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2010年11月30日 (火)

初日その2

SS3が終了した時点での順位は驚くべきことにTOP! SS3でグリーン選手が右コーナーで膨らんでコースオフし、横方向に1回転。スペクテーター(観客)に押し出してもらいコースに復帰するもペース上がらず、加えてサファリラリーの如く大量の土煙を出しながらの走行となったため、後続車が遅れたのだった。

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SS3終了後のサービスは高速域での安定性を上げる方向に

この差をキープすべくSS4は長い直線を根性決めてフラットアウト! 後で判明したのだけれど、途中でバイクに遭遇しアクセル戻したSS1と最高速は5km/hしか変わらない181km/h。これが私のラリーカーのほぼ最高速だということです。それでもマリーニ選手を3秒も離すベストタイム!

SS5が始まる前にマリーニ選手が来て「早いね~。全開?」。あたぼ~よ、と答える。ただダム湖畔路のSSがイケません。同じコースで2回目の走行となるSS5は、ペースノートの微妙な誤差を修正しフルアタック! けっこうイケたと手応えあったけれど、それでも1秒しか縮まらない。1本目から攻めているのだ。

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小沢さんはタイヤの動きを柔らかくするためのサイプを入れてくれる

SS6も同じ。SS5よりペースノートの修正箇所が多かったため(レッキ時に対向車多かったのでライン取りを確認できなかった)SS3より5秒縮まったものの、グリーンさんにも7秒遅れている。こらもうリスクを覚悟して(路面状況が見えないブッシュをカットする)徹底的にインを攻めなくちゃアカンか? 

SS1の3回目の走行となるSS7はついにマリーニ選手も覚悟を決めて全開! こうなるとパワー勝負になり、マリーニ選手には5秒引き離されてしまう。ただウィッタヤ選手より2秒早い。こういったコースばかりのラリーならランエボ勢と勝負できるのに! ちなみにマリーニ選手の最高速は194km/hだって!

そしてSS8とSS9はインカットの鬼になる! もう徹底的に攻めまくり! ウィッタヤ選手と同じ場所で撮った動画を見ると、カンペキに1車線分イン側のラインを通っており(もはや半分ブッシュの中)、直線的に走ろうとしてます。SS5より7秒も削り、グリーンさんの1秒遅れに! 現状で望み得るベストな走りだと思う。

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思い切ったイン攻めを開始!    撮影/木村さん

SS9もSS6より6秒も削れた。絶対的な早さじゃランエボ勢に届かないけれど、少しでも差を縮めて行きたい! 順位より意地みたいなもの。ちなみにSS8までは何とか総合1位をキープ出来ていたけれど(ウィッタヤ選手より前でゴールすれば初日にシリーズチャンピオン決定)、そうは問屋が卸さず。

SS9で2位だったウィッタヤ選手に16秒もの差を付けられ逆転を喰らう! しかもマリーニ選手にも抜かれ3位転落! あちゃ~! これで明日は3位以内じゃないとシリーズチャンピオンが取れなくなった。しかも明日はダム湖の回りのSSのみ。ワンミスあれば4番手を走っているアメリカ人に抜かれてしまう。

こら楽な展開じゃなくなった。ケツに火が付いちゃいました。

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それでも初日は全くのノートラブルで終了。チーム員と一緒に晩ご飯でございます。明日は少しでもランエボに追いつき粘るぞ~! こうなったら攻めるしかありません!

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2010年11月29日 (月)

初日その1

いよいよラリーが始まった。まずはサービスまで75kmほどのリエゾン。クルマは今までのモグラ叩きが信じられないほど絶好調でございます。朝のウチは気温も低く快適。異国の道を自分のラリーカーで走っているという気分は、曰く言い難し。しかもタイの交通ルール、全くストレスを感じない。

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ゼッケンはグリーンさんに続く2

最終チェックを行う最初のサービスも問題なし! SS1を迎える。このコース、非常にタイトでトリッキー。しかも1,8kmに渡るウネウネと微妙に曲がった道幅の直線が勝負。ここをどこまで踏めるかでタイムは決まります。気合いを入れスタート! するとなかなか快調ぢゃありませんか!

1,8kmの直線はなぜかオートバイが紛れ込んでいたためアクセル戻さなくちゃならなかったけれど、予想していた以上に踏んだ! ちなみに最高速は181km(誤差補正済み)。タイトなセクションも無難にまとめフィニッシュ! グリーンさんのタイムより15秒も早い! いいぞ!

しかぁし! ダム湖の回りのフラットなグラベルで行われるSS2がじぇんじぇんダメ! このコース、2005年にAPRCで使われた際、トシ新井選手を持ってしてもランエボのバリマキ選手に1kmあたり1秒も離され、しかも大半のランエボに負けたというランエボにとって甘い甘い蜜のようなコースだったりして。

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タイヤはいい感じで使えている

サービスに戻ってタイムを見たら,SS1はコースを熟知しているタイ人のウィッタヤ選手と並ぶトップタイム! マリーニ選手もアクセル全開で走れなかったという。ただSS2のタイムがメロメロ。タイム出ずに怒りまくっていた新井選手の気持ちがわかる。ただこのままじゃ悔しい!

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2010年11月27日 (土)

何とかなった!(11月26日)

9時過ぎにエンジン誌の荒井さんが必要なパーツを持って来てくれました。モータースポーツにゃよくある人間宅急便というヤツです。クラッチ関係一式と、ネズミに囓られた配線やホース多数。これでショックアブソーバー以外は全て問題なし。ということで小沢さんはアブソーバーをバラしに掛かる。

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ホースがガジガジでした

アルゼンチンのRSSRというショックアブソーバーです。何でもホントに中身が壊れていればオシマイながら、少しはバラせるとのこと。その範囲内でのトラブルなら何とかなるという。とりあえずノーマルのショックアブソーバーを手配。壊れたショックアブソーバーで走るより安全だという判断。

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あれ? あれ?

ショックアブソーバーを外してチェックしたらガタ付きが出ていない。あらら? それじゃ、と車体が(ハブ)をバラす。これまた異常なし。どこだどこだとやっているウチ「こんなトコロが緩んでた!」。普通なら緩まないショックアブソーバーの下のボルトが手で回る。かくして小沢さんニンマリ!

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昨日の最悪の顔とおんなし?

幸せになってお昼。ホテルの近所にあるラーメン屋さん。おめ~らラーメンばっかり喰ってんのね! と思うかもしれないけど、安くて早くて美味しいのだ。エンジン誌の荒井さん(ちなみにタイは初めて来る)もタイにハマりつつある。ラーメン上等。タイの雰囲気上等らしい。

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テンパイしました。余裕ぶっこく

下の写真が長い間、トラブルのタネになっていたクラッチ。右上の手みたいなヤツの溶接位置を変えていたのだった。踏力が軽くなるということだけれど、デメリットの方が多し。私は純正派でございます。やっぱし純正のままでクルマはキチンと機能するようになっていると思う。

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アカン改造

下はネズミに囓られたホース。インプレッサのオイシイ場所は配線だけじゃなかったようだ。上のホースなんか完全に穴があいており、役立たずになっていた。下のホースも穴が開く寸前。ラッキーにも全てギリギリで何とかなっていた感じ。前回のラリーでよくぞリタイアしなかったものだ。

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全部交換

第3戦目で知り合いになったチャチュンサオのお母さんチームがパヤタまで応援しにきてくれた。右端は永田の彼女(旦那さんと別れたという)。聞いたら最近永田からメールが来なくなったと言ってた。永田にはもったいないくらいだと思うぞ! 次が京都出身の森川さん。

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永田、メールしろ

ウィーキングストリートのセレモニアルスタートは、そらもう大騒ぎでございました。いろんな人と写真を撮った。なぜかロシア人が多く、皆さん日本車好き(特にスバルは人気らしい)。数え切れないくらいのロシア人から声援いただく。それにしても面白い! 楽しい! こんなラリー、無いです。

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マリーニ選手と。右端は木原さんの奥様とお子さん

ということでいよいよラリーです! 車体は万全に仕上がった。ペースノートもバッチリ。後は私らが頑張る番。思い切り楽しむつもり。出来ればSS1でのコースアウトだけは避けたい! 相変わらずネット環境が悪く、日記の更新が大幅にディレイ中。ラリー1日目は明日の夜にアップ出来るか? 

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2010年11月26日 (金)

人生の幸せ(11月25日)

朝からミッションの対策。とりあえず写真のような「5速&6速ゲートより右にいかない仕切り板」を追加。下側のボルトは引っ張ると抜けるように固定していないため、バックギアを使うときは仕切り板を上にズラします。これなら走行中バックギアに入れないで済む。ホントならフェラーリみたいなゲートを作りたかったのだけど……。

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最終チェックはシェイクダウンで

チェック走行はジョミティエンのビーチロードで行うのだけれど、まぁこんな感じ。今のところトラブルが次々と出ており、まるでモグラ叩きゲームの如し。予想以上にダメージを受けていたということなんだと思う。考えてみれば走行6万km。WRCに3回も出場していながら、エンジンやミッションはそのまんま。丈夫です。

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配線を変えたらエンジンは好調に

ということでレッキ2日目。ダム湖の回りの高速グラベルの2本というスケジュール。このSS、フラットなグラベルが11kmと14kmも続くという素晴らしいコース。今やこんな楽しいSSは世界中探してもないと思う。本日もお昼は小さい村にあるラーメン屋さん。大きいドンブルだったので40B(110円)なり。

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水ギョーザ風の具も入っていて美味しい

14時30分からシェイクダウン(テスト走行)を行う。待ち合わせ場所に行くと小沢さんが「左後ろのショックから音が出ています。壊れ始めているかもしれない」。どひゃ~! 今回出ているトラブルの中のボスキャラが出てきちゃいました! ショックのスペア、持ってないし、タイじゃ用意も出来ない。

 

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ボスキャラをどうする?

