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2012年12月の4件の記事

2012年12月26日 (水)

バッテリー上がり

長崎からの取材から戻ってきて羽田からリーフで帰ろうと思ったら、リモコンでロック解除しようとしても無反応。あらら?  どうしたのかと思いきや、フロントガラスにメッセージ。なんとなんとルームランプが点いたままだったらしい。あちゃ~! この手のトラブル、私は3度目でございます。皆さんも経験あるかと。

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親切です

どうしようもヘチマもない。制御用バッテリーが上がると、クルマのシステムを立ち上げられない。リーフには走行用バッテリーから制御用バッテリーを充電するためのDC-DCコンバーターを持っているけれど、システムが稼働してないとダメ。起動には制御用12Vのバッテリーを必要とするのだった。

とりあえずリモコンキーに内蔵されているキーを差し込んでロックを解除。マニュアル見たら、12VバッテリーにジャンピングするだけでOKとのこと。システム立ち上がって20分くらいオフにしなければ充電も出来るという。自宅で上がったバッテリーなら簡単に回復できます。

されど出先じゃどうしようもありません。たぶん20年ぶりくらいにJAFを呼ぶ。「混んでいるので45分くらい掛かります」。仕方ない。45分くらいでJAF到着。「リーフは初めてなんですよ。でも講習は受けてます」。

といってもすでにボンネット開けてあり、カプラーも出しておいたのでジャンピングするだけ。JAF隊員、「怖いのでゴム手袋をします」と言って繋ぐ。イモビも一体になっているだろうから、リモコンでドアロックを解除すると「カシャ!」。そして始動ボタン押す。

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JAF救援ミッション、あっけなく終了

普通に起動しました。JAFの方は「エンジンが掛かっていないので妙な感じです。これで大丈夫ですかね?」。大丈夫です。プリウスでもやったことありますから。終了後、電気自動車のレスキューのアンケートを受ける。どうやら制御用バッテリー上がりの救援、初めてらしい。

項目は走行用バッテリー上がりについての質問ばかり。20分で40km走れる緊急充電はいくらが妥当かという質問に対し、会員ならプラス1000円(通常のレスキューは無料)と書いておきました。

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2012年12月13日 (木)

新型ヒーター登場!

マイナーチェンジしたリーフは『ヒートポンプ式ヒーター』を採用した。果たしてどんなシステムなのだろうか? と言っても難しい技術じゃ無い。家庭用のエアコンと全く同じロジック。簡単に言えば1)冷媒を圧縮して高温状態にする。2)熱交換器で(ヒーターコア)で暖気を取り出して室内に暖かい空気を供給。

3)温度が下がった冷媒を、さらに膨張弁で膨張させることによって温度を下げる。4)超冷たくなった冷媒をラジエターで大気を当てることにより、温度を上げる。5)最初に戻る。超冷たくなった冷媒がマイナス20度なら、5度の外気との温度差は25度。十分に外気から「熱」を吸収することが出来るのである。

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前期型のヒーター使用時。航続距離19kmも落ちる

ちなみに電熱器(PTCヒーター)は100のエネルギーを最大で100の熱にしか出来ない。ヒートポンプ式なら100のエネルギー+外気温エネルギーとなるため、使ったエネルギーより多くの熱を供給出来るのだった。ただ外気温が低くなれば、効率は悪化していく。マイナス10度にもなれば厳しい。

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ヒートポンプ式は消費量少ない。航続距離9kmしか落ちず

さらに温度下がるとヒートポンプも機能しなくなる。極低温は電熱器で沸かしたお湯を使うヒーターしかないのだった。前期型リーフは「どんな温度域でも使える電熱器にしよう」となったワケ。その後「だったらヒートポンプ式も付けたらよくね?」。大幅なコストアップとなるが、電池搭載量を増やすより安価。

かくしてベースグレード以外に採用されたヒートポンプ式ヒーターの利き具合は素晴らしい! スイッチを入れてからの立ち上がりも早い! 外気温5度くらいの東京なら2分くらいで暖かい空気が足下から出てくる。シートヒーターでお尻と背中は30秒で暖かくなる。おっとステアリングヒーターも快適だ。

