすいのね!」。エンジン掛けた瞬間からシビれるGSX-R1000と全く違う。聞けばGSX-R1000より売れているそうな(価格はどちらも150万円程度)。

うなぎ屋の前に駐めておいたら注目されるの何の! とりあえず隼と1週間過ごしてみたいと思う。最初の印象から書くと、同じ価格ならGSX-R1000かな?

GMの社長が「プリウスはヲタクっぽい」と発言しニュースになっている。おそらくトヨタは社長以下「そんなことどうでもいんじゃん」と思っているかと。私もなんでニュースのネタになるのかワカらん。最近のメディア、おかしくね?

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2010年12月11日 (土)

充電マナー(12月10日)

リーフ買い毎月1500円の会費払うと日産ディーラーでの充電が無料になるそうな。大丈夫か? 以下私はそんなことしようと思わないけれど……。リーフ買うことになるディーラーは大きなスーパーマーケットの隣にある。マーケットの入り口の横にディーラーという素晴らしい立地条件。

買い物に行った際、ディーラーで充電したらどうよ。1日30~50kmという使い方なら、2日に一回の買い物に行き、ついでに充電するだけで足りてしまう。100km走って充電すると15kWhくらい入るかと。これ、深夜電力でも120円くらいかかる。昼間の電力であれば、360円。けっこう高い。

1ヶ月に15回充電したら、深夜電力で1800円。昼間電力で5400円と、いずれも1500円の会費を余裕でクリアしてしまう。日産ディーラーの隣に家のある人も同じような使い方が出来る。と言う人は必ず出てくるハズ。やがて「充電マナー」という考え方が出来るに違いない。

携帯電話出たとき、電車の中でもホテルのレストランでも普通に通話できた。むしろ「凄い!」という目で見られたほど。充電中にクルマから離れる、なんてことしたら怒鳴られる時代になると思います。メーカーもメディアも、充電マナーについて指針を作るべき。なのにメーカーのパンフレット見ると「充電中はお食事に」だと。

そうそう。200V電源は安ければ3万円。深夜電力をもう一本引っ張ってきても7万円くらいで出来ることが判明しました。痛車の北森君が相談に乗ってくれるというので(北森君は図面を書け、業者も紹介してくれるとのこと)、近々どういう方法がベストなのかレポートしたいと思う。

今日は朝から原稿書き。オールアバウトのラクティスと、コリズムの高速道路料金の改定の話、そしてKUREコラムの3本を魂の仕上げで。違うテーマを気合い入れて3本書くと、けっこう脳内に乳酸貯まる(ホントか?)。夜はラジオ日本の収録。終了後、うなぎ屋で厳しい修行して帰宅。

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2010年12月10日 (金)

初冬の試乗会(12月9日)

朝イチで徳大寺師匠とエンジン誌の対談。以前も書いた通り師匠と対談出来るような立場になるなんて思っても見なかった。今後、何回こんな嬉しい経験が出来るか解らないけれど、楽しかったです。あっという間に2時間経過。ちなみに師匠曰く「人生の最後は楽しいレシプロと暮らしたいよなぁ~」。

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こいつも楽しいレシプロでがんす

終了後、河口湖まで移動し、FJクルーザーとラクティスの試乗会。イキナリFJクルーザーの仕上がりに驚く。もちろん高級なインテリア素材とか使っていないけれど、乗り心地やエンジンフィールが良い。足回りもシャッキリしており、これならロングドライブだって疲れない。ボートとかキャンピングカーなんか引っ張るなんて素敵。

上の動画は、あまりに和んだモンだからアップしてみました。ノンビリと初冬の林道を走っているのみ。これといったヒネりもなくツマらんです。決して安いクルマじゃないけれど、内容を考えれば高くも無し。いずれにしろ最近少数派になってしまった趣味性のあるモデルでございます。

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もはや雪だ

ラクティスは非常に完成度高く、重箱のスミをツツいてもナニも出てこない。没個性ということでなく、良いクルマだと思う。チーフエンジニアはトヨタのドル箱になってる現行ハイエースを作った方。ちなみに1,5リッターより1,3リッターの方がCVTの仕上がりよくてオススメである。

