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2009年8月

2009年8月31日 (月)

政権交代で暫定税率廃止

政権交代となった。クルマに関する変化点を考えてみたい。最も大きいのは、来年4月1日からの暫定税率廃止である。ガソリン1リッターあたり26円 36銭。軽油17円96銭分の上乗せ課税がなくなります。その他、取得税は5%~3%に。1トンあたり1万2600円の重量税も5千円に。

マ ニフェストの大きな項目となっていた高速道路の無料化は徐々に行われるだろう。とりあえず地方の交通量少ない路線からか? それより心配なのは、一部の議員がコメントしているらしい自動車税の上乗せ(1台あたり5万円というウワサも)。民主党の中でも自動車に関する評価は大きく分かれているようなので、やや気になる。

この2点を除くと、どうなるのか全く解らない。というか、自動車産業は伝統的に政治と距離を置いてきた。強いて言えばEVに代表される環境対応技術の予算が増える程度で、今までと大差ないと考えるべき。個人的には「自動車は市民生活の必要悪」という教育を何とかして欲しいと強く望みたい。このままだと良い人材が集まらないです。

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100日ルール

アメリカのメディアは新しい大統領の就任後、100日間は表立った批判はしないという紳士協定があるという。100日くらいしないと、実力や考え方を理解できないということだと思う。実際、ファーストインプレッションで評価し、間違えるということは珍しくない。というか普通に間違えます。

トヨタが新しい体制になって70日弱。最初の大きな判断を行った。カリフォルニアにあるGMとの合弁工場『ヌーミー』の閉鎖することにしたのだ。確かに効率や収益を考えれば正しい判断かもしれません。けれどアメリカのメディアで叩かれたら、相当なダメージを受けると思う。トヨタくらいの規模になると、社会性も大切です。

私もアメリカの100日ルールの妙味を尊重して新しいトヨタを見ているけれど、疑問に感じることが少なからず出て来た感じ。新しい体制のコンセプトの中にある「昔のトヨタに戻る」の項目に「さらなる唯我独尊」(基本的に空気読めない会社です)が入っていると、いろんな意味で強い風を受けることになるんじゃなかろうか。

客観的に評価すると、1990年代後半からの「強いトヨタ」は、意外にも「社会融和性を重視してきたトヨタ」でもあった。ライバル企業に付け入るスキを与えず、結果的に一人勝ち。昔ながらのトヨタに戻るなら、ライバル企業も攻略方法を見つけられるかもしれません。もしかしたらトヨタ内部の人が一番「う~ん」と思っていたりして。

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2009年8月29日 (土)

東京モーターショー&COTY

このところ一般の人へのアピール力が少なくなったと言われるCOTY(日本カーオブザイヤー)ながら、今年はモーターショーのプレスディに投票&開 票を行ったり、モーターショー会場にけっこう大きいブース(10ベスト&歴代の受賞車を全て展示)を出すなど、頑張らせて頂くようだ。

会期中も常時選考委員数名がブースで解説員をやっているので、ぜひ「投票基準をはどうなっとるんだ!」みたいな難癖を付けに来てほしい。立っているだけだと 寂しいですから。私もネットじゃ答えられないような微妙な質問に答えたいと思う。やっぱしニンゲンたるもの、向かい合ってコミュニケーションしなくちゃいけません。

ということで今年のCOTYだけれど、ここにきて混戦気味。年初の時点でリーズナブルなハイブリッ ドになるとウワサされていたインサイトが本命だったが、新型プリウスにお株を奪われてしまう。されど「価格を破壊したのはインサイトでしょ」みたいな声も上がり始めており、「そらそうだ」と賛同する人が徐々に増えて来たようだ。

個人的にはiーMiEVも面白いと思うのだけれど、キワモノ扱いの人が少なくない。その他、日本車だとアクセラとHS250hあたりは10ベストの有力候補。なぜかレガシィの声は全く上がらず。先代は大賞に輝き、2代目も3代目も2位だったのに。どうなってるんでしょ。困ったことに不思議とスバルの存在感がありません。

輸入車だとVWゴルフ、ベンツEクラスが鉄板。それ以外のモデルは全く読めない。今年のCOTY、少なくともモーターショー会場に展示される10ベストは大乱戦になりそう。大賞や特別賞の行方も、かつてないくらい読めない。といった意味で面白いです。もちろん今年の受賞車についての意見をモーターショー会場でブツけるのもいい。

         

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2009年8月27日 (木)

蛇の道はヘビ

福岡県警と言えば、幼児が3人も亡くなった飲酒事故を扱ったところ。しかも8月25日は3年目の命日でもある。この事故で最も驚くべきことは、事故を起こした警官が呼気のチェックを完全に拒否したという点。今まで知らなかったのだけれど、拒否すると警察としちゃ即座に対応できないらしい。

何と血液中のアルコール濃度チェックをするための法的な手続きを行うのに10時間も掛かっている。今回の事故、それでも基準値の4倍のアルコールが検出され たという(呼気0、6mg/Lに相当)。基準値である0,15mg/Lの飲酒なら、完全に抜けてしまったに違い無い。警官だからこそ知っている逃げ道である。

今回の事故から得た教訓で絶対に行うべきことは三つ。まず呼気検査を拒否した時の対応だ。今の法律のままだと血中濃度を計測するのに10時間掛かってしまう。警察が逃げ方の伝授をしたようなもの。基準値ギリギリであれば、1時間ゴネるだけで濃度は基準値以下になる。即座に血液から濃度をチェックできるよう法規を改定すべき。

