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2008年6月30日 (月)

ああ。GM凋落

GMの株価低下に歯止めが掛からない。何と6月26日の終値で1955年以来53年ぶりの安 値となった! 今や株価に発行株数を掛けた時価総額は72億ドル(約7500億円)にまで落ち込んでいる。参考までに書いておくと、かつて支配下に置いた スズキが同1兆3750億円。フォードのせいで人気イマイチのマツダ同8400億円という具合。ちなみに日産の同4兆230億円やホンダの同6兆6940 億円を見ればGMの厳しさが解っていただけるんじゃなかろうか。GMは中国の自動車メーカーと組んで復活を狙うも、いかんせん品質や耐久性、信頼性で厳し い。やっと投入出来ることになったハイブリッドは、トヨタが失敗している重厚長大系モデルばかり。ここにきてGM贔屓をしてきた米人アナリストまで厳しい 評価をしており、株価はさらに低下する可能性すら出てきた。困ったことに株価が安くなればGMを買う投資ファンドも出てくるかとなれば、そんなことありま せん。膨大な有利子負債を抱えているため、精算したって赤字になってしまうからだ。フォードと同じく、そう遠くない時期に劇的な縮小均衡策を取らざるを得 ないだろう。ビッグ3の転落は、「カーガイ」と呼ばれるクルマに夢を持っている社員が少なくなった結果、魅力ある商品を企画出来なくなったからだと思いま す。

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2008年6月29日 (日)

タタのワイパー

驚いた! 素材高騰のため自動車部品の値上げが続々始まりそうな中、日経新聞によれば、デンソーがインド・タタ社の『ナノ』用のワイパーを受注したという。御存知の通りナノはタイヤ二本しか無い250ccバイクや、ミッションやドアの無いセニアカーより安価。ワイパーの卸価格など推して知るべし! おそらくデンソーだって商売になると考えていないだろう。されど「今回の勝負、出遅れたらオシマイ」という危機感を持っているに違いない。「ここで頑張って勉強したい」と言い換えてもよかろう。いずれにしろ頼もしい! デンソーは世界最大ブッチギリの部品メーカーになるような気がしてきた。”魅力ある商品”を作らなければならないトヨタより、戦略もシンプルですから。

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2008年6月26日 (木)

EVの可能性

今回のEVキャラバンで強く感じたことが二つ。EVの可能性を本気で確認出来たことと、東京電力の意気込みだ。前者の場合、これまでも「建前」じゃ理解していた。けれどテストコースなどでしか試乗したことが無かったため、どうしても「遊園地の乗り物」の延長というイメージから抜け出せずにいた次第。しかし一般道を連続して1時間以上走ってみると、改めて「こら2~3年以内に自分で買うだろうな」と感じた次第。もちろん普及までに2~3の高いハードルあるも「きっと越えられるだろうな」と思う。東京電力の意気込みにも驚かされた。EVキャラバンのため、急速充電器を先回りして設置したと聞いていたけれど、日記の写真を見て頂ければ解る通りイメージしていたより大きく本格的なもの! サミットのため洞爺湖近辺にも3カ所に4基設置したそうな。話を聞いてみると「電気をたくさん売りたい」というより「石油に依存する割合を少しでも減らしたい」という気持ちが強い。日本のような資源の無い国にとっちゃ、様々なルートから様々なタイプのエネルギーを調達するというのが本来の姿かもしれない。このコンセプトは100%共感出来ます。

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マツダ、攻めに転じる!

