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2010年8月31日 (火)

マツダ広報(8月30日)

日産と同じくらいメディアから評判悪いのがマツダでございます。CTの鈴木兄から聞いたのだけれど、日本のメディアを5人ほど新型ディーゼルの欧州試乗会に連れて行っているそうな。選ぶ根拠が明確なら皆さん納得する。されど鈴木兄によれば「ヘタだよね」。おそらく他のメディアもそう感じることだろう。

つまり新型ディーゼルの記事を掲載したければ5人に仕事を頼め、と言っているワケ。しかも日産と同じく、雑誌から広告を引き上げてしまっている。ケンカ売ってるようなモン。輸入車なら少人数だって「嫌われたって仕方ない」と開き直っているから問題ないけれど、国内メーカーとなると厳しいです。

マツダの広報体勢はキーマンが中国に出向して以降、ガタガタ。というか、今や広報の体をなしていない、と言い換えてもよかろう。もし予算無いのなら広島のテストコースにでもディーゼルを用意し「コチラまで来ていただければ試乗出来ます」の方が1万倍上手な広報戦略かと。

そんな状態だからせっかく頑張った価格設定をしてきたプレマシーも、全く応援して貰えまい。おそらく今月号でライバルとの比較記事。人気無ければ、もう取り上げないと思う。ちなみに私のスタンスは全く変わらず。良いモノなら良い。悪いモノなら悪い。どちらでもいいようなクルマについちゃ文化です。

ムスメがベルギーから帰ってきた。向こうでの仕事が認められたらしく、就職も決まった。日本語と英語は普通に使え、フランス語も何とかなる。上手に使えば戦力になるワな。オヤヂの希望としちゃ、ぜひとも次は中国と勝負して欲しい。私が30歳若くて英語出来たら、絶対に中国と仕事で戦いたいです。

先日、永田と岩田学生が全くブログを更新しないと書いたら、岩田学生は1回アップしてきたものの、永田はシカトを決め込んでる。やはり「努力」しないとチャンスも訪れない。タイでヨメさん貰って過ごす人世が本人にとっても幸せかもしれません。何でもイイから「書く」という修行をしないとモノ書きにゃなれん。

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2010年8月30日 (月)

総合火力演習2010その2(8月29日)

昨日の失敗を猛省し、今日は新宿7時20分発のあさぎり号で御殿場へ。9時到着。富士急大もうけの満員シャトルバスに乗って(往復1100円)演習場に到着すると、まだ座れるスペースが残ってました。昨日に続き天気も良く(良すぎて汗がダ~ラダラ出ます)、10時10分の演習開始を待つ!

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これだけ納税者が集まれば意義あるでしょ

最初はF2戦闘機の爆撃デモ。空自も陸自のイベントで目立っちゃイカンと配慮したのだろう。フライパスは2回。しかも高々度。「あらら?」。拍子抜けから本格的な演習が始まるのだけれど、仕事柄、いろんなことを見ちゃいます。最も興味深かったのは、こういった訓練で発生するミス。

総火演は陸自最大のイベントとあって訓練も入念に行うだろうし、隊員もえり抜きだと思う。いろんな意味で実戦より良い条件かと。しかし! 最初の「あら?」はチヌークから降ろした偵察用バイクのエンジンが掛からなかったこと。遠かったため車種は不明(以前はホンダだったけれど最近カワサキに変わりつつある)。

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チヌーク(CH-47J)

されど2万人+上官+防衛大臣の前でキックを下を見て50回! 結局掛からず、押しての退場となりました。本来4台で行う偵察能力の25%を失ってしまうのだから厳しい。実戦だったら25%の未探索領域を残してしまうことになります。こらもう隊員でなくバイクに問題ある。整備班orメーカー担当者丸刈りか?

二つ目は「指示が守れてない」。実弾を発射する際は赤旗。それ以外は青旗を出すという指令を受けていたのに、5台中1台だけ赤旗出しっぱなしの装甲車がいました(退出時まで赤旗のまま)。これ、周囲から訂正や注意が入るシステムを持っていなかったということです。車長丸刈り?

90式戦車の一斉射撃も1両だけ遅れた。2発目は1発目よりもっと遅いタイミング。下の動画を見ていただきたく。実戦だと様々な問題が出てくるんじゃなかろうか。こういったトラブル、出ることに意義がある。緊張感の高い今回のような演習でトラブル出れば、抜本的な対策も出来るだろう。

みんなの前で失敗した隊員やチームなどは後でどうなるのか少し知りたいです。ただ空挺部隊の精密な着地に観客大拍手! 射撃の正確さなど驚くばかり。特に戦車の射撃が凄かった! 花火の3尺玉より迫力あるし。やっぱし戦車って陸軍のカナメなんだな、と納得。デビューしたての10式は姿見せず。

その他、ミサイルの飛翔(撃ったばかりは上向いてる)が見られたり、アパッチロングボゥの30mm機銃掃射を見られたり。社会勉強にゃ素晴らしい機会かと。帰りは御殿場でツベたい生ビールなんか飲んじゃってあさぎり号で帰京。渋滞に泣かされた昨日と全く違い快適でございました。

・人世の最終コーナーを更新しました。うなぎ屋に危機が迫ってます。

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2010年8月29日 (日)

総火演2010その1(8月28日)

番頭宮本君が東富士で行われる総合火力演習のチケットをプレゼントしてくれたので、大喜びして見に行く。陸上自衛隊最大のイベントとなっており(観客数約2万人)、抽選の一般チケットは30倍くらいの当選確率だという。一度見たかったんですね! このイベント、いろいろ意見あるだろうけど、私は支持したい。

火薬や弾薬などは使わないと劣化する。どうせ使うならせめて国民に見る機会を作って欲しい。しかも普段は裏方の自衛隊員だって晴れの舞台が必要でしょ。ちなみに自衛隊の戦車って設立以来、一度たりともヒトに砲身を向けたことがないのだ。こらもう日本人は誇りにしていいと思う。

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御殿場からのシャトルバスも大混雑

ということで見に行ったのだけれど、土曜日の高速道路をナメてました。早く出たつもりだったのに‥‥。御殿場の駅の近所にクルマ止めてシャトルバス乗り場に行ったら、大渋滞。到着したら、もはや残り時間わずか。最後のクライマックスにやっと間に合った程度でございました。明日リベンジです。

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最後の盛り上がり

昨日書いた刑場の仏壇の件、皆さん少しカン違いしているかもしれません。テーブルのある部屋にある仏壇は回転式だということは複数のメディアが伝えており、認識済み。私の疑問は目隠しをされてから入るという前室。あそこはどうみても回転出来ない場所に仏像が置いてあったような。それを教えて欲しい。

メディアで流れていることはワザワザ教えてくれなくてもOKでございます。もう一つの大きな疑問が政府と日銀の姿勢。ホンキで金融緩和措置だけで済ますつもりなのか? ここまでオタンコとは想像もしていなかった。なぜ介入しないのだろう。 

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2010年8月28日 (土)

日本の国教は?(8月27日)

VT1300CXの返却のため南青山へ。9月も間近だってのにクソ暑く、今日もクールベストを御指名。こいつを着てるとホントに楽です。クセのあるVT1300CXの乗り味にもすっかり慣れた。バイクに乗りならご存知の通り、信号待ちでガラス窓に自分姿がうつるコトがある。VT1300CX、めっちゃカッコ良いです!

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このあたりから見るとノーマル車だと思えぬ!

エンジンの「楽しい使い方」は普通のバイクと全く違う。アイドル+αくらいの回転数でクラッチミートし、ポンポンとシフトアップ。ギクシャクしないギリギリの回転数を使う。アクセル開けるときもジンワリ。それが楽しいのだ。シャフトドライブだから低い回転域使ったってチェーンの耐久性を気にしないでいい。

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チェーンのメンテが不要なのは有り難い

流れの良い道を制限速度守ってユッタリ流していると気分最高ですね。コーナリングもバランス悪いワケじゃないけど、攻めようとしたらすぐステップをガ~リガリ君。そのあたりで自粛していれば全く問題なし! むしろ速度落としてコーナーに入り、立ち上がり加速を楽しむべきかと。

こんなにクソ暑くなければ毎日乗れたのに、と残念。燃費は東京都内ばかり走って14km/L。ロングツーリングすれば20km/Lくらいまで伸びると思う。ちなみにVT1300シリーズは『CX』の他、クラシカルイメージの『CR』とスポーティな『CS』というモデルも選べます。

夜はタイの坂本さん御一行と沖縄のダイビング仲間(ギョウカイの人ですけど)が御来店。閉店後、近所の沖縄料理屋で二次会。今日も売り切れ御礼でございました。今年は暑いし、うなぎのライバルだと言われるサンマも高い。9月中旬までこの調子をキープ出来たら嬉しいっす。ただ叔母の「札抜き」は一段と激化傾向。

ニュースを見ていたら日本の刑場が初めて公開されたという。画像見て驚く。我が国に「国教」って存在しないのかと思ってました。強いて言えば皇室と関係の深い神道だという認識でございます。第2次世界大戦の戦死者が祀られているのも靖国神社だし。そもそも教典や教祖が無い神道は宗教と言えないですけど。

なのに刑場の最後の部屋にあったのは仏像。本来ならナニも無くていいんじゃなかろうか。といったことすら、国民に対し始めて公開するというのだから凄い国です。誰がどんな根拠で仏像を置いたのだろう? もちろん仏教じゃイケナイと言ってるのではない。知っている人がいたら教えて下さしまし。

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2010年8月27日 (金)

海辺で生ビール(8月26日)

直接影響のない私でも「いい加減に介入しろ!」と言いたいぞ! どうして円高を放置しておくのか、全く理解できぬ! 円高になったらドルを買う、というのは損なことじゃない。むしろ普通の人はドル定期にしたり、ドルの現金を買ったりしているのだった。私だって前回のドル安の時は相当買いましたから。

お金持っていれば、買えるだけ買ってもいい。絶対負けないバクチみたいなモンです。なのに政府も日銀のシラカワなんたらという輩も無視。これが作戦だとしたら逆に凄いですけど。菅でも小澤でも誰でもイイから、やるべきことをキチンとやってくれ。ちなみにこんな状況になっても介入しない国など皆無です。

少なくとも「90円を切ったら徹底的に介入する!」くらいの強い意志を見せなくちゃアカンでしょ。じゃなければ我が国をベースにビジネスなんかやっていけぬ。されどメディアは今や菅vs小澤の話題ばっかり。決着付くまで円高問題なんかどうでもいいってことか? 円高より視聴率を取れるんだろう。

昼過ぎから都内で打ち合わせを一件済ませ、スイフトの発表会へ。バイクで行こうとしたけれど、さすがに暑い! ジャケットも持って行けないし。スイフトはオールアバウトで書いた通り、スターティングプライスの高さとアイドルストップが遅れて出てくる、という2点が懸念材料。それ以外は文句なし!