二つ目は警察官の処分。退職金が支払われる諭旨免職とかじゃ納得できない。税金を1銭も払わずに済む懲戒免職だろう。福岡のメディアは処分がどうなったかまで報じて欲しいです。退職後も、高速道路の料金収受員や駐車違反取り締まり業務など、税金から給料を支払わなければならない職種への再就職を禁止するような法規が必要。

そして何度も書いてきた通り、エンジン始動時に暗証番号を入れるシステムを導入して欲しい。日付を入れなければならない装置を取り付けるだけで、今回のよう な酩酊状態や、認知症の方の運転を防止可能。最も簡単かつ安価なコストで済む。なぜ国交省が導入しないのか不思議でなりません。

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2009年8月26日 (水)

トヨタ SAI サイ

HS250hの兄弟車にあたる『SAI』の情報が少しづつ流れ始めた。グレードは最近のトヨタ車らしくシンプルで『S』と『G』の二つ。それぞれプ リクラやアダプティブクルーズ、レーンキープサポート付きの『ASパッケージ』(アドバンス・セーフティの略)を50万円高で選べるらしい。

『S』 でも内容は充実しており、プリウスと同等の安全装備に加え、HIDライトや8インチのHDDナビ、16インチホイール、革巻ハンドルなどが標準。上級グレードの『G』(50万円高)になると18インチタイヤ、プレミアムサウンドシステムや電動のチルト&テレスコまで付く模様。ほとんどHS250hと遜色の無い内容である。

驚くべきが価格! これまでHS250hの50万円安というウワサだった。『S』で350万円 前後ということです。しかし! トヨタの気合いは本気だったらしい。プリウスの時の如く半信半疑なのだけれど、330万円にするようだ。装備内容を考慮す ればプリウスの約50万円高。車格の差を考えると妥当かもしれません。

気になる取り扱い販売店だけれど、これまた予想を大きく覆し、プリウス同様トヨタ系列全店になるようだ。発表は12月だと言われていたが、東京モーターショーのプレスディ(10月21日)に会場で発表するという可能性大。早めにオーダーすれば、来年3月一杯の納車も可能かもしれません。きっと売れるだろうなぁ。

以上の内容、半分ウソだと思って読んで頂きたく。特に価格は私も情報を信じていない。真剣に購入を考えている人は、今週の土曜日にディーラーへ行ってみたら いかだろうか? ディーラー向けの資料配布を金曜日までに行うとのこと。気にったらその場でオーダーすべし! プリウスから変えてもいい。

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2009年8月25日 (火)

交通事故も原理主義で

クルマを運転していれば、誰だってミスはある。言うまでもなくミスと意思を持っての犯罪は全く違う。けれど今やメディアがそのミスを許さない世の中になってしまったようだ。宇崎竜童さんが起こした追突事故、信号から発進した際、先行車に追突するという誰でもある形態。「悪意」という点じゃ限りなくゼロ。

なのに新聞などのメディアは「追突されたクルマに乗っていた2人の女性が首を打ち軽症を負った。自動車運転過失傷害容疑で書類送検」などと大仰に報道。「宇崎は」と敬称無しの犯罪者扱いで報じるスポーツ紙もあったほど。「自動車は社会悪」と考えている若い記者達に聞くと、本気で「クルマなんか乗らなければいい」と言うから驚く。

確かに過失傷害なんだけれど、もう少し「余裕」を持てないものだろうか。事故は誰にでもあるもの。その時点でツツくのでなく、事故を起こしたのに十分詫びなかったとか、賠償義務を果たさなかった場合、叩けばいい。今回のような事故、どんな人にでもありうること。問題は事故を起こした後の対応だと思うのだ。

つまり 「事故を報じるなら最後までやれ」ということです。例えば「宇崎竜童さんは事故の賠償をすぐ申し出て、その夜に菓子包とサイン入りのCDを持って謝りに行った」みたいな終わり方になっているなら、人間としてのけじめの付け方の啓蒙になります。メディアは起承転結を報じなければならないと思う。なのに今や悪い部分だけ流しっぱなし。

先日、歩道を歩いていたら東洋人(国籍不明)のおばさんが運転している自転車に後ろから衝突され、軽く流血した。痛みは相当のもの。ここで「正規の解決法」を取るなら交通事故と同じ。警察に通報し、病院に行き診断書を貰う。おばさんは当然ながら書類送検。おばさんに診療費とそれなりの慰謝料(まぁ数千円か)を出させる。

考えているウチ、アホらしくなった。だって怪我など軽ければ簡単になおる。そんなことのために書類作って交渉してイライラすることなどナンセンス。おばさんも「運が悪かった」くらいにしか思うまい。しかし前述の方法以外は、原理主義者によって全て否定される。軽微な事故についちゃ警察の居ない地域の解決方法を学ぶべきだ。

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2009年8月24日 (月)

EVに強い追い風

EVにとって強い追い風だと考えるべきなのかもしれない。どうやら国交省の官僚達は「天下り先を増殖させることが可能な素晴らしいチャンス!」考え ているらしい。すでに2010年度予算の枠組みの中に、EV関連の調査費用等を組み込もうとしているようなのだ。なるほどEV関連の外郭団体、いっくらでも作れる。

というか、充電のインフラ関連だけで下を見て5つは外郭団体を作れそう。全国に出来つつある充電スタンドは無人。役人からすれば当然管理を義務づけたくなるハズ。安全の監視業務に始まり、設置場所の管理、そして利用者の管理、政府補助の専用窓口、太陽 光発電事業等々。天下り先を作れるなら、諸手を上げてEVの支援するだろう。

自民党政権から民主党政権に切り替わっても、ECO関連事業だけに抵抗無く受け入れられるという読みをしているに違いない。税金を大量に注ぎ込んだ政府支援無しに離陸できないEV関連は、 官僚にとって打ち出の小槌みたいなものであります。もしかすると大幅な予算削減必至の状況の中、EVが数少ない希望の星になるか?