マツダが久しぶりに強力な攻めに出てきた。発表内容を見ると現在必要とされる技術の大半を網羅しており、驚くほどパワフル。具体的に説明したい。まず以前から取り上げているセルモーターを使わない画期的なアイドルストップ装置を来年から市販化。そして2010年以降は次世代ディーゼル、新しいタイプのAT、ハイブリッド、そして大幅な軽量化に至るまで次々と主役級の技術をローンチ(市販)。こいつに電池技術まで加えれば、転覆寸前のフォードだって立て直せるんじゃないかと思うほど。これらの技術を上手にアピール出来れば、マツダのブランドイメージも大幅に向上すると思う。

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2008年6月24日 (火)

消費税率アップへ

ここにきて突如消費税率アップが話題になってきた。もはや我が国の財政を見ると崖っぷち。ニッチもサッチもいかぬ。特に今後20年くらい続く高齢者問題は、日本の体力を決定的に落とすことだろう。というか、今のシステムのままじゃ絶対やっていけぬ。国家予算の使い方が根本的に間違っていると思う。というか間違っているからこんな多くの借金(国債や地方債など)を抱えることになったのだ。そんな中、大阪府の知事は破綻を防止しようと頑張っている。そしたら激しいバッシング! あんな酷い財政状況の大阪府でさえ、ムダ遣いを是正しようとしない役人気質って凄い! まぁ日本全体を見ると「平成維新」を迎えるまで現在の体制の延命を図ることになるだろうが、その課程で消費税率アップに代表される「痛み」は次々と襲ってくるに違いない。ちなみに「ギブアップ!」となれば、国民全て力を合わせて頑張ろう、という流れになるため、けっこう頑張れると思う。同じ環境であっても、悪くなっていく時より良くなっていくときの方が気楽ですから。早めにギブアップしてくれた方が、痛みを味わう期間は短くてすみます。

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2008年6月23日 (月)

太陽光発電

経産省が太陽光発電の補助を倍増し、1kW当たり35万円(平均的な家庭なら3~4kW必要)という現在の半額程度の初期コストで家庭用システムを導入出来るようにすることを検討しているそうな。半額になれば昼間の電力は電力会社から買うより安くなる。社会のリトマス試験紙のような反応を示す(シャバイ奴だということです)私は躊躇わず導入します。低金利のローンと組み合わせることで毎月の電気代と同等になるし、原油価格が高騰したって怖くない。何よりECO。きっとイッキに普及することだろう。となると面白くなるのがEV/プラグインハイブリッドなどのバッテリーを積んだクルマだ。家で使い切れなかった電力は電力会社に売れるものの、当然の如く自分で使った方が安い。5~6kW程度の太陽光発電装置を導入し、余った電力はEV/プラグインハイブリッドのバッテリーをお腹一杯にしてやればよろしい。ロングドライブ以外、ガソリンなど不要になるだろう。唯一の不安が財務省の判断。消費税を含めればリッター当たり63円くらいブン取っているガソリン諸税の穴埋めをしなくちゃなりませんから。

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水素ハイブリッド

マツダが水素ロータリーのハイブリッド車を発表した。何度か書いてきた通り、水素を直接燃焼させる内燃機関の弱点は「燃費が極めて悪いこと」だ。ホンダFCXクラリティの場合、4kg分の水素でモード燃費の航続距離620km。一方、水素ロータリーハイブリッドの航続距離はモード燃費で200km。水素タンクの容量を発表していないけれど、同じ350気圧タンクなので”ほぼ”同等と考えていい。これまで5倍と言われていた水素消費量はハイブリッド化によって大幅に向上したものの、依然3倍。もし水素がタンク満タンで30ドル程度なら(現在アメリカで販売されている水素は1kgあたり5~10ドル)、水素ロータリーハイブリッドなら同じ走行距離走るのに90ドル掛かってしまう。水素がウンと安ければ水素ロータリーも可能性ありますが……。パワーユニットのニュースがもう一つ。三菱自動車は今秋、パシェロのディーゼルを発売するという。といっても『新長期規制』をクリアしたタイプ(ハイエースやキャラバンのディーゼル、ベンツE320CDIと同じ規制)。ちなみに日本車の場合、商用車登録のみでしか認められない。したがって1ナンバーになることだろう。

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2008年6月21日 (土)

EVキャラバン出発!