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遠方に見えるのは逗子マリーナ

終了後、帰りのドライバーとなる永田を乗せて鎌倉へ。由比ヶ浜の海の家でランドローバー主催の納涼宴会でございます。ジツは夏場の由比ヶ浜、30年くらい行ったことがない。オシャレな海の家もたくさん出来ていると聞く。何より夕暮れ~夜に海辺でツベたいビール飲むの、最高でしょ!

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右を見ると稲村ヶ崎

ちなみにランドローバーが由比ヶ浜のビーチクリーン用の車両協力をしているそうな。だから砂浜にクルマを乗り入れられるワケでございます。確かに砂浜の掃除などで絶大な威力を発揮してくれることだろう。夕暮れの中、美味しい生ビールを堪能す。ただ海風が猛烈に強く、砂だらけになりました。

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2010年8月26日 (木)

橋下知事(8月25日)

いやいや驚いた。大阪府の橋下知事がサッカー選手に自分のコドモを会わせたら「公私混同だ!」とメディアは大騒ぎしてる。確かに厳密に言えば公私混同。こらもう1km/hの速度違反と同じこと。原理主義者からするとシンボウたまらん事案でございますな。実際、この論争を始めたら多数決でしか原理主義者に勝てまい。

それでも原理主義者は自説を曲げず、最後まで抵抗するだろう。でも冷静に考えてみると、1km/hの速度違反と根っこは同じ。大騒ぎしてるメディアにゃ「あんたらコドモか?」と言いたい。自分の価値感で善悪の判断が出来ない原理主義者と論争しても時間のムダ。こういった報道ある度に日本人は矮小になっていく。

一方、興味深いのは江戸時代生まれの人が戸籍上じゃ生きているというニュースの報道。戸籍の管理の悪さを追求する姿勢より、なぜか「坂本龍馬と会ったかも」とか「黒船がやってきたのは」みたいに幕末の歴史を出してきて楽しんでいる。メディアにはこういった余裕が欲しいと思う。

そろそろ日本人も「本当に悪いこと」と「悪いけどタイしたことじゃないこと」の区別を付け、アンポンタンな報道や原理主義者に対し自分の意見をぶつけるべきだと思う。坂本龍馬の出現を待っていたら、いつまで経ってもアカンでしょ。それでも坂本龍馬に期待しちゃうのが我が国のDNAか?

夕方までに巡航ペースの締め切りを2本。夜は中野へ。今年は残暑が厳しいのでうなぎを食べましょう! 

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2010年8月25日 (水)

暴れん坊将軍(8月24日)

もし私が「暴れん坊将軍」なら、今回の円高に対し以下のような対策を打つ。まず円高はいつまでも続かないと判断する。実際、そう長いスパンで考えなくとも95円くらいに戻ってくるだろう。前回のスーパー円高の時もそうだったけれど、メディアが「破滅するぞ!」という報道をし始めると、そろそろ底です。

といった前提で、輸出している企業のドルを95円で預かる。そこで得たドルに、日銀が持っている円を加え、83円台のドル(企業から預かったドルなので米国債じゃなく、すぐ換金できる現金とする。ここはうまく立ち回る必要あり)を10兆でも20兆でも買いまくる! やがてドルが95円になったときに清算すればよろしい。

実質的なドル買い介入になる上、日銀が買った83円の円は95円になって戻ってくる。83兆円のドルを買えば、95兆円になるということです。ここで12兆円も為替差益を取れるんだから悪いハナシじゃないでしょう。単なる政府の為替介入は難しいけれど、少しアタマ捻ればいくらでも打つ手はある。

小沢さんあたりが水戸光圀公になった気分でド~ンと動けば、世の中の流れはイッキに変わるんじゃなかろうか。いずれにしろ今回の円高、そこまでアメリカに奉仕することないと思う。しかも冷静に考えてみれば、1ドルの価値って十分100円以上ある。実際の経済状況を反映した円高じゃないワケ。必ず戻す。

ま、そんなこと考えても私ら普通のニンゲンにとっちゃ関係ないし、暴れん坊将軍や水戸黄門もいない。できることは次世代の夢や希望を育てることくらいだ。今の日本人に大切なのは、下で紹介するような「前向きの人」(ユーチューブです)。現実の日本だと「危ない!」とか「野放しにするな!」といわれちゃいます。

・模型用ロケットエンジンをスケボーに付けた人

・自転車のドリフト

・模型用のジェットエンジンを自転車に付けた人

資源が少ない日本は頑張るしかない。もっと素直に、もっと好奇心を持って新しい価値観や技術を育てていくべきだと思う。社会や大人がチャンスの芽を摘んじゃアカンです。

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2010年8月24日 (火)

私らの仕事(8月23日)

海老名SAに5時集合、という仕事でございます。4時起きして5分前に到着。50歳過ぎると徹夜1回で寿命を1ヶ月縮めると、という人もいる。まぁ長生き出来る自信無いため、どうでもイイっちゃイイですけど。そういった意味じゃ明るくなるまで飲んでいる鈴木兄や城市兄、勝股兄など先輩世代はパワフルだ。

さすがに箱根も伊豆も空いており(ターンパイクは5時半まで通れないと言うことを初めて知った。箱年新道は24時間)、8時過ぎに撮影終了。対談まで済ませ、11時には帰宅出来ました。それでも7時間。10時に家を出たなら夕方5時ということ。やっぱし早起きすると1日を有効に使えます。

疲れたのでゴハン食べて昼寝。夕方から中野へ。18時くらいに「残りが6人分」となったから、もう仕込みは止めようと思ったが、叔母が「10人前くらい作って」。結局6人分売れたのみ。うなぎ10人分と大量のゴハンが残り、持って帰るハメに。もう夏も終わりだという空気を読めないのだ。

空気と言えば「最近の若者」とひとくくりにしちゃイケナイのかもしれないけど、永田や岩田を見ていると明らかに私らの若い頃と違う。私らの職業って「発言する場」があってこそ存在する価値を持つ。発言する場を持ってない人は、責任感の無い匿名のクレーマーと同じ。だってモンクも言わなくちゃならない仕事ですから。

というか、自分の考え方を伝えたい人がメディアになるんだと思う。だからこそ私は全く利益上がらなくても、自分の意見を自由に発表する場として自分のWebを続けているのだった。ジャーナリストを商売だと考えるなら、とっくに止めてます。同業者を見ていても、商売にならないから、とブログを続けない人も多い。

100歩譲って著名な人ならいい。仕事来ますから。でもこれから名を売ろうという永田や岩田は、どんなことでもいいから自分の意見を読者の皆さんにブツけるべきだと思う。せっかく発言する場を提供してるのに、永田は8月10日から。岩田など7月22日から更新していない。このままじゃモノにならないと思う。

私なんか原稿料ナシでも仕事を引き受ける(現実的にいくら貰っているか年末まで不明)。ただ無料で原稿を発注するような媒体はロクなモノじゃないので付き合っていないですけど。興味深いことに原稿料安いメディアも、衰退してるか衰退中。これまたイキオイなく、私のパワフル(?)な文章にビビッて発注無し。

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2010年8月23日 (月)

第2回釣り懇(8月22日)

今日は朝から有志と「釣りに出て獲物を獲得し、そいつをみんなで食べましょう!」という会。同じメンバーで昨年行った時は、6タコ中。そこで釣果確実な「ハゼ釣って天ぷら大会!」にしたのだけれど、たった1匹釣れたのみ! 「釣れないだろう」と読んでサカナ買ってきた番頭宮本君のおかげで深夜まで天ぷらを堪能しました。

本日は遠征することに決めた。昨日ハードル低そうなトロサバ狙って出漁したものの、オデコを喰らう。水温高すぎるのね。ということで剣崎沖のワラサを攻め、ダメそうなら城ヶ島沖まで出てシイラ。そこでもダメなら城ヶ島の漁協で選り取り見取りのサカナをクーラーに入れてこようという作戦。

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果たして釣れるか?

トロサバも諦めきれず、スケベ根性出して中ノ瀬を経由。到着すると釣り船出てます。様子見たらサバ釣れてる。「とりあえず30分!」とサオ出した途端「キタ~!」。ただ釣れたの、普通の大きいサバ。こいつもウマいけれど、アブラの乗った白い身のトロサバじゃありません。

しかも1匹釣ったらパッタリ。初志貫徹! とばかりに剣崎沖を目指す。すると第2海保の南側に大船団! あらら! 松輪の漁師まで出てる。こらトロサバです! ワラサもシイラも諦め、確実にゲット出来るトロサバを狙う。ということで釣り人は初心者2名だったものの、1時間ほどで4本ゲット! 3本逃がしましたけど。

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40cm級。1本1500円~2000円?