走ってみると確かに左リアからコトコトという音が出ている。今までしなかった音。小沢さんによれば「やがて内部で破損すると思います」。SSの走行距離500kmくらいなら余裕で持つと言われてたんだけど。まだ270kmしか走ってないです。シェイクダウンはホントに流すだけにしておく。

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やっぱし暑いのね!

そうそう。タイは冬。先週あたりは最低気温23度。最高気温29度とかだったのに、来てみればいつもと同じ。シェイクダウン終わって気温計見たら36度でございます。シェイクダウンで4km弱のコースを4本走ったら、もはや汗でびちょびちょ。スペシャル飲料などの暑さ対策も必要。

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シェイクダウンはバッチリ! じゃないって!

「壊れたら危険なので最悪、途中で白タオル投げますから」と渋い顔をしている小沢さんに今の調子を顔で表してください、と言ったら笑いやがんの! 確かに悲観したって自体は良くならない。楽しまなくちゃ損です。サービスに戻ってとりあえず出来ることは全てやってみる、とのこと。

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人生の幸せ

帰り道、楽しそうな家族を見た。3人乗りのように見えるけれど、お母さんの顔の右に後ろを向いた赤ちゃん。そしてそして! お母さんの足の前に細い足が見えると思う。お父さんとお母さんの間に一人乗ってます。ニンゲン、病気になると健康を願うのと同じく、平凡な日々の生活こそ最も幸せだと思う。

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ということで本日の植草君の幸せ

植草君はタイで調子に乗ってる白人(ファランと呼ばれる)が大嫌い。レンタルバイクに乗ってるファランを見ると「調子コキやがって!」と必ず言う。でも本日、7歳のムスメさんから電話あって(ソンテウに乗っている写真見たらしい)、パパ調子に乗ってるね、と言われたたそうな。「オレも調子コイてる外人だった)とガックリしてました。

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2010年11月25日 (木)

一難去って(11月24日)

レッキ1日目。7時にホテルを出発し、80km離れた場所にあるSSへ。今回使うSSは5カ所。ウチ、初日に3カ所のペースノートを作る。1本目はS1とSS4、SS7で使われる11kmのコース。荒れ具合が心配されたものの、今シーズン走ったコースの中では良い部類に入る。

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前回レッキ中に開いてしまい割れたリアガラスはテープで固定

しかし! 直線が長い! もちろんサーキットのように単なるまっすぐでなく、微妙にうねったり、曲がったりしながらも、とにかく道はまっすぐ延びている、というイメージ。イチバン長いところは1,2km! 全開のままだと何km出るんだ? ここはランエボのマリーニ選手優勢かと。

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ダムの回りはフラットで直線長いコース

残る2カ所はダム湖の回りにある超フラットなダート。イマドキ世界中探してもこんな楽しいSSはないと思う! ず~っとドリフト大会です。ただこれまたパワー勝負! 第2次世界大戦の米国戦闘機みたいな特性持つランエボ有利である。2005年のアジパシでも、新井選手はランエボに歯が立たず。

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サービスパークは何の準備も出来ていない

けれどインプレッサは日本製戦闘機の如く旋回性能が抜群に高い。だけでなく素直で楽しかったりする。この気持ちよさにハマッてラリーをやってるようなものですから。ちなみにフラットな高速グラベルを走るにはライン取りが何より重要。サーキットと同じでございます。

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昼は屋台でラーメン。一杯80円。美味しい

14時くらいにホテル帰着。すると小沢さんが「クラッチトラブルの原因が解りました」。なんでもクラッチの操作を軽くするため、溶接してレバー比を変えてあったという。当然ながら戻るチカラも弱くなるため、クラッチ戻した時に滑る。売った時にどうして教えてくれなかったんだろう?

当然パーツなど無い。そこで永田に連絡。金曜日の昼くらいに到着する人にパーツを持ってきてもらい、セレモニアルスタートまでの間に猛急で作業するという。またインプレッサの配線は美味しいらしく、ネズミに囓られた場所が広範に及んでいたそうな。「前回よくリタイアしなかったですね!」。

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持ってきたハーネスだけじゃ足りなかった

切れるとエンジン止まっちゃう配線はギリギリ細い電線が2本しか残っておらず。温度関係の配線なんか切れていた。持ってきたハーネスに無いブブンも含まれているため、金曜日に持ってきてもらう。ここにきてドタバタしてきました。スタートまでに間に合いそうだ、というのが明るいニュース。

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一難去ってまた一難というヤツです

と思っていたら、アライメントチェックのためのテスト走行から戻ってきた小沢さんの表情が暗い。すると「ミッションに問題ある」だって。インプレッサの6速ミッションは、間違ってバックギアに入らないよう、ノブを引き上げないと一番右のゲートに入らない構造になっている。

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いろんな意味で疲れて来た?

ところがノブを引き上げないでも右のゲートに入ってしまうようになってしまった。小沢さんによればミッション内部の問題だという。このままだと5速に入りずらいし、6速にシフトアップする際にバックギアをナメてしまう可能性もある。もちろんスペアのミッションなんか無し。

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キングスカップでございます

かといって日本から持ってくることも出来ない。最大のピンチになってしまった。フェラーリのようにゲートを設けたり、右側に行かないような棒を加えるといった対応策を考える。小沢さんが明日の14時30分から始まるテスト走行に間に合わてくれるというので全面的に任せます。

スタートまでのドタバタはもはや伝統芸のようなもの。そもそも万全の体制なんて、どんなチームだってありえない。走り出すまでは小沢さんがベストを尽くしてくれる。スタートしたら、私がベストを尽くします。それがラリー修行のおもしろさだと思う。人生の修行にも似てる? そいつを楽しめるかどうか、です。

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・タニマチになって頂いた方にメール配信を始めています。届いていない方は「タイラリーを楽しむ掲示板」にコメント頂けますようお願いします。

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2010年11月24日 (水)

パタヤへ(11月23日)

朝からガレージで昨日やり残した作業。コ・ドラの木原さんはレッキカーに距離計を取り付けたり(長い直線でコーナーまでの距離のカウントダウンをしてくれます)、GPSを装着したり、大きな声を出さなくて済むよう、レッキ用インカムを付けたり。この時点でなんだか安心してきますな!

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GPSも付けたのでタイ人じゃなくても道に迷わない

午前中で作業を切り上げ、ローダーに乗せる。嬉しいことにオマケしてくれて往復2万円とのこと。片道140km(東京からだと関越トンネルの手前くらい)という距離を考えたら安いです。下の写真の通り後方に移動していた左フロントタイヤは、無事中央に。2cm近くズレてた。

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正常な状態になりました

今回木原さんが家族で訪タイしており、ヴィーゴの中は賑やか。途中、私ら勝手に「海老名」と呼んでいるサービスエリアで休憩。海老名、どんどん大きくなっており、今や端から端までは歩く気にならないくらい長い。パタヤ観光に行った人なら立ち寄ったことがあるかもしれません。

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”海老名”には何でもある

15時くらいに到着。ホテルはパタヤの隣にあるジェミティエンビーチというところにあり、ビーチに面している。イチバン賑やかな場所から少し離れているものの、ラリーのベースとしちゃ好ましいかと。ホテルにはこんなフラッグが出ている。すでにニュージーランドのグリーン選手が到着してました。

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パタヤより落ち着いている

どれどれ、と小沢さんがグリーン選手のランエボ9を見に行く。するとイキナリ「こらお金掛かってますね~!」。なんでもブレーキだけで150万円だって! アジア地域のラリーに出まくっているドライバーなんだから当然か? お金持ちだしゼッケン1番だし。まぁ普通に勝ちを狙っていると言うことでしょう。

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前後共にブレンボ。ショックはオーリンズ+入手難のバネ

ホテルは繁華街から少し離れているので、ソンテウと呼ばれるトラックの荷台に乗るタクシーを借り切って移動。といっても5km走って300円です。アジアに来るのが初めての植草君は「TVみてぇ!」と大喜びでございました。ラリーをやってる連中はどんな国でも運転しなければならず、タイテイのことは臆さずに遂行しなければアカン。

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晩飯後、スタート場所のレッキに行く

ラッキーなことに木原さんのご家族もタイの雰囲気は全く問題なし。というかタイの食事が大いに気に入った様子。多少の清潔感のユルさも許容出来れば居心地最高です。

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2010年11月23日 (火)

準備開始(11月22日)

5時に起きてスワンナブーム空港まで小沢さんを迎えに行く。定刻通りに到着。大切な工具類もキッチリ届きました。夜行便でタイヘンだと思うけれど、小沢さんはクルマいぢり上等の人。メインテナンスガレージに直行し、7時過ぎから洗車に取りかかる。前回のラリー終了後、ネズミの食害を防ぐため泥を付けておいたのだ。

しかし! ガレージの高圧洗車機が壊れてます。洗車場も工事中。とりあえずホースでじゃぶじゃぶ洗い始めるものの、効率悪くてじぇんじぇんダメ。そこうしているウチ、ガレージのジャズさんが来た。相談したら「近所に洗車屋さんがあります」。早速行く。するとガラガラ。

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洗車屋さん

ジャッキアップしての洗車もOKとのこと。こらラッキーとばかりにお願いする(もちろんジャッキアップしてタイヤ外すのはコチラ)。なかなか丁寧な仕事ぶりで大いに満足。3時間くらい掛かる泥落とし&洗車が1時間くらいで終わりました。作業の遅れをイッキに取り戻す。次もここに頼もう。

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小沢さんの身体、どうなってる? アクロバティックや!