どうやら洞爺湖サミットは参加国の「ECO宣言」大会になりそうな流れになってきた。狙っていたワケじゃないけれど、本日出発する『EV洞爺湖キャラバン』が口開けのイベントになる。本来なら10時に東京タワーの下にある東京プリンスホテルで地味に行うハズだった出発式も、松沢神奈川県知事や松任谷氏、ピストン西沢氏、テリー伊藤氏を迎えるという規模に。その後『iMiEV』と『R1e』は2台で北へ向け出発。途中充電を行いながら洞爺湖を目差す。途中、何カ所かでイベントを行い、そこで皆さんに地球温暖化防止に向けた願いを短冊に書いて頂き、北海道に届ける予定であります。近隣の方はぜひとも短冊を書きにきてください。私も24~26日のイベント全てに参加します。デンキジドウシャを熱く語ろうではありませんか。

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2008年6月20日 (金)

たった7人だって!

国交省の天下り団体がクルマの衝突試験を行っているけれど、内容たるや新車認可の際に義務づけられる衝突基準と全く同じ。しかも10年も同じ内容の試験を続けているため、今や自動車メーカーも「事前に受験問題解っている卒業テスト」を受けるようなもの。高得点続出である。そんなことから「今のままでは単なるムダ遣いだ!」と書いてきた。未だ試験内容が発表されると鵜呑みで紹介する雑誌もあるますが……。どうせ新車を壊すなら、リアシートにダミー乗せてデータ取ったり、オフセットの割合を変えたりすればいい。その方が自動車メーカーだって緊張する。しかぁし! 昨日発表された国交省のリリース見たらカンペキに腰砕けになりましたね。国交省、国民から衝突試験についての意見を募集していたのだけれど、何と何と! 1ヶ月募集し、たった7人からしか反応無かったのだという。壊すクルマの代金に始まり、天下りしてきた理事長や、国交省から出向してきた役人の莫大な給料を投じて行っている試験なのに。国民の関心全く無く、私ら専門家も「意味無し!」と投げている試験なんか止めちゃえ! まぁ役人の仕事なんかそんなんばっかりです。

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2008年6月19日 (木)

EVに「有効ポイント」入る

日産はイスラエルとフランスでEV(電気自動車)需要が大幅に拡大することを踏まえ本格的な開発に踏み切ったらしい、と5月にTOPで紹介した。本日付けの日経朝刊によれば、フランス政府は2010年以降新築する家に太陽光発電装置などを義務づけることを打ち出す模様(洞爺湖サミットで公表か?)。三菱自動車がEVをプジョーとシトエロンに供給するという流れも、フランス政府の施策を裏付けている。EVとEVの航続距離を伸ばすため発電機を搭載したプラグインタイプのハイブリッドは、今後急速にニーズ出てくる可能性出てたように思う。ひるがえって環境対応技術世界一の日本であります。政治も行政も3流以下だからして、ダイナミックな環境対応策を打ち出せないまま。もはや国にゃ何も期待すべきでないか? いや。国が何の施策を打ち出さなくても、現在の原油高騰で太陽光発電は普及の一歩手前。EVやハイブリッドも自然に普及しそうな空気になってきた。民間主導で世界一になったワケ。こうなればムダ遣いを主な仕事としている政府も行政も今の規模を10分の1くらいにし(自衛隊や警察など治安維持だけでOK)、全部民間に任せればいい。「幕末」は近いです。

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2008年6月18日 (水)

FCXクラリティ

ホンダがアメリカで世界一カッコ良い燃料電池車『FCXクラリティ』のリース販売を開始する。アメリカでのリース金額は月額600ドル(約6万5千円)とのこと。この金額で燃料電池車に乗れるなら、私だってオーダーします。おそらく原理主義者達は「日本でも600ドルでリースしろ!」と言い出すに違いない。「理由を説明しない限り許せない」と言い寄る輩も出てきそう。ホンダが税金で成り立っているなら公平性って重要。というか公平でなくちゃならない。されど民間企業である。どこでナニをいくらで売ろうと自由。あまりに不公平なら市場からモンク出るだろうが、それだって現時点でも存在する「好き」「嫌い」の範疇だ。ぜ~んぜん気にする必要なし! ただオモテだって理由を問われたら何と答えるのだろうか? ホンダファンを不快にさせない回答を用意しているハズ。このあたり、明日聞いてみるので紹介します。難しい質問された時の参考にさせてもらいたい。