海も荒れてきたので海ホタル経由で帰港。サバいてみたら、トロサバ3匹。普通のサバ2匹でございました。されど普通のサバも新鮮だし太っている。5匹を全て刺身に。下の写真を見ていただければ解るとおり。8時方向の身と12時方向に身は普通のサバですね。10時方向と3時方向はトロサバ

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魚種を当てさせたら、相当の通じゃないと解らないと思う

さすがにサバだけだと面白くないので、番頭宮本君がブイヤベースを。その他、釣れなかった時のことを考えた食べ物でテーブルは賑やかになりました。ということで一次会をスタート。トロサバもブイヤベースも、なぜかソーメンも美味しく頂きました。食べ切れなかった分は二次会に。

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具沢山のブイヤベース

日が暮れたトコロで納涼船を出す。昼間は腹立つほど暑かったものの、さすがに処暑を迎え夕方になると涼しい風も吹く。砂町運河を出て墨田川に向かうと、ちょうど良い感じの明るさに。東京湾奥の運河クルーズは全く揺れないので、フネに弱い人でも楽しめる。景色も変化が大きく飽きない。

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夏はこんな時間がいい

隅田川を下って芝浦運河を通り、台場方面に。波のない場所でアンカー打って2次会(操船担当は飲まないです)。フネの上でのツベたいビールは人生の幸せを感じる。こら大げさじゃありません。日が沈んで1時間もすれば暑さに気合い無くなり、むしろちょうど良い感じ。夏を楽しめるのもあと1ヶ月か? 

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隅田川下り

暑くてイヤになる夏ながら、終わりに近づくとなぜか寂しい。

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2010年8月22日 (日)

アカン釣れぬ(8月21日)

急ぎの原稿も無く、海を堪能することに。幸い風も吹いておらず。9時に出港し、釣れているモノを釣ろうという目論み。本命トロサバ。上手くいけばワラサなどやっつけたい。45分後に中ノ瀬。10パイくらい釣り船出ており、サバが釣れている。されど狙いのトロサバじゃありません。

続いて富津沖。ここはアジ狙いである。とりあえずアジ釣る雰囲気でなく、観音崎沖へ。何と! 大量の釣り船が浦賀水道航路にハミ出してる。これだけの超大船団になると、大型船も避けざるを得まい。ここに混ざって釣りする気合い無く、続いて先週トロサバ釣った海域まで。ここも本日は釣り船の姿無し。

どうやら東京湾内の水温が異常に高くなってしまっているようだ。驚くことに湾奥は沖縄と同じ29度以上! 城ヶ島と浜金谷を結ぶ線の北側も28度以上あるのだから凄い! むしろ沖に出るほど水温下がるほど。実際、横浜沖から湾奥に掛けて赤潮も大量に発生しており、サカナにとっちゃ非常に厳しい。

結局1匹も釣れず! どうやら今シーズンは1日おきに釣れたり釣れなかったり。すると明日は釣れる日か? フネは快調! 船底を掃除した甲斐あって、2500回転で20ノット。2700回転で21,5ノットというデータ通りの性能を発揮してます。ただ最高速だけカタログ記載の29ノットは出ない。今日も26ノット止まり。

終了後、中野でうなぎ屋修行をして帰宅。 

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2010年8月21日 (土)

VT1300CX(8月20日)

午前中仕事。CR-Zを洗って満タンにして青山へ。ずいぶんマイルドになったものの、最後までニオイは残ったまま。本格的な脱臭をするよう伝えておく。続いて以前から試してみたかったVT1300CX。やっぱしムチャクチャにカッコ良い! 国交省の締め付け厳しかった時代を知ってる私らからすれば隔世の感あり!

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全長2575mmもある!

地下の駐車場から出るべくターンすると‥‥。う~ん! ま、まがらん! 最小回転半径が3,7m(!)もあるのだ。ちなみにCB1300は2,7m。ハンドル切れないし傾けてもタイして効果無し! 青山通りに出て走り出すと、乗りにくいの何の! 超低重心なので、コーナーじゃ激しく起きようとする。

ブレーキタッチ&前後のバランスも妙。普通のバイクの乗り味と全く違うのだ。しかし! 少し慣れてくると、乗りにくさが楽しさに変わっていく。加えてコーナリングもバランス悪いのでなく、個性的なのであってそれなりに乗れば案外イケる。ブレーキも太いリアをキッチリ使ってやれば、これまた効く。

一方、エンジンが味わい深い。おそらく1500回転くらいから太いトルクを出しており、走り出したらポンポンポンとシフトアップして行ってもグイグイ加速してくれる。排気音規制のため静か過ぎるのを除き(法規ギリギリの音量のマフラーに交換したい)、今や4輪じゃなくなった個性を持つ。

乗りにくいけど、その乗りにくさが楽しくなってしまいます。驚くの、車重。307kgもあるという。重視低いため全く気にならないけど、エンジン止めて押してみたら確かに重い。も一つの「素晴らしい!」は制限速度で走っていても楽しいこと。エンジンがギクシャクする寸前の回転数使って走って気持よし!

価格は142万8千円(ABS付き)。存在感たるや価格以上だと思う。バイクを何台も所有出来るお大尽ならぜひ1台ガレージに入れておきたいです。青山からザッカー編集部に行き対談。終了後、ニコニコしながら都内を抜けて中野。うなぎ屋修行して帰宅。今日は原稿無し。すぐさまビールざます!

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2010年8月20日 (金)

高速道路無料化(8月19日)

高速道路無料化の報道を見ると、キャスターの皆さんは財源について「私たちの税金を使っている」と誇張する。をいをい! 自動車ユーザーがいくら税金払ってると思ってるの? 消費税は仕方ない。されど購入時に『取得税』。さらに『重量税』と『自動車税』を支払い、ガソリン入れれば1Lあたり53円80銭を持って行かれます。

加えて自動車諸税は全ての自動車ユーザーから公平にキッチリ集めている。未払い分もほとんど無し。それら支払った税金の中から(2兆円以上)、わずか1千億円を使って無料化することがそんなに酷いことだと思えぬ。だったら以前の通り目的税に戻し、使い切れなかった税金で無料化すればよかろう。

つまり道路は受益者がキッチリ負担しているのだった。ムダ使いさえ止めさせれば、高速道路を無料化するくらいの税金は絶対に浮く。も少しクルマのハンドル握る人をキャスターとして起用するよう、自動車工業会あたりが意見を言うべきかと。自動車業界の発言力は極めて低い。いや、低すぎる。

夕方まで取材。帰路、救急車に遭遇。私は必ずハザード出し後続車が動けるようなスペース取って避けるけれど、若いドライバー見てると要領悪い。サイレン聞いたその場で止まったら、後続車は避けられぬ。はたまた、救急車来てるのに普通に走っている輩も少なくない。我が国の交通教育、どうなってるの?

広報車のCR-Zはシートにクルマ用のファブリーズを吹きかけたらずいぶんニオイが薄くなった。まだ気になりますけど。そのCR-Z、シフトフィールとクラッチフィールを改良したら、大幅に質感上がると思う。燃費はロングドライブ主体で15km/L台。2代目CR-Xと同じくらいでございます。

全盛期のスバルのように毎年改良を加えていくと、素晴らしいライトウエイトECOスポーツカーに育つと思う。されど地道な改良ってホンダが最もニガ手とする分野だったりして。改良を行い、アメリカのようにインサイトより安価な価格設定としたなら(175万円くらいですね)、私も欲しくなるだろう。

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2010年8月19日 (木)

伊豆まで(8月18日)

本日締め切りの原稿を抱えながら、伊豆のモビリティパークまで取材と相成った。9時30分に家を出て、環八から東名に入ると、厚木の手前まで6kmほどの渋滞。通過するとこれといった原因無し。なんで? 小田原厚木道路から無料化中の箱根新道に。ETCゲートは徐行。有人ゲートなぜか皆さん高い速度で抜けていく。

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無料その1/箱根新道

伊豆スカイラインは社会実験ということで一律200円。これまでと同じく行く場所を聞かれるため渋滞が出来てる。200円払えばいいじゃん。全区間ノロノロ走行のクルマに悩まさたものの、予定より1時間早着の12時着。困ったことに目的地は昼ご飯の営業をしておらず。買いに行くのも遠いので昼抜きです。

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伊豆スカイラインは上限200円

17時過ぎに取材終了。帰りのルートをチェックしたら、どこも渋滞している。早く帰って原稿書きたいのに! とりあえず伊豆スカイライン>箱根ターンパイク>西湘バイパス(無料です)通って大磯まで順調に到着。しかぁし! ここからがイケません。小田原厚木道路は東名の事故で渋滞18km。

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無料その2/西湘バイパス

この時点で18時過ぎ。とりあえず国道1号を選択。茅ヶ崎から新湘南バイパス(これまた無料)通り、アンダーパスになった原宿交差点通って横浜新道に向かうと、これまた事故で激しい渋滞。日本人全体が運転ヘタになったのか、とくに休日は事故ばかり。国道1号線を迂回し、第3京浜通って帰宅。

何とモビリティパークから4時間! 原稿あるってのに! 意外なことに無料区間はそれほど混まず。むしろ有料区間の事故渋滞が酷かった。特に横浜新道の事故など、搭乗者のダメージはほぼ無し。事故車両と警察車両で本来なら3車線ある場所を2車線占領。こら渋滞するワな。

警察は事故となると「悪いのはおまえらだ!」みたいな感覚を持つらしい。渋滞起きることを全く厭わない。おそらく「時間はお金」という感性が欠落しているのだろう。しかも鉄と塗装のクリアの硬さの違いさえ認識出来ない頭脳の輩が現場検証したって意味無し。それより交通の流れを早くモトに戻すべきです。

最近の我が国はクルマの運転するとストレス溜まるばかり。ストレス溜まらないクルマを開発できたら大ヒットすると思う。私も買います。

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2010年8月18日 (水)

PCXに脱帽す(8月17日)

朝から原稿書き。昼ご飯の後、PCXを青山のホンダまで返却に行く。外に出てクリビツテンギョウ! ハンパなく暑いのだ! 練馬のアメダスは37度を突破してる。おそらく照り返しの強い道路上って40度近いことだろう。風に当たるブブンが風呂に入ってみたいに暖かい。体温より高いんだから当然か?

