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2011年3月10日 (木)

メディアって凄い!

いやいや日本のメディアの突き抜け具合がハッキリ解りましたね。昨日、トヨタは「グローバルビジョン説明会」なるものを行った。おそらく大手メディアからすれば、何か大きな発表をすると思ったのだろう。同じようなことを日産がやれば、ゴーンさんは必ず目標を出しますから。

しかしトヨタは日産じゃない。企業風土からして全く違う。加えて章男社長のコメントは徹底的に抽象的だった。この手の会見としちゃ異例。「精神論」と言った方がよい。実際、出席したメディアの中から「ナニが言いたいのか解らない。数字がない」という声も多数出ていたほど。

私はこれが章男社長のスタイルなのね、と思った。一言で評すなら「就任時はお客さんに満足してもらうということを十分認識しているとは言えなかった。責任感も足りなかったかもしれない。反省しこれから頑張る」です。そんな状況だから、これといった具体的な内容や数字は無し。

それじゃワカランというメディアの質問に対し「強いて言えば2015年にトヨタだけで900万台くらいを漠然と考えている」と答えたら、夜のニュース見ると数字が一人歩きを始めている。いやいやメディアの曲解度合いに改めて驚く。残念ながら章男社長の本意は伝わらなかったワケ。

そもそもトヨタのグローバルビジョンは「顧客目線にします」という内容。それが「利益1兆円。2015年にグループで1000万台。」になっちゃうのだから驚くばかり。まぁメディアがどう報道しようとトヨタの方針には影響を与えないだろう。いずれにしろ章男社長は就任時と大きく変わったと思う。
 
最大にして唯一の不安材料が「番頭役」でございます。新しい人事を見たら、?????という人も案外多い。営業筋は知らないので何とも評価できず。されど技術系についちゃ作ったクルマで解る。アメリカのトヨタ叩きは、完全に番頭役の失策だ。解決策を出したの、社外です。

も う一つの不安が価格戦略。CT200hとプリウスワゴンの価格は、どう評価しても割高だと思う。プリウスとウィッシュ、マークXの価格付けと全く違いま す。もし番頭役の妙な情報を受けての価格付けだと、今後も厳しい状況になってしまう。今や割高感のあるクルマなど売れぬ。

広報を社長直轄にしたのは良いアイデアだ。亡くなった大森実さんから「広報は社長の代弁者だ」と教えられた。広報は宣伝と違う、ということ。この点を見ても章男社長の意欲を強く感じる。良い番頭役を選ぶシステムをキッチリと構築できたなら、10年後もトヨタは安泰かと。

されど今の状況だと2年後くらいに再び業績面で不安が出てくると予想しておく。繰り返すが今までトヨタの役員人事を見ると常に「なるほどなぁ~」と感じた。しかし新しい役員の顔ぶれを見ると。不思議ですねと思う人が混ざっている。いずれにろ章男社長には頑張って欲しい。

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コメント

メディア屋は報道した「商品」が「売れてナンボ」ですから、「仕入れたネタ」を売れる様にいかようにも加工して売れる「商品」にして「発売」しますね。で売れない&売ってはいけない「タブー」のネタは絶対に売りません(テレビ関係なら消費者金融屋が大スポンサーですから過払金関係のアレコレは報道しませんし、新聞社はいわゆる「押し紙(←発販売部数を水増しするために各販売所に必要部数意外に+@の「余分な新聞」を無理矢理売りつける。販売店は配るアテもないこの「押し紙」を毎日即日古紙回収業者に回収させて捨てているが仕入れ値にこの「押し紙」分も自動的にプラスされているので経営が苦しくなり体力のない販売所は潰れる。一大社会問題です)」問題は一切報道しません。それでいて「ネタ」の「仕入れ」を邪魔されると「報道の自由」「知る権利」の伝家の宝刀を振り回す。「アイドルの誰々が彼氏と何処でデートして云々…」てな事をストーカーよろしく付きまとってほとんど盗撮みたいに写真とって「ネタ」を収穫する。これって「報道の自由」なのか? こんな事、他人が「知る権利」があるのか? メディア屋も所詮は数多ある商売屋の一種に過ぎません。基本的にキライです(笑)。