私としちゃ非常に淡々とした1日でした。

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2010年12月 9日 (木)

あかつき(12月8日)

早起きしてまずは新宿で新型エンジン積むフォレスターの撮影。やっぱしエンジン音が賑やかながら、先日乗った赤っぽいフォレスターより少し静か。調べてみたら、市場からすでに多々指摘されているとのこと。逆にメディアで問題視してるの、私くらいだという。基本的には良いエンジンなんだけど‥‥。

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対策後に試乗してみたい

面白いことに音の出ていないエンジンもあるという。部品のバラつきらしい。決定的な問題ではない模様。何らかの動きがあったらレポートします。エンジン誌でも大井君との対談で指摘したけれど、4ドアWRXのハンドリングは全く納得できない。これまた多くのメディアがスルーしちゃっている。

その足で修善寺のサイクルスポーツセンターへ。乗ったクルマで4ドアWRXのハンドリングの件、大いに納得しました。近々レポートします。往き道、ターンパイクで試乗会をやっていたため、帰りに寄る。夕暮れのターンパイクで存分に楽しませて頂く。今日は久しぶりに(といってもタイで堪能してます)走り三昧っす。

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いやいや楽しい!

帰り道、金星に行った『あかつき』が軌道に乗れなかったというニュース。NHKなんか「税金を使って‥‥」と言ってた。をいをい! ついこないだ『はやぶさ』の成功にバンザイしたろ! 失敗は成功の母だ。250億円の費用が掛かってるというけど、トヨタなんかF1に毎年600億円使って勝てず。

専門家によれば「日本の衛星技術は失敗した時のリカバリー策の多さで世界一」なんだという。だからこそ「はやぶさ」も成果を残した。タヌキが歩く道路や、ほとんど人の通らない橋(阿嘉島の橋は橋梁部分だけで50億円。取り付け道路を含めると70億円以上)を造ることを考えれば250億円は決して高くない。

もちろん「それでもムダ使いだ」という人もいるだろう。こらもう「価値観の違い」というヤツで、説得して何とかなるようなモンじゃありません。昨今の日本は「やめれ!」という人が多くなったから閉塞感が強く漂うようになったんだと思う。確かにナニもしなければお金は使わないですけど。

国がオタンコでJAXAが泣き入れれば応援してやる! と考えていたら、突如私にカンパしてくれた人の気持ちがハッキリ理解出来ました。やっぱり人間たるもの「夢を追いたい」。というか、それを失ったらツマらんです。読者の皆さんからの「夢を追え!」という激励、本当にありがとうございました。

前向きの人の力がまとまれば、我が国もまだまだイケると思う。私もパワー出そうだ。いかんいかん!

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2010年12月 8日 (水)

怪傑ハリマオ(12月7日)

有り難いことに原稿が貯まっている。朝から外に一歩も出ず仕事。昨日書いたEV用の200V電源だけれど、ガレージ内に200Vが来ている。ここから引っ張ってブレーカー付けてEV用のコンセントを付ければいい感じ。とうてい10万円以上掛かる電気工事とは思えぬ。

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いくつかコメントやメールを頂きました

今年のラリー参戦費用の概算が出た。読者の皆さんからカンパ頂いたため、最終戦については参戦費用と帰りの船賃までカバー出来ました。ギョウカイの皆さんにこの話をすると、一様に「信じられない! 久しぶりに明るい気持ちになった」とか「日本もまだまだイケますね!」。特にラリー関係の人達は驚くの何の! 