といった新しい天下り先を増殖させようとすれば今や意味のない「自動車事故対策機構」みたいな独立行政機構を廃止や大幅な規模縮小をしない限り、全体の予算削減など不可能。そんなこと出来るのか? 週末の選挙に行き、数少ない国民の権利を行使するといい。

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ホンダEV

ホンダがEVの開発をしている、ということが大きなニュースになった。どうやら一般のメディアはEVの技術を「難易度高い」と考えているらしい。 「笑止!」であります。例えば燃料電池車FCXクラリティから燃料電池を取れば、高性能EVなのだから。ホンダがEVを作る気になれば、いとも容易く作れるだろう。

同じく「トヨタがEVを」みたいなニュースを見たら、もはや大笑いしていい。プリウスからエンジン取ると、すぐEVになる。というか、すでに82馬力のモーターを搭載しているので、こいつを110馬力とし、リチウムイオンバッテリーを24kWh搭載してやれば、日産リーフと同じようなEVになってしまう(バッテリー搭載位置は工夫必要)。

ハイブリッド車を販売してい るメーカーにとっちゃEVなど簡単だし、最初からコスト的にも安く作れる。前出プリウスの82馬力モーター&インバーターなら、そのまんまヴィッツ級EVに転用可能。その場合、エンジンや冷却系など不要になるため、車両本体を120万円くらいで作れるだろう。日産リーフの半額ということです。

EV最大の技術的ハードルはバッテリーだ。ホンダならどこかのメーカーから買わなければならず、トヨタもサンヨー製を使うしかない。いずれも決して安くないと思う。 逆にバッテリーのメドさえ付けば、すぐにでも市販可能。ちなみにマツダとスズキはEVを作るとなると、ハードよりコストダウンに苦労するハズ。

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2009年8月22日 (土)

簡易型アイドルストップ

iQに1、3リッターモデルが追加された。このエンジンと同時にデビューするだろうといわれていた簡易型アイドルストップ装置の燃費を調べようとしたら、ラインナップに無い。どうやら今回採用が見送られたようだ。小型軽量のiQにアイドルストップを加えれば、インサイトくらいの実用燃費も可能だった ろうに。

昨年6月に「年内にヨーロッパで発売。来年の早い時期に日本でも発売する予定」と技術発表されたトヨタ式簡易型アイドルストップ、すでにヨーロッパでオーリスなどに組み込まれ販売されています。本来ならiQの1、3リッターに搭載してくる計画だった。なぜ日本で発売されないのだろうか? おそらく2つの理由かと。

まずバッテリー。マツダのシステムと違い、フルにバッテ リーの電力を使う。したがってバッテリー寿命も落とす模様。ヨーロッパで採用しているGSユアサのアイドルストップ用バッテリーのスペックを見ると、5万回の始動に耐えると書いてある。東京都内なら50kmも乗ると100回は始動しなければならない。5万回なら500日です。

実際もっと少し長い寿命を持つだろうけれど、まぁ7万5千回として3年か。安価でない大型の専用バッテリーの交換は、いろんな意味で論議が分かれることだろう。もう一つ。CVTとのマッチングもイマイチだという可能性大。マニュアルの場合、クラッチ踏んだタイミングでエンジン掛ければいい。けれどATだとブ レーキ離した時に始動となる。

マツダのような「直噴技術を組み合わせ瞬時に始動させる」システムや「巨大なモーターで始動する」ホンダのシステムならタイムラグも最小限に抑えられる。けれど通常のエンジン+通常のパワーのセルモーターだと厳しい。つまりトヨタの開発能力を持ってしても、ATと相性の良い簡易型のアイドルストップは難しいということです。

追記・読者の方からiQの『GRMN』という100台限定の特別仕様車にアイドルストップが搭載されているという情報を頂きました。チェックしてみたら、昨年発表されたシステムでありました。確かに「2009年の夏ぐらいまでには発売」という公約は果たした。それにしてもなぜ100台?

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2009年8月21日 (金)

サンヨーのリチウム電池

新聞系Webによればトヨタが2011年から年間1万台のリチウムイオンバッテリーをサンヨーから購入する、と報じている。もしかしたらトヨタはパ ナソニックと共同開発しているリチウムイオンバッテリーの開発に大幅な遅れを来しているのかもしれません。少なくとも2011年には間に合わないのだろ う。

何回か書いた通り、リチウムイオンバッテリーには正極の材料によって2つのタイプがある。「性能を出しやすいけれど燃える危険のあるニッケル正極」と「安全性高い反面、性能を引き出すのが難しいマンガン正極」であります。トヨタは前者。三菱自動車や日産は後者を開発している。もちろんサンヨーもマンガン正極使ったタイプです。

トヨタもマンガン正極を使うバッテリーの権利を得 る機会あった。元々日産NECのバッテリーは日産開発によるもの。それをスバルが居抜きで買い取り権利を得た。しかしトヨタとの資本提携後、手放すことになったのだ。その時点では高い性能持つニッケル正極のリチウムイオンバッテリーの開発に自信あったんだと思う。

今年の秋からリチウムイオンバッテリー使うプラグインハイブリッドを販売するが、どうやら500台規模になる模様。しかもフリート向け。なぜこんなに少ないのだろうと考えていたが、ニッケル正極のリチウムイオンバッテリーの開発に苦しんでいるということを考えば辻褄が合う。ということはプラグインハイブリッ ドの市販は2011年?