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PCXは最高の通勤エクスプレスだと思う

途中、お楽しみの給油。「PCXの燃料計の減りが遅い」と書いたら、読者の方からスペイシー100(同じくホンダの中国製バイク)も最初だけ燃料系が減らないだけで35km/Lくらいしか走らないとコメントあった。されどPCXの燃料計は164km走っても半分のまま。タンク容量は6,1L。35km/Lだったらもっと減ってるハズ。

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164,7kmで給油

するとどうよ! セルフのスタンドで頑張って口まで入れたのだけれど、3,79Lしか入らず。43,5km/Lも走ってるぢゃないの! 途中からアクセルの開け方をマイルドにしたりして、それなりに気を使って走ったものの、決してエコランしたワケじゃないのに‥‥。満タンで200kmは走ると思う。

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474円なり

125円で中野まで2,5往復出来るんだから凄い! 片道25円ということです。バスと電車を乗り継げば360円掛かるのだ。片道15kmくらいまでの通勤に使うなら、最高の相棒になってくれると思う。ちなみにPCXの売れ行きは絶好調! 今オーダーしても冬に近い秋になるそうな。

帰りはCR-Zの広報車。ドア開けた瞬間「う~ん!」。なんかニオいますね。前に乗った人の汗のニオいかと。激暑の中、窓開けて走る度胸も無し(バイクだと割り切ればいいか?)。明日の朝にニオい抜けてなければ脱臭しなくちゃ辛抱タマラン感じ。急いで帰宅して原稿書きに没入す。

練馬は22時で31,1度。ちなみに本日の最高気温は38,2度となり全国2位でございました。

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2010年8月17日 (火)

暑くてちゅらちゅら(8月16日)

朝、プリウスに乗り込んで始動ボタン押すと「ひろろろろひぃ~ん」。コーションランプの光度低く、しかも弱っていく。ありゃま! 制御バッテリーの上がりでございます。室内灯付いていたのだろうか? と探すも、付いていない。かといって3日前に乗ったため自然に上がったとも考えにくい。

とりあえずジャンピングしてエンジン掛けようと思ったが、バッテリーのあるリアハッチのロックも電気式。開きまへんがな。取説読むとボンネットに端子あるらしい。そりゃそうですね。しかし! ブースターケーブルが見つからない。バッテリー充電器をセットしてインサイトちゃんを御指名。

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バッテリー上がりの原因は改めて

するどうよ! 暑いのなんの! 東京の中では気温上がりにくいと言われる新木場でさえ道路上は38度! ちなみにアメダスの新木場の最高気温は33,4度。38,1度となった練馬の道路上だと40度を軽く超えていたと思う。これだけ暑いと燃費もヘチマもない。エアコンで多少ガソリン喰っても仕方ないです。

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インサイトは灼熱の中でも燃費の悪化は少ない

アタマがくらくらする中、お隣のバースの方におすすめしたフネのコーティングの施行に立ち会うべく夢の島マリーナへ。トヨタのフネ、艇体にアルミを使っており、指定の塗料使っても、バリバリ剥がれ落ちてしまう。だったら年に3回揚げるつもりで貝の付着の防止効果あるコーティングの方がいい、と私は思います。

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フネの上げ下ろしは往復1万4500円(場所代2800円/1日)

お隣の方の作業が始まったら帰るつもりだったけれど、私の船底もチェックしてみたい、ということに。マリーナに聞いたら、幸い船台のキャンセル出たという。早速揚げて状況を見る。といっても先週揚げてキレイに貝を落としてますけど。大量に貝の付いた場所を重点的にコーティングする。

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上架した状態で保管するマリーナは貝の心配をしなくてOK

3ヶ月くらい貝や藻の類の付着を抑えられれば文句なし! それにしても暑い! 着ているTシャツは水を浴びたんじゃないかと思うほど。されど今年はタイとうなぎ屋で灼熱修行を繰り返してきた。昨年だったら1日でアウトになったろうが、今年の国沢さんは平気で御座います。

ピンピンで帰宅してバリバリ原稿書き。仕事終わった後のツベたいビールのウマさにシビれます。暑い日のビールって、どうしてこんなにウマいんだろか?

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2010年8月16日 (月)

敗戦の日(8月15日)

敗戦の日。1年に1回くらいはジックリ第2次世界大戦のことを考えるべきだと思う。先日のこと。突如叔母が5月25日の城西地域を中心に行われた空襲のハナシをし始めた。東京大空襲と言えば下町を廃墟とし10万人余の命を奪った3月10日を示すことが多いけれど、5月25日は2番目の被害を出している。

この頃になると迎撃戦闘機はほとんど無くなり、高射砲すら破壊され打つ手無し。爆撃も高々度でなく5月25日は500機のB29が2千mくらいの高度で東京上空に飛来。叔母は迎撃に出た戦闘機の日の丸をハッキリ視認できたというから、かなり低かったんだと思う。ちなみに日本の戦闘機はあっという間に落とされたそうな。

B29は重武装だったうえ装甲板をキッチリ装備しており、20mm機銃を受けても運が悪くない限り落ちなかったという。一方、大戦末期の日本軍は、雷電や疾風、紫電改といった虎の子を温存。市街地を空襲するB29に対しては、B~Cランクの機体を迎撃に使っていたと思われる。

一方、アメリカも手段を選ばなくなっていた。東京に落としたのは焼夷弾(ナパーム弾)と呼ばれる「なんでも焼き尽くす」という極めて悪質なクラスター爆弾である。3月10日は市街地を見境無く爆撃し、当時の東京の市街地の半分を消失させたほど。その流れが長崎である広島なんだと思う。

だからといってアメリカを恨んでも仕方ない。戦争なんてそんなモンです。また、遺恨を残さなかった日本の国民性と、戦後のアメリカの対応の良さが良い意味で合ったんだと思う。いずれにしろ最も責任を取るべきは実質的な敗戦となった昭和17年の夏以降、3年間もムダな戦いを続けた「国家」である。

これから我が国は違った意味での消耗戦に突入するだろう。莫大な数の高齢者をどうすべきか、全くビジョンが見えてこない。認知症の人であれば、1人に3人は必要。寝たきりになった人の介護も1対1では無理である。1人が寝たきりでなく、介護する人数分の生産性も奪ってまう。

現在35~55歳くらいの人は自分の親世代を何とか見届けられると思う。されど団塊の世代の先輩方が人生の最終コーナーを回る頃になると、社会で面倒を見きれないだろう。つまり自分の親は自分で支えなければならないワケ。なのに団塊の世代の御子息達は就職&結婚をしていない人が極めて多い。

一人っ子なら、一人で両親を看取らなくちゃならないワケ。ある意味、戦争より厳しい状況が待っているかもしれません。しかも20年間くらい続く。政治家を見ていると、そういった対策を全くと言って良いほどしておらず。少なくとも私は自分の最後の設計図まで書き上げたいと思います。

・久々に人生の最終コーナーをアップしました。

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2010年8月15日 (日)

第2次世界大戦に学ぶ(8月14日)

明日は敗戦の日。第2次世界大戦について書かれてたモノを読むと、軍の指導者のオロカさや判断応力の低さに憤りを感じる。といっても実質的に海軍戦力の終わりとなったミッドウェーの戦いや、陸軍の悪さを全て露呈したガダルカナルの戦いがアアだったらコウだったら、ということじゃない。

ちなみにミッドウェー海戦は勝利に沸いた昭和16年12月の真珠湾攻撃の半年後の昭和17年6月。ここで実質的に6隻しかなかった空母のウチ、戦力の高い方から4隻をイッキに失い、ベテランの搭乗員と多数の戦闘機&爆撃機を失った。以後、制空権を確保できなくなり、大和も武蔵も動けなくなる。半年で負けたワケです。

ガダルカナルの戦いは昭和17年8月に始まる。これまた現在の日本の政府と全く同じで無策。なにしろ糧食を確保せずに3万1千人もの兵員を送り込んだのだ。現場の指揮官は最大限のチカラを発揮して健闘するも、圧倒的な敵戦力に押され、1万5千人が餓死したと言われているのだから悲惨である。

ミッドウェー海戦で残ったエース級の搭乗員は、ガダルカナルの支援のためラバウルから往復2千kmという、単発戦闘機としては考えられない距離(GPSもINSもない時代の洋上飛行では行って帰ることすら困難だったろう)を飛び、さらに目的地では空戦をしなければならなかった。

参考までに書いておくと、往復2千kmとなると飛行時間は7~8時間に達す。零戦のような戦闘機の航続距離は、移動のためのもの。例外的な使い方と言って良い。したがってトイレだって付いておらず、座ったままスルしかなかったそうな。また、空戦で燃料を使ったり被弾したりして帰路に墜落するケースも少なくなかったと聞く。

つまり日本の戦争は半年で負けていた、ということです。それでも戦いを止めない情報判断能力の低さに加え、残った兵員達を粗末に扱うという姿は、今の日本の官僚の姿とダブる。そういった方向に国が向かわないようにするのがメディアの価値なのだけれど、いかんせんTV局も新聞社も幹部は官僚と同じ資質を持つ。

つまり勉強の出来る人、だということです。第2次世界大戦で発言力のあった指揮官達を分析すると、明治維新を知っているサムライ達でなく、勉学にいそしみ出世したメンツばかり。保身や出世、自己顕示欲、思い込みの強い輩です。安全な場所から仲間の背中にタマ打つ連中も多い。

古今東西平和が続くと、そういった人が出世していくシステムになるから不思議です。もし乱世になるなら普通の人の命を巻き込む第2次世界大戦型でなく、事実上の無血革命だった明治維新を見習いたい。明治維新の面白さは、国を動かす実力を持っていた人が坂本龍馬に代表されるユニークな人材を評価したことです。

東京港大華火祭では45cm玉が上がる。近距離だとズシンという空気の波動を感じるほど。平和の世の中だから楽しいけれど、65年前は実弾の波動だったろう。波に揺られ、華やかな花火を見ながらいろんなことを考えました。読者の皆さんも御意見あればコメント下さいまし。

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2010年8月14日 (土)

ドルを買いまくれ!(8月13日)

我が国の財務官僚や政治家は徹底的にセンスない、と解っているけれど改めて情けなくなった。今回の円高ドル安でなんで日銀は徹底的に介入しないのだろうか? 考えて欲しい。常識的に考えても、現在のような円高が長続きするワケ無い。やがて1ドル100円台に戻すことだろう。

だったら85円のドルを買えるだけ買ったらいい。もう手持ちの円を全て投入して買って良い。年金や国保、ゆうちょ銀行の預かり金も全てドルを買うために使ったらいい。いや、民間の預貯金も全てドル買いすべし。10兆円も買えば間違いなく円高は止まると思う。やがて1ドル=100円になったら、ドルを売る。

もちろん買うのは米国債でなく、ドルの現物そのもの。買ったドルを円に替えず支払いに使ってもOK。すると85円が100円になって戻ってくる。莫大な利ザヤを稼げるワケです。私が財務省を管理する立場なら、迷うことなく有り金を注ぎ込むだろう。なのに現政権ときたら口先介入だけだって。ナニを考えているのか? 

