リーフの電池寿命
日産はWebメディアである『オートックワン』の取材を受け「1年で10万km走ったリーフの電池容量が78%」とコメン
トした。正直な話、ショックを受けているリーフユーザーも多いことだろう。24kWhある電池容量のウチ、使えるのは95%だから22,8kWh程度。それが
17,9kWhになってしまう。このダウン率、私も予想以上でございます。
現在120km走れるとしたら、94kmまで落ちちゃう。冬場の暖房を考えたら70km。そんなに早く劣化しちゃうのだろうか? 少し検証してみた。前出の状況、最も重要な点が三つほど抜けている。電費と劣化カーブ、そして使われている環境です。10万km走ったケース、急速充電を2千回近くお行った沖縄のタクシーだという。
この件、1998年からリチウム電池の開発を担当してきた日産の宮本さんに詳しく聞いてみた。何と! 毎日平均して5~6回の急速充電を繰り返してきたそうな(トータルすると2千回近い)。しかも平均電費5km/kWh前後(10万km走るのに 2万の電力を消費している)。日産が想定してきた最悪の条件だという。
私の使い方だとリーフの電費は8km/kWhである。同じ2万kWh使った時の走行距離を計算したら16万km。また、電池の劣化は熱で促進される。 とはいえ急速充電を行っても、電池温度計で7セグメントまでなら”ほぼ”問題ないという。沖縄のタクシー、常時8とか9セグメントで使われていたらしい。私の
リーフは急速充電しても7セグメントです。
・リーフの電池寿命の記事
現在世界で最も劣化が進んでいるのは以前も紹介した通りアリゾナ。外気温45度という厳しい環境で使われているという。
左が電池温度計。写真は6セグメント点灯
気になる「普通に使った時の電池の劣化度合い」を聞いてみたら「100%保証します、ということではありませんが‥‥」という前提で「時間と走行距離の劣化は別に進行します。10万km&10年スパンのイメージでいえば1万km毎に1%。1年毎に1,5%くらだと思って頂ければ間違いないです」。1年半と7千km走ってるワタシのリーフで3%か。
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