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2008年6月17日 (火)

栄光のル・マン24

一昔前はル・マン24時間の時期になると、開催日の2ヶ月以上前から大いに盛り上がり、予選に一喜一憂し、土曜日なんか23時のスタートから寝不足上等でレースを追ったもんです。なのに、今や昨日がル・マン24時間だったことすら知らないクルマ好きも少なくない。ちなみに今年はトップ6全てディーゼル。アウディ・プジョー・プジョー・アウディ・プジョー・アウディの順となった。日本勢は童夢が完走最下位の33位。林教授率いる東海大学チームは予選41番手と低迷し、レースが始まってもトラブル続出。朝を迎えリタイアとなる。まぁ初チャレンジとしちゃ上々でしょう。ただ東海大学のWebを見ると、あまりの身内ヨイショで苦戦の実態が解らず残念。学生なら商業主義に走らず、客観的なレポートをして欲しかった。昨今は不況のためTVやメディアの報道も無く、身内ヨイショすると余計に厳しい感じ。だって超順調にも関わらず単に運が悪いだけに感じちゃいますから。来年は応援したくなるようなレポートをしたらいい。それにしてもインディ500といいWRCといい、陰が薄くなり寂しい限りです。

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2008年6月16日 (月)

アイドルストップ

トヨタが新しいタイプのアイドルストップ装置を開発した。これまでスターターモーターを使ったアイドルストップ装置の場合、構造は同じ。始動時に普通のセルと同じくリングギア(MT車ならフライホイールの外周にギアが付いている)に飛び込む不快な音を伴った。ミラのアイドルストップも気持ちは良くない。トヨタの新しいシステムは常時セルモーターの歯車をリングギアに噛み合わせておき、始動したらクラッチでリングギアをフライホイールから切り離すというもの。「ギャリン!」みたいな音や振動を出さないという。また電気系統の電圧下がるのを防止すべく、セル起動時だけ小型のキャパシタを併用。ライト類が暗くならないというシステムも加えた。ちなみに機能としちゃリチウム電池使うヴィッツのアイドルストップと同等。それでいてバッテリーは普通の鉛タイプだからして、コストも低く抑えられるという寸法。早ければ今年の末。遅くとも来年早々に市販されるらしい。CVTと組み合わされ、iQにも搭載されるに違いない。義務化される『JC08』モードをクリアしようとすればアイドルストップ装置が絶対必要。今年後半あたりから、各社アイドルストップ装置を続々デビューさせてきます。一番優れてるの、マツダ式だと私は思っている。

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2008年6月15日 (日)

アイドルストップ

トヨタが新しいタイプのアイドルストップ装置を開発した。これまでスターターモーターを使ったアイドルストップ装置の場合、構造は同じ。始動時に普通のセルと同じくリングギア(一般的にフライホイールの外周にギアが付いている)に飛び込む不快な音を伴った。ミラのアイドルストップも気持ちは良くない。トヨタの新しいシステムは常時セルモーターの歯車をリングギアに噛み合わせておき、始動したらクラッチでリングギアをフライホイールから切り離すというもの。「ギャリン!」みたいな音や振動を出さないという。また電気系統の電圧下がるのを防止すべく、セル起動時だけ小型のキャパシタを併用。ライト類が暗くならないというシステムも加えた。ちなみに機能としちゃリチウム電池使うヴィッツのアイドルストップと同等。それでいてバッテリーは普通の鉛タイプだからして、コストも低く抑えられるという寸法。早ければ今年の末。遅くとも来年早々に市販されるらしい。CVTと組み合わされ、iQにも搭載されるに違いない。義務化される『JC08』モードをクリアしようとすればアイドルストップ装置が絶対必要。今年後半あたりから、各社アイドルストップ装置を続々デビューさせてきます。一番優れてるの、マツダ式だと私は思っている。

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2008年6月14日 (土)

ガソリン余る?