しかも1万台という台数はプラグインハイブリッドへの搭載ということで辻褄の合う数字。逆 に考えると2011年まではハイブリッド車用としてニッケル水素バッテリーを使い続けるということです。優れた充電=回生能力を持つリチウムイオンバッテ リー無しじゃ車重のあるハイブリッド車(HS250hクラスが上限かと)は厳しい。

考え方を変えれば、トヨタ/パナソニックエナジーは、そんなこともあってサンヨーを子会社化したのかもしれません。もしかするとサンヨーの技術を使い、パナソニックエナジーでもマンガン正極のリチウムイオンバッテリーを作るかもしれません。

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2009年8月19日 (水)

マツダのディーゼル

マツダはフランクフルトモーターショーで後処理に尿素水を使った乗用車用の4気筒ディーゼルをCXー7に搭載し、発表する。これまで4気筒ディーゼルは「触媒だけで排気ガスの浄化をする」というのが流れ。だからこそ日産もホンダもVWも苦労しているのだった。けれど尿素水を使えば比較的簡単にクリア 可能。

なんで4気筒は尿素水を使わないかというと、後処理装置が大きくなり、しかも尿素水タンクの置き場所に困るから。一方、2、5リッター以上の排気量になると、触媒だけじゃ排気ガスを浄化しきれない。だからベンツのV6は尿素水を使うし、トヨタが間もなくアメリ カで発売しようとしているSUV用のV8ディーゼルも尿素水タイプ。

ちなみに尿素水タンクの容量は、2万km程度 の無補給距離を考えれば20L近く必要だと言われている。すでに日本でも大型トラックは尿素水を使っているため、高速道路のスタンドなら補給可能。価格も1Lあたり100円前後(不思議なことに軽油の価格にリンクしている)なので、コスト的な問題もなし。すぐに市販可能です。

少し前までジャーナリストの皆さんも諸手を上げて褒めていたディーゼルながら、ここにきて話にも出て来なくなってしまった。けれど大型のミニバンやSUVに代表される「重くて巡航時に大きなパワーを必要とする車両」は、ハイブリッドよりディーゼルエンジンの方が熱効率という点で有利。EVと共に重要なパワーユニットだと思う。

景気良くなれば大型の車両も売れるようになるだろうから、その時はディーゼルが注目されるようになると考えています。もしマツダの4気筒尿素水ディーゼルは手頃な価格なら、けっこう面白い存在になるだろう。何度か書いてきた通り、その場合、トルコン多段ATでなく、トルク切れのないツインクラッチATのような変速機が必要だ。

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2009年8月18日 (火)

4千ドルカー

地味ながらダイハツが動き始めている。今回の不況を上手にいなしただけでなく、どうやら燃費良くて安価な軽自動車の開発をすすめている様子。昨日 「GMはアジア地域で生産。販売する4千ドルのクルマを開発か?」というニュースが流れたけれど、おそらく日本のメーカーも先手を打っていると思う。

あまり知られていないことながら、ダイハツは東南アジア地域でトヨタの一角を担う良い仕事をしている。ダイハツ開発のミニバンをトヨタブランドで販売したり してますから。ダイハツが今後激化しそうな4千ドルカーを開発すれば、トヨタにとってもメリット大。ベーシックカーはインドや東欧でも販路拡大に繋がるこ とだろう。

また、EVの開発をダイハツが行うというウワサも流れ始めた。トヨタグループのEVといえばスバルなが ら、軽自動車の開発から撤退することを発表している。EVだけのために軽自動車を開発することなど出来まい。いずれにしろダイハツ製の車体を使わなければ ならぬ。だったら中身もダイハツで開発したらいいでしょうということ。

実はダイハツもEVに対する基礎知識は持っ ている。館内兄弟子主宰の日本EVクラブのイベントに長いこと協力。開発陣も参加しているのだ。しかも将来的に見れば軽自動車こそEVのメリットをフルに引き出せる。ダイハツにとって重要な技術だということです。優れた性能を持つスバルのEVとはいえ、ウサギとカメ。このままだと抜かれる。

しかし残念ながらダイハツには”華”がない。不況をやり過ごせたのにも関わらず、草の根モータースポーツに対するバックアップも止めてしまった。こういう時 に頑張れば良いブランドイメージを構築できるのに。トヨタの顔色しか伺えないのだろうか? クルマ好きからすれば、やはりスバルのようなメーカーに頑張って欲しいところ。

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2009年8月17日 (月)

キザシ・ハイブリッド

スズキがアメリカで『キザシ』というカムリクラスのクルマを発売する。搭載されるエンジンは2、4リッターの4気筒。そしてどうやら来年末にもハイブリッド車を追加するようなのだ。このハイブリッド、GMの技術を使うという。この情報を聞き、全ての疑問が解けました。GMとスズキの関係、切れてなかったのだ。

GMはカムリクラスの『マリブ』というモデルに先代クラウンと同じハイブリッドモドキをラインナップしている(36Vのバッテリー使う事実上アイドルストップ装置。スマートも同じ)。このモデル、2010年モデルでカタログから落ちていたのである。なぜか? 標準車より高いのにタイして燃費良くないため売れなかったのだった。

「こらマズい!」と思ったのだろう。GMは次世代のハイブリッド車の開発に着手。完成したのは、ガソリンでもE85(エタノール燃料)でも使える1、4リッ ター200馬力のターボエンジンに、ホンダ程度のモーターを組み合わせ、日立製のリチウムイオンバッテリーを使うというもの。これを2010年モデルにラインナップしようとしていたらしい。

しかしGMのフトコロ事情極めて厳しくなり、チャプター11に。開発費の捻出すら難しくなってしまったことは想像に難くない。そこに登場するのがスズキ。スズキなら開発予算を持っているし、スズキにとってもハイブリッドをラインナップできるならメリット大。トントン拍子で話は進んだのだろう。スズキとGMの技術陣、昔から一緒に仕事してます。

1、 4リッターターボエンジン+マイルドハイブリッドの相性は悪くないと思う(エタノールを使うという着目点も良い)。例えばVWのTSIエンジンにアイドルストップを組み合わせただけで、実用燃費は大幅に向上しますから。ただGMもスズキも、効率の良い変速機を持っていない。CVTを使うしかないだろうけれ ど、燃費を稼げるか?

