引っ越します
昭和の日を記念して本日より日記は新しいサイトに引っ越します。過去ログも新しいサイトで御覧になれます。
新しいサイトはコチラです
最初は見慣れないと思いますが、順次改良していきます。
現在発売中のCT誌でGT-Rの開発を担当している田村さんにインタビューしている。GT-Rの大きな不思議の1つは、
ニュルのラップタイムについてずっとスゴイでしょPRしてきた割に、ニュル24時間レースから逃げていた点でございます。というか出てるけれど遅かったのだ。ブランドもヘチマもなし!
この点を田村さんに問うてみたら、何か言いたそうだけれど言わない。なにしろゴーンさんは「やめちまえ!」
派です。社内でのハードルある状況だったと思う。ただ何の根拠も無いけど「田村さんとしちゃ超出たいんだろうな~」と感じた次第。だからこそCT誌の記事でニュル24時間レースについて書いた。
そしたらどうよ! 昨日(4月28日)に出るという発表! しかも3チーム! 今までに無い体勢
だ。ドライバーもタイムアタック要員をキッチリ準備している。4月14日にインタービューした時の私の願いは「予選だけでもサスがGT-Rとウナるタイムが見たい!」。すでにその通りの準備をしていたのでございます。
きっと田村さんは「言われなくたって出ますよ! やりますよ!」とノドの
トコロまで出ていたことだろう。今年のニュル24時間レースで目立てば、きっと世界中のクルマ好きの注目を浴びると思う。GT-Rというクルマ、レースから生まれてきた。逃げていること自体、間違っていたんだと考える。
・日産のプレスリリース
日産に限らず、ハッキリとした結果が解る勝負嫌いの世代は(この世代が親の時は子供の運動会で駆けっこを止めろと主張したほど徹底してる)徐々に現場から引
退しつつある。こらもうニュル24時間レースだけに限らない。いろんな場面で日本車は勝負に出てくると思う。期待していいです。
連休の序盤ということでギョウカイはニュースもないため超ヒマネタっす! 以前から気になって仕方ないのが、中国の『Aliエクスプレス』という通販サイト。どの商品を見てもケタ違いに安い! 例えばクルマのコンディションをチェックするためのOBD2(ダイアグノシス)なんか4千円で売ってます。
メーカー別のドレスアップパーツなんかも安価。『BMW』と入れて検索すると、トンデモない金額のパーツがゴソゴソ出てくる。もちろんガラクタの類いも多いけれど「この金額なら捨てたと思って試してみようか」という気分になっちゃうモノに出くわす。だからこそ連休中のヒマネタなのだった。
個人的に「おお!」と思うのはバイク用品。ヘルメットなど命に関わるパーツを除き、ウェアや盗難防止アラーム、グローブ、インカムなどバリエーション豊富。折れる可能性あるブレーキ&クラッチレバーなど買い置きして様子を見るなんて作戦もいいか? とにかく徹底的にリーズナブルである。
Ali
エクスプレスの利用者の反応を見ると、これまた玉石混淆。製品のクオリティも玉石混淆。実物はチェック出来ませんから。でも本物(一流ブランドも中国に工場をたくさん持っている)を横流しているケースが少なくないことを考えれば「当たり」だって混ざっていることは想像に難くない。
とにかく扱っている商品の数は膨大! ナニか面白いブツを見つけたら教えてくださいまし!
そもそも甘利なる輩が日本を代表していることに大きな疑問を持つけれど、TPPの日本側の譲れない点は豚肉と自動車だと言われている。さて。自動車はナニを持って譲れないと言ってるのだろうか? いろいろ取材してみたけれど、よく解らない。表向きはクルマの安全基準でモメている、となってます。
軽自動車ワクの撤廃や、アメリカ車の輸入目標の設定とかじゃ無い模様。そもそも軽自動車は日本の自動車メーカーだけに限ってないです。排気量による課税システムの変更をしろ、と言ってきてるならクルマ好きにとっちゃ大いに歓迎したい。排気量大きなクルマを中古車で楽しめる。
日本側がアメリカの輸入関税(乗用車2,5%。SUV25%)撤廃を主張しているのかとなれば、これまた10年後にゃ日本からの輸
出など微々たるモノ。すでにホンダなどアメリカで売っているクルマの90%以上が現地生産だ。マツダのように現時点で輸出主体のメーカーも、メキシコ工場が稼働する。
自動車メーカーに聞いてみた。すると「よく解らないんです」。自動車メーカーが強硬に反対しているという図式ではなさそう。
自動車ギョウカイの事象を追いかけている私としちゃ気になって仕方ない。もしかして自動車問題以外も、甘利一派の独り相撲なのか? 御存知の読者諸兄がいたら教えてください。
本日は下に頂いたコメントを反映させていただきます。
追記/TPPの自動車の件、様々な専門分野の人に聞いたら少し解ってきました。そもそも原点に戻ってみたい。日本側に何らかのメリットが無いと、TPPそのものを推進する意味も無し。そこで日本政府は自動車でメリットある、と主張してきたワケ。されど自動車業界はTPPに頼る必要も無い状態。
御存知の通り我が国は部品調達を含めた現地生産が進み、貿易赤字垂れ流しでも国際収支は大黒字。輸出しなくても利益が上がる構造になっている。もっと言えば「TPPなんて日本にとってメリット無し」ということになる。だったらなんで参加することになったのか? オタンコな話になってます。
ニュースを見てたら管官房長官が「安全基準は絶対譲れない!」とキッパリ言っていた。どうやらTPPの自動車分野のことのようだ。もしかしたら管官房長官って日本の安全基準の方が厳しいと思っているのか? だったら根本的な間違いをしている。有史以来、日本の方が厳しい安全基準としたことは一度も無い!