来年どうするのか? とも聞かれるけれど、全くの白紙。というか無い袖を振れないです。ヨメは「ラリー車を持っているから使いたくなるんだから売りなさい」。今のところ 1)もうオシマイ。2)スポンサー集まったらマレーシアのシリーズに出場して怪傑ハリマオを歌う、の2チョイス。まぁ90%前者になると思いまつ。

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最終戦経費

・エントリー費                    170000円(60000B)
・サービス(4人+サービスカー+食事)    170000円(60000B)
・ローダー                       20000円(7000B)
・ガソリン(競技用)                 64000円(23000B)
・レッキカー(レンタカー)              56000円 (20000B)
・ラリー期間中の宿泊費              112000円(40000B)
・移動費(ガソリン代など)             28000円(10000B)
・食費など雑費                   84000円(30000B)
・旅費                        400000円

トータル                       110万4000円

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第3戦経費

・エントリー費                     60000円(22000B)
・コ・ドラギャラ                     68000円(25000B)
・サービス(4人+サービスカー+食事)    122000円(45000B)
・ローダー                       20000円(7000B)
・ガソリン(競技用)                 25500円(5100B)
・レッキカー(レンタカー)              35000円 (13000B)
・ラリー期間中の宿泊費              40000円(13600B)
・移動費(ガソリン代など)             15000円(5000B)
・食費など雑費                   27000円(10000B)
・旅費                         20000円(マイレージ航空券)

トータル                       42万2500円

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第2戦経費

・エントリー費                     66000円(22000B)
・コ・ドラギャラ                     75000円(25000B)
・サービス(4人+サービスカー+食事)    135000円(45000B)
・ローダー                       20000円(7000B)
・ガソリン(競技用)                 25500円(8500B)
・レッキカー(レンタカー)              21000円 (7000B)
・修理(暫定)                    60000円(20000B)
・ラリー期間中の宿泊費              40000円(13600B)
・移動費(ガソリン代など)             15000円(5000B)
・食費など雑費                   15000円(5000B)
・旅費                        320000円

トータル                       79万2500円(完全予算オーバー)

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開幕戦経費

・エントリー費                    66000円(22000B)
・コ・ドラギャラ                     75000円(25000B)
・サービス(4人+サービスカー+食事)    135000円(45000B)
・ローダー                       20000円(7000B)
・ガソリン(競技用)                 25500円(8500B)
・レッキカー(レンタカー)               6000円 (2000B)
・修理                         97800円(32600B)
・ラリー期間中の宿泊費               21000円(7000B)
・移動費(ガソリン代など)             15000円(5000B)
・食費など雑費                    15000円(5000B)
・旅費(チケットはマイレージ)           7000円     

トータル                        47万3300円

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日本~タイ往復運賃              約60万円

総費用                       339万9800円 

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2010年12月 7日 (火)

怪しい(12月6日)

リーフを購入するにあたり、200Vのコンセントを付けなければならない。日産ディーラーでは『なおしや又兵衛』という業者を紹介しており、工事価格10万3950円からだという。パンフレットには税抜き価格の9万9千円を大々的に表記するなど、自動車メーカー推奨としちゃちょっと‥‥。

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税込み価格は老眼だと見えない。それにしても99が好きだコト

しかも10万3950円という価格が高いのか安いのか専門外なので全く解らない。おそらく素直な人はココに頼むのだろうけど。まぁヒョウロンカとしちゃヒネリがありませんな。ということで、どうやったら安価に安全に200Vコンセントを設置できるのか検討中。なにか良い情報やアドバイスあったらコメントくださいまし。

も一つ。トヨタは工場オプションでETCを付けると10500円。まぁそんなモンでしょう。なのに日産は1万9950円もする! いっそ2万円にすればいいのに、またまた妙に2万切りにコダわった価格で笑えます。どんだけセコいのか。25年ぶりくらいに日産車を買ったら、あまりのショッパさに笑い転げる。

定価で売るんだから普通ならサービスしてくれたっていい1万6275円の車庫証明も、永田に3千円で頼んだ方が世の中のためになる。とりあえずETC車載器と車庫証明は断ることにしましょう。この2点で3万5千円も安くなるのだから大きい。200V電源を安く引ければもっと節約可能。

時節柄、ユーザーが少しでもクルマを安く買える情報は重要だと思う。というか最近の自動車メディアは、そういった情報に興味を失いつつあります。クルマを買うときは太っ腹になりがちだけれど、以上3点で下を見て5万円は安くなると思う。平時の5万円って大金でしょ。