ここからはスズキの技術力に掛かってくる。おそらくGMじゃ燃費の良いマイルドハイブリッドなど作れなかったことだろう。もし燃費の良いクルマに仕上がれば、GMやオペルへのシステム提供も可能。スズキにとって美味しい稼ぎ手になってくれると思う。

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2009年8月16日 (日)

階段の踊り場

自動車という商品、企画を開始してから市販まで、従来型のシャシやエンジンを使うなら2年。ブランニューのシャシであれば最低3年(新型エンジンの開発は4年以上)。さらに新しい技術を投入するとなると、もっと時間が掛かります。今回の不況に投入したの、昨年9月。新型車の企画開始は年末になってからだと思う。

つまり新しい価値観で作られるクルマがデビューするのは早くて2011年の初冬ということになります。最近は機密保持も万全なので、スクープとして漏れるとしたら来年の夏くらいか? おそらく今秋の東京モーターショーの参考車としても出て来ないだろう。次世代の魅力的なクルマの情報が漏れだすようになれば。クルマに対する興味も湧く。

それにしてもどんなクルマ を開発しているのか? 次世代に生き残れる会社なら間違いなく「ナノのような格安車」とプリウスクラス以下のハイブリッド車、車重1、7トン越えのクルマに搭載されるクリーンディーゼル、そして次世代のバッテリーを手がけていることだろう。逆に考えると、この三つとも持っていなければ厳しい。

なかでも識者の皆さんが揃って否定している格安車は、5年後の主役になっているような気がしてならない。少なくとも今のように「速いことを是とする」クルマは厳しいと思う。ワクワクするような新しい技術&コンセプトの新型車を大いに期待してます。

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2009年8月14日 (金)

時代は変わり行く

プリウスの登場で自動車メディアは絶体絶命になりつつある。自動車雑誌を読むようなクルマ好きなら、プリウスの凄さの本質が解ってしまう。同時に、プリウス以外のクルマへの感心は薄くなるワケ。もはやサーキットを走ってどうのこうのという評価は、ごく一部のマニアックな人以外、求めていないんだと思う。

GTーRすらデビュー時は話題や感心を集めたものの、今やネタにもならないという。なるほどGTーR、誌面に全く出てこないです。まぁGTーRは作り手側もそのあたりを無視している。水野さんらしくていいんじゃなかろうか。そんなこんなで自動車雑誌の販売部数は 夏前から厳しい状況になっているらしい。年末に掛けて正念場か?

けれど私自身についていえば、ここにきて徐々にク ルマが楽しくなってきたと感じている。プリウスのアフターマーケットは徐々に拡大してきており、いろんな楽しいパーツを選択可能。プリウス以外のクルマのパーツも、オークションなどを探せば安くて豊富。輸入車の中古車相場も下がり、魅力的なクルマが安価で買えます。

何より全体的なレベルが上がっている。このところ様々な用品をプリウスに装着しているが、アルミホイールは鍛造。ヘッドライトも明るさ最強のHID。レー ダー探知機の性能だって今や圧倒的だ。ドライブレコーダーのような新兵器まで登場してきた。新型車のレベルが上がったため、用品もグレードアップしているのだった。

やっぱりメディアは楽しさを提案しなければならない。「面白い新車でない」とか「景気悪い」などと嘆いていないで、安い中古車を買ってオークションなどで部品揃えて楽しむようなことをしたらいい。私も策を練ってます。

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2009年8月12日 (水)

GMボルト

GMが再建に向け動き始めた。『ebay』というWebの販売ネットを持っている。そこで8月11日よりサマーセールを開始。ここをクリックして内容を御覧頂きたい。LAのレドンドビーチ近辺でトレイルブレイザー(SUV)の売り物を探したのだけれど、なるほど安い。おおよそ5千ドル引きですから。

2万9千ドルのV6モデルなら2万4千ドルで買えてしまう。日本のイメージなら290万円のアルファードを240万円といった具合。すでにSUVの在庫は全米で減少し始めており、トヨタや日産が抱えていた在庫まで少なくなってきたそうな。アメリカ市場の懐は深い。在庫さえ適正になれば、アメリカの収益状況は急速に回復すると思われる。

もう一つ。GMはプラグインハイブリッドを積極的に展開しようとしている。来年発売予定の「ボルト」の燃費を、リッター100kmと発表したのだ。どうやら一般のメディアを見ていると「凄い!」という反応。さらに400万円を切る価格で売ると言ってます。本当にリッター100km走るクルマが400万円以下で売れれば凄い。

けれど情報を見る限り荒唐無稽。というのもiーMiEVと同等のバッテリー(16kWh)を搭載しながら、EV走行距離は64km。電費わずか4km/1kWh。日産リーフの6、 7km/kWhより格段に悪い。しかもリッター100kmという燃費、電力+ガソリンを合わせたもので、どういう基準なのか全く解らない。