投稿: 小林 英弘 | 2011年3月11日 (金) 05時52分

モリゾウ社長、きっと人はいいんだろうなぁ。取り巻き次第なんでしょうが、社長はその気でも周りはなんとも思ってないでしょう社長の気持ちや精神論。みなサラリーマンだし、電池が高いなら他でコストダウンを突き抜けてやりまくるでしょう。子会社みたいなダイハツのムーヴを母の車ですが(先代型)買い替えで試乗しましたが…シートがあの座り心地の良かったシートが!かなりヘボくなってました。ダイハツの社長はトヨタ出身と聞きました。素人にも判るぐらいですからホントに。買い替えは無しなりました。トヨタよりトヨタグループのダイハツやスバル、早くトヨタ支配やまた提携から脱却してほしいです。スバルが軽辞めたのもトヨタつながりの気がします。グループ内に二つ軽メーカーはいらないですもんね。早く落日を迎えるトヨタから脱却してください。トヨタの為じゃなくユーザーの為に会社の生き残りを懸けてくださいどうか。でなきゃ会社自体の存在意義ないですよホントに。

投稿: さね | 2011年3月10日 (木) 22時47分

趣旨を理解する能力がない(?)からどうでもいい。兎に角でっかい数字が欲しい。そんなレベルで新聞記事を書かれたら読者は「金返せ!」ですよ前からですが、ホント阿呆な記者が多いんだなぁと思います

好意的に解釈すると、トヨタとしては今は試行錯誤して発想を改めたいのかもしれませんネ。今までにないやり方でツメたいのかも?「割高」なラインナップも、安売り競争を止めたいという本音でしょう?営業に頼って数を追うよりも、車一台一台の高級さを追求したいんだろうなという雰囲気を感じます。正直まだまだですがね

投稿: samine | 2011年3月10日 (木) 21時54分

私の所の地方紙でもやってました。
タイトル
トヨタ15年1000万台に

タイトル通り積極的な事業展開を想像させる内容でした。共同系の記者が書いた記事です。

他の人はどう感じたのかな?と思い 河口まなぶ と検索かけてみました。(個性的でした)

同じ発表会でも、自動車評論家と大手報道との受け取り方や情報の出し方は違うもんなんだなと感じました。

ちなみにこの手の大手報道ってどこも似たような記事になります。テレパシー能力があるわけではなく、裏で集まってネタあわせしてるそうです。

投稿: ゲイン | 2011年3月10日 (木) 21時23分

日本のマスメディアの低迷ぶりをよく示している記事ですね。
ジャーアナリストとしての発想ではなく、トップ屋、ゴシップ記者としての発想しか、現在のメディアには無いように感じます。

一番必要な“信用度”が、確実に落ちているのに気付いていないのは、中の人達だけだと思います。

エジプトの新聞各紙が、ムバラク政権が崩壊した途端、社説で、今まで政権よりの報道しててすみませんでした。
と、一斉に載せたそうです。

元から信用されてないのを良く判っていたんですね(笑)

投稿: いしかわ | 2011年3月10日 (木) 13時50分

グローバルビジョン説明会を、ネットでみました。

社会の公器たる企業の原点回帰宣言だと感じました。

結果が出るまでに時間はかかるかもしれませんが、そもそも商品とは、人の心が作るものなのですから、とても重要だと思います。

ちなみに国沢さんの言われるとおり、メディアはすごい。心や志よりも数字!ですものね。

金の道を行くゴンゴンと人の道を行こうとするモリゾー、日産オーナーながら後者を応援したくなりました。

投稿: アミーゴ5号 | 2011年3月10日 (木) 12時05分

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