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2008年6月30日 (月)

エスクードがマイナーチェンジ! 

登場から20年、元祖コンパクトSUVの元祖ともいえるエスクード。そんな現在3代目となるエスクードが、ビックマイナーチェンジを実施しました。

現行モデル登場は2005年。RAV4から火がついたいわゆる「シティ派SUV」のごとくスタイリングはかなり洗練されましたが、中身は縦置きエンジン&FRベースの本格4WDシステムとクロスカントリーとしての性能もキッチリと持ち合わせており「見た目だけ」のSUVでないという所が特徴的です。

そんなエスクードですが、今回のMCでのエクステリア面での変更は最小限。フロントバンパーやグリルなどが変更されていますが、これは旧モデルと直接見比べなければ分からないレベル。他に18インチアルミホイールの採用(V6モデル)やドアミラーウィンカーの採用(一部除く)程度の変更で、見た目だけでは新型モデルの進化というのはほとんど分かりません。

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インテリアは、スイッチの配置などを変更し最適化。デザイン変更を受けた自発光式メーター(220km/スケール)の採用やベンチレーションの追加もされていますがこれも若干の違いといった程度です。

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しかし、メカニズム面は大幅な改良が加えられました。今回のMCでの最大の変更点と言ってもいいのが2種類のエンジンを両方新開発の最新モデルへとスケールアップされたこと。4気筒モデルは、従来は2L。大型化するライバルに合わせエスクードも立派なサイズへと成長、それに伴い車重も増加しましたがエンジンは基本旧型からのキャリーオーバーであり、やはり動力性能面ではいささか不利なモデルでした。それが今回のMCによって、排気量は2.4Lまで拡大。性能も166ps/6000rpm22.9kg-m/4000rpmと大幅に向上しやっとライバルに肩を並べる動力性能を手に入れました。またスズキ初のロータリーバルブ可変吸気システムが採用されておりバランサーシャフトの追加なども相まって性能だけでなくフィーリング面での改善も大いに期待できます。トランスミッションはMC前モデルと同じ、4ATなのはスペック上少し残念ですが直4モデルには今では貴重な5MTモデルもそのまま用意されています。

そしてV6モデルのエンジンは、排気量を2.7L3.2Lへと拡大。このエンジンは米国で販売されているXL73.6Lエンジンがベースとなっているようです。とはいえ、そのままそのエンジンを搭載することなく国内での扱いやすさや税制面での配慮がなされている事が伺えます。可変バルブタイミングシステム(VVT)や制振動構造樹脂製ヘッドカバー、ローラーロッカーアームを採用し、こちらも224ps/6200rpm29.0kg-m/3500rpmMC前よりも大幅にパワーアップしています。また、レギュラーガソリン指定というのもこのご時世にありがたい設定。トランスミッションはこちらもMC前と同じく5ATが採用されています。

また、AT車に採用されている(V6モデルに標準、2.4XGにオプション)急な下り坂をドライバーのブレーキ操作なしに一定速度で降坂することができる「ヒルディセントコントロール」や上り坂での発進時にドライバーがブレーキペダルからアクセルペダルに足を踏みかえる一定時間(2秒間)車両の後退を防止する「ヒルホールドコントロール」はオフロード性能を忘れていない…むしろ重要視しているとも言えるエスクードらしいメカニズムです。加えてリアブレーキのローターがベンチレーテッドタイプに変更されたのも嬉しいニュース。

もちろん、オフロード性能をさらに向上させるに伴ってオンロード性能にキチンと磨きをかけています。FRベースの4WD、縦置きエンジン、ビルトインラダーフレームの採用などによりオフロード性能ではライバルたちを大きくリードするものの特に常用域でのNVH性能は、逆に差をつけられていました。そこで今回のMCにより、エンジン変更に加えて前後プロペラシャフトのジョイントに振動伝達の少ない「スライド可能式等速ジョイント」の採用、シリンダーブロックの剛性やブロック同士の締結剛性の向上化、エンジンマウントの大型化など見えない部分にも大きくメスが入っています。また、フロント・リヤのドアトリム下部には、車外からの騒音の侵入を抑えるシールゴムが追加され静粛性の向上に各部余念がありません。

さらに秋ごろの販売となりますが、3.2L車にはアクティブクルーズコントロールやプリクラッシュセーフティの設定モデルも登場し、まさにスズキのフラッグシップモデルに相応しいモデルとなっています。

そして注目なのが、価格設定。これだけ十分な内容を誇りながらほぼフル装備となる2.4XGATモデルで約220万円、サイドエアバックやESPまで標準装備となる3.2XSでも約262万円。コストパフォーマンスは非常に優れていると思います。

また、今お勧めなのがこのMCに合わせて設定された、限定1000台のヘリーハンセンリミテッド。2.4XGをベースに専用エクステリアパーツやボディーカラー、18インチアルミホイール、ロゴ入り専用防水シート、サンルーフ、ESPなどを装備。これで価格はベースとなるXGからの約16万円アップ。XGのサイドエアバック+ESPのオプション価格が126000円。サイドエアバックは装備されないながらも、他の装備なども合わせるとこのヘリ―ハンセンリミテッドのお買い得度は非常に高いものがあります。

見た目の変更は間違い探しレベルで一見地味なマイナーチェンジだと思いきや、中身の変更は通好みが唸る魅力度が満載。前後重量配分がほぼイーブンというなかなかのグットバランスの走りはエンジンの変更や静粛性の向上、新メカニズムの採用などでオンロード・オフロード共にさらに向上している事間違いなしでしょう。

エクストレイルをはじめとするライバル達も強敵ですが今回のMCにより実力は大幅アップ。ぜひ今回を機に改めてエスクードの存在に注目です。

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