定価販売をするクルマなら「値切る」のでなく、不要なモノは頼んだり買わなかったりする、というチョイスがいい。

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2010年12月 6日 (月)

木原さんの作品(12月5日)

午前中原稿書き。昼に家を出てスズキ・アドレス125の広報車をピックアップ。そのままベストカープラスの座談会へ。13時半から開始したのだけれど、まぁいつもの如く大混乱。果たして飯干君はまとめられるだろうか? お金の掛からない取材だと思うけれど記事化タイヘンかと。

そうそう。本日リーフを正式発注。赤にしようと思っていたカラーは、リスキーなことながら永田のセンスを信じ、オプションのパールに変更す。コ。ドラの木原さんがラリーのマンガを書いてくれました。もっといろんなバリエーションを見たいですね~。ペースノートの読み方とか‥‥。

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実際、第3戦までは毎戦「ぐわ!」というケースがいくつかありましたけど(うち2回コースオフ)、今回は1回も無し! やっぱし木原さんだと超安心でございます。私にはもったいないくらいのコ・ドラですな。ラリーの”タニマチ”になって頂いた方のためDVDを作っています。永田に送り先を指示してください。

 

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2010年12月 5日 (日)

今度はうなぎ屋(12月4日)

今年は雪が降ったらすぐスタッドレスタイヤのテストをしようと思っている。ただ湯沢は除雪車の入らない深夜~早朝のみしかアイスバーンも雪道も出現しない。朝になるとすぐ除雪車入っちゃいますから。幹線の町道なんか無雪路(パイプから水が出てくる)だし。ということで昼間はスキーか仕事です。

今年の加山キャプテンコーストのオープンはいつかな、とチェックしてみたら、何と! 今シーズンの営業をしないという。雑誌の廃刊を休刊というのと同じく「12月末から3月末までリニュアルのため休みます」ときた。この期間、工事なんかできないっしょ。確かにあんな空いてちゃ厳しいと思う。

加山キャプテンコーストの他にも、今シーズンから休業しちゃうスキー場は日本中に出てくることだろう。1シーズン休みとゲレンデが荒れるし、雑草も生い茂る。3年も休めばリフトだって本格的なメンテを必要とするに違いない。かくしてスキー場が減っていく。もちろん雇用も失われていく。

夕方、タイの石井さんから電話あって「国沢さんがアクシデントの時に取った行動がタイ人の間でとっても高く評価されています。日本人として嬉しいです」。そう言われると気恥ずかしい。当然のことをしたまでですけど。文化は平和な生活の礎(いしずえ)あって成り立つものだと考えている。

「マリーニさんのラリー車は保険でカバー出来るそうです」もう一つのニュースの方が嬉しかった。マリーニ選手のランエボは相当なダメージを負っていた。保険が使えれば来年もまた使える。自分に全く責任の無いアクシデントでラリーを続けられなくなるのは残念なこと。来シーズンはシリーズ優勝を狙う?

叔母が最悪の状況になってしまった。久々に人世の最終コーナーをアップします。

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2010年12月 4日 (土)

ラリーあれこれ

<マリーニ選手のアクシデント>

「こうなれば残る二つのSSを思い切り楽しむのみ!」とスタートしたSS14は間違いなく大幅にタイムアップしただろうな、と思えるくらい良い感じ。ところが、である。ゴールから300mのコーナーでマリーニ選手のコ・ドラが手で懸命にバッテンマーク。重大事故だと直感。速度落とすと、ランエボがコースオフしてる。

それだけじゃなく、半ズボンの人が血を出して倒れてます。こういったケース、止まかどうかは競技者次第。もし主催者がSSをキャンセルにするなどの救済策を講じてくれなければ、止まっている時間だけSSのタイムが遅くなってしまう。競技を諦めなくちゃならない、ということです。

けれど私らは0,1秒も迷わず。急いで飛び出し(木原さんに止まったと思ったらもう居なかった、と言われました。ロールケージの隙間、狭いんだけど)、状況をチェック。マリーニ選手が泣きながら「救急車を呼んでいないから手配して欲しい」というので、再び乗り込んでゴールへ。