古くは1980年代に側面衝突用サイドインパクトビームの問題が起きたし(日本車は入っていなかった)、エアバッグの標準装備化もアメリカで始まったこと。直近だとIIHSのスモールオーバーラップだってあります。日本の基準よりアメリカで販売されているクルマの方が安全基準は常にワンランク上なのである
ちなみにアメリカ車を日本で乗ろうとした場合、最も大きい問題になるのは排気ガス規制。日
本の排気ガス規制ってアメリカをパクッた内容になってる。なのにアメリカ車を日本で登録しようとしたら、高い金額を払って再テストしなくちゃならない。こ
らもう非関税障壁と言われたら、その通りである。
左側通行用になっているヘッドライトや、バックミラーの曲率(アメリカは望遠レンズ)、キーレスエントリーの周波数だけ変えれば問題なし。国の窓口になってる官房長官が明らかにデタラメを言ってるようじゃ(国交省の責任です)、自動車以外の分野も同じようなことなんだと思わざるを得ない。
ニューヨーク、北京のモーターショーで多くの新型エンジンが登場してきた。最も気になったのはスズキの2気筒800ccディーゼルである。出力やトルクなどスペックを公表していないものの、なかなか興味深い。例えば噴射圧。今や2000気圧の時代ながら、145気圧と低
い。ただ中途半端な数値だったりして。
普通のポンプだと数十気圧が限界。かといって2段階の圧縮を行うコモンレールなら、最低で1000気圧を超える。スズキによれば「簡易式の2段階」なのだという。しかもインジェクターはピエゾでなくオーソドックスなソレノイド。ここから得られる結論は
「コストパフォーマンスが高い」でございます。
間違いなくユーロ6やポスト新長期規制に代表される日米欧の最新基準はクリア出来ない。けれどインドなど新興国の主力となっているユーロ4相当なら十分対応可能。新興国は不純物の少ない精製された軽油が条件になるユーロ5を導入することが難しいのだった。当面ユーロ4までだと思う。
このレベルなら酸化触媒さえ不要。クリーンに軽油を燃やしてやるだけでOK。それでいて従来のディーゼルより圧倒的にクリーンだ。製造コストだって驚くほど安いんじゃなかろうか。新興国だと落としどころ。きっと大いに売れるかと。ただ残念ながら先進国の規制をクリアすることは無理。
このエンジンを搭載したクルマは素晴らしく楽しいと予想する。今や絶対的な動力性能の高さなど望まれない。街中を普通の速度で走って気持ち良いクルマこそ必要だと思う。クルマの原点ですね。もちろんディーゼルでなくてもよろしいかと。シトロエンの2CV
とかヨタハチみたいなクルマに乗りたい。
韓国のフェリー事故の教訓は「自分で判断する能力を持つ」ということだと思う。例えば地球温暖化。未だに多くの人達が妄信
している。しかし少し調べてみれば、数年前と全く状況は変わっていることに気づくだろう。そもそも本当に人類にとって危機的な状況であれば、お金でカタを付けるなんてコトはしない。
考えて欲しい。フロンガスによるオゾン層の破壊は、地球上の生物にとって決定的な危機的状況を招く。だからこそ宗教を問わず世界中の国があっという間に、お金の問題抜きで禁止とし、今やオゾン層を破壊するフロンについちゃ全く生産されていない。一方、二酸化炭素の問題は必ずお金とリンクしてます。
アウトランダーPHEVのリアサスペンションブッシュも、三菱自動車に聞いたら「安全上の問題は無い」と言っている。しかし畑野君のショップに入った走行2万kmのブッシュを見ると、私なら信じない。畑野君曰く「2万km台でぐにょぐにょ動く」。3万km走ったアウトランダーPHEVは隙間が見えるという。
・ブッシュの状況
普通に走っていれば問題ないだろうけれど、ABSや横滑り防止装置の介入でホッピングやジャダーを起こしたら、正常なブッシュと全く違う挙動を起こすだろうコトは想像に難くない。私はアウトランダーPHEVを強く推奨しているが、この点だけ「ナンとかした方がいい」と書いておく。心配です。
といってもサンコーワークスのブッシュをすすめているワケではない。どこの製品だってOK。純正ブッシュを1万km毎に交換したっていいと思う。とにかくグニャグニャになったブッシュじゃ心配なので交換することをすすめておく。私たちメディアの役割は、いろんな情報を発信すること。判断は皆さんに任せます。
2リッター最速を目指しているホンダや、同じく2リッター車でニュル24H耐久レースのクラス優勝を目指しているスバルに
とって、驚愕の性能を持つライバルが登場した。VWゴルフの『400R』である。スペックを見るだけで「ホントかね!」とタマげる! なにしろ2リッター
4気筒で400馬力なのだった!