やがて職人気質の小沢さんが辛抱タマラナクなり「洗車ノズルを貸してね」。写真の如く自ら始めちゃいました。ホントは全部自分でやりたいのであります。終了してネダンを聞いたら150バーツ(450円)とのこと。チップを乗せて払ったら、さらに丁寧な仕上げをしてくれ、ビカビカに。

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左から二人目がジャズさん。S2000でレースやってる

タイ風ラーメン(クイッティオ。ジャズさんがオゴッてくれた)食べガレージに戻って本格的なチェックを始めると、深刻なトラブルの可能性が。なんでもインプレッサの燃料タンクは特殊な構造をしており、横Gでの偏り防止用に洗面器のような形状した物体が入っているそうな。これ、溶接剥がれる落下するらしい。

もちろん競技で使った時だけらしいけれど(なんたって激しく揺れるガソリンの衝撃を受け続ける)、壊れると洗面器が左右に暴れ出し、燃料ポンプなどにダメージを与えてしまうそうな。かといって予備の燃料タンクなど無し、そこでトランク内にある燃料タンクの狭い開口部から切り刻んで取り出すという。

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とっても小さい開口部

小沢さんの予想通りなら大作業必至でございます。果たしてチェックしてみたら、悪い方に読みが当たってしまった。あ~あ。かくして13時から作業を開始し、植草君と二人がかりで2時間。何とか成功。ラリー始まり燃料ポンプの不調出てから作業しなければならないことを考えれば良かった?

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けっこう大きな「洗面器」状部品

続いて左右のホイールベースが違っている原因の追求をすべくリフトで上げてみた。するとどうよ! ホイールベース縮んだ方のロアアームがグンニャリとねじれてます。よく折れなかったモンだ。純正部品の素晴らしさを改めて実感。下の写真は手前が車体側。当然ながら上が正常です。

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1cm以上後方にズレていた

貧乏チームゆえスペアパーツをほとんど持っていないのだけれど(アーム類はフロントロアアームと、リアのラテラルリンク、トレーリングアーム2本づつの6本のみ)、なぜかロアアームは左右ある。もちろん中古部品です。しかも今回ロアアーム交換の際に交換しなければならないボルト類まで全て日本から持ってきていた。

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写真のボルトだけ新品を持ってきていた

効率いいなぁ~。残る作業はクラッチ交換と、ネズミに囓られた配線の修復。この二つ、パタヤに移動し、サービスクルーと合流してから行う予定。なんとかクルマは不安を残さない状態になる雰囲気。もちろん予備のパーツなどないので、ラリー始まってクルマ壊したらオシマイですけど。

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寂しかったCピラーも賑やかに

初日のメンテの最後にステッカー貼り。「うなぎ美登里」はカンパ頂いた人のリクエストであります。夕方、タイのヨコハマタイヤの方から電話あって「食事でもいかがですか?」。小沢さんと植草君共々、楽しくご飯を食べさせて頂きました。ありがというございます。深夜、サンディエゴからコ・ドラの木原さん到着。

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2010年11月22日 (月)

タイへ(11月21日)

今回は荷物が多いので成田までクルマじゃないとアカンです。駐車場に10日間くらい止めると安くて7千円。朝の便であれば駐車場付きのホテルに前泊した方がお得。ということでエクセルホテル東急。成田近辺のいろんなホテルを試したけれど、受付の対応を除けばとっても良い。

ちなみに受付のお嬢さん、名前を言うと「素泊まりですね」だって。ホテルって普通は素泊まりでしょ! こんなこと言われたの、初めてだった。空港に行くとセキュリティチェックが大混雑。ゲートは4つしか開いておらず、しかもモタモタしてる。通過に25分! 

成田の場合、2540円もの利用料を払ってます。空港そのものの維持は利用客の数にゃ関係なし。利用者増えて公団の負担増えるの、セキュリティチェックくらい(イミグレーションは役所の担当)。2540円のウチ、上を見て500円を使ってくれれば、待たずに済むはず。

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もはや希少な存在になりつつあるB747-400

ちなみにイミグレーションはが~らがら。セキュリティチェックがボトルネックになっていた。自動車メーカーの工場管理者なら「能なし」のレッテルを貼られることだろう。こんな仕事で給料貰えるってんだから公団の仕事はヌルいです。このままじゃ成田空港ジリ貧でしょ。

ということで今日は台北経由の中華航空。超緊縮財政の時に予約したため、往復3万8千円に惹かれました。経由便だと荷物無くなる可能性が倍になるけど、まぁ仕方あるまい。ちなみに小沢さんなどは羽田発のJALです。

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関空と神戸空港(右上)は目と鼻の先

成田発が大きく遅れて台北で乗り継げなくなったり、荷物付かないリスクはあるけど、安いし3時間で休憩入るので苦しゅうないです。有り難いことにオンスケジュール。荷物も無事出てきた。台北経由の中華航空、けっこうアリだと思う。

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エイビスにしました

レッキカーで使うレンタカーを借りる。今回もヴィーゴ(ハイラックス)にしました。9日間借りるため少し高いが、やはり乗用車でレッキするの辛い。手続きはいつもの通りタップリ時間が掛かる。「まだかよ~」という顔をしたら、「後ろをミニスカートのお姉さんが通ってるよ!」とカウンターの女の子。

さらにクルマに案内される際、「タバコは?」「トイレは?」。はたまた「コーヒーは?」ときた。トムヤムクンもワットポー(タイマッサージ)もいらねぇ、と返す。今回のホテルは、いつもの場所が取れずヨコハマタイヤの人に予約をお願いしました。長期滞在も可能なホテルで快適です。

最近AOLの調子が悪く、三日遅れのメールが届く状況が続いてます。う~ん。どうなっているんだろうか?

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2010年11月21日 (日)

フォレスターのエンジン音(11月20日)

今日も早起きしてフォレスター(2リッターの新エンジン)の試乗&撮影。フォレスターというクルマのコンセプトやスタイル、性能などは相変わらず好ましいのだけれど、やっぱし新しいエンジンの音が厳しい。2千回転くらいで常時カシャカシャしてます。こらきっと多くのユーザーから文句出るレベルだと思う。

どうしてこんな音のまま出てしまったのか不思議でならない。たぶんバルブ系の音だと思います。一緒に仕事した斉藤聡さんも「う~ん」。別の取材で使ったレガシィに乗り換えると、こちらはCVT特有の。うにゅうにゅひゅ~ん音が出ている。先日スバルのヒトに聞いたのだけれど、テストコースでヘルメット着装が必須になったとか。

ホントにヘルメット被ってテストしてるのだろうか? だとしたら音にタイして鈍感になるの、解る気がします。ってそんなこたぁないですね! 最近のスバルは市販される前のチェックが甘くなったのかもしれません。「ここが直るまでは絶対に売らない!」という鬼のような役割のヒトが必要です。

一方、相変わらずアイサイトは素晴らしい! 天国の楽チンさでございますな。左右方向の制御機能も加えれば(車線も見てるし、パワステだって電動。簡単にできるかと)、簡易な自動運転になる。14時に帰宅。タイに行く用意を全くしていないので、急いでパッキング。17時に家を出てうなぎ屋へ。

このところ一段と叔母の機嫌が悪い。いろんなモノに当たり散らし、お金にタイする執着心が一段と増した感じ。こういったヒトに対する悪魔のささやきが深夜のTVショッピングで一昨日、うなぎ屋に行くと、突如デロンギのオイルヒーターが。どうやら叔母が深夜TV見ていて突如欲しくなったらしい。

先日も夜中に間違い電話掛かってきて「今テレビでやっていたダイヤモンドの……」。ドンドン買い始めたらどうしたらいいのだろうか? オーダーがイタズラ電話の可能性だってあるのだから(ヒトのウチに寿司の出前届けるようなモノ)、再確認のシステムが必要だと思います。返却しようというと「光宏はケチだ!」と暴れる。

読者の方が来ており、打ち合わせに来ていた永田と一緒にクルマ談義。こうやって気を紛らわしていると辛抱出来ますな。お店閉めてから成田のホテルに移動。うなぎ屋修行は忘れ、ラリー修行に入魂しようと思う。けっこう信じている『ジョナサン・ケイナー』の占いにこんな言葉が。当たって欲し過ぎるぞ!

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2010年11月20日 (土)

オマケに釣られる(11月19日)

9時から台場のメガWebでiQ電気自動車の取材。チーフエンジニアはプレミオ/アリオンをやっていた方でした。限られた時間だったこともあり、質問の連射攻撃! 最近のトヨタのチーフエンジニアは皆さん人格者である。厳しい質問でもイヤな顔をせず対応してくれます。とても良い取材になりました。

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分析レポートはコリズムのコラムで

いつもの如くヘタくそな動画を撮る。ぐだぐだシャベってるけど、どうやら車重は1050kgらしい。やっぱし軽いです。仕上がり具合としちゃ市販車みたいだ。加えて電気自動車のツボもキッチリ押さえてある。何度も書いている通り、バッテリーが2ラップ遅れとなったトヨタながら車体は世界トップだと思う。

昨日のTOPで書いた通り、iQをベースにしたのはあまり良い選択じゃなかったと思う。次期型ヴィッツあたりのシャシ使ったら素晴らしい電気自動車になるだろう。帰りにメガWebの中を通ったら、下のような素敵なiQが。中国のモーターショーに飾ってあるクルマみたい。仕上がりの良さはさすが!

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フェンダーの飾り、スンゴイ!