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スンゴク気の良いイタリアン

オフシャルに重大なアクシデントの発生伝え、救急車を要請。SS13のゴールに次々とラリーカーが入ってくるも(止まってサポートしたチームは私ら以外無かったらしい)、本部からして混乱しているらしく、指示でない。私も木原さんも、「こうなったらラリーどころじゃない。SS15は当然キャンセルだろう」という認識。

後続のグリーンジイサンのコ・ドラは(ペッダーさんという40歳代の女性。63歳のジイサンとの関係はアジアのラリー界のナゾの一つ)、一段と強硬な姿勢。私たちのトコロにも来て「もうラリーは終わりにしなければならない。クニサワは走らないワよね!」 私も木原さんも「当然でしょう」。

ペッダーさんは全員でSS15に行かなければ、この時点でラリーが終わると考えている。私が先頭です。ジイさんの後ろから来たアメリカ人のアンドリュー(コ・ドラは今シーズンの私の相棒であるイテポン君)は「みんなに従うよ」。ペッダーさんがイテポン君に「タイ語でオフィシャルに中止するよう言って頂戴」。

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上位チームのクルーでタイ語が出来るの、イテポン君だけ。すると「とりあえずSS15のスタートに行って指示を待つように言われた」。ペッダーさんはじぇんじぇん収まらぬ。すぐラリーを止め、SS14からサービスに戻るべきだ、と強硬に主張。イテポン君と口論になった。どうなる?

するとジイサンが突如「おいペッダー、行くぞ!」とエンジン掛け、ペッダーさんも乗り込んで走り出してしまった。ペッダーさん、サービスに戻ったのか? 残った私ら、みんなと協議し、とりあえずSS15のスタート地点まで行くことに。するとどうよ! ジイサンのラリーカーが来ている。

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アクシデント以後、二人は全く目を合わせなくなった

ジイサンはラリーを続ける気、満々なのだ。言うまでもなくペッダーさんと大ゲンカ状態。価値観の違いというヤツですな。結局SS15はステージキャンセルになり、サービスに戻ることになったのだけれど、ペッダーさんは収まらない。「私のラリーカーに乗っていく?」とリアドア開けたら、ホンキで乗ろうとした。

ハネられた人は? マーシャルにコースへの立ち入りを止められた地元のわがままで知られる有力者が、ゴルフカートで脇道からコースに入り、スタックしたところにマリーニ選手が来たのだという。病院に運ばれ右足の骨折だと判明。ここの病院じゃイヤだと転院したそうな。こらもうどうしようもありません。

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マリーニの泣き顔が忘れられない。出走順が1つ違えば‥‥

ラリー終わった夜、マリーニ選手とコ・ドラが来て「クニサワ、ありがとう。止まってくれたのはキミ達だけだった。とても心強かった」。大ショックだと思うけど、ラリーは止めないでね。そうそう。停車して飛び出した際、インカムを抜くことを忘れてしまい、コードがブチ切れる。高いのに。しくしく。今回のラリー唯一のダメージでした。

<ダム湖畔の遅さ>

今回ダム湖畔のSSが遅かった原因は最後のサービスで判明した。やはりエンジンパワーのためでございます。最後のサービスで中回転域のブースト圧を上げるという、モーテックの(コンピュター)ソフトを変えないで出来る唯一の対応策を打ったら、タイムがイッキに8秒も縮まりましたから。

参考までに走りの動画をご覧頂きたく。少しでもコーナリングスピードを稼ぐべく、走っているラインがウィッタヤ選手より完全に1台分イン側。このライン取りでキロあたり0,5秒速くなりました。前が見えないくらい深いブッシュに飛び込むコーナーも何度かあった(何か硬いモンがあったらオシマイでんがな)。

SSベストを取ったウィッタヤ選手

マリーニ選手の走行ラインを見ても、コースを知り抜いているウィッタヤ選手と同じで、無理したイン攻めをしていない。いや、しないでもタイム出る。当然ながら下の動画のライン取りをしてる私の方がコーナリングスピードは早いので、本来なら最高速だって出るハズ。ところがどっこい!