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カタログ燃費では53km/L

先日来、PCXに乗っているのだけれど、なかなかガソリン減らない。90km走ってセグメント二つ欠けただけ。250kmくらい走っちゃうんだろうか? 燃料タンク6,1Lなので、リッター40kmくらい走るってことか? 発進なんか全開の繰り返しなのに‥‥。やっぱしバイクはECOだと思う。

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2010年8月13日 (金)

HANS(8月12日)

仕事が溜まり始めたので朝から原稿書きに没入す。ここ数日は気合い入れないとアカン感じ。まぁ2日間思い切り遊んだのでエネルギー溜まってます。依頼されている仕事の内容もやり甲斐あるし。長い間この仕事をしてると、原稿依頼見た途端、良い企画か受けない企画か解るようになる。幸い私の場合、受けそうな企画が多くて有り難い。

ニュースを見ていると皆さんアメリカの経済の心配をしてたりして。ま、私らのギョウカイも自分の方が剣が峰にいるのに、自動車メーカーや他のメディアの心配をしている人が多いので笑う。心配なの、アメリカの経済じゃなくて日本の将来でしょ。円高は対外債務が無いからであり、国内的にはすでに終わってる。

いずれにしろ円高は買い物の好機。私もタイのラリーの最終戦で使うためのHANSをアメリカで購入することにした次第。日本だと10万円くらいするカーボン製が、アメリカだと900ドルとのこと。1ドル85円で買えれば7万6500円。日本で普通のHANSを買うより安い。普通のHANSなら545ドル(4万7千円)だって!

そうそう。永田のところにタイで知り合ったスイミングスクールの人からメールが来るそうな。バツイチの人で永田にもチャンスある。永田は一緒に写真を撮ってくれたくらいなので先方も気があると思っているらしい。甘いぞ! でもメール送ってくるくらいだから可能性はゼロじゃぁない。タイ語を勉強しろ!

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裕福な暮らしをしている方です。同い年らしい(30歳?)

こらもう私の持論なんだけど、日本を活性化させるには外国の血を入れた方がいい。元々我が国は混血の島なのだ(ミトコンドリアDNAを解析すると9カ所の血が入ってきているらしい)。動物にも言えるコトながら、混血はクレバーです。永田、頑張ってくれい! タイに住むのもいいぞ。

そうそう締め鯖だけれど、普通に美味しかった。あっという間に半身をペロり。ただ東京湾のトロサバはやっぱし刺身で食べたい! 刺身の方が圧倒的にンまい! 仕事が終わったら釣りにいかなくちゃ! 遠藤さん、21日あたりは空いてませんか? サバ釣りに行きましょう!

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2010年8月12日 (木)

締め鯖の作り方(8月11日)

起きると大きなウネリが入ってきている。ネットで海況をチェックしたら、午前中はこのままといった感じ。あれこれ考えていたらトヨタマリーンの藤原さん(この人からフネを買いました)から電話あって「それほど問題はないと思います。城ヶ島までが少し向かい風で波もある程度でしょう」。

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正面は城ヶ島大橋

以前も書いた通りフネの営業さんは40年前の輸入車の営業さんと同じく、ユーザーとの距離が近い。いろいろ気を回してくれるのだった。おやぢチームは慎重。出港前、さらにマリーナで海況を聞く。ということで9時過ぎに出港。とりあえず城ヶ島を目指す。確かに向かい波だったものの45分で城ヶ島。

帰りも剣崎でワラサをやっつけようとモクロミ釣り船団に紛れ込むも、全般的にけだるい雰囲気。全く釣れていない。さらに波も高く、気持ちよい釣りにゃなりそうもなし。挫折し「ベイサイドに寄ってステーキでも喰うか」という作戦に切り替える。するとどうよ! 浦賀水道航路のすぐ横に船団が出来ている。

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上がいわゆる「トロサバ」とか「黄金サバ」と呼ばれる高級サバ

寄っていくと皆さん一本釣りの漁船。気合い入ってます。見たら大きなサバが釣れている。いわゆる『松輪サバ』と呼ばれる脂の乗った絶品。末端価格2000~8000円という関サバに次ぐ高級魚だ。とりあえずお土産分くらい釣りましょうか、と仕掛けを投入したら、30分ほどで6本。ウチ2本は5000円級でした。

一同大満足し、ベイサイドマリーナでステーキ食べ、藤原さん情報によれば「午後は大荒れになると思います」という羽田沖をパス。京浜運河通って夢の島マリーナへ。とりあえず5000円級はサバいて刺身。いやいやホントに美味しい! サバと思えない食味なのだ。身の色も白に近い。

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マナ板に塩を敷き、その上に身を置き、さらに塩

小振りなサバは明日食べようと締め鯖に。すると板さんが「やりましょうか?」。ということでプロのワザを拝見す。まず3枚に下ろして塩を振る(けっこう多い!)。この状態で50分ほど置き、水洗い。続いて大きい「毛抜き」で中骨を抜く。こいつが残っていると食べた時に痛い目に遭います。

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普通のサバの身の色より白っぽい

一旦、キッチンペーパーで水分を取った後、お酢に漬け込む。下の状態くらいまでお酢を入れ、上からキッチンペーパーでフタをすれば完了。20~30分置くと、下の写真のような色になります。この状態で冷蔵庫に入れておけば、2日間くらい美味しく頂けるそうな。いつも翌日全部食べちゃいますけど。

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またトロサバを釣りにいかなくちゃ!

天気予報を見たら12日は大荒れ確実。本日も15時くらいから夢の島マリーナは出港停止になってました。9日も天気悪かったし。といった点じゃ大いにラッキーだったかもしれません。これで夏休み終了。明日から気合い入れて原稿書きでございます。次の出漁は10日後か?

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2010年8月11日 (水)

オヤヂの冒険(8月10日)

オヤヂの冒険シリーズでございます。今回は「何か釣る!」というのが目標である。昨年の大島/新島冒険の時も漁船の船長さんをfガイドにお願いし、サカナの宝庫まで行ったのに釣り糸を出さず仕舞い。後で判明したのだけれど網でサカナ取る以外、全く興味のない人だった模様。

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台風接近にもかかわらず初日は良い海況でした

とりあえず最初の狙いとしたの、このトコロ好漁だという剣崎のワラサ。観音崎を回り久里浜を通過すると前方にワラサ釣りの船団を発見! 端っこに混ぜてもらう。するとどうよ! 回りのフネも全く釣れない。私らもベラばかり。こらダミだ、と城ヶ島沖のシーラ狙いに変更す!

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宮川フィッシャリーナを下見

途中、城ヶ島の手前にある『宮川フィッシャリーナ』のロケーションを見に行く。とても美しい入り江にあるマリーナで、ビジター2500円。海水浴なんかにゃ最高だと思う。私らは昼ご飯も食べたかったので三崎港の『うらり』に寄る。軽い食事の予定だったので30分(500円)で係留を頼む。

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三崎港

すると注文が遅れたため40分経過。出港準備をしていたら「1日分2500円を払え」。30分2回分で1000円というなら理解できる。まぁ最近日本中で増殖中の『安・PON・単』ですね。今回は遊び。こんなことで気分を害するのもアホらしいので、「はいはい」と2500円支払う。

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久々に全くストレスの無い楽しい1日でした

続いて城ヶ島沖でシーラ狙いのトローリング。されどシーラちゃんは全くいないらしい。入れば必ず食い付いてきますから。15時を過ぎて海も徐々に波立ってきたので湘南のマリーナに到着! 夕方からぐだぐだのビールオヤヂに変身。獲物無いので刺身と寿司を買ってきて一段とぐだぐだに。

 

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2010年8月10日 (火)

船底塗装(8月9日)

明日からの冒険に備え、フネの整備。というか以前ドライブオイル交換した時にトラブルあったため、定期点検で上架した次第。ついでに船底の掃除など。実は来週に上架して船底のコーティングを行う予定だから今日やらなくてもいいのだけれど、まぁついでなので貝や藻類を落とすことにした。

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まぁキモチ良い(見た目は超キモチ悪い)くらい付いてる!

お好み焼き用の大型ヘラ使ってガリガリ落とすのだけれど、予想以上に重労働でございます! しゃがんで上を見ながら作業しなくちゃならない。チカラも入れにくいし、割れたフジツボが飛んでくる。30分くらいで終わるかと思いきや、甘かった! ほとんど2時間掛かっちゃいました。

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フジツボやムール貝、ゴカイの類まで!