国際免許が切れていたので鮫州によって発給してもらう。今日行かなければ終わりでんがな。クワバラクワバラ。終了後、急いで帰ってバイクの返却。通りがかりの本屋さんにこんなカンバン。付録に釣られて本を買うヤツの気が知れねぇ! と思っていたのに、アッサリ釣られました。しくしく。

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予想以上に使えそうな三脚だった

急いで帰って原稿書き。ラジオの収録のため18時に家を出て自分のバイクで神谷町へ。もはや時間が押せ押せなので、バイクじゃないと間に合わない。続いてうなぎ屋に移動。電話を開通させるべく窪田君をコンビニに行かすも、21時で業務終了。あらま! 今日もダメでした。

銀行振り込み用にお金を入れておくと、ドンドン無くなってしまう。そこで請求書来てから振り込むようにしているのだが、叔母は請求書をどこかに仕舞っちゃう。気づくと電話止まってる。ま、お客さんから掛かってきた電話は叔母が出ると全部ケンカ(スンゴイ電話の対応が悪い)。止まっている方がいい?

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サポート頂いた方にラリー終了まで近況のメールを送らせて頂きます。新たに作成したGメールのアドレスからになりますので、もしかすると迷惑フォルダに入ってしまっているかもしれません。ご確認お願いします。また、メールが届いていない方は、タイラリーを楽しむ掲示板にコメント願います。

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2010年11月19日 (金)

ST250E(11月18日)

6時に起きて原稿書き。不景気の折、ギリギリまで仕事できるなんて嬉し過ぎるぞ。とはいえ、そろそろタイに行くためのパッキングをしなくちゃならないのだけど、いまだ手が付けられまへんがな。こりゃ絶対なんか忘れるだろうな~。持っていくモノのリストを作らなくちゃダメだと思う。

12時にバイクでフォレスターtSの試乗会が行われる武蔵境のSTIへ。クルマだと小一時間くらい想定しなくちゃならない距離だが、20分で到着。しかも今日は取り回しの良いスズキST250Eという250ccの単気筒である。このくらいのサイズのバイクだとスクーターと同じくらい気軽に使えます。

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クラシカルな雰囲気

バイクには珍しくタコメーター無し。高回転まで引っ張って楽しいというエンジン特性でもない代わり、街中をトコトコ走ってストレスを感じず。足として付き合うなら250ccくらいがちょうどいいかな、と思う。クルマより個性が強い出るバイクは、特徴によって走る速度からして違ってきます。

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タコメータ無し

エンジンはインジェクションの19馬力。燃費も相当よさそう。気合いを入れて日々を送るのが疲れてきたら、ST250Eみたいなバイクに乗ってノンビリとツーリングなんかいいと思う。その気になれば高速道路だって走れるし。気晴らしはフネかバイクがいい。皆さんもバイクに乗ってみたら?

フォレスターのtSは久々にスバルらしくて好ましかった。先日試乗した標準グレードの『Sエディション』に乗って愕然としましたから。インプレッサWRXの4ドアにも言えるコトながら、ピーキー過ぎるちゃう。素直にロールせず、突っ張るのだ。スバルのテストドライバー、メンバーが変わったのか?

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相変わらずTVCFで損をしてる

先日もエンジン誌の座談会で皆さん統一意見を見たのだけれど、最近のスバルは何か違う。ツボを押さえられなくなってきた感じ。スバルの人に聞くと「ムカシのような一体感は無いです」。技術のある会社なのにもったいないな、と思う。帰りも20分。家にタッチダウンして中野で修行。

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2010年11月18日 (木)

ラリー近づく(11月17日)

横浜の日産でフーガ・ハイブリッドとジュークの試乗会。何回か書いてきた通り日産の国内販売担当役員は「メディアなんかどうでも良い」くらいに思っているから、このところ日産の試乗会と言えば全て本社がベース。ジュークなんかコーナーで稼働する新しい4WDを採用してるのに味わう場所無し。

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雨だったため本社前で撮影

でも4月から新しいメンバーになった広報が頑張ってます。本社の駐車場を使えるようにしてくれたり(今まで近所の駐車場に止め歩いて来てください、でした)、取材予定の調整や、手配もすぐ対応してくれる(GT-R関係を除く)。予算なければ心意気で、というお手本みたいなもの。頑張って下さい。

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エンジン直後のクラッチが良い仕事をする

TOPで書いた通り、フーガ・ハイブリッドの燃費の良さについて若干の誤認がありました。情報不足だったため、推測していたら少し違う方向になってしまったワケです。燃費の良さは決してリチウム電池の性能だけぢゃなかった、ということ。簡単に解説できないため、少し時間を下さい。

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なぜかコスプレ?

午後はジュークGTに乗る。久々のスポーツ4WDでありました! 来年からのWRCは1,6リッター/直噴ターボ/4WD/全長3900mm以上、と全てジュークGTのスペックに近い。モータースポーツもダウンサイジング。確かにジュークGTのパフォーマンスあれば十分楽しめると思った。

急いで帰宅して原稿書いていたら、タイでお世話になっている石井さんから電話あって「スチューワードになっちゃいましたよ」。なんでも今年のキングスカップは今年のタイで行われるモータースポーツで最も国際的になったため、『RAAT』(王室の管轄となる競技団体)も動いているという。

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石井さん。190cmあります。適任かと

タイの王室が動き出すと、オオゴトになる。恥ずかしいことだって出来ない。もはやパタヤの市長はバンコクまで呼び出され、入念な体勢を整え始めているそうな。こらもうラリー参会者を大歓迎しますよ、ということ。ただタイ人は外国人に対し、日本人よりやさしい。同時にルールを守るという概念もユルい。

そこで石井さんに白羽の矢が立った、というワケ。RAATは日本人なら白人の外国人に対してキッチリと対応できると読んだ。加えてトラブルあった時の裁きはスチュワード(審査委員長)の担当。RAATとしても責任を回避できるということなんだろう。いろんな意味で良いことだと思います。

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初日リタイアは丸刈りモン?

その石井さんは「あまり厳しくするつもりはないですけれど、少なくとも勝手な口径のリストラクターで走らせるようなことはしません。守ることだけ守ってもらい、終わった後、みんなで美味しいビールを飲めるようなラリーにしたいです」。加えて石井さんは日本で医師だった方。医療体制も整えてくれるという。

少なくともマリーニ選手とウィッタヤ選手と、今年初めて同じ馬力のエンジンで戦えることになった。これが何より嬉しい。やっぱし馬力違うとなんかスッキリしないのだ。しかも今回は王室の御印付き。地元大歓迎のイベントになる。パタヤビーチの繁華街のド真ん中で行われるセレモニアルスタートが楽しみです。

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2010年11月17日 (水)

座骨神経痛(11月16日)

11月26日売り号の原稿書き。微妙にタイトになってきました。朝からジムに一度出たきり、終日仕事。腰と肩が凝るのなんの! 数年前から座骨神経痛の悪化により、両足外側の筋のシビれを感じるようになっている。あまりシビれるもんだから専門医に診て貰ったトコロ、今のところ打つ手無しとのこと。

目立ったヘルニアなどは無く、手術の必要性無し。座骨神経の通っている筋肉の硬化などによりシビれるようになったんだろうという。いわゆる加齢によるものらしい。クスリを飲めば症状は軽減するけれど、常用するのもイヤだから辛抱することにした。でも毎年確実に状況は厳しくなってきてます。

今年の5月にタイへ行った際、毎日毎日2時間マッサージを受けていたら、一週間くらいで激変す。シビレている時はマッサージしてもらうと2時間などあっという間。天にも昇るキモチ良さを感じていたのに、突如ウザッたくなってしまったのだった。もちろんシビれは解消。治ったな、と思った次第。

しかし日本に戻って一週間もすると元の木阿弥。かといって日本で2日に一度タイマッサージに行くと、1時間で5千円! とてもぢゃないが無理。タイなら2時間で800円ですから。1日も早くタイに行ってシビれを取りたいもの。ちなみに私のように背が高いと背骨の負担も大きいそうな。

加えて私のシビれの原因は25歳の時の大事故(左足を複雑骨折。少なくとも17本の骨を折った)に起因している。運良く脊椎損傷は免れたものの、横突起(背骨の横に出ている出っ張り)を3本折った。相当アブなかったとお医者さんに言われました。歳を取ったら症状出るかもしれない、とも言われている。

おそらく60歳くらいになったら歩行困難になるだろう。そしたら小岩井師匠の如く背開きにされてチタンの補強を入れられるんだと思う。きゃ~! まぁ60歳まで生きていればガマンしますよ。揺れるフネやラリーは座骨神経痛には良い。普通の生活で使わないような動きになりますから。

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2010年11月16日 (火)

人生のマイルストーン(11月15日)

シビックが日本で絶版車になるというニュースを様々なメディアで伝えていた。もちろん海外向けモデルは残るだろうから(アメリカじゃ新型が話題になっている)、日本だと売れないという判断です。実際、現行シビックの販売台数を見ていると文字通り風前の灯火。プリウスにゃ絶対勝てまい。

一方、11月30日にタイのモーターショーでフィットより下のクラスとなるベーシックカーを発表するという。ちょうどラリーでタイに居るので、見に行くつもり。それにしても最近タイが賑やか。ホンダは2輪車も『CBR250R』というモデルをタイで生産し、日本に輸入するという。安価なら(30万円台を希望)売れそう。

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CBR250R。動画はこちらで

カムバック用や初めてのバイクとしちゃなかなか魅力的でしょ。燃費良いらしいし、取り回しも軽いため通勤に使ってもOK。このクラスなら中古車のニーズも多いだろうから、ステップアップする際に手放すのも楽だと思う。ABS付きも選べるようだ。タイでは間もなく販売開始。チャンスあったら試乗してみようかと。

最近、いろんな人と話をして感じるのは「皆さん飽きてるのね」ということ。変化が無い日々を過ごしている、と言い換えても良かろう。かくいう私だって今年はラリーやってなければ大きな目標無かったです。そんな人におすすめしたいの、1年に一つでいいから楽しい目標を作る、というもの。

でも実行に移そうとしても、なかなか難しい。というかナニをやったらいいのか解らないし、お金だって掛かる。例えばCBR250Rでバンコクからカンボジア国境までツーリングに行くなんて、どうだろう? おそらく1年前からワクワク出来るし(毎月1万2千円の積み立てですね)、素晴らしく楽しい思い出が残る。

企画したら参加しますか?