20秒も遅かったワタシ。速いしアクセル踏んでるでしょ?

ランエボのウィッタヤさんに最高速を聞いてみたら170km/hだって。私のデータを見たら、同じSSの1回目は148km/h。2回目147km/hでほぼ同じ。じぇ~んじぇん遅いぢゃありまへんか! おハナシにならぬ! しかしブースト圧を上げたらイッキに161km/hへ上がっている。

「どうして最初からこの設定にしてくれなかったのか」と小沢さんに言ったら「だって国沢さんのエンジン、いじってないんでしょ?」。やはりノーマルのままだと厳しいそうな。モーテックのセッティングも、普通のエンジンで壊れない程度にしてます。今回は安全マージンを切り崩したワケ。

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最後のサービスで覚悟決める

標準スペックのエンジンでブースト圧を上げるのはリスキーらしい。「最初から上げたら持たなかったと思いますよ。アジパシだと2戦に1回オーバーホールします」。考えてみればウィッタヤ選手もマリーニ選手もジイサンも、そして後続のアンドリュー選手も、エンジン音からして気合い入ってる。ミッションは全員ドグだし。

小沢さん曰く「そろそろチャンとしたラリーカーに乗るべきです」。まぁ国沢選手も修行を重ね、ステップアップ出来る段階に来たということか? エンジンをキッチリ組み、モーテックでギリギリまでパワー出してやれば、マリーニ選手やウィッタヤ選手と勝負できると思う。劣勢パワーで勝ったSS1とSS4を見れば解る。

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クールな木原さんが壊れる、の図

いずれにしろショックアブソーバーのスペアさえ持っていない状況でシリーズ優勝できたのは幸運に恵まれたからに他ならぬ。けっこう気合い入れて参戦したマリーニ選手ですらシリーズ3位。地の利とはそんなモノ。全日本ラリーにPCWRCのトップドライバーが参戦したって、シリーズ優勝は絶対無理だと思う。

だからこそタイラリー選手権25年間の歴史の中で、外国人チャンピオンは2人目なのだ。タイのラリー関係者によれば「クニサワはタイ人が敬愛する王様のことを案じてくれた。ステッカーを見たときは驚いたよ。それにタイ人のクルーも大切にしてくれた。だから神様も助けてくれたんだと思う」。

最後は読者の皆さんも背中を押してくれた。いろんな意味で幸せなシーズンでありました。国沢光宏、果報者でございます。

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<木原さんからのメール>

今回は家族ともども大変お世話になりました。家族みんな非常に思いで深いラリーとなりました。2008年のラリージャパンの時と同じく、今回もとてもいいチームでした。それも国沢さんとラリーをする魅力のひとつだと思っています。

また、国沢さんのホームページを見て多くの方がチャンピオンになったことをお祝いしてくれるのを見るにつけ、国沢さんの活動の影響の大きさを実感しています。少しでもその活動のお手伝いに参加出来たことは、とても有難いことだと感じています。
 
ラリーの間は、高速コースにシビれはしたものの、ドライビングが常に安定していたので怖さはありませんでした。また、国沢さんが楽しんで走ったSSも、納得いかないSSも大体ワタシのおケツで感じていました。
 
SS14の最初の方の右に回り込んだコーナー、前2台のラインを綺麗にトレースして入口から流してしかもアクセルは踏み続け、リアにトラクションがかかった状態で美しくコーナリングしましたね! ワタシは心の中で「サイコーに決まったー!」思っていました。

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<データ>

        ウィッタヤ   マリーニ    国沢      国沢最高速

SS10    6:39     6:42     6;59     148km/h

SS11    9;29     9:26     9:50

SS12    6:38     6:35     6:50     147km/h

サービスイン

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SS13    9:27     9:28     9:42

SS14                              161km/h

SS10とSS12、SS14は同じコース。SS11とSS13が同じ。SS12は徹底的にインを攻めたら9秒も早くなった。SS13からパワーアップしてるため、SS14はSS12より最高速が大幅に上がってる。もしかしたらトップタイムだったかもしんね~ぞ! な~んて思っていたりして。いずれにしろ最後まで攻めました。