原油を精製すると、採れる油種は大体決まってしまう。そいつを上手に使う、ということも重要である。7月の先物相場(東京)で言うと、圧倒的に灯油が高くて109、27円/L。原油は86,52円/L。ガソリン91,55円/L。軽油102、54円/Lといった具合。意外かもしれないが、ガソリンって軽油より安いのだ。しかも原油高騰により絶対的な使用量は急減。クルマやバイク用のエンジンにしか用途の無いガソリンは使い切れなくなりつつあり、今や輸出しなければならない状況。乗用車の売れ行きの半分がディーゼル車になってしまった欧州も同じで、余ったガソリンを輸出してます。日本の場合、不公平な税制なければ、軽油はガソリンより10円くらい高くなると考えていい。本来ならバランス良く使わないとイケナイのに……。されど我が国の役人達はKY野郎ばかり。自分の立場でしかモノを考えられないようだ。直近に発売迫った電気自動車だって何ら指針を打ち出してこない。現在は無税のガソリン諸税なれど、普及したなら必ず電気の税金を掛けられるだろう。いくらくらいになるのか目安くらい出すべき。まぁ役人の本質は「馬耳東風」。役人のレベル高ければ、省燃費技術なんかいくらいでも実用化出来るます。せめて頑張ってる人や企業の足を引っ張らないで欲しい。

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2008年6月12日 (木)

トヨタのディーゼル

トヨタの環境フォーラムには『ユーロ5』をクリアした現時点で世界一クリーン(間もなく日産に抜かれます)な2,2リッター4気筒を含め、3基のディーゼルエンジンが展示されていた。「BIN5やポスト新長期はどうしますか?」と聞いたら「今のところ日米で触媒タイプのディーゼルを出す予定はありません」(ちなみに尿素水を使うタイプの4,5リッターV8のBIN5仕様は間もなく仕上がるそうな)。日米に関しちゃハイブリッドで勝負できると判断しているようだ。「触媒でBIN5をクリアすることなど想定しておらず完全に出遅れた」というのが真相なれど、確かにアメリカじゃディーゼルのハードルが高い。というのもアメリカの軽油価格を見ると日本のような税制優遇無いため、ガソリンよりリッター当たり10円高いのだ。いや、クリーンディーゼル用の硫黄分無し(サルファフリー)の軽油なら、15円以上高くなるだろう。ガソリンより10~15%程度高価なワケです。ディーゼルが30%燃費良くても、燃料代と”行って来い”で15~20%差。40~50万円高くなる新車価格のモトを取りづらい。日本だと”行って来い”で40%燃料コスト安くなります。なるほどトヨタの判断も一理ある。されど世の中の流れは倫理的じゃないことも多い。「空気」としちゃディーゼルの期待値大かと。いずれにしろトヨタが今からBIN5&ポスト新長期に取り掛かったとしても、発売まで下見て4年掛かると思う。

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2008年6月11日 (水)

洞爺湖キャラバン

盛り上がりに欠ける、と言われていた洞爺湖で行われるサミットながら、どうやら最先端ECOカーの大展示会になりそうな雰囲気になってきた。折しもの原油高騰で、今や世界的に省燃費カーが注目されている。言うまでもなく日本の環境技術は圧倒的な世界ナンバー1。世界中からやってくるメディアにとって素晴らしいネタになることだろう。現時点で判明している内容をつらつら上げると、トヨタはハイブリッドカー78台を移動用手段として提供。三菱自動車もiMiEVを20台出す。日産がクリーンディーゼルを。ホンダFCXクラリティ。マツダに聞くと水素ハイブリッドを持って行くのだとか。どの技術も世界的に見れば圧倒的に進んでいる。iMiEVなんか乗ると驚きますから。FCXクラリティだって来月販売してもおかしくないクオリティを持つ。日本EVクラブの『洞爺湖キャラバン』も話題になることだろう。私は6月24日スタートの盛岡~洞爺湖間の運転手をやりますので、お時間あれば遊びに来てください。洞爺湖キャラバンの詳細は日本EVクラブのWebに間もなくアップされる予定。

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2008年6月10日 (火)