本来なら船底塗装します。フネの船底塗装、少しづつ溶けることによって貝類の付着を防ぐのだけれど、いかんせんアルミ船体との相性が悪い。初回はトヨタマリン指定の塗料を使ったのだけれど、剥がれるの何の! 下の写真の白いブブン(船底塗装は黒)、水圧だけで剥離しちゃった。

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これだけ剥げたら船底塗装の意味無し!

そこで「ウォーターコート」というクルマにも使われるコーティングを行った次第。というか、年に3回くらい上架し、その度にウォーターコートするのがポーナム26のベストな使い方かもしれません。総コストも毎年1回船底塗装するのと変わらないか、もしかすると安いと思う。

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帰りは2600回転で19,8ノット!

やはり船底の汚れ落としは素晴らしく効き、2500回転で18,5ノット。先日同じ回転数が15,3ノットだったことを考えると、20%くらい速くなった感じ。そもそも軽い感じです。ということで次回は16日に再び上架してウォーターコート。これで11月くらいまで持ってくれれば文句ありませんな!

大雑把なイメージとして梅雨明けに1回。水温が下がり始める11月くらいに1回。そして連休前に1回といったタイミングでしょうか。

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2010年8月 9日 (月)

ホンダPCX(8月8日)

Tシャツ1枚でバイクに乗るのはアブナイけれど、かといって本格的なライディングジャケットを着ようモノなら暑さで頭ちゅらちゅら。もっとアブない! そこでタイのラリーの際に使おうと思っていたクールベストを試してみることにした。下の写真は何度も使える冷却剤。1袋約190gです。

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これが冷却剤

カキンカキンに冷えた冷却剤をベストのポケットに前面6個。背面6個。背中の首筋に1個の計13個セット。着た感じは下のようになります。バイクに乗らないときはこれだけでもOK。冷え冷えでございまする。灼熱のうなぎ屋で使ってやろうと考えたものの、いかんせんオシャレじゃない。

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重量約2、5kg

こいつの上からプロテクター付きのライダージャケットを着る。クールベスト無しで気温35度の炎天下を走るとクラクラするけど、さすが13個の保冷剤は強力! 快適であります! 特に信号待ちの時に暑くないから嬉しい。ちなみに4時間くらい持つらしい(未だ溶けるまでの時間を計ってない)。

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多少デブに見える。ヘルメットも冷却キットを考えるか?

PCXは「素晴らしい!」としか言えない。まずカッコ良し! これは乗る前から解ってましたけど。驚いたのがエンジンの滑らかさ。単気筒ということもあって振動出るかと思いきや、とってもマイルド。グリップに伝わってくる振動も気にならない。これならウルサイ人も納得するだろう。

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タイ製です

絶対的な出力は必要にして十分。街中の流れになら、ストレスなく乗っていける。個人的に気に入ったのがタイヤの太さ。案外細身なのだ。直進性など考えれば、このくらい細くなくちゃダメだと思う。下の動画はアイドルストップの様子。停止して約3秒でエンジン停止。グリップ捻ると間髪入れず始動します。

このくらい上手にエンジンの停止/始動出来れば全く気にならず

けっこう気に入ったの作りの質感。アルミホイールはスポーク細くてカッコよいし、スイングアームやタンデムステップなんかアルミ製。ボディパネルやメッキパーツの仕上げも良好。以前販売していた中国工場製スクーターとレベルが違う。これで29万9250円ならリーズナブルだと思う。

PCXのWebサイト

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2010年8月 8日 (日)

オヤヂの冒険その4(8月7日)

来週は夏休み好例となった「オヤヂの冒険」。昨年は28フィートのフネで大島に遠征し、新島もやっつけました。今年は私のフネで逗子方面まで行こうと計画してます。その準備のためマリーナへ。トローリング用のロッドを準備し、このところ釣れ始めているワラサ(1~3kgのブリ)も狙いたい。

されど東京湾は7月28日から連日南からの爆風吹きまくり! 羽田沖なんか2mくらいのグシャグシャに潰れた三角波が立っていると言うから怖過ぎる! 30フィート級のフネも酷い目になってるらしい。逆に普通なら観音崎から東京湾外に出ると荒れるも、外洋は穏やかなんだとか。波あれば横浜まで裏道で行きましょう。

うなぎ屋は「作っただけ売れる」という書き入れ時がそろそろ終了しつつある感じ。板前さんによれば「この週末で通常に戻りそうですね」。うなぎの味は変わらないのに不思議なこと。まぁ「売り切れです」と断るのも辛いですけど。むしろ涼しくなると味は良くなっていく。夏バテ対策にぜひどうぞ。

帰宅すると森元首相の長男が酒気帯び運転してコンビニに突っ込んだという。この人、今までも悪いウワサばかり。ネットで「森 息子」を入れて検索すると、見事に良い話が出てこない。自民党政権時代の縮図みないなものか? といいながら、民主党政権も自民党と全く変わらなくなってきました。

高速道路の無料化もムダなバイパス作りを止めるなどして財源作ればいいのに、前原国交相はそういった努力をしなくなってしまった。役人や地元議員の利権になっているバイパス作りをやめさせられないワケです。地元の企業にはバイパス作りでなく他の仕事を考えればいいと思う。ムダな道路は文字通りムダ使いです。

結論から書くと、我が国は当面このまま。企業も伸び悩む国内市場についちゃ適当にやっつけ、主軸を海外に移していくことだろう。ただ若い世代が可哀想だ。来年3月卒業予定の4人に1人が就職できないという。能力ある人も多いだろうに。国力の衰えは若者のチャンスを奪う。そいつが残念です。うなぎ屋の修行、したい人はいない?

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2010年8月 7日 (土)

オニューのアライ(8月6日)

現在使っているヘルメットはアライの『GP-J2』というスネルSA規格の国際格式ラリー用。ラリー屋のみなさんはペルターやスティーロを使うけれど、これら外国製のヘルメット、白人のアタマの形状になってます。前後に長細いため、ワンサイズ大き目じゃないとキツい感じ。

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インナーが疲れましたね。お疲れサンでした。下と色は同じです

すなわち「合っていない」ということです。安全面でも不安。私のヘルメット歴はバイクから入ったので、ぱやっぱし日本人にゃアライしきゃないと思っている。GP-J2が出る前のタイプはインカムを装着すると被り心地落ちてしまったものの、現在は快適至極。大いに気に入ってます。価格も手頃だし。

されど2005年のWRCジャパンから活躍してもらっていることもあり(撮影などでも使う)、けっこう使い込まれた雰囲気。頬当てのブブンも破れてきたし(ここは部品交換可能ですが)、何より最終戦は国際格式のためHANSが必要。そこでおニューにすることとした次第。

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今度はバイザーも赤です

カラーリングは25年前から「黒沢元治レプリカ」。もちろん黒沢師匠の認可も得ている。ムカシは大井タコシ君もこのカラーだったけれど、今や黒沢師匠と私だけ。いやいや新しいヘルメット、嬉しいですね~! ちなみにインカムはペルター。これも本来なら『KTEL』で行きたいけど高くて届かず。

お昼は松下先生とコリズムの徳田さんが来店とのことなので、中野へ。一緒にうなぎを試食。身が厚くナカナカ良好でした。例によって松下さんは2500円級うなぎの2段重ねというお大尽のチョイス。ダブルバーガーならぬダブルうなぎでした。続いて青山のホンダまでPCXの広報バイクのピックアップ。

走り出したら何と! 良い意味で期待を大幅に裏切られる乗り味。エンジンが振動無くてよろしいです! シート形状さえ改良したなら、100点満点の150点という仕上がり。こら超おすすめでしょう! アイドリングストップもビンビン。近々、新シリーズのオヤヂバイクで紹介したい。

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2010年8月 6日 (金)

タイ製レッドブル(8月5日)

バンコクの定宿はチャチュンサオのホテルと全く違い天国のような居心地でございます。今回5階のフローリングの間。ネットもサクサク繋がるし電車の駅も近いし、空港やサービスガレージにも近いし朝ご飯だってウマいしで文句なし。最大の難点が「なかなか空いていないこと」。今回も金曜日までは別のホテルでした。

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タイのホテルは新しさを持ってベストとする

ラリーカーを置いてあるガレージはタイで最も規模の大きいタイヤ屋さんなのだけれど、今回行ったらSLRマクラーレンロードスターの722Sが! このクルマ、日本でも割り当て台数2台(世界150台)。7300万円でございます。タイだと関税で2倍くらいになる。オーナー、お金持ち。

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タイの金銭感覚にすれば5億円を超える!

バンコク滞在中の人生の幸せが「マンゴー」。ランクあって、1個150円~250円程度。タイの物価を考えると決して安くないです。でも日本の価格を考えれば3分の1。当然の如く毎日ホテルに買って帰り「ウンマ~!」。2時間900円のタイ古式マッサージもタイ滞在中の大きな幸せでございます。

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数字は1kgあたりの金額。Mサイズで500gくらい

気がつけばお腹の肉がだいぶ少なくなっている。もちろん体重も減った。ダイエットじゃなくて「自然に痩せた」ということになります。このペースでラリー開催されれば、やがて20歳代の頃の体重にまで下がりそうだけれど、次は11月下旬。ジム通いし、涼しくなったら自転車で鍛えなくちゃならん。

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タイはシャム猫の発祥地だけに、犬と同じくらいネコもいる。暑いので昼間はみ~んなダラダラ。日本みたいに触ろうとすると引っ掻くヤツがいない。犬もダラダラですけど(狂犬病が残っているため絶対触らないこと)。一番凶暴なの、猿。私も以前アタマなでてたらイキナリ噛み付かれたことあります。

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そしてタイ名物と言えばレッドブル! タイに行くと毎日のように飲んでいる。なんか気合い入るのだ! 一説によれば無水カフェインの含有量多いそうな(日本のドリンクは50mg。レッドブル80mg?)。その他、物忘れに効果のある医薬品成分も入って居るという。原稿進みます。

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1本10B(27円)と安い

月曜日は夕方バンコクに戻ってホテルで原稿書き。火曜日も午前中ホテルで原稿書き。昼からガレージに行って打ち合わせし、その足でレンタカーの返却。夕方1時間だけ古式マッサージに行き、夜は開幕戦で監督をお願いした石井さんと。あっという間のバンコク滞在でした。

水曜日の朝8時15分のANAで成田。JALホテルを17時30分に出たら、首都高大渋滞! 至る所で事故が発生してます。中野まで2時間以上掛かっちゃいました。木曜日も朝から原稿書き。夕方に遅れを取り戻す。金曜日からいつも通りのスケジュールに。海だ釣りだ!