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2010年12月 3日 (金)

工場で活を入れられた(12月1日)

ホンダが4輪と2輪の工場を見せてくれるというので、こらラッキーとばかり連れて行ってもらう。タイの4輪の工場は10年ほど前に取材させてもらったけれど、2輪についちゃ日本の工場も見たこと無い(ブラジルのマナウスの工場だけ見たことある)。どうなっているのか大いに楽しみでございます。

4輪の工場についちゃ「ずいぶん大きくなりましたね!」。当時、3万台くらいの規模だったが、今や24万台というキャパシティを持つそうな。間もなくブリオの生産も立ち上がり、フル生産に近くなるという。ホンダに限らず今後タイの工場はいろんな意味で(例えば新興国のモデル工場)重要な拠点になると思う。

続いて2輪の工場。元気あると聞いていたけれど、まさかこれほど賑やかだとは想像もしておらず。ラインが見えないほどのワーカーの数に圧倒される! しかもノンビリした国民性だという概念を根本的に見直さなくちゃならないほど手の動きは早い。見る見るバイクが組み上がって行きます。

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日本の工場じゃ考えられないほど贅沢!

一番印象的だったのは働いている人の笑顔。ラインを見ていると皆さん挨拶し、にこやかに笑いかけられる。世界中の様々なメーカーの工場を見てきたつもりだが、この工場くらい挨拶され、笑顔を投げかけられた経験は無し。聞けば「一度入ってきた従業員は全く辞めないです」。良い工場なんだと思う。

なんだかモノ造りの基本を思い出した。やっぱし工場って素晴らしいです。もちろん良いことばかりじゃないだろうが、総合的に評価したら圧倒的に良い面が勝っている。日本から駐在しているホンダの人も、皆さんやりがいがあって楽しいそうな。モノ造りをしている企業は、ぜひともこの工場を見学したらいい。元気一杯になるだろう。

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カブ110のエンジン。もちろんインジェクション

この日はトリプルヘッダー。続いて2輪の販売店を見に行く。これまた元気一杯! 1日20台売れるというのだから当然か。参考までに書いておくと、110ccの『WAVE』で約7万円。150ccの『CBR150R』は約20万円とのこと。ヘルメットもフルフェイスで1400バーツ(約4000円)だという。

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ジェット型なら600バーツ(約1700円)

新車登録費用は約1400円。これならタイに来てCBR150Rなど購入。ツーリングを楽しんだ後、持ち帰ってもいい。8台くらいまとまれば、1台あたり2万円くらいで日本まで運べるそうな。CBR150Rなら軽二輪登録となるため高速道路も走れます。来年はツーリングを企画するか?

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CBR150R

活気あふれる2輪の工場を見たら、なんだかすっかり元気になった。40年前の日本って、どこの工場もあんな感じだったんだろう。といった流れから昨日のTOPになった次第。明日はラリーカーを日本に送る算段をし、明後日の朝に出国する予定。CBR250Rの試乗は次回にします。

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2010年12月 2日 (木)

CBR250R(11月30日)

ラリー終了後、深夜1時に木原さん一家が空港に向け出発。早朝にスワンナブーム発の飛行機で成田トランジットのLAX。植草君は11時の便に乗るべく朝6時のタクシーで空港へ。荒井さんと小沢さんはレンタカーに乗ってバンコクのガレージに行き、後片付けして夜の便で帰国。お疲れ様でした。

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モーターエキスポ2010

私は居残りし、30日からプレスディが始まるバンコクのモーターショーに。もちろんお目当てはホンダのコンパクトカーであるブリオ。詳細は近々レポートしたいと思う。現時点で日本の販売計画を持っていないようだけれど、出せばきっと売れるんじゃなかろうか。ということでCBR250Rでございます。

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かっちょイイ

取り回しがよさそうで、ライディングポジションも自然。単気筒27馬力のインジェクションエンジンを搭載しており、燃費も良好だという。トップブリッジに使われている金属の質感を除けば仕上げも不満を感じないレベル。逆に考えると、ここの見た感じを良くすれば日本製と遜色なくなる。

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ちょっとカッコ悪い?