ヒーターの立ち上がりが遅いプリウスのようなECOカーよりずっと早い時間で暖かくなる。私の前期型リーフは電熱器ヒーターの立ち上がり遅く、シートヒーターやステアリングヒーターも無し。新しいリーフに試乗したら天国かと思った。関東以西の太平洋側ならほぼ問題なく過ごせるようになった。

・試乗レポートは「オートックワン」で。

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2012年12月 8日 (土)

EVと太陽電池

電気自動車乗りの理想は「自前のエネルギーでクルマを走らせる」ことだと思う。実際、電気自動車に乗っている人で太陽光発電を使っている人は多い。二酸化炭素は地球温暖化とあまり関係ないと思うけれど、日本人独特の「もったいない」という概念からすれば、再生可能エネルギーって大切。

ちなみにリーフを年間1万km走らせた時の消費電力は1500kWh。一般的な4kWの家庭用の太陽光発電だと年間4千kWhの電力が出来る。今や十分に可能です。しかし! 問題はコスト。今まで15年くらい使わないと金額的なメリットがなかった。10年でペイ出来たらイッキに普及する。

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ドイツは太陽光発電が急速に普及

そんな折、ヤマダ電機が激安太陽光発電セットを発表した。3,84kWのシステムで工事代込み153万円! 私の家に取り付けた場合、国から1kWあたり4万8千円。東京都が同じく10万円。練馬区は1件あたり8万円の補助金を付けてくれる。したがって国18万4千円。都38万4千円。区8万円。

何と補助金が64万8千円。つまり88万2千円で太陽光発電装置が付いてしまう。このシステムで発電できる電力は、東京だと年間およそ4千kWh。現在の電気料金なら9万6520円分に相当する。何と! 9年でモトが取れてしまう! いや、もっと短い期間でペイ可能かもしれません。なぜか?

私の家の電力使用量を見たら年間7800kWhくらい(約20万円)。ウチ、夜間使用量を半分とすれば、昼間の電力が補える計算。夜間の10万円分を、夜だけ電気料金が安くなる『ナイト10』に切り替えれば、半額以下になる。驚いたことに年間15万円くらい浮いてしまうという寸法。こら凄い!

6年でペイし、そこから毎年15万円づつ節約でき、さらにクルマを石油や東京電力に頼ることなく稼働させられるのだった。ということで私は真剣に太陽光発電を導入しようと考えている。電気自動車って素敵だ。

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2012年12月 7日 (金)

リーフtoホーム

近所のディーラーにリーフのマイナーチェンジモデルの試乗車が入った。早速乗ってみたら、複雑な心境でございます。まず最も気になっていた電費は、前期モデルと案外変わらず。私のリーフで8km/kWhくらい走るコースを辿ってみたら「少し良くなったか?」くらいのイメージ。まぁ8,4km/kWhくらいだろうか?

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JC08で13%くらい良くなったので9km/kWhくらいまで伸びるかと思いきや、そこまでじゃありませんでした。でもリーフの航続距離は前期型でも不満の無いレベル。そいつが伸びたのだから大歓迎です(前期型ユーザーからすれば少しホッとした)。省電力タイプになったエアコンも好ましい。試乗レポートはオールアバウトで。

そうそう。初期トラブルが解決せず、しばらく販売中止になっていた『リーフtoホーム』ながら、やっとメドが付いたという。12月中には受注&出荷再開になるようだ。リーフtoホームをすでに導入していた人から「情報あったら欲しい」というメールを頂きましたが、残念ながら私も昨日進捗状況を知った次第。すみません。

ちなみに昨日、日産の広報に「最新情報が解ったら教えてください」と依頼したのだけれど、違うルートから話を聞きました。現在リーフtoホームが入っている人は、間もなくニチコンから連絡が入り、2時間程度のソフトの書き換え作業を行うという。いずれにしろこれからリーフを買うなら、リーフtoホームの導入を考えたらい。

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