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2010年8月30日 (月)

レアアース入手難に?

中国はハイブリッド車や電気自動車のモーターに使われる希土類(ネオジムなど)の輸出規制を開始するというニュースが流れてる。そもそも希土類ってナニか? 直近で問題になりそうなの、前出の『ネオジム』と、ネオジムの耐熱性能を増やすため5%前後混ぜられる『ディスプロシウム』という材料。

高性能モーターを作るときには必須の材料となっており、しかも原産国は90%以上が中国。中国が「輸出を制限する!」 と宣言した途端、ネオジムの価格は急騰しました。ちなみにネオジムの相場は1kgあたり20ドル以下で推移していたけれど(50ドルが昨年までの最高値)、ここにきて再上昇。

今や50ドル。ディスプロシウムも1kgあたり50ドルから400ドルを超える相場展開に。プリウスのモーター には1kgのネオジムが使われているため、下を見て4千円程度のコストアップ要因になっていると思われる。そもそも中国国内での需要も大幅に増えており、 今後ネオジムの相場が下がる可能性低い。

といったことを新聞などで盛んに報じているのであった。どうしたらいいか? 為替や雇用問題と同 じく、自動車メーカーはとっくに動いてます。特にトヨタについちゃ2008年にネオジムが高騰した際(旧型のモデル末期にプリウスの値上げをした要因になった)、事態の深刻さを認識。対応に乗り出している。

現在進行中の対応策を具体的に書くと‥‥。
1)希土類の使用量を減らす。
2)希土類のリサイクルを行う。
3)希土類を中国に頼らない。
4)そもそも希土類を使わない。

全て同時進行しており、効果もキッチリ出始めている。政治問題や社会問題は新聞やTVのメディアでスッパ抜かれることが多いけれど、自動車業界の諸問題は大手メディアが報じる頃にはとっくに対応策を講じてます。というか企業にとっちゃ死活問題ですから。基本的にはなんとかなるかと。

詳細はベストカー次号の『達人コラムで』

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コメント

そもそも永久磁石を使わないSRMや誘導機といったものもありますが、どうしても高負荷の効率が悪いうえ、サイズと重さが増えてしまいます。
1kmでも航続距離を稼ぎたいEVには当然向きませんし、HEVはモーターをコンパクトにしなくてはいけないので、これまた向きませんね。
以前、材料メーカーの方とお話ししたことがありますがネオジムについては供給をあまり問題視していないんだそうです。これくらいのことは想定済みです。
やはり問題なのがジスプロシウムだそうで。
しかしたいしたもので、磁石が発熱するメカニズムは解明されており、構造を見直せば、発熱は最小限にできます。
磁石側も少量のDy添加で耐熱グレードをあげてますし、モーター側でも異常な磁束の通過を抑制する設計ができるようになりつつあります。
近いうちにジスプロシウムの添加をほぼなくしても対応が可能になると思われます。
ハイブリッドはエンジンの熱を喰らうのでむしろそちらの対策が難しいです。冷却構造を見直す必要がありそうです。

投稿: Ito | 2010年8月30日 (月) 10時53分

政治家もそれ位、
目利きが利く人達の集団であって欲しかったですね。

利権絡みだとハイエナのごとくでしゃばって来ますが、国家戦略の中長期的な活動はいつも、
御控えめでいらっしゃるので。

投稿: かず | 2010年8月30日 (月) 10時44分

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