日産のディーゼル

日産が「ポスト新長期規制をクリアしたディーゼルを6速マニュアルギアと組み合わせXトレイルに搭載。9月に発売する」という発表を行った。なぜ欧州で販売している6速AT仕様を導入しないかという理由についちゃ日記を御覧頂きたく(決定的な理由はMT用より一回り大きくなってしまうAT用の排気ガスの後処理装置が物理的に付かないこと)。ディーゼルの関連記事は本日の新聞やネットのニュースに溢れているけれど、まぁ興味深い。日経を見ると「ホンダのディーゼルは日米同時」。読売だと「アメリカの後に日本」。日産がマニュアル車しか出さないことも、皆さん「マニュアルの方が楽しい。クルマ好きに訴えたい」という日産の発表を鵜呑みにしちゃってます。逆に日産が全くコメントしていない価格についちゃ「ガソリンの20~30万円高になる」だって。『ユーロ5』や『BIN5』そして『ポスト新長期』という排気ガス基準についての解釈もマチマチ。排気ガス基準の詳細はこちらを御覧下さい。また、ディーゼルについての記事はこのWebでも沢山書いてます。興味ある方はこちらでどうぞ。

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首都高1200円へ

潤沢な予算にモノを言わせ、腕利きの代理店に「値上げ作戦」を練らせているのだろう。首都高の値上げ発表が迫ってきたらしい。ここにきて首都高値上げを叩きそうなマスコミにバンバン広告を出し始めた。TVなどスポット広告でなく、番組の提供になっているから仕込みは入念です。距離制導入に名を借りた首都高の値上げ、どうやら最高額が1200円になりそうなのだ。一時は1000円あたりを考えていたようだけれど、「首都高の大規模工事を見せたらマスコミの連中は大喜びしてた。もっと搾取出来そうだ」となった模様。オタンコなことに、首都高は依然「値上げじゃない!」と言い張ってる。されど首都高のWebを見ると明らかに値上げでしょ! なんせ「値上げになるお客様は全体の46%。32%は変わらず、22%が値下げになる」と書いてあるのだ。32%変わらずなら、46%-22%で、24%分の値上げだろ! なのに「料金収入は変わらない」だって。ETCの利用率だって80%を超えたと自画自賛してるが、休日の料金所で見ていると、有人ゲート使っているお年寄り多い。休日のETC利用率を発表しろっての! 首都高の値上げは、間違いなく一般道の渋滞を招く。居酒屋タクシーよりよっぽど実害大きいのに、皆さん解り易いことしか怒ってくれません。PS・首都高の休日のETC利用率は国交省のWebで公表されてました。休日は4台に1台がETC無しという状況。

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2008年6月 9日 (月)

輸入車厳しい

日本車の販売台数は5月の統計で対前年比98,6%。1月~5月の累計でも102,2%と、何とか底を打ったように見える。5月からのガソリン高によって6月以降落ちる可能性あるものの、そろそろ実需ベースになってきたのだろう。一方、輸入車は未だ底を打っていない。月販1000台以上のメーカーの中で対前年比100%を超えているのは新型A4が好調なAUDIだけ。好調と言われるVWで90%。BMWなど68,3%という数字だ。TOPで何回か書いてきた通り、ここ20年。輸入車メーカーは輸入車好きを育ててこなかった。ベストカーやカートップといった発行部数の多い雑誌を「直接的なユーザー層じゃない」という理由で軽視してきた結果、完全にヒール(悪役)のイメージが定着してしまったように思う。つまり「輸入車は興味なし」というクルマ好きを多数創り出してしまったのである。インポーターも危機感を持ち始めたのだろう。ユーロ高にもかかわらず、VWやベンツ、BMWといったドイツ系メーカーは、相当頑張った価格設定かと。それでも台数落ちているあたりに深刻さが出ている気がします。これまで私は輸入車に対しても国産車同様辛口だったため(当然ながら先方から見ればイヤなヤツだワな)、あまりお付き合いしてこなかったが、やっぱり輸入車にクルマ好きのツボにガッツリ入る魅力がある。もう少し輸入車の魅力を紹介していくつもり。そうそう。現代自動車はいよいよ厳しい。全くヤル気も失ってしまったらしく、もはやマスコミの取材さえ受け付けてくれない状況。撤退間近か? 輸入車の統計はコチラで。