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2010年8月 5日 (木)

ラリーその4(最終戦に向けて)

ということで、もはや日本人初(外国人ではマレーシアの英雄カン・チー・ホン選手に続く二人目)のタイラリー選手権チャンピオンは間違いないのだけれど、同じポイントかもしれないというのがスッキリしない。なんだか実感無いのだ。かくなる上は最終戦で単独1位になるっきゃね~でしょう!

されどクルマが予想外にクタびれて来てしまっている。やはりマリーニ選手とガチで争うペースになってくると、クルマにもダメージが出てくるのだろう。心配なのは左前輪。下の2枚の写真を見ていただければ解るとおり、左前輪は後方に移動しちゃってる(ハンドルは真っ直ぐです)。

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対して右前輪は前に移動している感じ。今のところ決定的な問題はないのだけれど、青木さん曰く「気持ち悪いですよね」。フロントバンパーも妙なカッコになってきた。このブログのタイトル写真と見比べて欲しい。そもそも度重なる衝撃により、バンパーと思えないほどグニャグニャで笑えます。

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バンパー下部は全然違う形状になってしまった

さらに! 今回のラリー前に交換したクラッチだが、再びミートポイントが手前に来ている。1回もレーシングスタートしてないのに‥‥。もう1日(SS距離にして100km)なら持ちそうだけれど、最終戦は2日間。念のためクラッチディスクだけ用意した方がいいかもしれません。

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そしてネズミの食害。上の写真を拡大して頂ければ解るが、緑色の配線は被服を完全にカジられてしまっている。下の写真は手前の赤い配線の被服。タイはネズミ多く、食害が珍しくないそうな。とりあえず今回ドロを落とさないで帰ってきました。ガレージでもリフトアップしてくれるという。

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最終戦の前に配線類を交換しようと思う。一方『BRIG』のブレーキパッドは文句なし! ラリー業界じゃ十分に知名度の高いブランドだけれど、ロードカー用も定評あります。性能をキッチリ確保しながらブレーキ鳴きせず、それでいてホイールも汚れない製品が人気。ブレーキ交換の際はぜひお試しを。

第3戦経費

・エントリー費                     60000円(22000B)
・コ・ドラギャラ                     68000円(25000B)
・サービス(4人+サービスカー+食事)   122000円(45000B)
・ガソリン(競技用)                 25500円(5100B)
・レッキカー(レンタカー)              35000円 (13000B)
・ラリー期間中の宿泊費              40000円(13600B)
・移動費(ガソリン代など)             15000円(5000B)
・食費 など雑費                   27000円(10000B)
・旅費                         20000円(マイレージ航空券)

トータル                       41万2500円

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第2戦経費

・エントリー費                     66000円(22000B)
・コ・ドラギャラ                     75000円(25000B)
・サービス(4人+サービスカー+食事)   135000円(45000B)
・ガソリン(競技用)                 25500円(8500B)
・レッキカー(レンタカー)              21000円 (7000B)
・修理(暫定)                    60000円(20000B)
・ラリー期間中の宿泊費              40000円(13600B)
・移動費(ガソリン代など)             15000円(5000B)
・食費 など雑費                   15000円(5000B)
・旅費                        220000円

トータル                       67万2500円(完全予算オーバー)

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開幕戦経費

・エントリー費                    66000円(22000B)
・コ・ドラギャラ                     75000円(25000B)
・サービス(4人+サービスカー+食事)   135000円(45000B)
・ガソリン(競技用)                 25500円(8500B)
・レッキカー(レンタカー)               6000円 (2000B)
・修理                         97800円(32600B)
・ラリー期間中の宿泊費               21000円(7000B)
・移動費(ガソリン代など)             15000円(5000B)
・食費 など雑費                    15000円(5000B)
・旅費(チケットはマイレージ)           7000円     

トータル                        45万3300円

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総費用                       153万5800円 

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2010年8月 4日 (水)

ラリーその3(望外の2位!)

いよいよ最終レグである。レッキで解っていたのだけれど、SS8~10で使うコース、ドロ沼になっているコーナーがイチバン少なかった。しかも直角ターンながら、コース幅広いためライン取りを工夫したらあまり速度落とさず曲がれそう。下の写真を見ていただければ解る通り、コーナーとコーナーの距離が短いブブンもあります。

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後ろ側のテープから手前のコーナーまで直線

ということでウィッタヤ選手に一泡吹かせるなら1走目のSS8しかありません。インプレッサのハンドリングにモノを言わせ、地元の利を持ち、しかも380馬力のランエボ9に迫ってやろうぢゃありませんか! んなことを考えつつスタート! サーキットでタイム出すときのようにテール流さず走る! 全開全開常に全開ぢゃぁ!

ラリーというテール滑らせて走るというイメージが強いと思う。実際、サーキットと違って一発勝負。しかもコースマーシャルもおらず、オイルフラッグなんか無し。「何かあっても対応できるよう」走るには、コーナー入り口からクルマの向きを変え、アクセルでコントロールした方が安全である。ただコース解ってればグリップ走行です。

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弱アンダーでコーナー攻める!

するとどうよ! わずか1秒差ながら今回のラリー初めてのステージベストを出せました。状況を考えれば上出来でしょう! さすがだと思ったのはマリーニ選手。SS8を章典外で走ったのだけれど、路面状況が良かったこともありウィッタヤ選手と全く同じタイム。このコース、ドライタイヤでも十分イケるコンデションでした。

終わってみれば2位。これでポイントは微妙になってきた。仮にウィッタヤ選手が最終戦で優勝し、私リタイアで28点。現在の私のポイントと同じです。優勝回数も2回づつで同じ。完走回数も3回づつ。2位以下の回数も、私がリタイアしたら同じ。主催者に聞いたら「今までそんなケース、無かったです」。

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3位はGRB(新型)インプレッサ

シリーズチャンピオン2人というのも「う~ん」。タイ人なら「それがいいよ!」といいそうですけど‥‥。いずれにしろ私のもう一つの目標が『キングスカップ』(優勝するとタイ国王の賜杯を頂ける)。加えて最終戦は国際格式なのでリストリクターも義務づけられるし。ウィッタヤ選手よりマリーニ選手です。

ちなみに最終戦はフィンランドから2人。ニュージーランドからも2人エントリーしてくるという。思い切り走って気持ちよくシリーズタイトルを決めたい。

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<青木さんのコメント>

いよいよラリー本番がやって来ました。ホテルの駐車場で行われたセレモニアルスタートには友達になった皆さんが朝早くから来て頂き大変有難く思いました。国沢さんのスタートを確認した後、レッキカーでサービスパークに向かいます。途中信号の関係なのか、サービスパークを目指すラリーカーに追い付くことができ、競技のために公道を走るラリーカーのカッコ良さにシビれてしまいました。

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ラリーカーの後ろを付いて走れたため、余裕を持ってサービスパークに到着。サービスインと同時に打ち合わせ通り、マッドタイヤへの変更と各部の最終確認を行いました。今回のラリーはサービスパークとSSが非常に近いため、サービスの合間は永田君とSS観戦に向かいます。

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SSでは国沢さんのアグレッシブさと車を極力壊さない丁寧さが絶妙にバランスされた走りや、パワー全開でちょっと後ろに逃げてしまうくらい迫力満点のウィッタヤ選手らの走りを見た後、サービスパークへ。走行後のサービスではボルト&ナットの増し締めを行うのですが、短いSSを2つ走っただけでも緩みが認められ、ラリーという競技の厳しさを痛感させられました。

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サービス後、SS観戦に行かないと余裕があるので次のサービスの準備を終えれば、比較的ゆっくり過ごせます。サービスの合間は打ち合わせをしたり、タイ人メカニックとワイワイ雑談したり、サービスに来てくれた人と話をするのも非常に楽しい時間でした。

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お昼のサービス後はSS5、6の観戦に移動しました。観戦はSSフィニッシュ直前でしていたのですが、SS6のフィニッシュ直前に国沢さんのエンジン音がおかしい! とにかくサービスパークへ戻ろうとレッキカーに乗り込んだ時、国沢さんから連絡がありラリーカーが止まっているロードサイドへ。症状を聞き、燃料関係が怪しかったので燃料ホースのチェックと対策をお願いしたところ、エンジンの鼓動が戻りました! ラリーに来る前から「リタイアだけは絶対にして欲しくない!」と思っていたので、エンジンの鼓動が戻った瞬間は嬉しいというより安堵の気持ちで一杯でした。

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このトラブルの後はインナーフェンダーがなくなるなど、ラリーカーのダメージが大きくなりつつあるところはあったものの、順調にラリーが進み、国沢さんは目標だった3位を上回る2位でフィニッシュ。自分が初めて(しかも海外で)携わったラリーカーと国沢さんが表彰台に上ってくれるなんて、これ以上の喜びはありません。

おまけにシャパンファイト後の表彰台で国沢さん、ヨーンさんと記念写真を撮り、ホテルまでの帰り道はラリーカーのナビシート乗せてもらうという、なかなか味わえないエキサイティングな経験をさせていただき、ラリー後も興奮しっぱなしでした(笑)。出発前は不安で一杯だった今回のラリーでしたが、ガレージでのクラッチ交換が始まってからは常に「楽しい!」という記憶しかない日々でした。