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2010年11月15日 (月)

TPP(11月14日)

エイペックの折に行われた菅さんと中国、ロシア首脳の会談の内容をメディアの情報だけで解釈すると、あまりに直球過ぎて驚く。領土問題は「オレの土地だ」と言い張って解消するとは思えない。しかもそれぞれ事情が違う。例えば尖閣の問題は「棚上げ」が日中の約束である。

強硬右派も棚上げなら何とか辛抱出来るかと。こらもう徹底的に約束を守るよう、中国にプレッシャーを掛け続けるべき。入ってくれば体当たりでもして追い払えばよい。基本的に「無かった問題」なので、中国だって黙るしかなかろう。それで納得しないなら、釣り宿を尖閣に作ればよい。

ロシアの場合、多くの日本人にとって北方四島は大きな心のトゲになっている。この島のためロシアと仲良くなれなくてもいい、くらいの認識を持っていることだろう。一方、ロシア側にとっちゃタイした問題じゃありません。モメている領土問題がロシアと国境を接している全体にあると言って良い。ここを粘り強く主張すべきです。

TPPがどうなるのか解らないけれど、おそらくどこの国だって様々な事情を持つ。だったら日本は「米だけはカンベンしてくれ」と主張する作戦だってあると思う。基本的に1週間無くたって、クルマに代表される「モノ」不足なら死ぬことはない。でも食糧は別。日本で大凶作になったら、お金で買おうとするだろう。

その年が大きな火山の噴火などあって世界的に凶作なら当然ながら食料の国際価格が上昇し、結果的に貧困な国の食べ物を奪うことになる。そのあたりの主張を行うべき。食糧につていは各国で1品だけTPPの例外を設けてよい、くらいの提案をしてみたらどうか? 坂本龍馬はいないか‥‥。

タイラリーのスポンサーの件、たくさんの援助を頂き、本当にありがとうございます。今や金の卵である若いクルマ好きからもメール貰いました。以下、紹介させていただきます。

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国沢光宏さんこんにちは、いつも応援してます!
ラリー頑張って下さい。優勝を祈っています!
叔母さんのお世話も毎日大変だと思いますが頑張って下さい。
私も国沢さ んが頑張っているから頑張ろうと思って頑張っています。
私は中学生でお金が無いのでスポンサーになれなくてゴメンなさい。
いつかうなぎを食べに行きたいと思います。
これからも頑張って下さい。応援 してます。

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トヨアキ君、ありがとう。自分の考えていることをキチンと発するというのは、今後重要なことになると思う。立派なクルマ好きになってください。

タイラリーについては『タイラリーを楽しむ掲示板』で最新情報です。

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2010年11月14日 (日)

卑弥呼の時代?(11月13日)

薬局に貼ってある「足のつる人」を不思議だと思っていたのは私だけじゃなかったようだ。いろいろ情報入りました。さらにグーグルで検索してみたら、出てくる出てくる! 諸説紛々(黄砂原因説まで!)ながら、マグネシウムとカルシウムとビタミンが有効らしい。一週間前から飲んでおきましょう。

夕方のニュースを見ていたら、日中首脳会談が行われたという速報。大手メディアを見ていて強く感じるの「中国首脳に会ってもらう&もらった」というスタンス。というか報道関係者のアタマの中は完全に「中国が主で日本は東の島に住む未開人」という卑弥呼の時代のチカラ関係へ戻ってしまった感じ。

考えてみれば卑弥呼の国はひっで~名前を付けられちゃったモンだ。例えば『倭奴国』(わのなのくに)ときた。中国の人に聞くと『倭』というのは基本的に良くない響きを持つという。「なんでも言うことを聞く」とか「従う」という意味。日本人のイメージする「和」のダークサイドを示す、と考えていい。

当時の日本には「国」という観念などない。「何という国か?」、と中国から来た人に「わのくに」と答えたんだろう。。ちなみに「わ」は「我」(われ)の古い言い方。「わ」という音に中国から来た人は「倭」をあてはめたワケ。ちなみに韓国では今でも自国を「ウリナラ」(我の国)と言う。

韓国に「ウリ党」というのがあるけれど、客観的に読むと「我の党」。韓国人にとっての「ウリナラ」って日本人のイメージする「自分の国」と相当ニュアンスは違う。太古の日本と同じで「ここはなんという国か?」と聞かれ「ウリナラだ」と答えるくらいの強さを持つ。ハナシがズレた。

『奴』についちゃ説明するまでもない。日本人だって悪い意味で使う。奴隷の構成文字だし(そもそも奴は奴隷階級を示した)、江戸時代の『奴』(やっこ)は武家の下働きの別称。三人称の「ヤツ」だって親しい間柄じゃなければ蔑視である。すなわち「なんでもいうことを聞く奴隷の国」という意味。昨今の我が国は文字通り『倭奴国』か。

最近の中国に対し強い不快感を示す日本人もいるけれど、とにかく斬っちまえ、という新撰組のような流れ。カッコよく見えるかもしれないが、何も残せない。本来なら幕末の日本のように前へ進まなくちゃならないけれど、最近の日本人は「小さな幸せがあればよい」と真剣に思っているから難しい。

小さな幸せは大きな安定から来る、ということを忘れてしまっている。ちなみに伝統的に外交を得意としない日本の安定は、経済力(国際競争力)によって持たらされてきた。最近しつこいくらい書いている自動車生産施設の海外移転問題や、新しい産業の育成についてのテーマは、小さい幸せを得るためです。

夕方からうなぎ屋に行くと、小さな幸せは待っていなかった。いやいや機嫌悪いの何の! 元来持つ性格の悪さが全て出てしまっている。猜疑心強く、ケチで短期。良いブブン出ているときは知的だしウィットも効いていて面白いのだけれど、今日は倭奴国のインゴーババアだぁね。

トシのせいかコントラストが強すぎ色の残像が残ってしまうようになったため、ブログ背景の色を変えてみました。いかがでしょうか?

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2010年11月13日 (土)

も少しゆとりを(11月12日)

今日は朝から原稿書き。いろんなことがある時は重なるモノで、ここ3週間くらいヨメがいない(家出したワケじゃないです)。あまり懐くタイプのネコじゃないのに、仕事してると必ずヒザの上に乗ってきてゴロゴロ言ってる。玉無しのオヤジなんだけど、オヤジにしがみついてどうする!

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ツメは立てないでね

昼にGSX-R1000の返却に行く。バイクも動画を撮れないもんかとトライしているのだけれど、難しい。なんせこの手の動画は自宅警備員が目を光らせており、1km/hでも速度オーバーしてれば警察にご注進となる。かといって制限速度を守って走ったら逆に危なくて仕方ないです。

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カッコ良い!

ということで撮影してみると、やっぱしアカン。ちなみに100%制限速度以下です。というかメーターとニラメッコしてたらアブナイので、大半は45km/h前後。一瞬55km/hくらいを指すけれど、GPSでメーカー誤差をチェック済。車載カメラ付きのクルマで事故を起こしたら、100%速度違反が原因になっちゃう?

ただカメラの画角の関係なんだろう。案外楽しく撮れている。日本より若干制限速度の高い海外の画像なら楽しめるかも。こうやって書いても、きっと違反が無いか何度も確認する人はいると思う。いろんな意味でもう少し余裕の国にならないとみんな息苦しくなっちゃうかと。

夜は自転車で中野へ。3週間前から1週間に2回のジムを3日に1回にしているが、これからラリーまでは毎日汗をかかなくちゃならん。1日のラリーでも終盤になってくると足や手の指が攣って固着しちゃうのだ。クスリ屋さんによく「足のつる人」とか書いてあるが、相談してみようかと思ったほど。

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2010年11月12日 (金)

通信簿を頂く(11月11日)

脳天気な私ながら、人並みに困っていることもある。最も大きいのは叔母の問題。『人世の最終コーナー』をしばらくアップしなかった理由でもあるのだけれど、私が逃げ出したら即座に叔母は最終コーナーを立ち上がり、短いストレートでゴールしてしまうことをハッキリ認識しちゃったのだ。

人世の最終コーナー

そんなこんなで依然としてどんなに原稿を抱えていても、ほぼ毎日夜はうなぎ屋へ行き(取材のある時は頭を下げて家人に行ってもらう)、叔母の晩ご飯を作り、レジの金額より足りないお金を嘆く状況。涼しくなってから売り上げも減少してきたのに、やはり持っていかれちゃいます。

このままだと年末の支払いで100万円くらい赤字が出そうな雰囲気。マジで投げ出したいのだけれど、困ったことに切り捨てられない。唯一の発見は「案外料理が上手だったのね! 自分」ということ。毎日同じモノを食べると飽きるから一生懸命考えるのだけれど、けっこう美味しかったりして!