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2008年6月 7日 (土)

ついに縮小均衡へ

アメリカの自動車メーカーが大規模な縮小均衡策を取り始めた。ここ数ヶ月のガソリン超高騰により、100万円以上の値引きしてもフルサイズカーの売れ行きは急減。もはや生産ラインを稼働させられる状況じゃなくなった。GMはハマーを手放すようだけれど、デガいクルマに将来など無いということなのだろう。されどアメリカの自動車史を見ると、生産量の変化など珍しくない。ただ「今まで」と違うのは、事務系社員の大幅削減も行うこと。GMもフォードも会社の規模を半分くらいに小さくし、換金できる資産を全て売却すれば生き残れるかもしれません。なんでアメリカがこうなってしまったのか? いくつか要因あるけれど、15年ほど前からアメリカの有識者達は「カーガイが減った。クルマに夢を持てない社員が増えた」と口を揃えて言ってました。カーガイとはクルマ好きのこと。実際、新しい技術をローンチ(市場に出す)する意欲無く、モータースポーツ分野でも世界一になるという夢を捨てた。現在日本の自動車を支えているのは間違いなく30歳代後半以上のカーガイです。今のアメリカは15年後の日本の姿か? 中国に行くとカーガイばかりで驚く。

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2008年6月 6日 (金)

各社の短評など

ということで昨日の続きを。●トヨタ 様々な技術に取り組んでいるものの、最近「水漏れ」も少なくない。アメリカ市場の大型車低迷や、触媒式クリーンディーゼル、そして安価&シンプルなハイブリッド戦略などは想定していなかった模様。結果、売れるモデルは生産追いつかず供給不足。一方、売れないモデルも多数出現してしまった。現状は敵失で好調。相当の危機感を持っている? ●ホンダ トヨタほど磐石な開発体制じゃないが、朝令暮改的な方針変換を躊躇わないのが魅力。昨今のような激しい環境変化に強い、と言い換えてもよかろう。ここにきてECO側(原油高騰を予想)に大きくハンドル切ったように思える。原油高騰時代の乗り切りも可能だろう。●日産 政治的な判断を下すケースが増えている。インドや中国の対応もダイナミック。されどECO技術という点からすると、これといった「飛び道具」を持っていない。このまま原油高騰続くと厳しいかも。●マツダ セルモーターを使わないアイドルストップシステムがスタンバイしている。この技術、実現すれば画期的です。小型車はスズキとジョイントか。●三菱自動車 ECOカーはEV頼み。1,5リッター以下の省燃費モデルを持っていないと原油高騰続いた時に売りやすいモデルが無い。クリーンディーゼルの開発に成功すれば急上昇。●スバル あまり認識されていないけれどフォレスターの世界的ヒットで国内の工場はフル生産状態。ECO意識やや薄れてます。●スズキ コンパクトカーを得意としているメーカーは基本的に有利。ホンダ以上に方向転換早い。●ダイハツ スズキと同じく有利。製造コストを一段と低減できれば素晴らしい。

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2008年6月 5日 (木)

恐竜は滅びる

環境の急激な変化は、どう判断すべきか悩ましい。「ガソリン高は恒久的」と判断したなら燃費の悪いクルマを値が付くウチに手放し、燃費良い車種に買い換え、一時的な高騰だと考えるのであれば、「クルマに乗る距離を減らす」といった対応策を取り、時間の経過を待てばいい。原油価格が高いなら高いで、対応策も多いのだ。一般的に「抵抗勢力」は後者。いち早く見切りを付け、新しい価値観に切り替える人は「いつまでも燃費の悪いクルマに乗ってろ!」と思ってます。この手の判断、大なり小なり古今東西フィクションノンフィクション問わず珍しくないこと。ま、個人なら判断ミスしたって損失は微々たるモノ。されど自動車メーカー規模になると難しい。開発に着手してから商品になるまで早くて3年。新しい技術を入れるとなれば、もう少し長いスパンが必要。ここにきて最近のガソリン高を「一時的な高波」だと考えるメーカーと「もはや決断点に来た」、と判断するメーカーがハッキリ分かれ始めた気がする。前述の通り「抵抗勢力」は守旧派。歴史を見ると「緩やかな変化」なら、「基本年功序列たまにゃ若い奴らの意見を聞こうか」的な判断が功を奏す。されど急激な変化だと「先見の明」を必要とします。急激な変化に全くついて行けてない絶滅危惧種である自動車ヒョウロンカから見た各社の動向は明日に。

