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2013年7月18日 (木)

リーフ絶好調に!

アメリカでリーフが売れ始めた! ここ数ヶ月、作れるだけ売れている状況(現状で月産2千台)。在庫は7日間分も無いと言うから凄い。なんで売れているのか? こらもう簡単。アメリカ人が「電気自動車はハイブリッド車より得だ!」と見抜いたからに他ならない。この流れ、もう止まるまい!

アメリカは日本より電力料金が安い。アメリカは年間平均走行距離3万kmで、日本の3倍。ガソリン相場は現在110円/Lくらいと日本より安いものの、長い距離を走るから非常に厳しい出費になってしまっている。電力料金と言えばガソリンのおおよそ4分の1(日本は3分の1)。大いに魅力的だ。

ちなみにアメリカも日本と同じくリーフの値下げをした。プリウスの2万4200ドルに対し、リーフ2万8800ドル。補助金を使えば(地域によって異なる)、最も高い場所でもプリウスより安くなる。このあたりの事情、日本と全く同じ。ただアメリカ人の方がランニングコストに対し冷静かつ客観的&敏感。

当面「作れるだけ売れる」ことだろう。年末になれば月販3千台レベルを超えてくる可能性すら出てきた。一方、日本は伸び悩んでしまっている。アメリカと同じくプリウスより実質的に安いのだけれど、前期型で「航続距離短い」とか「冬場の暖房が苦手」とイメージが定着しちゃったんだと思う。

とはいえ日本のユーザーだって慧眼だ。アメリカでリーフが売れ始めたというニュースに接すれば、おそらく「なんでだ?」となり、見直す動きになるとだろう。近々、改めて現行リーフの試乗レポートをお届けしたい。

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コメント

私の住んでいる地域(山陰地方)では、車は絶対にないと困る一方、使い道といえば手のひらサイズの小さな街中を自転車代わりに使用するまさに「ゲタ」。
ガソリンはレギュラーで160円前後、支出はかなり厳しいところへ持って、土地は余っているから、複数台数所有が進んでいる。
電気自動車の普及に文句のない状況が現出してきました。
ネックがあるとすれば、高齢化しつつあるドライバーは、電気自動車という新しいジャンルに拒絶反応を示しやすい、リーフはでかすぎる、といったところ。
日産と三菱の合資会社で小さな電気自動車を作り、腕利きの営業を送り込んだら、一大市場ができる可能性が高いです。
実際1日一回以上リーフとすれ違います(乗っているドライバーは若い)。

投稿: 岡田しゅんそう | 2013年7月20日 (土) 17時26分

リーフはスタイルがイマイチですよね。
カッコ悪いってわけではありません。
プリウスのようにどこかガソリン車と違う特別感の感じられるスタイリングではありません。
誤解を恐れずに言えばマーチやミラージュのように凡庸で目に入って来ないデザインです。
そこの所を何とか出来たら日本でも売れると思います。

投稿: 忍 | 2013年7月20日 (土) 17時19分

九州在住の中年親父です、国沢親分の半分信者になっています。リーフを本当に理解している自動車評論家は国沢先生だけと思います、リーフの販売が世界中で販売好調に推移すると、今までリーフに否定的だった評論家が 本当はリーフを理解していたと態度を豹変させる事が予測されます、そんな評論家のブログをチェックするのが、今から楽しみです。国沢親分 ウナギもラリーも頑張ってください。

投稿: q-isi123 | 2013年7月19日 (金) 18時09分

日本にいる私の周りだけの話ですが・・・

確かに電気自動車増えて来ました。
私も欲しいと思うようになってきています。
後は、この先5年間くらいの急速充電器料金が明確になると安心できる。

投稿: ビッケ | 2013年7月19日 (金) 12時31分

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