ベビーアルファ「Mito」が登場
アルファロメオから、同社最少モデルとなる「MiTo」(ミト)が本国で正式デビューしました。以前からフォトのみいくつか公開されていたので、既にご存じの方も多いでしょう。
まずはそのスタイリング。「ミラノ」と「トリノ」を混ぜ合わせたネーミングのMiTo、同社最上級モデルとなるアルファロメオ8Cコンペティツォーネのデザインイメージを各ディティールにうまく取り込んだものとなっています。そのキュートながらスポーティ、カッコかわいいとも言えそうなスタイリングはまさにアルファの真骨頂。個人的には大好きです。
現在このセグメントは147が担っていますが今度のMiToは、その147よりもワンランク下の位置付け。プラットフォームはフィアット・グランデプントがベースとなっています。
これは、次期147(149?)がかなりのサイズアップをするのを見越してのこと。恐らくは、フィアットのブラーヴォをベースとするのではないでしょうか。ちなみに、先日久々に復活したランチア・デルタもこのブラーヴォのプラットフォームがベースとなっています。各セグメント揃ってサイズアップが図られる中、その弟分のモデルをキチンと用意するアルファロメオの姿勢には非常に好感が持てます。
そんなMiToのボディサイズは、全長×全幅×全高=4060mm×1720mm×1440mm。
全高こそ147とほぼ同じながら、全長は160mmも短縮されています。ボディ形状は3ドアのみ。今ではレガシィくらいでしか見られなくなったサッシュレスドアを採用しており同セグメントのライバルとは少し違う、クーペのような演出も。
エンジンは、ガソリンが1.4LのNAとターボ、ディーゼルが1.6Lのターボという3種類。おそらく日本には、ガソリンエンジン2種が導入される事でしょう。1.4LのNAは、78ps。排気量にしてはえらくパワーがないな、とも思えますがベースとなるグランデプントも(このエンジンがベースなのか未定ながら)75ps。 なぜこのMiToがこんなローパワーのモデルを用意したのかと思い調べると、イタリアでは来年度から新しい道交法が施行予定。その中に、若者の交通事故が増えるのを食い止めようと「免許取得1年未満の者は、車重1tあたり出力が50kW以上の車両の運転を禁止」という項目があり、これに対応したものと考えられます。
日本で言えば初心者でいきなりセルシオやシーマに乗る若者がいる日本も少し異常ですが、このイタリアの新道交法も、車好きからすると少し疑問…。とはいえ、このMiToが若者をメインターゲットにしていることはこのラインナップを見ても明白なようです。
メインモデルとなりそうな1.4Lターボは155ps。こちらはグランデプント・アバルトがベースになっていそうです。 組み合わされるのは6速MTに加え、セレスピードではない、全く新しいデュアルクラッチミッションがどうやら搭載される模様。このクラスでのシーケンシャルシフトの中ではあまり見られないだけに大きなセールスポイントとなりそうです。
価格は、次期147が価格アップし、フィアット500の価格差を考えると250万円~300万円くらいでしょうか。おそらく、本国やヨーロッパでのライバルとなるのは全世界的に好評なセールスを記録している、MINIでしょう。
日本では待望ともいえる、ベビーアルファの登場。そのスタイリングだけでも早くも購入意欲が湧いてくる人も多いのでは? 自分もアルファロメオ大好き人間なだけに日本導入が待ち遠しくて仕方ありません。期待しましょう!
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