ビアンテ登場~スタイル、インテリア編~
マツダから新しいミニバン、ビアンテが登場しました。すでにマツダにはMPVとプレマシーがありますが、今回のビアンテはその間を担う背高ミニバンの役目を補う形に。その姿形は大きく変貌を遂げていますが、実質的にはかつてのボンゴフレンディの後継車となります。
まずはスタイリングですが、このビアンテでやはり最も気になるのはフロントフェイスのこの存在感。ワル顔が蔓延るミニバンたちの中でもダントツにインパクトのある顔つきです。サイズも一回り大きいヴェルファイアよりもバックミラーに迫ってきてほしくない…? ヘッドライトのツリ目具合も、これまでのマツダ…いや、国産車の比ではなくそれをつなぐ極太のメッキモールに、これまた国産車最大?現行のプジョー車さえ上回るのでは?とも思わせる巨大なフロントエンブレム。とにかくライバルを含め、真正面から見るとこのビアンテのスタイリングの特異性を感じさせます。
その思いきりツリ上がったヘッドライトは、そのままサイドウインドーへとつながる斬新な処理。これは比較的低めのラインに施される大きなグラスエリアをできるだけスポーティな印象にしようとしたマツダデザイナーの意欲が感じられます。ちなみに今回新たに「nagare」(流れ)というイメージコンセプトを追加。止まっていても、走っているように感じさせる流動的フォルムということで今後のマツダデザインの新たな方向性がこのビアンテから伺えます。
結果的に、その強烈な顔つきも含めて最初に公開されたフォトを見た時は相当強いインパクトをいろんな意味で受けました。しかし、実際直接見た時はなかなかどうして結構カッコよく感じました。それでも好き嫌いが大きく分かれるスタイリングであるとは思いますが、ライバルの中で見た目の存在感が大きいことは間違いないでしょう。
フロント側では様々な見どころがあるものの、全体的なフォルムやプロポーションは結構シンプルである事に気付きます。サイドビューはブリスター状のラインで平べったい印象は全くなく、このあたりは5ナンバーサイズにこだわらなかった優位点が明確にでているのではないでしょうか。リアは横長のテール、バンパー内に縦型の反射板を配置し(少しエルグランド似?)、クリアのテールランプ内にエンブレムが収まるという少し変わった造形になっています。
サイズは全長4715mm×全幅1770mm×全高1835mm×ホイールベース2850mm。ライバルとなるノア/ヴォクシー、ステップワゴン、セレナと比べるとやはり全幅の大きさが目立ちます。ちょうど大きさ的には、デリカD5のC2とほぼ同じ大きさ。しかし、最小回転半径は幅広ボディ故に切れ角を大きく取れる恩恵で5.4mと抑えられており(デリカも同じ)、3ナンバー化による街乗りでのハンディは最低限に抑えられています。
インテリアは、マツダ車全般にも通じるクリーンかつシンプルな印象。先述したようにグラスエリアがとても広く、ミニバンらしい開放感を味わえます。注目は、ダッシュボード上に配置されるトップマウントワイドメーター。マツダ車としては初の試みとなるいわゆるセンターメーターですが、スピード・タコメーターは運転席寄りに配置されており、また、ドアを開けた瞬間からエンジンスタートまでレッドのイルミネーションの演出が施されており、その雰囲気・視認性・質感は抜群。また、助手席や後席からもメーター類やエアコン表示、時計などが見やすい点も◎。シフトノブはインパネ上にセットされ、エアコンやナビシステム、ハザードランプなどの操作性も上々。メーターを除き、インパネの全体的な質感がもう1歩な点と全体的に小物入れが少なく、収納性が劣るのは少し残念。
インテリアカラーは、ブラックとライトベージュ。ノーマルグレード・スポーツグレードに関係なくインテリアカラーを選べる点は「スポーティ=ブラックのインテリア」という固定概念をユーザーに押し付けるメーカーが多いだけに、高く評価したいところです。また、20Sと23Sにはデミオでも好評の汚れがつきにくく、掃除しやすい加工が施されたクリーナブルシートが採用されています。
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