いろんな意味で今年はラリーにずいぶん助けられた。ラリーに出ていなければ、叔母の件も辛抱出来なかったと思う。「遊んでいるから」という気持ちが引け目になって頑張れた、と言い換えても良い。もちろん「ラリーを止める」というチョイスだってあった。それだと全て無くなって平坦になったろう。

叔母にとってもラリーは有利になっている。こらもう一方的に私の思い込みなのだが「苦労しているから神様は良い成績をプレゼントしてくれる」と信じてます。叔母を切り捨てたら次のラリーはリタイアすると考えるワケ。「苦労と喜びは均等」みたいなバランス感覚か(どちらかの運に偏る人もいる)。

また、私は人と違う文章(役立つとは思わない)や独自の意見を発表することによって存在しているのだと考えている。人世のデコボコの無い人の文章なんて私なら読む気にならない。されど実際問題として、予算的に厳しくなった。ここ2週間くらい「平坦を選ばなくちゃダメか」に傾きつつありました。

そんな折、読者の方から「個人的にスポンサードしますよ」というメールを頂いた。凄く嬉しかった。アドバイスをくれる人に相談してみたら「一度甘えてみれば?」。もしかしたら応援したいという読者の方もいるんじゃないかという。でもヘコむ方が怖かった。断られたら落ち込むからナンパしないタイプです。

助けるのは好きだけれど助けられるとは思っていない。「でもさ。3人でも5人でも応援してくれる人がいたらいいじゃない」と言われ、一昨日のお願いになりました。すると‥‥。その日のウチに18人もの方からスポンサードしたいというメールを頂く。こんなに驚いたの、何年ぶりだろう。

11日になってもスポンサーになって頂けるというメールをたくさん頂く。お世話になった方の名前まであります。嬉しくて嬉しくて涙が出てきちゃいました。この仕事の通信簿を初めて貰った気持ち。何とか落第じゃなかったようです。人世の最終コーナーも久々にアップする勇気を貰う。

本当にありがとうございます。

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2010年11月11日 (木)

1000円カット(11月10日)

午前中原稿書き&タイラリーに向けての最後の準備。用意したり手配したりしなくちゃならないコトは全て終了しました。床屋に行かなくちゃならないんだけれど、時間がもったいない。そこで上井草の駅前にあるチェーン店ぢゃない1000円カットに行く。正直なトコロ、あんまり期待してませんでした。

するとどうよ! 交通タイムスの三沢君ソックリのお兄ちゃんが出てきた。想像していたり仕事も応対もずっと丁寧で、上手。加えて早い! 計ってなかったけど15分か20分くらいだったと思う。仕上がりだって文句なし。で、ホントに1000円だった。こら普通の床屋さんは厳しいだろうな、と。

夜、ネットでニュースをチェックしてたら、鳥取県が荷台にゆるキャラ乗せて県警に怒られたという記事が『産経ニュース』に出ていた。ゆるキャラのカブりものがデガいためミニバンの椅子に座れずリアシート畳んで100m移動したのだという。そんなことで目くじら立てる県警を管理してるキャリアは恥ずかしくないのか?

警察で唯一期待できる数少ない存在が若手のキャリア(良い一般職員もいるけれど残念ながら権限が無い)。ゆるキャラをミニバンにラゲッジスペースに乗せた、ということを怒るために一流の大学を出たワケじゃあるまい。おそらく黄昏(自宅警備員)に指摘されたんだと思うけど、そんなもん無視すりゃいい。

昨日、タイラリーのスポンサードの件をお願いしたところ、期待をはるかに超える方からメールを頂きました。皆さん「いつもWebで情報を貰ったり楽しませてくれているので」と非常に義理堅いです。急遽、会員番号を送らせて頂くことにしました。今後、クルマで困ったことがあれば、会員番号+お名前で連絡下さい。

ラリー関係の情報交換はこちらを使ってください。

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2010年11月10日 (水)

タイラリー最終戦

いつもブログを読んで頂きありがとうございます。マネージメントのことになるといつも煮え切らない国沢に変わってお願いがあります。11月1日に予算不足の件を日記に書いたところ、何人もの方からスポンサーの申し出があったとのこと。「募集して欲しい」という意見のメールも見せて貰いました。単にラリーのレポートを読むより、スポンサードした方がより楽しめると思います。特典も考えました。

1)22日~ラリー終了までの最新情報をメール配信します。
2)2万円以上のサポートを頂いた方はラリー終了後、オリジナルのTシャツを作りますので送付いたします。
3)それ以上のサポートを頂いた方は車体ステッカー(Cピラーに貼れるサイズ)を貼ります。帰国後、解像度の高い走りを含む写真を送ります。

スポンサードして頂ける方はこちらにメールして頂ければ振込先を返信させていただきます。以下、頂いた意見です(サポートチーム)。

追伸 タイラリーについて頂いたメールはこちらで。情報交換もどうぞ。

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・ラリー参戦時にあたり多少なりとも応援できないか、その方法は無いのかと思いメールさせて頂きました。いっそ直接募集して頂ければ、甚だ微力ながら応援したいと思っています。同様の事を思ってる全国の有志は大勢居ると思います。任意で金額も決めなければ、各自出来る範囲で、応援しやすいのではないかと思います。今まで無料で多くの情報を頂き、少しでも応援できれば嬉しく思います。

・タイラリー選手権、応援しています! 読者からの運営資金援助ですが、詳細が決まりましたらお教えください。

・いつも拝見させてもらっています。タイミングが合えばタイラリー選手権を観戦したいと思っています。タイから帰国したばかりでまたタイに行きたいと思っているのですが、タイミングを合わせたいので詳しい情報/場所など載っているサイトがありましたら、教えてください。軍資金もバーツで援助できるかもしれません^^;

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COTYは大激戦(11月9日)

午前中原稿書き。昼から早稲田の大隈記念講堂で行われるCOTYの開票&授賞式に行く。早稲田大学は自動車ギョウカイの関係者を多数輩出していることもあり(理系、文系問わず多いです)、久々の母校というヒトも多かった。30年間いろんな場所で開票&授賞式を行ってきたけれど、とても良いアイデアだと思う。

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2007年に内外装を改装した大隈記念講堂

今年のCOTYはCR-Zと輸入車初のCOTYを狙うポロの一騎打ちという様相。ホンダに聞くと「相当厳しいです」。VWも「ほとんど互角だと思います」。ここまで実力伯仲のCOTY、確か1992年のマーチvsギャラン以来。開票が進むと3分の2が終わった時点でポロ圧倒的優勢。

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10ベストカーが大隈記念講堂の前に並ぶ

しかし! 40人目~50人目の開票でCR-Zはポロに肉薄。最後の10人で追いつき、最終的に9点の差で逆転しちゃいました。COTY始まって以来の逆転劇。しかも点差は最小である。日本車が圧倒的に強いと言われてきた日本のCOTYながら、世界の流れを反映し、輸入車勢受賞の可能性が出てきたと思う。

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インポートCOTYはポロ。特別賞がプジョーRCZになりました

残念ながらクルマ好きの間でCOTYの関心はすっかり薄くなってしまった。でも自動車生産国からこういったイベントが無くなってしまったら、盆暮れ正月の無い1年と同じ。継続こそ力。ここ何年か踊り場かもしれないけれど、受賞したメーカーの方の喜びを見ると続けていく価値のあるイベントだと思います。

COTYもクルマ文化なら、痛車の案内人でもある北森君がツイッターで紹介しているオークションに出展されていた『宇宙軽トラ ヤマト』も立派な(?)クルマ文化だとウナる。特に出展者に対する質問と、その答えが秀逸。ヒマな時にでも読んでみてください。ココロのマッサージになると思います。

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2010年11月 9日 (火)

徒然なる思い(11月8日)

朝、海老名SAで待ち合わせをしていたら、急速充電場所にリーフが居た。あらま、と見に行ったら開発チームのテストであります。ここの充電器、日本でただ一つの有料システム。とはいえ15kW(100km走行分くらい)入れたって100円だから安い。「いつ納車ですか?」と聞かれたので、経緯を説明したら「あらら」だって。

海老名SAからマニュアル6速のBMW320iのハンドル握って箱根へ。今日は大井タコ史君とエンジン誌の比較取材&対談である。とりあえずBMWのオーナーである大井タコ史君が320iの援護者。そしてタイでインプレッサに乗る私が4ドアのインプレッサWRXの援護者というストーリー展開なんだけれど‥‥。

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エンジン前方がスッカスカのフロントミドシップ

そんじゃ気分だそうと、スバルのWRCチームが2009年シーズンに使うはずだったチームジャケットを着たら(けっこうカッコ良い。STIで販売中)、タコ史君は私のことを「さすがスバルの回し者だな」だとのたまう。というかスバルの回し者だと思っている人はタコ史君だけじゃなく多い。

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タコ史君とは対談より雑談してる時間の方が長い

ヒトの頭の中はコントロール出来ないのでどう思おうと勝手ながら、実際はインプレッサWRXの4ドアモデルに乗ったの、今日が初めてです。回し者としちゃ弱過ぎ? 対談しているウチ、BMW援護役とスバル援護役がぐちゃぐちゃになってしまいました。最後はスバルへの希望を添えてインプレッサに花を持たせる。

対談は予想外に盛り上がり2時間! つか編集の塩沢さんと3人でクルマ好きのクルマ談義みたいなモンです。いつも国沢は遊んでばかりいる、と思われているようだけれど、そのうちクルマに乗ってるのも遊びみたいに見えちゃうかも。いずれにしろ仕事してない感じのニンゲンになりたいです。

帰り道、夕方のニュースの音声を聞いてたら尖閣VTRの流失ルートの犯人捜しをすると騒いでいる。あんなモン、戦略的に行えば絶対アップロードした個人の特定なんか出来ない。タイあたりのネットカフェでアップしたら、絶対に個人には辿り着けません。それよりモリで突いたかの真義を確かめたい。