また、前出のebayに『マリブ』 のハイブリッド車が出ているのだが、これまたスマートと同じ大掛かりなアイドルストップ装置でしかない。インサイトと同じく売れ行きもイマイチのようだ。そんなこんなで、在庫整理や新技術のアピールを行い始めたGMながら、大枠で見ると依然厳しいと思う。最初に回復するのは日本車だろう。

追記・8月15日の米コンシュマーレポートのWeb版はリッター100kmというGMボルトの燃費を「今世紀最大の誇張」と批評している。

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出水時のドラテク

エルニーニョの影響なのか、今年の夏は大雨が多い。改めて大雨時の走り方について考えてみよう。まず高速道路などで遭遇する水たまり。普通のタイヤ であれば水たまりに突入した際、フロアに「ごごごごご」と水があたるようになったら、物理的に80km/hが限界。どんなにウデのある人でも勝てないので慎重に。

もしアクアプレーニング状態になってしまったら、ブレーキも踏まず急激なアクセルオフも行わず(FFだと スピンする可能性ある)、ホンの少しだけアクセル開けた状態で回復するのを待つしか無い。もはや衝突必至、という状況になったなら、ブレーキを思い切り踏 み、ブツかる速度を少しでも落とす以外、手はありません。

一般道で遭遇する深い水たまりは、TVなどで見ると引き波を立てるくらいの速度で走っているクルマが少なくない。基本的に深さの解らない水たまりに遭遇したら、大型トラックやSUVなど、水に強いクルマが来るまで手前で待つ。走行可能なのは「フロアが接水するまで」だ。しかも可能な限りゆっくり走ること。急いで通過しちゃイケナイ。

もし水没しちゃうような水たまりや、川&用水路に落ちてしまった時は、状況を判断しよう。すぐ出た方が安全であれば、パワーウインドゥで窓を開け脱出。よく 「窓を叩き割れ」(専用のハンマーが必要)などと言われるけれど、そんなことしないでも水没直後なら99%窓は開く。ヨーロッパ車であれば着水と同時に自動で窓が開くはず。

ただ強い流れに押されたような時は、車外に出たって危険。そもそも絶対絶命である。窓が閉まった状態のクルマは浮力あるため(外気導入を室内循環に変えると全没時間は伸びる)、流されている間、チャンスを探る方が生還の可能性大きい。もしワイパーで視界を確保できなくなるような大雨に遭遇したら、高台で様子を見ることをすすめたい。

ちなみに出水した地域を歩く時は、棒を探して前をつつきながらゆっくり進む。マンホールの蓋が外れていることだってあります。

イーベイ

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2009年8月10日 (月)

高速道路大渋滞

予想されていた通り夏休みは激しい道路の渋滞で始まった。割高な公共の交通機関が景気の悪さにより敬遠され(家族で移動しようとしたら高額になる)、一方、自家用車は自民党の景気対策で高速道路の1000円走り放題を利用すれば驚くほど低いコストで家族旅行や帰省出てきてしまう。こら道路混むの、当たり前です。

ちなみに私はゴールデンウィークから始まった1000円走り放題、実は一回も使っていない。なぜか? 混むのが嫌だから。遊びに行くのかストレス溜めに行くのか解らんですから。昨日もアクアラインを海から眺めていたらず~っと渋滞してました。100歩譲って遊びの人なら混んでもいい。問題は荷物を運ぶような仕事である。

只でさえ東名道のような幹線は交通量多く渋滞が発生しやすい。突如交通量増えたものだから、影響たるや深刻。フェリーなどの減収だって考えなくちゃならない。冷たい言い方になるけれど、利用者からすれば1000円走り放題が恒久的な措置なら廃止もよかろう。されど普通の料金に戻った際、安価なフェリーが無くなっていたら結果的に損する。

民主党の高速道路無料化は大賛成である。ただ早急な措置を行うと、いろんな意味で社会問題になると思う。とりあえずは航空業界のように「利用者の多い時は通常料金。少ない時や少ない路線は無料に近いほど安く」みたいな方法を導入しながら様子見るべき。民主党に良いブレーンがいることを期待してます。

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2009年8月 9日 (日)

ライバル対決禁止?

新製品が出たら同じクラスのライバルと比較する、というのはバイヤーズガイドの基本である。しかし! 10年ほど前からタイヤについちゃ「比較を禁ず!」となった、ということを何度か紹介してます。結果、タイヤに優劣あることをユーザーは意識しなくなり、アジア製の安タイヤに押されることになってし まった。

1年ほど前から一部の輸入車も同じような協定を始めたらしく、競合車との比較をされないよう、ライバルが出るとしばらく自社の同じクラスのクルマを広報車から引っ込めるということを行っている。確かに短期的に見れば優劣付かず、性能の悪い商品でも売れ行きを落とさず済む。けれど長い目で見れば、「比較させない」=「戦線離脱」になります。

さて。プラグイン・ステラは、 以前も書いた通りiーMiEV発売の前日にデビュー。日本初の量販EVとなった。したがって本来なら8月下旬売りの雑誌あたりから、比較試乗の記事が出るハズ。けれど出ない、と思う。スバルは「iーMiEVと比較するならプラグイン・ステラを貸さない」と断っているからだ。なぜだろう? 理解に苦しみま す。

確かにバッテリー容量少なく、後続可能距離は短い。でもそれはクルマのコンセプトであり、長く走れる方がエラ い! ということにならぬ。そればかりか、FFのプラグイン・ステラはRRのiーMiEVより回生を多く取れるため「電費」を比べれば有利。最新のバッテ リーさえ確保できたなら、相当なポテンシャルを持っていると思う。

