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2008年6月18日 (水)

エクシーガ登場!~まずは概要から~

スバルからようやく、待望の7人乗りミニバン「エクシーガ」が登場しました。このエクシーガという名前はご存じの方も多いかと思いますが、すでに10年以上前からモーターショーではショーモデルとして登場しており、先代レガシィ登場以前からすでに開発コンセプトとして考えられていた事が伺えます。初代オデッセイの登場から、今年でもう早14年。「これでもか」というくらいスバルユーザーからの望む声がありながらも干支が1回まわるほどの年月を経てなぜ、ようやく今となっての登場なのか? そんな事を少し念頭に置きながら、紹介していこうと思います。

まずはスタイリング。すでに昨年の東京モーターショーで「エクシーガコンセプト」としてかなり市販化を意識していたモデルが登場していましたが、細かいディティールを除いてはほぼそのままの形で登場した形です。パッと見た印象では、フォレスター+レガシィ-アウトバック、といった感じでしょうか。離れて見ると背の高いレガシィで、そこからSUVの要素を取り除いて出来たような形です。

Ex1

現行レガシィと同時期、45年前に登場していたとしても、なんら違和感なく登場していただろうと思わされるその地味な見た目には残念ながら新鮮味はほとんど感じません。しかし、これは乗用車の延長線上を狙って開発したというスバルの確信犯的狙いなのでしょう。地味な印象で、選択するボディーカラーによっては他社の一世代前のステーションワゴンのように見えてしまうのも事実ながら、堅実なスバルらしい見た目で登場する方が「らしさ」はあります。また、このエクシーガも現行インプレッサやフォレスターと同じく一般的なサッシュドアとなっていますが、ウインドウグラフィックはDピラーを隠すデザイン処理で、レガシィのイメージを上手く引き継いでいます。加えて全車にデュアルマフラーを装着し走りをしっかりと意識させるあたりは、「他のミニバンとは違うんだ」というスバルの控え目ながら明確なアピールを感じます。

Exrear

ボディサイズは、全長×全幅×全高=4740×1775×1660mm全長と全幅はアウトバックとほぼ同じですが、全高は110mm高く、またホイールベースも80mm延長されています。

エンジンは、水平対向2LNAとターボ。キャラクターを考えると、2.5LNAが用意されていても不思議ではありませんが、このあたりは後に追加モデルとして登場するかもしれません。

ここで思うのが、ライバルあふれるミニバンのカテゴリーの中でのエクシーガの絶妙なポジション。ボディサイズは3ナンバーサイズで、それを考慮するとライバルはヒンジドアやスライドドアなどの違いもありますがトヨタではマークXジオ(イプサムもあるがモデル末期のため)、ホンダではオデッセイ、日産ではプレサージュ、マツダではMPV…といったあたり。ですが、いずれも排気量は一番小さいMPVでも2.3LNAとターボ。2Lという事で考えると、ライバルはトヨタでいうとアイシスやウィッシュ、ホンダではストリーム、日産ではラフェスタ、マツダではプレマシー。3ナンバーである点を考えると、2Lも設定するプレマシーが一番近いようにも感じますがプレマシーとエクシーガがバッティングするとは少し考えにくい。そう考えると、2L3ナンバーサイズの7人乗りミニバンというエクシーガのポジションは意外にミニバンの中ではニッチな存在であると言えそうです。

少し脱線しましたが、パワートレーンの方はNA148ps/6000rpm19.5kgm/3200rpm4ATの組み合わせ。幾度となく言ってきましたが、軽量かつ制御に工夫が見られるものの、4ATである事はスペック上ライバルを見渡しても大きなウィークポイント。また多人数乗車が考えられるミニバンである事を考えると数値上では、それほど動力性能に余裕がありそうとは思えません。しかし、ここで注目なのがその車重。今回このエクシーガには、スバルお得意のAWDモデルだけでなくFFモデルも用意。スバルが2LクラスでFFをもつのは久々な事ですが(現行レガシィは全車AWD、インプレッサは1.5LのみFFを用意)、このNAモデルのFFは車重が1500kgを下回っています。これは3ナンバークラスのライバルと比較しても圧倒的に軽量であり燃費もクラストップレベル。ATの面で見た目の弱点が残るもののスバルの軽量化技術が、このエクシーガの走りに大きく威力を発揮している事でしょう。AWDモデルとの車重差は40kg、価格差も15万とその差は少ないものの、税金面や燃費を考えてもFFモデルの存在意義は大きくボクサーエンジン搭載のミニバンというだけでスバルらしさは満点なので、NAではこのFFモデルがお勧め&売れ筋となりそうです。

そして、このエクシーガのコンセプトを最も色濃く強調しているであろうターボモデル。こちらのターボモデルには専用チューンが施されておりレガシィGTから-35psATモデル)の225ps/5600rpm33.2kgm/4400rpmを発生。ミニバンというキャラクターを考え、よりトルクを重視したセッティングとなっています。そしてこちらには、レガシィ譲りのスポーツシフト付5ATを搭載。パドルシフトは搭載されませんが、シフトダウン時のブリッピング機能付きでまたこのターボモデルのみ、スバルお得意のSI-DRIVEも搭載。このエクシーガに対するスバルの熱い意気込みが伝わってきます。

Exeg

写真はターボエンジン

ミニバン内でもパワーウォーズ競争が行われている中ですが、エクシーガの2.0GTの方も車重は1590kgとこれまたライバルに比べて軽量さは絶対的に有利。燃費もNAモデルと大きな差はなく、こちらも性能を考えればクラストップレベルでありレガシィの走りの真髄はしっかりと受け継がれていることでしょう。

足回りはインプレッサやフォレスターに近く、タイヤサイズはNAモデル/16インチと17インチ、ターボのGT17インチ。GTはフロントブレーキが1サイズ大きいものとなっています。

Exsi_2

シャーシは新世代のSIシャーシ

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