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2008年6月 4日 (水)

郵便事業会社

多くの新聞は昨日の一面に「郵便事業会社が所有する全車をEVにする」という記事を載せた。確かに面白いネタかもしれないけれど、その実態は月販220台規模。三菱、スバル、日産がEVの販売を表明してるから、1メーカー当たり70台少々という微々たる台数である。かつての郵政省は「郵便配達専用車」(バイクも)を作らせてきた実績もあり「凄い社会貢献をしますよ!」みたいなPRをしたかったのだろう。そいつに新聞はまんまとノせられたワケ。確かに親方日の丸だった郵政省時代なら採算を度外視し、高価なEVも買えただろう。されど今や郵便事業会社になったのだから、コストパフォーマンスが要求される。月に70台規模じゃ量産効果も期待出来ません。専用車を開発するメーカーは無いと思う。国が重い腰を上げ、都市部に小型EV専用の荷下ろしスペースを設けたりするなど利便性向上の施策すれば、予算を投じることなく普及するでしょうけど……。まぁオタンコな政治や役人に期待しちゃイカンですな。バッテリーメーカーが「しばらく儲からないけど将来を考えやる!」と覚悟を決め、日産方式のように「バッテリーはレンタル」とする方法がEV普及にゃ効果的だと思う。

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2008年6月 3日 (火)

ハイオク180円突破す!

レギュラーガソリンがいともたやすく170円を突破した。ハイオクなんか180円超えである。このあたりがガマンの限界値かと。これ以上高くなるようなら、皆さん抜本的な対策を考えるだろう。というか、すでにホンキで燃費の良いクルマに買い換えるべきガソリン価格なれど、安くなることを期待して「待ち」なのかもしれません。今年秋から続々登場してくる省燃費車を待つという作戦もいい。いずれにしろガソリン高騰の対応策として一番簡単なのがクルマの乗り換えだ。リッター10km走るクルマに乗っている人は、プリウスの中古車あたりに換えるだけでガソリンコスト半分になります。現在170円であれば、実質的に85円という感覚に。シビックハイブリッドなどでもリッター100円感覚。通勤用車はミラのアイドルストップ付きにするという手もある。これまたリッター20km近く走ってくれるから嬉しい。『カーセンサーネット』で燃費の良いクルマを探してみてください。

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2008年6月 2日 (月)

WRC注目度低迷

WRCを見ていると「ニワトリが先かタマゴが先か」をイメージしてしまう。現在行われているアクロポリスラリーで新型インプレッサのWRカーがデビューしたのだけれど、全く話題になっていない。もちろんユーザーの感心の薄さもあるんだと思うけれど、メーカーが全くアピールしないというのも不思議なことのように感じます。もしかすると担当者自身「クルマの売れ行きに関係ない」と投げちゃってるのかもしれません。少なくない予算を投入し、メーカーの威信をかけて戦っている現場からすれば寂しいことだろう。スバルのブランドイメージってWRCあってのことだと思うのだけれど……。スズキも今シーズンからWRカーを投入。本格参戦しているのだが、これまた「魂のアピール」をしていない。モータースポーツは文化。雑誌のページを買って宣伝しても魂にゃ響かないのだ。フェラーリはF1で長い間低迷していた。それもフェラーリの歴史の一つです。勝てないことはカッコ悪いことじゃない。勝てない人がいるから勝った人がカッコいいのだ。

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