といった特徴も「比較まかりならぬ!」と言って しまった時点で、訴求できる機会を失ってしまう。スバルの技術者にとって残念なことです。どちらも赤ん坊。私らだって優劣を決め付けるような内容にはしないのに。ちなみに三菱自動車は「もし台場などで撮影するなら遠慮せずスバルさんのEVもウチの急速充電器を使ってください」。

新しい技術はよきライバルに出会い、切磋琢磨しながら伸ばしていくべきだと思う。かつては厳しい時も「精神的な余裕」や「おおらかさ」を持っていたスバルながら、最近そいつを失ってしまったのが残念です。レオーネ時代の最後の頃など、厳しく評価されるのを覚悟で頑張っていたのになぁ。

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2009年8月 7日 (金)

プリウスもEVと同じ

このところEVがTVニュースやワイドショーなどでよく取り上げられる。その際、共通するのが「もうエンジンが掛かってるんですか?」(動く状態なのか、という意味です)。ここでスタジオにいる人の全てが驚くことに、私は驚いています。とことんクルマのことを知らないのだ。というかプリウスを知らな いんだと思う。

2代目のプリウスからスタートボタンを押しても「カタンカタン」と音がするだけで「スタンバイ」の表示点灯になる。もちろんエンジンなど掛からず。EVとなんら変わらない。これだけ巷にプリウスが溢れていても、TV関係者は知らないということです。 まぁクルマと全く関係のない恵まれた生活を送っている人ばかりですから。

アクセル踏んでEVが走り出すと、そこでもTVは大騒ぎ。「静かだ!」とか「凄い!」とか「信じられない!」だもの。プリウスに乗っている人は、信号青になる度に驚かなくちゃならん。台詞を間違 いなく読めば良いアナウンサーなら無知でも問題ない。自動車の話題になれば意見を述べるコメンテーターまで一緒になって騒ぐのだから大いに心配。

こういったメディアが「社会の代表」としてガソリン諸税や高速道路料金や事故を報じているのだ。となると「自動車以外のコメントは信じていいのか?」と疑問が出てくる。私の専門分野であれば解るけれど、詳しくないジャンルだと間違っていることすらワカランです。もはやメディアがクレーマーの親玉格になってきたのかも。

ちなみに私のブログや掲示板、メールなどに送られてくる「それは間違いでは?」という指摘のうち、99%は自分の認識違いによるもの(1%の正論についてはお礼を言わせて頂いています)。特にハイブリッドやEV関係は、ウソや間違いが巷間に飛び回っている。そういった意味からすれば、TVは社会を反映しているのかもしれない。

少なくとも私は頑張りたいと思う。

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2009年8月 6日 (木)

トラックのナンバー隠し

今年の秋をメドにこれまで「問題無し」とされていた透明のナンバープレートカバーも禁止することを決めたらしい。確かに赤外線を反射&カットするタイプのプレートカバーの場合、Nシステムや高速道路の料金ゲートでもナンバーを読めなくなってしまうため、当局にとっちゃ問題だったかもしれない。

けれど透明のカバーなら何ら障害ないハズ。私もプリウスに装着してます。理由を問い合わせてみたところ「まだ正式な発表ではないので」と教えてくれず。まぁ 役人がオタンコな屁理屈を語りだしたら、宗教や洗脳された輩の如く常識など通じない。おそらく「赤外線カットがどうか紛らわしいから」というあたりが理由なんだと思う。

ただ赤外線を通さないプレートを付けていると、今や不便でしょうがない。事前清算の駐車場(例えば 羽田空港)などは、赤外線でプレート読んで自動的にゲート動かしてます。この手の自動ゲートはけっこう多い。私の透明プレート、一度も作動しなかったことがない。赤外線って、そもそも可視光より視認性が優れてますから。

100歩譲って「透明プレートも悪い!」というなら、なんで赤外線のプレートを禁止する際、すべてのカバーの取り付けを違反にしなかったのだろうか? その時は当局も問題視しなかったのだ。もし「紛らわしい」という理由で禁止を始めようものなら、際限ない。外観を一切いじるな、ということになってしまう。

果たしてどういう理由を考えるんだろう? そんなことより、バンパーの外側に装着されたガードバーなどの付加物で全くナンバーを視認できないトラックなどをなぜ取り締まらないのだろうか? トラックなどは毎日走っているだろうに! あれじゃひき逃げを目撃したってナンバー読めない。

また、アルミなどの反射板をトラックの後部にブラさげている輩もいる。これまた後ろに付くとヘッドライトが反射してまぶしいったらない。なんで国交省は放置しているのか? 警察も甘すぎるんじゃないか?下らんことをやるヒマあるなら、問題の大きいことから処理すべき。と書いてから「役人に期 待しちゃアカンですな」と思いました。

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2009年8月 4日 (火)

アメリカも購入補助が人気

アメリカ市場に様々な現象が起きている。まず購入補助。ドイツや日本に続き、アメリカも燃費悪いクルマからECOカーに乗り換えると、最大45万円の購入補助金を出すことにした。しかし開始からわずか6日間で10億ドル(約950億円)の予算を使い切り、突如受け付け停止。急遽20億ドル追加することにした。

おそらくアメリカ市場は「買い換えたいけど様子を見ている」というユーザー層が溜まり始めているんだと思う。アメリカの市場規模は年間およそ1400万台。現時点ですでに500万台程度の「本来なら買いたいユーザー」を抱えてます。今年の末には800万台近くになるハズ。景気回復したら爆発的な需要が出ることだろう。

