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2013年7月15日 (月)

トヨタvsホンダのHV競争

朝日新聞デジタルが「8月に発売予定のカローラHVのJC08燃費が33km/Lになる」と伝えている。現行カローラは ヴィッツベース。アクアもヴィッツベースなので、アクアの兄弟ということになります。当然ながらアクアと全く同じハイブリッドシステムを使う。燃費が 35,4km/Lから若干落ちるのは仕方ないこと。

興味深いの、自動ブレーキの有無である。今やホンダとマツダ、スズキは今後出すモデル 全てに自動ブレーキを装備していく模様だ。トヨタどうする? このあたり、トヨタのユーザー層はあまりセンシティブじゃないから気にしないのだろう。それ より気になるのは、フィットHVに負けることになるアクアのJC08燃費だ。

ちなみにフィットHVのJC08燃費、精一杯の数字になると 思う。さらなる改善となると、1年くらいじゃ難しいかもしれない。一方、トヨタ側にはいくつか打つ手があると考えます。JC08で1km/Lくらいであれ ば、最新のタイヤに履き替え、空力やエンジン制御など、いくつかの細かい改良を加えるだけで伸ばせるハズ。

大きな一手ということであれば、電池をニッケル水素からリチウムに交換するというアプローチも。アクアの燃費がプリウスと同等な理由の一つは容量を減らした電池にある。結果、回生エネルギーをプリウスより取れない。性能の良い電池さえ使えば、今のパワーユニットのまま1~2km/L改善させられることだろう。

電 池の進化とタイヤなど細かい改良と電池の変更により2~3km/Lの燃費向上は可能。トヨタがお金の掛かる電池交換をしてくると思えないけれど、マイナー チェンジでフィットHVの数字を抜くことは間違いない。ホンダは「全クラス燃費No1を目指す!」と言ってる。果たしてホンダとトヨタの燃費戦争勃発とな るか?

ただアコードHVの30km/Lを超える燃費をカムリHVで実現することなど出来まい。それこそ電池やタイヤの改良を行っても 28km/Lに届くかどうか。アクア以外はホンダHVのブッチギリが下を見て次のプリウスまで続くと考えます。また、ハイブリッド以外のフィットの燃費 も、ライバルにとっちゃなかなかハードル高い。

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コメント

カムリ、電池の前にスモールオフセット対応にしなきゃ、アメリカでの来年以降の販売に???
変な話、値引きでしばらくこのまま行き、来春以降まで現状を維持し、アメリカでのスモールオフセット対応車増加傾向時まで、静かにしておくなんて作戦かも…(^_^;)
電池とスモールオフセット対応、トヨタの対応はポジティブではないようですね。組織がデカ過ぎるし、電池もなかなか開発計画通り行かない様だし、さらにスモールオフセット対応させるなら、結局共用プラットフォームいじることになって、コスト予算狂うし(T_T)
顧客にはメリットあるんで、早く対応してね♪

投稿: かず | 2013年7月15日 (月) 14時51分

1~2km程度の燃費の差なんて、どうでも良いのです。
メーカーは「ユーザーが求めているから」と言いますが、
冗談じゃありません。

例えば、
デイズのユーザー評価を見れば、出足が遅いという不満が一定数あるのが分るはずです。
たかが誤差程度の燃費の差で乗りにくくなるのは、本末転倒も良いところです。
(高圧なタイヤで乗り心地が悪くなったりとかもありますよね)

トヨタは「そんなこと」よりも、安全についてもっとやるべきことがあるでしょう。

自動ブレーキ等で他社に先を越されたのは、まあ良いとしましょう。
最近の流行に乗り遅れただけ、と解釈します。

しかし、世界トップ企業が燃費とコストに血眼になり、
ユーザーの安全(現在の自動ブレーキが必ずしも正しく作用するかはともかく)を考えないならば、
所詮「金儲けしか考えない会社」なのだろうと、厳しく評価したいと思います。

これは日産についても、同じことが言えますね。

投稿: オロネロ | 2013年7月15日 (月) 14時10分

昨日修理のためホンダのディーラーへ行ったら、秋に出る新型車の内部資料を見せてくれました。ただ結構厳重に管理されているらしく、こちらもあまり深くは突っ込まずに・・・。
自動ブレーキの事も書かれていましたけど、オプションのようですね。またハイブリッドはデュアルクラッチなのに、ガソリン車はCVT。ちょっと残念ですね。

投稿: kama2000gt | 2013年7月15日 (月) 13時51分

アコードHVの電池容量は少なすぎるのでは? 
ゼロ発進EV走行した時に控えめに50kW使った
としても1分半ほどしか持たない。多分JC08の
走行パータンにうまく合うよう設計されているのだと
思うけれど、実用燃費はとてもリッター30kmいかない
のでは? エネルギー回生量も電池容量に制限されて
いそう。 そもそも、ICE>発電機>バッファー電池>
電子回路>電気モーターシステムの総合熱効率は
ICEの熱効率がクラウンハイブリッド並としてもせいぜい
30%、これでは実用燃費はプリウスに太刀打ちできない。
このシリアルHVシステムを小型のシビックやフィットに採用
したらさらに電池容量を減らさなければならないのでアクア並
の燃費は出るかどうか...ホンダの発表を興味深く待ちましょう。

投稿: G35X | 2013年7月15日 (月) 11時43分

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