作業中緊張感が途切れることはないけど、タイ人メカニックと「ラリーカーを少しでもいいコンディションで国沢さんに提供する」という1つの目的に向かって、時にはワイワイガヤガヤしながらもみんなで夢中になって車を整備することができ、達成感で一杯です。それとダメージを受けながらもサービスでの作業をキチンと行えばラリーを完走してくれるインプレッサ(というか車)の丈夫さにも驚かされました。

今までラリーに関しては雑誌やテレビ番組に目を通す程度だったのですが、実際参加してラリーの魅力や素晴らしさを実感しました。今回のラリーを通して得た沢山の経験を普段の業務にも生かし、仲間にも伝えていきたいと思います。今回はこんな貴重なチャンスをいただき、ありがとうございました。国沢さん、何か困ったことがあったら連絡下さいね! (東京スバル 青木)

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2010年8月 3日 (火)

ラリーその2(ドロは嫌い)

午前中はSSを2本終わる毎にサービス。気温が超高い上、ドロでラジエターやオイルクーラーも汚れてしまう。その割にアクセル全開ばかり。ラリーと思えないくらい全開率高いのだ。エンジンや冷却系にとっちゃ相当厳しい状況。サーキットのレースも全開率高いけれど、ドロはありませんから。

もちろん常時水温系をチェックしているが、純正オイル+モーターレブで全く問題なし。タイしたもんだとイマサラながら驚く。もちろんサービスの時は冷却系にコビりついたドロ(高温なのであっという間に乾いてコチコチになる)を落としてもらう。青木さん、ほとんど言葉の通じないタイ人を上手にコントロールしてる。

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青木さんは素晴らしい適応能力を持つ。初めてのラリーとは思えません

SS5~7は今回のラリーで最も直線比率高い。しかも下の写真のようにクリッピングが水たまりになっているようなコーナーが多い、高い速度をキープしてターンすることも不可能。いや、写真のようなコーナーなんかマシ。30cmの池になっているようなクリッピングもあります。もはや最徐行。それでいて直線だけドライだったりして。

参考までに書いておくと、今回のラリー、SS1~SS4まで全く同じコースを4回走る。SS5~7も同じコースを3回。そしてSS8~10も同じコースです。同じコースを2回走ることはWRCでも普通にあるけれど、4回となると珍しい。WRCの場合、当然ながら1回目で”学習”するため2回目のタイムの方が速くなります。

ウィッタヤ選手の弱点は「1本目のSSでタイム出せない」こと。私も2本目になるとタイム上がるも、3本目以降は同じ。ムカシから初めてのコースでタイム出すの、得意なのだ。ということで1回目の走行となるSS5は頑張ったが、ウィッタヤ選手に11秒引き離される。こういうコースになると単純に0~400m速いクルマの勝ちだ。

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手前の立ち上がり側もドロ沼です

しかもSS6で突如エンジンのバラつきが出てしまう。アクセル踏むとバラバラ言ってパワーでないのだ。何とかダマしダマし走ったものの、1分以上の遅れ。こらアカンと、コースサイドでボンネット開けてチェック。ラッキーにもコースサイドに青木さんがいたので電話し、止まっている場所に来てもらう。

ラリーの場合、サービスから出たら他の人が競技車両にさわった時点で失格。ただ電話や、現場での口頭によるアドバイスはOK。到着後、指示に従いあれこれ原因を探っていく。やがて燃料ホース回りのチェックを、という段になり、大量のドロにより折れ曲がっているブブンを発見。ここのドロを落とし正常な状態にする。

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ドロ区間が終わるとパワー勝負のドライ路面になります

これで走ってみましょう、とSS7をスタートするとどうよ! 完調でございますな。悪くなる一方のコースコンディションながら、ウィッタヤ選手に3秒まで肉薄。また、マリーニ選手はドロの掃除が追いつかず(なぜかサービスは一人しかいない。タイ人を使えばいいのに)、オーバーヒート時のパワーダウン機能働いたらしい。

SS6を走りきったトコロでリタイア。私もSS6で遅れた上、路上の対策でタイムコントロールに遅れて入ったため1分間のペナルティ。新型インプレッサに迫られてしまう。でも予想していなかった2位が見えて来ました。ちなみにマリーニ選手、サービスに戻ってドロ掃除したら元通りになり、章典外ながらSS8より復帰。

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2010年8月 2日 (月)

ラリーその1(スケベゴコロ)

いよいよラリー本番! 朝の天気はポツポツ雨も降る雲り空。SS1をスタートすると、ありゃま! 1つ目のコーナーから失敗! 予想以上にグリップせず、アンダーステアを出してしまう。ただこの1発で感覚がわかりました。スタートして40m先のコーナーで良かった良かった。高速コーナーでコレやると1発でアウトですから。

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ホテルの駐車場がスタート

コースは昨日のレッキの時と同じくらいのドロ沼具合。コーナーの3分の1がヌタヌタです。ライン上にドロあるため、もしかしたら違うラインを通ったら有利かもしれないけど、こらもう1回目なのでセオリー通り走るしかありません。それにしても直角コーナーと直線の繰り返しである。こんなラリー初めて。

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スイミングスクールの子供達

加えて何度も書いてきた通り、決定的に不利である。そもそもインプレッサはランサーより立ち上がり加速が悪い。普通のラリーコースなら、加速の悪さを十分カバー出来るくらいコーナリング良いのだけれど(下り坂なんか最高に楽しいし速い)、こういったコースだと超厳しい。インプレッサの得意分野を全く出せません。

しかもウィッタヤ選手は地元で走り慣れている上、リストリクター無しの380馬力仕様+ドグミッション。マリーニ選手もグループA用の34口径リストリクターで320馬力である。上を見て290馬力のグループN用33口径リストリクターじゃ勝負になりません。それでも精一杯頑張っちゃうのが悪いクセ。

SS1終了時点でマリーニ選手とウィッタヤ選手のタイムを聞いてみたら、カンペキに想定外でございました。何と! マリーニ選手はマッド用のタイヤを持っておらず、大いに手こずって私の8秒遅れ。いつもBFグッドリッチを履くウィッタヤ選手は、マッドだけ私と同じヨコハマで、さすがに私より6秒速い。

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SS1スタート前のサービスでヨコハマに変更

とはいえ6,85kmのコースで6秒差。100馬力違うエンジンや地元の利など考えれば予想以上に少ない差でございました。されどマリーニ選手のつまずきは大誤算だ。ウィッタヤ選手と競り合って欲しかったのに、出だしから14秒も遅れてしまっている。逆にこうなれば2位の8ポイントを狙ってやるか?

とスケベ根性出した途端、SS2でハーフスピン! サイドブレーキ引いてコーナーへ飛び込んだら、いつも効き悪いのに妙に効く。というかグリップ低いのね! バックギア使わなくちゃなわないハメに。また昨日レッキ中にハーフスピンした、イヤな感じの深いワダチ出来てる長い長いドロ沼で今日も真横を向く。

ウィッタヤ選手を追うどころかマリーニ選手にも5秒やられちゃいました。いかんいかん慎重に行きましょう! SS3とSS4は全く同じ6分5秒(SS1~4は同じコースです)。この4本のSSでマリーニ選手を16秒引き離すことに成功。ウィッタヤ選手とのタイム差は大きく付いてしまったが、こらもう諦めるしかありません。

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2010年8月 1日 (日)

レッキ(7月31日)

朝からレッキ。今回のコース、全て広大なプランテーション(大規模農園)の中に設定されている。一番遠いSSまでサービスから2,2kmというコンパクトなラリーで好ましいと思ったのだけれど、ところがドッコイ! レッキを開始すると、トンデモないコースだったりして。直角コーナーと直線の組み合わせなのだ。

いや、単純に直角コーナーと直線の組み合わせならいい。このところ毎日降っている雨のおかげでコーナー全てドロ沼。加えて直線は最長600mもある! 踏めば180km/h以上出るぞ! これまたドライなら問題ないが、ヌッタヌタ。レッキでは真っ直ぐ走っていてもコースウオフするほど。アブね~!

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レッキの合間にコーヒーなど

調子コイて走ったら、絶対に飛び出すかクルマ壊す。ここはもう6ポイント奪取を目標に抑えまくるしかありません。幸いマリーニ選手もウィッタヤ選手もシリーズチャンピオン狙うには10点取らなくちゃならぬ。きっとプッシュしてくるに違いない。こちとら、漁夫の利というヤツを狙おうと思います。

それにしても道が悪い! スピード抑えて連続ギャップに入ったのに、レンタカーのリアハッチガラスが「ドカン!」と音を立てて割れちゃいました(片側のロックが最初から壊れていた)。保険で直せばいいのだけれど、今日からリアガラス無しで走らなくちゃならぬ。泣く泣く新品に交換。そしたらロックも直ってる。少し悔しい。

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ディズニーの認可は無いと思われる

明日サービスパークで使うガソリンスタンドをレッキのベースにしてたのだけれど、長距離バスが次々と立ち寄る。聞けばカンボジアの(サービスパークから約100km)カジノに行くツアーなんだとか。それにしてもタイのバスはカラフル。見ていて飽きません。夕方レッキ終了。部屋に戻って原稿書きです。

ということで明日はベタ押さえで。今日も夜に雨が降ったため、迷うことなくマッドタイヤでスタートします。

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●青木さんのコメント

今日はレッキのため、ドライバーとコドライバー以外はホテルに待機しラリー本番に向けた整備の打ち合わせや練習などをしました。タイ人スタッフとの連携やコミュケーションも良くなりつつあり、出発までの不安が嘘のようにリラックスできています。

Team

右はヨーンさんの奥様。とっても気が利きます

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青木さんの右の帽子の人がドライバー

今回のラリーにはインド人ドライバーのチームもエントリーしており、ヨーンさんに紹介してもらったのですが、こんな経験をするとどんな世界でも共通の趣味を持つ人同士に国境はないことを実感させられます。明日はいよいよラリー本番です。今までの経験をフルに生かして、国沢さんが安心してラリーをサポートできるよう全力で頑張りたいと思います。(東京スバル/青木)

 

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