WRCの技術をフィードバックしたということで、最大トルク45,9kgmだって! ちなみに今まで2
リッター最強のエンジンはAMG A45の360馬力/45,9kgm。ニュル1番を狙うシビック・タイプRも、新型WRXのSTIもA45にすら及ばな
い。400Rがタイムアタックやニュル24Hに出てきたら手ごわい。
もちろん日本のメーカーだって対抗できるポテンシャルは持っている、
と信じたい。例えば現行WRX STIのエンジンも、グループN用はコンピュターを変えるだけで50kgm以上のトルクを出す。吸気制限しなければ400
馬力くらい出せることだろう。ホンダだって時間と予算を投じることにより戦えるかと。
ただそこまでの根性を出せるかどうか、です。STI
に搭載されるEJ20の進化はラリーに出なくなった時点で”ほぼ”止まった。6年間そのままということ。ホンダだって技術者達が大喜びでタイプRを開発し
ているような雰囲気じゃない。「社長から難しい宿題を出された」という感じ。ナンか歯車かみ合ってない感じ。
ホンダはこの際「始めたんだから徹底的にやれ!」でもいいし、スバルなど4WD技術を活かせる得意のフィールドであるラリーに戻ってくるなんていい。自分の持ち味を引き伸ばさないとライバル達には勝てぬ。このあたりで冷静になり、担当者の好みで無く自社の得意分野を思い出したらよいと考えます。
新型スカイラインがトンデもないことになってます。以前も書いた通り販売目標は超弱気の月販200台。多く公表して目標に
届かなかったら出世や給料査定に響くから、という日産の元気の無さを象徴するような台数だった。しかし! フタを開けてみたら受注台数あっという間に4千
台をオーバー!
何とイキナリ2年分近い台数が売れてしまった。トンデもないの、ここからです! 納期2年近いかと思いきや、何と2月の登
録台数1533台! 8か月分を売ってしまった。凄いのが3月で、15か月分に相当する3千台以上登録している! 2か月間で23か月分ということです。
バックオーダーも千台程度。
よくぞ生産出来たモンだ感心しきり。普通、月販200台の販売計画なら、頑張って倍くらいしか作れない。スカ
イラインのような稀少部品の多いハイブリッドならなおさらだ。どうなっているのだろうか? いずれにしろ新型スカイラインが売れるのは喜ばしいこと。日産
には依然として良いお客さんが残っている。
そして5月に量販モデルである2リッター4気筒直噴ターボの追加となります。Eクラスなどに搭
載されているベンツ製の211馬力&最大トルク35,7kgmは、3,5リッター級ターボ無しエンジンと同等の出力を発生させつつ、2、5リッターター
ボ無しエンジン程度の燃費というバランスの良いパワーユニットだ。
価格次第じゃ相当魅力的なクルマになる可能性大。ステアリングバイワイ
ヤは不要なので、60km/hから停止出来る自動ブレーキなど安全装備満載にして頂きたく。で、400万円前後の価格設定にしてくれば、輸入車に流れているクルマ好きのユーザーを引き留められることだろう。大いに期待したい。
ニューヨークショーで次期型ロードスターが発表されると大騒ぎになったものの、フタを開けたらシャシだけでございました。
ガッカリした人も多いことだろう。ただいくつかのことは推察できる。まず一番気になるエンジンだけれど、2リッター系のビッグブロックじゃなく1,5リッ
ター系のスモールブロックだ。
アクセラの1,5リッターと同じスカイアクティブの直噴です。排気量は当然解らない。1,5リッターという可能性が高いけれど、初代に戻って1,6リッター程度になる可能性もある。100cc程度の排気量アップなら簡単に対応出来ることだろう。トルクを考えれば1,6リッターくらい必要か?
漏れ伝え聞くところによると、車重は1トンを切るか切らないかの勝負になっているそうな。このあたり、国や地域による装備差などあるから難しい。一番重くなるだろうアメリカ仕様で1030kgになっても、スモーオーバーラップに対応しない日本仕様であれば1000kgを切ることだろう。
逆に日本もアメリカも共通ボディでやるとすれば、1000kgを少し超えても素晴らしいことだと思う。御存知の通りハイオク仕様のスカイアクティブGは、普通のエンジンより10~15%くらい常用回転域のトルクが太い。1トンのボディであれば、1,5リッターで十分楽しい動力性能を確保出来るハズ。
ちなみにボディの公開は最短で7月くらいになると思う。9月に入れば間違いなく全貌が公表されることだろう。最近のマツダのことだからデザインは大いに期待していいかと。アルファロメオバージョンも楽しみだ。どちらかと言えばトラッドな雰囲気を売りにしてきたロードスターながら、次期型は攻めて欲しい。
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