そんな中、インサイトの売れ行きが伸び悩んでしまっている。3月からの累計で約8千台。月販2千台といったイメージ。販売目標は12月までに9万台だ。このままだと2万台程度しか売れないかもしれなう。かといってハイブリッド車の人気無いのかとなれば、そんなことありません。新型プリウスは7月に1万3千台売れた。

アメリカのユーザーは「ホンダなら買う」と思っていたけれど、流れが変わりつつあるのかもしれません。考えてみればアコードのハイブリッドも売れ行き不振で絶版になった。あまりに楽観していたのかもしれない。ちなみにフィット(ジャズ)の売れ行きを見ると絶好調である。インサイトは大幅なテコ入れが必要かと。

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2009年8月 2日 (日)

日産リーフ(EV) 電気自動車です

日産の量販EV「リーフ」がついに公表された。ある程度予想していたけれど、見た途端「カッコワル!」。グリルレスのメリットを全く活かしきれていないし(充電口カバーの切り方も妙なアクセントになってしまっている)、リアはルノーの顔色をうかがったのか? 全体的にフランス車風なのだ。

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EVらしさは全く感じない

ボディサイズは全長4445mm×全幅1770mm×全高1550mm。ホイールベース2700mmで、先日紹介した通りプリウスとほぼ同じ。というかエクステリアを除けば、今までの情報のままだと考えていい。価格も改めて「車体価格をCセグメントと同等とし、バッテリーはガソリン代より安い価格でリースします」。

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リアの出っ張り分がルノー的で超カッコ悪く、しかもムダ

ゴーンさんや日産のアピールを聞いたり見たりして一番の「う~ん!」なのが、ゼロエミッションを強く強く打ち出し、さらに「脱石油社会!」を宣言している点。これ、聞く立場によっちゃ相当カチンと来るんじゃなかろうか。なんせ現時点で「ゼロエミッション」なのか微妙。電気、どんなエネルギーで作っているのか?

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微妙な評価になりそうなリアビュー

PRビデオにも多数の若者を出し「環境にやさしい」と言わせているが、クリーンエネルギーでEVを走らせようとするなら、太陽光や水力、風力発電とセットじゃなくちゃ。脱石油に関しても、ガソリン車のクラスだけ「脱」してもしょうがない。そもそも「脱石油」など原理主義の「スローガン」みたいなもの。

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2代目プリウスっぽいですね

石油で食べている陣営だって強大なチカラ持っている。エネルギー問題はもっと奥行きあるのだ。「ゼロエミッションのEVで脱石油!」なんてキレイ事です。加えてガソリン諸税だって「払わない」という前提でスタートしているのだから(ちなみに排気量で区分される自動車税は馬力課税にするのか?)。

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石油陣営を悪者に仕立てず、「貴重な石油を長く使うための技術です」くらい言っておけばいいのに。ちなみに「ウェルtoホイール」(原油井戸から駆動輪まで熱効率=二酸化炭素排出量)は今のところ火力発電で走らせるEVよりハイブリッドの方が有利。エミッション(大気汚染物質)も『P-ZEV』なら火力発電所と同等。

ただ「石油を使わなくていい!」というゴーンさんの夢が、大きな突破力になっているのも事実。初代プリウスのような意気込みを感じます。もし本当にCセグメントのガソリン車と同等のイニシャル&ランニングコストを実現出来たなら、世界的に大成功となるんじゃなかろうか。私だってスタイルは見ないことにして乗りたい。

クルマの内容はこちらで紹介しています。

   

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2009年8月 1日 (土)

プラグインハイブリッド

ネットの大きなマイナス面の一つが「足を引っ張る声の方が大きい」というもの。最近「プラグインハイブリッドこそ次世代の最有力候補」と書いているけれど、否定する意見の多さに驚く。考えてみれば1997年の初代プリウスの時も「パワーユニットが二つあるなんてムダ」と真っ向から否定する専門家が少なくなかった。

したがって基本的に「勝手に反対しててください」と思ってます。問題はブログのコメントや掲示板の書き込みをどうするか、ということ。「イチゲンさ ん」の勉強不足の意見についちゃ非表示にすればいい。困るの、何回か書き込んでいる人の対応です。師弟関係なら教えなくちゃならぬ。けれど書き込みする人は基本的に匿名の人。

間違った主張をしても「勉強不足でした。ごめんなさい」など言わず、書き逃げです。加 えて否定派の大半は完全に知識不足。中途半端な情報しか持っていない。「ピュアEVより重くなるから電費が悪化する」とか「ハイブリッドより電池が重い分ムダ」。「プラグインハイブリッドはEVよりモーター走行モードの効率が悪い」等々。

バッテリーの重さを知ら ないんだと思う。24kWhのバッテリーは240kg程度ある。こいつを積む日産EVは1500kg程度らしい。プリウスに5kWhのバッテリー積むと40kgくらいの重くなるだろう(現在のニッケル水素はリチウムより重いので相殺される)。1350kgのプリウスなら1390kgになるだけ。これでもEVより軽い。

ハイブリッド車として考えれば、容量増えた分バッテリーの使 い方に幅が出てくる。だからこそホンダ式よりトヨタ式は効率良いのだ。ハイブリッド車としての効率をさらに追求出来るワケ。また、1500kgのEVより1390kgのプラグインハイブリッドの方がモーター走行モードでも効率は良い。110kgも軽く作れますから。

電気だって余っている夜間電力や、太陽光発電パネルを使えば二酸化炭素の排出量を気にしなくていい。今後こういった質問はオフ会の時に受けるようにしよう と思う。というかオフ会では、いつもどんなに初歩的な質問でも喜んで受けてます。今後「?」という書き込みは基本的に表示しないのでご了解ください。

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