桐生市で起きたいじめが原因の自殺のニュースもいたたまれないです。報道は学校ばかり攻めるけれど、どうして「社会」のあり方を問わないのだろう。PTA会長をやっていた経験から言えば、一人で給食を食べるような「目に見えたいじめ」が起きてれば絶対学校で話題になっていると思う。

というか報道は学校に期待し過ぎる。今や先生のレベルってそこまで高くないです。自殺したお子さんの保護者も精一杯頑張っていたと思う。やはり社会がもっとやさしくないとダメ。自分がPTA会長だったら誰に文句言われようと絶対に踏み込んでいた。自分の無力さが悔しくて仕方ないです。

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2010年11月 8日 (月)

遊んだ遊んだ!(11月7日)

5時に起きて10時まで原稿書き。11時から5時間原稿書けば16時。やっパシ早起きは三文の得である。首都高は渋滞せず11時に笠井君とその友人を乗せて出港。今日はトロサバか大きめのアジでも狙いたいところ。中ノ瀬で釣り船の船団を見つけるも、あまり釣れていない(釣れてても手のひらサイズのアジ)。

続いて第2海保へ行くも釣り船無し。ダメってことです。やっと横須賀沖で松輪サバの船団を発見。水深50mあるけれど、イカリを投入! 上げるときは1人力の笠井ウインドラス(イカリを上げる船舶用ウインチ)に頑張ってもらいます。仕掛け作ってエサ付けて2本投入すると、笠井君の友人がゲゲゲのゲ太郎になっちゃった。

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ベイサイドは雰囲気良い。でも夢の島の方が気に入ってる

確かに激しく揺れてますな。初めてフネに乗るというので、酔うという観念がなかった様子。辛いだろうから、とベイサイドマリーナに避難。コーヒー飲んで一休みし、帰りはハンドル握らせることにした。運転してると不思議なことに酔わない。すると夢の島まで7~8分の場所で活性の高い鳥山に遭遇。

こらやっつけなくちゃ、とお得意のバイブレーション投げてみたら、一投目からヒ~ット! アミ出すヒマ無かったのでゴボウ抜きしようとしたら、思ったよりデガい! 60cm級ざます。上げられずジタバタしてたらバレちゃいました。2投目もガツン! 今度は笠井君がアミでキャッチ。これまた60cm級。

3投目もガツン! 少し小さいのでリリース。4投目またまたヒット! バカでもアホでも国沢でも釣れちゃうのだ。5投目は大きい当たり! 「キーッ!」っとドラッグが出て行く。そしてバレちゃいました。6投目から連発するも全部バレる。薄暗かったので見えなかったのだけれど、フック(針)が5投目の大物で伸びちゃってた。

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1)ウロコ取って3枚におろし、2切れあたりバター10gを溶かしソテー

とりあえず2匹あれば十分。1匹はすぐ3枚にオロして笠井君の友人の晩ご飯のオカヅに持たせる。1匹キープして食べましょう。ということで中野に持っていくと、板さんが「やりますよ」。先日食べた和風のバター焼きを紹介したい。フッキングの場所が悪くてリリース出来ないシーバスは持って帰って食べましょう。

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2)皮目に切り込みを入れておくと味がしみる

30秒くらいソテーしたら日本酒とミリン、案外多めの砂糖、そして醤油を加えて煮込む。イメージとしちゃ甘めのすき焼きくらいでOK。続いてネギを切って投入。板さんによれば、サカナ特有のニオイが嫌いなヒトでもネギを入れれば気にならなくなるそうな。ネギも多めに入れてよし!

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3)ネギはこんな感じ。青い部分も使う

落としぶたをして身に色が付き、ソースがトロトロになってきたら完成。シーバスはフライを持ってベストだと思っていたけれど、この料理だとさらにンまい! 刺身は6~7切れで飽きちゃうのに、半身くらい食べられちゃいます。東京湾の運河や川にいるシーバスは食べる気しないけど、海で釣れたのは美味しい!

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4)完成。ネギも美味しいので一緒に盛りつけて欲しい

これから12月初旬に掛け、時合いさえよければ50cmオーバーのシーバスが入れ食い! 60cm以上になるとバカにならない引きをして面白いです。食べても美味しいし。早起き作戦&仕事の帰りの夕方作戦のどちらでも楽しめる。正味1時間半でOKですから。というか短い時間しか時合いにならん。

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2010年11月 7日 (日)

羽田新滑走路(11月6日)

考えてみれば先月は天候不順などのため自分のフネ出したのは10月2日だけ。ということから連チャンで出港す(明日も天気良かったら出すぞ!)。スズキを毎日食べる気にゃならんため、イナダかサバの鳥山を捜すべく沖に出る。されど出港した時間、遅すぎ。全然ダメです。気合い入った鳥山に出会えず。

そんじゃ、と新しく出来た羽田空港の新滑走路を見に行く。海を埋め立てた場所と、多摩川の上をまたいでる場所があり、後者は流れを阻害しないよう橋脚構造になってる。ここがスズキの格好の生息場所と化しており、もはやシーバス釣りの新名所という感じ。いつも何艘かの釣り船が出てます。

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けっこう間近に飛行機を見られる

旅客機が轟音響かせドンドン離陸していく直下なれど、なるほど釣れてる。見ている間に60cm級をヒットさせてました。明日から14日までエイペックの警備のため近寄れないので(本日も警備艇が多数出ていた)、15日は爆釣確実かと。ヒョウロンカで食いっぱぐれたらシーバス釣りの船長やるか?

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シーバスの有名釣り場になること間違いなし!

本当なら城ヶ島沖のブイまで遠征して今シーズン最後のトローリングでもしようかと思っていたけれど、仕事あるので昼前にマリーナに戻る。レストランでお昼ご飯食べ、帰宅してバリバリ原稿書き。終了後、今日もGSX-R1000でうなぎ屋まで。こんな刺激的な乗り物は無い。 移動が楽しいのだ。

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2010年11月 6日 (土)

スズキ釣れた(11月5日)

久しぶりに出漁すべく超早起きしてネット見たら、尖閣のVTRがユーチューブにアップされているじゃないの! まだ380回しか見られていない。結局30分掛けて(早送りを含む)全部チェックしちゃいました。率直な印象は「全ての点でどこまでホンキでどこまでヤラセなのかワカラン」というもの。

イチバンワカランのが海上保安艇。1回目も2回目も避けられたんじゃないの? というかあんな漁船のアタックを避けられないほどヘボじゃないと思う。となれば1回あえて「殴らせた」ということか? だったら2回目は反撃でしょ! 得意の放水とかでもいい。なのに同じことを2度もやられるなんて‥‥。

いずれにしろナメられていることは間違いない。同じことをアメリカのコーストガードやロシアの国境警備艇にやったら撃沈されても不思議じゃありませんから。韓国だって指示に従わなければ強硬だという。まぁVTRの6本目に入って居るブリッジ内の会話を聞いている限り、あまり緊張感は無い。

興味深かったのは石原都知事が言っていた「落水した海上保安庁のメンバーを漁船が棒でツツいた」というもの。そんなモンね~じゃん! 都知事がガセネタ言ったらアカンやろ、と思う反面、もしかしたらVTRを流出させたチームとグルかな、とも思ったり。いずれにしろ菅政権も末期症状でございます。

そうそう。出漁だった。6時30分に出港し、鳥山ハンターとなる。船橋方面を攻めようかと走り出したら、浦安マリーナの前あたりで小規模な鳥山を散見。とりあえずバイブレーションを投げてみると、良い場所まで届かない。近づくと逃げちゃうし。そこで得意技となった「バカ流し」を試してみた。トローリングです。

仕掛け流し、キャビンに入ってノンビリすると、ありゃま! ロッドが激しくしなってる! 慌ててデッキに出ようとしたら、ドアのカドに思いきりヒタイをぶつけました。いて~の何の! でもサカナだ。水面にハネたのでシーバスだとすぐ判明したものの、なかなか寄ってこず。そこそこ大きい模様。

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いずれも1,8kg程度。釣った直後に血抜きする

このくらいのサイズになると、シーバスも楽しいです。食べるにゃちょうどいいサイズだし。30分ほどで2本釣って納竿。持って帰っても食べきれないですから。2本共に60cm級。フッコとスズキの中間くらいか? それにしても今年はイナダが遅い。とっくにイナダ大会になってる頃なのになぁ。

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バービーちゃんのバンドエイド(本物)しかなく

思い切りドアに激突したヒタイはバックリ割れて出血していた。釣りしてたので忘れてたら乾いてガビガビに。縫うほどじゃないですが。晩ご飯はスズキ。板前さんがさばいてくれ半身を和風のムニエルで(これ抜群に旨い! スズキの食べ方としちゃベストか? 近々レシピを)。半身は刺身のポンズあえ。

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今日もスズキのGSX-R1000で

アラは潮汁に。板前さんを見てると、料理にはいろんなアイデアがあることを再認識します。今日の和風ムニエル、ホントにンまかった。釣りたてのサカナを食べると、もはや買ったサカナは食べられない。閉塞感漂う昨今なれど、たま~に楽しい日々を送らせて頂いてます。

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2010年11月 5日 (金)

V13に試乗する(11月4日)

20馬力の船外機を搭載した小型のレース艇に試乗しませんか、と誘われた。このフネ、以前50馬力エンジンの試乗会の時に置いてあったのだけれど、見た瞬間「乗ってみたい!」と思ってました。『V13』という約3m90cmの本格的なレース艇と同じ形状のハル(船体)で、なかなかカッコ良い!

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オフショアのレース艇をまんま小さくした感じ

価格を聞いて驚く。ハルとエンジンのセットに進水までの諸費用など全て含めて100万円を切るそうな。重量は船外機と合わせて170kg程度。30万円くらいで買える軽自動車登録のトレーラーで引っ張れます。フネと聞いた途端「高くて買えねぇ!」と思うかもしれないが、こいつなら何とかなる?