出展されていたクルマではマレーシアのメーカーであるプロトンの「サヴィー」が興味深かった。価格40万バーツ。ブリオと全く同じ価格帯に属す。実車をチェックしてみたら、まぁマーチにも届かないレベル。プロトンになら勝てると思う。やっぱし日本車にとっての強敵は現代自動車かと。

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ラリーについてのコメントの数々、ありがとうございます。帰国したら動画を含め、昨日までの日記で書ききれなかった情報や雑感などお届けしたいと思います。

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2010年12月 1日 (水)

背水の陣(2日目)

2日目の最初のリエゾン(75kmの移動)でお坊さんをたくさん乗せたピックアップに遭遇。にこやかに見てます。仏様のご加護が受けられるか? ラリーカーのコンディションは本日も万全。むしろ乗り心地なんか良いくらい。少しでもランエボ勢に追いつくべく頑張るぞ~っ!

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有り難や有り難や

しかし! ラリーが始まってみるとイキナリの大苦戦! 朝イチのSS10でアメリカ人の駆るランエボ4に3秒も負けてしまう! をいをい! 私は昨日と同じく平均速度でトップと4km/h差で走った。つまり特に遅かったワケじゃない。アメリカ人のアンドリューのエンジンが掛かってきたってこと。

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今日も厳しいっす!

アンドリューもアメリカじゃ速いドライバーだということを後で知るのだけれど、この時は驚くのみ! こらマズイと超気合い入れたSS11で7秒引き離したものの、SS12は同タイム! SSを3本終え、サービスに入った時点で4秒差。超ヤバす! もし本日の成績で4位になってしまえばシリーズチャンピオンは取れない。

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タイヤもジャッキもスペアのオイル類もじぇ~んぶ下ろす

背水の陣である! 小沢さんに「何とかならんですか!」と言うと、壊れる可能性あるのですすめないけど、中回転域のブーストを上げられるという。当然お願いする。さらにタイヤのサイプを加え、その上で軽量化のため「載せておいた方がいい」と言われたスペアタイヤも下ろしてもらう。

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もちろんお約束の魂のイン攻め!

するとどうよ! SS13はイッキに8秒もタイムアップ! 何とSSベストを取ったウィッタヤ選手よりキロあたり0,8秒しか遅くないじゃありませんか! 最初からこのパワーなら昨日1位になってシリーズチャンピオンを決められたのに! しかもアメリカ人のランエボ4はコースオフして後退しちゃった。

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石井さんの頭のテッペンにペリエを掛けちゃいました

マリーニ選手がSS14でリタイアしたこともあり(この件についての詳細は土曜日にアップします)、キングスカップは2位。タイラリー選手権も第4戦が3位。第5戦2位でトータル42ポイント。ウィッタヤ選手は38ポイントだったため、シリーズチャンピオン確定となった。マリーニ選手が上位だったとしても40ポイント。

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追い上げてきたアメリカ人のアンドリューに襲われる

念願の目標だったシリキット王妃の賜杯を頂けることになった。ちなみに25年の歴史を持つタイラリー選手権で外国人チャンピオンはマレーシアの英雄、カン・チー・ホン選手のみ。毎年のように外国人選手が参戦しているけれど、地の利を持つ地元勢に勝つのは難しい。マリーニ選手を持ってしてもダメだったのだ。

いろんな意味で幸運に恵まれたと思う。私レベルの経歴しか持っていないドライバーが(初めてグラベルを走って6年目。出場回数も今回入れて11戦目)ナショナルチャンピオンを獲れるなんて思ってもいなかった。もちろん開幕前は目標に挙げていたけど半分冗談でしたから。

オヤジの修行としちゃ上々でしょう。さんざんお世話になった小沢さん、コ・ドラのイテポンさん、木原さん、パーツをサポートして頂いた方々、青木さんというベテランのメカニックを派遣して頂いた東京スバル、そして最終戦のタニマチになってくれた読者の皆さん、本当にありがとう!

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