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カッコいいでしょ!

驚くのが性能。水上バイクだと最低で150馬力。260馬力エンジンとか積むのタイプだってある。といったことからすれば20馬力なんてタイしたことない、と思いがちながら、必要にして十分な性能を持つ。最高速およそ35ノット! 海の上だと20ノットで100km/hという感覚。

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現在タンデムの2人乗りも計画中

全く波のない海面なら180km/hくらいの速度感なれど、そんなことありえない。大きなコブのあるジャリ道で180km/h出るクルマに乗るようなモノ。下の動画は本日試乗した状況で最も穏やかな状態。「どん! どん!」という音が出てるときは、基本的にハネたり飛んだりしてる。

20馬力なので音も静か。軽々加速する

もっと凄いヤツはブレブレで見るに堪えず

素晴らしいのは燃費! 1日楽しんで10Lくらいしか喰わないそうな。確かに飛ばすと20分くらいでヘトヘトになってしまう。皆さんこれでレースをやるそうな。確かに面白そうです。でもこのフネ、普通に乗っても楽しい。東京湾奥の運河巡りや、イナダの鳥山追いかけて釣りなんかしたら最高でしょう!

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350ccの2気筒

いろんな制約を受けるオカの上と違い、海は基本的に迷惑を掛けなければオウンリスク。速度規制すら無い。機会あったらいろんなヒトに乗って貰いたいと思う。きっと「すっげ~面白いぞ!」かと。こういう安価&燃費の良いフネで海を安全に楽しむ方法を探ってみたいです。

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2010年11月 4日 (木)

事故調査(11月3日)

早朝から首都高湾岸線が上り下り共に事故で通行止めになっている。基本的に死亡事故でもない限り通行止めにならないし、しかも上下線共。さらに通行止めになっている時間が異例なくらい長い(解除は昼過ぎ)。どんな事故かと気になっていた。夕方になって概要を知ったのだけれど、厳しかったです。

18歳のドライバーの運転する6人乗りのミニバンが中央分離帯と激突し、その衝撃で2人が対向車線に飛び出し、対向してくる乗用車と接触して1名死亡。1名重体。ミニバンは3車線ある下り車線を横切って路肩に衝突して止まった。乗っていた6人は全員10代で、後部の窓から車外放出された2人は16歳だという。

こういう事故こそ「スピードの出し過ぎでハンドルを切り損ねた」という事故発表だけで終わらせず、航空機事故のようにキッチリと全容を究明すべきだと思う。そして警察は2度とこういった悲惨が事故が起きないよう詳細を公表。ドライバー全員の認識としたらいい。日本の警察にゃ期待できないか‥‥。

せめてどこかのTVや大手新聞で時間や紙面を割いて分析して欲しいです(悲劇仕立てじゃなく)。警察から嫌われているジドウシャヒョウロンカじゃ門前払いされますから。もちろん最終的にドライバーの運転ミスと結論づけてもいい。どういう運転をしたらコントロールを失い、そうなった時のクルマの挙動を紹介するだけでも価値ある。

ちなみに前述の事故状況は警察の発表。事故の原因は「車線変更する際、他の車両に気づき驚いてハンドル操作を誤った」となっているけれど、クルマを知っていると納得しがたい。というか中央分離帯に衝突して対向車線に後部窓から飛び出すなら、相当の角度が必要(少なくとも30度は必要かと)。

追い越し車線からだと、そこまで角度付くまい。中央車線で走行速度が高くなければあり得る。事故原因もそれほど単純じゃないと考えます。車内に残っていた3名は(1名は下り車線に車外放出され骨折)ケガ無しだというので、速度自体高くなかったと考えていい。単なる無謀運転ではないと考える。

やっぱりTVや新聞に期待する所、大としておく。本日のTOPで書いた通り、若者はクルマ嫌い。新車情報は無視するが、事故の原因追求には関心を示すと思う。

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2010年11月 3日 (水)

箱根は初冬(11月2日)

神宮外苑の近所に8時集合。都心へ向かう渋滞が読めないため、早出してみた。すると案外流れており、30分早着である。クルマの中でTV見て過ごす。待ち合わせにはオンタイム。そのままレクサスISの『Fスポーツ』で箱根方面に向かう。良いというウワサを聞いていたけど、生まれ変わっちゃいましたね!

初期モデルのISと全く違うクルマになってます。聞けばショックアブソーバーは初期モデルから日立(旧トキコ)を使っているそうな。でも明らかにショックアブソーバーの質感が上がってます。どうやら日立も直近の2年くらいでショックアブソーバーのクオリティを急に高めてきたようだ。

けっこう減衰力高いのに、乗り心地が悪くない。前後サスのバランスも苦しゅうない。どうしちゃったの? とまで思ったほど。標準仕様のISはFスポーツをマイルドにした乗り味だというので、すでに尻子玉を抜かれちゃった私みたいなジジイにゃピッタシかもしれない。一度乗ってみなくちゃならぬ。

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芦ノ湖

山の上はけっこう寒く、風も強い。昼に取材終了。芦ノ湖湖畔のイタリアレストランでお昼食べ帰京。帰り道の箱根ターンパイクも楽しかった。もっちろん制限速度内ですよ(大笑)。小田原厚木道路と東名は100km/hクルコン使ってで15,6km/L。IS250のFスポーツです。

帰宅してTV見たら、前原君、今度はロシアとケンカするつもりらしい。も少し上手に外交できないもんか。そもそも外相はケンカ担当でなく、ケンカ予防や、ケンカになった時の納め役。またぞろキャンと泣いてオシッコ漏らす? ロシアと仕事している企業にとっちゃ、どんなトバッちりを受けるか気が気じゃないかと。

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2010年11月 2日 (火)

ビンボーチーム(11月1日)

いよいよ11月。タイラリー選手権の最終戦まで3週間となった。今のところ予算不足を除き、準備は着々と進んでいる。本日、最終戦で必要な部品が全て揃う。とりあえずツマらんトラブルでリタイアしちゃうと悔しいですから。まず欲しかったの、ネズミに囓られていたエンジンルーム内のハーネス。

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他にも囓られているかもしれないのでアッセンブリーで

さらに足回りの小さいアーム(タイロッドエンドなど)やジョイントなども全て交換しておき、現在付いているパーツをスペアにすることにしました。ホントならハブとか大きいアームなども交換したいトコロながら、ハンドキャリーじゃ持って行けない。ということで小さい部品だけ持っていくことに。

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こんな感じ

上の写真の左側の箱はクラッチディスク。なぜか今乗っているラリーカーのクラッチ、減りが早い。ハイペースで走ったらSS250km分くらいで終わりになっちゃう。ということで第3戦で交換し、SSを約100km走ったクラッチは念のため交換することにします。軽いので2枚持っていく。

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新品はもったいない?

そしてへろへろになってしまったバンパー回りのパーツも。改めて見ると鷹の目インプのラジエターグリルって3分割になっている。歴戦の走りでキズだらけ。加えてバンパー形状自体、ノーマルとずいぶん変わってきてしまった。グループNはノーマルじゃないとダメなのだ。

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ナンバーも見事な折れ曲がり方

後は予算の確保だけ。すでに予算オーバーにつき何とか50万円くらい確保しなければならぬ。スタッフのホテル代と食事代、移動費でございますな。モハヤコレマデ、となったら読者の方からカンパしてもらうか? 最終戦で競争する皆さんはこんなビンボーチームだと予想も出来まい! 大笑いです!

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2010年11月 1日 (月)

ガマン比べ(10月31日)

カゼ引いた時は酒を飲んぢゃアカンのを解っていても辛抱タマランです。というか、ホントに具合悪いとマズくて飲めない。でも昨晩は美味しかったので普通に飲んぢゃいました。とりあえずライオン印のコーヒー飲んで朝から遅れ気味の原稿書き。書いちゃ昼寝。書いちゃ昼寝で夕方まで。

時事ネタを扱う日曜午前中のTV番組見ていても、マンネリ化しちゃった感じ。政治はゴタゴタしてて大学生の青い討論会みたいだし、「所詮ナニを言っても口だけでしょ」みたいな雰囲気漂う。評論家が良いこと指摘しても、国民は反応しなくなってます。というか反応してもダメだと感じちゃってる。

先日長崎で見た資料の中に面白いモノを発見しました。「慶応3年8月にええじゃないかが始まる」とあり、その次の記述として「慶応3年10月14日に徳川慶喜は大政奉還を決める」とあった。8月下旬には岩倉具視などもええじゃないかを日記で書いているほどだから、当然のことながら慶喜の判断にも影響を与えたろう。

今の日本もええじゃんないか級の大嵐がこない限り、どうにもならん。ところが我が国は依然として体力あるため、なかなか開き直れない。下を見て5年くらいこのまま閉塞感漂う状況になるかも。この間を上手に、しかも楽しく生き延びる術を考えなくちゃならないということです。最初に倒れたら悲惨。

翻って我がギョウカイを見ると、そろそろ体力のないヒトから倒れて行きそうな気配濃厚。私だって現時点で大学生を2人抱えていたら、それだけで年間300~400万円の出費。来年あたりに倒れる組だったかと。いろんな意味で今の日本はガマン比べになっている。日々打開策を考えている。

そうそう。「メディアは役にたたねぇな!」と改めて感じたのは、野菜類高騰のニュース。消費者にとっても生産者にとっても高騰している野菜の情報なんかいらない。むしろプレッシャーになるだけ。だったら安くなっている野菜の情報を流せばいいでしょ。その方が10万倍も有効です。

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